JPH10147137A - 自動車の車室用空調装置 - Google Patents

自動車の車室用空調装置

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JPH10147137A
JPH10147137A JP9251709A JP25170997A JPH10147137A JP H10147137 A JPH10147137 A JP H10147137A JP 9251709 A JP9251709 A JP 9251709A JP 25170997 A JP25170997 A JP 25170997A JP H10147137 A JPH10147137 A JP H10147137A
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JP
Japan
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branch
valve
air conditioner
fluid
compressor
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JP9251709A
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Stefan Karl
カルル ステファン
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Valeo Climatisation SA
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00642Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
    • B60H1/00814Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation
    • B60H1/00878Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation the components being temperature regulating devices
    • B60H1/00899Controlling the flow of liquid in a heat pump system
    • B60H1/00914Controlling the flow of liquid in a heat pump system where the flow direction of the refrigerant does not change and there is a bypass of the condenser
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00314Arrangements permitting a rapid heating of the heating liquid

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両のエンジンが低温の時、または車両のエ
ンジンが低速走行している時に、暖房の要求を満たすよ
う空調装置が充分な熱を発生できるようにする。 【解決手段】 車室を暖房するのに、エンジンが発生す
る熱では足りないときには、車室の暖房用として、蒸発
器から発散される熱を利用するようにし、かつ要求に応
じて、回路の加熱ループ1、3に含まれる流体を凝縮器
6を含む分岐器2へ流出させるか、または流入させるこ
とにより、加熱ループの流体の量を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両、特に自動車
の車室用の暖房装置に関し、より詳細には、空調装置が
暖房モードで作動する際に、熱源として使用される蒸発
器を有する自動車用空調装置に関する。
【0002】更により詳細には、本発明は、3つの分岐
路、すなわち第1分岐路と第2分岐路と第3分岐路とを
有する冷却流体回路と、第1分岐路内に接続された蒸発
器および圧縮機と、圧縮機が蒸発器の下流に設けられて
おり、第2分岐路内に凝縮器が配置されており、第3分
岐路内には凝縮器が設けられていない自動車の車室用の
空調装置に関する。第1および第2分岐路が冷却ループ
を構成し、一方第1および第3分岐路が加熱ループを構
成するよう、第2および第3分岐路は、互いに並列に接
続されている。凝縮器と蒸発器の間の冷却ループ内に
は、第1の膨張装置が介設されており、第1分岐路を離
間する流体を第2分岐路または第3分岐路へ送るため
