JPH10152771A - 半導体成膜装置 - Google Patents

半導体成膜装置

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JPH10152771A
JPH10152771A JP31473796A JP31473796A JPH10152771A JP H10152771 A JPH10152771 A JP H10152771A JP 31473796 A JP31473796 A JP 31473796A JP 31473796 A JP31473796 A JP 31473796A JP H10152771 A JPH10152771 A JP H10152771A
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JP
Japan
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chamber
wafer
metal particles
target
wafers
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Application number
JP31473796A
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English (en)
Inventor
Yoshifumi Nobe
善史 野辺
Tsukasa Shirasaka
司 白坂
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 チャンバ内に飛散する金属粒子が、ウェーハ
上に金属薄膜を形成せずにチャンバ内壁表面に付着する
のを防止して、金属粒子を無駄に消費することのない半
導体成膜装置を提供する。 【解決手段】 スパッタチャンバ14内に、複数枚のウ
ェーハ20を支持可能としたウェーハホルダ25,2
6,27,28,29を設け、スパッタチャンバ14内
に金属粒子を飛散させてウェーハ20上に薄膜を形成す
る。金属粒子は、金属ターゲット24からプラズマイオ
ンによりスパッタされる金属粒子であって、ウェーハ2
0は、金属ターゲット24の対向面及びプラズマ発生領
域の周囲側面に複数枚設置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チャンバ内に金属
粒子を飛散させてウェーハ上に薄膜を形成する半導体成
膜装置に関する。特に、ウェーハを支持するウェーハホ
ルダは複数枚のウェーハを支持可能とした半導体成膜装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、チャンバ内にウェーハを支持する
ウェーハホルダを設け、チャンバ内に金属粒子を飛散さ
せてウェーハ上に物理的に薄膜を形成する半導体成膜装
置が知られている。
【0003】このような物理的成膜方法を用いる半導体
製造装置として、マグネトロン・スパッタ装置が実用化
されている。図6に示すように、マグネトロン・スパッ
タ装置は、真空空間を形成するスパッタチャンバ1内
に、カソード2と、カソード2の対向方向に離間して1
個のウェーハホルダ3を有している。カソード2には、
マグネット4が装着されるとともにウェーハホルダ3に
対向する面に金属ターゲット5が装着され、陽極を兼ね
るウェーハホルダ3にはウェーハ6が装着される。スパ
ッタチャンバ1内にアルゴン(Ar)等の不活性ガスを
導入し両極間に電圧を印加すると、マグネット4の磁界
の印加により金属ターゲット5上に高密度のプラズマが
発生し、プラズマ中の正イオンが陰極上の金属ターゲッ
ト5表面に衝突して金属粒子が弾き出される。弾き出さ
れた金属粒子は、ウェーハ6上に堆積し金属薄膜を形成
する。金属薄膜の形成は、ウェーハ6を1枚ずつウェー
ハホルダ3にセットして行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、金属タ
ーゲット5の表面から弾き出された金属粒子は、ウェー
ハ6に向かうばかりでなくウェーハ6の周囲や金属ター
ゲット5の近傍にも飛散する。ウェーハ6の周囲や金属
ターゲット5の近傍に飛散した金属粒子は、ウェーハ6
の表面に付着せずスパッタチャンバ1の内壁や配管、配
線その他の部品表面に付着して付着粒子7となる。
【0005】このように、スパッタチャンバ1の内壁表
面に付着した付着粒子7はウェーハ6上に金属薄膜を形
成しないので、金属粒子を無駄に消費してしまうという
問題点があった。
【0006】また、付着粒子7がスパッタチャンバ1の
