JPH10149115A - 空間閉鎖機構 - Google Patents
空間閉鎖機構Info
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- JPH10149115A JPH10149115A JP31066196A JP31066196A JPH10149115A JP H10149115 A JPH10149115 A JP H10149115A JP 31066196 A JP31066196 A JP 31066196A JP 31066196 A JP31066196 A JP 31066196A JP H10149115 A JPH10149115 A JP H10149115A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】第1及び第2部材の組み合わせ時における閉鎖
部材の配置作業を容易にし、塵の如き種々の物体の清掃
作業を簡単にし、第1及び第2部材の少なくともいずれ
か一方が他方を透視可能な材料で形成されている場合で
も組み立てに大きな注意を払う必要がない、空間閉鎖機
構を提供することである。 【解決手段】第1部材24としての窓部材と第1部材に
対して第1部材との間に空間Sを創出するよう配置され
た第2部材14としての液晶表示装置との間の上記空間
を外部空間から閉鎖する空間閉鎖機構は:第1部材に設
けられ、第1部材の周面よりも外方で第2部材に向かい
突出し、弾性を有し、第1部材に対して第1部材との間
に空間を創出するよう第2部材が配置された時に第2部
材に対し自身の弾性を伴い接触する、閉鎖部材26を備
えている、ことを特徴としている。
部材の配置作業を容易にし、塵の如き種々の物体の清掃
作業を簡単にし、第1及び第2部材の少なくともいずれ
か一方が他方を透視可能な材料で形成されている場合で
も組み立てに大きな注意を払う必要がない、空間閉鎖機
構を提供することである。 【解決手段】第1部材24としての窓部材と第1部材に
対して第1部材との間に空間Sを創出するよう配置され
た第2部材14としての液晶表示装置との間の上記空間
を外部空間から閉鎖する空間閉鎖機構は:第1部材に設
けられ、第1部材の周面よりも外方で第2部材に向かい
突出し、弾性を有し、第1部材に対して第1部材との間
に空間を創出するよう第2部材が配置された時に第2部
材に対し自身の弾性を伴い接触する、閉鎖部材26を備
えている、ことを特徴としている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、第1の部材と第
1の部材に対して第1の部材との間に空間を創出するよ
う配置された第2の部材との間の上記空間を外部空間か
ら閉鎖する空間閉鎖機構に関係している。
1の部材に対して第1の部材との間に空間を創出するよ
う配置された第2の部材との間の上記空間を外部空間か
ら閉鎖する空間閉鎖機構に関係している。
【0002】
【従来の技術】従来良く知られている上述した如き種類
の空間閉鎖機構は、第1の部材及び第2の部材から独立
して形成され、第1の部材と第2の部材との間に介在さ
れる例えばゴムやウレタン等の弾性材料製閉鎖部材を使
用している。この弾性材料製閉鎖部材は接着剤により少
なくとも第1の部材と第2の部材とのいずれか一方に固
定される。
の空間閉鎖機構は、第1の部材及び第2の部材から独立
して形成され、第1の部材と第2の部材との間に介在さ
れる例えばゴムやウレタン等の弾性材料製閉鎖部材を使
用している。この弾性材料製閉鎖部材は接着剤により少
なくとも第1の部材と第2の部材とのいずれか一方に固
定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した如き種類の従
来良く知られている空間閉鎖機構では、第1の部材と第
2の部材との組み合わせ時に第1の部材と第2の部材と
の間の所定の位置に弾性材料製閉鎖部材を配置する作業
