JPH10147032A - インク転写プリンタ - Google Patents

インク転写プリンタ

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JPH10147032A
JPH10147032A JP32467596A JP32467596A JPH10147032A JP H10147032 A JPH10147032 A JP H10147032A JP 32467596 A JP32467596 A JP 32467596A JP 32467596 A JP32467596 A JP 32467596A JP H10147032 A JPH10147032 A JP H10147032A
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JP
Japan
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ink
roller
transfer printer
film
holding member
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Application number
JP32467596A
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Inventor
Masahiko Sasaki
雅彦 佐々木
Minoru Suzuki
実 鈴木
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Pentax Corp
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント濃度むらの発生を防止できるインク
転写プリンタを提供すること。 【解決手段】 インク保持体3を回転可能に支持する支
軸5に螺旋溝を形成すると共に、該螺旋溝とインク通路
55とを連通させることによって、支軸5とインク保持
体3との相対回転によりインクが螺旋溝51に沿って流
動し、インク保持体に均一に供給されるよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクを記録紙に
転写することによって記録紙上に画像を形成するプリン
タに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、インクを普通紙等の記録紙に
転写するプリンタとして、インクをノズルから微粒子と
して記録紙に吹き付けるインクジェットプリンタ、熱溶
融性のインクリボンをサーマルヘッドで加熱して記録紙
に転写する熱転写プリンタ、インクリボンを鋼線を用い
て記録紙に打ちつけるドットプリンタ等が知られてい
る。
【0003】しかし、インクジェットプリンタではノズ
ル内でのインクの目詰まりが生じ易いという問題点があ
り、インクリボンを用いる熱転写プリンタではインクリ
ボンの消費のためランニングコストが増大するという問
題点があり、ドットプリンタでは処理速度が遅いという
問題点があった。そのため、インクの目詰まりが無く、
ランニングコストが小さく且つ処理速度の速いプリンタ
が望まれていた。
【0004】そこで、インクを含浸させたインク保持体
を、インクを選択的に透過するフィルムで覆ってインク
ローラを構成し、フィルムを透過してインクローラ上に
染み出たインクを記録紙に転写するプリンタが検討され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなインクローラを用いたプリンタでは、インクの消費
量がインクローラの軸方向にばらつくと考えられる。即
ち、プリントの頻度が高い軸方向中心部ではインクの消
費量が多いが、プリントの頻度が低い両端近傍ではイン
クの消費量が少ない、といったばらつきが生じる。この
ような場合、インクが消費量が多い部分と少ない部分で
インクの密度に差が生じることから、プリント濃度にむ
らが生じる可能性がある。
【0006】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
のであり、プリント濃度むらの発生を防止することがで
きるプリンタを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によるインク転写プリンタは、インクを保持
するインク保持体と、該インク保持体を覆い、所定温度
以上に加熱されるとインクを透過し、常温ではインクを
透過しないフィルムと、を有するインクローラを用い、
該インクローラを回転させると共に、フィルムを画像情
報に基づいて加熱することによりインクを選択的に透過
させ、フィルムを透過したインクを記録紙に転写するイ
ンク転写プリンタであって、インクローラを、該インク
ローラの内部に配置された支軸により回転可能に支持
し、支軸の外周面に螺旋溝を形成すると共に、外部のイ
ンク供給手段と連通したインク通路を螺旋溝に開口さ
せ、支軸とインクローラとの相対回転によりインクが螺
旋溝に沿って流動し、インク保持体に均一に供給される
