JPH10147220A - 駐車ブレーキ構造 - Google Patents

駐車ブレーキ構造

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JPH10147220A
JPH10147220A JP30802196A JP30802196A JPH10147220A JP H10147220 A JPH10147220 A JP H10147220A JP 30802196 A JP30802196 A JP 30802196A JP 30802196 A JP30802196 A JP 30802196A JP H10147220 A JPH10147220 A JP H10147220A
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JP
Japan
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transmission
parking brake
brake
back plate
spline
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Pending
Application number
JP30802196A
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English (en)
Inventor
Nobuo Futai
伸夫 二井
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォークリフト等の車両のホイールベースの
短縮化を目的とする。 【解決手段】 変速機1に駐車ブレーキ2を具えるとと
もにその駐車ブレーキと終減速装置との間にプロペラシ
ャフト4を具えるパワートレインに用いられるものであ
って、変速機の出力軸8に結合されるブレーキドラム9
と、変速機のケース10に結合されるとともにブレーキシ
ュー11を支持するバックプレート12とを、互いに隙間を
開けて軸線方向に組み合わせてなる駐車ブレーキ構造に
おいて、前記ブレーキドラム9を、前記プロペラシャフ
ト4の自在継手5に一体的に結合するとともに前記変速
機の出力軸8にスプライン13を介して結合したことを特
徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両の、変速機
に駐車ブレーキを具えるとともにその駐車ブレーキと終
減速装置との間にプロペラシャフトを具えるパワートレ
インに用いられる駐車ブレーキ構造に関し、特に、フォ
ークリフトの如き、変速機と終減速装置との間隔を短く
する必要がある車両のパワートレインに用いて好適な駐
車ブレーキ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の上述の如きパワートレインにおい
ては、変速機と終減速装置との間の相対的な動きを吸収
するため、例えば図4に示すように、図示しないエンジ
ンに一体的に固定された変速機1が具える駐車ブレーキ
2と、差動歯車機構を具えて図示しない駆動輪を回転駆
動する終減速装置3との間に配置したプロペラシャフト
4の、両端部の自在継手5をスプライン6で互いに結合
する構造を採用したり、また例えば図5に示すように、
変速機1が具える駐車ブレーキ2と、駆動輪を回転駆動
する終減速装置3との間に配置したプロペラシャフト4
の、両端部の自在継手5を互いに一体的に結合するする
とともに、終減速装置3の入力フランジ7を終減速装置
3の図示しない入力軸に対しスプラインで結合する構造
を採用したりしている。そしてそこでの駐車ブレーキ2
の従来の構造は、変速機1の出力軸にブレーキドラムを
一体的に結合するとともに、ブレーキシューを支持する
バックプレートを変速機1のケースに一体的に結合した
ものとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のパワートレイン構造は、変速機1と終減速装置3
との間隔が比較的長い場合には問題ないが、フォークリ
フトの如き、ホイールベースの短縮化のために変速機1
と終減速装置3との間隔を短くする必要がある車両に適
用する場合には、その間隔を短くするとスプラインの摺
動長を確保するのが困難になり、一方スプラインの摺動
長を確保するためにホイールベースを延長してその間隔
を長くすると車両の最小回転半径が大きくなってしまう
という問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】こ
の発明は、上記課題を有利に解決した駐車ブレーキ構造
を提供することを目的とするものであり、この発明の駐
車ブレーキ構造は、変速機に駐車ブレーキを具えるとと
もにその駐車ブレーキと終減速装置との間にプロペラシ
ャフトを具えるパワートレインに用いられるものであっ
て、変速機の出力軸に結合されるブレーキドラムと、変
速機のケースに結合されるとともにブレーキシューを支
持するバックプレートとを、互いに隙間を開けて軸線方
向に組み合わせてなる駐車ブレーキ構造において、前記
ブレーキドラムを、前記プロペラシャフトに一体的に結