が煩雑であり、また接着剤を使用した弾性材料製閉鎖部
材の固定を強固にする為にある程度の時間を必要として
いる。
来良く知られている空間閉鎖機構では、第1の部材と第
2の部材との組み合わせ時に第1の部材と第2の部材と
の間の所定の位置に弾性材料製閉鎖部材を配置する作業
が煩雑であり、また接着剤を使用した弾性材料製閉鎖部
材の固定を強固にする為にある程度の時間を必要として
いる。
【0004】また上記組み合わせを行う時に第1の部材
と第2の部材との間の空間に例えば塵の如き種々の物体
が入り込むことを防止する為に、上記組み合わせを行う
以前に第1の部材と第2の部材の夫々の清掃を行なわな
ければならない。
と第2の部材との間の空間に例えば塵の如き種々の物体
が入り込むことを防止する為に、上記組み合わせを行う
以前に第1の部材と第2の部材の夫々の清掃を行なわな
ければならない。
【0005】さらに、第1の部材と第2の部材の少なく
ともいずれか一方が他方を透視可能な材料で形成されて
いる場合には、弾性材料製閉鎖部材や接着剤が上記所定
の位置からずれて第1の部材と第2の部材の少なくとも
いずれか一方から見えることがないよう注意しなければ
ならない。
ともいずれか一方が他方を透視可能な材料で形成されて
いる場合には、弾性材料製閉鎖部材や接着剤が上記所定
の位置からずれて第1の部材と第2の部材の少なくとも
いずれか一方から見えることがないよう注意しなければ
ならない。
【0006】この発明は上記事情の下でなされ、この発
明の目的は、第1の部材と第2の部材との組み合わせ時
における閉鎖部材の配置作業を容易にするとともに、塵
の如き種々の物体の清掃作業が簡単になり、第1の部材
と第2の部材の少なくともいずれか一方が他方を透視可
能な材料で形成されている場合でも組み立てに大きな注
意を払う必要がない、空間閉鎖機構を提供することであ
る。
明の目的は、第1の部材と第2の部材との組み合わせ時
における閉鎖部材の配置作業を容易にするとともに、塵
の如き種々の物体の清掃作業が簡単になり、第1の部材
と第2の部材の少なくともいずれか一方が他方を透視可
能な材料で形成されている場合でも組み立てに大きな注
意を払う必要がない、空間閉鎖機構を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した如きこの発明の
目的を達成する為に、この発明に従った空間閉鎖機構
は、第1の部材と第1の部材に対して第1の部材との間
に空間を創出するよう配置された第2の部材との間の上
記空間を外部空間から遮断する空間閉鎖機構であって、
第1の部材に設けられ、第1の部材の周面よりも外方に
向かうとともに第2の部材に向かい突出し、弾性を有し
ており、第1の部材に対して第1の部材との間に空間を
創出するよう第2の部材が配置された時に第2の部材に
対して自身の弾性を伴って接触する、閉鎖部材を備えて
いる、ことを特徴としている。
目的を達成する為に、この発明に従った空間閉鎖機構
は、第1の部材と第1の部材に対して第1の部材との間
に空間を創出するよう配置された第2の部材との間の上
記空間を外部空間から遮断する空間閉鎖機構であって、
第1の部材に設けられ、第1の部材の周面よりも外方に
向かうとともに第2の部材に向かい突出し、弾性を有し
ており、第1の部材に対して第1の部材との間に空間を
創出するよう第2の部材が配置された時に第2の部材に
対して自身の弾性を伴って接触する、閉鎖部材を備えて
いる、ことを特徴としている。
【0008】このような閉鎖部材は、第1の部材と第2
の部材とを組み合わせる前に、第1の部材に対して予め
設けておくことができる。この為に、第1の部材と第2
の部材との組み合わせ時における閉鎖部材の配置作業が
容易になり、しかも閉鎖部材における塵の如き種々の物
体の清掃作業が簡単になる。
の部材とを組み合わせる前に、第1の部材に対して予め
設けておくことができる。この為に、第1の部材と第2
の部材との組み合わせ時における閉鎖部材の配置作業が
