JPH10146252A - 額縁兼用鏡 - Google Patents

額縁兼用鏡

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JPH10146252A
JPH10146252A JP30529596A JP30529596A JPH10146252A JP H10146252 A JPH10146252 A JP H10146252A JP 30529596 A JP30529596 A JP 30529596A JP 30529596 A JP30529596 A JP 30529596A JP H10146252 A JPH10146252 A JP H10146252A
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JP
Japan
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mirror
transparent plate
illustration
transparent
sided
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP30529596A
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English (en)
Inventor
Makio Futamura
眞貴夫 二村
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NIMURA DESIGN KK
Original Assignee
NIMURA DESIGN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鏡を額縁としても利用可能とし、鏡のより一
層の有効利用を図ること。 【解決手段】 有色透明なイラストを有する透明板1
と、透明板1より一回り大きく形成されると共に透明板
1の裏面側に配される第1の鏡2と、第1の鏡2に取り
付けられる第1の保持部材3であって、透明板1を左右
方向へ回動可能に保持し、透明板1と第1の鏡2とを近
接対面させると共に、透明板1と第1の鏡2との近接対
面状態を解除する第1の保持部材3とを有する。透明板
1と第1の鏡2とが近接対面している時、透明板1のイ
ラストに対して第1の鏡2に映るイラストの虚像が重な
り、イラストを立体的に見せるよう構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、額縁としての機能
を併せもつ鏡である額縁兼用鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、鏡は光の反射を利用して形、姿
を映して見るための道具として使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、鏡をこのよう
な道具としてのみ使用するだけでなく、他の何らかの用
途にも使用することができれば鏡のより一層の有効利用
が図れることになる。
【0004】本発明は、上記の点に鑑み、鏡を額縁とし
ても利用可能とし、鏡のより一層の有効利用を図ること
を目的とする。なお、本明細書にいう「イラスト」と
は、図形、絵画等を含む広い範囲を意味するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の額縁兼用鏡は、
請求項1に記載されるように、有色透明なイラストを有
する透明板と、前記透明板より一回り大きく形成される
と共に前記透明板の裏面側に配される第1の鏡と、前記
第1の鏡に取り付けられる第1の保持部材であって、前
記透明板を左右方向へ回動可能に保持し、前記透明板と
第1の鏡とを近接対面させると共に、前記透明板と前記
第1の鏡との近接対面状態を解除する第1の保持部材と
を有し、前記透明板と前記第1の鏡とが近接対面してい
る時、前記透明板の前記イラストに対して前記第1の鏡
に映る前記イラストの虚像が重なり、前記イラストを立
体的に見せるよう構成されることを特徴とする。
【0006】また、本発明の額縁兼用鏡は、請求項2に
記載されるように、請求項1に記載の額縁兼用鏡におい
て、前記第1の鏡は両面鏡であると共に、前記第1の鏡
より一回り大きく形成されると共に前記第1の鏡の裏面
