JPH1015260A - ロータリ式電気かみそり - Google Patents

ロータリ式電気かみそり

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JPH1015260A
JPH1015260A JP19389796A JP19389796A JPH1015260A JP H1015260 A JPH1015260 A JP H1015260A JP 19389796 A JP19389796 A JP 19389796A JP 19389796 A JP19389796 A JP 19389796A JP H1015260 A JPH1015260 A JP H1015260A
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JP
Japan
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blade
shaving
inner blade
main
hair
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JP19389796A
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Inventor
Yoshinori Yasufuji
義典 泰藤
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Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Maxell Holdings Ltd
Original Assignee
Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Hitachi Maxell Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 きわ剃り刃で切断された後の長毛やくせ毛を
主刃で確実円滑に切断できるようにする。 【解決手段】 きわ剃りユニット5は内刃2の回転方向
上手側において本体ケース1の上部側面に装備するとと
もに、きわ剃りユニット5の上部に備えたきわ剃り刃4
1が主刃4の側部に接近する「コンビネーション剃り」
用の高さに位置するよう構成する。外刃3には短孔群を
網目状に配列した毛導入孔32を内刃摺接範囲Aに亘っ
て形成し、この毛導入孔32の内刃回転方向上手側に位
置する箇所には周方向に沿う多数の長孔33を左右に並
列形成し、かつ長孔33の内刃回転方向下手側での端部
を、内刃摺接範囲Aの内刃回転方向上手側での端部に一
部重複させる。これできわ剃り刃41でおおよそ切断さ
れた長毛やくせ毛を外刃3の長孔33に整毛しながら導
入して内刃2で切断し、その後、網目状の毛導入孔32
に導入して内刃2で最終的に剃り上げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アーチ状の外刃と
これの内面に摺接するロータリ式の内刃とからなる主刃
を上部に有する本体ケースの上部側面に、きわ剃りユニ
ットを装着したロータリ式電気かみそりに関する。
【0002】
【従来の技術】往復動式の電気かみそりとして、例えば
特開昭60−85782号公報に開示されているものが
知られている。この電気かみそりは、スイッチボタンを
上下4段階にスライド操作可能に構成し、スイッチボタ
ンが最下段の第1段位置にあると(公報第7図参照)、
本体ケースの上部側面に備えたきわ剃りユニットが下方
位置に保持された状態で電源が切られ、1段押し上げた
第2段位置に操作すると(公報第8図参照)、きわ剃り
ユニットが下方位置に保持された状態で電源が入れられ
て主刃のみが駆動され、更に1段押し上げて第3段位置
に操作すると(公報第9図参照)、きわ剃りユニットが
下方位置に保持された状態できわ剃り刃が主刃とともに
駆動され、最上段の第4段位置に操作すると(公報第1
0図参照)、スイッチボタンによってきわ剃りユニット
が押し上げられて上方に突出するよう構成されている。
【0003】かかる電気かみそりによれば、第2段位置
では主刃のみを使用しての「髭剃り」を行うことがで
