JPH10153587A - 複合型斜角探触子 - Google Patents
複合型斜角探触子Info
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- JPH10153587A JPH10153587A JP8315034A JP31503496A JPH10153587A JP H10153587 A JPH10153587 A JP H10153587A JP 8315034 A JP8315034 A JP 8315034A JP 31503496 A JP31503496 A JP 31503496A JP H10153587 A JPH10153587 A JP H10153587A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 超音波自動探傷装置により鋼管の円周方向に
長さを有する欠陥を全面にわたって検査するために不可
欠な、欠陥検出能を低下させずに広い有効ビーム幅を有
する複合型斜角探触子を提供する。 【解決手段】 鋼管の軸長方向と円周方向とにそれぞれ
ずらして配置した凸状に湾曲した振動子群と、円周方向
にずれた振動子からの超音波ビームが鋼管の中心を向く
ように角度を設けた音響プリズムとを備えたものであ
る。
長さを有する欠陥を全面にわたって検査するために不可
欠な、欠陥検出能を低下させずに広い有効ビーム幅を有
する複合型斜角探触子を提供する。 【解決手段】 鋼管の軸長方向と円周方向とにそれぞれ
ずらして配置した凸状に湾曲した振動子群と、円周方向
にずれた振動子からの超音波ビームが鋼管の中心を向く
ように角度を設けた音響プリズムとを備えたものであ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は円筒形状の試験体
例えば金属管の超音波探傷試験に使用する水浸式の超音
波斜角探触子に関するものである。
例えば金属管の超音波探傷試験に使用する水浸式の超音
波斜角探触子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は鋼管における円周方向に長さを有
する欠陥を探傷するための従来の斜角探触子の断面図で
ある。図において1a,1b,1cは従来の斜角探触
子、2a,2b,2cは斜角探触子1a,1b,1cに
それぞれ内蔵されている平板の振動子、3a,3b,3
c,3dはアクリル樹脂等からなる音響プリズム、4
a,4b,4cは超音波ビーム、5は試験体である鋼
管、6は水等からなる接触媒体、Lは斜角探触子1aか
ら1cの鋼管5の軸長方向における寸法、W1,W2,
W3は振動子1a,1b,1cで形成される鋼管5の軸
長方向における有効ビーム幅、DZは斜角探触子1a,
1b,1cの鋼管5の軸長方向寸法Lから有効ビーム幅
Wを差し引いた未探傷幅である。
する欠陥を探傷するための従来の斜角探触子の断面図で
ある。図において1a,1b,1cは従来の斜角探触
子、2a,2b,2cは斜角探触子1a,1b,1cに
それぞれ内蔵されている平板の振動子、3a,3b,3
c,3dはアクリル樹脂等からなる音響プリズム、4
a,4b,4cは超音波ビーム、5は試験体である鋼
管、6は水等からなる接触媒体、Lは斜角探触子1aか
ら1cの鋼管5の軸長方向における寸法、W1,W2,
W3は振動子1a,1b,1cで形成される鋼管5の軸
長方向における有効ビーム幅、DZは斜角探触子1a,
1b,1cの鋼管5の軸長方向寸法Lから有効ビーム幅
Wを差し引いた未探傷幅である。
【0003】従来の斜角探触子は上記に示すようにそれ
ぞれの斜角探触子1a,1b,1cの内部にそれぞれ1
個の平板振動子2a,2b,2cが組み込まれており、
鋼管5の軸長方向において同一軸上に複数個配置され
る。1個の斜角探触子1aの動作としては振動子2aか
ら送信された超音波ビーム4aは音響プリズム3aと接
触媒体6との境界でスネルの法則に従って、所定の角度
で斜めに接触媒体6に入射し、さらに広がりながら接触
媒体6を経由して鋼管5表面に到達し、鋼管5中でさら
に広がりながら内面と外面に挟まれた肉厚内をジグザグ
に伝搬する。この時に鋼管5内の軸長方向のビームの広
がりのうち、最大感度を示す振幅から感度が−3dB、
または−6dBとなるビームの広がりが有効ビーム幅W
1となり、上記有効ビーム幅W1内に存在する欠陥は規
定の欠陥出能で検出可能である。上記有効ビーム幅W1
は一般的には欠陥検出能を確保する条件から斜角探触子
1aの鋼管5の軸長方向における寸法Lより小さくなる
ため、斜角探触子1aの鋼管5軸長方向の寸法Lで配置
された寸法内には未探傷領域DZが多く発生し、上記未
探傷領域DZを無くして鋼管5の全面を探傷する場合に
は鋼管5の搬送速度を遅くしたり、同一軸上に複数の斜
角探触子1b,1cを配置したり、鋼管5の円周方向に
複数の斜角探触子を配置させて探傷試験を行っていた。
ぞれの斜角探触子1a,1b,1cの内部にそれぞれ1
