JPH10149550A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

Info

Publication number
JPH10149550A
JPH10149550A JP24903197A JP24903197A JPH10149550A JP H10149550 A JPH10149550 A JP H10149550A JP 24903197 A JP24903197 A JP 24903197A JP 24903197 A JP24903197 A JP 24903197A JP H10149550 A JPH10149550 A JP H10149550A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
optical disk
convergence
light
record carrier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP24903197A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3932217B2 (ja
Inventor
Takeharu Yamamoto
猛晴 山元
Katsuya Watanabe
克也 渡邊
Mitsuro Moriya
充郎 守屋
Takashi Kishimoto
隆 岸本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP24903197A priority Critical patent/JP3932217B2/ja
Publication of JPH10149550A publication Critical patent/JPH10149550A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3932217B2 publication Critical patent/JP3932217B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定な制御、及び装置の起動時間の高速化を
目的とする。 【解決手段】 レンズシフトさせてトラッキングエラー
信号と位相制御量からオフセットが少なくなるように位
相制御器112の位相制御量を決定する。フォーカス位
置調整はフォーカスオフセットをRF信号振幅が最大と
なるように調整してから、ジッター量が最小となるよう
に調整する。また、所定の再生速度で調整した位相制御
量、フォーカスゲイン、トラッキングゲインに基づいて
他の再生速度の位相制御量、フォーカスゲイン、トラッ
キングゲインを決定する。上記により安定な制御、装置
の起動時間の高速化を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ等の光源を
用いて光学的に光ディスク上に記録されている信号を再
生する光ディスク装置に関し、特に位相差法によるトラ
ッキングエラー検出方式におけるトラッキングエラー信
号のバランスを調整し、フォーカス制御における制御目
標位置を調整し、フォーカス制御系及びトラッキング制
御系におけるゲインを調整する光ディスク装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、映像情報やコンピュータのデータ
等が記録された媒体上から信号を再生する光ディスク装
置(以下「光学式再生装置」とも言う。)は、データ読
み取りの高速化、より一層の装置の信頼性向上が求めら
れている。
【0003】以下、従来の光学式再生装置を説明する。
【0004】図10は従来の光ディスク装置の構成を示
す。半導体レーザ等の光源101より発せられた光ビー
ムはコリメータレンズ102で平行光にされた後、偏光
ビームスプリッタ103で反射され、1/4波長板10
4を通過し、収束レンズ105で収束されて、モータ1
11により回転されている光ディスク107上に照射さ
れる。この光ディスク107からの光ビームの反射光
は、収束レンズ105、1/4波長板104、偏光ビー
ムスプリッタ103および集光レンズ108を通過した
後、4分割された光検出器109に照射される。
【0005】収束レンズ105はアクチュエータ106
の可動部に取り付けられている。収束レンズ105は、
アクチュエータ106のフォーカス用コイルに電流が流
れると光ディスク面に対して垂直な方向に移動し、アク
チュエータ106のトラッキング用コイルに電流が流れ
ると光ディスクの半径方向へ移動する。
【0006】ヘッドユニット110には、アクチュエー
タ106、1/4波長板104、偏光ビームスプリッタ
103、コリメータレンズ102、光源101、集光レ
ンズ108、及び4分割光検出器109が取り付けられ
ている。
【0007】4分割光検出器109の4つの受光領域1
09a、109b、109c、及び109dの出力は、
それぞれ増幅器113a、113b、113c、及び1
13dを通った後、フォーカスエラー回路114に入力
される。フォーカスエラー回路114は、増幅器113
a、113b、113c、及び113dがそれぞれ出力
する各信号に基づいて光ビームの焦点と情報記録面との
位置ずれを示すフォーカスエラー信号を出力する。フォ
ーカスエラー信号は、加算器115、可変増幅器11
7、位相を補償するための位相補償器118、及び電力
増幅するための駆動回路119を介してアクチュエータ
106のフォーカス用コイルに加えられる。ヘッドユニ
ット110は、光ビームの収束点が光ディスク107の
情報記録面上に位置するように制御される。
【0008】また、4分割光検出器109の受光領域1
09a、109b、109c、及び109dの出力はそ
れぞれ増幅器113a、113b、113c、及び11
3dを介して、位相差トラッキングエラー回路120に
入力される。位相差トラッキングエラー回路120は、
光ビームがトラック上のピットを通過する際の4分割光
検出器109の各出力の位相差情報に基づいて、光ビー
ムの焦点とトラックとの位置ずれを示すトラッキングエ
ラー信号を出力する。また、位相差トラッキングエラー
回路120はコントローラ150の信号に基づいてトラ
ッキングエラー信号のバランスを調整する。
【0009】図11は、位相差トラッキングエラー信号
の検出原理を示す。ビームスポット107aが光ディス
ク107上のトラックを構成するピット107b上を通
過すると、ビームスポット107aの反射光の強度パタ
ーンが時間的に変化する。即ち、図11(b)に示され
るように、ビームスポット107aがピット107bの
中心、即ちトラックの中心を通過するときは、トラック
の中心に対して対称にビームスポット107aの反射光
の強度パターンが変化する。
【0010】一方図11(c)に示されるように、ビー
ムスポット107aがピット107bの中心より左側を
通過するときは、反時計方向に回転するようにビームス
ポット107aの反射光の強度パターンが変化する。反
対に図11(a)に示されるように、ビームスポット1
07aがピット107bの中心より右側を通過するとき
は、時計方向に回転するようにビームスポット107a
の反射光の強度パターンが変化する。ビームスポット1
07aがピット107bの中心からずれるに従って、ビ
ームスポット107aの反射光の強度パターンのコント
ラストは鮮明となる。
【0011】このようなビームスポットの反射光の強度
パターンの変化を利用してトラッキングエラー信号を検
出する方法は位相差法と呼ばれる。即ち、位相差法は、
4分割光検出器109の対角線上の2つの受光領域から
得られる二つの信号の位相を比較し、位相の進み量また
は遅れ量からビームスポットとトラックとの位置ずれを
検出する。
【0012】図12は、位相差トラッキングエラー回路
120の内部構成を示す。位相差トラッキングエラー回
路120は、ピットの進行方向109eに対して前後に
分割された受光領域109a、109bの出力と受光領
域109c、109dの出力とに基づいて、トラッキン
グエラー信号を出力する。
【0013】4分割光検出器109の4つの受光領域の
うちのピットの進行方向(トラックの接線方向)109
eに対して前後に分割された受光領域のうちの一方の2
つの受光領域109a、109bの出力信号は、それぞ
れ増幅器113a、113bを介して位相補正部120
a、120bへ入力され、位相補正部120a、120
bにより遅延もしくは進ませられる。
【0014】加算器120c、120dは、4分割光検
出器109の相対角する受光領域からの出力信号を加算
する。即ち、加算器120cは、位相補正部120aか
らの出力信号と位相補正しない4分割光検出器109の
受光領域109cからの出力信号とを加算する。一方加
算器120dは、位相補正部120bからの出力信号と
位相補正しない4分割光検出器109の受光領域109
dからの出力信号とを加算する。比較器120eは、加
算器120cの出力と加算器120dの出力との位相差
に基づいて、光ビームの焦点とトラックとの位置ずれを
示すトラッキングエラー信号を出力する。
【0015】図10を再び参照して、トラッキングエラ
ー信号は、加算器122、可変増幅器124、位相を補
償するための位相補償器125、コントローラ150の
出力に基づいてトラッキング制御をオン、オフするスイ
ッチ126、及び電力を増幅するための駆動回路127
を介して、アクチュエータ106のトラッキング用コイ
ルに加えられる。このようにして、トラック上に光ビー
ムの焦点が位置するように収束レンズ105が制御され
る。
【0016】駆動回路135は、コントローラ150の
出力に基づいてモータ111を駆動する。コントローラ
150はモータ111の回転数が所定の回転数となるよ
うにディスクモータ111を制御する。
【0017】光ディスクのばらつき、光ディスクの経年
変化、ヘッドのばらつき等により、フォーカス制御系、
トラッキング制御系のゲインがばらつく。ゲインが低下
すると制御精度が悪くなる。一方ゲインが高くなると制
御系が不安定となり、時には発振してしまう。
【0018】また、フォーカス制御にオフセットがある
と、再生信号が劣化するために信号読み取りの信頼性が
低下する。
【0019】これらを防止するために従来の装置では以
下のような調整を行っている。
【0020】フォーカス制御系のゲインの調整を説明す
る。外乱発生器132は、コントローラ150からの指
令信号に応答して外乱信号を出力する。この外乱信号は
加算器115でフォーカスエラー信号に加算されること
により、フォーカス制御系に加えられる。フォーカスエ
ラー回路114は、外乱信号に対するフォーカス制御系
の応答信号を出力する。フォーカスエラー測定回路13
6は、フォーカスエラー回路114の出力信号に出現す
る外乱応答信号を抽出してコントローラ150に出力す
る。コントローラ150は、外乱発生器132から発生
する外乱信号とフォーカスエラー測定回路136からの
外乱応答信号とを比較して、両信号が所定の関係となる
ように可変増幅器117の増幅率を決定する。
【0021】トラッキング制御系のゲイン調整を説明す
る。フォーカス制御系のゲインの調整の場合と同様に、
