JPH10145666A - 画像信号記録再生装置および方法並びに画像信号記録装置および方法並びに画像信号再生装置および方法 - Google Patents

画像信号記録再生装置および方法並びに画像信号記録装置および方法並びに画像信号再生装置および方法

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JPH10145666A
JPH10145666A JP8300478A JP30047896A JPH10145666A JP H10145666 A JPH10145666 A JP H10145666A JP 8300478 A JP8300478 A JP 8300478A JP 30047896 A JP30047896 A JP 30047896A JP H10145666 A JPH10145666 A JP H10145666A
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image signal
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JP8300478A
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Noriyuki Yamashita
紀之 山下
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1枚の静止画像を複数の部分画に分けて撮影
し、高解像度の1枚の静止画像として記録/再生を行う
ことができる。 【解決手段】 被写体2は、レンズブロック5を介して
CCD撮像素子7へ入射される。CCD撮像素子7で
は、電荷が蓄積され、メモリ11へ供給される。メモリ
11から読み出された部分画の画像信号は、圧縮回路1
0でディジタル画像圧縮がなされ、対応するサブデータ
がサブデータ付加回路12から供給され、複数の圧縮画
像信号とサブデータが記録媒体13に記録される。記録
された複数の圧縮画像信号は、伸長回路14で伸長さ
れ、サブデータ読み取り回路15でサブデータが読み取
られる。画像メモリ16では、サブデータに基づいて伸
長された画像信号に対して画歪補正、境界処理の処理が
施される。その結果、複数の部分画から1枚の静止画像
が生成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、特にディジタル
スチルカメラやディジタルVCRの解像度を飛躍的に改
善する画像信号記録再生装置および方法並びに画像信号
記録装置および方法並びに画像信号再生装置および方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスチルカメラは、720×480
画素の画像を記録/再生するものであるため、例えば名
所、旧跡の旅行中に文字数の多い看板や案内図を撮影し
ても、再生時に細かい文字が読めない。仮に、文字が読
めるように、4枚または9枚に分けて撮影すると、文字
は読めるが、文章にはならない。
【0003】また、博物館や各種の展覧会で気に入った
ものを撮りたいとき、1つの全体像と、解像度を上げる
ため複数の部分画(静止画)を撮る必要があり、限られ
た時間内に充分な撮影をすることは、非常に困難であっ
た。
【0004】そして、仮に充分に記録できたとしても、
それを再生して鑑賞する、または細かい情報を読み取る
には、甚だ不便なものと言わざるを得ない。
【0005】部分画は、それが全体のどの部分であるか
の情報が無いことに依る。また、仮にその情報があった
としても部分画の端部から隣の部分画へスムーズに移動
することができない。
【0006】また、複数の部分画を互いに1部が重なる
ように撮影する必要があるが、1枚撮影してから次に撮
影するまでの時間が30〔msec〕程かかるので手振
れがあると重複部分が増減する。そして、手振れによっ
て欠損部を作らないためには、重複部を大きく設定しな
ければならず、有効画素数を多くできない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、この発明の目