側に配される第2の鏡と、前記第2の鏡に取り付けられ
る第2の保持部材であって、前記第1の鏡を左右方向へ
回動可能に保持し、前記第1の鏡と前記第2の鏡とを近
接対面させると共に、前記第1の鏡と前記第2の鏡との
近接対面状態を解除する第2の保持部材とを有すること
を特徴とする。
【0007】また、本発明の額縁兼用鏡は、請求項3に
記載されるように、請求項2に記載の額縁兼用鏡におい
て、前記第2の鏡は両面鏡であると共に、前記第2の鏡
より一回り大きく形成されると共に前記第2の鏡の裏面
側に配される第3の鏡と、前記第3の鏡の前記第2の保
持部材の取付位置とは左右反対側の位置に取り付けられ
る第3の保持部材であって、前記第2の鏡を左右方向へ
回動可能に保持し、前記第2の鏡と前記第3の鏡とを近
接対面させると共に、前記第2の鏡と前記第3の鏡との
近接対面状態を解除する第3の保持部材とを有すること
を特徴とする。
【0008】また、本発明の額縁兼用鏡は、請求項4に
記載されるように、各々、有色透明なイラストを有する
左右一対の透明板と、各々、対応する透明板より一回り
大きく形成されると共に対応する透明板の裏面側に配さ
れる左右一対の両面鏡からなる第1の鏡と、各々、対応
する第1の鏡に取り付けられ、対応する透明板を互いに
左右反対方向へ回動可能に保持し、対応する透明板と対
応する第1の鏡とを近接対面させると共に、対応する透
明板と対応する第1の鏡との近接対面状態を解除する左
右一対の第1の保持部材と、前記左右一対の第1の鏡よ
り一回り大きく形成されると共に前記左右一対の第1の
鏡の裏面側に配される第2の鏡と、各々、前記第2の鏡
に取り付けられ、対応する第1の鏡を互いに左右反対方
向へ回動可能に保持し、対応する第1の鏡と第2の鏡と
を近接対面させると共に、対応する第1の鏡と前記第2
の鏡との近接対面状態を解除する左右一対の第2の保持
部材とを有し、対応する透明板と対応する第1の鏡とが
近接対面している時、対応する透明板の前記イラストに
対して対応する第1の鏡に映る前記イラストの虚像が重
なり、前記イラストを立体的に見せるよう構成されるこ
とを特徴とする。
【0009】また、本発明の額縁兼用鏡は、請求項5に
記載されるように、請求項1、2、3、4のいずれかに
記載の額縁兼用鏡において、前記イラストは前記透明板
に配設される透明フィルムに描かれていることを特徴と
する。
【0010】
【発明の作用効果】請求項1に記載の本発明の第1の額
縁兼用鏡において、透明板が第1の鏡と近接対面状態に
ある時には、透明板の有色透明なイラストが第1の鏡に
映り、この第1の鏡に映ったイラストの虚像が透明板の
イラストと重なり合い、イラストが立体的に見える。
【0011】また、鏡の使用者(以下、イラスト観賞者
ともいう。)が透明板を左右方向へ回動操作して透明板
と第1の鏡との近接対面状態を解除し第1の鏡の表面を
露出させるようにすると、第1の鏡の表面による通常の
一面鏡として使用できる。
【0012】従って、本発明の第1の額縁兼用鏡による
と鏡を額縁としても利用可能になり、鏡のより一層の有
効利用を図ることができる。
【0013】請求項2に記載の本発明の第2の額縁兼用
鏡において、透明板が第1の鏡と近接対面状態にある時
には、透明板のイラストが第1の鏡に映り、この第1の
鏡に映ったイラストの虚像が透明板のイラストと重なり
合い、イラストが立体的に見える。
【0014】また、鏡の使用者が透明板を左右方向へ回
動操作して透明板と第1の鏡との近接対面状態を解除し
第1の鏡の表面を露出させるようにすると、第1の鏡の
表面による通常の一面鏡として使用できる。
【0015】また、鏡の使用者が両面鏡からなる第1の
鏡を左右方向へ回動操作して第1の鏡と第2の鏡との近
接対面状態を解除し第1の鏡の裏面と第2の鏡の表面と
を露出させるようにすると、第1の鏡の裏面と第2の鏡
の表面とによる通常の二面鏡として使用できる。
【0016】請求項3に記載の本発明の第3の額縁兼用
鏡において、透明板が第1の鏡と近接対面状態にある時
には、透明板のイラストが第1の鏡に映り、この第1の
鏡に映ったイラストの虚像が透明板のイラストと重なり
合い、イラストが立体的に見える。
【0017】また、鏡の使用者が透明板を左右方向へ回
動操作して透明板と第1の鏡との近接対面状態を解除し
第1の鏡の表面を露出させるようにすると、第1の鏡の
表面による通常の一面鏡として使用できる。