個の平板振動子2a,2b,2cが組み込まれており、
鋼管5の軸長方向において同一軸上に複数個配置され
る。1個の斜角探触子1aの動作としては振動子2aか
ら送信された超音波ビーム4aは音響プリズム3aと接
触媒体6との境界でスネルの法則に従って、所定の角度
で斜めに接触媒体6に入射し、さらに広がりながら接触
媒体6を経由して鋼管5表面に到達し、鋼管5中でさら
に広がりながら内面と外面に挟まれた肉厚内をジグザグ
に伝搬する。この時に鋼管5内の軸長方向のビームの広
がりのうち、最大感度を示す振幅から感度が−3dB、
または−6dBとなるビームの広がりが有効ビーム幅W
1となり、上記有効ビーム幅W1内に存在する欠陥は規
定の欠陥出能で検出可能である。上記有効ビーム幅W1
は一般的には欠陥検出能を確保する条件から斜角探触子
1aの鋼管5の軸長方向における寸法Lより小さくなる
ため、斜角探触子1aの鋼管5軸長方向の寸法Lで配置
された寸法内には未探傷領域DZが多く発生し、上記未
探傷領域DZを無くして鋼管5の全面を探傷する場合に
は鋼管5の搬送速度を遅くしたり、同一軸上に複数の斜
角探触子1b,1cを配置したり、鋼管5の円周方向に
複数の斜角探触子を配置させて探傷試験を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の斜角探触子1a
から1cでは内部に平板振動子2aから2cをそれぞれ
1個備えているだけであるため、鋼管5中で形成される
有効ビーム幅W1からW3が狭く、探傷条件として鋼管
5の全面を探傷する場合に、鋼管5の同一軸上、および
円周方向に多くの斜角探触子を配置させる必要があり、
その結果、斜角探触子を固定して一定条件で鋼管5との
位置関係を保つための機構装置が大型化し、さらには段
取り替えやメンテナンス性を悪くする課題があった。
から1cでは内部に平板振動子2aから2cをそれぞれ
1個備えているだけであるため、鋼管5中で形成される
有効ビーム幅W1からW3が狭く、探傷条件として鋼管
5の全面を探傷する場合に、鋼管5の同一軸上、および
円周方向に多くの斜角探触子を配置させる必要があり、
その結果、斜角探触子を固定して一定条件で鋼管5との
位置関係を保つための機構装置が大型化し、さらには段
取り替えやメンテナンス性を悪くする課題があった。
【0005】この発明は、かかる課題を解決するために
なされたものであり、欠陥検出能を低下させずに円筒形
状の試験体の軸長方向における超音波ビームのカバー率
を向上させて全面探傷を可能とし、機構装置の小型化を
図ることを目的としている。
なされたものであり、欠陥検出能を低下させずに円筒形
状の試験体の軸長方向における超音波ビームのカバー率
を向上させて全面探傷を可能とし、機構装置の小型化を
図ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明における複合型
斜角探触子においては1個の振動子で成形される有効ビ
ーム幅より若干小さい寸法だけ円筒形状の試験体の軸長
方向に振動子をずらし、かつ、上記試験体の円周方向に
おいて振動子の幅以上にずらして2個以上配置した振動
子と、上記それぞれの振動子で送受信される超音波ビー
ムが鋼管の略中心をそれぞれ向くように超音波を屈折さ
せる音響プリズムとを備えたものである。
斜角探触子においては1個の振動子で成形される有効ビ
ーム幅より若干小さい寸法だけ円筒形状の試験体の軸長
方向に振動子をずらし、かつ、上記試験体の円周方向に
おいて振動子の幅以上にずらして2個以上配置した振動
子と、上記それぞれの振動子で送受信される超音波ビー
ムが鋼管の略中心をそれぞれ向くように超音波を屈折さ
せる音響プリズムとを備えたものである。
【0007】また、この発明はそれぞれの振動子におい
ては、試験体の軸長方向に超音波が拡散するように凸状
に湾曲した振動子と、上記それぞれの振動子の取付け面
は振動子の曲率と同じ曲率を有した音響プリズムとを備
えたものである。
ては、試験体の軸長方向に超音波が拡散するように凸状
に湾曲した振動子と、上記それぞれの振動子の取付け面
は振動子の曲率と同じ曲率を有した音響プリズムとを備
えたものである。
【0008】この発明は試験体の搬送方向に対して上流
側と下流側に同一軸上にそれぞれ振動子を配置し、上流
側に配置された振動子群は上流方向に超音波を送受信
し、下流側に配置された振動子群は下流方向に超音波を
送受信するようにそれぞれの振動子群を背中合わせで固
定する音響プリズムとを備えたものである。
側と下流側に同一軸上にそれぞれ振動子を配置し、上流
側に配置された振動子群は上流方向に超音波を送受信
し、下流側に配置された振動子群は下流方向に超音波を
送受信するようにそれぞれの振動子群を背中合わせで固
定する音響プリズムとを備えたものである。
【0009】また、この発明は試験体の半径が変化した
場合でも試験体の円周方向に配置されたそれぞれの振動
子から送受信される超音波ビームが常に試験体のほぼ中
心を向くように、複合型斜角探触子の音響プリズム表面