容易になり、しかも閉鎖部材における塵の如き種々の物
体の清掃作業が簡単になる。
【0009】さらに閉鎖部材は、第1の部材の周面より
も外方に向かうとともに第2の部材に向かい突出してい
るので、は第1の部材と第2の部材の少なくともいずれ
か一方が他方を透視可能な材料で形成されている場合で
も、組み立てに大きな注意を払わなくとも閉鎖部材が上
記一方から見えぬよう常に配置される。
も外方に向かうとともに第2の部材に向かい突出してい
るので、は第1の部材と第2の部材の少なくともいずれ
か一方が他方を透視可能な材料で形成されている場合で
も、組み立てに大きな注意を払わなくとも閉鎖部材が上
記一方から見えぬよう常に配置される。
【0010】さらに、第1の部材に対して第1の部材と
の間に空間を創出するよう第2の部材が配置された時に
閉鎖部材は第2の部材に対して自身の弾性を伴って接触
させるので、接着作業が不要である。
の間に空間を創出するよう第2の部材が配置された時に
閉鎖部材は第2の部材に対して自身の弾性を伴って接触
させるので、接着作業が不要である。
【0011】上述した如く構成されたことを特徴とする
この発明に従った空間閉鎖機構では、第2の部材におい
て閉鎖部材の接触面が接触される部分には粘着物が設け
られていることが好ましい。
この発明に従った空間閉鎖機構では、第2の部材におい
て閉鎖部材の接触面が接触される部分には粘着物が設け
られていることが好ましい。
【0012】このような構成であれば、閉鎖部材の接触
面と第2の部材との間の密閉度が高まり、閉鎖部材によ
る外部空間に対する第1の部材と第2の部材との間の空
間の密閉度が高まる。
面と第2の部材との間の密閉度が高まり、閉鎖部材によ
る外部空間に対する第1の部材と第2の部材との間の空
間の密閉度が高まる。
【0013】上述した如く構成されたことを特徴とする
この発明に従った空間閉鎖機構では、閉鎖部材の横断面
が波形状をしていることが好ましい。このような構成で
あれば、閉鎖部材の撓みを向上させることが出来るの
で、第2の部材に対する閉鎖部材の接触面の密閉度をよ
り高めることが出来る。
この発明に従った空間閉鎖機構では、閉鎖部材の横断面
が波形状をしていることが好ましい。このような構成で
あれば、閉鎖部材の撓みを向上させることが出来るの
で、第2の部材に対する閉鎖部材の接触面の密閉度をよ
り高めることが出来る。
【0014】なお閉鎖部材は第1の部材と同じ材料で第
1の部材と同時に一体的に形成することが出来るし、第
1の部材が形成された後に第1の部材と同じ材料または
別の材料で第1の部材に固定されるよう形成することが
出来るし、第1の部材と同じ材料または別の材料で閉鎖
部材が形成された後に第1の部材を第1の部材に固定さ
れるよう形成することも出来る。
1の部材と同時に一体的に形成することが出来るし、第
1の部材が形成された後に第1の部材と同じ材料または
別の材料で第1の部材に固定されるよう形成することが
出来るし、第1の部材と同じ材料または別の材料で閉鎖
部材が形成された後に第1の部材を第1の部材に固定さ
れるよう形成することも出来る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の1つの実施の形
態を添付の図面を参照しながら詳細に説明する。図1
は、この発明の1つの実施の形態に従った空間閉鎖機構
を備えたテープレコーダの液晶表示部の要部の横断面を
空間閉鎖機構の組み立て前の状態で示す断面図であり、
そして図2は、この発明の1つの実施の形態に従った空
間閉鎖機構を備えたテープレコーダの液晶表示部の要部
の横断面を空間閉鎖機構の組み立て後の状態で示す断面
図である。
態を添付の図面を参照しながら詳細に説明する。図1
は、この発明の1つの実施の形態に従った空間閉鎖機構
を備えたテープレコーダの液晶表示部の要部の横断面を
空間閉鎖機構の組み立て前の状態で示す断面図であり、
そして図2は、この発明の1つの実施の形態に従った空
