JP3246192U - 吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタ - Google Patents

Abstract

【課題】生産コストを大幅に低下させ、組立の利便性や、安定性、信頼性を向上させる吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタを提供する。【解決手段】電子機器の表示スクリーンを保護し、表示スクリーンに現れた映像、画面またはコンテンツを他人が覗き込むことを防止する吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタであり、通過光線を許容視角範囲内に制限させるように、観察エリアを定義するための複数の回折格子を有し、左上側エリアに形成された第１の左結合部と、右上側エリアに形成された第１の右結合部とを備える機能フィルム本体と、左吊り掛け部および機能フィルム本体の第１の左結合部に対応して組立てられた第２の左結合部で構成する側面視略Ｌ字状になる外観構造を有し、左吊り掛け部によって電子機器に吊り掛ける左吊り掛け部材と、同様の外観構造を有する右吊り掛け部材と、を含み、機能フィルム本体は、電子機器に着脱自在に吊り掛けられる。【選択図】図１Ａ

Description

本考案は、覗き見防止装置に関し、特に、機能材料の厚さを減少し、製造プロセスを簡略化して大幅に生産コストを低下させるだけでなく、組立の利便性を向上させる吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタであって、タッチパネルに適用することができ、タッチ誘導の劣化現象などの問題を引き起こすことがない吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタに関する。

現在、例えばノートパソコンや、タブレット、携帯電話などの３Ｃ装置は既に普及し、その機能は非常に完備し、ユーザは３Ｃ装置をよく利用し日常生活や仕事の事務を処理するようになっている。特に、公共の場において、ユーザが上記の３Ｃ装置を介して重要な情報や、機密的な情報またはプライバシー情報を処理する場合、他人に覗き見されることは望ましくない。

そこで、ユーザのプライバシーが侵害されないように、スクリーン上の内容が見える角度を限定し、周囲の人が勝手に覗き込みにくいようにしたスクリーンの前をカバーするプライバシーフィルタが開発されている。

しかし、従来技術のスクリーンプライバシーフィルタの多くは、直接に付着、粘着し、または付着部品、磁気ストライプを増設する方式で卓上型パソコンまたはノートパソコンのスクリーンに取り付けられる。粘着または付着方式で装着する場合、スクリーンプライバシーフィルタを自由に取り外し他の人と画面上に現れる情報を討論することができないばかりでなく、このスクリーンプライバシーフィルタを取り外す際にスクリーンに接着剤が残る問題がある。また、吸着部品、磁気ストライプ方式によってスクリーンプライバシーフィルタをスクリーンの前に吊り掛けると、スクリーンプライバシーフィルタをスクリーンから取り外すことがいつでもできるが、スクリーンプライバシーフィルタがスクリーンに密接に貼り付けられないため、スクリーンの画面の明るさに影響を与える。磁力強度が不足で脱落する恐れがあり、磁気ストライプの正負極と電子機器の磁極との位置が合わないために吸着しにくいという問題点があったなどの場合がある。一方、吸着部品や磁気ストライプを装着した場合にも、製造コストが高くなるという欠点がある。

この業界の関連メーカーにとっては、いずれもこうした従来技術の問題点や欠点を解消することができるスクリーンプライバシーフィルタの開発を期待している。

ここで、本考案の主な目的は、上記の従来技術の各問題点や不足を有効的に解決することができるだけでなく、機能材料の厚さを減少し、製造プロセスを減少し、生産コストを大幅に低下させることができ、しかも組立の利便性や、安定性、信頼性などを向上させることができる吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタを提供することであり、特に、タッチパネルに適用することができ、タッチ誘導の劣化現象などの問題を引き起こすことがない吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタに関することである。

すなわち、本考案は、電子機器の表示スクリーンを保護し、該表示スクリーンに現れた映像、画面またはコンテンツを他人が覗き込むことを防止する機能を備え、青色光の強さの低減およびグレア防止等によりユーザの目の健康および視力の健全性を保護することを特徴とする吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタを提供する。本考案のスクリーンプライバシーフィルタは、通過光線を許容視角範囲内に制限させるように、観察エリアを定義するための複数の回折格子を有し、左上側エリアに形成された第１の左結合部と、右上側エリアに形成された第１の右結合部とを備える機能フィルム本体と、左吊り掛け部および前記機能フィルム本体の前記第１の左結合部に対応して組立てされた第２の左結合部で構成する側面視略Ｌ字状になる外観構造を有し、前記左吊り掛け部によって前記電子機器に吊り掛ける左吊り掛け部材と、右吊り掛け部および前記機能フィルム本体の前記第１の右結合部に対応して組立てされた第２の右結合部で構成する側面視略Ｌ字状になる外観構造を有し、前記右吊り掛け部によって前記電子機器に吊り掛ける右吊り掛け部材と、を含み、前記機能フィルム本体は、前記左吊り掛け部材および前記右吊り掛け部材によって前記電子機器に着脱自在に吊り掛ける。

一実施例では、前記機能フィルム本体は、少なくとも、透光型フィルムまたは透光型積層体である機能層と、前記機能層の上方側に形成される上層と、前記機能層の下方側に形成する下層とを含む。

一実施例では、前記機能フィルム本体は、前記機能フィルム本体と前記電子機器との間の固着強さを高めるための補助留め具をさらに含み、前記補助留め具は、磁気素子または非磁気素子である。

