JPH10149222A - 制御弁 - Google Patents

制御弁

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JPH10149222A
JPH10149222A JP32479696A JP32479696A JPH10149222A JP H10149222 A JPH10149222 A JP H10149222A JP 32479696 A JP32479696 A JP 32479696A JP 32479696 A JP32479696 A JP 32479696A JP H10149222 A JPH10149222 A JP H10149222A
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JP
Japan
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pressure
cut
signal
valve
signal pressure
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JP32479696A
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Hiromichi Iizuka
博道 飯塚
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Asahi Enterprise Co Ltd
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  • Supply Devices, Intensifiers, Converters, And Telemotors (AREA)
  • Control Of Fluid Pressure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電気的な入力信号が遮断された場合において
も、そのときの信号圧が保持され、これによって電気的
な入力信号の遮断時における制御動作が継続可能な制御
弁を提供することを目的とする。 【解決手段】凹部から成る入力信号室41、42とブー
スタ14の入力信号の被印加部との間にカットバルブ1
6とボリュームチャンバ59とを設けるようにし、電気
的な入力信号が遮断された場合にはカットバルブ16が
遮断され、ボリュームチャンバ59によって信号圧が保
持されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は制御弁に係り、とく
に電気−圧力変換機構によって電気的な入力信号を圧力
に変換して信号圧を得、この信号圧を用いて制御を行な
うようにした制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】外部から加えられる電気信号に応じて、
所定の圧力の出力圧を得るために、従来より制御弁が用
いられている。このような制御弁においては、電気−圧
力変換機構によって電気的な入力信号を圧力に変換して
信号圧を得、この信号圧を用いて出力圧の制御を行なう
ようにしている。
【0003】外部から加えられる電気信号を用いて信号
圧を得る方法として、圧力設定用ばねを設け、このばね
をモータと送りねじとによって圧縮するとともに、その
弾性復元力を変更することによって所定の圧力を得るよ
うにしている。この他にONN・OFFバルブのデュー
ティ制御によって、外部から加えられるパルス信号によ
って圧力を調整する方式も用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】モータによって送りね
じを介してばねを圧縮し、制御のための信号圧を得る方
式は、電気的な入力信号が遮断された場合においてもそ
の圧力を保持することができる。ところが上記のような
方式は原理的に調整精度が限られ、微調整を必要とする
分野での使用が制限されていた。
【0005】フォースモータやバイモルフによってノズ
ルフラッパを駆動し、フォースバランスによって出力を
調整する方式は、電気信号が遮断された場合に信号圧を
得ることができず、このために停電時においては制御が
不能になるという問題があった。
【0006】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、信号圧を精密に設定することができる
とともに、電気的な入力信号が遮断された場合において
も、そのときの信号圧を保持して制御を継続し得るよう
にした制御弁を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、電気−圧力変
換機構によって電気的な入力信号を圧力に変換して信号
圧を得、この信号圧を用いて制御を行なうようにした制