と試験体表面間の距離を自在に可変できる昇降軸を備え
たものである。
場合でも試験体の円周方向に配置されたそれぞれの振動
子から送受信される超音波ビームが常に試験体のほぼ中
心を向くように、複合型斜角探触子の音響プリズム表面
と試験体表面間の距離を自在に可変できる昇降軸を備え
たものである。
【0010】
実施の形態1.図1a、図1b、および図1cはこの発
明の実施の形態1を示す複合型斜角探触子のそれぞれ上
から見た断面図、軸長方向における断面図、円周方向に
おける断面図である。図において10はこの発明による
複合型斜角探触子、11a,11b,11cは凸状に湾
曲して鋼管5の搬送方向において上流側に超音波を送受
信する第1群の振動子、12a,12b,12cは鋼管
5の搬送方向において下流側に超音波を送受信する凸状
に湾曲した第2群の振動子、13は上記第1群の振動子
11a,11b,11cと第2群の振動子12a,12
b,12cを固定する音響プリズム、14a,14b,
14cは振動子11a,11b,11cで送受信される
超音波ビーム、15は鋼管5の搬送方向を示す矢印、P
は第1群の振動子11a,11b,11cの配置間隔、
および第2群の振動子12a,12b,12cの鋼管5
の軸長方向における配置間隔、x1,x2,x3は各振
動子で形成される鋼管5の軸長方向の有効ビーム幅、O
は鋼管5の中心、Y1は振動子11aと12aの中心と
鋼管5の中心Oを結ぶ中心線、Y2は振動子11bと1
2bの中心と鋼管5の中心Oを結ぶ中心線、Y3は振動
子11cと12cの中心と鋼管5の中心Oを結ぶ中心
線、mはそれぞれの振動子11a,11b,11cおよ
び12a,12b,12cの幅寸法、nはそれぞれの振
動子11a,11b,11cおよび12a,12b,1
2cの円周方向に互いに隣接する間隔、θは接触媒体6
に当接する音響プリズム13表面に設けられた角度であ
る。
明の実施の形態1を示す複合型斜角探触子のそれぞれ上
から見た断面図、軸長方向における断面図、円周方向に
おける断面図である。図において10はこの発明による
複合型斜角探触子、11a,11b,11cは凸状に湾
曲して鋼管5の搬送方向において上流側に超音波を送受
信する第1群の振動子、12a,12b,12cは鋼管
5の搬送方向において下流側に超音波を送受信する凸状
に湾曲した第2群の振動子、13は上記第1群の振動子
11a,11b,11cと第2群の振動子12a,12
b,12cを固定する音響プリズム、14a,14b,
14cは振動子11a,11b,11cで送受信される
超音波ビーム、15は鋼管5の搬送方向を示す矢印、P
は第1群の振動子11a,11b,11cの配置間隔、
および第2群の振動子12a,12b,12cの鋼管5
の軸長方向における配置間隔、x1,x2,x3は各振
動子で形成される鋼管5の軸長方向の有効ビーム幅、O
は鋼管5の中心、Y1は振動子11aと12aの中心と
鋼管5の中心Oを結ぶ中心線、Y2は振動子11bと1
2bの中心と鋼管5の中心Oを結ぶ中心線、Y3は振動
子11cと12cの中心と鋼管5の中心Oを結ぶ中心
線、mはそれぞれの振動子11a,11b,11cおよ
び12a,12b,12cの幅寸法、nはそれぞれの振
動子11a,11b,11cおよび12a,12b,1
2cの円周方向に互いに隣接する間隔、θは接触媒体6
に当接する音響プリズム13表面に設けられた角度であ
る。
【0011】上記のように構成された複合型斜角探触子
10においては、第1群の振動子11a,11b,11
cおよび第2群の振動子12a,12b,12cは超音
波が拡散する凸状の湾曲形状をしているため、それぞれ
の振動子11a,11b,11cおよび12a,12
b,12cから送信された超音波ビーム14a,14
b,14cは平板振動子から送信される超音波ビーム4
a,4b,4cより広がって接触媒体6中を伝搬し、さ
らに鋼管5中で広がりながら鋼管5の内面と外面に挟ま
れた肉厚内をジグザグに伝搬し、広い有効ビーム幅W
1,W2,W3を形成する。また、第1群の振動子11
a,11b,11cおよび第2群の振動子12a,12
b,12cはそれぞれ鋼管5の円周方向において振動子
11a,11b,11cおよび12a,12b,12c
の幅寸法mに相当する寸法以上ずれた間隔nで配置さ
れ、かつ、鋼管5の軸長方向において有効ビーム幅X1
よりわずかに小さい間隔Pで配置されているため、上記
第1群のそれぞれの振動子11a,11b,11cで形
成される鋼管5の軸長方向に有効ビーム幅X1,X2,
X3は隙間なくオーバーラップして形成される。この時
に有効ビーム幅X1,X2,X3は同一軸上に形成され
ていないが、鋼管5の自動探傷では一般的に探触子の有
効ビーム幅の軌跡が鋼管5の表面を螺旋状に走査される
ように探触子と鋼管5とが相対的に移動するため、第1
群の振動子1a,1b,1cおよび第2群の振動子2
a,2b,2cはそれぞれ探触子10と鋼管5の相対的
な螺旋状の動きに沿ったように鋼管5の円周方向にずら
