JPH10148285A - スイベルジョイントの防塵装置 - Google Patents

スイベルジョイントの防塵装置

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Publication number
JPH10148285A
JPH10148285A JP8306688A JP30668896A JPH10148285A JP H10148285 A JPH10148285 A JP H10148285A JP 8306688 A JP8306688 A JP 8306688A JP 30668896 A JP30668896 A JP 30668896A JP H10148285 A JPH10148285 A JP H10148285A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
swivel joint
housing
rotor
sealing means
dustproof device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8306688A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Matsuzaki
浩 松崎
Wataru Otsu
渉 大津
Yoshizumi Nishimura
良純 西村
Nobuhiko Ichiki
伸彦 市来
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP8306688A priority Critical patent/JPH10148285A/ja
Publication of JPH10148285A publication Critical patent/JPH10148285A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイベルジョイントへ異物が侵入しないよう
にすることができるスイベルジョイントの防塵装置を提
供すること。 【解決手段】 トラックフレーム2とフレーム7との隙
間部分にほぼ位置しているハウジング14とローター1
5との回転摺動部の摺動端部Yには、その摺動端部Yを
覆うように弾性体によって形成された環状のシール手段
19が配置されている。そのシール手段19は、ロータ
ー15に形成した環状溝部20に取付けられており、そ
の固定部からハウジング14の外周面まで下がった位置
でリップ部21がハウジング14の外周面部に当接され
ている。上記の構成により、摺動端部Y周囲に泥水が及
んだ時に、摺動端部Yはシール手段19によって泥水な
どの異物の侵入が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行体に旋回体を
旋回可能に載置している油圧ショベル、油圧式クレーン
などの建設機械に用いられているスイベルジョイントに
関し、特に作業時に建設機械の周囲に発生する土砂など
の塵埃の影響を受ける部分の保護に有効である防塵装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の装置は、例えば実開平4−319
2号に記載されており、その具体的な構成は図4及び図
5に示すようになっている。図において、建設機械を構
成する下部側の走行体1を構成するトラックフレーム2
には、スイベルジョイント3のハウジング4が取付けら
れており、そのハウジング4に回転自在に挿入されてい
るローター5の延出部側が走行体1に載置されている旋
回体6を構成するフレーム7に接続部8で取付けられて
いる。ハウジング4は、油圧モータなどの油圧機器から
なる走行体1に取付けられた走行装置10に複数の配管
(回路の構成要素)9を介して接続されている。ロータ
ー5は、旋回体6に載置された走行装置制御用の方向切
換弁11に複数の配管(回路の構成要素)12を介して
接続されている。スイベルジョイント3のハウジング4
及びローター5には、複数のポート穴が形成されてお
り、各ポート穴はハウジング4とローター5とが相対的
に回転した場合にも連通状態を保つように構成されてい
る。そして、ハウジング4とローター5との回転摺動部
の摺動端部Yには、シール部材13が挿入されており、
回転摺動部からの油洩れを防止しているとともに、外部
からの塵埃などの異物の侵入を防止している。
【0003】上記の構成において、旋回体6側に配置さ
れたエンジンによって駆動される油圧ポンプからの圧油
が、方向切換弁11の切換操作により配管12、スイベ
ルジョイント3及び配管9を通して走行装置10に導か
れ、走行装置10の油圧モータによって走行体1が移動
される。また、油圧モータからの戻り油が配管9、スイ
ベルジョイント3及び配管12を介して方向切換弁11
へと導かれ、方向切換弁11からタンクに戻される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の建設
機械では、走行体1のトラックフレーム2と旋回体6の
フレーム7との間には旋回を可能にするための隙間が存
在しており、この隙間部分にスイベルジョイント3のハ
ウジング4とローター5との回転摺動部の摺動端部Yが
丁度位置するようになってしまう。そのため、油圧ショ
ベルなどの建設機械が湿地帯などで作業を行った場合、
スイベルジョイント3の周辺環境が悪化して摺動端部Y
に泥水が直接作用するため、シール部材13のみではス
イベルジョイント3への泥水などの異物の侵入を十分に
防止することが困難であった。
【0005】本発明の目的は、上記事情に鑑みてなされ
たもので、建設機械に取付けられるスイベルジョイント
におけるハウジングとローターとの摺動端部へ異物が直
接作用することを防止して、スイベルジョイントへ異物