一実施例では、前記磁気素子は、金属、合金、またはフェライトのうち少なくとも１つからなる永久磁石素子、軟磁気素子、または磁気回転素子である。

一実施例では、前記機能フィルム本体は、前記覗き見防止機能層と前記上層との間に第１の接合層をさらに有し、前記覗き見防止機能層と前記下層との間に第２の接合層をさらに有する。

一実施例では、前記左吊り掛け部材の前記第２の左結合部は、前記機能フィルム本体の前記第１の左結合部に対応して着脱自在に組立てされ、前記右吊り掛け部材の前記第２の右結合部は、前記機能フィルム本体の前記第１の右結合部に対応して着脱自在に組立てされる。

一実施例では、前記左吊り掛け部材は、前記左吊り掛け部に左付着体がさらに設けられ、前記右吊り掛け部材は、前記右吊り掛け部に右付着体がさらに設けられ、前記左付着体および前記右付着体は、それぞれ電磁波吸収材、磁気材または繰り返し可能な接着材からなる。

一実施例では、前記吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタは、左吸着部材と、右吸着部材とをさらに備え、前記左吸着部材と前記右吸着部材とが、それぞれ、電磁波吸収材、磁気材、または繰り返し可能な接着材からなり、前記電子機器の外周側に着脱自在に設けられる。

一実施例では、前記左吊り掛け部材の前記第２の左結合部は、前記機能フィルム本体の前記第１の左結合部に固定手段で対応して組立てされ、前記右吊り掛けの前記第２の右結合部は、前記機能フィルム本体の第１の右結合部に固定手段で対応して組立てされ、前記固定手段は、接着、膠着、複合、貼付け、融合、圧着、留め付けのうち少なくとも１つを含む。

一実施例では、前記左吊り掛け部材の前記第１の左結合部の大きさ、厚さは、すべて前記機能フィルム本体の前記第２の左結合部の第１の切欠きに対応し、前記右吊り掛け部材の前記第１の右結合部の大きさ、厚さは、すべて前記機能フィルム本体の前記第２の右結合部の一つの第２の切欠きに対応することで、前記左吊り掛け部材の前記第１の左結合部と前記右吊り掛け部材の前記第１の右結合部とが単一の平面になるように前記機能フィルム本体に組立てされる。

一実施例では、前記第１の切欠きと前記第２の切欠きとは、対称的構造または非対称的構造である。

一実施例では、前記左吊り掛け部と前記第２の左結合部とは、同じ材料または異なる材料より形成され、前記右吊り掛け部と前記第２の右結合部とは、同じ材料または異なる材料より形成される。

一実施例では、前記左吊り掛け部と前記第２の左結合部とが同じ材料で形成される場合、前記左吊り掛け部と前記第２の左結合部とは一体成形または非一体成形であり、前記右吊り掛け部と前記第２の右結合部とが同じ材料で形成される場合、前記右吊り掛け部と前記第２の右結合部とは一体成形または非一体成形である。

一実施例では、前記電子機器は、ウェアラブル電子機器、携帯型スマートデバイス、スマートフォン、携帯電話、タブレット、ノートパソコン、または卓上型コンピュータである。

一実施例では、前記機能フィルム本体に回避部がさらに設けられ、前記回避部の設置位置は、前記電子機器の機能アセンブリの位置に対応することによって、前記機能アセンブリの一部または全部が遮蔽または被覆されることを避ける。

一実施例では、前記機能アセンブリは、画像取得素子、音声送受信素子、光学撮像素子、デジタル伝送素子のうち少なくとも１つを含む。

一実施例では、前記回避部は、逃げ溝、切欠き、開口、凹口、凹溝、溝穴、スールホール、開穴、貫通孔の少なくとも一つである。

一実施例において、前記左付着体および前記右付着体を形成する磁気材は、それぞれ、異極交互配列磁気素子、単一のＮ極非連続配列磁気素子、単一のＳ極非連続配列磁気素子、単一のＮ極両端配列磁気素子、単一のＳ極両端配列磁気素子のうちから選ばれる少なくとも１つである。

一実施例では、前記磁気素子は、シート状磁石、ストリップ状磁石、可撓性磁石、弧状磁石、永久磁石、非永久磁石、天然磁石、電気磁石、耐熱磁石のうち少なくとも１つである。

本考案の構成によって、前記接続部材が前記フィルム本体の結合部に対応して組立てされ、さらに前記接続部材が設けられたフィルム本体を電子機器に吊り掛けることで、使用時のプライバシー性を維持し、前記スクリーンプライバシーフィルタを取り付けても外しても簡便に操作でき、大幅にセットの利便性を増加する。

その他、本考案に係る接続部材の形態によって、生産コストを下げる効果に達することができる。

本考案に係る吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタの一実施例を示す分解斜視図である。 本考案に係る吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタの一実施例の機能フィルム本体を示す分解斜視図である。 本考案に係る吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタの一実施例を示す斜視図である。 本考案に係る吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタの一実施例を示す側面図である。 本考案に係る吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタの一実施例を示す側面図である。 本考案に係る吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタの一実施例を示す斜視図である。 本考案に係る吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタの一実施例を示す斜視図である。 本考案に係る吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタの一実施例の構造模式図である。 本考案に係る吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタの一実施例を示す斜視図である。 本考案に係る吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタの一実施例を示す斜視図である。 本考案に係る吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタの一実施例を示す斜視図である。 本考案に係る吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタの一実施例を示す斜視図である。 本考案に係る吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタの一実施例の構造模式図である。 本考案に係る吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタの一実施例を示す分解斜視図である。 本考案に係る吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタの実施例の模式図である。