合するとともに前記変速機の出力軸にスプラインを介し
て結合したことを特徴とするものである。
【0005】かかるこの発明の駐車ブレーキ構造にあっ
ては、ブレーキドラムをプロペラシャフトに一体的に結
合するとともに変速機の出力軸にスプラインを介して結
合したので、そのスプラインの摺動長を変速機および駐
車ブレーキの内部で確保することが可能となる。従って
この発明の駐車ブレーキ構造によれば、変速機と終減速
装置との間隔を短くしてもスプラインの摺動長を確保で
きるので、車両のホイールベースの短縮化を図ることが
できる。
【0006】なお、この発明の駐車ブレーキ構造におい
ては、前記バックプレートを変速機のケースに一体的に
結合して、バックプレートとブレーキドラムとが相対移
動するようにしても良く、このようにすれば構造を簡易
なものとすることができ、しかもこのようにしても、バ
ックプレートで支持されたブレーキシューはパワートレ
インの作動中はブレーキドラムと摩擦掛合しないので、
変速機と終減速装置との間の相対的な動きの吸収に支障
が生ずることはない。
【0007】また、この発明の駐車ブレーキ構造におい
ては、前記バックプレートを、変速機のケースにスプラ
インを介して結合するとともに前記ブレーキドラムにベ
アリングを介して結合して、バックプレートがブレーキ
ドラムと一緒に変速機に対して摺動し、かつブレーキド
ラムがバックプレートに対して相対回転するようにして
も良く、このようにすればバックプレートとブレーキド
ラムとの距離が変化しないので、バックプレートとブレ
ーキドラムとの間の隙間を小さくし得て、ブレーキドラ
ム内部への泥等の異物の進入をより確実に防止すること
ができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
実施例によって、図面に基づき詳細に説明する。ここ
に、図1は、この発明の駐車ブレーキ構造の一実施例を
示す断面図、そして図2は、その実施例の駐車ブレーキ
構造の外観を示す側面図であり、図中従来例と同様の部
分はそれと同一の符号にて示す。
【0009】この実施例の駐車ブレーキ構造が採用され
ているフォークリフト用パワートレインは、図示しない
エンジンに一体的に固定された変速機1が具える駐車ブ
レーキ2と、図1では右方、図2では左方に位置し、差
動歯車機構を具えて図示しない駆動輪を回転駆動する図
示しない終減速装置との間に配置したプロペラシャフト
4の、両端部の自在継手5を互いに一体的に結合し、図
2では左方の自在継手5を上記終減速装置のコンパニオ
ンフランジ7に結合した構成を採用しており、この実施
例の駐車ブレーキ構造を具える上記駐車ブレーキ2は、
変速機の出力軸8に結合されたブレーキドラム9と、変
速機のケース10に結合されるとともにブレーキシュー11
を支持するバックプレート12とを、互いに隙間tを開け
て軸線方向に組み合わせてなる。
【0010】そしてこの実施例の駐車ブレーキ構造にお
いては、変速機の出力軸8にスプライン13を介してコン
パニオンフランジ14を摺動自在に結合し、そのコンパニ
オンフランジ14に上記ブレーキドラム9と上記プロペラ
シャフト4の自在継手5とをボルト15,16を介して一体
的に結合することで、ブレーキドラム9を、プロペラシ
ャフト4の自在継手5に一体的に結合するとともに変速
機の出力軸8にスプライン13を介して結合している。
【0011】またこの実施例の駐車ブレーキ構造におい
ては、バックプレート12を変速機のケース10にボルト17
を介して一体的に結合するとともに、ブレーキドラム9
とバックプレート12との間の隙間tを、スプライン13の
摺動長を確保できる程度に大きくしている。
【0012】かかる実施例の駐車ブレーキ構造にあって
は、ブレーキドラム9をプロペラシャフト4に一体的に
結合するとともに変速機の出力軸8にスプライン13を介
して結合したので、そのスプライン13の摺動長を変速機
1および駐車ブレーキ2の内部で確保することが可能と
なる。従って、この実施例の駐車ブレーキ構造によれ
ば、変速機1と終減速装置との間隔を短くしてもスプラ
イン13の摺動長を確保できるので、フォークリフトのホ
イールベースの短縮化を図ることができる。
【0013】しかもこの実施例の駐車ブレーキ構造にあ
っては、バックプレート12を変速機1のケース10に一体
的に結合して、バックプレート12とブレーキドラム9と
が相対移動するようにしているので、駐車ブレーキの構
造を簡易なものとすることができ、しかもこのようにし
ても、バックプレート12で支持されたブレーキシュー11
はパワートレインの作動中はブレーキドラム9と摩擦掛
合しないので、変速機1と終減速装置との間の相対的な
動きの吸収に支障が生ずることはない。
【0014】図3は、この発明の駐車ブレーキ構造の他
の一実施例を示す断面図であり、図中先の実施例と同様
の部分はそれと同一の符号にて示す。この実施例の駐車
ブレーキ構造も、先の実施例と同様のフォークリフト用
パワートレインに採用されており、その駐車ブレーキ2
は、変速機の出力軸8に結合されたブレーキドラム9
と、変速機のケース10に結合されるとともにブレーキシ
ュー11を支持するバックプレート12とを、互いに隙間t
を開けて軸線方向に組み合わせてなる。
