JPH10110267A - スパッタ装置及びコリメータ付着物の処理方法 - Google Patents

スパッタ装置及びコリメータ付着物の処理方法

Info

Publication number
JPH10110267A
JPH10110267A JP26628696A JP26628696A JPH10110267A JP H10110267 A JPH10110267 A JP H10110267A JP 26628696 A JP26628696 A JP 26628696A JP 26628696 A JP26628696 A JP 26628696A JP H10110267 A JPH10110267 A JP H10110267A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
collimator
target
sputtering apparatus
gas
plasma
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP26628696A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3905584B2 (ja
Inventor
Michio Ariga
美知雄 有賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Applied Materials Inc
Original Assignee
Applied Materials Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Applied Materials Inc filed Critical Applied Materials Inc
Priority to JP26628696A priority Critical patent/JP3905584B2/ja
Publication of JPH10110267A publication Critical patent/JPH10110267A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3905584B2 publication Critical patent/JP3905584B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スパッタ装置におけるコリメータ下面側の付
着物の剥離を効果的に防止する手段を提供する。 【解決手段】 本発明のスパッタ装置10は、真空チャ
ンバ50と、ウェハを支持するペディスタル70と、タ
ーゲット60と、Arガス等を供給するガス供給手段5
4,55と、ターゲット60及びペディスタル70の間
に配置されたコリメータ62と、ペディスタル70及び
コリメータ62の間に配置可能であってコリメータ62
に対して負電位に維持可能なTi製シャッタディスクS
とを備える。かかる構成では、コリメータ62及びシャ
ッタディスクS間のArガスをプラズマ化すると、スパ
ッタによりシャッタディスクSから高エネルギTi粒子
が放出され、コリメータ62下面に衝突する。これによ
り、コリメータ62下面に付着したTiN膜等の付着物
が有効に封じ込められ、付着物の剥離が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コリメータを有す
るスパッタ装置に関し、特に、コリメータに付着した付
着物の剥離を防止する手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体デバイスの高集積化、微細
化の進展に伴い、金属配線形成技術の分野においては多
層配線構造に関する技術が急速に進んでいる。例えば、
アルミニウム膜を配線層とした場合、その下地層として
窒化チタン膜(TiN膜)を形成するのが一般的となっ
ている。
【0003】TiN膜の成膜は、通常、反応性スパッタ
技術を用いて行っている。すなわち、真空処理チャンバ
内にアルゴン(Ar)と窒素(N2)の混合ガスを導入
し、チタン(Ti)製のターゲットからスパッタされた
Tiを処理チャンバ内のN2と反応させてTiNを形成
し、このTiNを半導体ウェハ上に堆積させて成膜を行
うこととしている。
【0004】また、金属配線形成技術においては、近年
のデザインルールの細線化に伴い、十分なボトムカバレ
ッジ率を確保すべく、ターゲットと半導体ウェハとの間
にコリメータと呼ばれる多数の孔を有する円板を設置す
る方法、いわゆるコリメーションスパッタ法が採用され
る傾向にある。コリメーションスパッタ法は、スパッタ
粒子をコリメータの孔に通すことで、指向性が実質的に
ないに等しいスパッタ粒子に単一の指向性をもたせ、半
導体ウェハ上に主として垂直方向成分のスパッタ粒子の
みを堆積するようにしたものである。
【0005】ところで、上述したような成膜技術を用い
てTiN膜を半導体ウェハ上に形成する際、スパッタ粒
子は半導体ウェハのみならず、真空処理チャンバ内のシ
ールドやコリメータ等にも付着してTiN膜を形成す
る。半導体ウェハ以外に形成されたTiN膜は発塵源と