的は、720×480を超える解像度が必要な被写体を
撮ったとき、上述したような不都合が生じないようにす
ることができる画像信号記録再生装置および方法並びに
画像信号記録装置および方法並びに画像信号再生装置お
よび方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、被写体を複数の部分画に分割して記録するために、
被写体から入射される光軸を変化させる光軸変化手段
と、被写体のフォーカスを合わせるレンズブロックと、
複数の部分画毎に取り込む撮像素子と、複数の部分画毎
に対応するサブデータを付加するサブデータ付加手段
と、複数の部分画毎にディジタル画像圧縮を行い、複数
の圧縮画像信号を生成する圧縮手段と、複数の圧縮画像
信号と共に、圧縮画像信号に対応するサブデータを記録
する記録手段と、記録手段に記録された複数の圧縮画像
信号を読み出し、読み出した複数の圧縮画像信号を伸長
する伸長手段と、伸長された複数の圧縮画像信号毎に記
録されたサブデータを読み取るサブデータ読み取り手段
と、記録手段から読み取られたサブデータに応じて、伸
長手段によって伸長された複数の部分画の重畳する境界
をシームレスにつなぐ境界処理を行い1つの画像信号が
生成される画像生成手段とからなることを特徴とする画
像信号記録再生装置である。
【0009】また、請求項23に記載の発明は、被写体
を複数の部分画に分割して記録するために、被写体から
入射される光軸を変化させる光軸変化手段と、被写体の
フォーカスを合わせるレンズブロックと、複数の部分画
毎に取り込む撮像素子と、複数の部分画毎に対応するサ
ブデータを付加するサブデータ付加手段と、複数の部分
画毎にディジタル画像圧縮を行い、複数の圧縮画像信号
を生成する圧縮手段と、複数の圧縮画像信号と共に、圧
縮画像信号に対応するサブデータを記録する記録手段と
からなることを特徴とする画像信号記録装置。
【0010】さらに、請求項25に記載の発明は、被写
体を複数の部分画に分割して記録するために、被写体か
ら入射される光軸を変化させるステップと、被写体のフ
ォーカスを合わせるステップと、複数の部分画毎に取り
込むステップと、複数の部分画毎に対応するサブデータ
を付加するステップと、複数の部分画毎にディジタル画
像圧縮を行い、複数の圧縮画像信号を生成するステップ
と、複数の圧縮画像信号と共に、圧縮画像信号に対応す
るサブデータを記録するステップと、記録された複数の
圧縮画像信号を読み出し、読み出した複数の圧縮画像信
号を伸長するステップと、伸長された複数の圧縮画像信
号毎に記録されたサブデータを読み取るステップと、読
み取られたサブデータに応じて、伸長された複数の部分
画の重畳する境界をシームレスにつなぐ境界処理を行い
1つの画像信号が生成されるステップとからなることを
特徴とする画像信号記録再生方法である。
【0011】また、請求項26に記載の発明は、被写体
を複数の部分画に分割して記録するために、被写体から
入射される光軸を変化させるステップと、被写体のフォ
ーカスを合わせるステップと、被写体の部分画を複数の
部分画毎に取り込むステップと、複数の部分画毎に対応
するサブデータを付加するステップと、複数の部分画毎
にディジタル画像圧縮を行うステップと、ディジタル画
像圧縮によって生成された複数の圧縮画像信号と共に、
圧縮画像信号に対応するサブデータを記録するステップ
とからなることを特徴とする画像信号記録方法である。
【0012】そして、請求項27に記載の発明は、1枚
の画像が複数に分割され、分割された複数の画像に対し
てディジタル画像圧縮が行われ、ディジタル画像圧縮に
よって生成された複数の圧縮画像信号と複数の圧縮画像
信号に対応するサブデータとが記録された記録媒体から
1枚の画像を再生する画像信号再生装置において、記録
媒体に記録された複数の圧縮画像信号を読み出し、読み
出した複数の圧縮画像信号を伸長する伸長手段と、伸長
された複数の圧縮画像信号毎に記録されたサブデータを
読み取るサブデータ読み取り手段と、記録手段から読み
取られたサブデータに応じて、伸長手段によって伸長さ
れた複数の部分画の重畳する境界をシームレスにつなぐ
境界処理を行い1つの画像信号が生成される画像生成手
