JP2014185895A - 超音波探傷の探触子および超音波探傷方法 - Google Patents

超音波探傷の探触子および超音波探傷方法 Download PDF

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Abstract

【課題】円柱状試験体であっても試験体内部に超音波を収束させることができる超音波探傷の探触子を提供すること。
【解決手段】本発明にかかる超音波探傷の探触子1は、超音波を発する振動子3および該振動子3を配置するウェッジ2の振動子面Sが曲率をもって湾曲してなり、振動子面Sの曲率をなす円の中心は、ウェッジ2を円柱状試験体Rに対向配置させた時の円柱状試験体Rの側にあり、振動子面Sは、ウェッジ2の試験体側面Sで、入射する超音波が円柱状試験体Rの円周方向に広がらないように曲率を有してなることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、超音波探傷の探触子および超音波探傷方法に関する。
従来より、非破壊検査の一つとして、超音波探傷が知られている。超音波探傷とは、試験体内部に超音波を入射し、その超音波の反射波または透過波を検出することにより、試験体内部の疵を検出する方法のことをいう。
超音波探傷における超音波の射出方法として、フェーズドアレイ法による超音波探傷方法がある。フェーズドアレイ法とは、アレイ状に配置された振動子から位相を遅延させた超音波を射出することにより、超音波の射出方向を制御する方法である。フェーズドアレイ法によれば、振動子の位置を変えずに探傷位置を走査すること、および超音波を収束させることができるなどの利点がある(非特許文献1参照)。
山本優一郎著 「超音波フェイズドアレイの基本原理」溶接学会誌 2005年 第74巻 第4号
しかしながら、ロールのような円柱状試験体にフェーズドアレイ法を適用しようとすると、超音波が円柱状試験体の内部に入射する際に屈折してしまい、探傷部位に超音波を収束させることが困難となる。とくに、鉄鋼製造プロセスに用いられるテーブルロール等の中実の回転体では、回転体の側面(ロールの場合はロール胴部)から超音波を入射して回転体の軸受部や歯車外歯の圧入部を探傷する場合、回転体の側面と軸受部や歯車外歯の圧入部とでは径が2倍程度異なるので、超音波が周方向に広がってしまう影響が大きくなる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、その目的は、円柱状試験体であっても試験体内部に超音波を収束させることができる超音波探傷の探触子および超音波探傷方法を提供することにある。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる超音波探傷の探触子は、ウェッジを介して円柱状試験体の側面から該円柱状試験体の内部に超音波を入射する超音波探傷の探触子であって、超音波を発する振動子および該振動子を配置する前記ウェッジの振動子面が曲率をもって湾曲してなり、該振動子面の曲率をなす円の中心は、前記ウェッジを前記円柱状試験体に対向配置させた時の前記円柱状試験体の側にあり、前記振動子面は、前記ウェッジの試験体側面で、入射する超音波が前記円柱状試験体の円周方向に広がらないように曲率を有してなる、ことを特徴とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる超音波探傷方法は、上期の探触子を用いて、円柱状試験体の側面から該円柱状試験体の内部に超音波を入射し、該円柱状試験片の内部の疵を検知することを特徴とする。
本発明にかかる超音波探傷の探触子および超音波探傷方法は、円柱状試験体であっても試験体内部に超音波を収束させることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施形態にかかる超音波探傷の探触子の概略構成を示す模式図である。 図2は、本発明の実施形態にかかるウェッジおよび振動子の三面図である。 図3は、従来の超音波探傷の探触子の概略構成を示す模式図である。 図4は、従来の探触子を用いた場合の超音波の伝播を示すウェッジおよびロールの断面図である。 図5は、本発明の実施形態にかかる探触子を用いた場合の超音波の伝播を示すウェッジおよびロールの断面図である。 