して配置すれば良い。
10においては、第1群の振動子11a,11b,11
cおよび第2群の振動子12a,12b,12cは超音
波が拡散する凸状の湾曲形状をしているため、それぞれ
の振動子11a,11b,11cおよび12a,12
b,12cから送信された超音波ビーム14a,14
b,14cは平板振動子から送信される超音波ビーム4
a,4b,4cより広がって接触媒体6中を伝搬し、さ
らに鋼管5中で広がりながら鋼管5の内面と外面に挟ま
れた肉厚内をジグザグに伝搬し、広い有効ビーム幅W
1,W2,W3を形成する。また、第1群の振動子11
a,11b,11cおよび第2群の振動子12a,12
b,12cはそれぞれ鋼管5の円周方向において振動子
11a,11b,11cおよび12a,12b,12c
の幅寸法mに相当する寸法以上ずれた間隔nで配置さ
れ、かつ、鋼管5の軸長方向において有効ビーム幅X1
よりわずかに小さい間隔Pで配置されているため、上記
第1群のそれぞれの振動子11a,11b,11cで形
成される鋼管5の軸長方向に有効ビーム幅X1,X2,
X3は隙間なくオーバーラップして形成される。この時
に有効ビーム幅X1,X2,X3は同一軸上に形成され
ていないが、鋼管5の自動探傷では一般的に探触子の有
効ビーム幅の軌跡が鋼管5の表面を螺旋状に走査される
ように探触子と鋼管5とが相対的に移動するため、第1
群の振動子1a,1b,1cおよび第2群の振動子2
a,2b,2cはそれぞれ探触子10と鋼管5の相対的
な螺旋状の動きに沿ったように鋼管5の円周方向にずら
して配置すれば良い。
【0012】また、鋼管5の円周方向にずらして配置し
た振動子11a,11cおよび振動子12a,12cの
超音波ビームの中心線Y1,Y3は鋼管5の中心Oを向
くように音響プリズム13の表面に所定の角度θを設け
ているため、それぞれの振動子群11a,11b,11
cおよび12a,12b,12cの中央で鋼管5の中心
O上に配置された振動子11bと12bとほぼ同じ条件
で鋼管5に対して超音波の送受信ができる。上記音響プ
リズム13の表面に設けられた角度θは、鋼管5の中心
O上に配置された振動子11b,12bと上記振動子1
1b,12bの両側に配置された振動子11a,11
c,12a,12cとのそれぞれの間隔nが一定である
ことから中心線Y1とY2に挟まれる角度、および中心
線Y3とY2に挟まれる角度βに等しくするのが良い。
すなわち、鋼管5の中心Oから音響プリズム13の表面
までの距離を一定条件にすればそれぞれの振動子11
a,11b,11c、および12a,12b,12cで
送受信される超音波は鋼管5の外径寸法によらず、常に
鋼管5の中心Oを向くことになる。
た振動子11a,11cおよび振動子12a,12cの
超音波ビームの中心線Y1,Y3は鋼管5の中心Oを向
くように音響プリズム13の表面に所定の角度θを設け
ているため、それぞれの振動子群11a,11b,11
cおよび12a,12b,12cの中央で鋼管5の中心
O上に配置された振動子11bと12bとほぼ同じ条件
で鋼管5に対して超音波の送受信ができる。上記音響プ
リズム13の表面に設けられた角度θは、鋼管5の中心
O上に配置された振動子11b,12bと上記振動子1
1b,12bの両側に配置された振動子11a,11
c,12a,12cとのそれぞれの間隔nが一定である
ことから中心線Y1とY2に挟まれる角度、および中心
線Y3とY2に挟まれる角度βに等しくするのが良い。
すなわち、鋼管5の中心Oから音響プリズム13の表面
までの距離を一定条件にすればそれぞれの振動子11
a,11b,11c、および12a,12b,12cで
送受信される超音波は鋼管5の外径寸法によらず、常に
鋼管5の中心Oを向くことになる。
【0013】但し、この場合には検査の対象となる鋼管
5の外径範囲が広がると鋼管の最小半径r1から最大半
径r2までの差だけ接触媒体6中の距離H1,H2が変
化することを伴う。尚、音響プリズム13上には鋼管5
の搬送方向15に対して上流側に超音波を送受信する第
1の振動子群11a,11b,11cと下流側に超音波
を送受信する第2の振動子群12a,12b,12cが
内蔵されているため、鋼管5の軸長方向において両側か
ら検査を実施できる。
5の外径範囲が広がると鋼管の最小半径r1から最大半
径r2までの差だけ接触媒体6中の距離H1,H2が変
化することを伴う。尚、音響プリズム13上には鋼管5
の搬送方向15に対して上流側に超音波を送受信する第
1の振動子群11a,11b,11cと下流側に超音波
を送受信する第2の振動子群12a,12b,12cが
内蔵されているため、鋼管5の軸長方向において両側か
ら検査を実施できる。
【0014】実施の形態2.図2はこの発明による実施
の形態2を示す複合型斜角探触子の円周方向断面図であ
る。図において16は鋼管5の中心Oと複合型斜角探触
子10の音響プリズム13表面との距離を可変するため
の昇降軸、Hは鋼管5表面と複合型斜角探触子10の音
響プリズム13表面間の空間距離、rは鋼管5の半径、