内壁表面に長期間付着し続けると、図7に示すように、
時間が経つに連れてその付着粒子7が内壁表面から剥が
れパーティクルとなってウェーハ6の上に落下してしま
うという問題点もあった。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、チャンバ内に飛散する金属粒子が、ウェーハ上に金
属薄膜を形成せずにチャンバ内壁表面に付着するのを防
止して、金属粒子を無駄に消費することのない半導体成
膜装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明においては、チャンバ内にウェーハを支持す
るウェーハホルダを設け、前記チャンバ内に金属粒子を
飛散させて前記ウェーハ上に薄膜を形成する半導体成膜
装置において、前記ウェーハホルダは複数枚のウェーハ
を支持可能としたことを特徴とする半導体成膜装置を提
供する。
【0009】上記構成によると、複数枚のウェーハを支
持するウェーハホルダにより、飛散する金属粒子を受け
止めるウェーハの面積が増えて金属粒子がチャンバ内壁
表面に向かうのが遮られる。これにより、チャンバ内に
飛散する金属粒子が、ウェーハ上に金属薄膜を形成せず
にチャンバ内壁表面に付着するのが防止され、金属粒子
を無駄に消費することがない。この場合、ウェーハホル
ダは1枚ずつウェーハを支持し、複数のウェーハホルダ
を備えてもよいし、或いは1つのウェーハホルダが複数
枚のウェーハを支持するように構成してもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】好ましい実施の形態においては、
前記金属粒子は、スパッタ装置におけるターゲットから
プラズマイオンによりスパッタされる金属粒子であっ
て、前記ウェーハは、前記ターゲットの対向面及びプラ
ズマ発生領域の周囲側面に複数枚設置されることを特徴
としている。
【0011】この構成により、上述した半導体成膜装置
をスパッタ装置に適用することができ、スパッタ装置に
おいて、ターゲットの対向面及びプラズマ発生領域の周
囲側面に複数枚設置されたウェーハにより、飛散する金
属粒子がチャンバ内表面に向かうのが遮られ、金属粒子
を無駄に消費することがない。
【0012】別の、好ましい実施の形態においては、前
記金属粒子は、蒸着装置における蒸発源から加熱されて
飛散する金属粒子であることを特徴としている。
【0013】この構成により、上述した半導体成膜装置
を真空蒸着装置に適用することができ、真空蒸着装置に
おいて、飛散する金属粒子がチャンバ内壁表面に向かう
のが遮られ、金属粒子を無駄に消費することがない。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、本発明の一実施例に係る半導体成膜装
置を備えた真空処理装置の概略構成図である。図2は、
本発明の一実施例に係る半導体成膜装置を側面から見た
説明図である。図3は、図2に示す半導体成膜装置をタ
ーゲット側から見た説明図である。
【0015】本発明の一実施例に係る半導体成膜装置
は、真空処理装置に備えられている。図1に示すよう
に、この真空処理装置は、中央のチャンバ連結室10
と、その周囲に設けた3つの第1、第2、第3プロセス
チャンバ13,14,15により構成される。この例で
は、第1プロセスチャンバ13はプレヒートチャンバで
あり、第2プロセスチャンバ14はスパッタチャンバで
あり、第3プロセスチャンバ15は高周波エッチングチ
ャンバである。チャンバ連結室10には中継室11を介
して真空予備室12が連結する。チャンバ連結室10と
中継室11及び各プロセスチャンバ13,14,15と
の間、及び中継室11と真空予備室12との間は、それ
ぞれ開閉可能な扉16を設けた開口部を介して連通して
いる。扉16の閉時、各室及び各チャンバは密閉状態に
なる。各プロセスチャンバ13,14,15には、液化
ガスを利用して真空を得るクライオポンプ17が備わ
る。また、真空予備室12及びチャンバ連絡室10にも
真空装置(図示せず)が接続される。これにより、ウェ
ーハ処理時に、ウェーハを真空状態で装置外部から各プ
ロセスチャンバ内に搬入し、処理終了後は装置内を真空
状態に保ったままウェーハを外部に搬出することができ
る。
【0016】チャンバ連結室10の中央部には、アーム
18を備えたアームロボット19が設置されている。こ
のアームロボット19は回転可能に形成されている。ア
ーム18は、先端にウェーハ20を把持することができ
るとともに、各チャンバ13,14,15に対し進出退
避可能に形成されている。アーム18の進出時、その先
端は開口部から各チャンバ13,14,15内に進入
