JPH1014712A - 椅子のメモ台装置 - Google Patents

椅子のメモ台装置

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JPH1014712A
JPH1014712A JP18830696A JP18830696A JPH1014712A JP H1014712 A JPH1014712 A JP H1014712A JP 18830696 A JP18830696 A JP 18830696A JP 18830696 A JP18830696 A JP 18830696A JP H1014712 A JPH1014712 A JP H1014712A
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memo table
chair
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Yuichiro Takagi
祐一郎 高木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモ台収納時の見栄えを良くし、かつメモ台
を収納する時の衝撃を緩和してメモ台自体や各構成部品
の損傷を防止できるメモ台装置を提供すること。 【解決手段】 メモ台7とダンパー機構13とが、メモ
台7収納時において互いに緩衝し合うことなく、上下方
向に並んだ状態で側枠6内に収納されるようになってい
るので、側枠6の幅を厚く形成することなく、メモ台7
やダンパー機構13を側枠6内にコンパクトに設置する
ことが出来るとともに、メモ台装置の収納時の見栄えが
向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、椅子の側枠に取付
けられるメモ台装置に関し、特にメモ台を収納するとき
の衝撃を緩和して、メモ台自体や各構成部品の損傷を防
止するとともに、見栄えの良いコンパクトな椅子のメモ
台装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置としては、実開平4
−115456号公報等が提案されている。この装置
は、脚部に上下方向に回動可能に取付けられたブラケッ
トと、前記ブラケットに回動可能に取付けられたメモ台
と、前記脚部と前記ブラケットとの間に取付けられブラ
ケットを下方に回転させる場合に緩衝機能を発揮するダ
ンパー機構とを備えた椅子のメモ台装置である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記公
報の装置にあっては、収納時において、メモ台及びブラ
ケットが脚部内に収納されず、脚部外側に保持されるよ
うになっているために、見栄えが悪く、かつメモ台が着
座者の邪魔になるという欠点があった。
【0004】本発明は上記のような問題点を解決するた
め、メモ台収納時の見栄えを良くし、かつメモ台を収納
する時の衝撃を緩和してメモ台自体や各構成部品の損傷
を防止できるメモ台装置を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の椅子のメモ台装置は、メモ台を椅子の前方
においてほぼ水平をなす使用位置と、椅子の側枠内に収
納された収納位置とに移動可能として装着した椅子のメ
モ台装置において、椅子の側枠内に、少なくとも左右方
向を向くほぼ水平の第1軸をもって回動可能に枢着され
た回動体と、先端側にメモ台が固着され、かつ基端部側
が前記回動体に第2軸をもって回動可能に枢着されたメ
モ台支持体と、側枠空間内部に設けられ、回動体を使用
位置から不使用位置の方向に回転させる場合に緩衝機能
を発揮するダンパー機構と、を備え、前記ダンパー機構
が、メモ台収納時に、メモ台のほぼ真上に位置するよう
に配置されていることを特徴としている。この特徴によ
れば、メモ台とダンパー機構とが、メモ台収納時におい
て互いに緩衝し合うことなく、上下方向に並んだ状態で
側枠内に収納されるようになっているので、側枠の幅を
厚く形成することなく、メモ台やダンパー機構を側枠内
にコンパクトに設置することが出来るとともに、メモ台
装置の収納時の見栄えが向上する。
【0006】本発明の椅子のメモ台装置は、メモ台が、
椅子の側枠内に収納された収納位置で保持されるよう
に、回動体がダンパー機構により使用方向と逆方向に弾
性付勢されていることが好ましい。このようにすること
で、メモ台が側枠内の収納位置で安定して保持されるた
め、メモ台が妄りに側枠外にはみだして着座者の邪魔に
なるといったことがなくなる。
【0007】本発明の椅子のメモ台装置は、メモ台支持
体が、回動体の使用位置直前から不使用位置までの回動
可能区間でその両側をダンパー機構に支持された回動体
に拘束されながら回動することが好ましい。このように
することで、メモ台が収納時に左右に振れることなく、
かつダンパー機構によりがたつくことなく、確実に側枠
内に案内されるようになるため、側枠等の損傷を回避で
きる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。この実施例は、本発明を図1に示
される3連式の連結椅子1に適用した例である。
【0009】図1において、2は脚体であり、その上に
3個の単体椅子3が連結され載置されている。各単体椅
子3は、それぞれ座4と背凭れ5を有し、かつ座の両側
には側枠としての肘置部6が設けられている。
【0010】片方の肘置部6は複数の板材により前面が
開放するように形成されており、この肘置部6内にはメ
モ台7を有するメモ台装置8が取付けられている。この
メモ台7は、図1及び図3中2点鎖線で示されるよう
に、単体椅子3の前方において略水平をなす使用位置、
図1、2及び図3中実線で示される起立位置、そして図
6中実線で示される肘置部6内の収納位置にそれぞれ移
動可能になっている。
【0011】メモ台装置8の構造を図4に基づいて説明
していくと、まず、9は2枚の側板9a、9aと、その
側板同士を連結する連結板9bとからなるメモ台装置8
の取付部材であり、肘置部6を構成する両側板6a、6
aの間に固着される。10は第1軸としての軸部材11
をもって取付部材9に回動可能に枢着される第1回動部
材であり、この第1回動部材10を構成する両側板10
a、10aの後方には、円弧状の細孔12が形成されて
いる。
【0012】13は前記第1回動体10のダンパー機構
としてのガススプリングであり、シリンダー14と該シ
リンダー14内に摺動自在に嵌挿されたロッド15とか
らなる。このガススプリング13の内部構造は特に図示
しないが、前記ガススプリング13のロッド15が常時
伸張方向に所定の付勢力をもって付勢されるようになっ
ている。
【0013】シリンダー14の端部に形成された取付部
14aを介して第1回動体10の後端に回動可能に枢着
され、かつロッド15の端部が取付部材9の連結板9b
に固着された断面略コ字状の取付板16に対して回動可