【0018】また、鏡の使用者が両面鏡からなる第1の
鏡を左右方向へ回動操作して第1の鏡と第2の鏡との近
接対面状態を解除し第1の鏡の裏面と第2の鏡の表面と
を露出させるようにすると、第1の鏡の裏面と第2の鏡
の表面とによる通常の二面鏡として使用できる。
【0019】また、鏡の使用者が両面鏡からなる第1の
鏡を左右方向へ回動操作して第1の鏡と第2の鏡との近
接対面状態を解除し第1の鏡の裏面を露出させると共に
両面鏡からなる第2の鏡を左右方向へ回動操作して第2
の鏡と第3の鏡との近接対面状態を解除し第2の鏡の裏
面と第3の鏡の表面とを露出させるようにすると、第1
の鏡の裏面と第2の鏡の裏面と第3の鏡の表面とによる
通常の三面鏡として使用できる。
【0020】さらに、イラスト観賞側から見て最も奥に
位置する第3の鏡が最も大きく形成され、第3の鏡の直
前に位置する第2の鏡が第3の鏡の次に大きく、第2の
鏡の直前に位置する第1の鏡が第2の鏡の次に大きく、
第1の鏡の直前に位置する透明板が最も小さく形成され
ているため、イラスト観賞者の見る角度によって、イラ
ストの周囲が鏡の反射作用によってきらきらと宝石のよ
うに輝いて見え、輝く額縁としての効果も発揮できる。
【0021】請求項4に記載の本発明の第4の額縁兼用
鏡において、対応する透明板が対応する第1の鏡と近接
対面状態にある時には、対応する透明板のイラストが対
応する第1の鏡に映り、この第1の鏡に映ったイラスト
の虚像が透明板のイラストと重なり合い、イラストが立
体的に見える。
【0022】また、鏡の使用者が透明板を左右方向へ回
動操作して当該透明板と当該透明板に対応する第1の鏡
との近接対面状態を解除し当該第1の鏡の表面を露出さ
せるようにすると、当該第1の鏡の表面による通常の一
面鏡として使用できる。
【0023】また、鏡の使用者が両面鏡からなる左右一
対の第1の鏡のいずれか一方を左右方向へ回動操作して
当該第1の鏡と第2の鏡との近接対面状態を解除し当該
第1の鏡の裏面と第2の鏡の表面とを露出させるように
すると、当該第1の鏡の裏面と第2の鏡の表面とによる
通常の二面鏡として使用できる。
【0024】また、鏡の使用者が両面鏡からなる左右一
対の第1の鏡を互いに左右反対方向へ回動操作して左右
一対の第1の鏡と第2の鏡との近接対面状態を解除し左
右一対の第1の鏡の裏面と第2の鏡の表面とを露出させ
るようにすると、左右一対の第1の鏡の裏面と第2の鏡
の表面とによる通常の三面鏡として使用できる。
【0025】請求項5に記載の本発明の第4の額縁兼用
鏡によると、有色透明なイラストが描かれた透明フィル
ムは接着剤等を用いて透明板に簡単に添着したり、剥す
ことができるため、イラストの変更を極めて簡単に行な
うことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。
【0027】(1)第1実施例 図1は第1実施例による額縁兼用鏡を示し、(A)は一
面鏡として使用する時の斜視図、(B)は額縁として使
用する時の正面図、(C)は同じく額縁として使用する
時の底面図である。
【0028】図1に示すように、第1実施例による額縁
兼用鏡は、ガラス又はアクリル樹脂等からなる透明板1
と、透明板1の裏面側に配される第1の鏡2と、第1の
鏡2に取り付けられ透明板1を保持する第1の保持部材
3、3と、透明板1の表面に設けられた第1の摘み4
と、透明板1の裏面に設けられた第1のストッパー5と
を備える。
【0029】透明板1は有色透明なイラストを有してい
る。例えば、透明板1が一枚板からなる場合には、透明
板本体1Aの表面1a、裏面1b又は両面に、有色透明
なイラストが描かれた透明フィルム1Bが接着剤等を用
いて添着されている。また、透明板1が複数枚の合わせ
板からなる場合には、有色透明なイラストが描かれた透
明フィルム1Bが複数枚の透明板本体1Aの合わせ面に
埋設されている。
【0030】第1の鏡2は透明板1より一回り大きく形
成されており、透明板1は第1の鏡2の周囲に余白箇所
2aが残るよう配されている。
【0031】第1の保持部材3、3は、第1の鏡2の左
右いずれかの端部に取り付けられた第1の蝶番からな
る。第1の蝶番3、3は、透明板1を左右方向へ回動可
能即ち左右方向へ開閉可能に保持し、透明板1と第1の
鏡2とを図1(C)図示の間隔aで示すように近接対面
させると共に、透明板1と第1の鏡2との近接対面状態