本考案の前記目的およびその構造と機能上の特性は、添付の図面の好ましい実施例によって説明する。

以下、本考案に係る吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタの構成および技術内容等について、種々の適用例を挙げ、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。しかしながら、本考案は、もちろん、列挙された実施例、図面、または詳細な説明に限定されるものではない。

さらに、列挙された実施例および添付された図面は、参照および説明のためのものであり、本考案を制限するためのものではないことは、当該技術に精通している者にとって明らかであろう。これらの記載に基づいて修飾または変更を容易に施して完成させることができる考案も、いずれも本考案の精神および趣旨を逸脱しない範囲内にあるものとみなし、当然にこれらの考案も本考案の特許請求の範囲に含まれる。

なお、以下の実施例でいう方向用語、例えば「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」等は、添付図面を参照する方向のみである。したがって、方向性の用語は説明のために使用され、本考案を制限するためには使用されない。なお、以下の実施例では、同一または類似の素子には、同一または類似の符号が付される。

図１Ａ、１Ｂ、２Ａ、２Ｂを参照し、それぞれが、本考案に係る吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタの一実施例の分解斜視図、吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタの斜視図および側面図を示す。図に示すように、吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタ１は、機能フィルム本体１０と、左吊り掛け部材２０と、右吊り掛け部材３０とを含む。本実施例では、吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタ１の外観構造は、主に、電子機器２のディスプレイモジュールの外観に依存しており、例えば、矩形状であってもよいし、他の形状であってもよいが、これに限定されるものではない。

また、一般に、スクリーンプライバシーフィルタ１は、電子機器２の外側または表面側に装着されて当該電子機器２またはそのスクリーンを保護するためのものであり、電子機器２のスクリーンの保護フィルム、保護シート、保護デバイス、保護シート材として用いられる。一具体的実施例では、スクリーンプライバシーフィルタ１は、少なくともスクリーンを保護する基本的な機能、好ましくは他の特定の機能を有する必要がある。例えば、少なくとも、覗き見防止、青色光防止、振幅防止、静電気防止、グレア防止、紫外線防止、摩耗防止、耐摩耗性、耐摩耗性、耐屈曲性のいずれか１つ以上の特定の機能を備えている。なお、本考案の技術的思想によれば、このスクリーンプライバシーフィルタ１の特定機能は、上記した基本機能や特定機能を特に制限するものではない。

また、機能フィルム本体１０は、プライバシーフィルタ１を構成するための基本的なものである。一般に、電子機器２のスクリーンの保護膜、保護シート、保護デバイス、保護シート材として使用される。一具体的実施例では、機能フィルム本体１０は、少なくともスクリーンを保護する基本的な機能、好ましくは他の特定の機能を有する必要がある。例えば、少なくとも、覗き見防止、青色光防止、振幅防止、静電気防止、グレア防止、紫外線防止、摩耗防止、耐摩耗性、耐摩耗性、耐屈曲性のいずれか１つ以上の特定の機能を備えている。なお、この機能フィルム本体１０が有する機能は、上記した基本機能や特定機能に特に限定されるものではなく、本考案の技術的思想の範囲を逸脱することなく、他の機能を付加して有してもよい。

本実施例では、機能フィルム本体１０は、通過光線が許容視野角の範囲内に制限されるように、視野領域を定義するための複数の回折格子(図示せず)を備えており、透光性フィルムまたは透光性積層体である機能層１１と、機能層１１の上方側に形成された上層１２と、機能層の下方側に形成された下層１３とを少なくとも含むように構成されている。例えば、機能フィルム本体１０は、少なくとも、機能層１１と、機能層１１の上方側に形成された１つの上層１２と、機能層１１の下方側に形成された下層１３とを含む透光型覗き見防止積層体でよい。本考案の技術的思想によれば、一般に、本考案の機能層１１は、少なくとも、覗き見防止、青色光防止、振幅防止、静電気防止、グレア防止、紫外線防止、摩耗防止、耐摩耗性、耐屈曲性のうち１つ以上の特定の機能を備えている。なお、本考案の技術的思想から逸脱しない範囲で他の機能を持つことも可能である。

また、一実施例では、機能フィルム本体１０は、機能フィルム本体１０と電子機器２との間の固着強さを高めるための補助留め具をさらに備えてもよい。例えば、補助留め具(図示せず)は、磁気素子または非磁気素子であってもよい。

また、磁気素子は、例えば、金属、合金、またはフェライトのうち少なくとも１つからなる永久磁石素子、軟磁気素子、または磁気回転素子であってもよいが、これに限られない。

なお、この補助留め具の形成位置は、機能フィルム本体１０の基本的な機能を阻害しない範囲であれば、本考案の精神を逸脱しない範囲で、どのような形成位置であってもよく、特に限定されるものではないが、例えば、上層１２の下方であって機能層１１の上側に設けられていてもよいし、下層１３の上方であって機能層１１の下側に設けられていてもよい。また同時に機能層１１の上、下両側に形成されてもよい。

次に、機能フィルム片本体１０は、覗き見防止機能層１１と上層１２との間に第１の接合層をさらに含み、機能層１１と下層１３との間に第２の接合層をさらに含んでよい。第１の接合層および第２の接合層の形成材料は、機能フィルム本体１０の基本的な機能を阻害しないものであれば、本考案の精神を逸脱しない範囲で、いかなるものであってもよく、特に制限されるものではなく、例えば、光学的に透明なアクリル系粘着剤（Optically clear acrylic adhesives；「OCAゴム」とも呼ぶ）、シリコーンゴム、PUゴム、ナノゴム等を用いることができる。また、本考案の効果に影響しない範囲内で、さらに例えばマジックテープ、シールなどの繰り返し可能な接着材を使用することもでき、接合強度を上昇させる。