図6は、本発明の実施形態にかかる探触子を用いた場合の超音波の伝播を示すウェッジおよびロールの軸方向断面図である。 図7は、湾曲した振動素子により超音波が収束する状態を示す模式図である。 図8は、湾曲した振動素子により超音波が収束する状態を示す模式図である。 図9は、ロールの段付部の超音波探傷方法を示すロール断面図である。 図10は、ロールの軸受部の超音波探傷方法を示すロール断面図である。 図11は、ベアリングの圧入部近傍の段付部を探傷領域としたときの、圧入エコーの発生状況を示す図であり、(a)は超音波探傷を行ったロールの形状を示す断面図、(b)は比較例による超音波写真、(c)は本発明の実施形態による超音波写真である。 図12は、一日に診断可能なロール本数を比較したグラフである。
以下に、本発明の実施形態にかかる超音波探傷の探触子および超音波探傷方法を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態により本発明が限定されるものではない。
〔超音波探傷の探触子〕
図1、図2は、本発明の実施形態にかかる超音波探傷の探触子の概略構成を示す模式図である。図1に示されるように、本発明の実施形態にかかる超音波探傷の探触子1は、主要構成要素として、ウェッジ2と振動子3とを備える。また、一般的な超音波探傷の探触子1と同様に、本発明の実施形態にかかる超音波探傷の探触子1は、振動子3の背面に吸音材を設け、ウェッジ2、振動子3、および吸音材などの構成要素を内包する筐体を備える。
図1には、本発明の実施形態にかかる超音波探傷の探触子1と共に、ロールRが記載されている。図2は、本発明の実施形態にかかるウェッジ2の三面図である。図2には、(a)正面図、(b)側面図、および(c)上面図が記載されている。ロールRは、本発明の実施形態にかかる超音波探傷の探触子1を用いた超音波探傷方法を適用する円柱状試験体の一例であり、以下では、ロールRを円柱状試験体の一例として、本発明の実施形態の説明を行う。
ウェッジ2は、ロールRに対向させる試験体側面Sと振動子3を配置する振動子面Sとを有する曲面を含む多面体により構成されている。本実施形態では、試験体側側面Sは、ロールRと接触する接触面として構成されている。ウェッジ2は、振動子3から射出された超音波がロールRに対して斜めに入射するように超音波を導く媒体である。すなわち、本発明の実施形態にかかる超音波探傷の探触子1は、いわゆる斜角探触子と呼ばれる探触子の一態様となっている。
振動子3は、電気エネルギーを音響エネルギーへ変換、およびその逆変換を行う能動素子である。図1、図2に示されるように、本発明の実施形態にかかる振動子3は、ロールRの軸方向DRからロールRの軸を含む面内で角度θ(図2(b)参照)だけ傾斜させた方向に複数の振動素子3を配列して構成されている。それぞれの振動素子3は、ロールRの軸方向が直交する面内で湾曲してなる形状とされ、それらの曲率は、曲率をなす円の中心がウェッジ2をロールRの側面に対向配置させた時(超音波探傷の実行時)にはロールR側に存在するようにされている。そして、ウェッジ2の振動子面Sは振動素子3と同様の曲率を持って湾曲している。
図2の(a)正面図に示されるように、本発明の実施形態にかかるウェッジ2のロールRとの対向面をなす接触面(試験体側面)Sと振動子面Sとは、曲率半径が異なっている。例えば、接触面Sの曲率半径をrとし、振動子面Sの曲率半径をrとした場合、下式が成り立つ。
< r ・・・(1)
また、本発明の実施形態にかかるウェッジ2の接触面Sは、ロールRに接触させるので、接触面Sの曲率半径rとロールRの半径rとほぼ等しい。すなわち、式(1)と合わせて、下式が成り立つ。
< r ・・・(2)
さらに、本発明の実施形態にかかるウェッジ2の振動子面Sは、ロールRの内部に超音波を収束させるため、振動子面Sの曲率半径rが、ロールRの直径φよりも小さいことが好ましい。この場合、下式が成り立つ。
< φ ・・・(3)
図2の(b)側面図に示されるように、本発明の実施形態にかかるウェッジ2の振動子面Sは、斜角θが設けられ、振動子3から射出された超音波がロールRに対して斜めに入射されるように構成されている。
図2の(c)上面図に示されるように、本発明の実施形態にかかる振動子3は、上述したとおりの曲率をなす湾曲した振動素子3をロールRの軸方向DRからロールRの軸を含む面内で角度θ(図2(b)参照)だけ傾斜させた方向に複数配列して構成されている。そして、本発明の実施形態にかかる振動子3は、各振動素子3に異なる位相遅延を与えて超音波を射出することができる。
