JPH10146376A - 温灸治療器 - Google Patents
温灸治療器Info
- Publication number
- JPH10146376A JPH10146376A JP31853996A JP31853996A JPH10146376A JP H10146376 A JPH10146376 A JP H10146376A JP 31853996 A JP31853996 A JP 31853996A JP 31853996 A JP31853996 A JP 31853996A JP H10146376 A JPH10146376 A JP H10146376A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main body
- incense stick
- effect
- heat
- far infrared
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Finger-Pressure Massage (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 家庭において容易に使用に供することができ
ると共に、良好な温熱効果を得られる温灸治療器を得
る。 【解決手段】 人体に固定するための粘着手段４を設け
た筒状の本体１よりなり、この本体の内周壁に線香２を
設けると共に、遠赤外線を放射する物質３を施す。
ると共に、良好な温熱効果を得られる温灸治療器を得
る。 【解決手段】 人体に固定するための粘着手段４を設け
た筒状の本体１よりなり、この本体の内周壁に線香２を
設けると共に、遠赤外線を放射する物質３を施す。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本願発明は、温灸治療器に関
し、より詳細には家庭において容易に使用に供すること
ができると共に、良好な温熱効果を得られる温灸治療器
に関する。
し、より詳細には家庭において容易に使用に供すること
ができると共に、良好な温熱効果を得られる温灸治療器
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、温灸治療方法は周知のところであ
り、例えば艾（もぐさ）を利用するものとしては、図４
乃至図６に示すものがある。
り、例えば艾（もぐさ）を利用するものとしては、図４
乃至図６に示すものがある。
【０００３】図４のものは、鍼１０の頭部に艾１１を取
付け、この艾１１を燃焼し、この熱を鍼に伝えて治療の
つぼを刺激する。
付け、この艾１１を燃焼し、この熱を鍼に伝えて治療の
つぼを刺激する。
【０００４】図５のものは、紙製の台２０上に艾２１を
載置し、この台２０を介して患部を艾の熱により加熱治
療する。
載置し、この台２０を介して患部を艾の熱により加熱治
療する。
【０００５】図６のものは、筒３０を患部に載せ、この
筒３０に艾３１を詰めて燃焼し、同時に艾３１と筒３０
の中心に鍼３２を挿通して患部のつぼを鍼と艾の熱によ
り治療する。
筒３０に艾３１を詰めて燃焼し、同時に艾３１と筒３０
の中心に鍼３２を挿通して患部のつぼを鍼と艾の熱によ
り治療する。
【０００６】一方、線香を用いるものとしては本願発明
者による実開平７−１５０４３号公報記載のものがあ
る。
者による実開平７−１５０４３号公報記載のものがあ
る。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術におい
て、図４に示すものは、治療中、鍼上部に取り付けた燃
焼中の艾１１が皮膚上に落下し火傷する危険があった。
て、図４に示すものは、治療中、鍼上部に取り付けた燃
焼中の艾１１が皮膚上に落下し火傷する危険があった。
【０００８】図５に示すものは、治療中、過度の熱が皮
膚に伝わるために火脹れ等を生じさせるおそれがあり、
又、それを避けるために台２０を移動させようとすると
艾２１が皮膚上に落下するおそれがあった。
膚に伝わるために火脹れ等を生じさせるおそれがあり、
又、それを避けるために台２０を移動させようとすると
艾２１が皮膚上に落下するおそれがあった。
【０００９】図６に示すものは、治療中、鍼と艾の燃焼
熱が直接皮膚に加わり、熱くても鍼を刺している関係
上、艾の位置を移動できない欠点があった。
熱が直接皮膚に加わり、熱くても鍼を刺している関係
上、艾の位置を移動できない欠点があった。
【００１０】そして、以上の方法に共通する問題点は艾
の分量の調節が難しく、これが素人が家庭で自ら温灸治
療を行う場合の大きなネックとなっていた。
の分量の調節が難しく、これが素人が家庭で自ら温灸治
療を行う場合の大きなネックとなっていた。