段とからなることを特徴とする画像信号再生装置であ
る。
【0013】また、請求項28に記載の発明は、1枚の
画像が複数に分割され、分割された複数の画像に対して
ディジタル画像圧縮が行われ、ディジタル画像圧縮によ
って生成された複数の圧縮画像信号と複数の圧縮画像信
号に対応するサブデータとが記録された記録媒体から1
枚の画像を再生する画像信号再生方法において、記録媒
体に記録された複数の圧縮画像信号を読み出し、読み出
した複数の圧縮画像信号を伸長するステップと、伸長さ
れた複数の圧縮画像信号毎に記録されたサブデータを読
み取るステップと、記録手段から読み取られたサブデー
タに応じて、伸長された複数の部分画の重畳する境界を
シームレスにつなぐ境界処理を行い1つの画像信号が生
成されるステップとからなることを特徴とする画像信号
再生方法である。
【0014】上述したように、この発明は、カメラのフ
ァインダを覗き、画枠サイズを決定する。画枠サイズが
決まると、フォーカスを合わせ、記録キーを押す。記録
キーが押されると、反射鏡が所定の方向に向いて止ま
り、CCD撮像素子の電子シャッターが開き、一定時間
後に閉じる。そして、反射鏡が次の方向に向いて止ま
る。この動作中にCCD撮像素子から供給された画像信
号がメモリに記憶される。この動作を所定枚数分、例え
ば12回繰り返し、12枚の部分画が撮影される。この
12枚の部分画は、画歪補正および境界処理が施され、
通常より高解像の画像信号として記憶、および出力され
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例を図面を
参照して詳細に説明する。図1は、この発明の第1の実
施例を示すものである。1で示すファインダーは、可変
画枠ファインダーであり、シスコン19によって制御さ
れる。このファインダー1を覗くと被写体2が画枠に重
畳されて表示される。ミラーブロック3は、後述するよ
うに2軸可動ミラーからなり、ミラーサーボ4によって
駆動される。このミラーサーボ4は、シスコン19によ
って制御される。ミラーブロック3には、被写体2が入
射され、入射された被写体2は、レンズブロック5へ供
給される。
【0016】レンズブロック5は、フォーカスサーボ6
によって駆動される。そのフォーカスサーボ6は、シス
コン19によって制御される。レンズブロック5に入射
された被写体2は、フォーカスを合わせ、CCD撮像素
子7へ供給される。CCD撮像素子7は、電子シャッタ
ー8によって駆動され、静止画記録キー21が操作され
ることによって、供給された被写体2を取り込む。電子
シャッター8は、シスコン19によって制御される。
【0017】具体的には、ファインダー内の画枠に重畳
された被写体2を何枚の部分画に分けて撮影するかが画
枠サイズ指定キー20を操作して設定される。この画枠
サイズ指定キー20を操作することで、縦横のサイズが
1〜5の範囲で指定でき、指定すると同時にファインダ
ー内の画枠サイズが変化する。これは、画枠と重畳され
ている被写体2を何枚の部分画に分けて撮影するかを指
定するものである。画枠サイズ指定キー20によって、
例えば縦を3、横を4に設定したとしよう。そしてフォ
ーカスを合わせ、静止画記録キー21が押されることに
よって、被写体2の1枚の部分画は、ミラーブロック3
で反射し、レンズブロック5を通過し、CCD撮像素子
7に入る。
【0018】CCD撮像素子7に取り込まれた被写体2
の1枚の部分画は、部分画の画像信号としてスイッチ9
を介して、圧縮回路10に供給される。そして、圧縮回
路10において、例えばDCTによって画像圧縮が行わ
れ、圧縮された画像信号(以下、圧縮画像信号と称す
る)は、記録媒体13へ供給される。
【0019】シスコン19によって制御されるサブデー
タ付加回路12では、時刻や日付などに加え、ミラーの
経度、緯度、フォーカス状態、電子シャッターの速度な
どのサブデータが圧縮回路10を介して、対応する圧縮
画像信号と共に記録媒体13へ供給される。記録媒体1
3は、テープ、ディスクまたはICメモリなどからなる
ものである。この記録媒体13は、シスコン19によっ
て制御され、サブデータが付加された圧縮画像信号の記
録/再生が行われる。