一実施例では、第１の接合層、第２の接合層の厚さも特に決まっておらず、例えば、ユーザの要求に応じて、５０μｍ、１００μｍ、１７５μｍ、または他の厚さを選択することができる。また、第１の接合層および第２の接合層は、ガラスまたはPET (ポリエチレンテレフタレート)基材を貼付けた後の接着力(Adhesion)については特に限定されず、例えば、単位サイズ当たり少なくとも１０Ｎ以上であってもよい。

また、第１の接合層および第２の接合層の光学透過率(Transmittance)は、９０%以上であることが好ましく、９５%以上であることがより好ましく、９８%以上であることが最も好ましい。第１の接合層および第２の接合層のかすみ(Haze、ヘイズ値)は、１%以下であることが好ましく、０.５%以下であることがより好ましく、０.２%以下であることが最も好ましい。また、第１の接合層および第２の接合層は、複屈折効果(Birefringence Effect)が生じず、すなわち、光が機能フィルム本体１０を透過しても位相差(Zero Retardation)が生じないことが好ましい。

機能フィルム本体１０は、左上側エリアに形成された第１の左結合部１４と、右上側エリアに形成された第１の右結合部１５とを含む。

左吊り掛け部材２０は、左吊り掛け部２１および第２の左結合部２２で形成され、例えば、図２Ｂに示すような略Ｌ字形状になる外観構造とされている。左吊り掛け部材２０の第２の左結合部２２は、機能フィルム本体１０の第１の左結合部１４に対応して組立てされ、機能フィルム本体が左吊り掛け部材２０によって電子機器２に吊り掛けされている。なお、電子機器２は、ウェアラブル電子機器、携帯型スマートデバイス、スマートフォン、携帯電話、タブレット、ノートパソコンまたは卓上型コンピュータであり、言い換えれば、一般に市販されている電子機器２は、すべて本考案に係る吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタ１を使用することができ、適用性の問題はない。

左吊り掛け部材２０は、金属材質または非金属材質より作成され、左吊り掛け部材２０および機能フィルム本体１０は、一体成形または非一体成形の構造態様であってよい。本実施例では、非一体成形で説明する。また、その中、左吊り掛け部材２０および機能フィルム本体１０が非一体成形である場合、さらに、左吊り掛け部材２０は機能フィルム本体１０と取外し可能に組立てたり、または、左吊り掛け部材２０は、機能フィルム本体１０と取外し不能に組立てたりされることを選択してもよい。

左吊り掛け部材２０は、左吊り掛け部２１と、第２の左結合部２２とを備え、電子機器２は、外周側２-１をさらに有し、左吊り掛け部２１を外周側２-１と貼付け、前第２の左結合部２２を第１の左結合部１４と貼付けることによって、前記機能フィルム本体１０は、左吊り掛け部材２０によって電子機器２に吊り掛けされている。

右吊り掛け部材３０は、右吊り掛け部３１と、第２の右結合部３２で形成され、例えば、図２Ｂに示すような略Ｌ字形状になる外観構造とされている。右吊り掛け部材３０の第２の左結合部２２は、機能フィルム本体１０の第１の右結合部１５に対応して組立てされ、機能フィルム本体が右吊り掛け部材３０によって電子機器２に吊り掛けされている。なお、電子機器２は、ウェアラブル電子機器、携帯型スマートデバイス、スマートフォン、携帯電話、タブレット、ノートパソコンまたは卓上型コンピュータであり、言い換えれば、一般に市販されている電子機器２は、すべて本考案に係る吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタ１を使用することができ、適用性の問題はない。

右吊り掛け部材３０は、金属材質または非金属材質より作成され、右吊り掛け部材３０および機能フィルム本体１０は、一体成形または非一体成形の構造態様であり、本実施例では、非一体成形で説明する。また、その中、右吊り掛け部材３０および機能フィルム本体１０が非一体成形である場合、さらに、右吊り掛け部材３０が機能フィルム本体１０と組立てされたり、または、右吊り掛け部材３０は機能フィルム本体１０と取外し不可能に組立てたりされることを選択してもよい。

右吊り掛け部材３０は、右吊り掛け部３１と、第２の右結合部３２とを有し、電子機器２は外周側２-１をさらに有し、右吊り掛け部３１を外周側２-１と貼付けて、第２の右結合部３２を第１の右結合部１５と貼付けることで、機能フィルム本体１０を右吊り掛け部材３０によって電子機器２に吊り掛ける。

本考案に係る吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタの一実施例において、左吊り掛け部材２０の第２の左結合部２２は、着脱自在のように機能性フィルム本体１０の第１の左結合部１４に対応して組立てされ、右吊り掛け部材３０の第２の右結合部３２は、着脱自在のように機能性フィルム本体１０の第１の右結合部１５に対応して組立てされている。

本考案に係る吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタの一実施例において、左吊り掛け部材２０の第２の左結合部２２は、固定の手段で機能フィルム本体１０の第１の左結合部１４に対応して組立てされ、右吊り掛け部材３０の第２の右結合部３２は、固定手段で機能フィルム本体１０の第１の右結合部１５に対応して組立てされている。固定手段は、接着、膠着、複合、貼付け、融合、圧着、留め付けのうち少なくとも１つを含む。