き、第3段位置ではきわ剃り刃で長毛やくせ毛を切断し
ながら主刃で最終的な剃り落としを行う「コンビネーシ
ョン剃り」を行うことができ、また、第4段位置ではき
わ剃りユニットと共に上方に突出したきわ剃り刃を用い
ての「きわ剃り」を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記往復動
式の電気かみそりでは、主刃のみを用いての「髭剃
り」、きわ剃り刃と主刃を用いての「コンビネーション
剃り」、および、きわ剃り刃のみを用いての「きわ剃
り」を任意に選択することができるのであるが、以下の
点で更に改良の余地があった。
【0005】すなわち、上記従来構造では「コンビネー
ション剃り」を行った場合、きわ剃り刃でおおよそ切断
された長毛やくせ毛が主刃で切断されるまでの間に、再
び元の姿勢や向きに復帰してしまい、主刃における外刃
に形成された網目状の毛導入孔にうまく導かれなくなる
ことがあった。
【0006】本発明は、このような点に着目してなされ
たものであって、ロータリ式電気かみそりにおいて、き
わ剃り刃と主刃を用いての「コンビネーション剃り」を
行う際に、きわ剃り刃で切断された後の長毛やくせ毛を
主刃で確実円滑に切断できるようにすることを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るロータリ式
電気かみそりは、アーチ状の外刃3とこれの内面に摺接
して一定方向に回転するロータリ式の内刃2とからなる
主刃4を本体ケース1の上部に装備するとともに、本体
ケース1の上部側面に、きわ剃りユニット5を装着す
る。かかるロータリ式電気かみそりにおいて、請求項1
に係る発明では、前記きわ剃りユニット5は、内刃2の
回転方向上手側において本体ケース1の上部側面に装備
するとともに、きわ剃りユニット5の上部に備えたきわ
剃り刃41が主刃4の側部に接近する「コンビネーショ
ン剃り」用の高さに位置するよう構成する。そして前記
外刃3には、短孔群を網目状に配列した毛導入孔32を
内刃摺接範囲Aに亘って形成するとともに、この毛導入
孔32の内刃回転方向上手側に位置する箇所には、周方
向に沿う多数の長孔33を左右に並列形成し、かつ、こ
の長孔33の内刃回転方向下手側での端部を、内刃摺接
範囲Aの内刃回転方向上手側での端部に一部重複させて
あることを特徴とする。
【0008】請求項2に係る発明は、上記請求項1に係
る発明において、前記きわ剃りユニット5を、前記きわ
剃り刃41が前記本体ケース1の主刃4よりも下方に後
退する位置と、きわ剃り刃41が主刃4の側部に接近す
る「コンビネーション剃り」用の高さ位置とにスライド
変位可能に構成してあることを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1に係る発明によると、顎下の髭剃りに
は「コンビネーション剃り」を行う。この場合、きわ剃
り刃41が主刃4の側部近くに位置するようにきわ剃り
ユニット5を押し上げておき、主刃4ときわ剃りユニッ
ト5の上端部を共に肌に接触させながら本体ケース1を
きわ剃りユニット5側に移動させてゆく。この際、先ず
長毛やくせ毛がきわ剃り刃41によって切断され、次い
で、きわ剃り刃41でおおよそ切断された長毛やくせ毛
は主刃4における外刃3の長孔33に整毛されながら導
入されて内刃2で切断され、その後、網目状の毛導入孔
32に導入されて内刃2で最終的に剃り上げられること
になる。
【0010】請求項2に係る発明によると、通常の「髭
剃り」を行う場合には、きわ剃りユニット5を下方に後
退操作して、主刃4の邪魔にならないようにする。ま
た、顎下など髭剃りには、きわ剃り刃41が主刃4の側
部に接近するようにきわ剃りユニット5を押し上げて
「コンビネーション剃り」を行う。この場合は、請求項
1に係る発明と同様に作用する。
【0011】
【発明の実施の形態】図1ないし図4に示すように、こ
の発明に係る電気かみそりは、本体ケース1の上部にロ
ータリ式の内刃2と網目状の外刃3とからなる主刃4を
備えるとともに、本体ケース1の裏面上部に上下スライ
ド可能なきわ剃りユニット5を備えた構造となってお
り、前記外刃3は本体ケース1に脱着自在な外刃ケース
6に保持されている。そして、本体ケース1の表面には
上下スライド操作される電源入り切り用のスイッチボタ