を解除するものである。
【0032】また、第1のストッパー5は、ゴム等緩衝
部材からなり、透明板1の第1の鏡2の表面2bへの衝
突を防止すると共に透明板1と第1の鏡2との近接対面
状態を保つものである。なお、第1のストッパー5は、
透明板1と第1の鏡2の両方にそれぞれ設けられた一対
の緩衝部材から構成してもよく、この場合、磁石の吸着
作用を発揮し得るよう磁性粉末等を設けて構成すること
が好ましい。
【0033】上記のように構成された額縁兼用鏡は、図
1(B)、(C)に示すように透明板1を第1の鏡2に
近接対面させてイラスト入り額縁として使用すると共
に、図1(A)に示すように透明板1と第1の鏡2との
近接対面状態を解除して通常の一面鏡として使用され
る。
【0034】すなわち、透明板1が図1(B)、(C)
に示すように第1の鏡2と近接対面状態にある時は、第
1の鏡2においてイラストを有する透明板1の周囲に余
白箇所2aが形成されるため、第1の鏡2は額縁として
機能する。このような額縁としての使用時、透明板1の
有色透明なイラストは第1の鏡2に映り、この第1の鏡
2に映ったイラストの虚像と透明板1の有色透明なイラ
ストとが重なり合い、イラストは立体的に見える。
【0035】一方、鏡の使用者が透明板1を図1(A)
に示すように左右方向へ回動操作して透明板1と第1の
鏡2との近接対面状態を解除し第1の鏡2の表面2bを
露出させるようにすると、第1の鏡2の表面2bにより
通常の一面鏡として使用できる。
【0036】従って、第1実施例の額縁兼用鏡による
と、鏡を額縁としても利用可能になり、鏡のより一層の
有効利用を図ることができる。また、有色透明なイラス
トが描かれた透明フィルムは接着剤等を用いて透明板に
簡単に添着したり、剥すことができるため、イラストの
変更を極めて簡単に行なうことができる。
【0037】(2)第2実施例 図2は第2実施例による額縁兼用鏡を示し、(A)は二
面鏡として使用する時の斜視図、(B)は額縁として使
用する時の正面図、(C)は同じく額縁として使用する
時の底面図である。
【0038】図2に示すように、第2実施例による額縁
兼用鏡は、上述した第1実施例による額縁兼用鏡におけ
る第1の鏡2を両面鏡により構成すると共に、第1実施
例による額縁兼用鏡に対し、第2の鏡6と第2の保持部
材7、7、7と第2の摘み8、8と第2のストッパー
9、9とを構成要素として追加したことを特徴としてい
る。
【0039】ここで、第2の鏡6は、第1の鏡2より一
回り大きく形成されると共に第1の鏡2の裏面側に配さ
れている。また、第2の保持部材7、7、7は、第2の
鏡6に取り付けられ第1の鏡2を保持するものである。
第2の保持部材7、7、7は、第2の鏡6の左右いずれ
かの端部に取り付けられた第2の蝶番からなる。第2の
蝶番7、7、7は、第1の鏡2を左右方向へ回動可能換
言すると左右方向へ開閉可能に保持し、第1の鏡2と第
2の鏡6とを図2(C)図示間隔bで示すように近接対
面させると共に、第1の鏡2と第2の鏡6との近接対面
状態を解除するものである。また、第2のストッパー
9、9は、ゴム等緩衝部材からなり、第1の鏡2の第2
の鏡6の表面6aへの衝突を防止すると共に第1の鏡2
と第2の鏡6との近接対面状態を保つものである。
【0040】上記のように構成された第2実施例による
額縁兼用鏡において、透明板1が図2(B)、(C)に
示すように第1の鏡2と近接対面状態にある時は、第1
の鏡2においてイラストを有する透明板1の周囲に余白
箇所2aが形成され、また、第2の鏡6において第1の
鏡2の周囲に余白箇所6bが形成されるため、第1の鏡
2及び第2の鏡6は額縁として機能する。このような額
縁としての使用時、透明板1のイラストが第1の鏡2に
映り、この第1の鏡2に映ったイラストの虚像が透明板
1のイラストと重なり合い、イラストが立体的に見え
る。
【0041】また、鏡の使用者が、第1実施例と同様
に、透明板1を左右方向へ回動操作して透明板1と第1
の鏡2との近接対面状態を解除し第1の鏡2の表面を露
出させるようにすると、第1の鏡2の表面2bによる通
常の一面鏡として使用できる。
【0042】また、鏡の使用者が両面鏡からなる第1の
鏡2を図2(A)に示すように左右方向へ回動操作して
第1の鏡2と第2の鏡6との近接対面状態を解除し第1
の鏡2の裏面2cと第2の鏡6の表面6aとを露出させ
