JP2004000375A - 顔面用保冷保温具 - Google Patents
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Abstract
【課題】顔面略全体を効率よく冷やし又は温めることができるようにする。
【解決手段】内部に蓄熱材が封入された柔軟かつ扁平な袋体である顔面用保冷保温具の袋体の内部を、鼻の下近傍を通る顔の幅方向の線に沿った仕切りにより、眼周部10と、口周部12の2室に仕切り、蓄冷材をそれら2室に分離して封入し、蓄熱材を偏りにくくする。
【選択図】図1
【解決手段】内部に蓄熱材が封入された柔軟かつ扁平な袋体である顔面用保冷保温具の袋体の内部を、鼻の下近傍を通る顔の幅方向の線に沿った仕切りにより、眼周部10と、口周部12の2室に仕切り、蓄冷材をそれら2室に分離して封入し、蓄熱材を偏りにくくする。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、顔面に当接させ、顔面を冷やし又は温める顔面用保冷保温具に関する。
【0002】
【従来の技術】
顔面を冷やしたり、温めたりすることによって、顔面のほてり、むくみ、疲れなどを緩和させたり、発汗を促し、血行や新陳代謝を活発にさせるなどの美容効果を狙うものとして、内部に蓄熱材が封入されたフェイスマスク状の顔面用保冷保温具が利用されている。
【0003】
このような顔面用保冷保温具としては、例えば、実用新案登録第3008267号「美顔用冷却マスク」がある。
この美顔用冷却マスクは、略顔面全体を覆い得る柔軟で扁平な袋体に蓄冷材を封入したものである。
この冷却マスクは、蓄冷材を封入する領域が1室であるため、使用中に蓄冷材が特定の箇所に偏りやすい。
このような蓄冷材の偏りが発生しても、袋内に、蓄冷材が薄く又はなくなる領域ができないようにするためには、多量の蓄冷材を封入せざるを得ず、マスク自体が嵩張り、重量化すると共に、原材料コストも高くなるという問題があった。
【0004】
また、他の顔面用保冷保温具としては、実開平7−43329号「発熱時用冷却具」がある。
この発熱時冷却具は、多数の領域に仕切られた複数の保冷材封入領域を有する折り曲げ自在なシート状のものである。
この冷却具は、仕切り部分が多いため、冷却面と顔面との接触面積が少なく、冷却効率が悪いと共に、顔面とは反対側の表面積が広いので、冷気が空気中に放散しやすいという問題があった。
また、このように、この冷却具は冷却効率が悪いため、ある程度の冷却性能を確保するためには、保冷材の量を増やすしかなく、冷却具自体が嵩張り、重量化すると共に、原材料コストも高くなるという問題があった。
【0005】
また、目元を冷やしたり、温めたりするために、扁平な袋に蓄熱材を封入した保冷保温具には、様々なものがある。
しかしながら、顔面略全体用のものには、コンパクトで効率的なものがなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、顔面略全体を効率よく冷やし又は温めることができるコンパクトな顔面用保冷保温具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的は、内部に蓄熱材が封入された柔軟かつ扁平な袋体である顔面用保冷保温具の袋体の内部を、鼻の下近傍を通る顔の幅方向の線に沿った仕切りにより、眼周部と、口周部の2室に仕切り、蓄冷材をそれら2室に分離して封入することによって達成される。
また、鼻の下側を通る仕切り上には、鼻の下側の領域に切り込みと、その切り込みにつながり、鼻の両側近傍から額の中央方向に、目元近傍まで伸びる切り込みとを設けることが推奨される。
【0008】
また、鼻の下側を通る仕切りの両端側に、その仕切りに沿って所定長さの切り込みを設けてもよい。
また、袋体の仕切りに沿って、袋体を分離するようにしてもよい。
さらに、蓄熱材は、保冷材であっても、保温材であっても、兼用のものであってもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面により、本発明を詳細に説明する。
図1は本発明に係る顔面用保冷保温具の一実施例を示す平面図、図2は図1に示したA−A方向から見た側面図、図3は図1に示した実施例の分離状態を示す平面図である。
【0010】