βは振動子11aの中心と鋼管5の中心Oを結ぶ中心線
Y1と振動子11bの中心と鋼管5の中心Oを結ぶ中心
線Y2で挟まれる角度である。
の形態2を示す複合型斜角探触子の円周方向断面図であ
る。図において16は鋼管5の中心Oと複合型斜角探触
子10の音響プリズム13表面との距離を可変するため
の昇降軸、Hは鋼管5表面と複合型斜角探触子10の音
響プリズム13表面間の空間距離、rは鋼管5の半径、
βは振動子11aの中心と鋼管5の中心Oを結ぶ中心線
Y1と振動子11bの中心と鋼管5の中心Oを結ぶ中心
線Y2で挟まれる角度である。
【0015】図3は実施の形態2を補足説明するための
図である。図の中心線AAの右側は検査範囲中における
最小径を示した図で、中心線AAの左側は検査範囲中に
おける最大径を示した図である。図において5aは最小
径の鋼管、5bは最大径の鋼管、r1は最小径の鋼管5
aの半径、r2は最大径の鋼管5bの半径、H1は最小
径の鋼管5aにおける音響プリズム13と鋼管5aとの
間の超音波伝搬距離、H2は最大径の鋼管5bにおける
音響プリズム13と鋼管5bとの間の超音波伝搬距離、
S1は鋼管5aの表面における超音波の入射点と鋼管5
aの中心線AAとの水平距離、S2は鋼管5bの表面に
おける超音波の入射点と鋼管5bの中心線AAとの水平
距離、Z1は鋼管5aの中心Oと超音波の入射点とを結
ぶ線、Z2は鋼管5bの中心Oと超音波の入射点とを結
ぶ線、β1は鋼管5aの中心Oを通る線AAと線Z1と
に挟まれる角度、β2は鋼管5bの中心Oを通る線AA
と線Z2とに挟まれる角度である。
図である。図の中心線AAの右側は検査範囲中における
最小径を示した図で、中心線AAの左側は検査範囲中に
おける最大径を示した図である。図において5aは最小
径の鋼管、5bは最大径の鋼管、r1は最小径の鋼管5
aの半径、r2は最大径の鋼管5bの半径、H1は最小
径の鋼管5aにおける音響プリズム13と鋼管5aとの
間の超音波伝搬距離、H2は最大径の鋼管5bにおける
音響プリズム13と鋼管5bとの間の超音波伝搬距離、
S1は鋼管5aの表面における超音波の入射点と鋼管5
aの中心線AAとの水平距離、S2は鋼管5bの表面に
おける超音波の入射点と鋼管5bの中心線AAとの水平
距離、Z1は鋼管5aの中心Oと超音波の入射点とを結
ぶ線、Z2は鋼管5bの中心Oと超音波の入射点とを結
ぶ線、β1は鋼管5aの中心Oを通る線AAと線Z1と
に挟まれる角度、β2は鋼管5bの中心Oを通る線AA
と線Z2とに挟まれる角度である。
【0016】上記のように構成された複合型斜角探触子
10では音響プリズム13と鋼管5表面との距離Hを自
在に可変させるための昇降軸16を備えているため、鋼
管5の外径寸法が変化した場合でも音響プリズム13と
鋼管5の表面との距離Hが大幅に変化しないようにでき
る。特に生産能力の高い鋼管5の検査では、超音波探傷
装置の高速処理が要求されるため、超音波の送信周期を
短くする必要があり、そのためには鋼管5の外径が変化
しても音響プリズム13と鋼管5の表面との距離Hが大
幅に変化しないように調整しなければならない。すなわ
ち、音響プリズム13と鋼管5の表面間の接触媒体6で
ある水等の液体媒体は超音波の伝搬速度が鋼管5中を伝
搬する横波の約1/2程度と遅いため、距離Hが長くな
り過ぎと超音波の送信周期を短くできなくなり、その結
果鋼管5の生産能力に見合った高速の探傷処理ができな
くなることを避けるために、昇降軸16により音響プリ
ズム13と鋼管5表面との距離を可変させることが必要
となる。
10では音響プリズム13と鋼管5表面との距離Hを自
在に可変させるための昇降軸16を備えているため、鋼
管5の外径寸法が変化した場合でも音響プリズム13と
鋼管5の表面との距離Hが大幅に変化しないようにでき
る。特に生産能力の高い鋼管5の検査では、超音波探傷
装置の高速処理が要求されるため、超音波の送信周期を
短くする必要があり、そのためには鋼管5の外径が変化
しても音響プリズム13と鋼管5の表面との距離Hが大
幅に変化しないように調整しなければならない。すなわ
ち、音響プリズム13と鋼管5の表面間の接触媒体6で
ある水等の液体媒体は超音波の伝搬速度が鋼管5中を伝
搬する横波の約1/2程度と遅いため、距離Hが長くな
り過ぎと超音波の送信周期を短くできなくなり、その結
果鋼管5の生産能力に見合った高速の探傷処理ができな
くなることを避けるために、昇降軸16により音響プリ
ズム13と鋼管5表面との距離を可変させることが必要
となる。
【0017】上記のように構成された複合探触子10で
は鋼管5の中心Oと音響プリズム13との距離(H+
r)が常に一定値でなくなるように昇降軸16で距離H
を可変するため鋼管5の中心Oから円周方向にずれて配
置された例えば振動子11a,11cから送信された超
音波は鋼管5の中心Oからずれてしまう現象が生じるこ
とになるが、上記超音波ビームの鋼管5中心Oからずれ
たことによる感度低下を超音波の指向性で許容できる値