が侵入しないようにすることができるスイベルジョイン
トの防塵装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、旋回体上
に設置された方向切換弁と、旋回体を回転可能に載置し
ている走行体に取付けられた走行装置とを連絡する回路
経路上に介在され、回転自在に組み合わされたハウジン
グおよびローターのうちの一方が走行体側に取付けられ
ており、他方が旋回体側に取付けられている建設機械に
用いられるスイベルジョイントにおいて、前記旋回体と
走行体との間隙部に位置する前記ハウジングと前記ロー
ターとの回転摺動部にその回転摺動部の摺動端部を覆う
シール手段を設けたことにより、達成される。
【0007】上記の構成により、ハウジングとローター
との回転摺動部の摺動端部はシール手段によって外部か
ら遮断された状態となるため、泥水などの異物が摺動端
部に直接作用することがない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態を図
1により説明する。なお、図において図4及び図5と同
様なものには同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0009】トラックフレーム2には、スイベルジョイ
ント3Aのハウジング14が取付けられており、そのハ
ウジング14に回転自在に挿入されているローター15
の延出部側がそこに一体的に固定された接続部材16を
介してフレーム7に接続部18で取付けられている。ハ
ウジング14は、油圧モータなどの油圧機器からなる図
示していない走行体の走行装置に複数の配管(回路の構
成要素)を介して接続されている。ローター15は、図
示していない旋回体に載置された走行装置制御用の方向
切換弁に複数の配管(回路の構成要素)を介して接続さ
れている。スイベルジョイント3Aのハウジング14及
びローター15には、複数のポート穴が形成されてお
り、各ポート穴はハウジング14とローター15とが相
対的に回転した場合にも連通状態を保つように構成され
ている。走行体のトラックフレーム2と旋回体のフレー
ム7との隙間部分にほぼ位置しているハウジング14と
ローター15との回転摺動部の摺動端部Yには、シール
部材13が挿入されており、そしてその摺動端部Yを覆
うようにゴムや高分子材などの弾性体によって形成され
た環状のシール手段19が配置されている。そのシール
手段19は、ローター15に形成した環状溝部20に取
付けられており、その固定部からハウジング14の外周
面まで下がった位置でリップ部21がハウジング14の
外周面部に当接されている。
【0010】上記の構成により、本実施形態のスイベル
ジョイント3Aを油圧ショベルなどの建設機械に用い、
その建設機械が湿地帯などで作業を行った場合、スイベ
ルジョイント3Aの周辺環境が悪化して摺動端部Y周囲
に泥水が及んだ時に、摺動端部Yはシール手段19によ
って泥水などの異物の侵入が防止されるため、摺動端部
Yに泥水などが直接作用することがない。
【0011】次に本発明の第2実施形態を図2により説
明する。なお、図において図1と同様なものには同じ符
号を付し、その説明を省略する。
【0012】トラックフレーム2には、スイベルジョイ
ント3Bのハウジング24が取付けられており、そのハ
ウジング24に回転自在に挿入されているローター25
の延出部側がそこに一体的に固定された接続部材26を
介してフレーム7に接続部18で取付けられている。ハ
ウジング24は、油圧モータなどの油圧機器からなる図
示していない走行体の走行装置に複数の配管(回路の構
成要素)を介して接続されている。ローター25は、図
示していない旋回体に載置された走行装置制御用の方向
切換弁に複数の配管(回路の構成要素)を介して接続さ
れている。スイベルジョイント3Bのハウジング24及
びローター25には、複数のポート穴が形成されてお
り、各ポート穴はハウジング24とローター25とが相
対的に回転した場合にも連通状態を保つように構成され
ている。走行体のトラックフレーム2と旋回体のフレー
ム7との隙間部分にほぼ位置しているハウジング24と
ローター25との回転摺動部の摺動端部Yには、シール
部材13が挿入されており、そしてその摺動端部Yを覆
うようにゴムや高分子材などの弾性体によって形成され
た環状のシール手段29が配置されている。そのシール
手段29は、ハウジング24の上部側に形成した環状溝
部30に取付けられており、その固定部からローター2
5の外周面まで上がった位置でリップ部31がローター
25の外周面部に当接されている。
【0013】上記の構成においても前記第1実施形態と
同様であり、本実施形態のスイベルジョイント3Bを油
圧ショベルなどの建設機械に用い、その建設機械が湿地
帯などで作業を行った場合、スイベルジョイント3Bの
周辺環境が悪化して摺動端部Y周囲に泥水が及んだ時
に、摺動端部Yはシール手段29によって泥水などの異
物の侵入が防止されるため、摺動端部Yに泥水などが直
接作用することがない。
【0014】次に本発明の第3実施形態を図3により説
明する。なお、図において図1と同様なものには同じ符
号を付し、その説明を省略する。図1に示した第1実施
形態と相違する点は、シール手段19がシール手段39
の構造となっており、このシール手段39は、ローター
15に形成した環状溝部20に取付けられており、その
固定部からハウジング14の外周面まで下がった位置で
リップ部40がバネ材、高弾性樹脂材などの弾性材から
なる環状リング41によって外側から押圧された状態で
ハウジング14の外周面部に当接されている。
【0015】上記の構成により、リップ部40が第1実
施形態のリップ部21の密着力より強くハウジング14
の外周面に密着されるため、スイベルジョイント3Aを
油圧ショベルなどの建設機械に用い、その建設機械が湿
地帯などで作業を行った場合、スイベルジョイント3A