るようにすると、第1の鏡2の裏面2cと第2の鏡6の
表面6aとによる通常の二面鏡として使用できる。
【0043】従って、第2実施例の額縁兼用鏡による
と、一面鏡、二面鏡として使用可能な鏡を額縁としても
利用可能になり、鏡のより一層の有効利用を図ることが
できる。
【0044】(3)第3実施例 図3は第3実施例による額縁兼用鏡を示し、(A)は二
面鏡として使用する時の斜視図、(B)は額縁として使
用する時の正面図、(C)は同じく額縁として使用する
時の底面図である。
【0045】図3に示すように、第3実施例による額縁
兼用鏡は、上述した第2実施例による額縁兼用鏡におい
て、第2の鏡6を両面鏡により構成すると共に、第2実
施例による額縁兼用鏡に対し、第3の鏡10と第3の保
持部材11、11、11と第3の摘み12、12と第3
のストッパー13、13とを構成要素として追加したこ
とを特徴としている。
【0046】ここで、第3の鏡10は、第2の鏡6より
一回り大きく形成されると共に第2の鏡6の裏面側に配
されている。また、第3の保持部材11、11、11
は、第3の鏡10に取り付けられ第2の鏡6を保持する
ものである。第3の保持部材11、11、11は、第3
の鏡10の表面10aにおいて第2の蝶番7、7、7の
取付位置とは左右反対側の位置に取り付けらた第3の蝶
番からなる。第3の蝶番11、11、11は、第2の鏡
6を左右方向へ回動可能換言すると左右方向へ開閉可能
に保持し、第2の鏡6と第3の鏡10とを図3(C)図
示間隔cで近接対面させると共に、第2の鏡6と第3の
鏡10との近接対面状態を解除するものである。また、
第3のストッパー13、13は、ゴム等緩衝部材からな
り、第2の鏡6の第3の鏡10の表面10aへの衝突を
防止すると共に第2の鏡6と第3の鏡10との近接対面
状態を保つものである。
【0047】上記のように構成された第3実施例による
額縁兼用鏡において、透明板1が図3(B)、(C)に
示すように第1の鏡2と近接対面状態にある時には、第
1の鏡2においてイラストを有する透明板1の周囲に余
白箇所2aが形成され、また、第2の鏡6において第1
の鏡2の周囲に余白箇所6bが形成され、また、第3の
鏡10において第2の鏡6の周囲に余白箇所10bが形
成されるため、第1の鏡2、第2の鏡6及び第3の鏡1
0は額縁として機能する。このような額縁としての使用
時、透明板1のイラストが第1の鏡2に映り、この第1
の鏡2に映ったイラストの虚像が透明板1の有色透明の
イラストと重なり合い、イラストが立体的に見える。
【0048】また、鏡の使用者が透明板1を左右方向へ
回動操作して透明板1と第1の鏡2との近接対面状態を
解除し第1の鏡2の表面2bを露出させるようにする
と、第1の鏡2の表面2bによる通常の一面鏡として使
用できる。
【0049】また、鏡の使用者が両面鏡からなる第1の
鏡2を図3(A)に示すように左右方向へ回動操作して
第1の鏡2と第2の鏡6との近接対面状態を解除し第1
の鏡2の裏面2cと第2の鏡6の表面6aとを露出させ
るようにすると、第1の鏡2の裏面2cと第2の鏡6の
表面6aとによる通常の二面鏡として使用できる。
【0050】また、鏡の使用者が両面鏡からなる第1の
鏡2を左右方向へ回動操作して第1の鏡2と第2の鏡6
との近接対面状態を解除し第1の鏡2の裏面2cを露出
させると共に両面鏡からなる第2の鏡6を左右方向へ回
動操作して第2の鏡6と第3の鏡10との近接対面状態
を解除し第2の鏡6の裏面6cと第3の鏡10の表面1
0aとを露出させるようにすると、第1の鏡2の裏面2
cと第2の鏡6の裏面6cと第3の鏡10の表面10a
とによる通常の三面鏡として使用できる。
【0051】従って、第3実施例の額縁兼用鏡による
と、一面鏡、二面鏡、三面鏡として使用可能な鏡を額縁
としても利用可能になり、鏡のより一層の有効利用を図
ることができる。
【0052】さらに、イラスト観賞者側から見て最も奥
に位置する第3の鏡10が最も大きく形成され、第3の
鏡10の直前に位置する第2の鏡6が第3の鏡10の次
に大きく、第2の鏡6の直前に位置する第1の鏡2が第
2の鏡6の次に大きく、第1の鏡2の直前に位置する透
明板1が最も小さく形成されており、全体として階段状
に構成されているため、図4に示すように、イラスト観
賞者の見る角度によって、イラストの周囲が鏡の反射作
用によってきらきらと宝石のように輝いて見え、輝く額