間閉鎖機構を備えたテープレコーダの液晶表示部の要部
の横断面を空間閉鎖機構の組み立て後の状態で示す断面
図である。
【0016】図1に示す如く、この発明の1つの実施の
形態に従った空間閉鎖機構を備えたテープレコーダの液
晶表示部は、テープレコーダの外装ハウジングのロワー
ハーフ10aに着脱自在に固定された回路基板12の上
面に固定された液晶表示装置14を含んでいる。回路基
板12の上面の所定の位置に配置されている台座16に
液晶表示装置14の下面の周辺部が載置されており、回
路基板12の上面の所定の位置に着脱自在に固定された
押さえ枠18が液晶表示装置14の上面の周辺部を回路
基板12の上面に向かい押圧することにより、液晶表示
装置14は回路基板12の上面の所定の位置に固定され
ている。
形態に従った空間閉鎖機構を備えたテープレコーダの液
晶表示部は、テープレコーダの外装ハウジングのロワー
ハーフ10aに着脱自在に固定された回路基板12の上
面に固定された液晶表示装置14を含んでいる。回路基
板12の上面の所定の位置に配置されている台座16に
液晶表示装置14の下面の周辺部が載置されており、回
路基板12の上面の所定の位置に着脱自在に固定された
押さえ枠18が液晶表示装置14の上面の周辺部を回路
基板12の上面に向かい押圧することにより、液晶表示
装置14は回路基板12の上面の所定の位置に固定され
ている。
【0017】なお、この実施の形態において押さえ枠1
8は液晶表示装置14の上面の周辺部を全周に渡り押圧
しており、押さえ枠18において液晶表示装置14の上
面の周辺部に対応している部分の上面には全周に渡り例
えば両面接着テープ20の如き粘着物が貼り付けられて
いる。
8は液晶表示装置14の上面の周辺部を全周に渡り押圧
しており、押さえ枠18において液晶表示装置14の上
面の周辺部に対応している部分の上面には全周に渡り例
えば両面接着テープ20の如き粘着物が貼り付けられて
いる。
【0018】テープレコーダの外装ハウジングのアッパ
ーハーフ10bには、液晶表示装置14の上面の表示領
域(即ち、押さえ枠18により押圧された上面の周辺部
により囲まれた領域)に対応した開口22が形成されて
いて、開口22は透明な窓部材24により覆われてい
る。窓部材24の周面からは外方に向かうとともに斜め
下にも向かう閉鎖部材26が張り出されていて、閉鎖部
材26は弾性を有し上下方向に比較的大きく撓むことが
出来る。
ーハーフ10bには、液晶表示装置14の上面の表示領
域(即ち、押さえ枠18により押圧された上面の周辺部
により囲まれた領域)に対応した開口22が形成されて
いて、開口22は透明な窓部材24により覆われてい
る。窓部材24の周面からは外方に向かうとともに斜め
下にも向かう閉鎖部材26が張り出されていて、閉鎖部
材26は弾性を有し上下方向に比較的大きく撓むことが
出来る。
【0019】この実施の形態において閉鎖部材26は窓
部材24と同じ合成樹脂材料から射出成型加工により同
時に一体的に形成されており、窓部材24の周面の全周
から張り出されている。図1に示す如く、この実施の形
態において閉鎖部材26の横断面は下面が波形状となる
よう形成されていて、特に張り出し端に位置する波が下
方に向かい大きく突出している。このような波形状の横
断面は上下方向における閉鎖部材26の撓みを大きくす
る。
部材24と同じ合成樹脂材料から射出成型加工により同
時に一体的に形成されており、窓部材24の周面の全周
から張り出されている。図1に示す如く、この実施の形
態において閉鎖部材26の横断面は下面が波形状となる
よう形成されていて、特に張り出し端に位置する波が下
方に向かい大きく突出している。このような波形状の横
断面は上下方向における閉鎖部材26の撓みを大きくす
る。
【0020】図1に示す如く上述した如く液晶表示装置
14が固定された回路基板12がロワーハーフ10aの
所定の位置に固定されるとともにアッパーハーフ10b
の開口22を窓部材24により覆った後に、ロワーハー
