JPH10152137A - 運搬用パレット - Google Patents
運搬用パレットInfo
- Publication number
- JPH10152137A JPH10152137A JP32605096A JP32605096A JPH10152137A JP H10152137 A JPH10152137 A JP H10152137A JP 32605096 A JP32605096 A JP 32605096A JP 32605096 A JP32605096 A JP 32605096A JP H10152137 A JPH10152137 A JP H10152137A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- deck
- girders
- rigid bar
- bar members
- upper deck
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 充分な剛性を有し解体処分も容易な合成樹脂
製の運搬用パレットを提供する。 【解決手段】 合成樹脂により成形した板状の下デッキ
1aと上デッキ1b、および剛性棒状材6からなり、下
デッキと上デッキの両側縁寄りの対向面に桁部2a,2
bを一体に降設すると共に、該桁部に形成された溝孔3
に剛性棒状材6を略々半分宛嵌合させて該下デッキと上
デッキとを接合してなる。
製の運搬用パレットを提供する。 【解決手段】 合成樹脂により成形した板状の下デッキ
1aと上デッキ1b、および剛性棒状材6からなり、下
デッキと上デッキの両側縁寄りの対向面に桁部2a,2
bを一体に降設すると共に、該桁部に形成された溝孔3
に剛性棒状材6を略々半分宛嵌合させて該下デッキと上
デッキとを接合してなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は荷物の運搬,保管の
ために用いられる合成樹脂製のパレットに関するもので
ある。
ために用いられる合成樹脂製のパレットに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】フォークリフトによる搬送を可能にする
合成樹脂製の運搬用パレットは従来から知られている
が、木製のパレットに比べて一般に剛性が不充分で長期
にわたり重量物から曲げ荷重を受けていると撓みが生じ
易い欠点がある。そこで従来からその剛性および強度を
向上させるために鉄筋を内部にインサートしたものが知
られている。しかしこのように鉄筋がインサートされた
ものは、ひとたび産業廃棄物として処分しようとしたと
きに解体が容易でないのでゴミ公害をもたらすという問
題がある。
合成樹脂製の運搬用パレットは従来から知られている
が、木製のパレットに比べて一般に剛性が不充分で長期
にわたり重量物から曲げ荷重を受けていると撓みが生じ
易い欠点がある。そこで従来からその剛性および強度を
向上させるために鉄筋を内部にインサートしたものが知
られている。しかしこのように鉄筋がインサートされた
ものは、ひとたび産業廃棄物として処分しようとしたと
きに解体が容易でないのでゴミ公害をもたらすという問
題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、充分
な剛性を有し解体処分も容易な合成樹脂製の運搬用パレ
ットを提供しようとするものである。
な剛性を有し解体処分も容易な合成樹脂製の運搬用パレ
ットを提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】そのために本発明の運搬
用パレットは、合成樹脂により成形した板状の下デッキ
と上デッキ、および剛性棒状材からなり、下デッキと上
デッキの両側縁寄りの対向面に桁部を一体に隆設すると
共に、該桁部に形成された溝孔に剛性棒状材を略々半分
宛嵌合させて該下デッキと上デッキとを接合してなるこ
とを特徴とする。また本発明は上記運搬用パレットにお
いて、剛性棒状材が木製であることを特徴とする。さら
に本発明は上記運搬用パレットにおいて、下デッキと上
デッキの間に円筒形の支柱を介在させたことを特徴とす
る。
用パレットは、合成樹脂により成形した板状の下デッキ
と上デッキ、および剛性棒状材からなり、下デッキと上
デッキの両側縁寄りの対向面に桁部を一体に隆設すると
共に、該桁部に形成された溝孔に剛性棒状材を略々半分
宛嵌合させて該下デッキと上デッキとを接合してなるこ
とを特徴とする。また本発明は上記運搬用パレットにお
いて、剛性棒状材が木製であることを特徴とする。さら
に本発明は上記運搬用パレットにおいて、下デッキと上
デッキの間に円筒形の支柱を介在させたことを特徴とす