縁としての効果も発揮できる。
【0053】(4)第4実施例 図5は第4実施例による額縁兼用鏡を示し、(A)は額
縁として使用する時の正面図、(B)は同じく額縁とし
て使用する時の底面図である。
【0054】図5に示すように、第4実施例による額縁
兼用鏡は、有色透明なイラストを有する左右一対の透明
板1、1を備える。また、各々の透明板1、1に対応さ
せて、透明板1、1より一回り大きな両面鏡からなる左
右一対の第1の鏡2、2を透明板1、1の裏面側に配す
る。また、各々の第1の鏡2、2に対応させて左右一対
の第1の保持部材3、3、3、3を取り付け、各第1の
保持部材3、3、3、3により左右一対の透明板1、1
を互いに左右反対方向へ回動可能に保持し、対応する透
明板1、1と対応する第1の鏡2、2とを近接対面させ
ると共に、対応する透明板1、1と対応する第1の鏡
2、2との近接対面状態を解除するように構成してい
る。また、左右一対の第1の鏡2、2の裏面側には、左
右一対の第1の鏡2、2より一回り大きく形成された第
2の鏡6を設けている。第2の鏡6には、左右一対の第
2の保持部材7、7、7、7、7、7を取り付け、対応
する第1の鏡2、2を互いに左右反対方向へ回動可能に
保持し、対応する第1の鏡2、2と第2の鏡6とを近接
対面させると共に、対応する第1の鏡2、2と第2の鏡
6との近接対面状態を解除するように構成している。な
お、図5中の他の符号は、図2の同一符号に対応してい
る。
【0055】上記のように構成された第4実施例による
額縁兼用鏡において、対応する透明板1、1が対応する
第1の鏡2、2と近接対面状態にある時には、対応する
透明板1、1のイラストが対応する第1の鏡2、2に映
り、この第1の鏡2、2に映ったイラストの虚像が透明
板1、1のイラストと重なり合い、イラストが立体的に
見える。
【0056】また、鏡の使用者が透明板1、1を左右方
向へ回動操作して当該透明板1、1と当該透明板1、1
に対応する第1の鏡2、2との近接対面状態を解除し当
該第1の鏡2、2の表面を露出させるようにすると、当
該第1の鏡2、2の表面による通常の一面鏡として使用
できる。
【0057】また、鏡の使用者が両面鏡からなる左右一
対の第1の鏡2、2のいずれか一方を左右方向へ回動操
作して当該第1の鏡2と第2の鏡6との近接対面状態を
解除し当該第1の鏡2の裏面と第2の鏡6の表面とを露
出させるようにすると、当該第1の鏡2の裏面と第2の
鏡6の表面とによる通常の二面鏡として使用できる。
【0058】また、鏡の使用者が両面鏡からなる左右一
対の第1の鏡2、2を互いに左右反対方向へ回動操作し
て左右一対の第1の鏡2、2と第2の鏡6との近接対面
状態を解除し左右一対の第1の鏡2、2の裏面と第2の
鏡6の表面とを露出させるようにすると、左右一対の第
1の鏡2、2の裏面と第2の鏡6の表面とによる通常の
三面鏡として使用できる。
【0059】従って、第4実施例の額縁兼用鏡による
と、一面鏡、二面鏡、三面鏡として使用可能な鏡を額縁
としても利用可能になり、鏡のより一層の有効利用を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例による額縁兼用鏡を示し、(A)は
一面鏡として使用する時の斜視図、(B)は額縁として
使用する時の正面図、(C)は同じく額縁として使用す
る時の底面図
【図2】第2実施例による額縁兼用鏡を示し、(A)は
二面鏡として使用する時の斜視図、(B)は額縁として
使用する時の正面図、(C)は同じく額縁として使用す
る時の底面図
【図3】第3実施例による額縁兼用鏡を示し、(A)は
二面鏡として使用する時の斜視図、(B)は額縁として
使用する時の正面図、(C)は同じく額縁として使用す
る時の底面図
【図4】第3実施例の効果の説明図
【図5】第4実施例による額縁兼用鏡を示し、(A)は
額縁として使用する時の正面図、(B)は同じく額縁と
して使用する時の底面図
【符号の説明】
1 透明板 1B 透明フィルム 2 第1の鏡 3 第1の保持部材 6 第2の鏡 7 第2の保持部材 10 第3の鏡 11 第3の保持部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有色透明なイラストを有する透明板と、 前記透明板より一回り大きく形成されると共に前記透明
    板の裏面側に配される第1の鏡と、 前記第1の鏡に取り付けられる第1の保持部材であっ