【００１１】以上の従来技術の問題を解消するために、
本願出願人は線香を使用するという全く新たな発想に基
づく温灸治療器を提案したが（先に挙げた実開平７−１
５０４３号公報記載）、本願発明はこの温灸治療器をよ
り効率のよいものに改良することを目的として創作され
たものである。
本願出願人は線香を使用するという全く新たな発想に基
づく温灸治療器を提案したが（先に挙げた実開平７−１
５０４３号公報記載）、本願発明はこの温灸治療器をよ
り効率のよいものに改良することを目的として創作され
たものである。
【００１２】
【課題を解決するための手段】すなわち、本願発明の温
灸治療器は人体に固定するための粘着手段を設けた筒状
の本体よりなり、この本体の内周壁に線香を設けると共
に、遠赤外線を放射する物質を施したことを特徴とす
る。
灸治療器は人体に固定するための粘着手段を設けた筒状
の本体よりなり、この本体の内周壁に線香を設けると共
に、遠赤外線を放射する物質を施したことを特徴とす
る。
【００１３】
【実施例】図１及び図２は本願発明の第１実施例を示
す。図中符号１は筒状の本体であり、厚紙により構成さ
れる。
す。図中符号１は筒状の本体であり、厚紙により構成さ
れる。
【００１４】図中符号２は線香であり、この実施例にお
いては本体の内周壁に一端を接着することにより固定さ
れる。
いては本体の内周壁に一端を接着することにより固定さ
れる。
【００１５】図中符号３は遠赤外線を放射する物質であ
り、この実施例では遠赤外線放射材料からなるシートを
採用し、このシートを本体１の内周壁の全面又は一部
（この実施例においては一部）に貼着しているが、遠赤
外線を放射する物質を施す手段はこれに限らず、例えば
遠赤外線放射材料からなる塗料を本体１の内周壁に直接
塗布してもよいことは勿論である。
り、この実施例では遠赤外線放射材料からなるシートを
採用し、このシートを本体１の内周壁の全面又は一部
（この実施例においては一部）に貼着しているが、遠赤
外線を放射する物質を施す手段はこれに限らず、例えば
遠赤外線放射材料からなる塗料を本体１の内周壁に直接
塗布してもよいことは勿論である。
【００１６】図中符号４は本体１を人体に固定するため
の粘着手段であり、この実施例においては本体１の裏面
に粘着層を設けることにより粘着手段としている。尚、
図中符号５はこの粘着層の保護紙であり、使用にあたっ
ては剥離される。
の粘着手段であり、この実施例においては本体１の裏面
に粘着層を設けることにより粘着手段としている。尚、
図中符号５はこの粘着層の保護紙であり、使用にあたっ
ては剥離される。
【００１７】図３は本願発明の第２実施例を示す。図中
符号１は筒状の本体であり、厚紙により構成される。
符号１は筒状の本体であり、厚紙により構成される。
【００１８】この実施例においては線香２は本体１に対
して着脱自在に用意されるものである。即ち、線香２は
本体の周壁に貫通したゴム製のブッシュを有する孔７に
嵌挿し、摩擦力により保持されることにより本体に固定
される。
して着脱自在に用意されるものである。即ち、線香２は
本体の周壁に貫通したゴム製のブッシュを有する孔７に
嵌挿し、摩擦力により保持されることにより本体に固定
される。
【００１９】図中符号６は本体１を人体に固定するため
の粘着手段であり、この実施例においては粘着テープの
一端を本体２の外周壁に粘着させ、他端を人体に粘着さ
せている。
の粘着手段であり、この実施例においては粘着テープの
一端を本体２の外周壁に粘着させ、他端を人体に粘着さ
せている。
【００２０】本願発明によれば、線香に点火し、治療患
部のつぼの位置に治療器を位置させて粘着手段により固
定することにより、加熱によりつぼ及びこれが周囲を温
灸治療する作用を生じる。
部のつぼの位置に治療器を位置させて粘着手段により固
定することにより、加熱によりつぼ及びこれが周囲を温
灸治療する作用を生じる。
【００２１】この場合、線香は筒状の本体に保持された
状態で燃焼し発熱するものであり、線香の位置と患部間
には空気層があるために、線香の熱は輻射熱となって心
地よい温灸治療効果を与える。そして、本体には遠赤外
線を放射する物質が施されているのであるから、線香の
熱により遠赤外線が万遍なく放射されることとなり、線
香の熱量をそれほど高めなくとも十分な温熱効果が得ら
れる作用を生じる。
状態で燃焼し発熱するものであり、線香の位置と患部間
には空気層があるために、線香の熱は輻射熱となって心
地よい温灸治療効果を与える。そして、本体には遠赤外
線を放射する物質が施されているのであるから、線香の
熱により遠赤外線が万遍なく放射されることとなり、線
香の熱量をそれほど高めなくとも十分な温熱効果が得ら
れる作用を生じる。