フ10aとアッパーハーフ10bとを相互に結合させる
為に相互に接近させるよう組み合わせると、図2に示す
如く、閉鎖部材26は下面の張り出し端の波形状の突起
が押さえ枠18において液晶表示装置14の上面の周辺
部に対応している部分の上面の両面接着テープ20によ
り上方に向かい押圧されて上方に向かい撓む。この結果
として閉鎖部材26は自身の弾性により下面の張り出し
端の波形状の突起を押さえ枠18の上面の両面粘着テー
プ20に強く押しつけ、閉鎖部材26の下面の張り出し
端の波形状の突起と押さえ枠18の上面の両面接着テー
プ20との間に隙間が生じることを防止する。
14が固定された回路基板12がロワーハーフ10aの
所定の位置に固定されるとともにアッパーハーフ10b
の開口22を窓部材24により覆った後に、ロワーハー
フ10aとアッパーハーフ10bとを相互に結合させる
為に相互に接近させるよう組み合わせると、図2に示す
如く、閉鎖部材26は下面の張り出し端の波形状の突起
が押さえ枠18において液晶表示装置14の上面の周辺
部に対応している部分の上面の両面接着テープ20によ
り上方に向かい押圧されて上方に向かい撓む。この結果
として閉鎖部材26は自身の弾性により下面の張り出し
端の波形状の突起を押さえ枠18の上面の両面粘着テー
プ20に強く押しつけ、閉鎖部材26の下面の張り出し
端の波形状の突起と押さえ枠18の上面の両面接着テー
プ20との間に隙間が生じることを防止する。
【0021】そして窓部材24から液晶表示装置14の
表示領域を透視可能である。閉鎖部材26の下面の張り
出し端の波形状の突起と押さえ枠18の上面の両面粘着
テープ20との間に隙間が生じることが上述した如く防
止されることにより、液晶表示装置14の上面と窓部材
24の下面との間に創出される隙間(空間)Sがそれ以
外の外部空間と連通することが遮断される。従って、図
2に示す如くロワーハーフ10aとアッパーハーフ10
bとを相互に結合させる為に相互に接近させて組み合わ
せた後には上記外部空間から例えば塵の如き種々の物体
が上記隙間(空間)Sに入り込むことが防止される。そ
して、この組み合わせ作業をクリーンルームで行うとと
もに、クリーンルームへのテープレコーダの種々の構成
部材の搬入時にこれら種々の構成部材の清掃を行いこれ
ら種々の構成部材から例えば塵の如き種々の物体を除去
することにより、上記隙間(空間)Sにおける例えば塵
の如き種々の物体の存在を防止することが出来る。
表示領域を透視可能である。閉鎖部材26の下面の張り
出し端の波形状の突起と押さえ枠18の上面の両面粘着
テープ20との間に隙間が生じることが上述した如く防
止されることにより、液晶表示装置14の上面と窓部材
24の下面との間に創出される隙間(空間)Sがそれ以
外の外部空間と連通することが遮断される。従って、図
2に示す如くロワーハーフ10aとアッパーハーフ10
bとを相互に結合させる為に相互に接近させて組み合わ
せた後には上記外部空間から例えば塵の如き種々の物体
が上記隙間(空間)Sに入り込むことが防止される。そ
して、この組み合わせ作業をクリーンルームで行うとと
もに、クリーンルームへのテープレコーダの種々の構成
部材の搬入時にこれら種々の構成部材の清掃を行いこれ
ら種々の構成部材から例えば塵の如き種々の物体を除去
することにより、上記隙間(空間)Sにおける例えば塵
の如き種々の物体の存在を防止することが出来る。
【0022】また、窓部材24と一体的に形成されてい
る閉鎖部材26は、クリーンルームへの搬入時における
窓部材24と閉鎖部材26の為の上述した如き清掃作業
を軽減する。
る閉鎖部材26は、クリーンルームへの搬入時における
窓部材24と閉鎖部材26の為の上述した如き清掃作業
を軽減する。
【0023】また窓部材24の周面から外方に向かい張
り出した閉鎖部材26が、ロワーハーフ10aとアッパ
ーハーフ10bとを図2に示す如く相互に組み合わせた
時に液晶表示装置14の前述した表示領域に侵入するこ