ン7が装備されるとともに、本体ケース1の下端には充
電用のプラグ8が設けられている。本体ケース1は、プ
ラスチック製の前ケース1aと後ケース1bを突き合わ
せて一体的にねじ結合されており、この本体ケース1内
の上部に、前記内刃2、モータ10、モータ出力を内刃
2に伝達するギヤ伝動機構11、等を装備した内刃ユニ
ット12が、上下変位可能に組付けられている。
【0012】この点について更に詳述すると、図5に示
すように、前記内刃ユニット12には、下面にモータ1
0を縦向き姿勢でねじ止め支持したモータ取付け台13
が備えられ、このモータ取付け台13の左右上面にねじ
止め立設された一対の軸受けシャーシ14の上部に前記
内刃2が水平に軸支されている。軸受けシャーシ14の
上下中間部位に水平に支架された中間回転軸15とモー
タ出力軸10aとが出力ギヤ16およびフェイスギヤ1
7を介して連動されるとともに、中間回転軸15と内刃
2とが一方の軸受けシャーシ14の外側に配備した前記
ギヤ伝動機構11を介して連動される。
【0013】図8および図9に示すように、モータ取付
け台13の前面および後面に突設された左右一対ずつの
突起18a・18bが、前ケース1aおよび後ケース1
bの内面に形成された上下案内溝19a・19bにそれ
ぞれ係入され、内刃ユニット12全体が上下に平行移動
可能に案内支持されるとともに、モータ取付け台13の
左右下面に作用するばね20によって内刃ユニット12
全体が上方に押し上げ付勢され、もって、内刃2が外刃
3の内面に押圧摺接されるようになっている。なお、図
5に示すごとく本体ケース1上端の内刃ユニット突出部
位にはゴムシール21が嵌着されて、本体ケース1内へ
の毛くずの侵入が阻止されている。モータ取付け台13
の上面には、きわ剃り刃駆動用の振動子22が支点軸2
3まわりに揺動可能に装備されるとともに、この振動子
22がモータ出力軸10aに備えた偏心カム24に係合
され、モータ駆動に伴って内刃2が一定方向に回転駆動
されるとともに、振動子22が一定ストロークで往復揺
動駆動されるようになっている。
【0014】図4および図5に示すように、本体ケース
1内には、モータ駆動回路および充電回路が形成された
前後2枚のプリント基板25a・25bが収納されると
ともに、両プリント基板25a・25bの間に2本の充
電式の電池26がやや傾斜した姿勢で保持されている。
本体ケース1上部の左右側面には外方に向けて突出ばね
付勢された係合片27が装備され、この係合片27が本
体ケース1の上部に外嵌装着された外刃ケース6の左右
内面に係合して外刃ケース6の装着状態が保持されると
ともに、外刃ケース6の左右に装着した取外し用ボタン
28を押し込み操作して係合片27を内方に後退変位さ
せることで、外刃ケース6との係合を解除して本体ケー
ス1から取り外すことができる。
【0015】本体ケース1の表面に装備したモータオン
オフ用のスイッチボタン7は、下方のオフ位置において
ケース内で係合ロックされて上方への操作が不能になっ
ていて、不用意にスイッチボタン7がモータオン位置に
操作されることが防止される。そして、図3に示すごと
くスイッチボタン7にはロック解除ボタン29が設けら
れており、このロック解除ボタン29を押し込み操作す
ることでケース内での係合を解除してスイッチボタン7
を上方のオン位置にスライド操作することができるよう
構成される。図13に示すように、本体ケース1の上部
には、装着された外刃ケース6の内面とに当接によって
押し込み操作される安全スイッチ30が揺動出退自在か
つ突出付勢して設けられている。この安全スイッチ30
からは下方に向けて作動片30aが延出されており、安
全スイッチ30が突出揺動すると作動片30aが内方に
揺動変位し、スイッチボタン7に連結されてケース内で
上下動するスイッチ板7aの上端に干渉し、安全スイッ
チ30が退入揺動すると作動片30aが外方に揺動変位
し、スイッチ板7aの上端から外れるようになってい
る、従って、外刃ケース6が正しく装着されて安全スイ
ッチ30が押し込み操作されている状態でのみスイッチ
ボタン7をオン位置にスライド操作でき、外刃ケース6
が取外されて内刃2が露出している状態ではモータ起動
操作をすることができない。
【0016】図2および図14に示すように、薄い金属