御弁において、前記電気−圧力変換機構の信号圧が取出
される出力端と前記信号圧が印加される信号圧被印加部
との間にカットバルブを接続し、前記電気−圧力変換機
構に加えられる電気的な入力信号が遮断されると前記カ
ットバルブが閉鎖されるようにしたことを特徴とする制
御弁に関するものである。このような制御弁によれば、
電気的な入力信号が遮断されるとカットバルブが閉鎖さ
れるために、そのときの信号圧が保持されるとともに、
この信号圧が継続して信号圧被印加部に印加されるよう
になる。
【0008】前記カットバルブと前記信号圧被印加部と
の間にボリュームチャンバが設けられるようにした構成
によれば、上記ボリュームチャンバによってカットバル
ブの閉鎖時における体積変化に伴う信号圧の変化を最小
限に抑えることが可能になる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施の形態に係
る制御弁を示すものである。なおこの制御弁は外部から
加えられる電気信号に応じて流体圧力をある一定のレベ
ルに減圧するための圧力制御弁として用いられるもので
ある。
【0010】制御弁は図1に示すように上から順に4つ
のボディ11、12、13、14を備えており、これら
が互いに積上げられた構造になっている。なおこれらの
ボディ11、12、13、14は互いに気密状態で結合
されるようになっている。そして1番上側のボディ11
の上部にはフォースモータ15が取付けられるととも
に、2番目のボディ12にはその側方にカットバルブ1
6が取付けられるようになっている。
【0011】1番上側に取付けられるフォースモータ1
5の構成について説明すると、フォースモータ15は逆
カップ状をなすケース20を備えている。ケース20内
には同じく逆カップ状のヨーク21がビス22によって
ケース20に取付けられている。ヨーク21内には円柱
状をなすマグネット23とポールコア24とが上下にボ
ルト25によって結合された状態でヨーク21の内側に
取付けられている。
【0012】ポールコア24の外周側であってヨーク2
1の内周面との間の部分がエアギャップを構成してお
り、エアギャップの部分にボビン26が配されている。
ボビン26の外周面上にはフォースコイル27が巻装さ
れている。そしてボビン26は取付け板28を介してり
ん青銅の円板から成るフラッパ29に取付けられてい
る。フラッパ29は所定の位置にそれぞれ開口30を備
え、この開口30によってフラッパ29の両側の圧力差
をなくすようにしている。そしてフラッパ29は上記ヨ
ーク21の下端側の部分に取付けられている。またフラ
ッパ29が配されているフォースモータ15の内側の空
間は、ボディ11に形成されている小孔31によって大
気圧に設定されている。
【0013】上記フラッパ29と対向するようにノズル
35が上方に突出するように配されている。ノズル35
は背圧を取出すための上下に貫通する中心孔36を備え
るとともに、外周側に雄ねじ37が形成され、この雄ね
じ37がボディ11を貫通する雌ねじ孔にねじ込まれる
ようになっている。またノズル35の外周面上にはウオ
ームギヤ38が設けられており、このウオームギヤ38
がウオーム39と噛合うようになっている。すなわちウ
オーム39を介してウオームギヤ38によってノズル3
5を軸線を中心として回転させることにより、ノズル3
5のフラッパ29に対する軸線方向の位置を調整できる
ようにしている。そして調整した状態において、ロック
用ねじ40によって固定するようにしている。
【0014】ボディ11の下面とボディ12の上面とに
は互いに連通するように凹部41、42が形成されてお
り、これらの凹部41、42によって入力信号室を形成
している。そしてこのような入力信号室は連通孔43を
介して供給ポート44と連通されるようになっている。
なお連通孔43の途中の部分には絞り45が取付けられ
ている。
【0015】次にカットバルブ16を構成するバルブボ
ディ49について説明すると、バルブボディ49には一
対の小孔50、51がそれぞれ上下に形成されている。
なお小孔50は上記凹部41、42から成る入力信号室
と小孔46を介して連通されるようになっている。また
小孔50の先端側の部分には口金52が取付けられてい
る。
【0016】そしてこのような口金52を開閉するよう
にプランジャ53にバルブシート54が取付けられるよ
うになっている。プランジャ53はヨーク55に形成さ
れている凹部内において摺動可能に保持されており、フ
ォースコイル56によって右方へ付勢されている。そし
てフォースコイル56による付勢力に抗するようにプラ
ンジャ53とヨーク55との間に戻しばね57が配され
ている。
【0017】中間のボディ12にはその内部にボリュー
ムチャンバ59が設けられている。ボリュームチャンバ
59は凹部から構成されるとともに、小孔58を介して
バルブボディ49の小孔51と連通されるようになって
いる。