として例えば3dB以内になるように距離Hを調整すれ
ば実用的には問題なく使用ができる。
は鋼管5の中心Oと音響プリズム13との距離(H+
r)が常に一定値でなくなるように昇降軸16で距離H
を可変するため鋼管5の中心Oから円周方向にずれて配
置された例えば振動子11a,11cから送信された超
音波は鋼管5の中心Oからずれてしまう現象が生じるこ
とになるが、上記超音波ビームの鋼管5中心Oからずれ
たことによる感度低下を超音波の指向性で許容できる値
として例えば3dB以内になるように距離Hを調整すれ
ば実用的には問題なく使用ができる。
【0018】また、いくつかの条件のもとで複合探触子
10の音響プリズムに設けられた角度θと鋼管の最小半
径r1、鋼管の最大半径r2、距離H1,H2の関係を
以下に求める。音響プリズム13表面に設けられた角度
θと距離H1,H2、振動子の間隔n、水平距離S1,
S2との間には(1)式の関係が成立する。 sinθ=(n−S1)/H1=(n−S2)/H2 (1)
10の音響プリズムに設けられた角度θと鋼管の最小半
径r1、鋼管の最大半径r2、距離H1,H2の関係を
以下に求める。音響プリズム13表面に設けられた角度
θと距離H1,H2、振動子の間隔n、水平距離S1,
S2との間には(1)式の関係が成立する。 sinθ=(n−S1)/H1=(n−S2)/H2 (1)
【0019】また、線AAと線Z1とに挟まれる角度β
1と線AAと線Z2とに挟まれる角度β2と鋼管の半径
r1,r2、鋼管の中心線AAと超音波入射点間の水平
距離S1,S2との間には(2)(3)式が成立する。 sinβ1=S1/r1 (2) sinβ2=S2/r2 (3)
1と線AAと線Z2とに挟まれる角度β2と鋼管の半径
r1,r2、鋼管の中心線AAと超音波入射点間の水平
距離S1,S2との間には(2)(3)式が成立する。 sinβ1=S1/r1 (2) sinβ2=S2/r2 (3)
【0020】鋼管5a,5bへの超音波の入射角度は最
小径ではβ1−θ、最大径ではθ−β2で与えられる。
ここで例えば周波数5MHz、振動子の寸法が8mm、
接触媒体6を常温の水と仮定すると最大値より3dB感
度低下する角度は約0.7゜である。すなわち、鋼管5
a,5bへの入射角度は音響プリズム13表面の角度θ
に対して±0.7゜位の幅以内になるようにすれば実用
的に問題ない条件で使用できることになる。また他の条
件として鋼管5の中心からずれて配置された振動子の間
隔n=10mm、鋼管5aの最小半径r1=50mm、
鋼管5bの最大半径r2=200mm、最小半径r1を
有する鋼管5aと音響プリズム13との距離H1=20
0mm、最大半径r2を有する鋼管5bと音響プリズム
13との距離H2=100mmとした場合のθとβ1と
β2の関係を表1に示す。
小径ではβ1−θ、最大径ではθ−β2で与えられる。
ここで例えば周波数5MHz、振動子の寸法が8mm、
接触媒体6を常温の水と仮定すると最大値より3dB感
度低下する角度は約0.7゜である。すなわち、鋼管5
a,5bへの入射角度は音響プリズム13表面の角度θ
に対して±0.7゜位の幅以内になるようにすれば実用
的に問題ない条件で使用できることになる。また他の条
件として鋼管5の中心からずれて配置された振動子の間
隔n=10mm、鋼管5aの最小半径r1=50mm、
鋼管5bの最大半径r2=200mm、最小半径r1を
有する鋼管5aと音響プリズム13との距離H1=20
0mm、最大半径r2を有する鋼管5bと音響プリズム
13との距離H2=100mmとした場合のθとβ1と
β2の関係を表1に示す。
【0021】
【表1】
【0022】すなわち、上記表1の上段に記載されるθ
と下段に記載されるθが同じ値を示し、かつ、β1−θ
の値とθ−β2の絶対値が0.7゜より小さい値を示す
ことが必要条件となり、表1の条件では音響プリズム1
3の表面に設けられた角度がθは2.3゜の時となる。
と下段に記載されるθが同じ値を示し、かつ、β1−θ
の値とθ−β2の絶対値が0.7゜より小さい値を示す
ことが必要条件となり、表1の条件では音響プリズム1
3の表面に設けられた角度がθは2.3゜の時となる。
【0023】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果を有する。
れているので、以下に記載されるような効果を有する。
【0024】1個の振動子で形成される有効ビーム幅よ
り若干小さい寸法だけ円筒形状の試験体の軸長方向にず
れ、かつ試験体の円周方向に振動子の幅以上にずらして
配置した2個以上の複数個の振動子が備えられているた
め、S/N比を大幅に低下させずに試験体の軸長方向に
おいて広い有効ビームを得ることができる。
り若干小さい寸法だけ円筒形状の試験体の軸長方向にず
れ、かつ試験体の円周方向に振動子の幅以上にずらして
配置した2個以上の複数個の振動子が備えられているた
め、S/N比を大幅に低下させずに試験体の軸長方向に
おいて広い有効ビームを得ることができる。
