JPH10151451A - 光触媒と光照射による過酸化水素の除去方法 - Google Patents

光触媒と光照射による過酸化水素の除去方法

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JPH10151451A
JPH10151451A JP8324880A JP32488096A JPH10151451A JP H10151451 A JPH10151451 A JP H10151451A JP 8324880 A JP8324880 A JP 8324880A JP 32488096 A JP32488096 A JP 32488096A JP H10151451 A JPH10151451 A JP H10151451A
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hydrogen peroxide
photocatalyst
liquid
light
light irradiation
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JP8324880A
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Akira Fujishima
昭 藤嶋
Kazuhito Hashimoto
和仁 橋本
Koji Nakano
浩二 中野
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    • C02F1/30Treatment of water, waste water, or sewage by irradiation
    • C02F1/32Treatment of water, waste water, or sewage by irradiation with ultraviolet light
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 還元剤の添加という難しい中和反応処理を行
わず、また粒状活性炭によって過酸化水素含有液のpH
を調整するという面倒な作業をせず、液体中の過酸化水
素に対して最適な光照射量で光照射処理を行い、効率的
に、低コストで過酸化水素を分解、除去する。 【手段】 液体中の過酸化水素に対して、光触媒の存在
下で、紫外線ランプ等による光照射を行い、過酸化水素
の分解、除去を行う。液体中の過酸化水素に対して、光
触媒の存在下で、過酸化水素の100〜1000mg/
l当たり、光照射量を0.1〜 10w・s/cm2
条件で光照射して過酸化水素を分解、除去をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光触媒と光照射による
液体中の過酸化水素の除去方法に関するもので、光照射
されている光触媒と液体中の過酸化水素を接触させて過
酸化水素を分解、除去することを特徴とするもので、特
に、液体中の過酸化水素の量に応じて、光照射量を調整
することに特徴がある。
【0002】
【従来の技術】電子部品、たとえば、半導体製造工場で
は製品である半導体の洗浄に、イオン、微粒子、菌類、
有機物等の不純物を極限まで除去した超純水が用いられ
るが、この超純水は濾過処理、イオン交換処理、逆浸透
膜処理、紫外線照射等の技術手段を組み合わせて製造さ
れる。
【0003】そして、超純水の純度を維持するために、
たとえば、超純水をユースポイントまで移送する配管内
を頻繁に殺菌洗浄し、配管内、特に停滞個所に沈着する
スライムを除去する他、液体が接触するあらゆる個所を
殺菌洗浄する必要があり、通常、殺菌洗浄剤として、過
酸化水素水溶液が使用されることが多い。
【0004】また、同じく、半導体ウエハーの洗浄液と
しては、有機物を除去するためには硫酸と過酸化水素溶
液、微粒子を除去するためにはアンモニアと過酸化水素
溶液、金属を除去するためには塩酸と過酸化水素溶液等
と、目的に応じて種々の洗浄液を使用しており、これら
の使用済みの洗浄排液は回収され、所定の処理をされて
超純水として再利用されている。
【0005】前述した殺菌洗浄に使用した過酸化水素水
溶液は外部に廃棄されることとなるが、河川の水質汚染
の問題で、そのまま河川に放流することはできず、従来
は過酸化水素含有液に亜硫酸ナトリウム等の還元剤を添
加し、過酸化水素の酸化力を中和した状態で放流してい
る。
【0006】さらに、前述した過酸化水素含有液に亜硫
酸ナトリウム等の還元剤を添加せずに、過酸化水素水溶
液のpHを調整した後、これを粒状活性炭で処理して過
酸化水素を除去して河川に放流する方法もある。
【0007】しかし、前述した過酸化水素水溶液に亜硫
酸ナトリウム等の還元剤を添加する方法には問題があ
り、まず、過酸化水素と亜硫酸ナトリウムは中和反応時
間が長いために、中和反応槽の容積を大きくしなければ
ならず、中和反応槽の製作費用がかかり、槽の設置面積
を広くする必要がある等の欠点があった。
【0008】河川への放流液中に過酸化水素や亜硫酸ナ