【0018】ボディ13には上記ボリュームチャンバ5
9と連続するように上下に貫通して開放された凹部63
が形成されている。またボディ14の上部には上記凹部
63と連続するように凹部64が形成されている。そし
てボリュームチャンバ59と凹部63とを区画するよう
に大ダイヤフラム65が配されるとともに、凹部63と
凹部64とを区画するように大ダイヤフラム66が配さ
れている。
【0019】上下に配されている一対の大ダイヤフラム
65、66間にはブリード板67が配されている。ブリ
ード板67は横孔68を有するとともに、横孔68と連
通するように中心孔69を有しており、この中心孔69
によって下方へ突出するノズルが形成されている。また
ブリード板67を収納した凹部63は排気孔70によっ
て外部と連通されるようになっている。
【0020】下側の大ダイヤフラム66の下面は受け板
71によって受けられるとともに、この受け板71がコ
イルばね72の弾性復元力を受けるようになっている。
なおブリード板67のノズル69は大ダイヤフラム66
と受け板71とを貫通して下方に突出している。
【0021】上記受け板71の下側に位置するように、
凹部64内には可動板75が配されている。可動板75
はボディ14の凹部76内に配されている補助板77と
連結ロッド79を介して連結されるようになっている。
連結ロッド79は可動板75と補助板77の外周側の部
分を連結するようになっており、しかも貫通孔78内に
遊嵌されている。貫通孔78は凹部64、76間のガス
の流動を可能にしている。
【0022】上記可動板75の上面は受け板71を貫通
するブリード板67のノズル69を受けるとともに、こ
の可動板75の下面には突部80が突設されており、突
部80は通路81と凹部64とを遮断する小ダイヤフラ
ム82を受けるようになっている。なお通路81は供給
ポート44から凹部76を介して出力ポート83と連通
するための連通路を構成している。補助板77の上面に
はシールリング86が取付けられており、このシールリ
ング86が連通路を開閉する弁体を構成している。なお
シールリング86と小ダイヤフラム82はそれらの有効
面積が等しくなっている。そしてボディ14の出力ポー
ト83によって出力圧が取出されるようになっている。
【0023】図2はこのような制御弁の機能をブロック
図で示したものである。フォースモータ15から成る圧
力変換部には入力信号として電流Iが加えられる。電気
−圧力変換部15は入力信号Iに応じた信号圧Pi を圧
力保持部16、59を介してブースタ14に供給する。
なおブースタ14には供給ポート44を通して供給圧力
Pが加えられる。ブースタ14は供給圧力Pを信号圧P
i に応じて出力圧Poに変換して出力する。圧力保持部
16のフォースコイル56には駆動電流が電源部から供
給されるようになっている。
【0024】図3はとくに圧力保持部の構成を示したも
のであって、フォースコイル56によって作動されるカ
ットバルブ16を介して信号圧Pi がブースタ14に加
えられるようになっており、信号圧の印加経路中にカッ
トバルブ16とボリュームチャンバ59とが配されるよ
うになっている。そしてカットバルブ16の電源電圧が
遮断された場合には、カットバルブ16が遮断状態に切
換えられ、信号圧Piがボリュームチャンバ59で保持
されるようにしている。
【0025】次に図1に示す制御弁の具体的な動作を説
明する。まず信号圧Pi の設定について説明する。フォ
ースモータ15のフォースコイル27に電流Iが印加さ
れると、フォースコイル27が軸線方向の駆動力を発生
する。この駆動力は次式で表わされる。
【0026】Fc =KI・・・・・(1) なおここでKは比例定数を表わす。
【0027】次にフラッパ29に働く力について考察す
る。フラッパ29の上下の部分の圧力差によってこのフ
ラッパ29に働く力は、 Fp =dP・n・・・・・(2) ここでdPはフラッパ29に働く差圧を表わし、nはノ
ズル35の中心孔36の断面積を示している。従ってフ
ラッパ29それ自身の弾性復元力をFf とすると、フラ
ッパ29に働く力のバランスは次のようになる。
【0028】Fc =Fp +Ff ・・・・・(3) 上記(3)式に(1)式と(2)式とを代入すると、 KI=dP・n+Ff ・・・・・・(4) 小孔31によってフラッパ29が配されている空間は大
気圧になっているために、フラッパ29に働く圧力はノ
ズル35の背圧のみである。そしてノズル35の背圧が
信号圧Pi である。従って(5)式は次のようになる。
【0029】KI=Pi ・n+Ff ・・・・・(5) 上記(5)式によって信号圧は次のように導かれる。
【0030】 Pi =(KI−Ff )/n・・・・・(6) このようにフォースモータ15のフォースコイル27に
加えられる電流値Iに応じて信号圧Pi を取出すことが
可能になる。信号圧Pi はノズル35の背圧として取出