また、本考案によれば、左吊り掛け２０および右吊り掛け３０の長さは、特に限定されず、例えば、電子機器のスクリーンの幅の１/２以下、通常１/４以下、好ましくは１/１０以下、より好ましくは１/１１以下、最もしくは１/１２以下であってもよい。

また、本考案によれば、左吊り掛け部材２０および右吊り掛け部材３０の高さは、特に限定されず、例えば、電子機器のスクリーンの視認領域の外枠(黒枠)の高さの０.５～２.５倍の範囲であってもよい。通常は０.６～１.５倍の範囲、好ましくは０.７～１.４倍の範囲、より好ましくは０.８～１.３倍の範囲、最も好ましくは０.９～１.２倍の範囲である。

また、本考案によれば、左吊り掛け部材２０および右吊り掛け部材３０における磁気吸着材の磁気強さは、スクリーンの視認領域を妨害するタッチや光電の基本機能を回避できる範囲であればよく、特に限定されず、例えば、６００～３０００ガウスの磁力を備え、通常は７００～２５００ガウス、好ましくは８００～２１００ガウス、より好ましくは９００～１８００ガウス、最適は１０００～１５００ガウスであってもよい。

本考案に係る吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタの他の実施例では、第１の左結合部１４は、大きさや厚さがすべて左吊り掛け部材２０の第２の左結合部２２に対応する第１の切欠き２２１を有し、第１の右結合部１５は、大きさ、厚さがすべて右吊り掛け部材３０の第２の右結合部３２に対応する第２の切欠き３２１を有することで、左吊り掛け部材２０の第２の左結合部２２と右吊り掛け部材３０の第２の右結合部３２とが単一の平面となるように機能フィルム本体に組立てされる。

本考案に係る吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタの他の実施例では、第１の切欠部２２１と第２の切欠部３２１とは、対称的構造または非対称的構造である。

本考案に係る吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタの他の実施例では、左吊り掛け部２１と第２の左結合部２２とは、同じ材料または異なる材料で形成され、右吊り掛け部３１と第２の右結合部３２とは、同じ材料または異なる材料で形成される。

本考案に係る吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタの他の実施例では、左吊り掛け部２１と第２の左結合部２２とが同じ材料で形成された場合、左吊り掛け部２１と第２の左結合部２２は一体成形または非一体成形である。右吊り掛け部３１と第２の右結合部３２とが同じ材料で形成された場合、右吊り掛け部３１と第２の右結合部３２とは一体成形または非一体成形となる。

本考案に係る吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタの他の実施例では、機能フィルム本体１０に回避部１０１がさらに開設され、回避部１０１の開設位置は、電子機器の機能アセンブリの形成位置に対応することによって、機能アセンブリの一部または全部が遮蔽または被覆されることを避ける。

機能アセンブリは、画像取得素子、音声送受信素子、光学撮像素子、デジタル伝送素子のうち少なくとも１つを含む。回避部１０１は、逃げ溝、凹溝、溝穴、スールホール(through hole)、開穴、貫通孔、切欠き(notch)、開口、凹口のうちの少なくとも１つに形成されている。

さらに、図３Ａを参照すると、図３Ａは、本考案に係る吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタの一実施例を示す側面図であり、左吊り掛け部材２０の左吊り掛け部２１に左付着体２３がさらに設けられ、左付着体２３は、電磁波吸収材、磁気材、または繰り返し可能な接着材で形成されてよい。

右吊り掛け部材３０の右吊り掛け部３１に右付着体がさらに設けられ、右付着体３３は、電磁波吸収材、磁気材または繰り返し可能な接着材で形成されてよい。

また、本実施例では、左付着体２３および右付着体３３は、図３Ｂに示すように、異極交互配列磁気素子である磁気素子として説明し、左吊り掛け部材２０および右吊り掛け部材３０は、左付着体２３および右付着体３３によって、機能フィルム本体１０を電子機器２に吊り掛けている。

本考案に係る吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタの他の実施例では、左付着体および右付着体を形成する磁気材は、それぞれ、異極交互配列磁気素子、単一のＮ極非連続配列磁気素子、単一のＳ極非連続配列磁気素子、単一のＮ極両端配列磁気素子、単一のＳ極両端配列磁気素子から選ばれる少なくとも１つである。

本考案に係る吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタの他の実施例では、磁気素子は、シート状磁石、ストリップ状磁石、可撓性磁石、弧状磁石、永久磁石、非永久磁石、天然磁石、電気磁石、耐熱磁石のうちの少なくとも１つである。

図４、図５を参照し、それぞれが、本考案に係る吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタの一実施例を示す斜視図および構造模式図である。左吊り掛け部材２０の左吊り掛け部２１に左付着体２３が設けられるとともに、電子機器２の外周側２-１に左吸着部材５０がさらに設けられる。左吸着部材５０は、電磁波吸収材、磁気材または繰り返し可能な接着材より形成され、電子機器の外周側に着脱自在に設けられている。本実施例では、左付着体２３は、異極交互配列磁気素子を選択し、左吸着部材５０も、同様に異極交互配列磁気素子を選択して使用するか、電磁波吸収材または磁気材(図６)を選択して使用し、左吸着部材５０を左付着体２３と対応して接触、貼付けることで、機械機能フィルム本体１０を前記電子機器２に吊り掛けるようになっている。