なるため、従来一般には、連続したTiNの成膜プロセ
スの間にTiのみを成膜するペースティングプロセスを
入れ、シールド等に付いたTiN膜をTi膜で封じ込め
ることとしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のTiによるペー
スティングは、ターゲットに対向する面に形成されたT
iN膜の剥離防止手段としては簡便な方法であり、効果
的なものである。しかしながら、コリメータの下面(タ
ーゲットとは反対側の面)に形成されたTiN膜に対し
ては十分な剥離防止効果がないという問題点があった。
これは、コリメータ下面のTiN膜及びTi膜がいずれ
も、ガス中の拡散のみにて付着して形成される膜である
ため、付着力が弱く不安定な膜となっているからであ
る。また、粒子が付着した際に膜中の表面拡散が殆ど起
こらないため、膜中に空孔等が生じ、低密度で脆弱な膜
となっていることにも原因があると考えられる。このた
め、従来においては、ペースティングを繰り返し行って
も、コリメータ上面のTiN膜は完全に封じ込まれた状
態であるにも拘らず、コリメータ下面のTiN膜が剥離
する恐れが出てくるため、早期にコリメータを交換する
必要があった。
【0007】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的はコリメータ下面の付着物の剥離を効
果的に防止する手段を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明によるスパッタ装置は、真空チャンバと、真空
チャンバ内で基板を支持するための支持手段と、支持手
段により支持された基板の表面に対向するように設けら
れたターゲットと、ターゲット及び支持手段の間の空間
にプロセスガスを供給するガス供給手段と、空間に供給
されるプロセスガスをプラズマ化するプラズマ化手段
と、ターゲット及び支持手段の間に配置されたコリメー
タと、支持手段とコリメータとの間に配置可能な移動体
と、移動体をコリメータに対して負電位にすることがで
きる電位手段とを備えることを特徴としている。
【0009】かかる構成において、ターゲットと支持手
段との間にプラズマを発生させた後、支持手段とコリー
メータとの間に配置された例えば表面がTiからなる移
動体を、コリメータに対して負電位にすると、Arイオ
ンのようなプラズマ中の正のイオンが移動体に衝突し
て、移動体の表面からTi粒子が放出される。これによ
って、コリーメータ下面はTi粒子によって成膜される
ようになるので、コリメータ下面に付着したTiN膜等
の付着物が有効に封じ込められるようになる。すなわ
ち、コリメータ下面のペースティングプロセスによっ
て、付着物の剥離が防止されることとなる。
【0010】前記の電位手段としては、移動体に電気的
に接続された直流電源や高周波電源が考えられる。ま
た、コリーメータは接地されているのが好適である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施形態について詳細に説明する。なお、図中、同
一又は相当部分には同一符号を付すこととする。
【0012】図1は、本発明が適用されるスパッタ装置
10を概略的に示したものである。図示のスパッタ装置
10は、トランスファチャンバ11の周囲に処理チャン
バ12、ロードロックチャンバ13,14、その他のチ
ャンバ20〜24を配設してなるマルチチャンバ型のも
のである。このスパッタ装置10は、トランスファチャ
ンバ11及びその周囲のチャンバ12〜14,20〜2
4内を真空に維持した状態でウェハWの処理や搬送が可
能となっている。
【0013】ウェハWは、それぞれ、第1及び第2のロ
ードロックチャンバ13,14内に設置されたカセット
30,31から供給される。各ロードロックチャンバ1
3,14とトランスファチャンバ11との間を気密に遮
断するために、ウェハ搬送通路には開閉扉32、33が
設けられている。また、各ロードロックチャンバ13,
14は外部に通じる通路が設けられており、この通路に
も開閉扉34、35が設けられている。したがって、開
閉扉32,33を閉じ、トランスファチャンバ11とロ
ードロックチャンバ13,14との間の開閉扉34,3
5を開けることにより、トランスファチャンバ11及び
その他のチャンバ20〜24等を真空に保った状態で、
ロードロックチャンバ13,14内のカセット30,3
1の出し入れが可能となる。
【0014】トランスファチャンバ11には、チャンバ
間でのウェハWの搬送を行うためのウェハ搬送装置40
が設けられている。図示のウェハ搬送装置40は、トラ
ンスファチャンバ11の中心に設置された支持軸41
と、この支持軸41に駆動機構42を介して水平に支持
された細長い平板状のブレード43とを備えている。ブ
レード43は、駆動機構42の遠隔制御によって、支持
軸41を中心として旋回及び径方向に前後動し、その先
端部を所望のチャンバ12〜24内に差し入れることが
できるようになっている。かかる構成においては、ブレ
ード43の先端部にウェハWを載せた状態で、ウェハW
をチャンバ12〜24間で搬送することが可能となる。