され、凹部41、42から成る入力信号室に印加され
る。
【0031】カットバルブ16はそのフォースコイル5
6が常時励磁されているために、プランジャ53は戻し
ばね57に抗して右方へ移動しており、バルブシート5
4が口金52から離間した状態にある。従って凹部4
1、42から成る入力信号室に発生する入力圧Pi は小
孔46、小孔50、ヨーク55内の空間、小孔51、5
8を介してボリュームチャンバ59に加えられ、大ダイ
ヤフラム65の上面に信号圧Pi が印加されることにな
る。
【0032】大ダイヤフラム65、66間には剛体から
成るブリード板67が配されており、しかも上下一対の
大ダイヤフラム65、66の有効面積は等しいために、
信号圧Pi による力は大ダイヤフラム65、ブリード板
67、受け板71、ノズル69を介して可動板75の上
面に加えられる。
【0033】大ダイヤフラム65、66の有効面積をA
とし、小ダイヤフラム82および補助板77の上面のシ
ールリング86の有効面積をaとする。また受け板71
を介してコイルばね72によって可動板75が上方へ受
ける力をCとする。また供給ポート44を介して供給さ
れる供給圧をPとし、出力ポート83を通して取出され
る出力圧をPo とする。すると次の式が成立する。
【0034】 Pi ・A+P・a=Po ・A+P・a+C・・・・・(7) この式において左辺は下向きの力を表わし、右辺は上向
きの力を表わす。
【0035】そして供給圧Pによって小ダイヤフラム8
2に加えられる力と、供給圧によってシールリング86
に加えられる力とが逆になってしかもともにP・aで等
しいために、これらが互いに相殺されることになる。従
って(7)式は次式のように簡単になる。
【0036】Po =Pi −C/A・・・・・(8) この式から明らかなように、出力圧Po は供給圧Pと無
関係であって、供給圧Pが変化してもその影響を受けな
くなる。すなわち平行型ブースタから成る制御弁を構成
することになる。
【0037】従ってこのような制御弁によれば、供給ポ
ート44を通して供給される供給圧Pによって、フラッ
パ29とノズル35とによって信号圧Pi が設定され
る。そして供給ポート44から供給された空気またはガ
スは通路81から出力ポート83を経て負荷側に供給さ
れる。このときに(7)式あるいは(8)式に応じて大
ダイヤフラム66によって可動板75が移動され、補助
板77上のシールリング86の部分を開閉することにな
り、出力ポート83を通して得られる出力圧Po
(8)式のように、信号圧Pi に応じた値に調整され
る。
【0038】またこのような制御弁は、出力ポート83
を通して取出される出力圧Po が大きくなると、この出
力圧Po を凹部76および貫通孔78を介して凹部63
内の圧力を受ける下側の大ダイヤフラム66が上方へ移
動するようになり、ノズルフラッパを兼用する可動板7
5とノズル69との間に隙間を生じ、出力圧はノズル6
9、横孔68、凹部63、および排気孔70を通して逃
げることになる。すなわちこの制御弁は出力圧が大きく
なった場合にブリードオフ動作を行なうようになってい
る。
【0039】従ってこのような制御弁によれば、フォー
スモータ15のフォースコイル27に加えられる電流I
を制御することによってノズル35の背圧として信号圧
iが得られるとともに、このような信号圧Pi に応じ
てブースタ14を制御することが可能になる。ブースタ
14は供給ポート44によって供給圧Pが加えられると
ともに、出力圧Po として(8)式で示されるように信
号圧Pi に応じた出力圧Po を発生することになる。従
ってフォースモータ15によって得られた信号圧Pi
応じて、このブースタの下流側と出力ポート83を介し
て接続される負荷に対して必要とされる流量に増流した
出力圧Po を供給できるようになる。
【0040】次にカットバルブ16の作用について説明
する。停電等の理由によってフォースモータ15のフォ
ースコイル27に加えられる電流が遮断されると、この
フォースモータ15は(1)式の駆動力を発生しなくな
り、これによって(6)式の信号圧Pi を正しく設定し
なくなる。ところがこのときには同時にカットバルブ1
6のフォースコイル56の電流が遮断される。従ってプ
ランジャ53が戻しばね57によって図1において左方
へ移動し、バルブシート54が口金52に密着して小孔
50を閉塞する。
【0041】従って電流の遮断時においては、瞬時に凹
部41、42から成る入力信号室とボリュームチャンバ
59とがカットバルブ16によって遮断される。すなわ
ちボリュームチヤンバ59内に信号圧Pi が封じ込まれ
た状態で保持されるようになり、このような圧力が大ダ
イヤフラム65に印加された状態を継続する。従って電
流が遮断されても、信号圧Pi がボリュームチャンバ5
9に保持された状態になり、ブースタ14は制御を継続
することが可能になり、出力圧が不安定にならない。