【００２２】尚、以上の実施例において、本体１又は線
香２に加熱により香り成分が揮散される香料を施しても
よく、例えばハーブから抽出したエッセンスを施してお
けば一つの熱源で温灸効果とアロマテラピー効果の複合
的な効果を得ることができる。この場合、香料を施す手
段としては本体の場合は予め香料に浸漬する等の、又、
線香の場合には香料を予め練り込む等の手段が想定し得
る。
香２に加熱により香り成分が揮散される香料を施しても
よく、例えばハーブから抽出したエッセンスを施してお
けば一つの熱源で温灸効果とアロマテラピー効果の複合
的な効果を得ることができる。この場合、香料を施す手
段としては本体の場合は予め香料に浸漬する等の、又、
線香の場合には香料を予め練り込む等の手段が想定し得
る。
【００２３】
【発明の効果】以上のように構成される本願発明は次の
特有の効果を奏する。 筒状の本体の中途に線香を保持するので、線香の加熱
面と患部間に空気層ができ、この熱は輻射熱となると共
に、遠赤外線を放射する物質により遠赤外線効果も生
じ、線香の熱量をいたずらに高くしなくとも十分な温熱
効果が得られ、家庭において初心者でも違和感なく使用
できる温灸治療器が実現される。
特有の効果を奏する。 筒状の本体の中途に線香を保持するので、線香の加熱
面と患部間に空気層ができ、この熱は輻射熱となると共
に、遠赤外線を放射する物質により遠赤外線効果も生
じ、線香の熱量をいたずらに高くしなくとも十分な温熱
効果が得られ、家庭において初心者でも違和感なく使用
できる温灸治療器が実現される。
【００２４】線香の本体に対する取り付け位置の高さ
を違えた複数種の温灸治療器を用意することにより、温
熱の度合いを違えた複数種の温灸治療器を提供すること
が可能となる。
を違えた複数種の温灸治療器を用意することにより、温
熱の度合いを違えた複数種の温灸治療器を提供すること
が可能となる。
【００２５】熱源は本体に固定した線香なので、例え
ば熱過ぎる場合などに本体を患部からずらしても不用意
に皮膚上に落下することがなく、素人でも安心して使用
できる温灸治療器が実現される。
ば熱過ぎる場合などに本体を患部からずらしても不用意
に皮膚上に落下することがなく、素人でも安心して使用
できる温灸治療器が実現される。
【００２６】上記の場合、本体は粘着手段により人体
に固定されているので、不用意に移動するおそれがな
く、しかも必要に応じ用意に移動することが可能とな
る。
に固定されているので、不用意に移動するおそれがな
く、しかも必要に応じ用意に移動することが可能とな
る。
【００２７】極めて簡易な構成であり、しかも本体は
紙製なので、以上の使い勝手の良さと相まって、素人が
家庭において手軽に使用できる使い捨てタイプの温灸治
療器が実現される。
紙製なので、以上の使い勝手の良さと相まって、素人が
家庭において手軽に使用できる使い捨てタイプの温灸治
療器が実現される。
【００２８】実施例のように、本体又は線香にハーブ
から抽出したエッセンスを施しておけば一つの熱源で温
灸効果とアロマテラピー効果の複合的な効果を得ること
ができ、この場合、アロマテラピー効果により患者はリ
ラックスし筋肉も弛緩し、これに対して温灸治療がなさ
れるので単なる効果の総和を超えた特有の治療効果を得
ることが可能となる。
から抽出したエッセンスを施しておけば一つの熱源で温
灸効果とアロマテラピー効果の複合的な効果を得ること
ができ、この場合、アロマテラピー効果により患者はリ
ラックスし筋肉も弛緩し、これに対して温灸治療がなさ
れるので単なる効果の総和を超えた特有の治療効果を得
ることが可能となる。
【図１】本願発明の温灸治療器の第１実施例の斜視図。
【図２】同上、裏面から観察した斜視図。
【図３】本願発明の温灸治療器の第２実施例の斜視図。
【図４】従来技術の治療方法の斜視図。
【図５】従来技術の治療方法の斜視図。
【図６】従来技術の治療方法の斜視図。
１ 本体 ２ 線香 ３ 遠赤外線を放射する物質 ４ 粘着手段
Claims (2)
- 【請求項１】 人体に固定するための粘着手段を設けた
筒状の本体よりなり、この本体の内周壁に線香を設ける
と共に、遠赤外線を放射する物質を施したことを特徴と
する温灸治療器。 - 【請求項２】 筒状の本体又は線香に加熱により香り成
分が揮散される香料を施した請求項１記載の温灸治療
器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31853996A JPH10146376A (ja) | 1996-11-15 | 1996-11-15 | 温灸治療器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31853996A JPH10146376A (ja) | 1996-11-15 | 1996-11-15 | 温灸治療器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10146376A true JPH10146376A (ja) | 1998-06-02 |
