JPH0833668A

JPH0833668A - 保温又は保冷用安定保持具

Info

Publication number: JPH0833668A
Application number: JP20002694A
Authority: JP
Inventors: Midori Sasaki; 緑佐々木
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1994-07-22
Filing date: 1994-07-22
Publication date: 1996-02-06

Abstract

(57)【要約】【目的】保温剤又は、保冷剤等の、多種形状に適応で
き、温度調節が比較的簡単で、本発明を装着したまま保
温、保冷剤等の交換が出来る。そして、日常の動きにも
適応出来、さらに、患部の上から使用可能である。以上
のことを目的とした、保温又は保冷用安定保持具であ
る。【構成】ポケット（１）に出入れ口（２）を設け、ボ
ケット（１）の左右個々に帯（６）の左右先端を個々に
設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は身体の炎症等に於いて
保温又は保冷の為、保温剤や保冷剤、氷袋等の多種形状
に合う、保温又は保冷用安定保持具に関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】従来より保温剤、保冷剤、氷袋等に適応
出来る安定保持具はなく、保温剤安定保持具は、保温剤
を入れる袋と、袋の左右に保持する為の伸縮性の帯が付
き、両先端に止め部がある。そして、保冷剤安定保持具
は、保冷剤と保持具の一体化した物があり、又、氷袋を
安定保持する物はない。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】これらは次のような欠
点があった。（イ）保温剤安定保持具は全体の長さから保温剤を入
れる袋と止め部分をのぞくと伸縮性のある帯の使用が短
くなり、保持する力が弱く安定保持出来ない物となる。（ロ）保冷剤と保持具が一体化した物は、保冷剤がよ
く凍った状態では板状の固体で、保冷剤効果が長いが板
状の為に安定保持出来ない。そして、柔らかな保冷剤
は、保冷時間が短く、さらに、冷え過ぎなどの温度調節
が難しい。（ハ）氷袋は熱により形状が変化し、保冷剤は熱によ
り形状が変化する物が多く、そして、保温剤に比べ重く
安定保持が困難である。本発明は、以上の欠点を除く為になされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】ポケットの表面上下中間
に、上部から来る布と、下部から来る布が重なり合う出
入れ口を設ける。そして、出入れ口の左右中央部には、
上部から来る布の下部表面にテープ凹を設け、下部から
来る布の上部裏面にテープ凸を設ける。さらに、ポケッ
トの両左右個々に帯の両左右先端を個々に設け輪形状と
する。本発明は、以上のような構成よりなる保温又は保
冷用安定保持具である。

【０００５】

【作用】保温剤又は保冷剤等をポケットの出入れ口から
入れ、テープ凹とテープ凸により出入れ口を止める。ポ
ケット裏面を保温又は保冷したい部分に配置する。

【０００６】第１実施例以下、本発明の第１実施例について説明する。（イ）ポケット（１）は、ほぼ袋状で、強い伸縮性を
持つ布を使用し、表面上下中間に、上部から来る布と、
下部から来る布が重な合う出入れ口（２）が設けられ、
ポケット（１）左右から広く開口される。（ロ）出入れ口（２）の左右中央部には、上部から来
る布下部表面に上下に長マジックテープ凹性のテープ凹
（３）を設け、下部から来る布上部裏面に上下に長くマ
ジックテープ凸性のテープ凸（４）を設ける。（ハ）帯（６）は、ほぼベルト状の布で、ポケット
（１）の両左右個々に帯（６）の両左右先端を個々に設
け輪形状とする。本発明は以上のような構成で、これを使用するときは、
ポケット（１）に設けたの出入れ口（２）から保温剤又
は保冷剤等を入れる。出入れ口（２）はテープ凹（３）
とテープ凸（４）により開閉し、保温又は保冷したい場
所にポケット（１）の裏面を配置する。ポケット（１）
と帯（６）により安定保持させる。装着時の保温剤又
は、保冷剤等の交換は、出入れ口（２）より行われる。
なお以下、部品形状、材質等の応用変化例を示す。ポケ
ット（１）の強い伸縮性を持つ布の代わりに伸縮性のな
い布又は、丈夫な紙でもよい。そして、出入れ口（２）
は、ポケット（１）の表面上下中間に位置する代わりに
裏面に設けてもよく、さらに、上部、下部又は、縦方向
等に設けてもよい。又、出入れ口（２）の布が重なり合
わなくてもよい。そして、出入れ口（２）のテープ凹
（３）とテープ凸（４）のマジックテープの代わりにホ
ック、又は、ボタン等でもよい。又、帯（６）のベルト
状の布の代わりに、ゴム、又は、ひも等でもよい。

【０００７】第２実施例以下、本発明の第２実施例について説明する。（イ）図２に示すように、ポケット（１）の左右の一
方にほぼアルファベッのＤ形状でプラステック性の止め
部（５）を設け、ポケット（１）の左右の他方に帯
（６）を設ける。そして、ポケット（１）に設けられた
帯（６）他方の表面先端から、マジックテープ凸の止め
テープ凸（９）を設け、次にマジックテープ凹の止めテ
ープ凹（８）を設ける。（ロ）図３に示すように、ポケット（１）と帯（６）
の裏面にそれぞれ滑り止め（７、１０）を設ける。本発明は以上のような構成で、これを使用するときは、
保温剤又は保冷剤等を入れたポケット（１）の裏面を保
温又は保冷したい場所に配置し、帯（６）先端を止め部
（５）に差入れ、止めテープ凸（９）と止めテープ凹
（８）で長さ調節し、安定保持させる。なお以下、部品
形状、材質の応用変化例を示す。止め部（５）のＤ形状
の代わりに、Ｏ又は、ロ形状でもよく、プラステック性
の代わりに、金属、ひも等でもよい。又、帯（６）表面
上の止めテープ凸（９）と止めテープ凹（８）のマジッ
クテープの代わりに、ホック又は、プラステックや金属
の金具でもよい。図６に示すように、帯（６）を２本以
上の平行帯（１３）にし、止め部（５）を平行止め部
（１２）にすることで図５に示す使用方法もある。本発
明に使用される物として、保温剤、保冷剤の他に、熱い
おしぼりを防水袋に入れた物や、氷袋等でもよい。そし
て、これらを布で包むと、温度調節出来る。

【０００８】

【発明の効果】保温、保冷の為に使用される薄い使い捨
てカイロ、凍った板状保冷剤、氷で凹凸の氷袋等を安定
保持出来る。そして、保温剤又は保冷剤等をハンカチ等
の布で包みポケットに入れることで温度調節が出来る。
さらに、本発明を装着したままで保温剤又は保冷剤等の
交換が出来、保持効果により日常の動きにも適応でき
る。又、負傷場所でのガーゼ、包帯等の上から使用でき
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明を身体頭部に装着した第１実施例斜視図

【図２】本発明の表面第２実施例斜視図

【図３】本発明の裏面第２実施例

【図４】本発明のポケット縦断面図

【図５】本発明を身体足首に装着した他の実施例

【図６】本発明の他の実施例

【符号の説明】

１ポケット２出入れ口３テーフ凹４テープ凸５止め部６帯７、１０滑り止め８止めテープ凹９止めテープ凸１１カバー１２平行止め部１３平行帯

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ポケットに出入れ口を設け、ポケットの
両左右個々に帯の両左右先端を個々に設けた、保温又は
保冷用安定保持具。