し、先端に把持したウェーハ20を各チャンバ13,1
4,15内の所定位置に置くことができる。
【0017】チャンバ連絡室10と真空予備室12の間
には、ウェーハ20を搬送する図示しない搬送手段が設
けられている。この搬送手段により、真空予備室12か
らチャンバ連絡室10のアームロボット19へ及びその
逆に随時ウェーハ20を搬送することができる。
【0018】図2及び図3に示すように、本発明に係る
スパッタチャンバ(第2プロセスチャンバ)14は、矩
形の箱型に形成され、天井面14aにカソード21が設
けられている。カソード21内にはマグネット22が装
着され、カソード21のチャンバ内部側端面には、バッ
キングプレート23を介して金属ターゲット24が装着
されている。金属ターゲット24には、アルミニウム
(Al)、チタン(Ti)、タングステン(W)、銅
(Cu)或いはその他の重金属等が用いられる。
【0019】金属ターゲット24から離間して対向する
底面14bには、底ウェーハホルダ25が支柱25aを
介して設置されている(図2参照)。同様に、底面14
bを囲む4つの側面である前側面14cと、後側面14
dと、左側面14eと、右側面14fにも、それぞれ前
ウェーハホルダ26が支柱26aを介し、後ウェーハホ
ルダ27が支柱27aを介し、左ウェーハホルダ28が
支柱28aを介し、右ウェーハホルダ29が支柱29a
を介しそれぞれ設置されている(図3参照)。これによ
り、金属ターゲット24の対向面及びその周囲の前後左
右面、即ちターゲット前面に形成される空間(プラズマ
発生領域)の周囲5面は、5つのウェーハホルダ25,
26,27,28,29により囲まれた状態になる。各
ウェーハホルダ25,26,27,28,29は、円板
状に形成され、上面に載置した被膜対象であるウェーハ
20を支持するとともに、陽極を兼ねている。
【0020】上記構成を有するプロセスチャンバにおい
て、ウェーハに薄膜を形成する場合を以下に説明する。
【0021】真空のスパッタチャンバ14内に、アルゴ
ン(Ar)等の不活性ガスを導入し、カソード21と各
ウェーハホルダ25,26,27,28,29の両極間
に電圧を印加すると、マグネット22の磁界の印加によ
り金属ターゲット24上に高密度のプラズマが発生す
る。発生したプラズマ中の正イオンが陰極上の金属ター
ゲット24の表面に衝突し、金属粒子が弾き出される。
金属ターゲット24から弾き出された金属粒子は、金属
ターゲット24に含有される金属結晶の方位差によって
あらゆる方向に飛散する(図2参照)。
【0022】飛散する金属粒子は、金属ターゲット24
の対向面に設置された底ウェーハホルダ25、及びプラ
ズマ発生領域の周囲側面に設置された各ウェーハホルダ
26,27,28,29にそれぞれ支持された5枚のウ
ェーハ20に衝突する。5枚のウェーハ20に衝突した
金属粒子は、各ウェーハ20上に堆積し金属薄膜を形成
する。
【0023】このように、金属ターゲット24から弾き
出された金属粒子は、飛散方向を取り囲むように配置さ
れた各ウェーハホルダ25,26,27,28,29に
より、飛散する金属粒子がスパッタチャンバ14の内壁
表面に向かうのが遮られ、各ウェーハ20に堆積してス
パッタチャンバ14の内壁表面には殆ど届かない。
【0024】従って、金属ターゲット24からスパッタ
されてスパッタチャンバ14内に飛散する金属粒子は、
殆ど全て有効にウェーハ表面に付着して薄膜を形成し、
スパッタチャンバ14の底面14bや前側面14cや後
側面14dや左側面14eや右側面14f等のチャンバ
内壁表面には殆ど付着しない。このため、スパッタチャ
ンバ14の内壁表面に付着する付着粒子24aがパーテ
ィクルとなってウェーハ20の上に落下することが極力
防止できる。
【0025】なお、スパッタ処理において、各ウェーハ
ホルダ25,26,27,28,29の配置状態や金属
粒子の飛散状況により、若干の付着粒子24aの発生は
避けられない(図2参照)が、その量は従来に比べて大
幅に少ない。
【0026】この半導体成膜装置を備えた真空処理装置
による半導体製造工程の一例を以下に説明する。
【0027】先ず、真空予備室12から中継室11を経
てチャンバ連絡室10にウェーハ20が順次搬送され
る。このウェーハ20には、例えば前工程でコンタクト
ホールが形成されている。チャンバ連絡室10に搬送さ
れたウェーハ20は、アームロボット19によりチャン
バ連絡室10から第1プロセスチャンバ(プレヒートチ
ャンバ)13に送り込まれ、各ウェーハ20が予備加熱
される。
【0028】プレヒート処理されたウェーハ20は、ア
ームロボット19によりプロセスチャンバ13から取り