外乱発生器134は、コントローラ150からの指令信
号に応答して、外乱信号を出力する。この外乱信号は加
算器122でトラッキングエラー信号に加算されること
により、トラッキング制御系に加えられる。コントロー
ラ150は、外乱発生器134から発生する外乱信号と
トラッキングエラー測定回路133で抽出された外乱応
答信号とを比較して、両信号が所定の関係となるように
可変増幅器124の増幅率を決定する。
【0022】フォーカス制御のオフセット調整を説明す
る。フォーカス制御のオフセット調整は、再生信号のジ
ッターを計測して行なわれる。加算器128は、増幅器
113a、113b、113c、及び113dを通った
後の4分割光検出器109の受光領域109a、109
b、109c、及び109dのそれぞれの信号を全て加
算した再生信号(RF信号)をジッター量検出回路12
9へ出力する。ジッター量検出回路129は、RF信号
のジッター量を計測する。コントローラ150は、ジッ
ター量検出回路129で計測したジッター量が最小とな
るように、加算器115にオフセット信号を出力する。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】収束レンズ105を光
ディスク107の半径方向に移動させると、すなわちレ
ンズシフトさせると、位相差法で検出するトラッキング
エラー信号にオフセットが発生する。このオフセット量
はデフォーカス状態や光ディスク107上のピット深さ
により異なる。レンズシフトによりトラッキングエラー
信号にオフセットが発生する状態でトラッキング制御を
動作させると、光ディスク107の偏心が大きい場合に
は、トラッキングエラー信号に、大きなオフセットが発
生する。このためトラックずれが大きくなり、トラッキ
ング制御の制御精度が悪くなる。また、トラッキング制
御が不安定となるために、装置の信頼性も悪化する。
【0024】また、フォーカス位置が大きくずれるとR
F信号の品質が悪くなる。このためにジッター量検出回
路129によりジッター量が検出できなくなる。この結
果、収束レンズ105のフォーカス位置を所定の目標位
置に調整することが困難となるという課題がある。
【0025】また、収束レンズ105のフォーカス位置
の調整時に、光ディスク装置が振動を受けたり、あるい
は光ディスク107上に傷が存在すると、再生信号振幅
あるいはジッター量が変動する。このため、収束レンズ
105のフォーカス位置の調整精度が悪くなるという課
題がある。また、調整による収束レンズ105のフォー
カス位置の目標位置を変更する時に、さらに振動あるい
は光ディスク107の傷による外乱が加わると、フォー
カス飛びが起きるという課題がある。
【0026】また、フォーカス制御系、トラッキング制
御系のゲイン調整時に、光ディスク装置が振動を受けた
り、あるいは光ディスク107上に傷が存在すると、ゲ
インを調整するために制御系に加えた外乱に対して、さ
らに振動あるいは光ディスクの傷による外乱が加わる。
このためフォーカス飛びやトラッキング飛びが起きると
いう課題がある。
【0027】さらに、例えば、標準速、2倍速、6倍速
といった多段階の再生速度でコンパクトディスク(C
D)を再生する光ディスク装置の場合には、それぞれの
再生速度の起動時においてゲイン調整等の上記各種調整
が行われる。このためそれぞれの再生速度における光デ
ィスク装置の起動時間が長くなるという課題があった。
【0028】本願発明は上記課題を解決するために為さ
れたものである。本願発明の目的は、光ディスクのばら
つき、光ディスクの経年変化等により、光ディスクの偏
心が大きい場合であっても、レンズシフトした際のトラ
ッキングエラー信号のオフセットを正確に補正でき、高
精度で安定なトラッキング制御により光ディスクを再生
できる光ディスク装置を提供することにある。
【0029】本願発明の他の目的は、多段階の再生速度
で再生する光ディスク装置において、レンズシフトした
際のトラッキングエラー信号のオフセットを迅速に補正
して、調整時間を短縮し、多段階の再生速度における起
動時間を短くすることができる光ディスク装置を提供す
ることにある。
【0030】本願発明のさらに他の目的は、フォーカス
位置が大きくずれている場合であっても、確実にジッタ
ー量が最小となるように収束手段のフォーカス位置を所
定の目標位置に調整できる光ディスク装置を提供するこ
とにある。
【0031】本願発明のさらに他の目的は、振動あるい
は光ディスクの傷が存在する場合であっても、フォーカ
ス飛びを起こすことなく、フォーカス制御系のゲインを
精度よく安定に調整できる光ディスク装置を提供するこ
とにある。
【0032】本願発明のさらに他の目的は、振動あるい
は光ディスクの傷が存在する場合であっても、トラッキ
ング飛びを起こすことなく、トラッキング制御系のゲイ
ンを精度よく安定に調整できる光ディスク装置を提供す
ることにある。
【0033】本願発明のさらに他の目的は、振動あるい
は光ディスクの傷が存在する場合であっても、収束手段
のフォーカス位置を精度よく所定の目標位置に調整でき
る光ディスク装置を提供することにある。
【0034】本願発明のさらに他の目的は、多段階の再
生速度で再生する光ディスク装置において、フォーカス
制御系のループゲインの調整時間を短縮し、多段階の再
生速度における起動時間を短くすることができる光ディ
スク装置を提供することにある。
【0035】本願発明のさらに他の目的は、多段階の再
生速度で再生する光ディスク装置において、トラッキン
グ制御系のループゲインの調整時間を短縮し、多段階の
再生速度における起動時間を短くすることができる光デ
ィスク装置を提供することにある。
【0036】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1に記載の
光ディスク装置は、記録担体を所定の再生速度で回転さ
せる回転手段と、該記録担体上に光ビームを収束させる
収束手段と、該記録担体上に収束されている該光ビーム
がトラックを横切るように該収束手段を移動させる移動
手段と、該記録担体からの反射光を受け取る第1領域か
ら第4領域を有し、該第1領域から第4領域のそれぞれ
から該反射光に対応する第1検出信号から第4検出信号
を出力する光検出手段と、補正量に応じて該第1検出信
号の位相を補正することにより第1補正信号を出力し、
該補正量に応じて該第2検出信号の位相を補正すること
により第2補正信号を出力する位相補正手段と、該位相
補正手段から出力される該第1補正信号と該光検出手段
から出力される該第4検出信号とを加算することによっ
て得られる第1加算信号と、該位相補正手段から出力さ
れる該第2補正信号と該光検出手段から出力される該第
3検出信号とを加算することによって得られる第2加算
信号との間の位相差に基づいて、該記録担体上に収束さ
れている該光ビームと該トラックとの間の位置ずれを検
出し、該位置ずれを示すトラッキングエラー信号を出力
するトラックずれ検出手段と、該トラッキングエラー信
号に応じて、該記録担体上に収束されている該光ビーム
が該トラック上に位置するように該移動手段をフィード
バック制御するトラッキング制御手段と、該トラッキン
グ制御手段をフィードバック制御させることなく、該ト
ラッキングエラー信号の非対称性に基づいて、該位相補
正手段の該補正量を調整する調整手段とを備えたことを
特徴とする。
【0037】本願の請求項2に記載の光ディスク装置
は、請求項1に記載の光ディスク装置であって、該調整
手段は、該収束手段が所定の方向に移動するように該移
動手段を駆動し、該位相補正手段に与えられる複数の補
正量候補のそれぞれに応じて、該収束手段の移動中心位
置に対する該トラッキングエラー信号の非対称性を計測
し、該トラッキングエラー信号の該非対称性に基づい
て、該複数の補正量候補のうちの1つを該位相補正手段
の該補正量として決定することを特徴とする。
【0038】本願の請求項3に記載の光ディスク装置
は、請求項2に記載の光ディスク装置であって、該所定
の方向は、該収束手段の該移動中心位置に対して正及び
負の両方向であることを特徴とする。
【0039】本願の請求項4に記載の光ディスク装置
は、請求項3に記載の光ディスク装置であって、該調整
手段は、該収束手段を正の方向に移動した際の該トラッ
キングエラー信号の非対称性を示す値と該収束手段を負
の方向に移動した際の該トラッキングエラー信号の非対
称性を示す値との差が最も小さくなるように、該複数の
補正量候補のうちの1つを該位相補正手段の該補正量と
して決定することを特徴とする。
【0040】本願の請求項5に記載の光ディスク装置
は、請求項3に記載の光ディスク装置であって、該調整
手段は、該収束手段を正の方向に移動した際の該トラッ
キングエラー信号の非対称性を示す値と負の方向に移動
した際の該トラッキングエラー信号の非対称性を示す値
との絶対値の和が最も小さくなるように、該複数の補正
量候補のうちの1つを該位相補正手段の該補正量として
決定することを特徴とする。
【0041】本願の請求項6に記載の光ディスク装置
は、請求項1に記載の光ディスク装置であって、該調整
手段は、該トラッキングエラー信号の振幅を計測し、該
振幅の値が所定以上の値となるような該複数の補正量候
補のうちの1つを該位相補正手段の該補正量として決定
することを特徴とする。
【0042】本願の請求項7に記載の光ディスク装置
は、請求項1に記載の光ディスク装置であって、該調整
手段は、該記録担体の再生速度を第1の再生速度から第
2の再生速度に変えた際に、該トラッキング制御手段を
フィードバックさせることなく、該トラッキングエラー
信号の非対称性に基づいて、該位相補正手段の該補正量
を調整することを特徴とする。
【0043】本願の請求項8に記載の光ディスク装置
は、記録担体を所定の再生速度で回転させる回転手段
と、該記録担体上に光ビームを収束させる収束手段と、
該記録担体上に収束されている該光ビームがトラックを
横切るように該収束手段を移動させる移動手段と、該記
録担体からの反射光を受け取る第1領域から第4領域を
有し、該第1領域から第4領域のそれぞれから該反射光
に対応する第1検出信号から第4検出信号を出力する光
検出手段と、補正量に応じて該第1検出信号の位相を補
正することにより第1補正信号を出力し、該補正量に応
じて該第2検出信号の位相を補正することにより第2補
正信号を出力する位相補正手段と、該位相補正手段から
出力される該第1補正信号と該光検出手段から出力され
る該第4検出信号とを加算することによって得られる第
1加算信号と、該位相補正手段から出力される該第2補
正信号と該光検出手段から出力される該第3検出信号と
を加算することによって得られる第2加算信号との間の
位相差に基づいて、該記録担体上に収束されている該光
ビームと該トラックとの間の位置ずれを検出し、該位置
ずれを示すトラッキングエラー信号を出力するトラック
ずれ検出手段と、該トラッキングエラー信号に応じて、
該記録担体上に収束されている該光ビームが該トラック
上に位置するように該移動手段をフィードバック制御す
るトラッキング制御手段と、該トラッキング制御手段を
フィードバック制御させることなく、該トラッキングエ
ラー信号の非対称性に基づいて、該位相補正手段の該補
正量を調整する調整手段とを備え、該調整手段は、該記