【0015】図2及び図3は、それぞれ、図1のマルチ
チャンバ型スパッタ装置10において、スパッタ処理を
するための処理チャンバ12の一つを概略的に示した縦
断面図及び横断面図である。この処理チャンバ12は真
空チャンバ50により画成されている。トランスファチ
ャンバ11との境界となる真空チャンバの側壁50aに
はウェハ搬送通路50bが設けられており、この通路は
開閉扉51により気密に閉じられるようになっている。
【0016】この処理チャンバ12はTiN膜成膜用の
ものであって、真空チャンバ50と、その上部開口部に
配置されたTi製のターゲット60と、真空チャンバ5
0の内部においてターゲット60と同軸に対向して配置
された基板支持手段たるペディスタル70とを備えてい
る。真空チャンバ50は、基本的に、導電性材料のチャ
ンバ本体52と、その上部に取り付けられたアダプタ5
3とを有している。このアダプタ53は導電性材料から
成り、通常はステンレス鋼やアルミニウム(Al)、T
i等から作られている。アダプタ53の上面には、石英
やアルミナ等からなる絶縁リングを介して、ターゲット
60の周フランジ61が載置され、着脱可能に固定され
ている。
【0017】また、図4に、図2及び図3の処理チャン
バ12のガス系統及び電気系統の概略図が示されるよう
に、チャンバ本体52には、プロセスガスの供給手段と
してArガス供給源54及びN2ガス供給源55が接続
されており、さらに、処理チャンバ12内を真空とする
ための真空ポンプ56が接続されている。なお、図示さ
れないが、良好な真空状態を保持すべく、部材間の気密
性を保つためのOリングが設けられてもよい。
【0018】ペディスタル70は、その上面で被処理基
板である半導体ウェハW等を支持するよう構成されてい
る。また、ペディスタル70は導電性材料から成り、好
ましくは、TiN成膜プロセスに対して融和性の高いT
iから作られている。このペディスタル70は、昇降機
構71により、成膜処理が行われる処理位置(図2にお
いて二点鎖線で示す位置)と、その下方の非処理位置
(図2において実線で示す位置)との間で上下動可能と
なっている。より詳細に昇降機構を説明すると、ペディ
スタル70は、真空チャンバ50の底板50cを貫通し
て垂直方向に延びる支持管72の上端に支持されてい
る。支持管72は昇降機構71により昇降可能となって
いる。なお、図2において、符号73はベローズであ
り、処理チャンバ12内の真空を保つためのものであ
る。
【0019】また、ペディスタル70の下側にはリフト
プレート74が配設されており、このリフトプレート7
4は、真空チャンバ50の底板50cを貫通し昇降機構
75により昇降される支持軸76に支持されている。こ
の支持軸76の周囲には、処理チャンバ12内の気密性
を保つためのベローズ77が設けられている。リフトプ
レート74の上面には複数本(図示実施形態では3本)
のリフトピン78が固定され、ペディスタル70に形成
された貫通孔79を通って垂直上方に延びている。これ
らのリフトピン74は、昇降機構75を制御すること
で、リフトプレート74と共に、図2の実線で示す非処
理位置と二点鎖線で示す処理位置との間で昇降される。
リフトピン78が非処理位置にあるとき、リフトピン7
8の上端はウェハ搬送装置40のブレード43よりも下
側に配置され、また、リフトピン78が処理位置にある
とき、その上端はブレード43よりも上側に配置され
る。したがって、ウェハ搬送装置40及び昇降機構75
を適宜操作することで、ウェハWをブレード43とペデ
ィスタル70との間で移載することが可能となる。
【0020】また、図示実施形態の処理チャンバ12
は、ターゲット60とペディスタル70との間において
コリメータ62を有している。このコリメータ62は、
断面六角形の孔63を蜂の巣状に有する従来から知られ
た型式の円板状プレートであり、Tiから作られてい
る。コリメータ62は、アダプタ53の下部内周面から
内方に突出する内フランジ54に載置されたサポートア
センブリ64により支持されている。より詳細に述べる
ならば、サポートアセンブリ64は、アダプタ53の内
フランジ54に載置されるステンレス鋼、Al或はTi
等の導電性材料からなるアウタサポートリング64と、
このアウタサポートリング65の内周面の内フランジ6
6に載置される石英或いはアルミナ等の絶縁材料からな
るインナサポートリング67とから構成されている。そ
して、コリメータ62は、インナサポートリング67の
内周面下縁から内方に延びる突出部68に載置され、こ
れにより、ターゲット60とペディスタル70との間に
平行に配置されるようになっている。
【0021】処理チャンバ12には、さらに、真空チャ
ンバ内壁面がスパッタ粒子でコーティングされるのを防
止するためのシールド80,81が設けられている。図
示実施形態においては、アダプタ53とコリメータ62
との間のチャンバ内壁面を保護する環状の上部シールド
80と、コリメータ62と処理位置にあるペディスタル
70との間のチャンバ内壁面を保護する環状の下部シー
ルド81とが設けられている。これらのシールド80,
81は導電性材料から成り、好ましくはTiから作られ
ている。上部シールド80は、アダプタ53の下面にね