【0015】そしてこの実施例の駐車ブレーキ構造にお
いても、変速機の出力軸8にスプライン13を介してコン
パニオンフランジ14を摺動自在に結合し、そのコンパニ
オンフランジ14に上記ブレーキドラム9と上記プロペラ
シャフト4の自在継手5とをボルト15(ここでは図示せ
ず)とボルト16とを介して一体的に結合することで、ブ
レーキドラム9を、プロペラシャフト4の自在継手5に
一体的に結合するとともに変速機の出力軸8にスプライ
ン13を介して結合している。
【0016】しかしながらこの実施例では、先の実施例
と異なって、バックプレート12を、変速機のケース10に
スプライン18を介して摺動自在に結合するとともにブレ
ーキドラム9にベアリング19を介して回動自在に結合し
ている。なお、図中20はオイルシールを示す。
【0017】かかる実施例の駐車ブレーキ構造によれ
ば、先の実施例と同様に変速機1と終減速装置との間隔
を短くしてもスプライン13の摺動長を確保できるので、
フォークリフトのホイールベースの短縮化を図ることが
できる。
【0018】しかもこの実施例の駐車ブレーキ構造によ
れば、バックプレート12を、変速機1のケース10にスプ
ライン18を介して結合するとともにブレーキドラム9に
ベアリング19を介して結合して、バックプレート12がブ
レーキドラム9と一緒に変速機1に対して摺動し、かつ
ブレーキドラム9がバックプレート12に対して相対回転
するようにしていることから、バックプレート12とブレ
ーキドラム9との距離が変化しないので、バックプレー
ト12とブレーキドラム9との間の隙間tを小さくし得
て、ブレーキドラム9の内部への泥等の異物の進入をよ
り確実に防止することができる。
【0019】以上、図示例に基づき説明したが、この発
明は上述の例に限定されるものでなく、例えば、コンパ
ニオンフランジ14とブレーキドラム9とを一体化するこ
ともでき、またコンパニオンフランジ14と自在継手5の
フランジとを一体化することもできる。そしてこの発明
は、フォークリフト以外の車両にも適用することができ
るのはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の駐車ブレーキ構造の一実施例を示す
断面図である。
【図2】上記実施例の駐車ブレーキ構造の外観を示す側
面図である。
【図3】この発明の駐車ブレーキ構造の他の一実施例を
示す断面図である。
【図4】従来の駐車ブレーキ構造が用いられているパワ
ートレイン構造の一例を示す説明図である。
【図5】従来の駐車ブレーキ構造が用いられているパワ
ートレイン構造の他の一例を示す説明図である。
【符号の説明】 1 変速機 2 駐車ブレーキ 4 プロペラシャフト 5 自在継手 7,14 コンパニオンフランジ 8 出力軸 9 ブレーキドラム 10 ケース 11 ブレーキシュー 12 バックプレート 13,18 スプライン 19 ベアリング t 隙間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変速機(1)に駐車ブレーキ(2)を具
    えるとともにその駐車ブレーキと終減速装置との間にプ
    ロペラシャフト(4)を具えるパワートレインに用いら
    れるものであって、変速機の出力軸(8)に結合される
    ブレーキドラム(9)と、変速機のケース(10)に結合
    されるとともにブレーキシュー(11)を支持するバック
    プレート(12)とを、互いに隙間を開けて軸線方向に組
    み合わせてなる駐車ブレーキ構造において、 前記ブレーキドラム(9)を、前記プロペラシャフト
    (4)の自在継手(5)に一体的に結合するとともに前
    記変速機の出力軸(8)にスプライン(13)を介して結
    合したことを特徴とする、駐車ブレーキ構造。
  2. 【請求項2】 前記バックプレート(12)を前記変速機
    のケース(10)に一体的に結合したことを特徴とする、
    請求項1記載の駐車ブレーキ構造。
  3. 【請求項3】 前記バックプレート(12)を、前記変速
    機のケース(10)にスプライン(18)を介して結合する
    とともに前記ブレーキドラム(9)にベアリング(19)
    を介して結合したことを特徴とする、請求項1記載の駐
    車ブレーキ構造。
JP30802196A 1996-11-19 1996-11-19 駐車ブレーキ構造 Pending JPH10147220A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102837685A (zh) * 2012-09-19 2012-12-26 刘承勇 传动轴驻车制动的三轮摩托车
DE112011100878T5 (de) 2010-08-31 2013-03-07 Komatsu Ltd. Gabelstapler

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DE112011100878B4 (de) * 2010-08-31 2013-10-31 Komatsu Ltd. Gabelstapler
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