録担体の再生速度を第1の再生速度から第2の再生速度
に切り換える際に、該第1の再生速度における該位相補
正手段の第1の補正量に基づいて該第2の再生速度にお
ける該位相補正手段の第2の補正量を決定することを特
徴とする。
【0044】本願の請求項9に記載の光ディスク装置
は、請求項8に記載の光ディスク装置であって、該調整
手段は、該第1の再生速度で調整した該位相補正手段の
該第1の補正量に、該第1の再生速度を該第2の再生速
度で除算した値を乗じた値を、該第2の再生速度におけ
る該位相補正手段の第2の補正量とすることを特徴とす
る。
【0045】本願の請求項10に記載の光ディスク装置
は、記録担体上に光ビームを収束させる収束手段と、該
収束手段により収束された光ビームの収束点が該記録担
体上の情報面と実質的に垂直な方向に移動するように該
収束手段を移動させる移動手段と、該記録担体からの反
射光を受け取り、該反射光に対応する検出信号を出力す
る光検出手段と、該光検出手段から出力される検出信号
に基づいて該記録媒体上の該情報面上に照射されている
光ビームの収束状態を検出し、該収束状態を示す収束状
態検出信号を出力する収束状態検出手段と、該収束状態
検出信号に基づいて、該収束手段のフォーカス位置が所
定の目標位置となるように該移動手段を制御するフォー
カス制御手段と、該光検出手段の信号から再生信号を検
出し、該再生信号の振幅を検出する再生信号振幅検出手
段と、該再生信号のジッターに応じた信号を検出するジ
ッター量検出手段と、該再生信号振幅検出手段の出力に
基づき該収束手段のフォーカス位置を調整した後に、該
ジッター量検出手段の出力に基づき該収束手段のフォー
カス位置を調整するフォーカス位置調整手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0046】本願の請求項11に記載の光ディスク装置
は、該記録担体上に光ビームを収束させる収束手段と、
該収束手段により収束された光ビームの収束点が所定の
方向に移動するように該収束手段を移動させる移動手段
と、該記録担体からの反射光を受け取る第1領域から第
4領域を有し、該第1領域から第4領域のそれぞれから
該反射光に対応する第1検出信号から第4検出信号を出
力する光検出手段と、該光検出手段から出力される検出
信号に基づいて光ビームの所定の制御量の、目標値に対
する偏差信号を検出する偏差検出手段と、該偏差検出手
段から出力される該偏差信号に基づいて、該偏差信号が
所定の値となるように該移動手段を制御する制御手段
と、該制御手段の制御ループに外乱を印加し、該制御ル
ープへの該外乱の印加に応答して該偏差検出手段から出
力される該偏差信号に基づいて該制御手段のループゲイ
ンを調整するゲイン調整手段と、該光検出手段から出力
される検出信号に基づいて、装置の振動あるいは光ディ
スクの傷を検出する異常検出手段とを備え、該ゲイン調
整手段は、該異常検出手段で装置の振動あるいは光ディ
スクの傷が検出されたことと、所定の条件が成立したこ
ととに応答して、該制御手段のゲインを調整するための
該外乱の印加を停止することを特徴とする。
【0047】本願の請求項12に記載の光ディスク装置
は、請求項11に記載の光ディスク装置であって、該所
定の方向は、該記録担体の情報面と実質的に垂直な方向
であり、該偏差検出手段は、該光検出手段から出力され
る検出信号に基づいて該記録媒体の情報面上に照射され
ている光ビームの収束状態を検出し、該収束状態を示す
収束状態検出信号を出力する収束状態検出手段を含み、
該制御手段は、該収束状態検出信号に基づいて該収束手
段のフォーカス位置が所定の目標位置となるように該移
動手段を制御するフォーカス制御手段を含むことを特徴
とする。
【0048】本願の請求項13に記載の光ディスク装置
は、請求項11に記載の光ディスク装置であって、該所
定の方向は、該収束手段により収束された光ビームが記
録担体上のトラックを横切る方向であり、該偏差検出手
段は、該光検出手段から出力される検出信号に基づいて
情報面上のトラックと光ビームとの位置ずれを検出し、
該位置ずれを示すトラッキングエラー信号を出力するト
ラックずれ検出手段を含み、該制御手段は、該トラッキ
ングエラー信号に応じて、該光ビームが該トラック上に
位置するように該移動手段をフィードバック制御するト
ラッキング制御手段を含むことを特徴とする。
【0049】本願の請求項14に記載の光ディスク装置
は、請求項11に記載の光ディスク装置であって、該所
定の条件は、該外乱の出力が所定の値以下の値となった
ことであることを特徴とする。
【0050】本願の請求項15に記載の光ディスク装置
は、請求項14に記載の光ディスク装置であって、該所
定の値は零であることを特徴とする。
【0051】本願の請求項16に記載の光ディスク装置
は、請求項11に記載の光ディスク装置であって、該異
常検出手段の出力に基づいて該外乱の印加を停止する場
合、該ゲイン調整手段は、該外乱の印加を停止する直前
の外乱出力を保持することを特徴とする。
【0052】本願の請求項17に記載の光ディスク装置
は該記録担体上に光ビームを収束させる収束手段と、該
記録担体上に収束されている該光ビームがトラックを横
切るように該収束手段を移動させる移動手段と、該記録
担体からの反射光を受け取る第1領域から第4領域を有
し、該第1領域から第4領域のそれぞれから該反射光に
対応する第1検出信号から第4検出信号を出力する光検
出手段と、該光検出手段から出力される検出信号に基づ
いて該記録媒体上の該情報面上に照射されている光ビー
ムの収束状態を検出し、該収束状態を示す収束状態検出
信号を出力する収束状態検出手段と、該収束状態検出信
号に基づいて、該収束手段のフォーカス位置が所定の目
標位置となるように該収束手段を移動させる該移動手段
を制御するフォーカス制御手段と、該光検出手段から出
力される検出信号に基づいて、該収束手段のフォーカス
位置を調整する調整手段と、該光検出手段から出力され
る検出信号に基づいて、装置の振動あるいは光ディスク
の傷を検出する異常検出手段とを備え、該調整手段は、
該異常検出手段で装置の振動あるいは光ディスクの傷が
検出されたことに応答して該フォーカス制御手段の目標
位置の調整を停止することを特徴とする。
【0053】本願の請求項18に記載の光ディスク装置
は、請求項17に記載の光ディスク装置であって、該調
整手段は、該光検出手段から出力される検出信号から再
生信号を検出し、該再生信号の振幅に基づいて該収束手
段のフォーカス位置を調整することを特徴とする。
【0054】本願の請求項19に記載の光ディスク装置
は、請求項17に記載の光ディスク装置であって、該調
整手段は、該光検出手段から出力される検出信号から再
生信号を検出し、該再生信号のジッターに応じたジッタ
ー信号に基づいて該収束手段のフォーカス位置を調整す
ることを特徴とする。
【0055】本願の請求項20に記載の光ディスク装置
は、請求項17に記載の光ディスク装置であって、該調
整手段は、該光検出手段から出力される検出信号から再
生信号を検出し、該再生信号の振幅と該再生信号のジッ
ターに応じたジッター信号を所定の比で加算した信号に
基づいて該収束手段のフォーカス位置を調整することを
特徴とする。
【0056】本願の請求項21に記載の光ディスク装置
は、記録担体を所定の再生速度で回転させる回転手段
と、該記録担体上に光ビームを収束させる収束手段と、
該記録担体上に収束されている該光ビームがトラックを
横切るように該収束手段を移動させる移動手段と、該記
録担体からの反射光を受け取る第1領域から第4領域を
有し、該第1領域から第4領域のそれぞれから該反射光
に対応する第1検出信号から第4検出信号を出力する光
検出手段と、該光検出手段から出力される検出信号に基
づいて該記録媒体上の該情報面上に照射されている光ビ
ームの収束状態を検出し、該収束状態を示す収束状態検
出信号を出力する収束状態検出手段と、該収束状態検出
信号に基づいて、該収束手段のフォーカス位置が所定の
目標位置となるように移動手段を制御するフォーカス制
御手段と、該フォーカス制御手段の制御ループに外乱を
印加し、該制御ループへの該外乱の印加に応答して該収
束状態検出手段から出力された該収束状態検出信号に基
づいて該フォーカス制御手段のループゲインを調整する
ゲイン調整手段とを備え、該ゲイン調整手段は、該記録
担体の再生速度を第1の再生速度から第2の再生速度に
切り換える際に、該第1の再生速度で調整した該フォー
カス制御手段のループゲインに基づいて該第2の再生速
度における該フォーカス制御手段のループゲインを決定
することを特徴とする。
【0057】本願の請求項22に記載の光ディスク装置
は、記録担体を所定の再生速度で回転させる回転手段
と、該記録担体上に光ビームを収束させる収束手段と、
該記録担体上に収束されている該光ビームがトラックを
横切るように該収束手段を移動させる移動手段と、該記
録担体からの反射光を受け取る第1領域から第4領域を
有し、該第1領域から第4領域のそれぞれから該反射光
に対応する第1検出信号から第4検出信号を出力する光
検出手段と、該光検出手段から出力される検出信号に基
づいて、該記録担体上に収束されている該光ビームと該
トラックとの間の位置ずれを検出し、該位置ずれを示す
トラッキングエラー信号を出力するトラックずれ検出手
段と、該トラッキングエラー信号に応じて、該記録担体
上に収束されている該光ビームが該トラック上に位置す
るように該移動手段をフィードバック制御するトラッキ
ング制御手段と、該トラッキング制御手段の制御ループ
に外乱を印加し、該制御ループへの該外乱の印加に応答
して該トラックずれ検出手段から出力された該トラッキ
ングエラー信号に基づいて該トラッキング制御手段のル
ープゲインを調整するゲイン調整手段とを備え、該ゲイ
ン調整手段は、該記録担体の再生速度を第1の再生速度
から第2の再生速度に切り換える際に、該第1の再生速
度で調整した該トラッキング制御手段のループゲインに
基づいて該第2の再生速度における該トラッキング制御
手段のループゲインを決定することを特徴とする。
【0058】本願発明のある局面に従えば、光ディスク
装置は、光ビームを収束させる収束手段を、トラックを
横切るように移動する移動手段により移動させ、トラッ
キング制御手段をフィードバック制御させることなく、
トラッキングエラー信号の非対称性に基づいて位相補正
手段の位相補正量を調整する。
【0059】本願発明の他の局面に従えば、光ディスク
装置は、第1の再生速度で調整した位相補正手段の第1
の補正量に基づいて、第2の再生速度における位相補正
手段の第2の補正量を決定する。
【0060】本願発明のさらに他の局面に従えば、光デ
ィスク装置は、フォーカス位置調整手段により、再生信
号振幅検出手段の出力に基づき収束手段のフォーカス位
置を調整した後に、ジッター量検出手段の出力に基づき
収束手段のフォーカス位置を調整する。
【0061】本願発明のさらに他の局面に従えば、光デ
ィスク装置は、異常検出手段により装置の振動あるいは
光ディスクの傷が検出された際に、ゲイン調整手段によ
り、フォーカス制御手段の制御ループのゲインを調整す
るための外乱の印加を停止する。
【0062】本願発明のさらに他の局面に従えば、光デ