図４、図５を参照し、それぞれが、本考案に係る吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタの一実施例を示す斜視図および構造模式図である。右吊り掛け部材３０の右吊り掛け部３１に右付着体３３を設置するとともに、電子機器２の外周側２-１に右吸着部材６０がさらに設けられる。右吸着部材６０は、電磁波吸収材、磁気材または繰り返し可能な接着材より形成され、電子機器の外周側に着脱自在に設けられている。本実施例では、右付着体３３は、異極交互配列磁気素子を選択し、右吸着部材６０も、同様に異極交互配列磁気素子を選択して使用するか、電磁波吸収材または磁気材（図６）選択して使用し、右吸着部材６０を前記右付着体３３と対応して接触、貼付けることで、機械機能フィルム本体１０を電子機器に取り付ける。

図７を参照すると、図７は、本考案に係る吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタの１つの実施例を示す斜視図であり、一実施例では、左吊り掛け部材２０は、単一のＮ極非連続配列磁気素子を選択し、磁気素子が左吊り掛け部２１に非連続配列で配置され、左吸着部材５０は、単一のＳ極非連続配列磁気素子を選択するが、左吊り掛け部材２０が左吸着部材５０のＮ極の磁気素子とは互いにずれて設置されていることに留意されたい。

本考案に係る吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタの他の実施例では、左吊り掛け部材２０は、単一のＳ極非連続配列磁気素子を選択し、磁気素子は、左吊り掛け部２１に非連続配列で配置され、左吸着部材５０は、単一のＮ極非連続配列磁気素子を選択するが、左吊り掛け部材２０が左吸着部材５０のＳ極の磁気素子とは互いにずれて設置されていることに留意されたい。

図７を参照すると、図７は、本考案に係る吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタの１つの実施例を示す斜視図であり、一実施例では、右吊り掛け部材３０は、単一のＮ極非連続配列磁気素子を選択し、磁気素子は、右吊り掛け部３１に非連続配列で配置され、右吸着部材６０は、単一のＳ極非連続配列磁気素子を選択するが、右吊り掛け部材３０が右吸着部材６０のＮ極の磁気素子とは互いにずれて設置されていることに留意されたい。

本考案に係る吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタの他の実施例では、右吊り掛け部材３０は、単一のＳ極非連続配列磁気素子を選択し、磁気素子は、右吊り掛け部３１に非連続配列で配置され、右吸着部材６０は、単一のＮ極非連続配列磁気素子を選択するが、右吊り掛け部材３０が右吸着部材６０のＳ極の磁気素子とは互いにずれて設置されていることに留意されたい。

図８を参照すると、図８は、本考案に係る吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタの一実施例を示す斜視図であり、一実施例では、左吊り掛け部材２０は、単一のＮ極非連続配列磁気素子を選択し、磁気素子が左吊り掛け部２１の両端に設置され、左吸着部材５０は、同様に単一のＮ極非連続配列磁気素子を選択し、左吊り掛け部２１の磁気素子と対向して貼り合わされている。

本考案に係る吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタの他の実施例では、左吊り掛け部材２０は、単一のＳ極非連続配列磁気素子を選択し、磁気素子が左吊り掛け部２１の両端に設置され、左吸着部材５０は、同様に単一のＳ極非連続配列磁気素子を選択し、左吊り掛け部２１に設置された磁気素子と対向して貼り合わされている。

図８を参照すると、図８は、本考案に係る吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタの１つの実施例を示す斜視図であり、一実施例では、右吊り掛け部材３０は、単一のＮ極非連続配列磁気素子を選択し、磁気素子が右吊り掛け部３１の両端に設置され、右吸着部材６０は、同様に単一のＮ極非連続配列磁気素子を選択し、右吊り掛け部３１に設置された磁気素子と対向して貼り合わされている。

本考案に係る吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタの他の実施例では、右吊り掛け部材３０は、単一のＳ極非連続配列磁気素子を選択し、磁気素子が右吊り掛け部３１の両端に設置され、右吸着部材６０は、同様に単一のＳ極非連続配列磁気素子を選択し、右吊り掛け部３１に設置された磁気素子と対向して貼り合わされている。

図９Ａ、９Ｂを参照し、それぞれが、本考案に係る吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタの一実施例を示す斜視図と構造模式図であり、本実施例が前記実施例とは、特に、電子機器２の外周側２-１に設置された左吸着部材５０と右吸着部材６０が、それぞれ弧度を有する材料で構成され、左吊り掛け部２１、右吊り掛け部３１もそれぞれ対応する弧度を有する材料より構成される点で異なっている。すなわち、本実施例では、本考案に係る吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタは、外周側２-１が円弧状または非直角状の輪郭を有する外周側２-１である電子機器２に特に好適に用いられる。なお、本考案の技術的思想によれば、弧度を有する材料として好適に用いることは特に限定されず、例えば、鉄材、合金、硬質材料、可撓性体等のいずれか１種または複数種を用いることができる。

また、左吊り掛け部２１に貼付された左吊り掛け部材２０は、異極交互配列磁気素子を選択し、左吊り掛け部材２０を左吸着部材５０に対応して接触させて貼付ける。また、右吊り掛け部３１に貼付された右吊り掛け部材３０は、異極交互配列磁気素子を選択し、右吊り掛け部材３０を右吸着部材６０に対応して接触させて貼付けることで、機能フィルム本体１０を電子機器２に吊り掛ける。

図１０を参照し、図１０は、本考案に係る吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタの一つの実施例を示す分解斜視図であり、機能フィルム本体１０の第１の左結合部１４は、本実施例では第１の切欠き２２１の構造態様であり、左吊り掛け部材２０の第２の左結合部２２の周縁は第１の切欠２２１の周縁と対応して接触し、第２の左結合部２２の周縁と第１の切欠き２２１の周縁は、工程接合で互いに結合し、接合の方式は、拡散接合、接着、超音波、膠着または被覆接合などの工程における通常の部材間の接合方式を選択でき、それによって、機能フィルム本体１０と左吊り掛け部材２０の組み合わせを完了する。