図中、1は本発明に係る顔面用保冷保温具、10は眼周部、100は眼孔、101は鼻周切り込み、10aは周縁切り込み、11は仕切り部切り込み、12は口周部、120は口孔、12aは口上切り込みである。
なお、以下の説明で上下とは、それぞれ額側及びあご側を示すものとする。
【0011】
この顔面用保冷保温具1は、柔軟な合成樹脂製の扁平なフェイスマスク状の袋体であって、顔に当接させたときに、鼻の下側近傍を通る顔の幅方向の線に沿って2室に仕切られ、それぞれの袋内部に適宜量の蓄熱材が封入されたものである。
この蓄熱材は、冷却したときに固化しないゲル状のものであり、保冷、保温兼用である。
なお、この蓄熱材が封入された顔面用保冷保温具1の側面図を図2に示したが、この図では、封入部分を均一な厚みとしているが、柔軟な袋にゲル状の蓄熱材が封入されているので、実際には、多少の盛り上がりや凹みなどができ、その厚さは図で示したように均一にはならない。
【0012】
この顔面用保冷保温具1の額側は眼周部10であり、あご側は、口周部12である。
この眼周部10と口周部12の間は、両頬の部分の二箇所で切り離し可能に接続されており、中央部が仕切り部切り込み11になっている。
また、二箇所の接続部の両外側は、略V字状の切り込みになっている。
眼周部10には、眼が当接する領域に、眼孔100が設けられる。
鼻周切り込み101は、その下端が仕切り部切り込み11につながり、鼻の両側近傍から額の中央方向に、目元近傍まで伸びるものである。
また、眼周部10の周囲には、適宜の間隔及び長さの周縁切り込み10aが設けられる。
【0013】
口周部12には、口が当接する領域に口孔120が設けられる。
また、口周部12の仕切り部切り込み11側の縁には、適宜の間隔及び長さの口上切り込み12aが設けられる。
なお、上記の実施例に設けられている鼻周切り込み101、周縁切り込み10a、口上切り込み12aは、それぞれの直線に沿って手先で簡単に切断できるようになっている。
【0014】
これらの切り込みをいれると、顔面用保冷保温具1を顔面に当接させたときに、顔面の凹凸に合わせて変形させやすくなり、特に鼻周切り込みを入れると、鼻及びその周囲に顔面用保冷保温具1を密着させやすくなる。
また、このような切り込みを入れることにより、蓄熱材の偏りを防止することもできるようになる。
また、眼周部10と口周部12との接続部分は、切断可能になっており、利用者の使用状況や、好みに応じ、図3に示したように、個々から上下に分割して使用してもよい。
【0015】
この顔面用保冷保温具1を保冷具として使用するときには、これを冷蔵庫又は冷凍庫で充分予冷しておき、上に向けた顔面に予冷された保冷具を載置する。
また、この顔面用保冷保温具1を保温具として使用するときには、これを適温の湯につけるなどして予熱しておき、顔面上にこれを載置する。
また、この顔面用保冷保温具1を入浴時に使用し、浴槽内の湯で温め、湯船につかっているときに、上を向いて顔面に載置して使用してもよい。
【0016】
上記の実施例の場合、蓄熱材が封入される領域が、鼻の下側で二分されているので、蓄熱材が偏りにくく、蓄熱材の量を必要以上に封入しなくても、充分顔面を冷やし、又は、温めることができる。
また、蓄熱材の量を少なくできるため、袋が膨れておらず、顔の凹凸に沿って曲がりやすく、密着しやすい。
また、その分離箇所が一箇所であるので、構造も単純で製造しやすく、そのコストを抑えることができる。
【0017】
なお、本発明は上記の実施例に限定されるものではなく、例えば、その形状は、顔面の眼周辺から口元周辺までの領域を覆い得るものであればどのようなものであってもよく、眼や口のための孔はなくてもよく、また、各切り込みの深さや位置、数等も実施例に限定されず、さらには設けなくてもよい。
また、仕切り部切り込みの形状は、スリットなどどのようなものであってもよく、眼周部と口周部との接続方法、接続位置、接続箇所などは実施例に限定されない。
【0018】
また、眼周部と口周部とは、単に仕切りなどによって、蓄熱材の充填領域を分離させておき、両者は物理的に分離できなくてもかまわない。
また、特に保冷具として使用するときなどに、肌当たりを和らげるため、樹脂製の袋が直接肌に触れないようにし、例えば、織布や不織布を介して肌に接するようにしてもよい。
また、使用時にずれたり、落ちたりしないよう、固定用のベルト等を設けてもよい。
【0019】