の周辺環境が悪化して摺動端部Y周囲に泥水が及んだ時
に、摺動端部Yはシール手段39によって泥水などの異
物の侵入がさらに確実に防止されるため、摺動端部Yに
泥水などが直接作用することがない。
【0016】
【発明の効果】以上説明した本発明のスイベルジョイン
トの防塵装置によれば、建設機械に用いられた時にシー
ル手段によって、ハウジングとローターとの摺動端部へ
泥水などの異物が直接作用することを防止できるため、
スイベルジョイントへ異物が侵入しないようにすること
ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示し、スイベルジョイ
ントの防塵装置を建設機械に用いた場合の要部断面図で
ある。
【図2】本発明の第2実施形態を示し、スイベルジョイ
ントの防塵装置を建設機械に用いた場合の要部断面図で
ある。
【図3】本発明の第3実施形態を示し、スイベルジョイ
ントの防塵装置を建設機械に用いた場合の要部断面図で
ある。
【図4】一般的な油圧ショベルを示す概略説明図であ
る。
【図5】従来のスイベルジョイントを建設機械に用いた
場合の要部断面図である。
【符号の説明】
2 トラックフレーム 3A スイベルジョイント 3B スイベルジョイント 7 フレーム 13 シール部材 14 ハウジング 15 ローター 19 シール手段 21 リップ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市来 伸彦 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回体上に設置された方向切換弁と、旋
    回体を回転可能に載置している走行体に取付けられた走
    行装置とを連絡する回路経路上に介在され、回転自在に
    組み合わされたハウジングおよびローターのうちの一方
    が走行体側に取付けられており、他方が旋回体側に取付
    けられている建設機械に用いられるスイベルジョイント
    において、前記旋回体と走行体との間隙部に位置する前
    記ハウジングと前記ローターとの回転摺動部にその回転
    摺動部の摺動端部を覆うシール手段を設けたことを特徴
    とするスイベルジョイントの防塵装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1記載のスイベルジョイント
    の防塵装置において、前記シール手段は環状の弾性部材
    によって形成されていることを特徴とするスイベルジョ
    イントの防塵装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項2記載のスイベルジョイント
    の防塵装置において、前記シール手段はローターに固定
    され、リップ部がハウジングの外周面に当接されている
    ことを特徴とするスイベルジョイントの防塵装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項2記載のスイベルジョイント
    の防塵装置において、前記シール手段はハウジングに固
    定され、リップ部がローターの外周面に当接されている
    ことを特徴とするスイベルジョイントの防塵装置。
  5. 【請求項5】 上記請求項1記載のスイベルジョイント
    の防塵装置において、前記シール手段は環状の弾性部材
    によって形成されており、そのシール手段のリップ部は
    弾性体からなる環状リングによって密着される方向に押
    圧されていることを特徴とするスイベルジョイントの防
    塵装置。
JP8306688A 1996-11-18 1996-11-18 スイベルジョイントの防塵装置 Pending JPH10148285A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8306688A JPH10148285A (ja) 1996-11-18 1996-11-18 スイベルジョイントの防塵装置

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JP8306688A JPH10148285A (ja) 1996-11-18 1996-11-18 スイベルジョイントの防塵装置

Publications (1)

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JPH10148285A true JPH10148285A (ja) 1998-06-02

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ID=17960124

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8306688A Pending JPH10148285A (ja) 1996-11-18 1996-11-18 スイベルジョイントの防塵装置

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JP (1) JPH10148285A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101363035B1 (ko) * 2013-06-19 2014-02-17 (주)케이에스티 더스트 방지용 스위벨

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101363035B1 (ko) * 2013-06-19 2014-02-17 (주)케이에스티 더스트 방지용 스위벨

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