〔設計例〕
ここで、本発明の実施形態にかかる探触子1の設計例について説明する。ただし、以下に掲げる設計例は、胴部の直径φが500mmのロールRに対して最適化された設計例であり、本発明の実施に際しては、ロールRの形状等に応じて各値が適切に設計されるべきものである。
以下に掲げる表は、本発明の実施形態にかかる探触子1の設計例の仕様の抜粋である。
Figure 2014185895
上記表に示されるように、本設計例における探触子1の入斜角は32.6度である。すなわち、ウェッジ2の振動子面Sは、ロールの表面に対して32.6度の角度をなしている。また、ウェッジ2の接触面Sは、ロールの表面に接するので、ウェッジ2の振動子面Sと接触面Sとのなす角も32.6度となる。
先述のように、本発明の実施形態にかかる振動子3は、ロールRの軸方向から角度θだけ傾けた方向(以下、単に配列方向とも云う)に振動素子3を並べた振動子(以下、リニアアレイ振動子3とも云う)により構成されている。本設計例のリニアアレイ振動子3は、この振動素子3が配列方向に32ライン並べられることにより構成されている。
本設計例におけるウェッジ2の振動子面Sの曲率半径は、306mmである。ウェッジ2の接触面Sの曲率半径は、ロールの表面に接するので、ロールの曲率半径に一致し、250mmである。したがって、本発明の実施形態にかかるウェッジ2の接触面Sと振動子面Sとは、曲率半径が異なっており、先述の式(1)および(2)を充たす。
=r < r ・・・(1),(2)
また、振動子面Sの曲率半径である306mmは、ロールの直径である500mmよりも小さい。すなわち、本設計例におけるウェッジ2は、先述式(3)も充たす。
< φ ・・・(3)
なお、本設計例におけるウェッジ2の振動子面Sの曲率半径は、一定の値としているが、各振動素子3に対して最適な曲率半径となるように、ウェッジ2の振動子面Sを自由曲面加工することも可能である。例えば、各振動素子3に対して最適な曲率半径は異なる。したがって、更なる測定精度の向上のために、各振動素子3に対して最適な曲率半径とすることも可能である。
〔作用〕
ここで、上記説明した本発明の実施形態にかかるウェッジ2の形状について、超音波の伝播に対する作用を説明する。そこで、本発明の実施形態にかかるウェッジ2の作用を明確にするために、従来のウェッジ2の形状およびその超音波の伝播に対する作用を参照する。
図3は、従来の超音波探傷の探触子の概略構成を示す模式図であり、図4は、従来のウェッジを用いた場合の超音波の伝播を示すウェッジおよびロールの断面図である。図5は、本発明の実施形態にかかるウェッジを用いた場合の超音波の伝播を示すウェッジおよびロールの断面図である。
図3に示されるように、従来の超音波探傷の探触子1も主要構成要素として、ウェッジ2と振動子3とを備える。しかしながら、従来の超音波探傷の探触子1のウェッジ2は、振動子面Sが平坦である。その結果、図4に示されるように、各振動素子3から放射された超音波は、ウェッジ2とロールRとの間の界面により屈折し、超音波の波面が広がってしまう。この現象は、ウェッジ2内よりもロールR内の方が超音波の伝播速度が速いので、界面に斜めに入射した超音波が屈折してしまうことにより発生する。
一方、図5に示されるように、本発明の実施形態にかかるウェッジ2を用いた場合、振動子面Sが平坦ではなく湾曲しており、振動子面Sの曲率をなす円の中心は、前記ウェッジを前記円柱状試験体に対向配置させた時の前記円柱状試験体の側にある。さらに、振動子面Sの曲率半径とウェッジの試験体側面Sの曲率半径とは、該試験体側面で入射する超音波が前記円柱状試験体の円周方向に広がらないように設定されている。これにより、各振動素子3から放射された超音波がロールR内に収束する。
図6は、本発明の実施形態にかかるウェッジ2を用いた場合の超音波の伝播を示すウェッジおよびロールRの軸方向断面図である。図6に示されるように、本発明の実施形態にかかる振動子3は、振動素子3をロールRの軸方向から角度θだけ傾けた方向に並べることにより構成されている。そして、各振動素子3に異なる位相遅延を与えて超音波を放射することができるので、いわゆるフェーズドアレイ法による超音波の射出方向制御を行うことができる。