の、少なくとも1つのストップバルブ、または切り換え
バルブ状をした流量制御手段も設けられている。この空
調装置は、蒸発器と熱交換を行った空気を、車室内へ送
るための手段をも含んでいる。
【0003】
【従来の技術】フランス国特許公開第2,717,126号公報
により、上記タイプの装置は公知となっている。これに
よると、圧縮機を駆動する速度、従って車両のエンジン
の有効な走行速度によって決まる、圧縮機によって発生
される流体のマス流量により、加熱ループ内で発生され
る熱エネルギーが決定される。かかる条件下では、利用
できる暖房パワーは、車室の暖房に必要な加熱パワーよ
りも小さくなることがある。特に、低温の気候条件にお
いて、エンジンを低温から始動するような時には、空調
回路内の流体の初期密度、従って、圧縮機によって発生
される流体のマス流量は、満足できる暖房をするのには
通常不充分である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、これ
らの欠点を克服し、特に周辺低温時において、発生され
る熱エネルギーを、暖房のための要求量と一致させるよ
うにすることである。
【0005】
【課題を解決するための課題】本発明は、後に圧縮機が
続く蒸発器を含む第1分岐路、凝縮器を含む第2分岐
路、および凝縮器を含まない第3分岐路を有する冷却流
体回路を備え、第1分岐路および第3分岐路が互いに並
列に接続され、それぞれが、凝縮器と蒸発器との間に介
設された第1膨張装置をも含む冷却ループおよび加熱ル
ープを第1分岐路と共に構成し、第1分岐路を離れる流
体を第2分岐路または第3分岐路のいずれかに送り込む
ための流量制御手段が設けられており、かつ蒸発器と熱
交換した空気を車室内に送り込むための手段を含む、自
動車の車室のための空調装置において、加熱ループを流
れる流量を要求量に従って変えるための流量可変手段を
含み、この流量可変手段が、第3分岐路内の流体の流れ
を遮断するか、または時々刻々制限するための制限手段
を含み、これにより、前記圧縮機が第2分岐路から流体
を吸引できるようになっており、かつ第2分岐路を圧縮
機の出口にすぐに連通させるための排出手段を含むこと
を特徴としている。
【0006】本発明のある実施例では、流量制御手段
は、凝縮器の上流側において第2分岐路内に接続された
第1バルブと、第3分岐路内に接続された第2バルブと
を備え、前記両バルブは、バルブを制御するための制御
ユニットに接続されている。
【0007】他の実施例では、流量制御手段は、第1分
岐路の下流側端部から第2分岐路の上流側端部までの第
1の流体流路、および第1分岐路の下流側端部から第3
分岐路の上流側端部までの第2流体流路を構成する3方
向バルブを備え、この3方向バルブは、バルブを制御す
るための制御ユニットに接続されている。
【0008】流量制御手段は好ましくは圧縮機の出口に
おける流体の圧力を測定するための手段を含み、この測
定手段は、制御ユニットに接続されている。
【0009】本発明の好ましい特徴によれば、前記制限
手段は、第3分岐路内に介在された差圧調節器を含み、
かつ差圧調節器は、この入口と出口との間の差圧が所定
のスレッショルド値を越えた時に限り、流体の通過を認
めるための第3膨張装置を構成している。
【0010】流量制御手段が、凝縮器の上流側で第2分
岐路に接続された第1バルブと、第3分岐路内に接続さ
れた第2バルブとを含み、前記両バルブがバルブを制御
するための制御ユニットに接続された好ましい構造で
は、前記制限手段は、前記第2バルブを含み、この第2
バルブが、測定手段によって検出された低圧力に応答し
て、制御ユニットによって閉じられるようになってい
る。このような構造では、第3分岐路は、第2バルブの
下流側に狭窄部を有することができ、この狭窄部は、第
2膨張装置を構成している。
【0011】本発明の別の好ましい特徴によれば、排出
手段は、流量制限手段をバイパスするバイパスダクトを
含み、バイパスダクト内に過圧レリーフバルブが介在さ
れており、これにより、圧縮機を離れる流体を第2分岐
路へ送ることができるようになっている。
【0012】最後に述べた構造において、流量制御手段
が、凝縮器の上流側で第2分岐路に接続された第1バル
ブと、第3分岐路内に接続された第2バルブとを含み、
前記両バルブが、バルブを制御するための制御ユニット
に接続されている場合、バイパスダクトを第1バルブに
並列に接続してもよい。これとは異なり、第2バルブの
出力と第1バルブの出力との間に、バイパスダクトを接
続してもよい。
【0013】上記のようなバイパスダクトおよび過圧レ
リースバルブを含み、流量制御手段が、第1分岐路の下
流側端部から第2分岐路の上流側端部までの第1流路お
よび第1分岐路の下流側端部から第3分岐路の上流側端
部までの第2流路を構成する3方向バルブを含み、この