プレートからなる前記外刃3は、その前後両端が中抜き
の矩形枠状の外刃ホルダ31の前後辺にかしめ連結され
て所定の屈曲形状に保持され、この外刃ホルダ31が外
刃ケース6に内方から脱着されるようになっている。そ
して、外刃3には短孔群が網目状に配列された毛導入孔
32が内刃摺接範囲Aに亘って形成されるとともに、こ
の毛導入孔32の内刃回転方向上手側に位置する箇所に
は、周方向に沿って多数の長孔33が左右に並列形成さ
れている。そしてこの長孔33の内刃回転方向下手側で
の端部が内刃摺接範囲Aの内刃回転方向上手側での端部
に少し重複されている。
【0017】図6、図13および図17に示すように、
前記きわ剃りユニット5は、上端部にきわ剃り刃41を
備えたきわ剃り刃支持台42と、これに外側から嵌合装
着される操作ケース43と、きわ剃り刃支持台42に内
側から嵌合装着される内カバー44、およびきわ剃り刃
支持台42と操作ケース43との間に装着されるプレー
ト状のガード体45とを一体的に組み合わせてなる。前
記きわ剃り刃41は、固定刃41aとこれの下面に摺接
して左右動する可動刃41bとからなり、固定刃41a
はきわ剃り刃支持台42の上端に係合連結されたホルダ
46の下面に位置固定され、また、可動刃41bは左右
動可能に案内支持されるとともに、上カバー46に固定
されるきわ剃り支持板40に一体に切り起こし形成され
た押上げばね40aにより固定刃41aの下面に押し付
け付勢されている。また、可動刃41bの下面には係合
片49が突設され、きわ剃り刃支持台42の内面に支点
軸50を介して枢支連結された駆動子51の上端に係合
片49が係合連結されるとともに、この駆動子51の下
端に設けた駆動ピン51aが、後ケース1bの開口52
を貫通して本体ケース1内に突入され、前記振動子22
に連設した縦溝係合部22aに係入され、振動子22の
振動に伴って駆動子51が一定角度で往復揺動され、も
って可動刃41bが一定ストロークで往復駆動される。
なお、図6に示すごとく上カバー46の上面には櫛部4
6aを形成している。
【0018】図10ないし図12において、きわ剃りユ
ニット5の内面の左右からは上下2本ずつ係合爪53が
突出され、各係合爪53が後ケース1bに形成された案
内溝54に係合され、きわ剃りユニット5が本体ケース
1に対して案内溝54の範囲内で上下スライド可能に係
合支持されている。また、きわ剃り刃支持台42の内面
に位置決め片55がピン56を介して取り付けられると
ともに、この位置決め片55に備えた左右一対の係合ア
ーム55aの先端が、後ケース1bに形成された左右の
案内突起57に段階状に弾性係合して、きわ剃りユニッ
ト5が上下方向の3箇所で位置決め保持されるようにな
っている。なお、前記係合アーム55aはその間に介在
したばね58によって係合方向に拡張付勢されている。
また、操作ケース43の下端辺に形成した凹部59と後
ケース1bに形成した凸部60とが係合されてきわ剃り
ユニット5が上方にスライドされた際の左右位置決めが
確実に行われるようになっている。
【0019】図12および図13に示すように、前記ガ
ード体45はきわ剃り刃支持台42と操作ケース43と
の間において一定範囲で上下スライド自在に装備される
とともに、左右一対のばね61によって上方に付勢され
ている。上限位置にあるガード体45の上方に位置する
上カバー46は、きわ剃り刃41のの上方をその刃先の
みを露出させた状態で覆って、これを保護しており、か
つガード体45の上端には櫛歯62が形成されている。
ガード体45の内面に突設された左右一対のピン63が
内カバー44の上下長孔64を貫通して突出され、後ケ
ース1bに形成された左右一対の長孔65に係入されて
いる。
【0020】本発明の電気かみそりは以上のように構成
されており、主刃4のみを使用しての「髭剃り」、きわ
剃り刃41と主刃4を使用しての「コンビネーション剃
り」、およびきわ剃り刃41を用いての「きわ剃り」を
選択して行うことができるものであり、以下その各使用
形態について説明する。
【0021】〔髭剃り〕通常の髭剃り時には、図13に
示すように、きわ剃りユニット5を最下限の格納位置ま
で下げておく。この状態では、きわ剃りユニット5から
突出された駆動子51の駆動ピン51aが振動子22の
縦溝係合部22aから下方に外れ、モータ10の起動に