【0042】ボリュームチャンバ59は所定の体積を有
しており、プランジャ53の移動によってカットバルブ
16とボリュームチャンバ59との間の体積が変化して
も、この体積の変化の割合を極めて微小にすることにな
り、入力圧Pi が電流の遮断時に変更されることが防止
される。
【0043】再度通電状態になると、停電前の状態によ
り圧力調整が行なわれる。この場合においても、ボリュ
ームチャンバ59によって、再通電時の圧力変動をも微
小に抑えることが可能になる。
【0044】なお上記実施の形態においては、一対の大
ダイヤフラム65、66間にブリード板67を配すると
ともに、このブリード板67にノズル69を設けるよう
にし、出力圧Po が大きくなった場合にはノズル69お
よび排気孔70を通して出力圧を排気するようにしてい
るが、必ずしもこのようなブリードオフタイプである必
要はない。すなわち信号圧Pi が直接大ダイヤフラム6
6に印加されるような構造であってよく、ブリード板6
7と上側の大ダイヤフラム65とを省略するようにして
もよい。この場合にはダイヤフラム66が完全に閉塞さ
れ、ノズル69を設けないようにした構造となる。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明は、電気−圧力変換
機構の信号圧が取出される出力端と信号圧が印加される
信号圧被印加部との間にカットバルブを接続し、電気−
圧力変換機構に加えられる電気的な入力信号が遮断され
るとカットバルブが閉鎖されるようにしたものである。
【0046】従って本発明によれば、電気的な入力信号
が遮断されるとカットバルブが閉鎖され、これによって
そのときの信号圧が保持されるとともに、保持された信
号圧が被印加部に継続して印加されるようになり、電流
の遮断時における制御動作の継続が可能になる。
【0047】カットバルブと信号圧被印加部との間にボ
リュームチャンバを設けるようにした構成によれば、電
流の遮断時におけるカットバルブの弁体の移動に伴う体
積の変化を微小に抑えることが可能になり、これによっ
て信号圧の変化を最小限にすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御弁の全体の構成を示す縦断面図である。
【図2】制御弁の動作を示すブロック図である。
【図3】カットバルブの動作を示すブロック図である。
【符号の説明】
11〜14 ボディ 15 フォースモータ 16 カットバルブ 20 ケース 21 ヨーク 22 ビス 23 マグネット 24 ポールコア 25 ボルト 26 ボビン 27 フォースコイル 28 取付け板 29 フラッパ 30 開口 31 小孔 35 ノズル 36 中心孔 37 雄ねじ 38 ウオームギヤ 39 ウオーム 40 ロック用ねじ 41、42 凹部(入力信号室) 43 連通孔 44 供給ポート 45 絞り 46 小孔 49 バルブボディ 50、51 小孔 52 口金 53 プランジャ 54 バルブシート 55 ヨーク 56 フォースコイル 57 戻しばね 58 小孔 59 ボリュームチャンバ 63、64 凹部 65 ダイヤフラム(大) 66 ダイヤフラム(大) 67 ブリード板 68 横孔 69 中心孔(ノズル) 70 排気孔 71 受け板 72 コイルばね 75 可動板 76 凹部 77 補助板 78 貫通孔 79 連結ロッド 80 突部 81 通路 82 小ダイヤフラム 83 出力ポート 86 シールリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気−圧力変換機構によって電気的な入力
    信号を圧力に変換して信号圧を得、この信号圧を用いて
    制御を行なうようにした制御弁において、 前記電気−圧力変換機構の信号圧が取出される出力端と
    前記信号圧が印加される信号圧被印加部との間にカット
    バルブを接続し、 前記電気−圧力変換機構に加えられる電気的な入力信号
    が遮断されると前記カットバルブが閉鎖されるようにし
    たことを特徴とする制御弁。
  2. 【請求項2】前記カットバルブと前記信号圧被印加部と
    の間にボリュームチャンバが設けられることを特徴とす
    る請求項1に記載の制御弁。
JP32479696A 1996-11-20 1996-11-20 制御弁 Withdrawn JPH10149222A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006057719A (ja) * 2004-08-19 2006-03-02 Psc Kk ノズルフラッパ弁
JP2012097940A (ja) * 2010-10-30 2012-05-24 Noritz Corp 燃料供給用ヘッドおよびこれを備えた燃焼装置

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