ィスク装置は、異常検出手段により装置の振動あるいは
光ディスクの傷が検出された際に、ゲイン調整手段によ
り、トラッキング制御手段の制御ループのゲインを調整
するための外乱の印加を停止する。
【0063】本願発明のさらに他の局面に従えば、光デ
ィスク装置は、異常検出手段により装置の振動あるいは
光ディスクの傷が検出された際に、調整手段により収束
手段の位置の調整を停止する。
【0064】本願発明のさらに他の局面に従えば、光デ
ィスク装置は、フォーカス制御手段のループゲインを調
整するゲイン調整手段により、第1の再生速度で調整し
たフォーカス制御のループゲインに基づいて第2の再生
速度におけるフォーカス制御のループゲインを決定す
る。
【0065】本願発明のさらに他の局面に従えば、光デ
ィスク装置は、トラッキング制御手段のループゲインを
調整するゲイン調整手段により、第1の再生速度で調整
したトラッキング制御のループゲインに基づいて第2の
再生速度におけるトラッキング制御のループゲインを決
定する。
【0066】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。まずレンズシフト時のオフセット補正を図1、図
2、図3、図4、及び図5を参照して説明する。図1
は、本実施の形態に係る光ディスク装置の構成を示す。
前述した図10の光ディスク装置と同一の要素には同一
の参照符号を付している。これらについての詳細な説明
はここでは繰り返さない。
【0067】モータ111は、光ディスク107を回転
させる。収束レンズ5は、光ビームの収束点が光ディス
ク107の情報記録面上に位置するように制御されてい
る。この状態でコントローラ150はスイッチ126を
オフする。スイッチ126がオフされると、トラッキン
グ制御は行われない。コントローラ150は、駆動回路
127に信号を送り収束レンズ105をトラックを横切
る方向に駆動することにより、収束レンズ5を図2に示
す第1のレンズ位置x1まで移動させる。
【0068】コントローラ150は、位相制御回路11
2a、112bに信号を送り位相制御量を第1の値に設
定する。コントローラ150は、測定回路133よりト
ラッキングエラー信号の基準レベルに対する最大値(A
max)と最小値(Amin)を読み取る。コントロー
ラ150は、AmaxとAminとから第1のレンズ位
置x1におけるトラッキングエラー信号のレンズ中心位
置に対する第1の非対称性を求める。
【0069】トラッキングエラー信号のレンズ中心位置
に対する非対称性は次式により演算される。
【0070】非対称性=(|Amax|−|Amin
|)/(|Amax|+|Amin|) ここで、|Amax|はAmaxの値の絶対値を表す。
また、(|Amax|−|Amin|)の値をトラッキ
ングエラー信号のオフセットと呼び、(|Amax|+
|Amin|)の値をトラッキングエラー信号の振幅と
呼ぶ。
【0071】次にコントローラ150は、位相制御量を
第2の値に設定する。コントローラ150は、測定回路
133よりレンズ位置x1におけるトラッキングエラー
信号のレンズ中心位置に対する第2の非対称性を計算す
る。
【0072】コントローラ150は、この動作を第nの
位相制御量まで繰り返す。コントローラ150は、駆動
回路127に信号を送り収束レンズ105をトラックを
横切る方向に駆動することにより、第1のレンズ位置x
1と反対方向の第2のレンズ位置x2まで収束レンズ5
を移動させる。
【0073】コントローラ150は、位相制御回路11
2a、112bに信号を送り位相制御量を第1の値に設
定する。コントローラ150は、測定回路133よりレ
ンズ位置x2におけるトラッキングエラー信号のレンズ
中心位置に対する第1の非対称性を計算する。コントロ
ーラ150は、位相制御量を第2の値に設定した後、測
定回路133よりレンズ位置x2におけるトラッキング
エラー信号のレンズ中心位置に対する第2の非対称性を
計算する。
【0074】コントローラ150は、この動作を第nの
位相制御量まで繰り返す。コントローラ150は各位相
制御量におけるレンズ位置x1の非対称性とレンズ位置
x2の非対称性の絶対値の和を計算する。コントローラ
150は、トラッキングエラー信号のレンズ中心位置に
対する非対称性の絶対値の和がいちばん小さくなる位相
制御量になるように、位相制御回路112a、112b
の位相制御量を設定する。
【0075】図2は、本実施の形態に係るトラッキング
エラー信号の非対称性からの位相制御量の決定を説明す
るための図を示す。図2(a)は位相制御量をパラメー
タにしてトラッキングエラー信号の非対称性を示したグ
ラフである。横軸は収束レンズの位置を示しており、縦
軸はトラッキングエラー信号の非対称性を示している。
図2(b)は位相制御量を横軸にし、各位相制御量にお
けるレンズ位置x1の非対称性とレンズ位置x2の非対
称性との絶対値の和を縦軸にして示したグラフである。
コントローラ150は、第4の位相制御量の値、すなわ
ちトラッキングエラー信号のレンズ中心位置に対する非
対称性の絶対値の和がいちばん小さくなる値に位相制御
量を設定する。
【0076】上記のように位相制御量を設定すれば、レ
ンズシフトが起こった場合でもトラッキングエラー信号
の非対称性のレンズ位置による変化は最小に抑えられ
る。このため光ディスクのばらつき、光ディスクの経年
変化、ヘッドのばらつき等により、偏心の大きい光ディ
スクが装着されて大きなレンズシフトが起こった場合で
あっても、トラッキングエラー信号のオフセットを正確
に補正でき、高精度で安定なトラッキング制御により偏
心の大きい光ディスクを再生することができる。
【0077】本実施の形態ではレンズ位置が第1の位置
と第2の位置とでのトラッキングエラー信号のレンズ中
心位置に対する非対称性に基づいて位相制御量を決定し
た。図2に示される様にトラッキングエラー信号の非対
称性がレンズの中心位置に対して対称となる場合には、
第2のレンズ位置の非対称性を計測せずに、第1のレン
ズ位置におけるトラッキングエラー信号の非対称性のみ
に基づいて、トラッキングエラー信号のレンズ中心位置
に対する非対称性が最も小さくなる位相制御量を決定し
ても同様の効果が得られる。
【0078】図3は、本実施の形態に係るトラッキング
エラー信号の非対称性からの位相制御量の決定を説明す
るための図を示す。光ディスクのピット形状あるいは光
ヘッドの差によっては図2に示したようなレンズの中心
位置に対して対称となる特性が得られず、図3に示した
ようなレンズの中心位置に対して非対称となる特性にな
ることがある。
【0079】図3(a)は図2(a)と同様に、位相制
御量をパラメータにしてトラッキングエラー信号の非対
称性を示したグラフであり、横軸は収束レンズ位置を、
縦軸はトラッキングエラー信号の非対称性を示してい
る。また、図3(b)は位相制御量を横軸にし、各位相
制御量におけるレンズ位置x1の非対称性とレンズ位置
x2の非対称性との差を縦軸にして示したグラフであ
る。
【0080】図2で前述した例ではレンズ位置の第1の
位置と第2の位置とでのトラッキングエラー信号のレン
ズ中心位置に対する非対称性の絶対値の和がもっとも小
さくなるようにコントローラ150は、位相制御量を決
定したが、レンズが中心位置にある状態でトラッキング
エラー信号にオフセットが存在する図3のような場合に
は、コントローラ150は、絶対値の和が最小となるよ
うに位相制御量を決定する上記方法によっては最適な位
相制御量を決定することができない。
【0081】即ち、図3(a)の場合には、第1のレン
ズ位置x1と第2のレンズ位置x2でレンズ中心位置に
対する非対称性の変化が最も少ない位相制御量は第4の
位相制御量である。しかしながら、前述したようにトラ
ッキングエラー信号のレンズ中心位置に対する非対称性
の絶対値の和が最も小さくなるように位相制御量が決定
されると、第3の位相制御量が選択される。
【0082】これを避けるためには図3(b)のよう
に、レンズ位置が第1の位置x1と第2の位置x2での
トラッキングエラー信号のレンズ中心位置に対する非対
称性の差がもっとも小さくなるように位相制御量を決定
すれば、トラッキングエラー信号の非対称性の絶対値の
レンズ位置による変化を最小に抑えることができる。こ
の絶対値の和が最小となるように位相制御量を決定する
方法は、図2の様にトラッキングエラーレンズ中心位置
に対する非対称性がレンズの中心位置に対して対称とな
る場合にも適応できる。
【0083】図4は、本実施の形態に係るトラッキング
エラー信号を説明するための図を示す。コントローラ1
50は、図4に示すように、トラッキングエラー信号の
正の値を積分した正の積分値m1と、負の値を積分した
負の積分値m2とよりトラッキングエラー信号のレンズ
中心位置に対する非対称性を計算することによっても同
様の効果が得られる。
【0084】また、トラッキングエラー信号の測定時に
光ビームがトラックを数本横切る程度に収束レンズ10
5を微小振動させておけば、光ディスクの偏心の有無に
関わらず、コントローラ150は、測定時に必ずトラッ
キングエラー信号の最小値、最大値、もしくはトラッキ
ングエラー信号の正の積分値、負の積分値を検出するこ
とができる。
【0085】さらに、位相制御量によっては、レンズシ
フトした場合に、トラッキングエラー信号のレンズ中心
位置に対する非対称性がほぼ零でトラッキングエラー信
号の振幅が小さくなる場合がある。このような場合に
は、コントローラ150は、トラッキングエラー信号の
レンズ中心位置に対する非対称性の測定時に、トラッキ
ングエラー信号の振幅も同時に測定する。トラッキング
エラー信号の振幅が一定以上である位相制御量のなかか
ら位相制御量を決定することにより、前記と同様の効果
が得られる。
【0086】また、例えば、コンパクトディスク再生装
置は、標準速、2倍速、8倍速等多段階の再生速度で情
報を再生する。この場合、コンパクトディスク再生装置
は、それぞれの再生速度で上述した計測を行って位相制
御量の決定を行えば、多段階の再生速度で前記と同様の
効果が得られる。
【0087】次に、本実施の形態の係る多段階の再生速
度を持つ光ディスク装置の、レンズシフト時におけるト
ラッキングエラー信号の位相制御量の決定を説明する。
【0088】図1を参照して、コントローラ150は駆
動回路135に信号を送り、第1の再生速度になるよう
にモータ111を制御する。コントローラ150は前述
したトラッキングエラー信号のオフセット補正の場合と
同様に、位相制御回路112a、112bの位相制御量
を決定する。外部からの信号等により第2の再生速度に
する場合は、コントローラ150は、駆動回路135に
信号を送り、第2の再生速度になるようにモータ111
を制御する。
【0089】コントローラ150は、第2の再生速度の
位相制御量を第1の再生速度で決定された位相制御量に
基づいて設定する。
【0090】図5は、本実施の形態に係る再生速度を変
えた場合の位相制御量に対するトラッキングエラー信号
のレンズ中心位置に対する非対称性の差を示す。図5に
示されるように、位相制御量が標準速の際は制御量p1
に設定され、2倍速の際はp2に設定されると、レンズ
シフトが起こった場合でも、標準速、2倍速のそれぞれ
の再生速度においてトラッキングエラー信号のレンズ中