本発明は、上記のように構成されるので、本発明によるときは、コンパクトで取り扱いが容易になると共に、顔面略全体を効率よく冷やし又は温めることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る顔面用保冷保温具の一実施例を示す平面図である。
【図2】図1に示したA−A方向から見た側面図である。
【図3】図1に示した実施例の分離状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 顔面用保冷保温具
10 眼周部
100 眼孔
101 鼻周切り込み
10a 周縁切り込み
11 仕切り部切り込み
12 口周部
120 口孔
12a 口上切り込み
【発明の属する技術分野】
本発明は、顔面に当接させ、顔面を冷やし又は温める顔面用保冷保温具に関する。
【0002】
【従来の技術】
顔面を冷やしたり、温めたりすることによって、顔面のほてり、むくみ、疲れなどを緩和させたり、発汗を促し、血行や新陳代謝を活発にさせるなどの美容効果を狙うものとして、内部に蓄熱材が封入されたフェイスマスク状の顔面用保冷保温具が利用されている。
【0003】
このような顔面用保冷保温具としては、例えば、実用新案登録第3008267号「美顔用冷却マスク」がある。
この美顔用冷却マスクは、略顔面全体を覆い得る柔軟で扁平な袋体に蓄冷材を封入したものである。
この冷却マスクは、蓄冷材を封入する領域が1室であるため、使用中に蓄冷材が特定の箇所に偏りやすい。
このような蓄冷材の偏りが発生しても、袋内に、蓄冷材が薄く又はなくなる領域ができないようにするためには、多量の蓄冷材を封入せざるを得ず、マスク自体が嵩張り、重量化すると共に、原材料コストも高くなるという問題があった。
【0004】
また、他の顔面用保冷保温具としては、実開平7−43329号「発熱時用冷却具」がある。
この発熱時冷却具は、多数の領域に仕切られた複数の保冷材封入領域を有する折り曲げ自在なシート状のものである。
この冷却具は、仕切り部分が多いため、冷却面と顔面との接触面積が少なく、冷却効率が悪いと共に、顔面とは反対側の表面積が広いので、冷気が空気中に放散しやすいという問題があった。
また、このように、この冷却具は冷却効率が悪いため、ある程度の冷却性能を確保するためには、保冷材の量を増やすしかなく、冷却具自体が嵩張り、重量化すると共に、原材料コストも高くなるという問題があった。
【0005】
また、目元を冷やしたり、温めたりするために、扁平な袋に蓄熱材を封入した保冷保温具には、様々なものがある。
しかしながら、顔面略全体用のものには、コンパクトで効率的なものがなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、顔面略全体を効率よく冷やし又は温めることができるコンパクトな顔面用保冷保温具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的は、内部に蓄熱材が封入された柔軟かつ扁平な袋体である顔面用保冷保温具の袋体の内部を、鼻の下近傍を通る顔の幅方向の線に沿った仕切りにより、眼周部と、口周部の2室に仕切り、蓄冷材をそれら2室に分離して封入することによって達成される。
また、鼻の下側を通る仕切り上には、鼻の下側の領域に切り込みと、その切り込みにつながり、鼻の両側近傍から額の中央方向に、目元近傍まで伸びる切り込みとを設けることが推奨される。
【0008】
また、鼻の下側を通る仕切りの両端側に、その仕切りに沿って所定長さの切り込みを設けてもよい。
また、袋体の仕切りに沿って、袋体を分離するようにしてもよい。
さらに、蓄熱材は、保冷材であっても、保温材であっても、兼用のものであってもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面により、本発明を詳細に説明する。
図1は本発明に係る顔面用保冷保温具の一実施例を示す平面図、図2は図1に示したA−A方向から見た側面図、図3は図1に示した実施例の分離状態を示す平面図である。
【0010】
図中、1は本発明に係る顔面用保冷保温具、10は眼周部、100は眼孔、101は鼻周切り込み、10aは周縁切り込み、11は仕切り部切り込み、12は口周部、120は口孔、12aは口上切り込みである。
なお、以下の説明で上下とは、それぞれ額側及びあご側を示すものとする。
【0011】