3方向バルブが、このバルブを制御するための制御ユニ
ットに接続された、本発明に係わる空調装置の他の実施
例では、第1分岐路および第3分岐路にそれぞれ接続さ
れた3方向バルブの2つのポートの一方と、第2分岐路
に接続された3方向バルブのポートとの間に、バイパス
ダクトが接続される。
【0014】流量制御手段が、凝縮器の上流側で第2分
岐路に接続された第1バルブと、第3分岐路内に接続さ
れた第2バルブとを含み、前記両バルブが、バルブを制
御するための制御ユニットに接続された本発明の実施例
では、排出手段は、測定手段によって測定された流体の
圧力に応じて、制御ユニットにより第1バルブをすぐに
開けるようになっており、もって、圧縮機を離れる流体
を第2分岐路まで送ることが可能となっている。
【0015】最後に述べた構造では、排出手段は、測定
手段によって検出された流体の圧力と最大圧力しきい値
とを比較するようになっており、検出された圧力が前記
しきい値を越えると、すぐに第1バルブを開けるように
してもよい。更に、凝縮器の下流側であり、かつ第1膨
張装置の上流側または下流側において、第2分岐路内に
チェックバルブを配置することが好ましい。
【0016】上記とは異なり、排出手段は、測定手段に
よって検出された流体の圧力と暖房要求量に応じて、制
御ユニットにより計算される圧力のデータ値とを比較
し、検出された圧力が前記データ値を越えると、すぐに
第1バルブを開けてるようにしてもよい。
【0017】本発明の別の好ましい特徴によれば、第1
膨張装置は、凝縮器の下流側で第2分岐路に配置された
サーモスタット式膨張装置である。
【0018】好ましくは第1膨張装置は、凝縮器の下流
側で第2分岐路に配置された較正されたオリフィスであ
り、蒸発器と圧縮機との間で第1分岐路に流体アキュム
レータが配置される。
【0019】添付図面を参照し、単なる非限定的例とし
て示された本発明の好ましい実施例の次の詳細な説明を
読めば、本発明の上記以外の特徴および利点がより明ら
かとなろう。
【0020】図面では、互いに同一または類似する部品
には同じ符号を付してある。
【0021】
【発明の実施の形態】車両用空調装置において通例であ
るように、図面に示された回路の各々に冷却流体が流
れ、この冷却流体は、熱を吸収する際に液体状態からガ
ス状態に変化し、かつ熱を発生する際にガス状態から液
体状態に変化する。図面に示された回路の部品のほとん
どは、現在の車両用空調装置で一般的なものである。
【0022】図1〜図4では、3本の分岐路1、2およ
び3内に回路の部品が配置されており、これら3本の分
岐路は、2つの接合ポイントAおよびBで共に接合され
ている。分岐路1は、回路内の流体をポイントAからポ
イントBまで移動させる圧縮機4と、この圧縮機の上流
部に接続された蒸発器5とを含んでいる。圧力センサ9
は、圧縮空気の出口における流体の圧力を検出する。分
岐路2は、ポイントBからポイントAまでの下流方向に
進む順に、凝縮器6と、ボトルすなわちリザーバ7と、
チェックバルブ8と、サーモスタット式第1膨張装置す
なわち圧力解除装置10とを含んでいる。
【0023】図1に示す回路では、接合ポイントBと凝
縮器6との間において、分岐路2内に2方向の電気スト
ップバルブ12が接続されている。分岐路3には、同様
なバルブ13が接続されており、この分岐路3には、バ
ルブ13の下流側に差圧調節器14も接続されており、
この差圧調節器14は第2膨張装置としても働く。これ
らのバルブ12および13は、圧力センサ9からの信号
を受信する制御モジュール15によって制御される。バ
ルブ11とコンデンサ6との間の分岐路2に位置するポ
イントCとポイントBとの間には、レリーフ(逃がし)
バルブ16を含むバイパスダクト11が接続されてお
り、レリーフバルブ16は、ストップバルブ12と並列
になっている。
【0024】この空調装置が冷房モードで作動させるに
は、制御モジュール15はバルブ12を開け、バルブ1
3を閉じる。冷却流体は、回路の分岐路1および2によ
って構成される従来の冷却流体ループ内を流れる。より
正確に説明すれば、圧縮機4によって送られる流体は、
ポイントB、バルブ12およびポイントCを通過し、凝
縮器6に達し、ここで凝縮され、熱を周辺の空気へ放出
する。次に流体は、ボトル7およびチェックバルブ8を
通過し、サーモスタット式膨張装置10内で減圧され
る。流体は蒸発器5内で蒸発して空気を冷却し、この空
気は車室内へ送られる。蒸発器5を離れるこのガス状の
流体は、圧縮機4の入口へもう一度取り込まれる。
【0025】図1の回路が暖房モードで作動する時に
は、バルブ12は閉じられ、バルブ13は開けられる。
次に、流体は分岐路1と2によって構成された加熱ルー
プ内を流れる。流体が圧縮機4を離間する際、ポイント