心位置に対する非対称性の差が最小に抑えられる。図5
に示されるように、2倍速の位相制御量p2は標準速の
位相制御量p1の1/2である関係にある。即ち、トラ
ッキングエラー信号のレンズ中心位置に対する非対称性
の差が最小になる位相制御量の値は、再生速度とほぼ反
比例の関係にある。コントローラ150は第2の再生速
度時は第1の再生速度時の位相制御量に対して、第1の
再生速度を第2の再生速度で除算した値を乗じた値を位
相制御回路112a、112bの位相制御量として設定
する。
【0091】即ち、位相制御量の決定は所定の再生速度
(例えば標準速)でのみ行い、他の再生速度(例えば2
倍速)の位相制御量は所定の再生速度での位相制御量に
基づいて決定する。このため、位相制御量の調整を再生
速度の種類毎に行う必要がない。したがって再生速度の
種類毎に位相制御量を調整する場合に比べて、調整時間
を短くすることができる。この結果、装置の起動時間を
短くすることができる。
【0092】次に、収束レンズ105のフォーカス位置
が大きくずれている場合であっても、確実にジッター量
が最小となるように収束レンズ105のフォーカス位置
を調整できる光ディスク装置の実施の形態を説明する。
【0093】図1を参照して、コントローラ150は、
スイッチ126をオンしてトラッキング制御を行わせ
る。コントローラ150は、RF信号の振幅を測定する
振幅測定回路130の出力に基づいて、RF信号振幅が
最大となるように加算器115にオフセットを加えフォ
ーカスオフセットを調整する。次に、コントローラ15
0は、ジッター量測定回路129の出力に基づいてジッ
ター量が最小となるように加算器115にオフセットを
加えることにより、オフセットを微調整する。
【0094】図6は、本実施の形態に係るフォーカスオ
フセットに対するRF信号のジッター量及び振幅を示
す。横軸はフォーカスエラー信号に加えられるオフセッ
トを示し、縦軸はジッター量及びRF信号の振幅を示
す。図6に示すように、フォーカスオフセットが正また
は負の方向に大きくなるとRF信号のS/Nが悪くな
る。またフォーカスオフセットが大きくなると、ジッタ
ー量の特性が得られず、RF信号のジッター量が検出で
きなくなる。
【0095】従って、初期のデフォーカスが大きいとジ
ッター量が検出できないから、ジッター量に基づいたフ
ォーカス位置の調整ができない。一方、フォーカスオフ
セットに対するRF振幅の特性は広い範囲に渡ってフォ
ーカスオフセットに対応した特性が得られる。このた
め、初期のデフォーカスが大きくてもRF振幅に基づい
たフォーカス位置の調整ができる。しかしながら、RF
振幅が最大となるオフセットとジッター量が最小となる
オフセットとは一致しない。このためRF振幅のみに基
づいた調整では最良のフォーカス位置に調整することが
できない。
【0096】そこで、コントローラ150は、振幅測定
回路130の出力に基づいて、RF信号の振幅が最大と
なるようにフォーカスオフセットを調整した後に、ジッ
ター量測定回路129の出力に基づいてジッター量が最
小となるように、フォーカスオフセットを調整する。コ
ントローラ150は、このようにして決定したフォーカ
スオフセットを加算器115に加える。このため、初期
のデフォーカスが大きくても確実にジッター量が最小と
なるように収束レンズ105のフォーカス位置を調整で
きる。この結果高精度に収束レンズ105のフォーカス
位置を調整することができる。
【0097】次に、振動あるいは光ディスク上の傷等が
存在する場合であってもループゲインを精度良く調整で
きる光ディスク装置の実施の形態を図1及び図9を参照
して説明する。
【0098】まずフォーカス制御系のループゲインの調
整を説明する。
【0099】コントローラ150は、フォーカス制御系
のループゲインを調整するために外乱発生器132に信
号を送りフォーカス制御系に外乱を加える。異常検出器
131は前述したように、RF信号の欠落、トラッキン
グエラー信号の所定の帯域の成分のレベル等により、光
ディスク上の傷、振動等の、外乱発生器から発生する外
乱以外の外乱を検出する。
【0100】コントローラ150は、異常検出器131
で異常が検出されると、外乱発生器132に信号を送り
外乱の出力を停止させる。また異常検出器131で異常
が検出されなくなると、コントローラ150は、外乱発
生器132に信号を送り再び外乱を出力させる。
【0101】図9は、本実施の形態に係る外乱出力一時
停止時の各部波形を示す。図9(a)を参照して、前述
したように、外乱発生器132による外乱の印加中に光
ディスク上の傷等による外乱が検出された場合には、コ
ントローラ150は、計測用の外乱信号の印加を一時停
止する。このため、振動あるいは光ディスクの傷による
外乱とゲインを調整するために印加される外乱とが加算
されることがない。この結果、フォーカス制御が大きく
乱れないのでフォーカス飛びを防止できる。
【0102】次にトラッキング制御系のループゲインの
調整を説明する。
【0103】コントローラ150は、トラッキング制御
系のループゲインを調整するため、外乱発生器134に
信号を送りトラッキング制御系に外乱を加える。コント
ローラ150は、異常検出器131で異常が検出される
と、外乱発生器134に信号を送り外乱の出力を停止さ
せる。また異常検出器131で異常が検出されなくなる
と、コントローラ150は、外乱発生器134に信号を
送り再び外乱を出力させる。
【0104】このように外乱発生器134による外乱の
印加中に光ディスク上の傷等による外乱が検出された場
合には、コントローラ150は、計測用の外乱の印加を
一時停止する。このため、トラッキング制御が大きく乱
れないので、トラック飛びを防止することができる。
【0105】本実施の形態では異常を検出した場合に、
ゲインを調整するための外乱の発生を瞬時に停止する例
を示したが、異常を検出した場合に、図9(b)に示す
ように、外乱発生器の出力が零になってから外乱の出力
を停止しても上記と同様の効果が得られる。外乱出力停
止時の外乱のステップ変化を減らすことができるため、
制御の乱れをより軽減することができるからである。
【0106】また、外乱出力の振幅が小さく、外乱によ
るオフセットが制御に影響を及ぼさない場合には、図9
(c)に示すように、異常を検出した時点での外乱発生
器の出力値を保持したまま外乱発生器の動作を停止して
も、上記と同様の効果を得ることができる。
【0107】次に、振動あるいは光ディスク上の傷等が
存在する場合であっても、精度良く収束レンズ105の
フォーカス位置を調整できる光ディスク装置の実施の形
態を説明する。
【0108】図1を参照して、コントローラ150は、
RF信号の振幅を測定する振幅測定回路130の出力に
基づいてRF信号の振幅が最大となるように、加算器1
15にオフセットを加えることにより、収束レンズ10
5のフォーカスオフセットを調整していく。この調整最
中にコントローラ150は異常検出器131により振動
あるいは光ディスク上の傷等を検出すると、調整を停止
する。
【0109】また異常検出器131で異常が検出されな
くなると、コントローラ150は再び調整を開始する。
【0110】図7及び図8は、本実施の形態に係る光デ
ィスク装置の異常検出器131の構成及び動作を示す。
図7(a)及び図7(b)に示すように、異常検出器1
31は、RF信号の振幅のピークをホールドした信号の
レベルとスレッショルドレベルとを比較することによ
り、光ディスク上の傷等によるRF信号の欠落を検出す
る。
【0111】また図8(a)及び図8(b)に示すよう
に、異常検出器131は、帯域通過フィルター(B.
P.F)により検出したトラッキングエラー信号の所定
の帯域の成分とスレッショルドレベルとを比較すること
により、光ディスク装置に加えられた振動を検出する。
【0112】このように収束レンズ105のフォーカス
位置の調整中に光ディスク上の傷等による外乱を検出し
た場合には、コントローラ150は、収束レンズ105
のフォーカス位置の調整を一時停止する。このためコン
トローラ150は、振動あるいは光ディスク上の傷等に
よるRF信号の振幅、ジッター量の変動の影響を受ける
ことなく、収束レンズ105のフォーカス位置を調整す
ることができる。
【0113】外乱が検出されている間は調整のために収
束レンズ105のフォーカス位置の目標位置を変更する
ことはない。このため、外乱とフォーカス位置の目標位
置の変更が同時に起こるために発生するフォーカスとび
が防止される。
【0114】なお本実施の形態ではRF信号の振幅が最
大となるように、加算器115に加えるオフセットを調
整している例を示したが、ジッター量測定回路129の
出力に基づいてジッター量が最小となるように、コント
ローラ150が加算器115に加えるオフセットを調整
しても上記と同様の効果が得られる。
【0115】また、振幅測定回路130の出力とジッタ
ー量測定回路129の出力とを所定の比で加算した信号
が最小となるように、加算器115に加えるオフセット
をコントローラ150が調整しても上記と同様の効果が
得られる。
【0116】次に、多段階の再生速度で再生する光ディ
スク装置において、ループゲインの調整時間を短縮し、
起動時間を短くすることができる光ディスク装置の実施
の形態を、図1を参照して説明する。
【0117】まず、フォーカス制御系のループゲインの
調整時間の短縮を説明する。
【0118】コントローラ150は、駆動回路135に
信号を送り、第1の再生速度になるようにモータ111
を制御する。コントローラ150は、外乱出力器132
に信号を送り、フォーカスエラー信号に外乱を加える。
コントローラ150は、フォーカスエラー測定回路13
6により外乱出力器132から出力される外乱によるフ
ォーカスエラー信号を測定する。コントローラ150
は、フォーカス制御系のゲインが所定の値となるように
可変増幅器117の増幅率を決定する。
【0119】外部からの信号等により第2の再生速度に
する場合には、コントローラ150は、駆動回路135
に信号を送り、第2の再生速度になるようにモータ11
1を制御する。コントローラ150は、第1の再生速度
のループゲインに第2の再生速度時のゲインと第1の再
生速度時のゲインとの差を加えたものを第2の再生速度
のループゲインとし、可変増幅器117の増幅率を設定
する。
【0120】即ち、ループゲインの決定は所定の再生速
度でのみ行い、他の再生速度では所定の再生速度でのル
ープゲインをもとにループゲインを決定する。このた
め、再生速度毎に調整を行う必要がない。この結果、調
整時間を短くすることができる。
【0121】次に、トラッキング制御系のループゲイン
の調整時間の短縮を、図1を参照して説明する。
【0122】コントローラ150は、駆動回路135に
信号を送り、第1の再生速度になるようにモータ111
を制御する。コントローラ150は、外乱出力器134
に信号を送り、トラッキングエラー信号に外乱を加え
る。コントローラ150は、トラッキングエラー測定器
133により外乱出力器134から出力される外乱によ
るトラッキングエラー信号を測定する。コントローラ1
50は、トラッキング制御系のゲインが所定の値となる
ように可変増幅器124の増幅率を決定する。