じ止めされ(図示せず)、コリメータ62の上部外周縁
の近傍まで延びており、その下縁部はコリメータ62か
ら一定の間隙をもって離隔されている。また、下部シー
ルド81は、アウタサポートリング65下面にねじ止め
(図示せず)され、処理位置のペディスタル70の外周
面の近傍まで延びている。
【0022】下部シールド81の自由縁部82は上方に
折り返されており、この部分82は、ペディスタル70
が非処理位置に下降された際、クランプリング83を支
持するようになっている。クランプリング83は、ペデ
ィスタル70が処理位置に上昇されたときに半導体ウェ
ハWをペディスタル70に押え付け、ウェハWの周囲に
圧力が均等に加わるようにするためのものである。
【0023】上記説明又は図4から理解されるように、
チャンバ本体52、アダプタ53、上下のシールド8
0,81及びアウタサポートリング65は互いに電気的
に接続されている。一方、ターゲット14は絶縁リング
69によりチャンバ本体52等から絶縁されている。図
4に示されるように、ターゲット60には直流電源83
の負端子が電気配線84によって接続されており、直流
電源83の正端子はスイッチ85を介してチャンバ本体
に電気配線84によって接続されると共に接地されてい
る。また、ペディスタル70は真空チャンバ50と電気
的に絶縁された状態になっている。
【0024】図2及び図4に示されるように、本実施形
態では、処理チャンバ12内のコリメータ付着物を処理
するために、コリメータ62は、絶縁材料からなるイン
ナサポートリング67により、チャンバ本体52等から
絶縁されているが、コリメータ62はスイッチ88が介
接された電気配線84により、チャンバ本体52等と接
地可能に接続されている。さらに、ターゲット60とペ
ディスタル70との間に、チタン製のシャッタディスク
(移動体)Sを適宜配置できるよう、シャッタ機構15
が設けられている。また、このシャッタ機構15は、真
空チャンバ50との間に、スイッチ87を介して高周波
電源86に接続された構成になっている。
【0025】シャッタ機構15をより詳細に説明する
と、真空チャンバ50の底板50cを貫通し回転可能に
取り付けられた支持軸16と、この支持軸16の下端部
に接続された回転駆動機構17と、支持軸16の上端部
に固着され水平に延びるディスク載置アーム18とから
構成されている。
【0026】ディスク載置アーム18は、ペディスタル
70の非処理位置と処理位置との中間の高さ位置に配置
されており、回転駆動機構17を制御することで、真空
チャンバ50の側部に設けられたサイドチャンバ19内
の第1位置(図3の実線で示す位置)と図3の二点鎖線
で示す第2位置との間で回動される。ディスク載置アー
ム18の自由端側の部分18aは他の部分18bよりも
一段下げられており、後述するように、その部分にシャ
ッタディスクSを載置するようにすることができる。こ
のディスク載置部分18aの最外周部である段差面の径
はシャッタディスクSの径と同一又は僅かに大きくされ
ており、載置されたシャッタディスクSが横方向にずれ
ないようにしている。なお、ディスク載置部分103a
の中心点は、ディスク載置アーム18が第2位置にある
とき、ペディスタル70の中心軸線上に配置される。ま
た、図示するように、このディスク載置部分18aは完
全な円形となっていないが、これは、リフトピン78が
処理位置にある状態でディスク載置アーム18を回動さ
せた際、リフトピン78とディスク載置アーム18との
干渉を防止するためのものである。このシャッタディス
クSはウェハWとほぼ同様の形状、即ちウェハWと実質
的に同一の径と厚さを有している。したがって、シャッ
タディスクSはウェハWと同様な取り扱いができる。
【0027】このような構成のスパッタ装置10におい
て、半導体ウェハWの表面にTiN膜を反応性スパッタ
法により成膜する場合、まず、真空ポンプ56を作動さ
せて真空チャンバ50内を所定の真空度まで減圧する。
【0028】真空チャンバ50内が所定の真空度に達し
たならば、ウェハ搬送装置40を制御して、第2のロー
ドロックチャンバ14内のカセット31から処理すべき
ウェハWを取り出し、処理チャンバ12に搬送させる。
つぎに、リフトピン78を上下させてウェハWをペディ
スタル70上に載り移すようにする。そして、トランス
ファチャンバ11と処理チャンバ12との間の開閉扉5
1を閉じ、ペディスタル70を非処理位置から処理位置
に上昇させる。なお、ディスク載置アーム18は、半導
体ウェハWのTi成膜処理の妨げとならない第1位置に
ある。
【0029】この状態で、Arガス供給源54及びN2
ガス供給源55から所定流量でArガスとN2ガスを供
給して混合ガスとし、真空チャンバ50内に導入する。
そして、スイッチ85,88を閉じ、直流電源83を投
入してターゲット60に負のバイアスをかけると、ター
ゲット60とペディスタル70との間に、より詳細には
ターゲット60とコリメータ62との間にプラズマが発
生し、プラズマ中の正のArイオンが、コリメータ62
に対して負に電気的にバイアスされたターゲット60を
衝撃する。Arイオンがターゲット60に衝突すると、