よって内刃2のみが駆動されることになり、主刃4のみ
を用いての髭剃りを行うことができる。この際、きわ剃
りユニット5の上端は主刃4から大きく下方に離れた位
置にあり、きわ剃りユニット5の上端が髭剃りの邪魔に
なることはない。また、きわ剃りユニット5を最下限の
格納位置まで下げた状態では、図16(a)に示すごと
くガード体45のピン63が後ケース1bの上下長孔6
5の下部にあるため、ガード体45の櫛歯62がきわ剃
り刃41の刃先に近接対応した状態で動けないので、持
ち運び時などにきわ剃り刃41の刃先をガードすること
ができる。
【0022】〔コンビネーション剃り〕顎下などの髭剃
りには「コンビネーション剃り」を行う。この「コンビ
ネーション剃り」においては、図14に示すように、き
わ剃りユニット5を格納位置より1段上方の第1使用位
置にまで押し上げる。この状態では、きわ剃りユニット
5から突出された駆動ピン51aが振動子22の縦溝係
合部22aに係入し、モータ10の起動によって内刃2
ときわ剃り刃41の可動刃41bが共に駆動されること
になる。この場合、きわ剃りユニット5が格納位置にあ
る時、ガード体45のピン63は後ケース1bにおける
上下長孔65の下部にあるので、きわ剃りユニット5が
格納位置から第1使用位置にまで移動する際、ガード体
45はきわ剃りユニット5と一体に上方に移動する。
【0023】このような状態で、主刃4ときわ剃りユニ
ット5の上端部を共に肌に接触させながら本体ケース1
をきわ剃りユニット5側に移動させてゆくと、先ずガー
ド体45の上端に設けた櫛歯62が長毛やくせ毛を梳き
揃えてきわ剃り刃41に導き、次に、きわ剃り刃41で
おおよそ切断された長毛やくせ毛は主刃4における外刃
3の長孔33に導入されて内刃2で切断され、その後、
網目状の毛導入孔32に導入されて内刃2で最終的に剃
り落とされることになる。従って、きわ剃り刃41によ
る切断、外刃3の長孔33を介した内刃2による切断、
および、毛導入孔32を介した内刃2による切断、の3
段階の切断が連続的に行われ、顎下などにおける長毛や
くせ毛が良好に切断される。なお、このコンビネーショ
ン剃り時には、上カバー46の櫛部46aが長毛やくせ
毛をある程度梳いて整える作用をする。
【0024】この「コンビネーション剃り」の状態で
は、図12に示すように、きわ剃り刃支持台42の内面
の位置決め片55における係合アーム55aの先端が案
内突起57に形成された傾斜案内面Sに当接作用してお
り、肌との接触圧によってきわ剃りユニット5が下方に
押圧されると、きわ剃りユニット5が上記第1使用位置
から多少は弾性的に下降変位し、肌へのなじみの良い状
態が得られる。また、このときは、図16(b)に示す
ごとくガード体45のピン63が後ケース1bの上下長
孔65内をばね61に抗して下動可能であるので、きわ
剃り刃41の刃先とガード体45の櫛歯62との間に毛
髪などの大量の毛がはさまっても、ガード体45は下動
できて引っ掛からず、又その毛を取り除きやすい。
【0025】〔きわ剃り〕もみあげのきわ剃りを行う場
合には、図15に示すように、きわ剃りユニット5を第
1使用位置より更に1段上方の第2使用位置にまで押し
上げる。この状態では、きわ剃りユニット5から突出さ
れた駆動ピン51aが振動子22の縦溝係合部22aの
上部に係入維持され、モータ10の起動によってきわ剃
り刃41が駆動されることになる。
【0026】この場合、図16(b)に示すように、前
記第1使用位置におけるガード体45のピン63は後ケ
ース1bにおける長孔65の上端近くに達しているの
で、これ以上ガード体45の上方への移動は阻止される
ことになり、きわ剃りユニット5を第1使用位置より更
に1段上方の第2使用位置にまで押し上げ移動させる
と、図16(c)に示すように、長孔65の上端とピン
63との当接によって上方への移動が阻止されたガード
体45はその位置に残され、ばね61に抗しながらきわ
剃りユニット5に対して相対的に下方に離れてゆく。つ
まり、きわ剃り刃41が主刃4から大きく上方に離れる
とともに、ガード体45がきわ剃り刃41から下方に離
れ、きわ剃り刃41を用いての「きわ剃り」が主刃4や
ガード体45に邪魔されることなく容易に行える状態と
なる。