【0123】外部からの信号等により第2の再生速度に
する場合には、コントローラ150は、駆動回路135
に信号を送り、第2の再生速度になるようにモータ11
1を制御する。コントローラ150は、第1の再生速度
のループゲインに第2の再生速度時のゲインと第1の再
生速度時のゲインとの差を加えたものを第2の再生速度
のループゲインとし、可変増幅器124の増幅率を設定
する。
【0124】即ち、前述したフォーカス制御系のループ
ゲインの調整と同様に、ループゲインの決定は所定の再
生速度でのみ行い、他の再生速度では所定の再生速度で
のループゲインをもとにループゲインを決定する。この
ため、再生速度毎に調整を行う必要がない。この結果、
調整時間を短くすることができる。
【0125】
【発明の効果】本願発明によれば、光ディスクのばらつ
き、光ディスクの経年変化等により、光ディスクの偏心
が大きい場合であっても、レンズシフトした際の最適な
位相補正量を決定することができる。これにより、高精
度で安定なトラッキング制御により光ディスクを再生で
きる光ディスク装置を提供することができる。
【0126】また、本願発明によれば、所定の再生速度
でのみトラッキングエラー信号のオフセットの調整を行
い、他の再生速度では所定の再生速度でのトラッキング
エラー信号のオフセットの調整量をもとにオフセットの
調整量を決定する。これにより、レンズシフトした際の
最適な位相補正量の調整時間を短くすることができる。
この結果、多段階の再生速度における光ディスク装置の
起動時間を短くすることができる。
【0127】さらに、本願発明によれば、収束手段のフ
ォーカス位置の調整に際し、RF信号振幅が最大となる
ように収束手段のフォーカス位置を調整してジッター量
が測定できる状態にした後で、ジッター量が最小となる
ように収束手段のフォーカス位置を調整する。これによ
り、ジッター量が測定できずに調整が不可能であるとい
う事態を避けることができる。この結果、確実にジッタ
ー量が最小となるように収束手段のフォーカス位置を調
整することができる。また読み出したデータの信頼性を
高めることが可能となる。
【0128】さらに、本願発明によれば、フォーカス制
御系のゲイン調整のための外乱印可時に異常が検出され
た際には、外乱の印可が一時停止される。これにより、
フォーカス制御が外れるのを防ぐことができる。この結
果、フォーカス制御系のゲインを精度良く安定に調整す
ることができる。
【0129】さらに、本願発明によれば、トラッキング
制御系のゲイン調整のための外乱印可時に異常が検出さ
れた際には、外乱の印可が一時停止される。これによ
り、トラッキング制御が外れるのを防ぐことができる。
この結果、トラッキング制御系のゲインを精度良く安定
に調整することができる。
【0130】さらに、本願発明によれば、収束手段のフ
ォーカス位置の調整時に異常が検出された際には収束手
段のフォーカス位置の調整が一時停止される。これによ
り、収束手段のフォーカス位置の調整精度が維持され
る。この結果、フォーカス飛びが起きるのを防ぐことが
できる。
【0131】さらに、本願発明によれば、所定の再生速
度でフォーカス制御のループゲイン調整を行い、所定の
再生速度でのループゲイン調整値に基づいて他の再生速
度でのフォーカス制御のループゲインを決定する。これ
により、多段階の再生速度におけるフォーカス制御のル
ープゲインの調整時間を短くすることができる。この結
果、光ディスク装置の起動時間を短くすることができ
る。
【0132】さらに、本願発明によれば、所定の再生速
度でトラッキング制御のループゲイン調整を行い、所定
の再生速度でのループゲイン調整値に基づいて他の再生
速度でのトラッキング制御のループゲインを決定する。
これにより、多段階の再生速度におけるトラッキング制
御のループゲインの調整時間を短くすることができる。
この結果、光ディスク装置の起動時間を短くすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る光ディスク装置の構成図で
ある。
【図2】本実施の形態に係るトラッキングエラー信号の
非対称性からの位相制御量の決定を説明するための図で
ある。
【図3】本実施の形態に係るトラッキングエラー信号の
非対称性からの位相制御量の決定を説明するための図で
ある。
【図4】本実施の形態に係るトラッキングエラー信号を
説明するための図である。
【図5】本実施の形態に係る再生速度を変えた場合の位
相制御量に対するトラッキングエラー信号の非対称性の
差を示す図である。
【図6】本実施の形態に係るフォーカスオフセットに対
するRF信号のジッター量、振幅を示す図である。
【図7】本実施の形態に係る光ディスク装置の異常検出
器の説明図である。
【図8】本実施の形態に係る光ディスク装置の異常検出
器の説明図である。
【図9】本実施の形態に係る外乱出力一時停止時の各部
波形を説明するための図である。
【図10】従来例の光ディスク装置の構成図である。
【図11】位相差トラッキングエラー信号の検出原理の
説明図である。
【図12】位相差トラッキングエラー回路の内部構成図
である。
【符号の説明】
101 光源 105 収束レンズ 106 アクチュエータ 109 4分割光検出器 112a 位相制御回路 112b 位相制御回路 120 位相差トラッキングエラー回路 129 ジッター量測定回路 131 異常検出器 150 コントローラ
フロントページの続き (72)発明者 岸本 隆 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録担体を所定の再生速度で回転させる
    回転手段と、 該記録担体上に光ビームを収束させる収束手段と、 該記録担体上に収束されている該光ビームがトラックを
    横切るように該収束手段を移動させる移動手段と、 該記録担体からの反射光を受け取る第1領域から第4領
    域を有し、該第1領域から第4領域のそれぞれから該反
    射光に対応する第1検出信号から第4検出信号を出力す
    る光検出手段と、 補正量に応じて該第1検出信号の位相を補正することに
    より第1補正信号を出力し、該補正量に応じて該第2検
    出信号の位相を補正することにより第2補正信号を出力
    する位相補正手段と、 該位相補正手段から出力される該第1補正信号と該光検
    出手段から出力される該第4検出信号とを加算すること
    によって得られる第1加算信号と、該位相補正手段から
    出力される該第2補正信号と該光検出手段から出力され
    る該第3検出信号とを加算することによって得られる第
    2加算信号との間の位相差に基づいて、該記録担体上に
    収束されている該光ビームと該トラックとの間の位置ず
    れを検出し、該位置ずれを示すトラッキングエラー信号
    を出力するトラックずれ検出手段と、 該トラッキングエラー信号に応じて、該記録担体上に収
    束されている該光ビームが該トラック上に位置するよう
    に該移動手段をフィードバック制御するトラッキング制
    御手段と、 該トラッキング制御手段をフィードバック制御させるこ
    となく、該トラッキングエラー信号の非対称性に基づい
    て、該位相補正手段の該補正量を調整する調整手段とを
    備えた光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 該調整手段は、 該収束手段が所定の方向に移動するように該移動手段を
    駆動し、 該位相補正手段に与えられる複数の補正量候補のそれぞ
    れに応じて、該収束手段の移動中心位置に対する該トラ
    ッキングエラー信号の非対称性を計測し、 該トラッキングエラー信号の該非対称性に基づいて、該
    複数の補正量候補のうちの1つを該位相補正手段の該補
    正量として決定する、請求項1に記載の光ディスク装
    置。
  3. 【請求項3】 該所定の方向は、該収束手段の該移動中
    心位置に対して正及び負の両方向である、請求項2に記
    載の光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 該調整手段は、該収束手段を正の方向に
    移動した際の該トラッキングエラー信号の非対称性を示
    す値と該収束手段を負の方向に移動した際の該トラッキ
    ングエラー信号の非対称性を示す値との差が最も小さく
    なるように、該複数の補正量候補のうちの1つを該位相
    補正手段の該補正量として決定する、請求項3に記載の
    光ディスク装置。
  5. 【請求項5】 該調整手段は、該収束手段を正の方向に
    移動した際の該トラッキングエラー信号の非対称性を示
    す値と負の方向に移動した際の該トラッキングエラー信
    号の非対称性を示す値との絶対値の和が最も小さくなる
    ように、該複数の補正量候補のうちの1つを該位相補正
    手段の該補正量として決定する、請求項3に記載の光デ
    ィスク装置。
  6. 【請求項6】 該調整手段は、該トラッキングエラー信
    号の振幅を計測し、該振幅の値が所定以上の値となるよ
    うな該複数の補正量候補のうちの1つを該位相補正手段
    の該補正量として決定する、請求項1に記載の光ディス
    ク装置。
  7. 【請求項7】 該調整手段は、該記録担体の再生速度を
    第1の再生速度から第2の再生速度に変えた際に、該ト
    ラッキング制御手段をフィードバックさせることなく、
    該トラッキングエラー信号の非対称性に基づいて、該位
    相補正手段の該補正量を調整する、請求項1に記載の光
    ディスク装置。
  8. 【請求項8】 記録担体を所定の再生速度で回転させる
    回転手段と、 該記録担体上に光ビームを収束させる収束手段と、 該記録担体上に収束されている該光ビームがトラックを
    横切るように該収束手段を移動させる移動手段と、 該記録担体からの反射光を受け取る第1領域から第4領
    域を有し、該第1領域から第4領域のそれぞれから該反
    射光に対応する第1検出信号から第4検出信号を出力す
    る光検出手段と、 補正量に応じて該第1検出信号の位相を補正することに
    より第1補正信号を出力し、該補正量に応じて該第2検
    出信号の位相を補正することにより第2補正信号を出力
    する位相補正手段と、 該位相補正手段から出力される該第1補正信号と該光検
    出手段から出力される該第4検出信号とを加算すること
    によって得られる第1加算信号と、該位相補正手段から
    出力される該第2補正信号と該光検出手段から出力され
    る該第3検出信号とを加算することによって得られる第
    2加算信号との間の位相差に基づいて、該記録担体上に
    収束されている該光ビームと該トラックとの間の位置ず
    れを検出し、該位置ずれを示すトラッキングエラー信号
    を出力するトラックずれ検出手段と、 該トラッキングエラー信号に応じて、該記録担体上に収
    束されている該光ビームが該トラック上に位置するよう
    に該移動手段をフィードバック制御するトラッキング制
    御手段と、 該トラッキング制御手段をフィードバック制御させるこ
