JPH10150345A - Dab用ラジオの受信周波数制御方法 - Google Patents

Dab用ラジオの受信周波数制御方法

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JPH10150345A
JPH10150345A JP32117096A JP32117096A JPH10150345A JP H10150345 A JPH10150345 A JP H10150345A JP 32117096 A JP32117096 A JP 32117096A JP 32117096 A JP32117096 A JP 32117096A JP H10150345 A JPH10150345 A JP H10150345A
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dab
radio
dab radio
reception frequency
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JP32117096A
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Masaru Asami
勝 阿左美
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Kenwood KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DAB用ラジオ10の受信周波数がDAB電波
に同期していない場合に、有効な対処方法を提供する。 【解決手段】 ラスト周波数、以前の同期中にFIG0
/21より取得したFI周波数、又は公表周波数に、D
AB用ラジオ10の受信周波数を変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、DAB(Dig
ital Audio Broadcasting:デ
ジタルオーディオ放送)用ラジオにおける受信周波数制
御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】FM放送の多局化に伴う混信に因る音質
劣化や、移動体での良質な受信が難しいことに対処し得
るラジオ放送形式としてDABが注目されている。DA
Bは、ユーレカ(EUREKA:欧州先端技術開発計
画)で開発が進められ、すでに、ヨーロッパテレコミュ
ニケーション標準(European Telecom
muinications Standard)により
標準が決められており、変調方式としてπ/4シフトD
QPSK−OFDM(DifferentialQua
drature Phase Shift Keyin
g−Orthogonal Frequency Di
vision Multiplex:直交周波数分割多
重)を採用して、フェージングやマルチパスの影響を受
け難いという特徴を備えるとともに、音声符号化には高
能率音声符号化のMPEGレイヤーIIを用い、1.5M
Hzの伝送帯域幅に1個のアンサンブルを割り当てて、
各アンサンブルには、複数のサービス放送を含ませて、
送信し、DAB用ラジオにおいて、選択されたアンサン
ブルの所定のサービス放送のオーディオ番組をスピーカ
等からオーディオ出力するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】自動車に搭載されるD
AB用ラジオでは、自動車の移動に伴い、受信中のアン
サンブルのカバーエリア外になったり、別のアンサンブ
ルのカバーエリア内へ入ったりすることが頻繁にあり、
自動車で移動中、あるいはDAB用ラジオをオンにした
とき、DAB用ラジオの受信周波数がDAB電波の同期
しなくなったり、していなかったりすることが起こる。
【0004】本発明の目的は、DAB用ラジオの受信周
波数がDAB電波に同期していない場合に、効果的に対
処できるDAB用ラジオの受信周波数制御方法を提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のDAB用ラジ
オ(10)の受信周波数制御方法によれば、DAB用ラジオ
(10)の受信周波数がDAB電波に同期していない場合
は、最後に同期していたDAB電波の周波数をDAB用
ラジオ(10)の受信周波数に変更する。
【0006】なお、本明細書において、「DAB用ラジ
オ(10)の受信周波数がDAB電波に同期しなくなった」
とは、完全に同期して、スピーカ等よりなんらのオーデ
ィオ出力が得られない場合とともに、多少は同期してい
るものの、検出DAB電波が弱く、適切に聴取可能なオ
ーディオ出力が得られない場合も含むものとする。
【0007】例えば、トンネル内へ入って、トンネル外
へ出たとき、又はDABのカバーエリアから一時的に外