る。
【0005】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を説明す
る。図1にこの運搬用パレットの斜視図、図2に横断面
図、図3に分解斜視図、図4に分解時の横断面図を示
す。同図において、1aはコンプレッション成形により
方形の板状に成形された合成樹脂製の下デッキ、1bは
同じく合成樹脂により成形された方形板状の上デッキで
ある。2a,2a,2b,2bは夫々下デッキ1a,上
デッキ1bの両側縁寄りの対向面に一体に隆設された縦
長の桁部で、該各桁部には溝孔3が形成されている。ま
た、4,4,…は下デッキ1aに形成された透孔、5,
5,…は下デッキ1a上面および上デッキ1b下面の両
側縁寄りに適当間隔で形成された環状溝である。
る。図1にこの運搬用パレットの斜視図、図2に横断面
図、図3に分解斜視図、図4に分解時の横断面図を示
す。同図において、1aはコンプレッション成形により
方形の板状に成形された合成樹脂製の下デッキ、1bは
同じく合成樹脂により成形された方形板状の上デッキで
ある。2a,2a,2b,2bは夫々下デッキ1a,上
デッキ1bの両側縁寄りの対向面に一体に隆設された縦
長の桁部で、該各桁部には溝孔3が形成されている。ま
た、4,4,…は下デッキ1aに形成された透孔、5,
5,…は下デッキ1a上面および上デッキ1b下面の両
側縁寄りに適当間隔で形成された環状溝である。
【0006】6,6は木製(厚手ベニヤ板)の剛性棒状
材、7,7,…は合成樹脂製の円筒形の支柱である。ま
た、8,8,…は上デッキ1bの下面に形成された取付
孔9に嵌着される滑止用ゴム片、10は上デッキ1bの
上面に貼着される滑り止め用ゴムシートである。なお、
加硫処理したゴムシート10の上に合成樹脂をコンプレ
ッション成形することにより上デッキ1bを成形すれ
ば、接着剤なしで該ゴムシート10を該上デッキ1b上
に貼着したものとすることができる。
材、7,7,…は合成樹脂製の円筒形の支柱である。ま
た、8,8,…は上デッキ1bの下面に形成された取付
孔9に嵌着される滑止用ゴム片、10は上デッキ1bの
上面に貼着される滑り止め用ゴムシートである。なお、
加硫処理したゴムシート10の上に合成樹脂をコンプレ
ッション成形することにより上デッキ1bを成形すれ
ば、接着剤なしで該ゴムシート10を該上デッキ1b上
に貼着したものとすることができる。
【0007】しかして該剛性棒状材6,6を桁部2a,
2bの溝孔3中に夫々半分宛嵌合すると共に、支柱7,
7,7,…の両端縁を夫々環状溝5,5,5,…に嵌入
し、接着剤または熱融着によりその嵌合部を抜止不能に
することにより、下デッキ1aと上デッキ1bを接合し
この運搬用パレットが組立てられる。
2bの溝孔3中に夫々半分宛嵌合すると共に、支柱7,
7,7,…の両端縁を夫々環状溝5,5,5,…に嵌入
し、接着剤または熱融着によりその嵌合部を抜止不能に
することにより、下デッキ1aと上デッキ1bを接合し
この運搬用パレットが組立てられる。
【0008】このように構成した運搬用パレットでは、
下デッキ1a,上デッキ1b間にフォークリフトのフォ
ークを挿入する間隔が形成される。そして剛性棒状材
6,6が両デッキ1a,1bの桁部2a,2b中にある
ことによってその長手方向の剛性が著しく向上するの
で、合成樹脂のみで構成されているものに比べて荷重に
対する撓みを減少させることができる。このため再生プ
ラスチックのような比較的物性の劣る材料により成形し
ても充分に使用に耐える製品を成形し得る。
下デッキ1a,上デッキ1b間にフォークリフトのフォ
ークを挿入する間隔が形成される。そして剛性棒状材
6,6が両デッキ1a,1bの桁部2a,2b中にある
ことによってその長手方向の剛性が著しく向上するの
で、合成樹脂のみで構成されているものに比べて荷重に
対する撓みを減少させることができる。このため再生プ
ラスチックのような比較的物性の劣る材料により成形し
ても充分に使用に耐える製品を成形し得る。
【0009】また木製の剛性棒状材6,6は軽量である
ので、鉄筋のように重量が増すことなくパレットの取抜
い運搬性を容易ならしめると共に、該剛性棒状材6,6
が桁部2a,2bの溝孔3中に包囲されているので雨水
等の侵入が防がれ長期にわたり腐蝕のおそれがない。さ
らには、廃棄物として処理するに際しても粉砕機によっ
て容易に微粉砕できるので鉄筋のように処理に困ること
がなく、リサイクルが容易である。なお処理に際しては
下デッキ1aと上デッキ1bとを分離し剛性棒状材6,
6を取り出してもよい。その場合、支柱7,7,7…を
切断することにより容易に分離できるので、その取り出
しもインサートされた鉄筋の場合のような手間を要しな