【0025】複数個配置されたそれぞれの振動子は鋼管
の軸長方向に超音波が拡散するように凸状に湾曲した形
状をしているため、試験体の軸長方向において広い有効
ビーム幅を得ることが可能となる。
の軸長方向に超音波が拡散するように凸状に湾曲した形
状をしているため、試験体の軸長方向において広い有効
ビーム幅を得ることが可能となる。
【0026】試験体の搬送方向に対して上流側の下流側
の両方向に超音波を送受信できるように第1の振動子群
と第2の振動子群を備えているため、超音波を試験体の
軸長方向の両側に超音波を送受信でき、より精密な超音
波探傷試験を行うことにより信頼性の高い検査結果を提
供できる。
の両方向に超音波を送受信できるように第1の振動子群
と第2の振動子群を備えているため、超音波を試験体の
軸長方向の両側に超音波を送受信でき、より精密な超音
波探傷試験を行うことにより信頼性の高い検査結果を提
供できる。
【0027】探触子の昇降軸を備えているため、試験体
の半径が変化した場合でも探触子表面と試験体表面との
距離を自在に可変させることにより、高速な探傷処理を
可能とし、かつ円周方向にずれて配置された振動子から
送受信される超音波ビームを試験体のほぼ中心に向かせ
ることができることにより、欠陥検出能を低下させない
探触子を提供できる。
の半径が変化した場合でも探触子表面と試験体表面との
距離を自在に可変させることにより、高速な探傷処理を
可能とし、かつ円周方向にずれて配置された振動子から
送受信される超音波ビームを試験体のほぼ中心に向かせ
ることができることにより、欠陥検出能を低下させない
探触子を提供できる。
【0028】なお、上記の複合型斜角探触子では、試験
体の搬送方向に対して第1の振動子群は上流側に、第2
の振動子群は下流側にそれぞれ超音波を送受信する配置
を説明したが、第1の振動子群を下流側に、第2の振動
子群を上流側にそれぞれ超音波が送受信されるように配
置しても同様な効果が得られることは言うまでもない。
体の搬送方向に対して第1の振動子群は上流側に、第2
の振動子群は下流側にそれぞれ超音波を送受信する配置
を説明したが、第1の振動子群を下流側に、第2の振動
子群を上流側にそれぞれ超音波が送受信されるように配
置しても同様な効果が得られることは言うまでもない。
【図1】 この発明の実施の形態1の複合型斜角探触子
を示す図である。
を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態2の複合型斜角探触子
の円周方向断面図である。
の円周方向断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態2を補足説明する図で
ある。
ある。
【図4】 従来の斜角探触子の軸方向断面図である。
10 複合型斜角探触子、11a〜11c 第1群の湾
曲振動子、12a〜12c 第2群の湾曲振動子、13
音響プリズム、16 昇降軸。
曲振動子、12a〜12c 第2群の湾曲振動子、13
音響プリズム、16 昇降軸。
Claims (4)
- 【請求項1】 円筒形状の試験体の軸長方向に横波を斜
めに伝搬させて検査を行う超音波探傷装置に用いる超音
波斜角探触子において、1個の振動子で形成される試験
体軸長方向の有効ビーム幅より小さい寸法だけ振動子の
それぞれを試験体の軸長方向にずらして配置し、かつ、
上記それぞれの振動子は試験体の円周方向に振動子の幅
以上にずれて配置された複数個の振動子と、上記それぞ
れの振動子の試験体との対応面に備えられ、それぞれの
振動子から送受信される超音波ビームが試験体の円周方
向において試験体の略中心を向くように超音波ビームを
屈折させる音響プリズムとを備えたことを特徴とする複
合型斜角探触子。 - 【請求項2】 上記振動子として、試験体の軸長方向に
超音波が拡散するように凸状に湾曲した振動子を用い、
かつ上記音響プリズムとして上記それぞれの振動子の取
付け面が上記振動子の湾曲と同じ曲率を有した音響プリ
ズムを用いたことを特徴とする請求項1記載の複合型斜
角探触子。 - 【請求項3】 試験体の搬送方向に対して上流側に配置
された振動子は上流方向に超音波を送受信し、下流側に
配置された振動子は下流方向のそれぞれに超音波を送受
信するように同一軸上で背中合わせに配置したことを特
徴とする請求項1記載の複合型斜角探触子。 - 【請求項4】 試験体の半径の変化に応じて上記複合型
斜角探触子の音響プリズムの表面と試験体表面間の距離
を可変できる昇降軸を備えたことを特徴とする請求項1
記載の複合型斜角探触子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8315034A JPH10153587A (ja) | 1996-11-26 | 1996-11-26 | 複合型斜角探触子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8315034A JPH10153587A (ja) | 1996-11-26 | 1996-11-26 | 複合型斜角探触子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10153587A true JPH10153587A (ja) | 1998-06-09 |