トリウムが残留すると、河川への放流が不可能となるた
めに、これらが残留しないように中和処理をしなければ
ならないが、酸やアルカリを添加して行う通常の廃液の
中和処理の場合に比較して、中和処理条件が難しい欠点
があり、また、中和処理の自動化を行う場合にも、制御
が複雑になり、廃液処理装置として高価になる欠点もあ
り、さらに、亜硫酸ナトリウム等の還元剤の添加を必要
とするために、廃液処理コストが高くなる欠点もあっ
た。
【0009】なお、過酸化水素含有液のpHを調整して
粒状活性炭で処理して過酸化水素を除去する方法につい
ては、過酸化水素含有液のpHを10以上に維持しない
と、粒状活性炭による過酸化水素の除去効果が期待でき
ず、pHの調整、維持等が面倒である欠点があった。
【0010】さらに、液体中の過酸化水素を光触媒の存
在下で光照射して過酸化水素を分解、除去する場合、液
体中の過酸化水素の含有量が変動する場合、これに応じ
て光照射量を適切に調整すること、すなわち、液体中の
過酸化水素含有量の増減に応じて光照射量の増減をする
ことは行われていない。
【0011】したがって、液体中の過酸化水素の含有量
に対して過剰な光照射がなされる場合には、過酸化水素
の分解に寄与しない余分な光を発生してエネルギーロス
になるばかりか、この余分な光が光照射装置のシールや
0リング等の内部機構を劣化させる等の弊害が発生した
り、また、光照射が不足して過酸化水素の分解が不充分
となり、処理液体に過酸化水素が残留、漏洩する欠点も
あった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述した過
酸化水素を含む液体の中和処理方法の欠点を改善するも
のであって、亜硫酸ナトリウム等の還元剤を添加すると
いう難しい中和反応処理を行わず、液体中の過酸化水素
を、短時間に、コストをかけずに、分解、除去すること
を目的とするものである。
【0013】また、本発明は、粒状活性炭を使用して過
酸化水素を含む液体のpHを調整するという面倒な作業
をすることなく、液体中の過酸化水素を、簡単に、効果
的に、分解、除去することを目的とするものである。
【0014】さらに、本発明は、液体中の過酸化水素に
対して、最適な条件の光照射量を照射し、液体中の過酸
化水素を、無駄な光照射を行うことなく、一段と効果的
に、よりコストを安価に、分解、除去することを目的と
するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、液体中の過酸
化水素に対して、紫外線ランプ(低圧または高圧)、キ
セノンランプ、ブラックライト等による光照射を行っ
て、過酸化水素の分解、除去をするについて、光触媒を
介在させることに特徴がある。
【0016】また、本発明は、前述した光触媒と光照射
による過酸化水素の分解、除去をするについて、液体中
の過酸化水素に対し、過酸化水素の100〜1000m
g/リットル当たり、光照射量を0.1〜10w・s/
cm2 の最適条件で光照射を行って、過酸化水素を効率
的に、安価なコストで分解、除去することに特徴があ
る。
【0017】さらに、本発明は、電子部品の製造工程に
おいて、電子部品の洗浄に使用した過酸化水素含有廃液
に対して、前述した光触媒と光照射による過酸化水素の
分解、除去処理を行い、液体中の過酸化水素を河川に放
流できる状態にすることに特徴がある。
【0018】以下、本発明の実施態様の一例を図面に従
って説明すると、図1に示すように、光化学反応処理を
行う反応槽1内の中央に、光照射を行う紫外線ランプ等
の光源2を配置し、この光源2の周辺に、二酸化チタン
(TiO2 )等をコーティングしたガラスビーズ等の光
触媒3を充填し、また反応槽1の下部に流入管4を接続
するとともに反応槽1の上部に流出管5を接続する。
【0019】そして、被処理液として、たとえば、半導
体の製造工程において使用する洗浄液の排液を、反応槽
1の下部の流入管4より内部に流入させ、流入管4に設
けたサンプリングバルブ6で排液中の過酸化水素量を測
定したところ、1000mg/リットル前後であった。
【0020】次に、廃液中の過酸化水素量に適した光照
射量として、反応槽1内に設けた紫外線ランプの光源2
より、過酸化水素量1000mg/リットルl当たり、
4w・s/cm2 の紫外線照射量の光照射をして、光触
媒3と接触させながら、廃液中の過酸化水素の分解、除
去等の光化学反応処理を行い、過酸化水素量0mg/リ
ットルの処理液とする。
【0021】すなわち、光触媒の存在下において、液体
中の過酸化水素に対して光照射を行うと、光触媒は光照
射の有無にかかわらず光触媒表面に過酸化水素を吸収
し、紫外線ライト等の光照射エネルギーとともに、光触
媒は紫外線ライト等の光照射エネルギーを吸収して励起
し、過酸化水素の分解を促進し、過酸化水素を除去し、
特に、液体中の過酸化水素の含有量に応じて、最適量の
光照射を行うと、効率的に、悪影響を起こすことなく、
過酸化水素の分解を促進し、過酸化水素を除去した処理
液体として河川等に放流する。
【0022】本発明においては、あらかじめ被処理液で