へ出て再びそのカバーエリア内へ戻ったとき、有効な受
信周波数自動設定となる。
【0008】この発明の他のDAB用ラジオ(10)の受信
周波数制御方法によれば、所定のDAB電波の同期中に
そのDAB電波から復号した複数のアンサンブルの周波
数情報を記憶しておく。そして、DAB用ラジオ(10)の
受信周波数がDAB電波に同期していない場合は、記憶
している周波数情報の中から選択した周波数をDAB用
ラジオ(10)の受信周波数に変更する。
【0009】DABのアンサンブルの受信中、そのアン
サンブルの復号に伴い、そのアンサンブルの周波数と共
に、他のアンサンブルの周波数の情報も取得できる。し
たがって、これらアンサンブルの周波数情報を記憶して
おけば、聴取中のアンサンブルのカバーエリア外となっ
ても、他のアンサンブルのカバーエリアに入っていれ
ば、引き続きDABの聴取が可能になる。
【0010】この発明の他のDAB用ラジオ(10)の受信
周波数制御方法によれば、DABの公表周波数を予め記
憶しておく。そして、DAB用ラジオ(10)の受信周波数
がDAB電波に同期していない場合は、記憶している公
表周波数をDAB用ラジオ(10)の受信周波数に変更す
る。
【0011】アンサンブルは、その受信周波数を予め公
表している。この公表周波数をROM(Read On
ly Memory)等に記憶しておけば、DAB用ラ
ジオ(10)の受信周波数がDAB電波に同期しなくなった
場合に、記憶してある1個又は複数個の公表周波数をD
AB用ラジオ(10)の受信周波数に変更することにより、
DAB用ラジオ(10)が同期できるDAB電波を効率良く
探し出すことができる。
【0012】この発明の他のDAB用ラジオ(10)の受信
周波数制御方法によれば、(a)DAB用ラジオ(10)の
受信周波数がDAB電波に同期していない場合は、最後
に同期していたDABの周波数をDAB用ラジオ(10)の
受信周波数に変更する第1の受信周波数自動設定と、
(b)所定のDAB電波の同期中にそのDAB電波から
復号した複数のアンサンブルの周波数情報を記憶してお
き、DAB用ラジオ(10)の受信周波数がDAB電波に同
期していない場合は、記憶している周波数情報の中から
選択した周波数をDAB用ラジオ(10)の受信周波数に変
更する第2の受信周波数自動設定と、(c)DABの公
表周波数を予め記憶しておき、DAB用ラジオ(10)の受
信周波数がDAB電波に同期していない場合は、記憶し
ている公表周波数をDAB用ラジオ(10)の受信周波数に
変更する第3の受信周波数自動設定とを、所定の順番で
繰り返す。そいて、いずれかの受信周波数自動設定によ
りDAB電波の同期が得られたならば、受信周波数自動
設定を終了する。
【0013】複数の受信周波数自動設定方式を所定の順
番で繰り返し実施することにより、種々の状況におい
て、いずれか1個の受信周波数自動設定方式が有効とな
って、DAB用ラジオ(10)が同期できるDAB電波を探
知できる。
【0014】この発明の他のDAB用ラジオ(10)の受信
周波数制御方法によれば、DAB用ラジオ(10)がオンに
なったとき、(a)第1の受信周波数自動設定、(b)第
2の受信周波数自動設定、及び(c)第3の受信周波数
自動設定の順番で受信周波数自動設定を行う。
【0015】DAB用ラジオ(10)がオンにされると、受
信周波数自動設定を開始するDAB用ラジオ(10)では、
(a)、(b)、及び(c)の順番に受信周波数自動設
定を行うにことにより、最も能率良く、DAB用ラジオ
(10)が同期できるDAB電波を効率良く探し出すことが
できる。
【0016】このの発明の他のDAB用ラジオ(10)の受
信周波数制御方法によれば、所定のDAB電波の同期中
にそのDAB電波から復号した複数のアンサンブルの周
波数情報の記憶は、FIG0/21の周波数情報に基づ
いて行う。
【0017】周波数のFIG0/21は、種々のアンサ
ンブルの周波数情報を含むので、DABの受信中のFI
G0/21に基づいて種々のアンサンブルの周波数情報
を知ることができる。
【0018】この発明の他のDAB用ラジオ(10)によれ
ば、DAB用ラジオ(10)は自動車に搭載されるものであ
る。
【0019】この発明の他のDAB用ラジオ(10)によれ
ば、DABの非同期中は、RDS、FM、又はAMの放
送を受信しつつ、受信周波数自動設定を行い、受信周波
数自動設定の実施によりDAB用ラジオ(10)の受信周波
数がDAB電波に同期すると、DAB放送へ切替える。
【0020】DABのサービスエリアが少ない場合、い
ずれのDAB電波の受信が不可能な場所では、RDS、
FM、及びAMを受信するようにしておき、DABの受
信が可能になると、それらRDSからDABへ受信周波
数自動設定により自動的に切替わるので、DABを逃す
ことなく、聞くことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態を説明する。図6は自動車搭載のDAB用ラ
ジオ10のシステム構成図である。DAB用ラジオ10は、
本体12、及び本体12とは別体のDABコントロールマイ
コン26等を装備する。本体12において、DABシステム
マイコン14は、メモリ16を有し、複数の多重ラジオ放送
電波(以下、「アンサンブル」と言う。アンサンブルは
DQPSK−OFDMで変調されているラジオ放送電波
であり、1個のアンサンブルは、帯域幅は約1.5MH
zであり、通常6個の放送番組(アンサンブルをメイン
チャネルとすると、各放送番組はサブチャネルとな
る。)が含まれている。)の中から1個のアンサンブル
を指定して、指定情報をRFブロック18へ送る。RFブ
ロック18は、DABシステムマイコン14から指定のあっ
たアンサンブルのRF(Radio Frequenc
y)を抽出し、復調ブロック20へ送る。復調ブロック20
では、RFブロック18からのRF信号を復調し、チャネ
ル復号ブロック22では復調ブロック20による復調信号を
復号する。こうして、DABシステムマイコン14からR
Fブロック18へ指定された1アンサンブルの全デジタル
信号がチャネル復号ブロック22において得られる。チャ
ネル復号ブロック22において復号されたデジタル信号の
内、オーディオデータはチャネル復号ブロック22からオ
ーディオ復号ブロック24へ送られ、後述のFIG(Fa
st InformaionGroup)に含まれるデ
ータはチャネル復号ブロック22からDABシステムマイ
コン14へ送られる。オーディオ復号ブロック24は、チャ
ネル復号ブロック22から入力されるオーディオデータの
内、DABシステムマイコン14から指示されるサブチャ
ネルのオーディオフレームを復号し、復号化したオーデ
ィオデータを左右のスピーカ(図示せず)へ流すととも
に、後述のX−PADをDABシステムマイコン14へ送
る。DABコントロールマイコン26は、メモリ28を備
え、本体12のDABシステムマイコン14とデータのやり
取りを行う。DABコントロールマイコン26は、ユーザ
からの指示はキー30を介して入力されるとともに、表示
器32へ所定のデータを出力して、情報を表示させ、ユー
ザへ知らせるようになっている。
【0022】以下、図7〜図11において、伝送フレー
ム等、DABの各種要素の通信プロトコルを適宜、説明
しているが、詳細は、ヨーロッパテレコミュニケーショ
ン標準協会(European Telecommui
nications Standards Insti
ute)発行のヨーロッパテレコミュニケーション標準
(European Telecommuinicat
ions Standard)を参照されたい。
【0023】図7はDABの伝送フレーム(Trans
nission frame)の構造を示す。伝送フレ
ームは前から順番に同期チャネル(Synchroni
zation Channel)、FIC(Fast
Information Chanel)、及びMSC
(Main Service Chanel)を有して
いる。FICはさらに複数個のFIB(Fast In
formationBlockから成り、MSCはさら
に複数個のCIF(Common Interleav
ed Frame)から成る。DABは、モード1から
モード3まで、仕様を決められており、モードごとに、
伝送フレームの時間(duration)及び1伝送フ
レーム内のFIB及びCIFの個数が異なっている。例
えばモード1では、1伝送フレームの時間は96ms、
1伝送フレーム内のFIB及びCIFの個数はそれぞれ
12個及び4個である。
【0024】図8はDABのサービス構造の例示図であ
る。アンサンブルラベルがDABアンサンブル1(DA
B ENSEMBLE ONE)であるアンサンブル
(Ensemble)は、サービスラベルがアルファ1
ラジオ(ALPHA1 RADIO)、ベータラジオ
(BETA RADIO)、アルファ2ラジオ(ALP
HA2 RADIO)等の複数のサービス(Servi
ce)を含んでいる。ユーザは、選択されたサービスを
DAB受信機10から聞くことになる。
【0025】アルファ1ラジオは、主のサービス成分
(Service components)を1個、副
のサービス成分を2個、それぞれ有している。主のサー
ビス成分はオーディオ(Audio)であり、副のサー
ビス成分は交通メッセージチャネル:TMC(Traf
fic Message Chanel)とサービス情
報:SI(Service Information)
である。オーディオ成分とSIはMSC内の別々のサブ
チャネル(SubCh)で伝送され、TMCはFIC内
のFIDC(Fast Information Da
ta Channel)で伝送される。
【0026】ベータラジオはサービス成分を2個もつ。
オーディオと二次オーディオ(secondary a
udio component)であり、どちらもMS
Cのサブチャネルに載せられる。
【0027】アルファ2ラジオは、アルファ1ラジオと
同一のTMC及びSIをもち、スイッチの切替によって
はオーディオもアルファ1ラジオと同じになることがあ
る。
【0028】図9はFIBの構造図である。FIBは前
から順番に30バイトのFIBデータ領域(FIB d
ata field)と16ビットのCRC(Cycl
icRedundancy Check)とをもつ。F
IBデータ領域は、前から順番に有効データ領域(us
eful data field)、有効データ領域の
終わりを示すエンドマーカ(End marker)、
及びFIBデータ領域のビット数を設定値に揃えるため
のパッディング(Padding)となっている。有効
データ領域には、複数のFIG(Fast infor
mationGroup)が含まれる。各FIGは、前
から順番にFIGヘッダ(FIGheader)、及び
FIGデータ領域(FIG data field)と
なっている。FIGヘッダは、前から順番に、FIGの
タイプを示す3ビットのFIGタイプ(FIG typ
e)、及びFIGの長さを示す5ビットのレングス(L
ength)となっている。。なお、FIGタイプ及び
レングスに示されているように、各バイトにおける8ビ
ットを、以下、前のビットから終わりのビットへb7,
b6,・・・b0と定義する。
【0029】図10はFIGタイプが0のFIGの構造
図である。FIGヘッダ(FIGheader)にタイ
プ0(3ビットで”000”で表示)が符号化されると
ともに、FIGデータ領域には、イクステンション(E
xtension)やタイプ0領域(Type 0 f
ield)等をもつ。FIGデータ領域のOE(Oth
er Ensemble)のフラグは、このFIGデー
タが、このFIGを伝送しているアンサンプルの情報に
係る場合は、0、また、このアンサンブル以外の他のア
ンサンブルの情報に係る場合は1となる。
【0030】図11はFIGタイプが0でかつイクステ
ンションが21のFIG(以下、FIGタイプとイクス
テンションを「FIGタイプ/イクステンション」で表
現する。図11のFIGの場合、FIG0/21の表現
となる。)のタイプ0領域の構造図である。FIG0/
21はFI(frequncy informatio
n:周波数情報)を担う。地域id(Regioni
d)では、このFIが適用される地域情報が符号化され
ている。各FIリスト(FI list)はヘッダ(H
eader)と周波数リスト(Freq list)か
ら成る。R&M(Range & Modulatio
n)の3ビットが、それぞれ、001,001,10
0,101,110であるときは、それぞれこのFIが
DABアンサンブル、DABサービス、FM、AM(M
W&LW),AM(SW)に係るものであることを指示
する。id領域(id field)は、R&Mにより
DABアンサンブル及びDABサービスを指示されたと
きのみ、そのid(identity)を示す。各周波
数(Freq)により、このアンサンブル又は他のアン
サンブルのFI、さらには、所定地域のFM、AWの周
波数を知ることができる。
【0031】図1はラスト周波数自動サーチルーチンの
フローチャートである。ステップS10では、ラスト周
波数自動サーチモードであるか否かを判定し、YESで
あれば、ステップS12へ進み、NOであれば、該ルー
チンを終了する。ラスト周波数とは、DAB用ラジオ10
の受信周波数が最後に同期していたDAB電波の周波数
を言うものとする。ステップS12では、ラスト周波数
サーチを行う。ステップS14では、ラスト周波数に同
期したか否かを判定し、判定がYESであれば、該ルー
チンを終了し、NOであれば、ステップS16へ進む。
「ラスト周波数に同期した」とは、DAB用ラジオ10の
受信周波数がラスト周波数に合わせられたとき、その受
信周波数により適切なオーディオ出力が得られたことを
言うものとする。ステップS16では、自動サーチモー
ドをFI周波数自動サーチモードへ切替える。
【0032】図2はFI周波数自動サーチルーチンのフ
ローチャートである。ステップS20では、FI周波数
自動サーチモードであるか否かを判定し、判定がYES
であれば、ステップS22へ進み、NOであれば、ステ
ップS24へ進む。DAB用ラジオ10は、少なくとも1
個のアンサンブルに同期が取れて、そのアンサンブル内
の1サービスをオーディオ出力している場合には、それ
に伴う複合化処理により図11のFIG0/21から受
信中のアンサンブル及び非受信中のアンサンブルの周波
数の情報(=FI)を適当数、取得できるので、FIG
0/21から取得したFI周波数を記憶しておくことに
より、その記憶したFIに基づいてステップS22を実
行することができる。ステップS24では、FI周波数
に同期したか否かを判定し、判定がYESであれば、該
ルーチンを終了し、NOであれば、ステップS26へ進
む。「FI周波数に同期した」とは、DAB用ラジオ10
の受信周波数がFI周波数に合わせられたとき、その受
信周波数により適切なオーディオ出力が得られたことを
言うものとする。ステップS26では、まだ、サーチし
ていないFI周波数があるか否かを判定し、判定が、Y
ESであれば、ステップS22へ戻り、NOであれば、
ステップS28へ進む。ステップS28では、自動サー
チモードを公表周波数自動サーチモードへ切替える。
【0033】図3は公表周波数自動サーチルーチンのフ
ローチャートである。ステップS30では、公表周波数
自動サーチモードであるか否かを判定し、判定がYES
であれば、ステップS32へ進み、NOであれば、該ル
ーチンを終了する。ステップS32では、公表周波数自
動サーチを行う。DABの各アンサンブルの放送局は、
予め、その周波数を公表しており、その公表周波数をD
AB用ラジオ10のメモリ16に記憶しておき、これに基づ
いてステップS32を実行する。ステップS34では、
FIG0/21に同期したか否かを判定し、判定が、Y
ESであれば、該ルーチンを終了し、NOであれば、ス
テップS36へ進む。「公表周波数に同期した」とは、
DAB用ラジオ10の受信周波数が公表周波数に合わせら
れたとき、その受信周波数により適切なオーディオ出力
が得られたことを言うものとする。ステップS36で
は、まだ、ステップS32でサーチしていない公表周波
数があるか否かを判定し、判定がYESであれば、ステ
ップS32へ戻り、NOであれば、ステップS38へ進
む。ステップS38では、自動サーチモードをラスト周
波数自動サーチモードへ切替える。
【0034】図4は周波数自動サーチモードの切替順番
を示している。DAB用ラジオ10がオンにされると、あ
るいは、DAB用ラジオ10の受信周波数がDAB電波に
同期しなくなった場合、最初にラスト周波数自動サーチ
モード40が実行され、ラスト周波数自動サーチモード40
により周波数の同期が得られなければ、次にFI周波数
自動サーチモード42を実行し、FI周波数自動サーチモ
ード42により同期が得られなければ、公表周波数自動サ
ーチモード44を実行し、公表周波数自動サーチモード44
により同期が得られなければ、また、ラスト周波数自動
サーチモード40へ戻る。このように、自動サーチモード
では、ラスト周波数自動サーチモード40、FI周波数自
動サーチモード42、及び公表周波数自動サーチモード44
をサイクリックに繰り返し、いずれかの自動サーチモー
ドにより同期が得られしだい、自動サーチモードを終了
する。ラスト周波数自動サーチモード40は、アンサンブ
ルのカバーエリア内で駐車等のためにDAB用ラジオ10
をオフし、再びDAB用ラジオ10をオンにする場合や、
DAB用ラジオ10搭載自動車がトンネル等へ一時的に入
って、トンネル等から再び出て来た場合や、自動車が聴
取中のアンサンブルのカバーエリアからて、一時的に外
へ出て、また、しばらくして、そのカバーエリア内へ戻
って来た場合等に有効である。FI周波数自動サーチモ
ード42は、多数のDABが、カバーエリアを部分的に重
複しつつ、国土全体にわたって広く分布している場合
に、有効である。公表周波数自動サーチモード44は、F
I周波数を取得できなかったときに、有効である。
【0035】図5は自動車がA,B,C,Dの経路に沿
って移動したときにそれに搭載されるDAB用ラジオ10
から聴取する放送を説明するための図である。DABの
聴取可能な地域は一部の地域に限られているので、通常
のDAB用ラジオ10は、RDS(Radio Data
System。EBUにより規格化され、現在ヨーロ
ッパにおいて提供されている放送サービス)、FM、A
M等の、DAB以外のラジオ放送電波も受信できるよう
になっている。AからBまでは、アンサンブル1のカバ
ーエリア内にいるので、アンサンブル1の所定のサービ
スをDAB用ラジオ10から聞くことになる。自動車は、
Bからはアンサンブル1のカバーエリアから外へ出るの
で、DAB用ラジオ10はアンサンブル1に同期しなくな
る。BからをCまでは、いずれのアンサンブルのカバー
エリアにもなっていないので、DAB用ラジオ10は、国
土全体にわたって広く聴取可能なRDS、FM、AM等
のラジオ放送を受信する。DAB用ラジオ10は、RDS
等の他の種類のラジオ放送受信中も、図4の自動サーチ
モードを実行しており、自動車がCに達してDAB2の
カバーエリアに入ると、FI周波数自動サーチモード42
又は公表周波数自動サーチモード44に基づいてDAB用
ラジオ10はRDS等から直ちにDABとしてのxFI周
波数自動サーチモード42のサービスの出力へ切替えられ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラスト周波数自動サーチルーチンのフローチャ
ートである。
【図2】FI周波数自動サーチルーチンのフローチャー
トである。
【図3】公表周波数自動サーチルーチンのフローチャー
トである。
【図4】周波数自動サーチモードの切替順番を示す図で
ある。
【図5】自動車がA,B,C,Dの経路に沿って移動し
たときにそれに搭載されるDAB用ラジオから聴取する
放送を説明するための図である。
【図6】自動車搭載のDAB用ラジオ10のシステム構成
図である。
【図7】DABの伝送フレームの構造を示す図である。
【図8】DABのサービス構造の例示図である。
【図9】FIBの構造図である。
【図10】FIGタイプが0のFIGの構造図である。
【図11】FIGタイプが0でかつイクステンションが
21のFIGのタイプ0領域の構造図である。
【符号の説明】
10 DAB用ラジオ 40 ラスト周波数自動サーチモード 42 FI周波数自動サーチモード 44 公表周波数自動サーチモード

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 DAB用ラジオ(10)の受信周波数がDA
    B電波に同期していない場合は、最後に同期していたD
    AB電波の周波数をDAB用ラジオ(10)の受信周波数に
    変更することを特徴とするDAB用ラジオの受信周波数
    制御方法。
  2. 【請求項2】 所定のDAB電波の同期中にそのDAB
    電波から復号した複数のアンサンブルの周波数情報を記
    憶しておき、DAB用ラジオ(10)の受信周波数がDAB
    電波に同期していない場合は、記憶している周波数情報
    の中から選択した周波数をDAB用ラジオ(10)の受信周
    波数に変更することを特徴とするDAB用ラジオの受信
    周波数制御方法。
  3. 【請求項3】 DABの公表周波数を予め記憶してお
    き、DAB用ラジオ(10)の受信周波数がDAB電波に同
    期していない場合は、記憶している公表周波数をDAB
    用ラジオ(10)の受信周波数に変更することを特徴とする
    DAB用ラジオの受信周波数制御方法。
  4. 【請求項4】 (a)DAB用ラジオ(10)の受信周波数
    がDAB電波に同期していない場合は、最後に同期して
    いたDABの周波数をDAB用ラジオ(10)の受信周波数
    に変更する第1の受信周波数自動設定と、(b)所定の
    DAB電波の同期中にそのDAB電波から復号した複数
    のアンサンブルの周波数情報を記憶しておき、DAB用
    ラジオ(10)の受信周波数がDAB電波に同期していない
    場合は、記憶している周波数情報の中から選択した周波
    数をDAB用ラジオ(10)の受信周波数に変更する第2の
    受信周波数自動設定と、(c)DABの公表周波数を予
    め記憶しておき、DAB用ラジオ(10)の受信周波数がD
    AB電波に同期していない場合は、記憶している公表周
    波数をDAB用ラジオ(10)の受信周波数に変更する第3
    の受信周波数自動設定とを、所定の順番で繰り返し、い
    ずれかの受信周波数自動設定によりDAB電波の同期が
    得られたならば、受信周波数自動設定を終了することを
    特徴とするDAB用ラジオの受信周波数制御方法。
  5. 【請求項5】 DAB用ラジオ(10)がオンになったと
    き、第1の受信周波数自動設定、第2の受信周波数自動
    設定、及び第3の受信周波数自動設定の順番で受信周波
    数自動設定を行うことを特徴とする請求項4記載のDA
    B用ラジオの受信周波数制御方法。
  6. 【請求項6】 所定のDAB電波の同期中にそのDAB
    電波から復号した複数のアンサンブルの周波数情報の記
    憶は、FIG0/21の周波数情報に基づいて行うこと
    を特徴とする請求項2、4、又は5記載のDAB用ラジ
    オの受信周波数制御方法。
  7. 【請求項7】 前記DAB用ラジオ(10)は自動車に搭載
    されるものであることを特徴とする請求項1〜6のいず
    れかに記載のDAB用ラジオの受信周波数制御方法。
  8. 【請求項8】 DABの非同期中は、RDS、FM、又
    はAMの放送を受信しつつ、受信周波数自動設定を行
    い、受信周波数自動設定の実施によりDAB用ラジオ(1
    0)の受信周波数がDAB電波に同期すると、DAB放送
    へ切替えることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに
    記載のDAB用ラジオの受信周波数制御方法。
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