図１０を参照し、図１０は、本考案に係る吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタの一実施例を示す分解斜視図であり、機能フィルム本体１０の第１の右結合部１５は、本実施例では第２の切欠き３２１の構造態様であり、右吊り掛け部材３０の第２の右結合部３２の周縁は第２の切欠き３２１の周縁と対応して接触すし、第２の右結合部３２の周縁と第２の切欠き３２１の周縁は、工程接合で互いに結合し、接合の方式は、拡散接合、接着、超音波、膠着または被覆接合などの工程における通常の部材間の接合方式を選択でき、それによって、機能フィルム本体１０と右吊り掛け部材３０の組合を完了する。

図１１を併せて参照し、図１１は、本考案の実施模式図を示すから、本考案の前記構造の設計によって、左吊り掛け部材２０および右吊り掛け部材３０が対応して機能フィルム本体１０の第１の左結合部１４および第１の右結合部１５にセットすることによって、また左吊り掛け部材２０および右吊り掛け部材３０を設置した機能フィルム本体１０を電子機器２にセットすることで、使用時のプライバシー性を維持し、吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタ１を取り付けまたは取り外しても簡単に操作でき、セットの便利性を大幅に向上し、電子機器の既存操作機能を保持できる上に、スクリーン接触機能を減らさず、または他の不良の影響を与えない。

また、本考案の技術的思想によれば、左吊り掛け部材および右吊り掛け部材と機能フィルム本体との組立てが完了した後、これら三者間の相対的な位置関係は特に限定されず、例えば、左吊り掛け部材２０および／または右吊り掛け部材３０は、それぞれ機能フィルム本体１０の前側面(例えば、図５、図９Ｂを参照する)または後側面(図示せず)に設けられてよい。一方、左吊り掛け部材２０および／または右吊り掛け部材３０は、機能フィルム本体１０とそれぞれ単一の平面（面一）を形成してもよく（例えば、図１０に示すように）、あるいはそれぞれが部分的に前側面（図示せず）または後側面（図示せず）に露出していてもよい。

また、本考案の技術的思想によれば、本考案に係る吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタ１の左吊り掛け部材２０、右吊り掛け部材３０の構造が非常に簡便であり、工業的な製造が容易であるため、生産コストを低減する効果を利用することができる。

以上のように、本考案によれば、電子機器の表示スクリーンを保護し、表示スクリーン上に表示された映像、画面またはコンテンツを他人が覗き込むことを防止する機能を備えた吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタを提供することができる。従来の吸着部品、磁気ストライプを直接付着、粘着または増設する方式で設置することに対し、本考案のスクリーンプライバシーフィルタは、従来の技術上の各問題点と欠点を有効的に解決できるだけでなく、大幅にコストを下げる方式で製造生産でき、且つ組立の便利性、安定性、信頼性などを向上できる優れた効果を有する。

本明細書で言及されている特許文献および刊行物は、当業者に知られている技術レベルを示すものである。これらの文書および刊行物は、それぞれの文書または刊行物が具体的かつ個別に参照されて本明細書に組み込まれるのと同じ程度に、本明細書に参照文献として組み込まれる。

上述した実施例は、本考案の技術的内容および特徴を説明するためのものであり、当業者が本考案を理解し、製造し、使用することを可能にする。しかしながら、これらの実施例は、本考案の範囲を限定することを意図していない。一方、本考案の精神に合致するいかなる同等の修正または変更も、本考案の特許請求の範囲に含まれるものとする。本考案の特許請求の範囲は、最も広い意味で、すべての均等な修正および変更を含むものと解釈されるものとする。

上記の説明は、本考案の特定の実施例を説明するものであるが、それを限定するものではない。以下の特許出願の範囲は、そのすべての均等物を含み、本考案の範囲を限定するものとする。

１ 吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタ
２ 電子機器
２-１ 外周側
１０ 機能フィルム本体
１０１ 回避部
１１ 機能層
１２ 上層
１３ 下層
１４ 第１の左結合部
１５ 第１の右結合部
２０ 左吊り掛け部材
２１ 左吊り掛け部
２２ 第２の左結合部
２２１ 第１の切欠き
２３ 左付着体
３０ 右吊り掛け部材
３１ 右吊り掛け部
３２ 第２の右結合部
３２１ 第２の切欠き
３３ 右付着体
５０ 左吸着部材
６０ 右吸着部材

Claims (17)