【0027】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、きわ剃り
刃41と主刃4とを用いての「コンビネーション剃り」
において、きわ剃り刃41による切断、外刃3の長孔3
3を介した内刃2による切断、および、毛導入孔32を
介した内刃2による切断、の3段階の切断を連続的に行
うことができ、顎下などにおける長毛やくせ毛を効率的
に確実良好に剃り落とすことができるようになった。
【0028】請求項2に係る発明によれば、通常の「髭
剃り」と顎下などでの「コンビネーション剃り」をそれ
ぞれ好適に行うことができるとともに、「コンビネーシ
ョン剃り」において長毛やくせ毛を効率的に確実良好に
剃り落とすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロータリ式電気かみそりの全体前面図である。
【図2】ロータリ式電気かみそりの全体後面図である。
【図3】ロータリ式電気かみそりの全体側面図である。
【図4】全体の縦断側面図である。
【図5】ロータリ式電気かみそり上部の縦断正面図であ
る。
【図6】ロータリ式電気かみそりの後方から見た全体斜
視図である
【図7】きわ剃りユニットを外した状態での全体斜視図
である
【図8】モータ取付け台の斜視図である。
【図9】モータ取付け台のケース内での平面図である。
【図10】きわ剃りユニットの内面図である。
【図11】きわ剃りユニットの内方から見た斜視図であ
る。
【図12】本体ケース上部の後面図である
【図13】きわ剃りユニットが格納位置にある場合の要
部の縦断側面図である。
【図14】きわ剃りユニットが第1使用位置にある場合
の要部の縦断側面図である。
【図15】きわ剃りユニットが第2使用位置にある場合
の要部の縦断側面図である。
【図16】きわ剃りユニットの各位置に対するガード体
の位置を示す説明図である。
【図17】きわ剃り刃支持台、操作ケース、内カバー、
ガード体の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 本体ケース 2 内刃 3 外刃 4 主刃 5 きわ剃りユニット 32 毛導入孔 33 長孔 41 きわ剃り刃 A 内刃摺接範囲

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アーチ状の外刃3とこれの内面に摺接し
    て一定方向に回転するロータリ式の内刃2とからなる主
    刃4を本体ケース1の上部に装備するとともに、本体ケ
    ース1の上部側面に、きわ剃りユニット5を装着したロ
    ータリ式電気かみそりにおいて、 前記きわ剃りユニット5が、内刃2の回転方向上手側に
    おいて本体ケース1の上部側面に装備するとともに、き
    わ剃りユニット5の上部に備えたきわ剃り刃41が主刃
    4の側部に接近する「コンビネーション剃り」用の高さ
    に位置するよう構成されており、 前記外刃3には、短孔群を網目状に配列した毛導入孔3
    2を内刃摺接範囲Aに亘って形成するとともに、この毛
    導入孔32の内刃回転方向上手側に位置する箇所には、
    周方向に沿う多数の長孔33を左右に並列形成し、か
    つ、この長孔33の内刃回転方向下手側での端部を、内
    刃摺接範囲Aの内刃回転方向上手側での端部に一部重複
    させてあることを特徴とするロータリ式電気かみそり。
  2. 【請求項2】 前記きわ剃りユニット5は、前記きわ剃
    り刃41が前記本体ケース1の主刃4よりも下方に後退
    する位置と、きわ剃り刃41が主刃4の側部に接近する
    「コンビネーション剃り」用の高さ位置とにスライド変
    位可能に構成してある請求項1記載のロータリ式電気か
    みそり。
JP19389796A 1996-07-03 1996-07-03 ロータリ式電気かみそり Pending JPH1015260A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006501956A (ja) * 2002-10-08 2006-01-19 ザ ジレット カンパニー 複数の毛剃り動作を実行する毛剃りシステム

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