とがないことは明らかである。
り出した閉鎖部材26が、ロワーハーフ10aとアッパ
ーハーフ10bとを図2に示す如く相互に組み合わせた
時に液晶表示装置14の前述した表示領域に侵入するこ
とがないことは明らかである。
【0024】また閉鎖部材26をこの実施の形態におけ
る第1の部材としての窓部材24と第2の部材としての
液晶表示装置14の押さえ枠18との間に固定する為に
接着剤を使用しないので、接着強度向上の為の挟持設備
が不要である。
る第1の部材としての窓部材24と第2の部材としての
液晶表示装置14の押さえ枠18との間に固定する為に
接着剤を使用しないので、接着強度向上の為の挟持設備
が不要である。
【0025】なお上述した1つの実施の形態では閉鎖部
材26は横断面において下面が波形状にされていて先端
の波形状突起が押さえ枠18の上面の両面接着テープ2
0に押圧されていたが複数の波形状突起が押さえ枠18
の上面の両面接着テープ20に押圧されていても良い。
材26は横断面において下面が波形状にされていて先端
の波形状突起が押さえ枠18の上面の両面接着テープ2
0に押圧されていたが複数の波形状突起が押さえ枠18
の上面の両面接着テープ20に押圧されていても良い。
【0026】また閉鎖部材26は窓部材24の周面から
外方に向かうとともに斜め下方に向かい直線状に張り出
されて直線状の横断面を有することも出来るし、その一
部が窓部材24より押さえ枠18の上面に向かい接近さ
れていれば上記周面から上方に湾曲していても良いし、
下方に向かい湾曲していても良い。
外方に向かうとともに斜め下方に向かい直線状に張り出
されて直線状の横断面を有することも出来るし、その一
部が窓部材24より押さえ枠18の上面に向かい接近さ
れていれば上記周面から上方に湾曲していても良いし、
下方に向かい湾曲していても良い。
【0027】しかしながら閉鎖部材26は横断面におい
て下面が波形状にされていることにより閉鎖部材26の
大きな撓みが許容されているので、図2に示す如く閉鎖
部材26の先端を押さえ枠18の上面の両面接着テープ
20に押圧した状態でロワーハーフ10aとアッパーハ
ーフ10bとを相互に組み合わせる時にロワーハーフ1
0aとアッパーハーフ10bとに負荷される閉鎖部材2
6の弾性力が弱くなり、上記組み合わせの為の作業が容
易になる。
て下面が波形状にされていることにより閉鎖部材26の
大きな撓みが許容されているので、図2に示す如く閉鎖
部材26の先端を押さえ枠18の上面の両面接着テープ
20に押圧した状態でロワーハーフ10aとアッパーハ
ーフ10bとを相互に組み合わせる時にロワーハーフ1
0aとアッパーハーフ10bとに負荷される閉鎖部材2
6の弾性力が弱くなり、上記組み合わせの為の作業が容
易になる。
【0028】さらに押さえ枠18の上面の両面接着テー
プ20は必ずしも必要ではないが、両面接着テープ20
は押さえ枠18の上面に対する閉鎖部材26の先端の密
着度を向上させている。
プ20は必ずしも必要ではないが、両面接着テープ20
は押さえ枠18の上面に対する閉鎖部材26の先端の密
着度を向上させている。
【0029】また上述した1つの実施の形態では、閉鎖
部材26が第1の部材としての窓部材24と第2の部材
としての液晶表示装置14の間に創出される隙間(空
間)に外部空間からた例えば塵の如き種々の物体が侵入
することを防止していたが、閉鎖部材は第1及び第2の
部材が何であれ第1及び第2の部材が相互間に空間を創
出するよう相互に組み合わされるのであれば外部から上
記空間を閉鎖する為に使用することが出来る。
部材26が第1の部材としての窓部材24と第2の部材
としての液晶表示装置14の間に創出される隙間(空
間)に外部空間からた例えば塵の如き種々の物体が侵入
することを防止していたが、閉鎖部材は第1及び第2の
部材が何であれ第1及び第2の部材が相互間に空間を創
出するよう相互に組み合わされるのであれば外部から上
記空間を閉鎖する為に使用することが出来る。