1. 電子機器の表示スクリーンを保護し、前記表示スクリーンに現れた映像、画面またはコンテンツを他人が覗き込むことを防止するための吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタであって、
   通過光線を許容視角範囲内に制限させるように、観察エリアを定義するための複数の回折格子を有し、左上側エリアに形成された第１の左結合部と、右上側エリアに形成された第１の右結合部とを備える機能フィルム本体と、
   左吊り掛け部および前記機能フィルム本体の前記第１の左結合部に対応して組立てされた第２の左結合部で構成する側面視略Ｌ字状になる外観構造を有し、前記左吊り掛け部によって前記電子機器に吊り掛ける左吊り掛け部材と、
   右吊り掛け部および前記機能フィルム本体の前記第１の右結合部に対応して組立てされた第２の右結合部で構成する側面視略Ｌ字状になる外観構造を有し、前記右吊り掛け部によって前記電子機器に吊り掛ける右吊り掛け部材と、を含み、
   前記機能フィルム本体は、前記左吊り掛け部材および前記右吊り掛け部材によって前記電子機器に着脱自在に吊り掛ける、ことを特徴とする吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタ。
2. 前記左吊り掛け部材および前記右吊り掛け部材のうちいずれか一方が、機能フィルム本体の前側面若しくは後側面に設けられているか、または一部が前側面若しくは後側面に露出し、または、前記左吊り掛け部材および前記右吊り掛け部材は機能フィルム本体と単一の平面(面一)を形成する、ことを特徴とする請求項１に記載の吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタ。
3. 前記左吊り掛け部材の前記第２の左結合部が、前記機能フィルム本体の前記第１の左結合部に対応して着脱自在に組立てされ、前記右吊り掛け部材の前記第２の右結合部が、前記機能フィルム本体の前記第１の右結合部に対応して着脱自在に組立てされている、ことを特徴とする請求項１に記載の吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタ。
4. 前記左吊り掛け部材は、前記左吊り掛け部に左付着体をさらに設置し、前記右吊り掛け部材は、前記右吊り掛け部に右付着体をさらに設置し、前記左付着体および前記右付着体は、それぞれ電磁波吸収材、磁気材または繰り返し可能な接着材から形成される、ことを特徴とする請求項１に記載の吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタ。
5. 前記左付着体および前記右付着体を形成する磁気材が、それぞれ、異極交互配列磁気素子、単一のＮ極非連続配列磁気素子、単一のＳ極非連続配列磁気素子、単一のＮ極両端配列磁気素子、単一のＳ極両端配列磁気素子のうちから選ばれる少なくとも１種である、ことを特徴とする請求項４に記載の吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタ。
6. 前記左付着体および前記右付着体を形成するための前記磁気材は、シート状磁石、ストリップ状磁石、可撓性磁石、弧状磁石、永久磁石、非永久磁石、天然磁石、電気磁石、耐熱磁石のうちから選ばれる少なくとも１種である、ことを特徴とする請求項４に記載の吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタ。
7. 左吸着部材および右吸着部材をさらに含み、前記左吸着部材および前記右吸着部材は、それぞれ電磁波吸収材、磁気材または繰り返し可能な接着材から形成され、前記電子機器の外周側に着脱自在に設置される、ことを特徴とする請求項１に記載の吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタ。
8. 前記左吊り掛け部材の前記第２の左結合部が、前記機能フィルム本体の前記第１の左結合部に対応して固定的に組立てされ、前記右吊り掛け部材の前記第２の右結合部が、前記機能フィルム本体の前記第１の右結合部に対応して固定的に組立てされ、前記固定手段は、接着、膠着、複合、貼付け、融合、圧着、留め付けのうち少なくとも１つである、ことを特徴とする請求項１に記載の吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタ。
9. 前記左吊り掛け部材の前記第１の左結合部は、大きさ、厚さがすべて前記機能フィルム本体の前記第２の左結合部に対応する第１の切欠きを有し、前記右吊り掛け部材の前記第１の右結合部は、大きさ、厚さがすべて前記機能フィルム本体の前記第２の右結合部に対応する第２の切欠きを有し、前記左吊り掛け部材の前記第２の左結合部および前記右吊り掛け部材の前記第２の右結合部が面一になるように前記機能フィルム本体に組み立てされる、ことを特徴とする請求項１に記載の吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタ。
10. 前記左吊り掛け部と前記第２の左結合部とは、同じ材料または異なる材料で形成され、前記右吊り掛け部と前記第２の右結合部とが、同じ材料または異なる材料で形成されている、ことを特徴とする請求項１に記載の吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタ。
11. 前記電子機器は、ウェアラブル電子機器、携帯型スマートデバイス、スマートフォン、携帯電話、タブレット、ノートパソコンまたは卓上型コンピュータである、ことを特徴とする請求項１に記載の吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタ。
12. 前記機能フィルム本体には、前記電子機器の機能アセンブリの一部または全部が遮蔽または被覆されることを回避するための回避部をさらに開設し、
    前記回避部の開設位置は、前記電子機器の機能アセンブリに対応する形成位置であり
    前記機能アセンブリは、画像取得素子、音声送受信素子、光学撮影素子、デジタル伝送素子の少なくとも１つを含む、ことを特徴とする請求項１に記載の吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタ。
13. 前記回避部は、逃げ溝、切欠き、開口、凹口、凹溝、溝穴、スールホール、開穴、貫通孔の少なくとも１種である、ことを特徴とする請求項１に記載の吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタ。
14. 前記機能フィルム本体は、少なくとも、
    透光型フィルムまたは透光型積層体である機能層と、
    前記機能層の上方側に形成される上層と、
    前記機能層の下方側に形成される下層とを備える、ことを特徴とする請求項１に記載の吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタ。
15. 前記機能フィルム本体は、前記機能フィルム本体と前記電子機器との間の固着強さを高めるための補助留め具をさらに有し、
    前記補助留め具は、磁気素子または非磁気素子である、ことを特徴とする請求項１４に記載の吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタ。
16. 前記磁気素子は、金属、合金、またはフェライトの少なくとも１つからなる永久磁石素子、軟磁気素子、または磁気回転素子である、ことを特徴とする請求項１５に記載の吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタ。
17. 前記機能フィルム本体は、前記機能層と前記上層との間にさらに第１の接合層が設けられ、前記機能層と前記下層との間にさらに第２の接合層が設けられている、ことを特徴とする請求項１４に記載の吊り掛け式スクリーンプライバシーフィルタ。