JPH11119680A - 液晶表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶表示パネルと、該液晶表示パネルを格納
する保護ケースとの接触を防止し、パネル側面を補強
し、液晶表示パネルへの悪影響を防ぐ。 【解決手段】 液晶表示パネル１と、液晶駆動回路基板
２と、前記液晶表示パネルと液晶駆動回路基板との間に
介在された補強部材３とを有する。補強部材３は、液晶
表示パネル１の側面に延長する補強部３ａを有し、液晶
表示パネル１の側面にケース側面（図示せず）が接触す
るのを防止する。保護ケースの開閉によるケース側面の
パネル側面への接触を凸部３ａで防止することにより、
パネルが変形することを防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置、よ
り詳細には、液晶表示パネルと、該液晶表示パネルを格
納するケースに関し、より具体的には、液晶表示パネル
の、ケースとの接触防止に関する。

【０００２】

【従来の技術】図４及び図５は、それぞれ従来の液晶表
示装置の例を説明するための要部斜視図で、図中、１は
液晶表示パネル、２は該液晶表示パネルを駆動する回路
が印刷配線されている駆動回路基板、３は前記液晶パネ
ル１と駆動回路基板２の間に介在された補強部材（図
４）、４はバックライト拡散（導光）板（図５）で、従
来の液晶表示装置は、図４に示したように、液晶表示パ
ネル１の側面まで空隙を埋めるように補強部材３を配置
するか、もしくは、図５に示すように、バックライトが
ある場合は、バックライト拡散板４を延長して補強部と
している。この場合、保護ケース（図示せず）をかぶせ
る時、または保護ケースを開ける時に、保護ケースの側
面が液晶表示パネル１の側面に接触し、液晶表示パネル
１を変形し、若しくは、該パネル１と駆動回路基板２を
接続しているＦＰＣ（フレキシブルプリント基板）を断
線させることがある。また、補強部材が無い場合、フレ
キシブルプリント板と液晶表示パネルの間に保護ケース
の側面が入り込み、引き剥がす力がかかり、変形不良を
引き起こす可能性がある。

【０００３】なお、他の従来例としては、特開昭６３−
２１８９２４号公報にあるように、フレームから熱圧着
片を押さえるようにかぶせる構造、または、特開昭６３
−６４０２２号公報にあるように液晶パネルとそれを覆
うケースとの間に発泡樹脂を充填するものなどがある。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のごと
き従来技術での問題点に鑑み、液晶表示パネルの側面
と、該液晶表示パネルを格納する保護ケースとの接触を
防止し、液晶表示パネル側面を補強し、液晶表示パネル
への悪影響を防ぐことを目的としてなされたものであ
る。

【０００５】

【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、液晶
表示パネルと、液晶駆動回路基板と、前記液晶表示パネ
ルと液晶駆動回路基板との間に介在された補強部材とを
有する液晶表示装置において、前記補強部材は、前記液
晶表示パネルの側面に延長する補強部を有し、該補強部
にて液晶表示パネルの側面に保護ケース側面が接触する
のを防止するようにしたことを特徴とし、もって、保護
ケースの開閉によるケース側面のパネル側面への接触を
前記補強部にて防止することにより、パネルが変形する
ことを防ぐようにしたものである。

【０００６】請求項２の発明は、液晶表示パネルと、液
晶駆動回路基板と、前記液晶表示パネルと液晶駆動回路
基板との間に介在されたバックライト拡散板とを有する
液晶表示装置において、前記バックライト拡散板は、前
記液晶表示パネルの側面に延長する補強部を有し、該補
強部にて液晶表示パネルの側面にケース側面が接触する
のを防止するようにしたことを特徴とし、もって、補強
部材をバックライトを延長することで一体化し、部材、
組立工数を減らすようにしたものである。

【０００７】請求項３の発明は、液晶表示パネルと、液
晶駆動回路基板と、前記液晶表示パネルと液晶駆動回路
基板との間に介在された補強部材又はバックライト拡散
板とを有する液晶表示装置において、前記液晶表信パネ
ルは、コーナ部がＲ状もしくは切り落されて面取りされ
ていることを特徴とし、もって、液晶表示パネルのコー
ナー部の形状を変更して保護ケースに接触しにくくし、
保護ケースがパネル側面に触れるのを防ぐようにしたも
のである。