能に枢着されている。尚、17はシリンダー14の取付
部14aと第1回動対10の側板10a内面との間に介
在されるスペーサである。
【0014】18は前記第1回動対10の両側板10
a、10a間に横架される第2軸としての軸部材19を
もって第1回動体に軸支された第2回動体である。この
第2回動体18の上部には、前記軸部材19の軸心に対
して直角方向を向く軸部材20を介してメモ台7を固着
するメモ台支持体21が軸支されている。22は、前記
第2回動体18と、第1回動体10の両側板10a、1
0aとの間に介在されるスペーサである。
【0015】23は、略S字状に形成される2枚の板材
23a、23aで構成されるリンク部材である。このリ
ンク部材23の一端は、第2回動体の下端に軸支され、
他端は軸部材24を介して、取付部材9の先端上部に軸
支される。また、前記軸部材24はリンク部材23及び
第1回動体10に形成された細孔12内を挿通して取付
部材9に横架される。
【0016】尚、25は取付部材9を構成する両側板9
a、9aの内面に固着され、第1回動体10の回動を収
納位置にて規制するストッパ片である。
【0017】次にこのように構成された本発明の実施の
形態として椅子のメモ台装置8の操作方法及び作用を図
2、3及び図5、6に基づいて説明すると、メモ台7
は、図3中2点鎖線で示されるような使用位置におい
て、回動阻止手段を構成するスペーサ22の上面22a
とメモ台支持体21とが互いに当接されることにより、
略水平位置に保持されるとともに、第2回動体18の軸
部材19を中心とした回動が規制されるようになってい
る。
【0018】この時、第1回動体10と第2回動体18
との相対回転が不能となるため、第1回動体10は軸部
材11と軸部材19との2つの支持点をもって略水平な
使用位置に支持されている。
【0019】次にメモ台7を略水平な使用状態から跳ね
挙げ、図2、3中実線で示される起立位置に移動する
と、スペーサ22の上面22aとメモ台支持体21とが
離れることにより、第2回動体18の回動規制が解除さ
れる。そしてメモ台7等の自重による回転力により、第
2回動体18が軸部材19を中心に収納方向へ回動しよ
うとする。
【0020】第2回動体18が回転し始めると、図5に
示されるように、リンク部材23を介して第1回動体1
0が連動して回転する。この時、第1回動体10の回転
はガススプリング13によって適宜速度に抑制されるよ
うになっているため、メモ台7が自重により急激に回転
落下してしまうことはない。また、スペーサ22が第2
回動体18と第1回動体10の側板10aとの間に介在
されているので、第2回動体18及びメモ台7等が回転
中に左右にぶれること等はない。
【0021】そして図6に示されるように、第1回動体
10及び第2回動体18とがそれぞれ約90度ずつ回転
し、前記第1回動体10の下辺所定箇所がストッパ片2
5に当接された時点で、メモ台7は肘置部6内の収納位
置に完全に収納されることになる。この状態において、
第1回動体10の回動軸心の上部が、常時伸長方向への
付勢力を有するガススプリング13により、時計と反対
回りに回転付勢されているため、収納後、メモ台7が妄
りに肘置部6外にはみ出ること等はない。さらにガスス
プリング13はメモ台7の真上に位置しているため、メ
モ台とガススプリング13は左右方向にスペースをとら
ないようになっている。
【0022】このように本実施の形態における椅子のメ
モ台装置にあっては、回動体と側枠との間に緩衝機能を
発揮するダンパー機能が設けられたことで、メモ台収納
時のメモ台下降速度が適正に制限され、メモ台を収納す
る時の衝撃が緩和されてメモ台自体や各構成部品の損傷
が防止されるとともに、使用者の怪我等を防止できる。
【0023】しかも前記メモ台とダンパー機構とが、メ
モ台収納時において互いに緩衝し合うことなく、上下に
側枠内に収納されるようになっているので、メモ台装置
を側枠の幅を厚く形成することなく、該側枠内にコンパ
クトに設けることが出来るとともに、メモ台装置の収納
時の見栄えが向上する。
【0024】尚、本実施の形態におけるガススプリング
13にあっては、そのロッド15には伸張方向に常に付
勢力が働いているが、特にそのロッド15の伸長方向へ
の移動速度が変わるわけではないため、メモ台が急速度
で収納されるわけではない。
【0025】また、略水平な使用位置にあるメモ台を起
立位置まで跳ね挙げるという簡単な操作により、回動阻
止手段が解除され、第1、第2回動体が連動して回動す
るので、着座者はメモ台を容易にかつ後方付勢手段を用
いて短時間で収納することが出来る。よって万一の地震
や建物の火災発生による緊急避難時に、メモ台が邪魔に
なること等がない。
【0026】以上、本発明の実施例を図面により説明し
てきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
や追加があっても本発明に含まれる。
【0027】
【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。
【0028】(a)請求項1の発明によれば、メモ台と
ダンパー機構とが、メモ台収納時において互いに緩衝し
合うことなく、上下方向に並んだ状態で側枠内に収納さ
れるようになっているので、側枠の幅を厚く形成するこ
となく、メモ台やダンパー機構を側枠内にコンパクトに
設置することが出来るとともに、メモ台装置の収納時の
見栄えが向上する。
【0029】(b)請求項2の発明によれば、メモ台が
側枠内の収納位置で安定して保持されるため、メモ台が
妄りに側枠外にはみだして着座者の邪魔になるといった
ことがなくなる。
【0030】(c)請求項3の発明によれば、メモ台が
収納時に左右に振れることなく、かつダンパー機構によ
りがたつくことなく、確実に側枠内に案内されるように
なるため、側枠等の損傷を回避できる。
【0031】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のメモ台装置を設けた3連式椅子の正面
図である。
【図2】図1の椅子の要部側面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】メモ台装置の組立分解斜視図である。
【図5】図2に対応する作用を表わす側面図である。
【図6】図2に対応する作用を表わす側面図である。
【符号の説明】
1 連結椅子 2 脚体 3 単体椅子 4 座 5 背凭れ 6 肘置部(側枠) 6a 側板 7 メモ台 8 メモ台装置 9 取付部材 9a 側板 10 第1回動体 10a 側板 11 軸部材(第1軸) 12 細孔 13 ガススプリング 14 シリンダー 14a 取付部 15 ロッド 16 取付板 17 スペーサ 18 第2回動体 19 軸部材(第2軸) 20 軸部材 21 メモ台支持体(係合手段) 22 スペーサ 22a 上面(係合手段) 23 リンク部材 23a 板材 24 軸部材 25 ストッパ片