よう構成されたものである。
【0008】このように、支軸とインクローラとの相対
回転に伴ってインクが支軸の螺旋溝に沿って流動するよ
う構成したことによって、インクをインクローラの軸方
向に均一に供給することが可能になる。そのため、イン
ク密度のばらつきに起因するプリント濃度のむらの発生
を防止することができる。
【0009】なお、インクローラは、支軸の外周面に対
して摺動する内周面を持ち且つその外周でインク保持体
を支持する円筒部材を備えて構成することができる。当
該円筒部材は、支軸とインク保持体との間でインクを連
通させる開口を有している。このように構成すれば、イ
ンク保持体と支軸とが直接摺接することがないため、イ
ンク保持体をスポンジ等の柔らかい材質で構成すること
ができる。
【0010】また、円筒部材に、インク保持体を軸方向
両端から挟み込むよう配置された一対のフランジ部を設
けると、インク保持体をより確実に支持することができ
る上、インク保持体からのインクの漏洩も防止できる。
なお、支軸をプリンタ本体に固定された固定軸として構
成すれば、支軸に形成された連結溝と、外部のインク供
給手段とのジョイントの構成が簡単になる。
【0011】また、本発明によるインク転写プリンタ
は、インクを保持するインク保持体と、該インク保持体
を覆い、所定温度以上に加熱されるとインクを透過し、
常温ではインクを透過しないフィルムと、を有するイン
クローラを用い、該インクローラを回転させると共に、
フィルムを画像情報に基づいて加熱することによりイン
クを選択的に透過させ、フィルムを透過したインクを記
録紙に転写するインク転写プリンタであって、インク保
持体の内部に中空部を設け、該中空部にインクが溜まる
よう構成することもできる。
【0012】このように、インク保持体の内部に設けら
れた中空部にインクが溜まるよう構成すれば、インクの
液面が重力によって水平になる。そのため、インクをイ
ンクローラに軸方向に均一に供給することができる。
【0013】上記のインクローラの回転軸に、インク保
持体を支持すると共に、回転軸とインク保持体との間に
中空部を確保するための支柱を設けてもよい。このよう
に構成すると、インク保持体をスポンジ等の柔らかい材
質で構成した場合でも、回転軸とインク保持体との間の
中空部を維持することができる。
【0014】また、回転軸に、インク保持体を軸方向両
端から挟み込むよう配置された一対のフランジ部を設け
ると、インク保持体をより確実に支持することができる
上、インク保持体からのインクの漏洩も防止できる。
【0015】さらに、回転軸に、中空部に面して開口す
ると共にインクローラ外部に連通するインク通路を形成
すれば、当該インク通路を介して定期的にインクを補給
することが可能になる。また、当該インク通路を何らか
のインク供給手段と連結すれば、インクを常時供給する
ことも可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るインク転写プ
リンタの実施の形態を説明する。図1に実施の形態のイ
ンク転写プリンタの基本構成を示す。図1に示すよう
に、インク転写プリンタは、記録紙Pを挟んで対向配置
されたインクローラ10及びプラテンローラ8と、イン
クローラ10の周面を部分的に加熱するためのサーマル
ヘッド7とを備えて構成されている。
【0017】インクローラ10は、ロール形状のスポン
ジ体に常温で液体であるインクを含浸させたインク保持
体3と、インク保持体3を覆うフィルム2と、インク保
持体3を内側から支持する中空の回転軸4と、を備えて
構成されている。フィルム2は、所定温度以上に加熱さ
れるとインクを透過し、常温ではインクを透過しない材
質で構成されている。また、回転軸4は、該回転軸4の
中心部に挿通された支軸5によって回転可能に支持され
ている。
【0018】プラテンローラ8は、ゴム等の弾性部材で
構成され、インクローラ10との間で記録紙Pを押圧す
るものである。プラテンローラ8は、インク保持体3の
上方に配置され、回転軸9によって回転可能に支持され
ている。
【0019】サーマルヘッド7は、フィルム2を画像情
報に応じて加熱するためのものであり、紙面に直交する
方向に一列に配列された発熱抵抗体71を有し、当該発
熱抵抗体71がフィルム2の表面に接触するよう配置さ
れている。なお、サーマルヘッド7の発熱抵抗体71
は、プラテンローラ8とは反対側に位置している。
【0020】図2は、インクローラ10及び支軸5を示
す断面図である。図2に示すように、回転軸4は、支軸
5の外周面に回転可能に設けられた円筒部41と、円筒
部41の軸方向に所定間隔を開けて取り付けられた一対
のフランジ44により構成されている。回転軸4の円筒
部41の内周面は、支軸5の外周面を摺動する摺動面と
なっており、固定されている支軸5に対して回転軸4が
回転し得るよう構成されている。
【0021】一対のフランジ44の間には、インク保持
体3が支持され、インク保持体3の外周面上にはフィル
ム2が設けられ、フィルム2の軸方向の両端がフランジ
44の端面に固着されている。また、円筒部41の一端
にはインクローラ10を回転駆動するためのギア41a