ある過酸化水素含有廃液中の過酸化水素量を測定し、こ
の過酸化水素量に適した紫外線照射量を照射させるが、
この場合の紫外線照射量は、紫外線を照射する光源2の
種類(低圧または高圧紫外線ランプ、キセノンランプ、
ブラックライト等)、光触媒3の種類(酸化チタン、チ
タン酸ストロンチウム、硫化カドミュウム)、被処理液
の流速等を考慮して適宜決定することになり、通常の場
合、被処理液中の過酸化水素100〜1000mg/リ
ットル当たり、紫外線照射量を0.1〜10w・s/c
2 の範囲にすると、最適の過酸化水素の分解、除去を
行うことができる。
【0023】被処理液中の過酸化水素100mg/リッ
トル当たりの紫外線照射量が0.1w・s/cm2 以下
であると、光化学反応不充分で過酸化水素の分解、除去
結果がよくなく、また被処理液中の過酸化水素1000
mg/リットル当たりの紫外線照射量が10w・s/c
2 以上であると、光照射量が過剰になり、過酸化水素
の分解に寄与しない光が発生し、光照射量の増加に比例
して過酸化水素の分解は進まず、使用電力の浪費になる
ばかりか、反応槽1内のシール機構等の劣化を招くので
得策ではない。
【0024】なお、前述した被処理液中の過酸化水素の
光化学反応による分解、除去処理を行っている際に、反
応槽1内に空気等のガスを圧入することによって、光触
媒3をバブリングし、過酸化水素と光触媒3と紫外線と
の接触を促進してもよい。
【0025】また、光触媒3の再生は、反応槽1内の活
性の低下した光触媒3を流出管4より別途の貯槽(図示
せず)に取り出し、この貯槽内で光触媒3を公知の方法
で再生した後、この活性の回復した光触媒3を再び反応
槽1内に充填する。
【0026】光触媒3としては、過酸化水素量や光源2
としてのランプの種類に応じて適宜選択するが、通常の
場合、酸化チタン(TiO2 )、チタン酸ストロンチウ
ム(SrTiO2 )、硫化カドミュウム(CdS)、硫
化モリブデン(MoS2 )、酸化亜鉛(Zno)、酸化
タングステン(WO3 )、酸化銅(CuO2 )、酸化鉄
(Fe23 )、シリコン(Si)等の半導体単体、ま
たはこれらの半導体単体に金(Au)、白金(Pt)、
銅(Cu)、錫(Sn)、パラジウム(Pd)、ロジウ
ム(Rh)、酸化ニッケル(NiO)、酸化ロジウム
(RhO2 )等の金属もしくは金属酸化物を担持したも
のを使用することが多く、これらのもの以外にも、光照
射によって励起されて過酸化水素を分解、除去できるも
のであれば、どのようなものでもよい。
【0027】なお、前述した光触媒3は、粒状物として
反応槽1内に浮遊状態に流入させたり、膜状に反応槽1
の内面や構成部品の側面等の流体の接触個所に被覆した
り、ネット状やラシリング状等の形状にして反応槽1内
に充填したり、あるいは光触媒3を、粒子状の活性炭、
シリカ、アルミナ、ガラス等の担体にコーテングした
り、ネット状やラシリング状等の形状の石英ガラスや硬
質ガラス等よりなる担体にコーティングしたりする他、
光照射を十分受けて、過酸化水素と十分に接触する形
状、構造のものであれば、どんなものでもかまわない。
【0028】光源2としては、過酸化水素量や光触媒の
種類に応じて適宜選択するが、通常の場合には、紫外線
ランプを使用することが多いが、これ以外に、キセノン
ランプ、ブラックライトを使用でき、場合によっては太
陽光を使用してもよく、これら以外にも可視または紫外
線領域の光線を照射できるものであればどのようなもの
でも使用でき、この光源2は透光管6に内蔵させる。
【0029】光触媒3の存在下で液体中の過酸化水素を
光照射する際、空気等のガスによって光触媒3をバブリ
ングすると、光触媒3と過酸化水素との接触が促進し、
光照射による過酸化水素の分解、除去が一段とよくな
り、これを行わない場合と比較して、光照射時間を5〜
30%短縮することができる。ガスとしては、安価であ
るために空気が適しているが、空気以外にも炭酸ガスも
使用でき、特に炭酸ガスは不活性ガスであるため、光照
射処理による過酸化水素の分解、除去様には最適であ
る。
【0030】
【実施例1】図1に示すような光化学反応処理を行う4
リットルの反応槽内の中央に、光源として東芝ライテッ
ク(株)製の965nmの波長のブラックライト(FL
205 BLB)のを装填するとともに、この反応槽内
に、光触媒として二酸化チタン(TiO2 、アナターゼ
型)をコーティングした直径5mmのガラスビーズを2
リットル充填した。
【0031】そして、半導体製造工程で使用する超純水
製造装置を洗浄して排出される過酸化水素含有廃液を、
反応槽の下部の流入管より内部に32リットル/hrの
流速で流入させて、過酸化水素含有廃液中の過酸化水素
量を測定したところ、その過酸化水素量は 1000m
g/リットルと一定であったので、反応槽1内に設けた
低圧紫外線ランプより紫外線を4w・s/cm2 の条件
で光照射して、光触媒と液体中の過酸化水素とを接触さ
せながら、過酸化水素の分解、除去を行い、過酸化水素
量0mg/リットルの処理液を反応槽の上部の流出管か
ら流出させ、河川に放流した。
【0032】