すなわち、図6に示されるように、本発明の実施形態にかかる探触子1は、ロールRの軸方向に傾斜して各振動素子3に位相遅延量を付与することにより、ロールRの軸方向に傾斜して超音波を射出することができる。さらに、ロールRの軸方向に傾斜して射出された超音波は、ウェッジ2とロールRとの間の界面により屈折し、ロールRの軸方向にさらに傾斜されて伝播してゆく。したがって、本発明の実施形態にかかる探触子は、探傷すべき箇所の真上に配置されなくても、適切に所望位置の探傷を行うことができる。また、フェーズドアレイ法による超音波の射出方向制御では、振動素子3に対する位相遅延の制御を行なうことによりロールRの軸を含む面内で超音波の収束点を変化させることができる。つまり、図6に実線で示したように超音波の収束点をPとすることもできるし、破線で示したように超音波の収束点をPとすることもできる。本発明の実施形態にかかる探触子1のこの性質は、後に詳述するように、ロールの胴部からロールの軸受部を探傷する際に大いに役立つ。
一方、図5に示したように、ロールRの軸方向から見たときには、超音波の収束点は振動素子の曲率とウェッジの試験体側面(ロールとの接触面)の曲率によってある位置に定まる。したがって、それぞれの振動素子3について、ロールRの疵の有無を検査すべき探傷域内に探傷点Pを設定したときに、この探傷点から振動素子3の任意の点までの超音波が伝播する音響的距離が一定となるように、振動子面Sの曲率半径とウェッジの試験体側面の曲率半径とが設定されているようにすることが好ましい。このように振動子面Sの曲率半径とウェッジの試験体側面の曲率半径とを設定すれば、個々の振動素子からの超音波が探傷域で収束したものとなる。
図7はこの例を示す模式図である。図7では、振動素子3として、振動素子3l1と振動素子3l2の2つのみを示し、その他の振動素子は省略している。超音波が、探傷点PからロールRの内部を伝搬しロールRとウェッジ2との接触面で屈折した後、振動素子3l1の任意の点まで伝播する際の音響的距離は一定値L1としてある。図7の例では、探傷点Pから振動素子3l1内の点P1Aまでの経路X1における音響的距離と、探傷点Pから振動素子3l1内の点P1Bまでの経路X2における音響的距離がともにL1である場合を示している。したがって、ロールRの軸方向から見たときに、振動素子3l1からの超音波は探傷点Pにて収束する。
また、超音波が、探傷点PからロールRの内部を伝搬しロールRとウェッジ2との接触面で屈折した後、振動素子3l2の任意の点まで伝播する際の音響的距離は一定値L2としてある。図7の例では、探傷点Pから振動素子3l2内の点P2Aまでの経路Y1における音響的距離と、探傷点Pから振動素子3l2内の点P2Bまでの経路Y2における音響的距離がともにL2である場合を示している。したがって、ロールRの軸方向から見たときに、振動素子3l2からの超音波は探傷点Pにて収束する。
このように、振動素子3のそれぞれについて、ロールR(円柱状試験体)の疵の有無を検査すべき探傷域内に設定した探傷点Pから各振動素子の任意の点までの前記超音波が伝播する音響的距離が一定となるように、その曲率半径が設定されていることで、それぞれの振動素子3からの超音波を探傷点に収束させることができ、探傷域においては検出感度の高い探傷を行なうことが可能となる。ここで、先述のとおり、ロール軸方向の超音波の収束は、位相遅延量の制御により行なうことができるので、L1とL2の値は等しい必要はない。
なお、探傷点Pから振動素子の任意の点までの音響的距離を一定としようとすると、振動素子の湾曲は単純な円弧でない曲線に沿うこととなるが、探傷点Pから音響的距離が一定となる曲線に近似した円弧としても、探傷点Pの近傍領域である探傷域において十分な超音波の収束は得られる。
また、図7に例示したように、配列された振動素子3の全てについて、探傷点Pから振動素子内の任意の点までの音響的距離を一定にする場合、配列された振動素子3同士では、その曲率が異なるものとなる。そのため、振動子面の形状が複雑になり、ウェッジや振動素子の設計や加工が難しくなる。そこで、配列された振動素子3のうちの少なくとも一つの振動素子3lxは、ロールRの疵の有無を検査すべき探傷域にある探傷点Pから振動素子3lxの任意の点までの超音波が伝播する音響的距離が一定となるようにし、この音響的距離が一定とされた振動素子3lxと同一形状の振動素子を配列するよう構成してもよい。