が固定されている。
【0022】図3は、インク転写ローラ10を示す分解
斜視図である。図3に示すように、支軸5の外周面に
は、螺旋状の溝51が形成されている。支軸5の内部に
は、図示しないインク供給源に連結されたインク通路5
5が形成され、このインク通路55は溝51の一端に開
口54を有している。また、回転軸4の円筒部41に
は、支軸5とインク保持体3との間でインクを通過させ
るための多数の開口42が形成されている。
【0023】回転軸4が支軸5の回りを図中矢印D方向
に回転されると、インク通路55から支軸5周囲の螺旋
状の溝51に供給されたインクが、螺旋状の溝51に沿
って図中矢印E方向に流動する。即ち、インクローラ1
0の軸方向に均一にインクが導かれ、回転軸4の円筒部
41に形成された開口42を通ってインク保持体3(2
点鎖線で示す)に供給される。かくして、インクがイン
クローラ10の軸方向に均一に供給される。
【0024】なお、図2に示すように、支軸5の軸方向
両端部52、52は、支軸5の中心部に比べ径が所定量
だけ小さく形成され、両端部52、52には、インクロ
ーラ10からインク漏れを防ぐためのオイルシール56
が設けられている。
【0025】次に、本実施形態のインク転写プリンタに
よる画像形成の原理について説明する。図4にフィルム
2の微細構造を示す概略図である。フィルム2は、添加
物21を基材22に均一に分散して形成したものであ
る。添加物21はタルク等の無機物により形成され、基
材22はテフロン、シリコン樹脂等の樹脂またはゴムに
より形成される。また、添加物21と基材22の熱膨張
係数は異なっており、添加物21の熱膨張係数αと、基
材22の熱膨張係数βとは、α<βの関係にある。
【0026】図5に添加物と基材の境界面をを示す概略
図である。基材22の熱膨張係数βが添加物21の熱膨
張係数αよりも大きいため、添加物と基材22との境界
面をLとすると、境界面Lの基材22側が熱膨張によっ
て一点鎖線で示す境界面Aまで移動するのに対し、境界
面Lの添加物21側は二点鎖線で示す境界面Bまでしか
移動しない。即ち、境界面A、B間に隙間Gが形成され
る。なお、常温に戻ると、境界面A、Bが、それぞれ境
界面Lに戻るため、この隙間Gは消滅する。
【0027】図6に加熱時のフィルム2の微細構造を示
す概略図である。添加物21が均一に所定の密度で分散
されていると、熱膨張によって各添加物21の周囲に形
成される隙間同士がつながって開気孔Cを形成する。従
って、フィルム2を十分薄く形成し、サーマルヘッド
(図1)により図中Hで示す部分を加熱すると、加熱部
分に開気孔Cが形成される。
【0028】このような微細構造を持つフィルム2を用
いて画像を形成するプロセスを、図7に示す。図7
(a)に示すよう、にサーマルヘッド7の発熱体抵抗7
1によってフィルム2が加熱されると、加熱部分に開気
孔Cが形成される。インク保持体3に含浸されていたイ
ンクは、毛細管現象によって開気孔Cに入り込む。
【0029】インクローラ10が回転し、開気孔が形成
された部分が常温に近づくにつれ、開気孔は徐々に消滅
する。開気孔が消滅すると、図7(b)に示すように、
開気孔に入り込んだインクの一部がフィルム2の表面に
しみ状に取り残され、インクスポット(微細なインク溜
まり)Sを形成する。そして、このインクスポットS
は、図7(c)に示すように、フィルム2とプラテンロ
ーラ8との間で加圧され、記録紙Pに転写される。
【0030】以上のように構成されたインク転写プリン
タでは、図3に示すように、回転軸4が支軸5の回りを
図中矢印D方向に回転されることにより、インク通路5
5から支軸5の螺旋状の溝51に供給されたインクが、
螺旋状の溝51に沿って図中矢印E方向に流動し、円筒
部41の開口42からインク保持体3(2点鎖線で示
す)に供給される。そのため、インクローラ10の軸方
向に均一にインクが供給される。このように、インクを
インクローラ10の軸方向に均一に供給することによっ
て、インク消費量の多い部分と少ない部分のインク密度
を一様にすると共に、インク保持体に内圧を加えてロー
ラ表面へのインクの流れを促し、プリント濃度むらの発
生を防ぐことができる。
【0031】次に、上述のインク転写プリンタを採用し
たラインプリンタについて説明する。図8はラインプリ
ンタの内部構造を示す側断面図である。ラインプリンタ
1のハウジング11内には、前述のインクローラ10
と、プラテンローラ8が設けられている。なお、プラテ
ンローラ8は、図示しないばね部材によって、インクロ
ーラ10に対し所定の押圧力で押圧されている。
【0032】インクローラ10の下方には、発熱抵抗体
71を備えたサーマルヘッド7が配置されている。サー
マルヘッド7は、揺動軸72の回りに揺動可能に支持さ
れ、板ばね75によってインクローラ10に対し所定の
押圧力で押圧されている。また、ハウジング11の上面
には記録紙挿入口15が形成され、前面(図中右)には
記録紙排出口16が形成されている。
【0033】ハウジング11のほぼ中央部には、プリン
タ制御部Cを有する基板13が設けられている。基板1
3には、インクローラ10を回動するための駆動モータ