Bおよびバルブ13を通過し、差圧調節器14で減圧さ
れ、この調節器からガス状態のままで蒸発器5に達す
る。蒸発器において流体は空気に熱を与え、この空気は
次に車室内へ送られる。流体は再び蒸発器5から圧縮機
へ送られる。
【0026】加熱ループ内の流体の圧力が異常なほど低
くなると、加熱ループ内に充分な流体の質量がないか、
または温度が過度に低いという理由から、差圧調節器1
4は閉じられる。次に圧縮機は、分岐路2および特にリ
ザーバ7から蒸発器5を介して流体を吸引する。従っ
て、加熱ループ内の流体量が増加し、圧縮機の出口にお
ける圧力も高まる。流体圧力が調節器14を開けるのに
充分な値まで達すると、加熱ループ内に所定の流体流量
が確立される。分岐路1内の蒸発器の上流にある液体状
態の流体は蒸発する。分岐路2内のチェックバルブ8の
下流部の圧力は、バルブ8の上流部の圧力の値よりも上
昇するので、リザーバ7からの流体の移動は停止させら
れる。
【0027】他方、加熱ループ内の流体の圧力が所定の
スレッショルド値を越えると、過圧レリーフバルブ16
が開くので、加熱ループから凝縮器6へ一部の流体が移
動させられる。このようなことは、加熱ループ内で流体
がポンピングされる段階の後、または車両のエンジンが
高速作動することにより圧力が上昇した場合に生じ得
る。 図1に示すこのような第1の実施例では、圧力セ
ンサ9は、通常回路の種々の分岐路内の流体流量を制御
する役割を果たさないが、圧縮機の出口における圧力を
モニタするよう働くだけである。
【0028】次に図2を参照する。2つの簡単な2方向
バルブ12および13が、接合ポイントBに位置する1
つの3方向バルブ17に置き換えられている点で、この
図2の回路は、図1の回路と異なっている。このバルブ
17の3つのポートは、それぞれ分岐路1、2および3
に接続されており、バイパスダクト11の入口端は、圧
縮機4の下流側の接合ポートDにおいて、分岐路1に接
続されている。この3方向バルブ17は、分岐路1の下
流側端部を分岐路2の上流側端部、または分岐路3の上
流側端部のいずれかに選択的に接続するよう、制御モジ
ュール15によって制御されている。流体は、図1に示
した回路を参照して、上に説明したのと同じ条件で流れ
る。
【0029】別の変形例として、バイパスダクト11の
上流側端部を、差圧調節器14の上流側で分岐路3に接
続してもよい。これに関連し、図3を参照する。図3の
回路と図1に示された回路との唯一の差異は、バルブ1
3と差圧調節器14との間のグランチ3内の接合ポイン
トEに、バイパスダクト11の上流側端部すなわち入口
端部が接続されていることである。過圧レリーフバルブ
16は、加熱ループ1、3内を流体が流れる際の圧縮機
4の出口における圧力とほぼ等しい調節器14の入口の
圧力を受ける。
【0030】本発明では、分岐路3において差圧調節器
14を簡単な構造のものと置換することも可能である。
この場合、加熱ループ内を流れる冷却流体の質量を増す
ことができるようにするために、センサ9によって検出
される圧力に従い、制御モジュール15がバルブ13を
閉じるようにする。この時、バルブ12および13の双
方はすぐに閉じられる。
【0031】同様に、バイパスダクト11および過圧レ
リーフバルブ16を省略し、わずかの間バルブ12を開
けることにより、加熱ループから凝縮器へ過剰の流体を
戻すことも可能である。バルブ12は、センサ9によっ
て検出される圧力に従い、制御モジュール15によって
制御されたままである。バイパスループを通して過剰の
流体を戻すことにより、圧縮機の出口における流体の圧
力を減圧することが可能となっている。従って、このよ
うな流体のリターンは、測定手段すなわち本例ではセン
サ9による流体の圧力の検出に基づいて行われる。
【0032】第1の実施例では、制御ユニットは、測定
された流体圧力と最圧力のスレッショルド値を比較し、
測定された圧力が最大しきい値を越えると、第1バルブ
12の瞬時の開放動作を制御する。これにより、上記の
ようにバイパスダクト11および過圧レリーフバルブ1
6を省略することが可能となる。
【0033】別の実施例では、測定された流体圧力は、
暖房の要求量に従い制御モジュール15で計算される圧
力のデータ値と比較される。測定された流体圧力がこの
データ値を越えると、バルブ12の瞬時の開放が命令さ
れる。
【0034】この第2の実施例は、本発明のすべての変
形例で使用できるが、図3に示された実施例に限って使
用できないことに留意すべきである。これに関連し、付
加される加熱装置の動力は、圧縮機の出口における流体
の圧力、および圧縮機の速度に依存し、圧縮機の速度自
体は車両のエンジンの作動速度に依存している。
【0035】次に図4を参照する。図4は、図1に基本
的に示された回路の別の変形例を示す。図4では、サー