ターゲット60からターゲット原子、すなわちTi粒子
がはじき出される。このTiが真空チャンバ50内のN
2と反応してTiNとなり、半導体ウェハW上に堆積さ
れTiN膜を形成する。
【0030】この成膜プロセスにおいて、ターゲット6
0とペディスタル70との間には、接地されたコリメー
タ62が配置されているため、ターゲット60からペデ
ィスタル70に向かうTiN粒子のうち実質的に垂直方
向に進む粒子のみがコリメータ62の孔63を通過す
る。したがって、半導体ウェハ上に成膜されたTiN膜
は、ボトムカバレッジ率の高いものとなる。
【0031】一方、垂直方向成分以外のTiN粒子はコ
リメータ62の上面や孔63の内面に付着してTiN膜
を形成する。また、ガスの拡散により、コリメータ62
の下面にもTiN粒子は付着する。かかるコリメータ6
2に形成されたTiN膜は発塵源となる可能性がある。
特に、コリメータ62の下面に形成されたTiN膜は、
前述したように付着力が弱く、低密度で脆弱な膜となっ
ているため、剥離し易い。
【0032】そこで、上記の成膜プロセスが連続して所
定回数行われたならば、ArとN2の混合ガスの導入を
停止し、真空チャンバ50内を清浄化すべく真空引きを
行った後、コリメータ62に形成されたTiN膜の剥離
を防止するためのプロセスを引続き行う。このTiN膜
剥離防止プロセスでは、まず、搬送装置40を用いて、
半導体ウェハWを処理チャンバ12から取り出し、搬送
装置40によって、ロードロックチャンバ13,14か
ら取り出されたシャッタディスクSを処理チャンバ12
内に搬入する(図2及び図3の二点鎖線参照)。その
後、昇降機構75を制御してリフトピン78を非処理位
置から処理位置に上昇させると、リフトピン78の上端
にシャッタディスクSが移載される。シャッタディスク
Sがリフトピン78により確実に支持されたならば、ブ
レード43を処理チャンバ12からトランスファチャン
バ11内に戻すと共に、シャッタ機構15の回転駆動機
構17を制御してディスク載置アーム18を第1位置か
ら第2位置に回動させる。そして、リフトピン78を非
処理位置に戻すと、シャッタディスクSはディスク載置
アーム18のディスク載置部分18aに移載される。
【0033】つぎに、従来と同様のTiによるペーステ
ィングを行う。すなわち、Arガスのみを真空チャンバ
50内に導入する。また、ペディスタル70を処理位置
に上昇させる。この後、スイッチ88が閉じられている
ことを確認し、直流電源83を投入してターゲット60
とコリメータ62との間にプラズマを発生させると、プ
ラズマ中のArイオンがターゲット60に衝撃してTi
粒子がスパッタされ、コリメータ62はもとより、シャ
ッタディスクSの上面やシールド80,81、クランプ
リング83等の表面に形成されたTiN膜上に堆積す
る。ターゲット60からスパッタされたTi粒子が直接
コリメータ62の上面等に付着する場合、そのTi粒子
の持つエネルギが大きいので、形成されるTi膜は高密
度で安定した膜となり、下層となるTiN膜の剥離が防
止される。
【0034】Tiによってコリメータ62の主に上面を
ペースティングし始めて一定時間経過したならば、スイ
ッチ83を開き、スイッチ87を入れて高周波電源86
をシャッタ機構15に投入する。このとき、コリメータ
62とシャッタ機構15と電気的に接続されたシャッタ
ディスクSとの間にプラズマが発生し、プラズマ中のA
rイオンがシャッタディスクSに衝撃してTi粒子がス
パッタされる。このTi粒子もまた大きなエネルギを有
するので、コリメータ62の下面に主として付着して形
成されるTi膜は、高密度で安定した膜となり、下層と
なるTiN膜の剥離が防止される。
【0035】このようにして、コリメータ62の表面に
形成されたTiN膜はTi膜によって全体的に堅固にペ
ースティングされた状態となり、剥離が防止される。
【0036】なお、TiN膜剥離防止プロセスにおい
て、コリメータ62の上面及び下面を順次ペースティン
グしているが、そのプロセスが効率的になされるため
に、その上面及び下面のペースティングが同時になされ
てもよい。
【0037】図5は、本発明の第2実施形態を示すガス
系統及び電気系統の概略図である。上に述べた第1実施
形態では、導電性のシャッタディスクSが、高周波電源
86に接続されたシャッタ機構15に載置されることに
よって、コリメータ付着物の処理を可能にしていた。し
かし、図5に示される第2実施形態では、チャンバ本体
52等と電気的に絶縁され、且つ、高周波電源86にス
イッチ87を介して電気配線84によって接地接続され
たペディスタル70に、シャッタディスクSが載置され
ている。
【0038】かかる構成において、コリメータ62の下
面にTiによるペースティングを行うためには、ウェハ
WにTiNを成膜させ、そのウェハWを処理チャンバ1
2から取り出した後、搬送装置40によってウェハWを
処理チャンバ12のペディスタル70に載置させるのと
同じ手順で、ロードロックチャンバ13,14から取り
出されたシャッタディスクSをペディスタル70に載置
させる。
【0039】つぎに、第1実施形態と同様に、TiN膜
の剥離防止プロセスによって、コリメータ62上面のペ