56が設けられている。駆動モータ56は、プリンタ制
御部Cにより制御され、図示しないギア列を回して図2
のギア41aを介してインクローラ10を回動する。ま
た、記録紙挿入口15からインクローラ10に向けて伸
びる案内面には記録紙Pの挿入を検知するためのフォト
センサ19が設けられている。なお、60はバッテリー
である。
【0034】図9は、ラインプリンタ1の制御系を示す
ブロック図である。プリンタ制御部Cには、コンピュー
タ等と接続される端子76からの画像情報、記録紙Pを
検知するフォトセンサ19からの信号、電源スイッチ7
7からの信号が入力される。そして、プリンタ制御部C
は、駆動モータ56の駆動制御を行うと共に、画像情報
に基づいてサーマルヘッド7の駆動制御を行う。
【0035】このように構成されたラインプリンタ1の
作動について説明する。図8に示すように、記録紙P
が、ラインプリンタ1の挿入口15から挿入され、案内
面に沿ってインクローラ10とプラテンローラ8との間
に導かれる。記録紙Pがフォトセンサ19によって検知
されると、プリンタ制御部C(図9)は、駆動モータ5
6を駆動してインクローラ10を所定の速度で回動する
と共に、画像情報に応じてサーマルヘッド7の発熱抵抗
体71を加熱するプリント制御を開始する。
【0036】この時、図3に示すように、インクローラ
10の回転軸4が支軸5に対して相対回転し、インクが
インク通路55から支軸5周囲の螺旋状の溝51に供給
され、更に螺旋状の溝51に沿って図中矢印E方向に流
動し、インクローラ10の軸方向に均一に配分され、円
筒部41の開口42からインク保持体3に供給される。
【0037】記録紙Pは、インクローラ10とプラテン
ローラ8との間で所定の押圧力で押圧されつつ、インク
ローラ10の回転により搬送される。インクローラ10
のフィルム2表面に、画像情報に応じて形成されたイン
クスポットが記録紙P上に転写されることによって、記
録紙に画像が形成される。転写が行われた記録紙は、排
出口16から排出される。
【0038】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。図10は、第2の実施形態のインク転写プリン
タを示す図である。第2の実施形態のインクローラ10
0は、第1の実施形態と同様のインク保持体3及びフィ
ルム2を有し、インク保持体3の内側に中空部141を
設け、この中空部141にインク溜まりができるよう構
成したものである。
【0039】図11は、インクローラ100の側断面図
である。第1の実施形態と異なり、回転軸140は、図
示しない軸受によって回転可能に支持されるものであ
る。そして、回転軸140の軸方向に所定間隔を開けて
一対のフランジ144が取り付けられ、この一対のフラ
ンジ144の間にインク保持体3が支持される。
【0040】さらに、回転軸140のの軸方向の複数箇
所には、半径方向に伸びる支柱142が周方向に間隔を
置いて複数個突設され、それらの支柱142によりイン
ク保持体3が支持されている。これにより、回転軸14
0とインク保持体3とフランジ144との間に中空部1
41が形成されている。
【0041】なお、回転軸140の内部にはインク通路
155が形成されており、インク通路155は中空部1
41に開口している。インク通路155には、キャップ
156が取り付けられ、このキャップ156を取り外す
ことにより、スポイトなどを使って中空部141にイン
クを供給することができる。また、インク通路155を
図示しないインク供給源に連結し、常時インクを供給す
ることもできる。
【0042】このように構成されたインク転写プリンタ
では、中空部141にできたインク溜まりの液面が重力
により水平になるため、(同じく水平に配置された)イ
ンクローラの軸方向にインクの密度が均一になる。従っ
て、第1実施形態と同様、インク消費量の多い部分と少
ない部分のインク密度を一様にすることができるため、
プリント濃度むらの発生を防ぐことができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
支軸とインク保持体との相対回転によりインクが螺旋溝
に沿って流動し、インク保持体に均一に供給するよう構
成したことにより、インク保持体のインク消費量の多い
部分と少ない部分でインク密度の差が無くなり、プリン
ト濃度むらを抑えることができる。また、インク保持体
の内側に中空部を設け、該中空部にインクが溜まるよう
構成したことにより、インク溜まりの液面が水平にな
り、インクローラの軸方向にインクの密度が均一になる
ため、インク保持体のインク消費量の多い部分と少ない
部分でインク密度の差が無くなり、プリント濃度むらを
抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のインク転写プリンタの実施形態の基
本構成を示す側断面図である。
【図2】 図1のインクローラの構成を示す断面図であ
る。
【図3】 図1のインクローラの回転軸と支軸の構成を
示す分解斜視図である。
【図4】 フィルムの構造を示す概略図である。
【図5】 フィルムにおける添加物と基材の境界を示す
概略図である。