図8はこの例を示す模式図である。振動素子3lxについては、ロールRの軸方向から見たときの超音波の収束が探傷点Pに生じるように設定されている。すなわち、探傷点Pから振動素子3lx内の任意の点までの音響的距離が一定とされている。そして、配列されたその他の振動素子3lnは、振動素子3lxと同一形状のものとしてある。したがって、振動素子3lnからの超音波の収束点は探傷点Pからは軸方向にずれた点Qとなる。しかしながら、点Qの探傷点Pからの距離は、振動素子3lxと振動素子3lnとの距離のおよそ等しくなるため、それほど遠い訳ではなく、よって、振動素子3lnからの超音波は探傷点Pにおいて完全に収束はしないものの探傷点Pの近傍にて収束するので、探傷点Pの近傍領域である探傷域において検出感度の高い探傷を行なうことが可能となる。
〔超音波探傷方法〕
ここで、上記説明した本発明の実施形態にかかる超音波探傷の探触子を用いた超音波探傷方法について説明する。
図9は、ロールの段付部の超音波探傷方法を示すロール断面図である。図9に示されるように、一般的なロールRには軸受部の周辺に段付部Rが存在する。そして、この段付部Rには、ロールの形状および負荷のかかる力の方向に起因して、ロールの胴部側に傾いた亀裂が発生しやすい。図9には、このようなロールの胴部側に傾いた亀裂の例として、亀裂Cが記載されている。
ここで、段付部R1の近傍の胴部側を探傷域として設定し、湾曲した振動素子の超音波のロールRの軸方向から見たときの収束域が探傷域と重なるように、ロール胴部の軸方向位置に探触子1を配置する。また、配列した複数の振動素子からの超音波がロールの軸方向で探傷域に収束するように、振動素子の配列方向に関して相異する位相遅延を与えて超音波を放射する。このとき、図9に示されるように、ロールRの胴部から超音波を入射する超音波探傷では、図中破線で示した探触子1から直接探傷域に到達する経路で、探傷域に対して超音波を収束させると、探触子1から射出された超音波の伝播方向(図中破線)と亀裂Cとの方向が平行に近くなってしまう場合がある。この場合、超音波の亀裂破面における反射率の低下、および亀裂端部エコーの検出が困難であるなどの結果、亀裂Cを精度よく超音波探傷することができない。
そこで、探触子1から射出された超音波をロールRの側面にて反射させてから、亀裂Cの箇所を超音波探傷する方法が考えられる。図9に示されるように、ロールRの側面にて反射させてから亀裂Cに超音波を照射した場合、亀裂Cの投影面積が大きくなるので、亀裂Cの探傷精度が向上するからである。したがって、配列した複数の振動素子からの超音波がロールRの側面で反射した後に探傷域で収束するように前記位相遅延を与えることで、亀裂Cの探傷精度を向上できる。この超音波探傷方法において、本発明の実施形態にかかる超音波探傷の探触子を用いた場合、探触子1から射出された超音波がロールRの界面で屈折して広がることなく、長い路程においても良好に収束するので、亀裂Cを高精度に超音波探傷することが可能となる。
図10は、ロールの軸受部の超音波探傷方法を示すロール断面図である。図10に示されるように、一般的なロールRの軸受部にはベアリング4が圧入されている。図10に示されるベアリング4の例では、ロールRの段付部R1に当て付けるように段付部Rにベアリング4が圧入されている。ベアリング4が圧入された段付部Rの段付部Rとは反対側にはさらに段付部Rがあることが多く、この段付部Rの段付部R側のコーナーから亀裂Cが発生することも多い。
このような状況で、段付部Rの段付部R側コーナー近傍を探傷域Eとして設定し、コーナーからロールの胴部側に傾いた亀裂の探傷を行なう場合に、ロールRの側面にて反射させてから亀裂Cに超音波を照射しようとすると、超音波を反射させるべきロールRの側面はベアリング4の圧入部分となる。一方、探触子からの超音波には、ロールRの側面を透過するものもある。そして、ロールRの側面を透過した超音波からは、ベアリングの形状エコー(以下、圧入エコーと云う)が得られる。
図3に示した、湾曲していない振動素子を配列した場合、これら振動素子に位相遅延を与えて複数の振動素子3からの超音波をロールRの側面で反射させて探傷域Eに収束させた場合、超音波の収束が不十分であるため圧入エコーの幅が大きく、亀裂Cによるエコーとの区別ができなかった。すなわち、亀裂Cによるエコーが検出されたとしても、その場所が圧入エコーのある場所と重なってしまい、亀裂Cの有無が判別できなかった。