ースティングを行った後、スイッチ83を開き、スイッ
チ87を閉じて高周波電源86をペディスタル70に投
入する。このとき、コリメータ62とペディスタル70
と電気的に接続されたシャッタディスクSとの間にプラ
ズマが発生し、プラズマ中のArイオンがシャッタディ
スクSに衝撃して、スパッタによりTi粒子が放出され
る。このTi粒子もまた大きなエネルギを有するので、
コリメータ62の下面に主として付着して形成されるT
i膜は、高密度で安定した膜となり、下層となるTiN
膜の剥離が防止される。
【0040】上記第1及び第2実施形態では、コリメー
タ62とシャッタディスクSとの間にプラズマを発生さ
せるのに高周波電源86を用いたが、陰極がシャッタデ
ィスクSに接続された直流電源でもよい。また、このシ
ャッタディスクSを従来のチタン製のものよりも安価な
ステンレス鋼の表面にTiをコーティングしたものを用
いてもよい。さらに、シャッタディスクSを表面にTi
がコーティングされていないステンレス製にしても、コ
リメータ62上面をTiによってペースティングさせる
ときにシャッタディスクSの表面にTiが成膜されるの
で、このTi膜を用いてコリメータ62下面のTiによ
るペースティングを行なうことができる。このため、使
い捨て可能なシャッタディスクSを用いてもよいことと
なる。
【0041】また、このシャッタディスクS及びシャッ
タ機構15は、上記第1実施形態及び第2実施形態にお
いては、コリメータ付着物を処理するために用られてい
る。しかし、それらが、本来の目的からしてターゲット
60のクリーンニング時にペディスタル70を保護する
ように供されてもよいことはもちろんである。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、コ
リメータ上の付着物の剥離が容易に起こらない状態とす
ることができる。したがって、コリメータ上の付着物が
原因となる汚染粒子が生ずる可能性が低減され、製造さ
れる半導体デバイス等の歩留りが向上する。
【0043】また、長期にわたり、コリメータを交換せ
ずに成膜プロセスを実施することが可能となる。コリメ
ータを交換する場合、真空チャンバを開放する必要があ
り、また、再度チャンジ内を所定の真空度まで減圧する
には相当な時間を要するため、スパッタ装置の稼働停止
時間が長くなり、生産効率が低下するが、本発明によれ
ば、コリメータの交換回数が減るため、生産性、コスト
・オブ・オーナーシップが格段に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるマルチチャンバ型スパッタ
装置を概略的に示す上断面図である。
【図2】図1のスパッタ装置における処理チャンバの一
つを概略的に示す縦断面図であり、図3のII−II線に沿
っての断面図である。
【図3】図2のIV−IV線に沿っての断面図である。
【図4】第1実施形態におけるスパッタ装置のガス系統
及び電気系統を示す概略図である。
【図5】第2実施形態におけるスパッタ装置のガス系統
及び電気系統を示す概略図である。
【符号の説明】
10…スパッタ装置、11…トランスファチャンバ、1
2…処理チャンバ、13…ロードロックチャンバ、14
…ロードロックチャンバ、15…シャッタ機構、18…
ディスク載置アーム、30…カセット、31…カセッ
ト、40…ウェハ搬送装置、43…ブレード、50…真
空チャンバ、54…Arガス供給源、55…N2ガス供
給源、56…真空ポンプ、60…ターゲット、62…コ
リメータ、70…ペディスタル、83…直流電源、86
…高周波電源、W…半導体ウェハ、S…シャッタディス
ク。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空チャンバと、 前記真空チャンバ内で基板を支持するための支持手段
    と、 前記支持手段により支持された基板の表面に対向するよ
    うに設けられたターゲットと、 前記ターゲット及び前記支持手段の間の空間にプロセス
    ガスを供給するガス供給手段と、 前記空間に供給されるプロセスガスをプラズマ化するプ
    ラズマ化手段と、 前記ターゲット及び前記支持手段の間に配置されたコリ
    メータと、 前記支持手段と前記コリメータとの間に配置可能な移動
    体と、 前記移動体を前記コリメータに対して負電位にすること
    ができる電位手段と、を備えるスパッタ装置。
  2. 【請求項2】 前記電位手段が、前記移動体に接続され
    た直流電源である請求項1に記載のスパッタ装置。
  3. 【請求項3】 前記電位手段が、前記移動体に接続され
    た高周波電源である請求項1に記載のスパッタ装置。
  4. 【請求項4】 前記プラズマ化手段が、前記ターゲット
    と前記支持手段との間に接続された直流電源である請求
    項1〜3のいずれか1項に記載のスパッタ装置。
  5. 【請求項5】 前記プロセスガスがアルゴンガスである
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のスパッタ装置。
  6. 【請求項6】 前記ターゲットがチタンであり、前記移
    動体の表面がチタンからなり、前記ガス供給手段が、ア