Family
ID=18060634
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8315034A Pending JPH10153587A (ja) | 1996-11-26 | 1996-11-26 | 複合型斜角探触子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10153587A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006003150A (ja) * | 2004-06-16 | 2006-01-05 | Nippon Steel Corp | 斜角探触子及び超音波探傷装置 |
WO2010058784A1 (ja) * | 2008-11-19 | 2010-05-27 | 住友金属工業株式会社 | 溶接部の超音波探傷方法及び装置 |
WO2010058783A1 (ja) * | 2008-11-19 | 2010-05-27 | 住友金属工業株式会社 | 超音波探傷方法及び装置 |
CN102375076A (zh) * | 2010-08-17 | 2012-03-14 | 台湾积体电路制造股份有限公司 | 扫描设备 |
JP2014185895A (ja) * | 2013-03-22 | 2014-10-02 | Jfe Steel Corp | 超音波探傷の探触子および超音波探傷方法 |
-
1996
- 1996-11-26 JP JP8315034A patent/JPH10153587A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006003150A (ja) * | 2004-06-16 | 2006-01-05 | Nippon Steel Corp | 斜角探触子及び超音波探傷装置 |
CN102282462A (zh) * | 2008-11-19 | 2011-12-14 | 住友金属工业株式会社 | 超声波探伤方法及装置 |
WO2010058783A1 (ja) * | 2008-11-19 | 2010-05-27 | 住友金属工業株式会社 | 超音波探傷方法及び装置 |
JP2010122072A (ja) * | 2008-11-19 | 2010-06-03 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 超音波探傷方法及び装置 |
JP2010230692A (ja) * | 2008-11-19 | 2010-10-14 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 溶接部の超音波探傷方法及び装置 |
JP4614150B2 (ja) * | 2008-11-19 | 2011-01-19 | 住友金属工業株式会社 | 溶接部の超音波探傷方法及び装置 |
WO2010058784A1 (ja) * | 2008-11-19 | 2010-05-27 | 住友金属工業株式会社 | 溶接部の超音波探傷方法及び装置 |
CN102282463A (zh) * | 2008-11-19 | 2011-12-14 | 住友金属工业株式会社 | 焊接部的超声波探伤方法及装置 |
JPWO2010058784A1 (ja) * | 2008-11-19 | 2012-04-19 | 住友金属工業株式会社 | 溶接部の超音波探傷方法及び装置 |
US8387462B2 (en) | 2008-11-19 | 2013-03-05 | Sumitomo Metal Industries, Ltd. | Method and apparatus for ultrasonic testing of weld zones |
US8393218B2 (en) | 2008-11-19 | 2013-03-12 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation | Ultrasonic testing method and apparatus |
CN102375076A (zh) * | 2010-08-17 | 2012-03-14 | 台湾积体电路制造股份有限公司 | 扫描设备 |
JP2014185895A (ja) * | 2013-03-22 | 2014-10-02 | Jfe Steel Corp | 超音波探傷の探触子および超音波探傷方法 |
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