一方、振動素子3を湾曲させ、各振動素子からの超音波が軸受部近傍に収束するようにした場合、圧入エコーの幅を小さくでき、亀裂Cによるエコーと圧入エコーとの重なりが回避でき、亀裂Cによるエコーと圧入エコーとを判別することが可能となる。
図11は、この効果を示すための図であり、(a)は実際に超音波探傷を行なったロールRの形状を示す断面図、(b)は振動素子3を湾曲させない直線形ものとして探傷を行なった場合の超音波写真、(c)は振動素子3を湾曲させて振動素子3からの超音波を軸受部近傍に収束させて探傷を行なった場合の超音波写真である。ここで、図11(b)、(c)の超音波写真は、図11(a)におけるA部分のものである。また、探傷に用いたロールRは亀裂Cが存在していないものである。
図11(b)からわかるように、振動素子3を湾曲させずに振動素子3からの超音波を軸受部近傍に収束させていない場合には、圧入エコーが大きいことがわかる。これに対し、図11(c)に示すように振動素子3を湾曲させ、振動素子3からの超音波を軸受部近傍に収束させた場合には、圧入エコーが小さくなっている。破線で示したように亀裂Cが発生していることを想定すると、この写真において亀裂Cからのエコーは実線で示した位置に現れる。図11(c)に示した場合は、亀裂Cエコーが現れる位置には圧入エコーが認められていないので、亀裂Cが存在した場合には、亀裂Cの検出が可能であることがわかる。一方、図11(b)の場合は亀裂Cが発生した場合にエコーが現れる位置には、圧入エコーがあるため、亀裂Cの検出は困難である。
本発明の実施形態にかかる超音波探傷の探触子を用いた場合、長い路程においても良好に超音波が収束するので、ロールRの側面にて超音波を反射させてからベアリングが圧入されている段差部近傍に探傷領域Eを設定して、段差部から発生する亀裂Cを探傷する場合であっても、圧入エコーと亀裂エコーとの判別がしやすくなる。
本発明の実施形態にかかる超音波探傷の探触子を用いた超音波探傷方法では、長い路程においても良好に超音波が収束するので、ロールRの胴部からロールRの軸受部を探傷することができる。したがって、ロールRの軸受部のベアリング4等を取り外すことなく、ロールRの軸受部を探傷する。結果、本発明の実施形態にかかる超音波探傷の探触子を用いた超音波探傷方法では、ロールRの保全診断にかかる作業効率が大幅に改善し、一日に診断可能なロールの本数が増える。
図12は、本発明および従来技術の実施形態にかかる超音波探傷方法による、一日に診断可能なロール本数を比較したグラフである。図12に示されるように、従来技術の実施形態にかかる超音波探傷方法では、一日に診断可能なロール本数が5本であったものが、本発明の実施形態にかかる超音波探傷方法では、16本に向上している。
以上より、本発明の実施形態にかかる超音波探傷の探触子1は、超音波を発する振動子および振動子3を配置するウェッジの振動子面Sが曲率をもって湾曲してなり、振動子面の曲率をなす円の中心は、ウェッジをロールRに対向配置させた時のロールRの側にあり、さらに振動子面は、試験体側面Sで入射する超音波がロールRの円周方向に広がらないように曲率を有してなるので、ロールRの内部に超音波を収束させることができる。
また、本発明の実施形態にかかる超音波探傷の振動子3は、ロールRの軸方向または軸を含む面内で傾けた方向に、振動子面Sの曲率と同じ曲率をもって湾曲した複数の振動素子3を配列して構成され、振動素子3のそれぞれは、ロールRの軸方向または軸を含む面内で傾けた方向に関して相異する位相遅延を与えられて超音波を放射するので、探傷すべき箇所の真上に配置されなくても、適切に所望位置の探傷を行うことができる。
なお、以上説明した実施形態では、被検査体がロールRであるが、本発明はこれに限らず円柱状試験体であれば探傷を行なうことができる。但し、本発明は上述のとおり、軸受部を有する円柱状試験体において、軸受部の探傷を行なう際に特に有用であるので、円柱状試験体がロールのような中実の回転体であるときに特に効果がある。また、中実の回転体では、ベアリングの他、歯車外歯が圧入される場合もある。歯車外歯が圧入される場合であっても、円柱状試験体の側面で超音波を反射させて疵の検査を行う場合には、歯車外歯の圧入部近傍の亀裂を探傷したい場合には、圧入エコーと亀裂エコーとの区別をできるようにすることが必要となり、したがって、この場合においても本願発明は特に有用となる。つまり、本発明の探触子は、ベアリングや歯車外歯が圧入される中実の回転体の探傷において、特に有利な効果が発現する。