出された後、高周波エッチングチャンバ15内に送り込
まれる。高周波エッチングチャンバ15内で、ウェーハ
20はエッチング処理され、コンタクトホール底面に残
る酸化膜が除去されてアルミニウム配線層を露出させ
る。
【0029】次に、エッチング処理されたウェーハ20
は、アームロボット19により高周波エッチングチャン
バ13から取り出された後、スパッタチャンバ14内に
送り込まれる。スパッタチャンバ14内には、5枚のウ
ェーハ20が送り込まれ、各ウェーハホルダ25,2
6,27,28,29に装着される。
【0030】続いて、スパッタチャンバ14内に5枚の
ウェーハ20がセットされたのを確認した後、スパッタ
処理を行う。このスパッタ処理により、5枚のウェーハ
20に同時に金属薄膜が形成され、コンタクトホールの
穴埋めが行われる。各ウェーハホルダ25,26,2
7,28,29に5枚のウェーハ20がセットされるこ
とにより、前述のように飛散する金属粒子は殆ど全て5
枚のウェーハ20上に堆積して金属薄膜を形成する。
【0031】このようにして、1回のスパッタ処理によ
る1個の金属ターゲットのターゲットライフ中に、同時
に複数枚のウェーハ20の成膜が可能となる。
【0032】図4は、ターゲット消費量とウェーハ処理
枚数との関係をグラフで表わした説明図である。図4に
おいて、x軸はターゲット消費量(kW・h)、y軸は
スパッタ処理枚数(枚)、x1は処理開始時、x2はタ
ーゲットライフ終了時、aは本実施例に係るスパッタチ
ャンバ14によるウェーハの処理枚数、bは従来の1個
のウェーハホルダを設けたスパッタチャンバによるウェ
ーハの処理枚数をそれぞれ示している。
【0033】本実施例の場合、5個のウェーハホルダ2
5,26,27,28,29を設けているので、同時に
5枚のウェーハ20のスパッタ処理が可能となり、1個
のターゲットによるウェーハ処理枚数は従来のスパッタ
チャンバと比べて、5倍(a=5b)に増加する。
【0034】また、図5に示すように、スパッタ処理中
にスパッタチャンバ14の内表面から剥がれ落ちてウェ
ーハ20上に付着するパーティクル数を減少させること
ができる。
【0035】図5は、ターゲット消費量とパーティクル
数との関係をグラフで表わした説明図である。図5にお
いて、x軸はターゲット消費量(kW・h)、y軸はパ
ーティクル数(個)、x1は処理開始時、x2はターゲ
ットライフ終了時、cは本実施例に係るスパッタチャン
バ14によるパーティクル数、dは従来の1個のウェー
ハホルダを設けたスパッタチャンバによるパーティクル
数をそれぞれ示している。
【0036】本実施例の場合、5個のウェーハホルダ2
5,26,27,28,29を設けているので、5個の
ウェーハホルダ25,26,27,28,29がマスク
となってスパッタチャンバ14の内壁表面への金属粒子
の付着を防止することができ、従来のスパッタチャンバ
と比べて、剥がれ落ちるパーティクル数を格段に少なく
することができる。とりわけ、従来は、ターゲットライ
フ終了時が近付くに連れて大幅に増えたパーティクル数
が、ほぼ横這いで推移する。
【0037】次に、スパッタ処理されたウェーハ20
は、アームロボット19によりスパッタチャンバ14か
ら取り出された後、真空予備室12を経て順次次の工程
に送り出される。
【0038】なお、本実施例において、スパッタチャン
バ14はマグネトロン・スパッタ装置であったが、他の
スパッタ装置でもよく、或いは金属粒子が蒸発源から加
熱されて飛散する真空蒸着装置でもよい。
【0039】また、スパッタチャンバ14には、5個の
ウェーハホルダ25,26,27,28,29を設置し
たが、ウェーハホルダの配置状態や配置数はこれに限る
ものではない。例えば、底ウェーハホルダ25と各ウェ
ーハホルダ26,27,28,29との隙間を無くすよ
うに配置してもよく、同一面に複数個並設してもよい。
このように、底ウェーハホルダ25と各ウェーハホルダ
26,27,28,29との隙間を無くすように配置す
れば、スパッタチャンバ14の内壁表面に付着する付着
粒子24aを殆ど無くすことができる。
【0040】また、上述した半導体成膜装置を備えた真
空処理装置による半導体製造工程において、スパッタチ
ャンバ14だけでなく、プレヒートチャンバ13や高周
波エッチングチャンバ15においても同様に複数枚(こ
の例では5枚)のウェーハを同時に処理することによ
り、金属粒子を無駄に消費することがないのに加えて、
より効率的な処理が可能になる。
【0041】更に、チャンバの種類及び配置は上記実施
例に限るものではなく、必要に応じて蒸着チャンバやプ
レヒートチャンバ等任意の種類のチャンバを任意に配置
してもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る半導
体成膜装置によれば、チャンバ内にウェーハを支持する
ウェーハホルダを設け、前記チャンバ内に金属粒子を飛
散させて前記ウェーハ上に薄膜を形成する半導体成膜装
置において、前記ウェーハホルダは複数枚のウェーハを
支持可能としたので、複数枚のウェーハを支持するウェ
ーハホルダにより、飛散する金属粒子を受け止めるウェ
ーハの面積が増えて、ターゲットの金属が全て有効に薄
膜形成のために使用され生産性が向上する。また、金属
粒子がチャンバ内壁表面に向かうのが遮られチャンバ内
壁表面に届かないため、チャンバ内壁表面への金属粒子
の付着が抑制され、付着した金属粒子の剥がれによるウ
ェーハ汚染が防止されて品質の向上及び歩留りの向上が
図られる。また、前記金属粒子は、ターゲットからプラ
ズマイオンによりスパッタされる金属粒子であって、前
記ウェーハは、前記ターゲットの対向面及びプラズマ発
生領域の周囲側面に複数枚設置される構成を有すれば、
上述した半導体成膜装置をスパッタ装置に適用すること
ができ、スパッタ装置において、ターゲットの対向面及
びプラズマ発生領域の周囲側面に複数枚設置されたウェ
ーハにより、飛散する金属粒子がチャンバ内表面に向か
うのが遮られ、金属粒子を無駄に消費することがない。
【0043】また、前記金属粒子は、蒸発源から加熱さ
れて飛散する金属粒子である構成とすれば、上述した半
導体成膜装置を真空蒸着装置に適用することができ、真
空蒸着装置において、飛散する金属粒子がチャンバ内表
面に向かうのが遮られ、金属粒子を無駄に消費すること
がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る半導体成膜装置を備
えた真空処理装置の概略構成図。
【図2】 本発明の一実施例に係る半導体成膜装置を側
面から見た説明図。
【図3】 図2に示す半導体成膜装置をターゲット側か
ら見た説明図。
【図4】 ターゲット消費量とウェーハ処理枚数との関
係をグラフで表わした説明図。
【図5】 ターゲット消費量とパーティクル数との関係
をグラフで表わした説明図。
【図6】 従来のスパッタ装置の構成図。
【図7】 従来のスパッタ装置内壁へのスパッタ粒子付
着状態の説明図。
【符号の説明】
10:チャンバ連結室、11:中継室、12:真空予備
室、13:プロセスチャンバ、14:スパッタチャン
バ、15:高周波エッチングチャンバ、16:扉、1
7:クライオポンプ、18:アーム、19:アームロボ
ット、20:ウェーハ、21:カソード、22:マグネ
ット、23:バッキングプレート、24:金属ターゲッ
ト、25:底ウェーハホルダ、26:前ウェーハホル
ダ、27:後ウェーハホルダ、28:左ウェーハホル
ダ、29:右ウェーハホルダ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チャンバ内にウェーハを支持するウェーハ
    ホルダを設け、前記チャンバ内に金属粒子を飛散させて
    前記ウェーハ上に薄膜を形成する半導体成膜装置におい
    て、 前記ウェーハホルダは複数枚のウェーハを支持可能とし
    たことを特徴とする半導体成膜装置。
  2. 【請求項2】前記金属粒子は、スパッタ装置におけるタ
    ーゲットからプラズマイオンによりスパッタされる金属
    粒子であって、前記ウェーハは、前記ターゲットの対向
    面及びプラズマ発生領域の周囲側面に複数枚設置された
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体成膜装置。
  3. 【請求項3】前記金属粒子は、蒸着装置における蒸発源
    から加熱されて飛散する金属粒子であることを特徴とす
    る請求項1に記載の半導体成膜装置。
JP31473796A 1996-11-26 1996-11-26 半導体成膜装置 Pending JPH10152771A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012184490A (ja) * 2011-03-08 2012-09-27 Nissan Motor Co Ltd 被膜形成装置

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JP2012184490A (ja) * 2011-03-08 2012-09-27 Nissan Motor Co Ltd 被膜形成装置

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