い。
ので、鉄筋のように重量が増すことなくパレットの取抜
い運搬性を容易ならしめると共に、該剛性棒状材6,6
が桁部2a,2bの溝孔3中に包囲されているので雨水
等の侵入が防がれ長期にわたり腐蝕のおそれがない。さ
らには、廃棄物として処理するに際しても粉砕機によっ
て容易に微粉砕できるので鉄筋のように処理に困ること
がなく、リサイクルが容易である。なお処理に際しては
下デッキ1aと上デッキ1bとを分離し剛性棒状材6,
6を取り出してもよい。その場合、支柱7,7,7…を
切断することにより容易に分離できるので、その取り出
しもインサートされた鉄筋の場合のような手間を要しな
い。
【0010】なお、この実施形態では剛性棒状材6,6
が木製である場合を説明したが、合板を用いてもよいこ
とは勿論、高い剛性を有するようにガラス繊維等により
補強された合成樹脂(FRP)製の棒状材、或いはカー
ボン繊維製の棒状材を用いてもよい。また、剛性棒状材
6,6の形態も平板状のものとしてもよい。
が木製である場合を説明したが、合板を用いてもよいこ
とは勿論、高い剛性を有するようにガラス繊維等により
補強された合成樹脂(FRP)製の棒状材、或いはカー
ボン繊維製の棒状材を用いてもよい。また、剛性棒状材
6,6の形態も平板状のものとしてもよい。
【0011】
【発明の効果】このように本発明によれば、剛性が優れ
かつ廃棄処分が容易であるなど優れた品質の運搬用パレ
ットを合成樹脂により容易に製作できる有益な効果があ
る。
かつ廃棄処分が容易であるなど優れた品質の運搬用パレ
ットを合成樹脂により容易に製作できる有益な効果があ
る。
【図1】本発明に係る運搬用パレットの外観斜視図。
【図2】図1の運搬用パレットの横断面図。
【図3】図1の運搬用パレットの分解斜視図。
【図4】図1の運搬用パレットの分解時の横断面図。
1a 下デッキ 1b 上デッキ 2a,2b 桁部 3 溝孔 4 透孔 6 剛性棒状材 7 支柱
Claims (3)
- 【請求項1】 合成樹脂により成形した板状の下デッキ
と上デッキ、および剛性棒状材からなり、下デッキと上
デッキの両側縁寄りの対向面に桁部を一体に隆設すると
共に、該桁部に形成された溝孔に剛性棒状材を略々半分
宛嵌合させて該下デッキと上デッキとを接合してなるこ
とを特徴とした運搬用パレット。 - 【請求項2】 剛性棒状材が木製であることを特徴とし
た請求項1に記載の運搬用パレット。 - 【請求項3】 下デッキと上デッキの間に円筒形の支柱
を介在させたことを特徴とする請求項1または2に記載
の運搬用パレット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32605096A JPH10152137A (ja) | 1996-11-20 | 1996-11-20 | 運搬用パレット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32605096A JPH10152137A (ja) | 1996-11-20 | 1996-11-20 | 運搬用パレット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10152137A true JPH10152137A (ja) | 1998-06-09 |
Family
ID=18183556
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32605096A Pending JPH10152137A (ja) | 1996-11-20 | 1996-11-20 | 運搬用パレット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10152137A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020134094A1 (zh) * | 2018-12-28 | 2020-07-02 | 吴铭远 | 组合式栈板结构 |
-
1996
- 1996-11-20 JP JP32605096A patent/JPH10152137A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020134094A1 (zh) * | 2018-12-28 | 2020-07-02 | 吴铭远 | 组合式栈板结构 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060815 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061212 |