【実施例2】図1に示すような光化学反応処理を行う1
リットルの反応槽内の中央に、光源として、(株)日本
フォトサイエンス社製の254nmの波長のブラックラ
ンプ(AY−1)を装填するとともに、この反応槽内
に、光触媒として二酸化チタンをコーティングしたガラ
ス繊維(30×10cm)を挿填した。
【0033】そして、以上述べた反応槽内に、半導体製
造工程で使用する超純水製造装置や配管、付属機器等を
洗浄して排出される過酸化水素含有廃液を反応槽の下部
の流入管より内部に40リットル/hrの流速で流入さ
せ、過酸化水素含有廃液中の過酸化水素量を測定したと
ころ、その廃液中の過酸化水素量は100〜1000m
g/リットルと変動するので、反応槽1内に設けた殺菌
ランプより紫外線を、過酸化水素量180mg/リット
ル当たり0.4w・s/cm2 の割合で光照射して、光
触媒と液体中の過酸化水素とを空気バブリングによって
十分接触させながら、過酸化水素の分解、除去を行い、
過酸化水素量0mg/リットルの処理液を反応槽の上部
の流出管から流出させ、河川に放流した。
【0034】
【発明の効果】本発明によると、従来のように、過酸化
水素を含む液体に亜硫酸ナトリウム等の還元剤の添加を
要せず、中和反応槽の設置も不必要になり、また、亜硫
酸ナトリウムを残留させない難しい中和反応処理を行わ
ずに済むので、液体中の過酸化水素を、簡単な作業で、
短時間に、安価なコストで、分解、除去して河川等に放
流できる利点がある。
【0035】また、本発明によると、粒状活性炭を使用
して過酸化水素含有液のpHを10以上に維持するとい
う面倒な作業をすることなく、液体中の過酸化水素を、
容易な作業で、効果的に、分解、除去して河川等に放流
することが可能である。
【0036】さらに、本発明は、液体中の過酸化水素の
含有量が変動する場合、液体中の過酸化水素含有量の増
減に応じて光照射量の増減し、過酸化水素に対して最適
な条件の光照射量を照射するので、過酸化水素の分解、
除去に寄与しない余分な光の発生してエネルギーロスに
なることはなく、使用電力の節減が可能である。
【0037】また、前述した余分な光が発生しないため
に、光照射装置のシールや0リング等の内部機構を劣化
することはなく、さらに、光照射が不足して過酸化水素
の分解が不充分となり、処理液体に過酸化水素が残留、
漏洩するような不都合も起きない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光触媒による過酸化水素の除去を行う
反応槽の説明図である。
【符号の説明】
1 反応槽 2 光源 3 光触媒 4 流入管 5 流出管 6 透光管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 和仁 神奈川県横浜市栄区飯島2073番地の2ニュ ーシティ本郷台D棟213号 (72)発明者 中野 浩二 東京都八王子市散田町5丁目8番3号 株 式会社日本フォトサイエンス内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体中の過酸化水素に対して、光触媒の
    存在下で、紫外線ランプ、キセノンランプ、ブラックラ
    イト等による光照射を行い、過酸化水素の分解、除去を
    行う光触媒と光照射による過酸化水素の除去方法。
  2. 【請求項2】 液体中の過酸化水素に対して、過酸化水
    素の100〜1000mg/リットル当たり、光照射量
    を0.1〜10w・s/cm2 の条件で光照射をする請
    求項1記載の光触媒と光照射による過酸化水素の除去方
    法。
  3. 【請求項3】 被処理液が、電子部品製造工場より流出
    する過酸化水素含有液である請求項1または請求項2記
    載の光触媒と光照射による過酸化水素の除去方法。
JP8324880A 1996-11-21 1996-11-21 光触媒と光照射による過酸化水素の除去方法 Pending JPH10151451A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100368837B1 (ko) * 2000-07-03 2003-01-24 한국전력공사 감마선 및 티타늄을 이용한 하수 처리용 방사선 조사장치
KR100399153B1 (ko) * 2000-07-03 2003-09-26 한국전력공사 감마선을 이용한 하수 또는 폐수 처리수의 공업용수로의 전환공정
JP2006289283A (ja) * 2005-04-12 2006-10-26 Nippon Rensui Co Ltd 排水の処理装置、リンサー排水回収装置、リンサー排水回収システム、および排水の処理方法
JP2011206637A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Panasonic Corp 酸または塩基と過酸化水素とを含む廃液の処理方法および処理装置

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