また、上述の実施形態では、ウェッジ2のロールRとの接触面S(試験体側面)の曲率がロールRの曲率と同一である例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、試験体側面Sの曲率がロールの曲率より大きい場合には、接触媒質をロールRとウェッジ2との隙間に充填することで、良好な探傷を行なうことができる。
また、上述の実施形態では、接触面Sの曲率半径rよりも、振動子面Sの曲率半径rが大きい場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、高屈折角で探傷を行なう場合には、接触面Sの曲率半径rよりも振動子面Sの曲率半径rを小さくすることで、良好に超音波を収束させることができる。
1 探触子
2 ウェッジ
3 振動子
振動素子
4 ベアリング
R ロール(円柱状試験体)

Claims (10)

  1. ウェッジを介して円柱状試験体の側面から該円柱状試験体の内部に超音波を入射する超音波探傷の探触子であって、
    超音波を発する振動子および該振動子を配置する前記ウェッジの振動子面が曲率をもって湾曲してなり、該振動子面の曲率をなす円の中心は、前記ウェッジを前記円柱状試験体に対向配置させた時の前記円柱状試験体の側にあり、
    前記振動子面は、前記ウェッジの試験体側面で、入射する超音波が前記円柱状試験体の円周方向に広がらないように曲率を有してなる、ことを特徴とする超音波探傷の探触子。
  2. 前記振動子面の曲率半径は、前記円柱状試験体の直径よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の超音波探傷の探触子。
  3. 前記振動子は、前記円柱状試験体の軸方向または軸を含む面内で傾けた方向に、前記振動子面の曲率と同じ曲率をもって湾曲した複数の振動素子を配列して構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の超音波探傷の探触子。
  4. 前記振動素子から発せられた超音波が、前記円柱状試験体の疵の有無を検査すべき探傷域で収束するように、前記振動素子の曲率が設定されてなることを特徴とする請求項3に記載の超音波探傷の探触子。
  5. 前記振動素子のそれぞれは、前記円柱状試験体の軸方向または軸を含む面内で傾けた方向に関して相異する位相遅延を与えられて超音波を放射し、複数の振動素子からの超音波を、前記円柱状試験体の疵の有無を検査すべき探傷域に収束可能であることを特徴とする請求項3または4に記載の超音波探傷の探触子。
  6. 前記円柱状試験体が中実の回転体であり、前記探傷域が該中実の回転体のベアリングあるいは歯車外歯の圧入部近傍であることを特徴とする請求項4または5に記載の超音波探傷の探触子。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の超音波探傷の探触子を用い、円柱状試験体の側面から該円柱状試験体の内部に超音波を入射し、前記円柱状試験体の疵を検知することを特徴とする超音波探傷方法。
  8. 請求項5に記載の超音波探傷の探触子を用い、円柱状試験体の側面から該円柱状試験体の内部に超音波を入射して円柱状試験体の疵を検知するに際し、該円柱状試験体の内部に探傷域を設定し、該探傷域に複数の振動素子からの超音波が収束するように前記位相遅延を与えて、該探傷域の疵を検知することを特徴とする超音波探傷方法。
  9. 前記位相遅延は、前記円柱状試験体の入射された超音波を前記円柱状試験体の側面にて反射して前記探傷域に達する経路にて、前記超音波が収束するように行なうことを特徴とする請求項8に記載の超音波探傷方法。
  10. 前記円柱状試験体が中実の回転体であり、該中実の回転体のベアリングあるいは歯車外歯の圧入部近傍に前記探傷域を設定することを特徴とする請求項8または9のいずれかに記載の超音波探傷方法。
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