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモ台を椅子の前方においてほぼ水平を
    なす使用位置と、椅子の側枠内に収納された収納位置と
    に移動可能として装着した椅子のメモ台装置において、 椅子の側枠内に、少なくとも左右方向を向くほぼ水平の
    第1軸をもって回動可能に枢着された回動体と、 先端側にメモ台が固着され、かつ基端部側が前記回動体
    に第2軸をもって回動可能に枢着されたメモ台支持体
    と、 側枠空間内部に設けられ、回動体を使用位置から不使用
    位置の方向に回転させる場合に緩衝機能を発揮するダン
    パー機構と、を備え、 前記ダンパー機構が、メモ台収納時に、メモ台のほぼ真
    上に位置するように配置されていることを特徴とする椅
    子のメモ台装置。
  2. 【請求項2】 メモ台が、椅子の側枠内に収納された収
    納位置で保持されるように、回動体がダンパー機構によ
    り使用方向と逆方向に弾性付勢されている請求項1に記
    載の椅子のメモ台装置。
  3. 【請求項3】 メモ台支持体が、回動体の使用位置直前
    から不使用位置までの回動可能区間でその両側をダンパ
    ー機構に支持された回動体に拘束されながら回動する請
    求項1又は2に記載の椅子のメモ台装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB2598170A (en) * 2021-01-07 2022-02-23 Kotobuki & Co Ltd A Seating Accessory Joint

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2598170A (en) * 2021-01-07 2022-02-23 Kotobuki & Co Ltd A Seating Accessory Joint
GB2598170B (en) * 2021-01-07 2022-08-10 Kotobuki & Co Ltd A Seating Accessory Joint

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