Family
ID=18100261
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31853996A Pending JPH10146376A (ja) | 1996-11-15 | 1996-11-15 | 温灸治療器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10146376A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11347099A (ja) * | 1998-06-11 | 1999-12-21 | Yamasho:Kk | 灸治療具 |
| CN103933668A (zh) * | 2013-12-20 | 2014-07-23 | 庞德兴 | 一种艾红外光谱治疗仪 |
| CN105878008A (zh) * | 2016-04-14 | 2016-08-24 | 成都佳美嘉科技有限公司 | 新型理疗艾灸器 |
| CN107280966A (zh) * | 2017-07-19 | 2017-10-24 | 深圳市中新浩医学科技有限公司 | 采用远红外线点燃艾球的燃烧室及方法、艾灸理疗装置 |
-
1996
- 1996-11-15 JP JP31853996A patent/JPH10146376A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11347099A (ja) * | 1998-06-11 | 1999-12-21 | Yamasho:Kk | 灸治療具 |
| CN103933668A (zh) * | 2013-12-20 | 2014-07-23 | 庞德兴 | 一种艾红外光谱治疗仪 |
| CN105878008A (zh) * | 2016-04-14 | 2016-08-24 | 成都佳美嘉科技有限公司 | 新型理疗艾灸器 |
| CN107280966A (zh) * | 2017-07-19 | 2017-10-24 | 深圳市中新浩医学科技有限公司 | 采用远红外线点燃艾球的燃烧室及方法、艾灸理疗装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US8016868B2 (en) | Reflective heat patch | |
| US4090517A (en) | Medical appliance | |
| JP4084903B2 (ja) | 遠赤外線加熱装置 | |
| JPH10146376A (ja) | 温灸治療器 | |
| KR200440662Y1 (ko) | 뜸기 | |
| KR101053449B1 (ko) | 뜸기 받침대 | |
| KR20110008282U (ko) | 황토 용기 온구기 | |
| KR102417728B1 (ko) | 휴대용 온열 치료기 | |
| JPS62286472A (ja) | 健康具 | |
| US20110084054A1 (en) | Massage stone warming apparatus | |
| KR100494716B1 (ko) | 쑥찜기 | |
| KR20050059386A (ko) | 건식훈증기를 구비한 한방헬스 의자 | |
| KR20100005606U (ko) | 시침공(施鍼孔), 뜸봉요(凹), 향요(香凹)를 장설한흡착고정식 시침온구기(施針溫灸器). | |
| JP2004016778A (ja) | 温灸用具 | |
| JP2592298Y2 (ja) | 鍼及び温灸治療器 | |
| JPH039735Y2 (ja) | ||
| CN213219115U (zh) | 一种艾灸仪 | |
| JPS6118910Y2 (ja) | ||
| KR20130063899A (ko) | 일회용 쑥뜸 장치 | |
| KR200311124Y1 (ko) | 쑥찜기 | |
| KR20100000449U (ko) | 발관리 기구 | |
| JPH038289Y2 (ja) | ||
| KR20070078758A (ko) | 마스크 찜질팩 원적외선 온열기 | |
| JPH071145Y2 (ja) | 灸 具 | |
| JPS63279848A (ja) | 遠赤外線併用灸治療装置 |