    ルゴンガス及び窒素ガスの混合ガス又はアルゴンガスを
    プロセスガスとして選択的に供給できるようになってい
    る、請求項1〜5のいずれか1項に記載のスパッタ装
    置。
  7. 【請求項7】 真空チャンバと、前記真空チャンバ内で
    基板を支持するための支持手段と、前記支持手段により
    支持された基板の表面に対向するように設けられたター
    ゲットと、前記ターゲット及び前記支持手段の間に配置
    されたコリメータと、前記支持手段と前記コリメータと
    の間に配置可能な移動体とを有するスパッタ装置におい
    て、前記コリメータ上の付着物の剥離を防止するための
    処理方法であって、 前記支持手段と前記コリメータとの間に前記移動体を配
    置させるステップと、 前記真空チャンバ内にプロセスガスを供給するステップ
    と、 前記ターゲットと前記支持手段との間でプラズマを生成
    するステップと、 前記プラズマ中に存在するプロセスガス成分の正イオン
    を前記移動体に衝撃させるべく、前記移動体を前記コリ
    メータに対して負電位にするステップと、を備えるコリ
    メータ付着物の処理方法。
  8. 【請求項8】 前記移動体を前記コリメータに対して負
    電位にするステップは、前記移動体に直流電源を接続す
    ることにより行われる請求項7に記載のコリメータ付着
    物の処理方法。
  9. 【請求項9】 前記移動体を前記コリメータに対して負
    電位にするステップは、前記移動体に高周波電源を接続
    することにより行われる請求項7に記載のコリメータ付
    着物の処理方法。
  10. 【請求項10】 前記プラズマを生成するステップは、
    前記ターゲットと前記支持手段との間に直流電源を接続
    することにより行われる請求項7〜9のいずれか1項に
    記載のコリメータ付着物の処理方法。
  11. 【請求項11】 前記プロセスガスがアルゴンガスであ
    る請求項7〜10のいずれか1項に記載のコリメータ付
    着物の処理方法。
  12. 【請求項12】 前記付着物が窒化チタンであり、前記
    移動体の表面がチタンからなる、請求項7〜11のいず
    れか1項に記載のコリメータ付着物の処理方法。
JP26628696A 1996-10-07 1996-10-07 スパッタ装置及びコリメータ付着物の処理方法 Expired - Fee Related JP3905584B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26628696A JP3905584B2 (ja) 1996-10-07 1996-10-07 スパッタ装置及びコリメータ付着物の処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26628696A JP3905584B2 (ja) 1996-10-07 1996-10-07 スパッタ装置及びコリメータ付着物の処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10110267A true JPH10110267A (ja) 1998-04-28
JP3905584B2 JP3905584B2 (ja) 2007-04-18

Family

ID=17428848

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26628696A Expired - Fee Related JP3905584B2 (ja) 1996-10-07 1996-10-07 スパッタ装置及びコリメータ付着物の処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3905584B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6699375B1 (en) * 2000-06-29 2004-03-02 Applied Materials, Inc. Method of extending process kit consumable recycling life
US20140110248A1 (en) * 2012-10-18 2014-04-24 Applied Materials, Inc. Chamber pasting method in a pvd chamber for reactive re-sputtering dielectric material
JP2016509131A (ja) * 2013-01-16 2016-03-24 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated 基板プロセスチャンバのためのフィン付きシャッターディスク
KR20200096985A (ko) * 2018-01-29 2020-08-14 베이징 나우라 마이크로일렉트로닉스 이큅먼트 씨오., 엘티디. 셔터 디스크 어셈블리, 반도체 가공 장치와 방법