【0030】
【発明の効果】以上詳述した如く、この発明に従った空
間閉鎖機構によれば、第1の部材と第2の部材との組み
合わせ時における閉鎖部材の配置作業を容易にするとと
もに、塵の如き種々の物体の清掃作業が簡単になり、第
1の部材と第2の部材の少なくともいずれか一方が他方
を透視可能な材料で形成されている場合でも組み立てに
大きな注意を払う必要がない。
間閉鎖機構によれば、第1の部材と第2の部材との組み
合わせ時における閉鎖部材の配置作業を容易にするとと
もに、塵の如き種々の物体の清掃作業が簡単になり、第
1の部材と第2の部材の少なくともいずれか一方が他方
を透視可能な材料で形成されている場合でも組み立てに
大きな注意を払う必要がない。
【図1】この発明の1つの実施の形態に従った空間閉鎖
機構を備えたテープレコーダの液晶表示部の要部の横断
面を空間閉鎖機構の組み立て前の状態で示す断面図であ
る。
機構を備えたテープレコーダの液晶表示部の要部の横断
面を空間閉鎖機構の組み立て前の状態で示す断面図であ
る。
【図2】この発明の1つの実施の形態に従った空間閉鎖
機構を備えたテープレコーダの液晶表示部の要部の横断
面を空間閉鎖機構の組み立て後の状態で示す断面図であ
る。
機構を備えたテープレコーダの液晶表示部の要部の横断
面を空間閉鎖機構の組み立て後の状態で示す断面図であ
る。
14 液晶表示装置(第2の部材) 20 両面接着テープ(粘着物) 24 窓部材(第1の部材) 26 閉鎖部材 S 空間
Claims (3)
- 【請求項1】 第1の部材と第1の部材に対して第1の
部材との間に空間を創出するよう配置された第2の部材
との間の上記空間を外部空間から閉鎖する空間閉鎖機構
であって、 第1の部材に設けられ、第1の部材の周面よりも外方に
向かうとともに第2の部材に向かい突出し、弾性を有し
ており、第1の部材に対して第1の部材との間に空間を
創出するよう第2の部材が配置された時に第2の部材に
対して自身の弾性を伴って接触する、閉鎖部材を備えて
いる、 ことを特徴とする空間閉鎖機構。 - 【請求項2】 第2の部材において閉鎖部材の接触面が
接触される部分には粘着物が設けられている、ことを特
徴とする請求項1に記載の空間閉鎖機構。 - 【請求項3】 第1の部材と第2の部材の少なくともい
ずれか一方が他方を透視可能な材料により形成されてい
る、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
空間閉鎖機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31066196A JPH10149115A (ja) | 1996-11-21 | 1996-11-21 | 空間閉鎖機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31066196A JPH10149115A (ja) | 1996-11-21 | 1996-11-21 | 空間閉鎖機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10149115A true JPH10149115A (ja) | 1998-06-02 |
Family
ID=18007941
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31066196A Withdrawn JPH10149115A (ja) | 1996-11-21 | 1996-11-21 | 空間閉鎖機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10149115A (ja) |
-
1996
- 1996-11-21 JP JP31066196A patent/JPH10149115A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040203 |