モスタット式膨張装置10は較正されたオリフィス18
と置換されており、他方、蒸発器5と圧縮機4の入口と
の間の分岐路1に、冷却流体のアキュムレータ19が接
続されている。
【0036】図示しない別の変形例では、図1〜図3に
示すように、膨張装置10の上流側ではなく、この装置
の下流側にチェックバルブ8が接続される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空調装置の第1の実施例における冷却
流体回路の回路図を示す。
【図2】本発明の空調装置の第2の実施例における冷却
流体回路の回路図を示す。
【図3】本発明の空調装置の第3の実施例における冷却
流体回路の回路図を示す。
【図4】本発明の空調装置の第4の実施例における冷却
流体回路の回路図を示す。
【符号の説明】
1〜3 分岐路 4 圧縮機 5 蒸発器 6 凝縮器 7 リザーバ 8 チェックバルブ 9 圧力センサ 10 膨張装置 11 バイパスダクト 12 ストップバルブ 13 バルブ 14 差圧調節器 15 制御モジュール 16 過圧レリーフバルブ 17 3方向バルブ

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後に圧縮機(4)が続く蒸発器(5)を
    含む第1分岐路(1)、凝縮器(6)を含む第2分岐路
    (2)、および凝縮器を含まない第3分岐路(3)を有
    する冷却流体回路を備え、第1分岐路(1)および第3
    分岐路(3)が互いに並列に接続され、それぞれが、凝
    縮器(6)と蒸発器(5)との間に介設された第1膨張
    装置(10)をも含む冷却ループ(1、2)および加熱
    ループ(1、3)を第1分岐路(1)と共に構成し、第
    1分岐路を離れる流体を第2分岐路または第3分岐路の
    いずれかに送り込むための流量制御手段(12)(1
    3)が設けられており、かつ蒸発器と熱交換した空気を
    車室内に送り込むための手段を含む、自動車の車室のた
    めの空調装置において、 加熱ループを流れる流量を要求量に従って変えるための
    流量可変手段を含み、この流量可変手段が、第3分岐路
    内の流体の流れを遮断するか、または時々刻々制限する
    ための制限手段(14)を含み、これにより、前記圧縮
    機が第2分岐路から流体を吸引できるようになってお
    り、かつ第2分岐路を圧縮機の出口にすぐに連通させる
    ための排出手段(11、16)を含むことを特徴とする
    空調装置。
  2. 【請求項2】 流量制御手段が、凝縮器の上流側におい
    て第2分岐路内に接続された第1バルブ(12)と、第
    3分岐路内に接続された第2バルブ(13)とを備え、
    かつ前記両バルブが、バルブを制御するための制御ユニ
    ット(15)に接続されていることを特徴とする、請求
    項1記載の空調装置。
  3. 【請求項3】 流量制御手段が、第1分岐路の下流側端
    部から第2分岐路の上流側端部までの第1の流体流路、
    および第1分岐路の下流側端部から第3分岐路の上流側
    端部までの第2流体流路を構成する3方向バルブ(1
    7)を備え、かつこの3方向バルブが、バルブを制御す
    るための制御ユニット(15)に接続されていることを
    特徴とする、請求項1記載の空調装置。
  4. 【請求項4】 流量制御手段が、圧縮機の出口における
    流体の圧力を測定するための測定手段(9)を含み、こ
    の測定手段が、制御ユニット(15)に接続されている
    ことを特徴とする、請求項2または3記載の空調装置。
  5. 【請求項5】 前記制限手段が、第3分岐路内に介在さ
    れた差圧調節器(14)を含み、かつこの調節器は、入
    口と出口との間の差圧が所定のしきい値を越えた時に限
    り、流体の通過を認めるための第3膨張装置を構成して
    いることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載
    の空調装置。
  6. 【請求項6】 流量制御手段が、凝縮器の上流側で第2
    分岐路に接続された第1バルブ(12)と、第3分岐路
    内に接続された第2バルブ(13)とを含み、かつ前記
    両バルブが、バルブを制御するための制御ユニット(1
    5)に接続されている、請求項4記載の空調装置におい
    て、 前記制限手段が前記第2バルブ(13)を含み、この第
    2バルブが測定手段によって検出された低圧力に応答し
    て、制御ユニットによって閉じられるようになっている
    ことを特徴とする空調装置。
  7. 【請求項7】 第3分岐路が、第2バルブの下流側に狭