【図6】 フィルムの構造を示す概略図である。
【図7】 画像形成のプロセスを示す概略図である。
【図8】 図1のインク転写プリンタを適用したライン
プリンタの基本構成を示す側断面図である。
【図9】 図8のラインプリンタの制御系を示すブロッ
ク図である。
【図10】 インク転写プリンタの第2の実施形態を示
す側断面図である。
【図11】 図10のインクローラの構成を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 ラインプリンタ 2 フィルム 3 インク保持体 4 回転軸 5 支軸 7 サーマルヘッド 8 プラテンローラ 10 インクローラ 41 支軸 42 開口 44 フランジ 51 溝 54 開口部 55 インク通路 140 回転軸 141 中空部 142 支柱 144 フランジ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを保持するインク保持体と、 該インク保持体を覆い、所定温度以上に加熱されると前
    記インクを透過し、常温では前記インクを透過しないフ
    ィルムと、を有するインクローラを用い、 該インクローラを回転させると共に、前記フィルムを画
    像情報に基づいて加熱することにより前記インクを選択
    的に透過させ、前記フィルムを透過した前記インクを記
    録紙に転写するインク転写プリンタであって、 前記インクローラを、該インクローラの内部に配置され
    た支軸により回転可能に支持し、 前記支軸の外周面に螺旋溝を形成すると共に、前記イン
    クローラ外部のインク供給手段と連通したインク通路を
    前記螺旋溝に開口させ、 前記支軸と前記インクローラとの相対回転により前記イ
    ンクが前記螺旋溝に沿って流動し、前記インク保持体に
    均一に供給されるよう構成されたインク転写プリンタ。
  2. 【請求項2】 前記インクローラは、前記支軸の外周面
    に対して摺動する内周面を持つと共に外周面で前記イン
    ク保持体を保持する円筒部材を有し、 前記円筒部材には、前記支軸と前記インク保持体との間
    でインクを連通させる開口が形成されていること、を特
    徴とする請求項1に記載のインク転写プリンタ。
  3. 【請求項3】 前記円筒部材は、前記インク保持体を軸
    方向両端から挟み込むよう配置された一対のフランジ部
    をさらに備えていること、を特徴とする請求項2に記載
    のインク転写プリンタ。
  4. 【請求項4】 前記支軸は前記プリンタに対し固定され
    ていること、を特徴とする請求項1から3のいずれかに
    記載のインク転写プリンタ。
  5. 【請求項5】 インクを保持するインク保持体と、 該インク保持体を覆い、所定温度以上に加熱されると前
    記インクを透過し、常温では前記インクを透過しないフ
    ィルムと、を有するインクローラを用い、 該インクローラを回転させると共に、前記フィルムを画
    像情報に基づいて加熱することにより前記インクを選択
    的に透過させ、前記フィルムを透過した前記インクを記
    録紙に転写するインク転写プリンタであって、 前記インク保持体の内部に中空部を設け、該中空部に前
    記インクが溜まるよう構成されたインク転写プリンタ。
  6. 【請求項6】 前記インクローラの回転軸には、前記イ
    ンク保持体を支持すると共に、前記回転軸と前記インク
    保持体との間に前記中空部を確保するための支柱が形成
    されていること、を特徴とする請求項5に記載のインク
    転写プリンタ。
  7. 【請求項7】 前記回転軸は、前記インク保持体を軸方
    向両端から挟み込むよう配置された一対のフランジ部を
    さらに備えていること、を特徴とする請求項6に記載の
    インク転写プリンタ。
  8. 【請求項8】 前記回転軸には、前記中空部に面して開
    口すると共に前記インクローラ外部に連通するインク通
    路が形成されていること、を特徴とする請求項6又は7
    に記載のインク転写プリンタ。
JP32467596A 1996-06-13 1996-11-20 インク転写プリンタ Pending JPH10147032A (ja)

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US08/873,565 US6145976A (en) 1996-06-13 1997-06-12 Ink transfer printer
US09/531,529 US6246426B1 (en) 1996-06-13 2000-03-21 Ink transfer printer
US09/531,528 US6304279B1 (en) 1996-06-13 2000-03-21 Ink transfer printer

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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