    て、前記透明板を左右方向へ回動可能に保持し、前記透
    明板と第1の鏡とを近接対面させると共に、前記透明板
    と前記第1の鏡との近接対面状態を解除する第1の保持
    部材とを有し、 前記透明板と前記第1の鏡とが近接対面している時、前
    記透明板の前記イラストに対して前記第1の鏡に映る前
    記イラストの虚像が重なり、前記イラストを立体的に見
    せるよう構成されることを特徴とする額縁兼用鏡。
  2. 【請求項2】 前記第1の鏡は両面鏡であると共に、 前記第1の鏡より一回り大きく形成されると共に前記第
    1の鏡の裏面側に配される第2の鏡と、 前記第2の鏡に取り付けられる第2の保持部材であっ
    て、前記第1の鏡を左右方向へ回動可能に保持し、前記
    第1の鏡と前記第2の鏡とを近接対面させると共に、前
    記第1の鏡と前記第2の鏡との近接対面状態を解除する
    第2の保持部材とを有することを特徴とする請求項1に
    記載の額縁兼用鏡。
  3. 【請求項3】 前記第2の鏡は両面鏡であると共に、 前記第2の鏡より一回り大きく形成されると共に前記第
    2の鏡の裏面側に配される第3の鏡と、 前記第3の鏡の前記第2の保持部材の取付位置とは左右
    反対側の位置に取り付けられる第3の保持部材であっ
    て、前記第2の鏡を左右方向へ回動可能に保持し、前記
    第2の鏡と前記第3の鏡とを近接対面させると共に、前
    記第2の鏡と前記第3の鏡との近接対面状態を解除する
    第3の保持部材とを有することを特徴とする請求項2に
    記載の額縁兼用鏡。
  4. 【請求項4】 各々、有色透明なイラストを有する左右
    一対の透明板と、 各々、対応する透明板より一回り大きく形成されると共
    に対応する透明板の裏面側に配される左右一対の両面鏡
    からなる第1の鏡と、 各々、対応する第1の鏡に取り付けられ、対応する透明
    板を互いに左右反対方向へ回動可能に保持し、対応する
    透明板と対応する第1の鏡とを近接対面させると共に、
    対応する透明板と対応する第1の鏡との近接対面状態を
    解除する左右一対の第1の保持部材と、 前記左右一対の第1の鏡より一回り大きく形成されると
    共に前記左右一対の第1の鏡の裏面側に配される第2の
    鏡と、 各々、前記第2の鏡に取り付けられ、対応する第1の鏡
    を互いに左右反対方向へ回動可能に保持し、対応する第
    1の鏡と前記第2の鏡とを近接対面させると共に、対応
    する第1の鏡と前記第2の鏡との近接対面状態を解除す
    る左右一対の第2の保持部材とを有し、 対応する透明板と対応する第1の鏡とが近接対面してい
    る時、対応する透明板の前記イラストに対して対応する
    第1の鏡に映る前記イラストの虚像が重なり、前記イラ
    ストを立体的に見せるよう構成されることを特徴とする
    額縁兼用鏡。
  5. 【請求項5】 前記イラストは前記透明板に配設される
    透明フィルムに描かれていることを特徴とする請求項
    1、2、3、4のいずれかに記載の額縁兼用鏡。
JP30529596A 1996-11-15 1996-11-15 額縁兼用鏡 Withdrawn JPH10146252A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1053891A1 (en) * 1999-05-20 2000-11-22 Francis Constant Alois Maria Deknudt Mirror assembly for outdoor use
EP1570773A1 (de) 2004-03-01 2005-09-07 Arthur Emeka Melvin Umgebungsadaptiver Rahmen und Verfahren zur Herstellung eines solchen
KR100878114B1 (ko) 2007-11-29 2009-01-14 신영오 거울 겸용 액자
KR20220067096A (ko) * 2020-11-17 2022-05-24 반용태 개폐형 액자

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