【０００８】

【発明の実施の形態】図１は、請求項１の発明の一実施
形態を説明するための要部斜視図で、全図を通して、同
様の作用をする部分には、同一の参照番号が付してあ
る。而して、図１に示した発明は、図４に示した従来技
術において、補強部材３の端部を延長して３ａとし、こ
の延長部３ａにて液晶パネル１の側面を保護するように
したものである。ここで、補強部材３の材質は、例え
ば、ＡＢＳ樹脂等を使用する。補強部材３はパネル１の
側面から上方に延長する凸部３ａを有している。この凸
部３ａがあることにより、外側保護ケース側面のパネル
１への接触が防止され、パネルの変形、接続不良を起こ
すことは無い。

【０００９】図２は、請求項２の発明の一実施例を説明
するための要部斜視図で、この発明は、図５に示した従
来技術のように、液晶表示パネルと駆動回路基板２との
間にバックライト板４が装着されている場合に、その導
光板（拡散板）４をパネル１の側面まで延長し、図１に
示した発明と同様の凸部４ａを設け、この凸部４ａを補
強部としたものである。

【００１０】図３は、請求項３の発明の一実施例を説明
するための要部斜視図で、この発明は、図４或いは図５
に示したような、補強板或いはバックライト板を有する
液晶パネルにおいて、つまり、図１或いは図２に示した
補強部の凸部が設けられない場合、液晶表示パネル１の
コーナー部を面取りしてＲ状もしくは切り落とした形１
ａに加工し、ケース側面の接触が起こりにくい様にした
ものである。

【００１１】

【発明の効果】請求項１の発明は、液晶表示パネルと、
液晶駆動回路基板と、前記液晶表示パネルと液晶駆動回
路基板との間に介在された補強部材とを有する液晶表示
装置において、前記補強部材は、前記液晶表示パネルの
側面に延長する補強凸部を有し、該補強凸部にて液晶表
示パネルの側面にケース側面が接触するのを防止するよ
うにしたので、保護ケースの開閉によるケース側面が液
晶表示パネルに接触するのを凸部で防止することによ
り、パネルが変形するのを防ぐことができる。

【００１２】請求項２の発明は、液晶表示パネルと、液
晶駆動回路基板と、前記液晶表示パネルと液晶駆動回路
基板との間に介在されたバックライト拡散板とを有する
液晶表示装置において、前記バックライト拡散板は、前
記液晶表示パネルの側面に延長する補強凸部を有し、該
補強凸部にて液晶表示パネルの側面にケース側面が接触
するのを防止するようにしたので、補強凸部をバックラ
イト板を延長することで一体化し、部材、組立工数を減
らすことができる。

【００１３】請求項３の発明は、液晶表示パネルと、液
晶駆動回路基板と、前記液晶表示パネルと液晶駆動回路
基板との間に介在された補強部材又はバックライト拡散
板とを有する液晶表示装置において、前記液晶表示パネ
ルは、コーナ部がＲ状もしくは切り落されて面取りされ
ているので、保護パネルのコーナー部の形状を変更し
て、保護ケースがパネル側面に触れるのを防ぐことがで
きる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 請求項１の発明の一実施形態を説明するため
の要部斜視図である。

【図２】 請求項２の発明の一実施例を説明するための
要部斜視図である。

【図３】 請求項３の発明の一実施例を説明するための
要部斜視図である。

【図４】 従来の液晶装置の例を説明するための要部斜
視図である。

【図５】 従来の液晶装置の例を説明するための要部斜
視図である。

【符号の説明】

１…液晶表示パネル、１ａ…面取り部、２…液晶駆動回
路基板、３…補強板、３ａ，４ａ…凸部（保護部）、４
…バックライト板。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 液晶表示パネルと、液晶駆動回路基板
   と、前記液晶表示パネルと液晶駆動回路基板との間に介
   在された補強部材とを有する液晶表示装置において、前
   記補強部材は、前記液晶表示パネルの側面に延長する補
   強部を有し、該補強部にて液晶表示パネルの側面にケー
   ス側面が接触するのを防止するようにしたことを特徴と
   する液晶表示装置。
2. 【請求項２】 液晶表示パネルと、液晶駆動回路基板
   と、前記液晶表示パネルと液晶駆動回路基板との間に介
   在されたバックライト拡散板とを有する液晶表示装置に
   おいて、前記バックライト拡散板は、前記液晶表示パネ
   ルの側面に延長する補強部を有し、該補強部にて液晶表
   示パネルの側面にケース側面が接触するのを防止するよ
   うにしたことを特徴とする液晶表示装置。
3. 【請求項３】 液晶表示パネルと、液晶駆動回路基板
   と、前記液晶表示パネルと液晶駆動回路基板との間に介
   在された補強部材又はバックライト拡散板とを有する液
   晶表示装置において、前記液晶表示パネルは、コーナ部
   が面取りされてＲ状もしくは切り落されていることを特
   徴とする液晶表示装置。