この顔面用保冷保温具1は、柔軟な合成樹脂製の扁平なフェイスマスク状の袋体であって、顔に当接させたときに、鼻の下側近傍を通る顔の幅方向の線に沿って2室に仕切られ、それぞれの袋内部に適宜量の蓄熱材が封入されたものである。
この蓄熱材は、冷却したときに固化しないゲル状のものであり、保冷、保温兼用である。
なお、この蓄熱材が封入された顔面用保冷保温具1の側面図を図2に示したが、この図では、封入部分を均一な厚みとしているが、柔軟な袋にゲル状の蓄熱材が封入されているので、実際には、多少の盛り上がりや凹みなどができ、その厚さは図で示したように均一にはならない。
【0012】
この顔面用保冷保温具1の額側は眼周部10であり、あご側は、口周部12である。
この眼周部10と口周部12の間は、両頬の部分の二箇所で切り離し可能に接続されており、中央部が仕切り部切り込み11になっている。
また、二箇所の接続部の両外側は、略V字状の切り込みになっている。
眼周部10には、眼が当接する領域に、眼孔100が設けられる。
鼻周切り込み101は、その下端が仕切り部切り込み11につながり、鼻の両側近傍から額の中央方向に、目元近傍まで伸びるものである。
また、眼周部10の周囲には、適宜の間隔及び長さの周縁切り込み10aが設けられる。
【0013】
口周部12には、口が当接する領域に口孔120が設けられる。
また、口周部12の仕切り部切り込み11側の縁には、適宜の間隔及び長さの口上切り込み12aが設けられる。
なお、上記の実施例に設けられている鼻周切り込み101、周縁切り込み10a、口上切り込み12aは、それぞれの直線に沿って手先で簡単に切断できるようになっている。
【0014】
これらの切り込みをいれると、顔面用保冷保温具1を顔面に当接させたときに、顔面の凹凸に合わせて変形させやすくなり、特に鼻周切り込みを入れると、鼻及びその周囲に顔面用保冷保温具1を密着させやすくなる。
また、このような切り込みを入れることにより、蓄熱材の偏りを防止することもできるようになる。
また、眼周部10と口周部12との接続部分は、切断可能になっており、利用者の使用状況や、好みに応じ、図3に示したように、個々から上下に分割して使用してもよい。
【0015】
この顔面用保冷保温具1を保冷具として使用するときには、これを冷蔵庫又は冷凍庫で充分予冷しておき、上に向けた顔面に予冷された保冷具を載置する。
また、この顔面用保冷保温具1を保温具として使用するときには、これを適温の湯につけるなどして予熱しておき、顔面上にこれを載置する。
また、この顔面用保冷保温具1を入浴時に使用し、浴槽内の湯で温め、湯船につかっているときに、上を向いて顔面に載置して使用してもよい。
【0016】
上記の実施例の場合、蓄熱材が封入される領域が、鼻の下側で二分されているので、蓄熱材が偏りにくく、蓄熱材の量を必要以上に封入しなくても、充分顔面を冷やし、又は、温めることができる。
また、蓄熱材の量を少なくできるため、袋が膨れておらず、顔の凹凸に沿って曲がりやすく、密着しやすい。
また、その分離箇所が一箇所であるので、構造も単純で製造しやすく、そのコストを抑えることができる。
【0017】
なお、本発明は上記の実施例に限定されるものではなく、例えば、その形状は、顔面の眼周辺から口元周辺までの領域を覆い得るものであればどのようなものであってもよく、眼や口のための孔はなくてもよく、また、各切り込みの深さや位置、数等も実施例に限定されず、さらには設けなくてもよい。
また、仕切り部切り込みの形状は、スリットなどどのようなものであってもよく、眼周部と口周部との接続方法、接続位置、接続箇所などは実施例に限定されない。
【0018】
また、眼周部と口周部とは、単に仕切りなどによって、蓄熱材の充填領域を分離させておき、両者は物理的に分離できなくてもかまわない。
また、特に保冷具として使用するときなどに、肌当たりを和らげるため、樹脂製の袋が直接肌に触れないようにし、例えば、織布や不織布を介して肌に接するようにしてもよい。
また、使用時にずれたり、落ちたりしないよう、固定用のベルト等を設けてもよい。
【0019】
本発明は、上記のように構成されるので、本発明によるときは、コンパクトで取り扱いが容易になると共に、顔面略全体を効率よく冷やし又は温めることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る顔面用保冷保温具の一実施例を示す平面図である。
【図2】図1に示したA−A方向から見た側面図である。
【図3】図1に示した実施例の分離状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 顔面用保冷保温具
10 眼周部
100 眼孔
101 鼻周切り込み
10a 周縁切り込み
11 仕切り部切り込み
12 口周部
120 口孔
12a 口上切り込み
Claims (8)
- 内部に蓄熱材が封入された、柔軟かつ扁平な袋体であって、顔面に当接させる顔面用保冷保温具において、
顔に当接させたとき、袋体の内部が、鼻の下側近傍を通る顔の幅方向の線に沿った仕切りにより、眼周部(10)と、口周部(12)の2室に仕切られ、蓄熱材がそれら2室に分離して封入されていることを特徴とする上記の顔面用保冷保温具。 - 鼻の下側を通る仕切りに沿って、鼻の下側の領域に仕切り部切り込み(11)と、その切り込みにつながり、鼻の両側近傍から額の中央方向に、目元近傍まで伸びる鼻周切り込み(101)と、を設けた請求項1に記載の顔面用保冷保温具。
- 袋体の仕切りの両端側に、その仕切りに沿って所定長さの切り込みを設けた請求項1又は2に記載の顔面用保冷保温具。
- 袋体の周縁から袋体中央側に向かう少なくとも一条の周縁切り込み(10a)を設けた請求項1ないし3のいずれか1項に記載の顔面用保冷保温具。
- 口周部(12)の、仕切り部切り込み(11)に面する領域に、その縁辺から袋体中央側に向かう少なくとも一条の口上切り込み(12a)を設けた請求項2ないし4のいずれか1項に記載の顔面用保冷保温具。
- 眼周部(10)と、口周部(21)とが、袋体の仕切りに沿って分離される請求項1ないし5のいずれか1項に記載の顔面用保冷保温具。
- 蓄熱材が、保冷材である請求項1ないし6のいずれか1項に記載の顔面用保冷保温具。
- 蓄熱材が、保温剤である請求項1ないし6のいずれか1項に記載の顔面用保冷保温具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002161239A JP2004000375A (ja) | 2002-06-03 | 2002-06-03 | 顔面用保冷保温具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002161239A JP2004000375A (ja) | 2002-06-03 | 2002-06-03 | 顔面用保冷保温具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004000375A true JP2004000375A (ja) | 2004-01-08 |
Family
ID=30430366
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002161239A Pending JP2004000375A (ja) | 2002-06-03 | 2002-06-03 | 顔面用保冷保温具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004000375A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2008249439A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | マイクロアレイ用基板及びその使用方法 |
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WO2012063828A1 (ja) * | 2010-11-09 | 2012-05-18 | 株式会社資生堂 | 温熱マスク |
KR20140144449A (ko) * | 2013-06-11 | 2014-12-19 | 주식회사 클리어뷰 헬스케어 | 다용도 핫팩 |
US9576951B2 (en) | 2009-04-02 | 2017-02-21 | Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. | Devices formed from a non-polar plane of a crystalline material and method of making the same |
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