CN115233174A (zh) * 2022-08-04 2022-10-25 北京北方华创微电子装备有限公司 工艺腔室

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6699375B1 (en) * 2000-06-29 2004-03-02 Applied Materials, Inc. Method of extending process kit consumable recycling life
US20140110248A1 (en) * 2012-10-18 2014-04-24 Applied Materials, Inc. Chamber pasting method in a pvd chamber for reactive re-sputtering dielectric material
TWI632246B (zh) * 2012-10-18 2018-08-11 應用材料股份有限公司 用於反應性再濺射介電材料的pvd腔室中之腔室糊貼方法
JP2016509131A (ja) * 2013-01-16 2016-03-24 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated 基板プロセスチャンバのためのフィン付きシャッターディスク
KR20200096985A (ko) * 2018-01-29 2020-08-14 베이징 나우라 마이크로일렉트로닉스 이큅먼트 씨오., 엘티디. 셔터 디스크 어셈블리, 반도체 가공 장치와 방법
JP2021512224A (ja) * 2018-01-29 2021-05-13 ベイジン・ナウラ・マイクロエレクトロニクス・イクイップメント・カンパニー・リミテッドBeijing NAURA Microelectronics Equipment Co.,LTD シャッターディスクアセンブリ、半導体処理デバイス、及び半導体処理方法
CN115233174A (zh) * 2022-08-04 2022-10-25 北京北方华创微电子装备有限公司 工艺腔室
CN115233174B (zh) * 2022-08-04 2023-09-08 北京北方华创微电子装备有限公司 工艺腔室

Also Published As

Publication number Publication date
JP3905584B2 (ja) 2007-04-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8147664B2 (en) Sputtering apparatus
WO2011067820A1 (ja) スパッタリング装置、及び電子デバイスの製造方法
JP3080843B2 (ja) 薄膜形成方法及び装置
WO2014038314A1 (ja) 常温接合装置および常温接合方法
JP4482170B2 (ja) 成膜装置及び成膜方法
JP3905584B2 (ja) スパッタ装置及びコリメータ付着物の処理方法
JPH06136527A (ja) スパッタリング用ターゲットおよびそれを用いたスパッタリング装置とスパッタリング法
JP2001335927A (ja) スパッタリング装置
JP4550959B2 (ja) 薄膜作成装置
JP4364335B2 (ja) スパッタリング装置
JP7361497B2 (ja) 成膜装置
JP3914287B2 (ja) スパッタ装置及びコリメータ付着物の処理方法
JPH10298752A (ja) 低圧遠隔スパッタ装置及び低圧遠隔スパッタ方法
JPH10176267A (ja) スパッタ装置
US20180073150A1 (en) Single oxide metal deposition chamber
JP2001230217A (ja) 基板処理装置及び方法
JPS60249329A (ja) スパッタエッチング装置
JP7509790B2 (ja) パルスpvdにおけるプラズマ改質によるウエハからの粒子除去方法
JP3073618B2 (ja) 半導体製造装置
JP2895505B2 (ja) スパッタリング成膜装置
WO2020161957A1 (ja) 成膜装置および成膜方法
JPH07292474A (ja) 薄膜製造方法
JPH08203828A (ja) スパッタリング方法およびその装置
JP2002302764A (ja) スパッタリング装置
JPH11256323A (ja) スパッタリング方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060728

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060815

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20070109

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070112

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees