JPH1014970A - 腋下保冷具および保冷具整形用型 - Google Patents

腋下保冷具および保冷具整形用型

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JPH1014970A
JPH1014970A JP21183296A JP21183296A JPH1014970A JP H1014970 A JPH1014970 A JP H1014970A JP 21183296 A JP21183296 A JP 21183296A JP 21183296 A JP21183296 A JP 21183296A JP H1014970 A JPH1014970 A JP H1014970A
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JP
Japan
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axilla
cooler
cold insulation
water
cooling
Prior art date
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Pending
Application number
JP21183296A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisako Matsubara
久子 松原
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  • Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 体表に近い腋窩動脈に効果的に保冷材を装着し従来の腋
下冷却法に利用される氷のう等の欠点を補い、看護時間
を短縮して簡便に利用できる形を持つ製品を考案した。 【課題】 腋窩動脈に近い腋下の凹みに効果的に簡便に
装着でき体温下降を促進することが出来、体格に合わせ
て形を選択できる。 【解決手段】 外側に冷凍時比較的柔軟性のある保冷材
層(2)を有し、内部に水(3)を封入してなり、装着
時、腋下の凹みに適合するよう一辺(1′)が円弧状に
形成されたほぼ偏平形状の腋下保冷具(1)を冷凍後、
腋下の保冷部位に装着して保冷するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は腋下に当て、腋窩動脈を効果的に冷却して体温
の降下を促進し得るようにした腋下保冷具に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、腋下の冷却には氷のうに氷と水を
入れて腋下に当てがい、体温の降下を促進させることが
通常行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の方法では、
適当な大きさに氷を割り、水と共に氷のうに入れるのに
手数が掛り、また氷が溶けて水温が上昇する時間が早
く、取替えにも手数が掛り、また氷のうはゴム製品であ
るため、使用後、水分を拭きとり、乾燥剤を施こして保
管しなければならない等、医療の現場では煩雑で多くの
時間をついやす欠点がある。
【0004】また氷のうはほぼ球形で、腋下に装着した
際に腕が広がり苦痛である。
【0005】本発明は上記の欠点を補い、腋窩動脈に近
い腋下に効果的に保冷剤を当てることにより体温の降下
を促進することを目的とするものである。
【0006】また各種外形寸法のものを準備することに
より、患者に合わせて選択することができる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するためになされたもので、外側に冷凍時比較的柔軟
性のある保冷材層を有し、内部に水を封入してなり、装
着時、腋下の凹みに適合するよう一辺が円弧状に形成さ
れたほぼ偏平形状の腋下保冷具を提供しようとするもの
で、これにより患者が無理なく、かつ隙間などを生ずる
ことなく装着することができ、安楽な姿勢を保ち、効果
的に腋下動脈を冷却することができる。
【0008】また冷却効果を永続させるため、上記保冷
材層の内部に適量の水を封入してもよい。
【0009】また保冷具による過度の冷却から皮膚を保
護するため、保冷具をタオル等でカバーしてもよいが、
本発明では当りを柔かくするため、2枚の布の間にスポ
ンジ層を設けて袋状に形成したカバーを取付けてもよ
い。この場合はカバーを取付けた状態で腋下の凹みに適
合するよう寸法等を決定する。
【0010】
【発明の実施の態様】発明の実施の態様について図面を
参照して説明する。図1は本発明の1実施例を示す正面
図、図2は側面図、図3は正面断面図、図4は側面断面
図である。
【0011】図において、保冷具(1)は外側適当な厚
さに例えば線維素グルコール酸ナトリウム(CMC)製
材など冷凍時でも柔軟性のある保冷材層(2)を有し、
装着の際、腋下の凹みに適合するように一辺(1′)が
円弧状に形成されたほぼ偏平な外観形状で、内部に冷却
効果の大きな水(3)を封入してある。これらをゴム、
合成樹脂等の被膜で覆い形成してある。水を封入しない
場合もある。
【0012】図5は保冷具(1)を人体(a)の腋下に
装着した状態を示し、図1、図2において(A)は腋窩
部、(B)は胸側部、(C)は上腕部にそれぞれ当たる
部分を示している。
【0013】保冷具(1)は適当時間冷凍庫内で冷凍し
た後、人体の腋下に装着する。この場合、内部の水が凝
固しても直ちに保冷部位に密着して取付けができるよう
整形用の型を使用してもよい。図6に示す如く、例えば
胸側部(B)に相当する表面形状の置台(4)上に保冷
具(1)を置き、その上に上腕部(C)に相当する表面
形状の押し型(5)を置いて適度に押し付けて保冷部位
に適合する形状に凝固させれば、冷凍庫から取出した
後、直ちに保冷部位に密着して取付けることができ、便
利である。この置台(4)と押し型(5)は熱の伝導性
のよい金属等で作るとよい。またこの置台(4)と押し
型(5)は人体の他の部位に取付ける際にも適用するこ
とができ、保冷部位に相当する表面形状の置台と押し型
の間に保冷具を挟み、冷凍すればよい。腕或は脚部等の
保冷具には凹みを有する置台と保冷部位の形状に相当す
る表面形状の押し型の間に保冷具を挟み冷凍すればよ
い。またこの整形用型は水だけを保冷材とする保冷具に
も適用することができる。
【0014】保冷材層(2)の内部に不凍液を封入すれ
ば冷凍時にも柔軟であり、直ちに保冷部位に取付けるこ
とができる。
【0015】図7において(6)は保冷具のカバーであ
り、2枚の布(7),(8)の間にスポンジ層(9)を
重ねてキルティングなどし、袋状に形成して保冷具
(1)を収納できるようにしたもので、出し入れ口はゴ
ム紐(10)等を取付けて収納を容易にした。このカバ
ー(6)により保冷材層(2)の過度の冷却から皮膚を
保護し、皮膚の凍傷を防ぐことができる。また冷凍によ
りやや硬化した保冷具をスポンジ層(9)で柔らげ、安
楽に保冷部位を冷却できるようにした。
【0016】
【発明の効果】本発明は次のような効果を有する。 (1)腋窩動脈に近い腋下の凹みにそって保冷具(1)
の一辺(1′)が円弧状であるため、腋窩に密着し、体
温の降下が効果的であり、かつ装着時に腕が広がらない
ため安楽である。 (2)装着してからの保冷時間を延長できることと、簡
単に冷凍庫で凍らせて使用できるので、医療現場での看
護が著しく容易となる。また整形用型を使用することに
より、冷凍直後直ちに保冷部位に適合して取付けること
ができる。 (3)寸法の種類を備えることで、体形に合わせて大き
さを選択でき、効果的に体温の降下をはかることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す保冷具の正面図。
【図2】側面図。
【図3】正面断面図。
【図4】側面断面図。
【図5】装着状態を示す人体の略図。
【図6】保冷具整形用型の正面図。
【図7】保冷具カバーの断面図。
【符号の説明】
(1)…保冷具 (2)…保冷材層 (3)…水 (4)…置台 (5)…押し型 (6)…保冷具カバー (7),(8)…布 (9)…スポンジ層 (10)…ゴム紐 (a)…人体 (A)…腋窩部 (B)…胸側部 (C)…上腕部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側に冷凍時比較的柔軟性のある保冷材
    層(2)を有し、内部に水(3)を封入してなり、装着
    時、腋下の凹みに適合するよう一辺(1′)が円弧状に
    形成されたほぼ偏平形状の腋下保冷具。
  2. 【請求項2】 冷凍時比較的柔軟性のある保冷剤からな
    り、装着時、腋下の凹みに適合するよう一辺(1′)が
    円弧状に形成されたほぼ偏平形状の腋下保冷具。
  3. 【請求項3】 2枚の布(7),(8)の間にスポンジ
    層(9)を設けて袋状に形成したカバー(6)に収納し
    てなる請求項1もしくは2に記載の腋下保冷具。
  4. 【請求項4】 水を保冷材とする保冷具(1)を、冷凍
    後直ちに保冷部位に適合して装着し得るよう、該保冷部
    位に相当する表面形状の置台(4)と押し型(5)を備
    え、冷凍時、上記置台(4)と押し型(5)の間に上記
    保冷具(1)を挟み冷凍し得るようにした保冷具整形用
    型。 【0001】
JP21183296A 1996-07-08 1996-07-08 腋下保冷具および保冷具整形用型 Pending JPH1014970A (ja)

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JP21183296A Pending JPH1014970A (ja) 1996-07-08 1996-07-08 腋下保冷具および保冷具整形用型

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JP (1) JPH1014970A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7102277B2 (en) 2000-11-17 2006-09-05 Kabushiki Kaisha Toshiba Field emission cold cathode device of lateral type
JP2009203254A (ja) * 2008-02-26 2009-09-10 Misako Matsuki 保冷剤

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7102277B2 (en) 2000-11-17 2006-09-05 Kabushiki Kaisha Toshiba Field emission cold cathode device of lateral type
US7187112B2 (en) 2000-11-17 2007-03-06 Kabushiki Kaisha Toshiba Field emission cold cathode device of lateral type
JP2009203254A (ja) * 2008-02-26 2009-09-10 Misako Matsuki 保冷剤

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