    となく、該トラッキングエラー信号の非対称性に基づい
    て、該位相補正手段の該補正量を調整する調整手段とを
    備え、 該調整手段は、該記録担体の再生速度を第1の再生速度
    から第2の再生速度に切り換える際に、該第1の再生速
    度における該位相補正手段の第1の補正量に基づいて該
    第2の再生速度における該位相補正手段の第2の補正量
    を決定する、光ディスク装置。
  9. 【請求項9】 該調整手段は、該第1の再生速度で調整
    した該位相補正手段の該第1の補正量に、該第1の再生
    速度を該第2の再生速度で除算した値を乗じた値を、該
    第2の再生速度における該位相補正手段の第2の補正量
    とする、請求項8に記載の光ディスク装置。
  10. 【請求項10】 記録担体上に光ビームを収束させる収
    束手段と、 該収束手段により収束された光ビームの収束点が該記録
    担体上の情報面と実質的に垂直な方向に移動するように
    該収束手段を移動させる移動手段と、 該記録担体からの反射光を受け取り、該反射光に対応す
    る検出信号を出力する光検出手段と、 該光検出手段から出力される検出信号に基づいて該記録
    媒体上の該情報面上に照射されている光ビームの収束状
    態を検出し、該収束状態を示す収束状態検出信号を出力
    する収束状態検出手段と、 該収束状態検出信号に基づいて、該収束手段のフォーカ
    ス位置が所定の目標位置となるように該移動手段を制御
    するフォーカス制御手段と、 該光検出手段の信号から再生信号を検出し、該再生信号
    の振幅を検出する再生信号振幅検出手段と、 該再生信号のジッターに応じた信号を検出するジッター
    量検出手段と、 該再生信号振幅検出手段の出力に基づき該収束手段のフ
    ォーカス位置を調整した後に、該ジッター量検出手段の
    出力に基づき該収束手段のフォーカス位置を調整するフ
    ォーカス位置調整手段とを備えた光ディスク装置。
  11. 【請求項11】 記録担体上に光ビームを収束させる収
    束手段と、 該収束手段により収束された光ビームの収束点が所定の
    方向に移動するように該収束手段を移動させる移動手段
    と、 該記録担体からの反射光を受け取り、該反射光に対応す
    る検出信号を出力する光検出手段と、 該光検出手段から出力される検出信号に基づいて光ビー
    ムの所定の制御量の、目標値に対する偏差信号を検出す
    る偏差検出手段と、 該偏差検出手段から出力される該偏差信号に基づいて、
    該偏差信号が所定の値となるように該移動手段を制御す
    る制御手段と、 該制御手段の制御ループに外乱を印加し、該制御ループ
    への該外乱の印加に応答して該偏差検出手段から出力さ
    れる該偏差信号に基づいて該制御手段のループゲインを
    調整するゲイン調整手段と、 該光検出手段から出力される検出信号に基づいて、装置
    の振動あるいは光ディスクの傷を検出する異常検出手段
    とを備え、 該ゲイン調整手段は、該異常検出手段で装置の振動ある
    いは光ディスクの傷が検出されたことと、所定の条件が
    成立したこととに応答して、該制御手段のゲインを調整
    するための該外乱の印加を停止する、光ディスク装置。
  12. 【請求項12】 該所定の方向は、該記録担体の情報面
    と実質的に垂直な方向であり、 該偏差検出手段は、該光検出手段から出力される検出信
    号に基づいて該記録媒体の情報面上に照射されている光
    ビームの収束状態を検出し、該収束状態を示す収束状態
    検出信号を出力する収束状態検出手段を含み、 該制御手段は、該収束状態検出信号に基づいて該収束手
    段のフォーカス位置が所定の目標位置となるように該移
    動手段を制御するフォーカス制御手段を含む、請求項1
    1に記載の光ディスク装置。
  13. 【請求項13】 該所定の方向は、該収束手段により収
    束された光ビームが記録担体上のトラックを横切る方向
    であり、 該偏差検出手段は、該光検出手段から出力される検出信
    号に基づいて情報面上のトラックと光ビームとの位置ず
    れを検出し、該位置ずれを示すトラッキングエラー信号
    を出力するトラックずれ検出手段を含み、 該制御手段は、該トラッキングエラー信号に応じて、該
    光ビームが該トラック上に位置するように該移動手段を
    フィードバック制御するトラッキング制御手段を含む、
    請求項11に記載の光ディスク装置。
  14. 【請求項14】 該所定の条件は、該外乱の出力が所定
    の値以下の値となったことである請求項11に記載の光
    ディスク装置。
  15. 【請求項15】 該所定の値は零である請求項14に記
    載の光ディスク装置。
  16. 【請求項16】 該異常検出手段の出力に基づいて該外
    乱の印加を停止する場合、該ゲイン調整手段は、該外乱
    の印加を停止する直前の外乱出力を保持する、請求項1
    1に記載の光ディスク装置。
  17. 【請求項17】 記録担体上に光ビームを収束させる収
    束手段と、 該記録担体上に収束されている該光ビームがトラックを
    横切るように該収束手段を移動させる移動手段と、 該記録担体からの反射光を受け取り、該反射光に対応す
    る検出信号を出力する光検出手段と、 該光検出手段から出力される検出信号に基づいて該記録
    媒体上の該情報面上に照射されている光ビームの収束状
    態を検出し、該収束状態を示す収束状態検出信号を出力
    する収束状態検出手段と、 該収束状態検出信号に基づいて、該収束手段のフォーカ
    ス位置が所定の目標位置となるように該収束手段を移動
    させる該移動手段を制御するフォーカス制御手段と、 該光検出手段から出力される検出信号に基づいて、該収
    束手段のフォーカス位置を調整する調整手段と、 該光検出手段から出力される検出信号に基づいて、装置
    の振動あるいは光ディスクの傷を検出する異常検出手段
    とを備え、 該調整手段は、該異常検出手段で装置の振動あるいは光
    ディスクの傷が検出されたことに応答して該フォーカス
    制御手段の目標位置の調整を停止する、光ディスク装
    置。
  18. 【請求項18】 該調整手段は、該光検出手段から出力
    される検出信号から再生信号を検出し、該再生信号の振
    幅に基づいて該収束手段のフォーカス位置を調整する、
    請求項17に記載の光ディスク装置。
  19. 【請求項19】 該調整手段は、該光検出手段から出力
    される検出信号から再生信号を検出し、該再生信号のジ
    ッターに応じたジッター信号に基づいて該収束手段のフ
    ォーカス位置を調整する、請求項17に記載の光ディス
    ク装置。
  20. 【請求項20】 該調整手段は、該光検出手段から出力
    される検出信号から再生信号を検出し、該再生信号の振
    幅と該再生信号のジッターに応じたジッター信号を所定
    の比で加算した信号に基づいて該収束手段のフォーカス
    位置を調整する、請求項17に記載の光ディスク装置。
  21. 【請求項21】 記録担体を所定の再生速度で回転させ
    る回転手段と、 該記録担体上に光ビームを収束させる収束手段と、 該記録担体上に収束されている該光ビームがトラックを
    横切るように該収束手段を移動させる移動手段と、 該記録担体からの反射光を受け取り、該反射光に対応す
    る検出信号を出力する光検出手段と、 該光検出手段から出力される検出信号に基づいて該記録
    媒体上の該情報面上に照射されている光ビームの収束状
    態を検出し、該収束状態を示す収束状態検出信号を出力
    する収束状態検出手段と、 該収束状態検出信号に基づいて、該収束手段のフォーカ
    ス位置が所定の目標位置となるように移動手段を制御す
    るフォーカス制御手段と、 該フォーカス制御手段の制御ループに外乱を印加し、該
    制御ループへの該外乱の印加に応答して該収束状態検出
    手段から出力された該収束状態検出信号に基づいて該フ
    ォーカス制御手段のループゲインを調整するゲイン調整
    手段とを備え、 該ゲイン調整手段は、該記録担体の再生速度を第1の再
    生速度から第2の再生速度に切り換える際に、該第1の
    再生速度で調整した該フォーカス制御手段のループゲイ
    ンに基づいて該第2の再生速度における該フォーカス制
    御手段のループゲインを決定する、光ディスク装置。
  22. 【請求項22】 記録担体を所定の再生速度で回転させ
    る回転手段と、 該記録担体上に光ビームを収束させる収束手段と、 該記録担体上に収束されている該光ビームがトラックを
    横切るように該収束手段を移動させる移動手段と、 該記録担体からの反射光を受け取り、該反射光に対応す
    る検出信号を出力する光検出手段と、 該光検出手段から出力される検出信号に基づいて、該記
    録担体上に収束されている該光ビームと該トラックとの
    間の位置ずれを検出し、該位置ずれを示すトラッキング
    エラー信号を出力するトラックずれ検出手段と、 該トラッキングエラー信号に応じて、該記録担体上に収
    束されている該光ビームが該トラック上に位置するよう
    に該移動手段をフィードバック制御するトラッキング制
    御手段と、 該トラッキング制御手段の制御ループに外乱を印加し、
    該制御ループへの該外乱の印加に応答して該トラックず
    れ検出手段から出力された該トラッキングエラー信号に
    基づいて該トラッキング制御手段のループゲインを調整
    するゲイン調整手段とを備え、 該ゲイン調整手段は、該記録担体の再生速度を第1の再
    生速度から第2の再生速度に切り換える際に、該第1の
    再生速度で調整した該トラッキング制御手段のループゲ
    インに基づいて該第2の再生速度における該トラッキン
    グ制御手段のループゲインを決定する、光ディスク装
    置。
JP24903197A 1996-09-18 1997-09-12 光ディスク装置 Expired - Lifetime JP3932217B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24903197A JP3932217B2 (ja) 1996-09-18 1997-09-12 光ディスク装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24585296 1996-09-18
JP8-245852 1996-09-18
JP24903197A JP3932217B2 (ja) 1996-09-18 1997-09-12 光ディスク装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10149550A true JPH10149550A (ja) 1998-06-02
JP3932217B2 JP3932217B2 (ja) 2007-06-20