    窄部を含み、この狭窄部が、第2膨張装置を構成してい
    ることを特徴とする、請求項6記載の空調装置。
  8. 【請求項8】 排出手段が、流量制限手段をバイパスす
    るバイパスダクト(11)を含み、バイパスダクト内に
    過圧レリーフバルブが介在されており、これにより、圧
    縮機を離れる流体を第2分岐路へ送ることができるよう
    になっていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれ
    かに記載の空調装置。
  9. 【請求項9】 流量制御手段が、凝縮器の上流側で第2
    分岐路に接続された第1バルブ(12)と、第3分岐路
    内に接続された第2バルブ(13)とを含み、かつ前記
    両バルブが、バルブを制御するための制御ユニット(1
    5)に接続されている、請求項8記載の空調装置におい
    て、 第1バルブ(12)と並列にバイパスダクト(11)が
    接続されていることを特徴とする空調装置。
  10. 【請求項10】 流量制御手段が、凝縮器の上流側で第
    2分岐路に接続された第1バルブ(12)と、第3分岐
    路内に接続された第2バルブ(13)とを含み、かつ前
    記両バルブがバルブを制御するための制御ユニット(1
    5)に接続されている、請求項8記載の空調装置におい
    て、 第2バルブ(13)の出口と第1バルブ(12)の出口
    との間に、バイパスダクト(11)が接続されているこ
    とを特徴とする、請求項8記載の空調装置。
  11. 【請求項11】 流量制御手段が、第1分岐路の下流側
    端部から第2分岐路の上流側端部までの第1流路、およ
    び第1分岐路の下流側端部から第3分岐路の上流側端部
    までの第2流路を構成する3方向バルブを含み、かつこ
    の3方向バルブが、このバルブを制御するための制御ユ
    ニット(15)に接続されている請求項8記載の空調装
    置において、 第1分岐路(1)および第3分岐路(3)にそれぞれ接
    続された3方向バルブ(17)の2つのポートの一方
    と、第2分岐路(2)に接続された3方向バルブのポー
    トとの間に、バイパスダクト(11)が接続されている
    ことを特徴とする空調装置。
  12. 【請求項12】 流量制御手段が、凝縮器の上流側で第
    2分岐路に接続された第1バルブ(12)と、第3分岐
    路内に接続された第2バルブ(13)とを含み、前記両
    バルブが、バルブを制御するための制御ユニット(1
    5)に接続されている、請求項4記載の空調装置におい
    て、 排出手段(11、16)が、測定手段(9)によって測
    定された流体の圧力に応じて、制御ユニット(15)に
    より第1バルブ(12)をすぐに開けるようになってお
    り、これにより、圧縮機を離れる流体を第2分岐路まで
    送ることが可能となっていることを特徴とする空調装
    置。
  13. 【請求項13】 排出手段が、測定手段(9)によって
    検出された流体の圧力と、最大圧力しきい値とを比較す
    るようになっており、検出された圧力が前記スレッショ
    ルド値を越えるとすぐに、第1バルブ(12)を開ける
    ようになっていることを特徴とする、請求項12記載の
    空調装置。
  14. 【請求項14】 排出手段が、測定手段(9)によって
    検出された流体の圧力と暖房要求量に応じて、制御ユニ
    ット(15)により計算される圧力のデータ値とを比較
    し、検出された圧力が前記データ値を越えるとすぐに、
    第1バルブ(12)を開けるようになっていることを特
    徴とする、請求項12記載の空調装置。
  15. 【請求項15】 第1膨張装置が、凝縮器の下流側で第
    2分岐路に配置されたサーモスタット式膨張装置(1
    0)であることを特徴とする、請求項1〜14のいずれ
    かに記載の空調装置。
  16. 【請求項16】 第1膨張装置が、凝縮器の下流側で第
    2分岐路に配置された較正されたオリフィス(18)で
    あり、かつ蒸発器と圧縮機との間で、第1分岐路に流体
    アキュムレータ(19)が配置されていることを特徴と
    する、請求項1〜11のいずれかに記載の空調装置。
  17. 【請求項17】 凝縮器の下流側で、かつ第1膨張装置
    の上流側または下流側において、第2分岐路内にチェッ
    クバルブ(8)が配置されていることを特徴とする、請
    求項12または13記載の空調装置。
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