Family

ID=26537436

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24903197A Expired - Lifetime JP3932217B2 (ja) 1996-09-18 1997-09-12 光ディスク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3932217B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1314009C (zh) * 2005-09-09 2007-05-02 清华大学 基于聚焦误差的高倍速数字通用光盘的质量检测方法
US7916588B2 (en) 2003-10-20 2011-03-29 Panasonic Corporation Control apparatus, control method, access apparatus, access method, program, and write-once recording medium

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7916588B2 (en) 2003-10-20 2011-03-29 Panasonic Corporation Control apparatus, control method, access apparatus, access method, program, and write-once recording medium
EP2320422A2 (en) 2003-10-20 2011-05-11 Panasonic Corporation Recording apparatus, write-once recording medium and reproducing apparatus
CN1314009C (zh) * 2005-09-09 2007-05-02 清华大学 基于聚焦误差的高倍速数字通用光盘的质量检测方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3932217B2 (ja) 2007-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6028826A (en) Optical disk apparatus performing correction of phase difference tracking error signal, adjustment of focus position and process of gain adjustment
WO2010038311A1 (ja) 光ディスクドライブ装置及び追加記録方法
EP1589528A2 (en) Optical disk device, loop gain setting method, and loop gain setting program
JPH11185259A (ja) 光ディスク装置
US6882602B2 (en) Calibration method for control device of optical storage medium drive
JP3932217B2 (ja) 光ディスク装置
JPH08203106A (ja) 光ディスクの制御装置
US6946633B2 (en) Optical disc apparatus and method for controlling focus of the same
JPH05159318A (ja) トラッキング制御装置
JP4728102B2 (ja) トラッキングエラー制御装置、トラッキングエラー制御回路、およびトラッキングエラー制御方法
US6700841B1 (en) Optical-disc recording and reproducing apparatus
JPH11345420A (ja) フォーカスジャンプ制御方法と光ディスク装置
US8675459B2 (en) Optical disk apparatus
US7760591B2 (en) Optical disc reproducing apparatus
JPH0528525A (ja) 光デイスク装置のトラツク位置ずれ信号生成装置およびトラツキング制御装置
JPH0770068B2 (ja) 光学式情報記録再生装置
JP2000076668A (ja) 光ディスク装置
JP2002117554A (ja) 光ディスク装置及びその調整方法
JP3331816B2 (ja) トラッキングエラー信号のオフセット補正方法
JP2000357329A (ja) 光ディスク装置
JPH1011774A (ja) 光ディスク再生装置
JP2000298850A (ja) 光ディスクのフォーカス制御方法および光ディスクのフォーカス制御装置
JPH04245035A (ja) 光学的情報記録再生装置
JPH10208259A (ja) 光ディスクドライブ装置
JPH11213407A (ja) サーボ制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040902

A977 Report on retrieval

Effective date: 20060201

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060324

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060518

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070312

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070312

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100323

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110323

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110323

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120323

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130323

Year of fee payment: 6