【0020】こうして1枚の部分画が記録媒体13に記
録されると、シスコン19は、ミラーサーボ4へ指令を
出し、ミラーの経度と緯度を別の値にして、1枚目の部
分画に1部分重なるように2枚目の部分画を撮影する。
撮影された2枚目の圧縮画像信号とサブコードが記録媒
体13に記録される。このように次々と縦横に光軸の方
向を変えながら3×4=12枚の部分画が撮影され、記
録媒体13へ記録される。
【0021】撮影された12枚の圧縮画像信号の記録が
終わると、直ちに再生され、再生された圧縮画像信号
は、記録媒体13から伸長回路14へ供給される。伸長
回路14では、逆DCT等によって画像信号へ伸長され
る。復号された部分画は、最大25枚分の画像信号が記
憶できる画像メモリ16へ供給され、その部分画と共に
読み出されたサブデータは、サブデータ読み取り回路1
5へ供給される。サブデータ読み取り回路15では、供
給されたサブデータが読み取られ、読み取られた時刻、
日付、ミラーの経度、緯度、フォーカス状態、電子シャ
ッターの速度などがシスコン19へ供給される。
【0022】画像メモリ16では、シスコン19に供給
されたサブデータに基づいて、画歪補正および境界処理
が記憶された12枚の部分画に対して、行われ、1つの
画像信号が生成される。画歪補正および境界処理は、一
例としてシスコン19内のソフトウェアにより実行され
る。生成された1つの画像信号は、スイッチ9を介して
圧縮回路10へ供給され、再度圧縮され、サブデータと
共に記録媒体13に記録される。このとき、CCD撮像
素子7からの圧縮画像信号とは異なる別の領域に画像メ
モリ16からの圧縮画像信号は、記録される。
【0023】このようにして、完成されたあるシーンを
再生するには、再生キー22を操作することによって、
そのシーンに対応する圧縮画像信号が記録媒体13から
読み出される。読み出された信号は、伸長回路14にお
いて、圧縮を解き、画像信号へ変換される。変換された
画像信号は、画像メモリ16を介して表示回路17へ供
給される。表示回路17は、間引きフィルタおよび/ま
たは補間フィルタからなり、供給された画像信号に対し
て間引きフィルタおよび/または補間フィルタの処理が
施される。表示回路17において処理が施された画像信
号は、出力端子18から取り出される。
【0024】2軸可動ミラー方式をミラーブロック3に
採用したこの第1の実施例では、望遠にしたカメラの光
軸を2軸可動ミラーで縦横に動かし、複数の部分画を記
録し、画歪補正および境界処理を行って1枚の大きな静
止画像を完成する装置である。一例として、25枚の部
分画を撮影することで、通常撮影される画像と比較する
と、15倍程度の画素数を実現できる。また、動画用の
普通のVCR(ビデオカセットレコーダ)を基本とする
場合、手振れ補正は、VCR内の後述するアクティブプ
リズムで行い、動画用の普通のVCRを基本としない場
合、手振れ補正は、2軸可動ミラーで行う。
【0025】また、この第1の実施例では、圧縮画像信
号を記録媒体13に記録しているが、圧縮を施さない生
の画像信号を記録媒体13に記録することも可能であ
る。
【0026】ここで、上述した画枠サイズ指定キー20
を使用して、ファインダー内の画枠に重畳された被写体
2を何枚の部分画に分けて撮影するかを設定する処理の
一例を説明する。画枠サイズ指定キー20には、〔縦枚
数−〕、〔縦枚数+〕、〔横枚数−〕、〔横枚数+〕の
各キーを使用して縦方向の枚数Nv(1〜5)および横
方向の枚数Nh(1〜5)が設定される。このとき、N
v×Nh=1を除き、24種類の設定を行うことができ
る。
【0027】このように、画枠サイズ指定キー20を使
用して設定された設定値は、直ちにファインダー1内に
表示される。その一例を図2を用いて説明する。被写体
2からの光線31が対物レンズ32を介して入射され
る。入射された光線31は、ハーフミラー33および接
眼レンズ34を介して人間の眼35によって認識され
る。液晶表示板36には、画枠が表示される。例えば、
液晶表示板36の37aに示す位置に画枠が表示された
場合、画枠37aは、レンズ38を介してハーフミラー
33へ入射される。このとき、人間には、液晶表示板3
6に表示された画枠の虚像37bが光線31と重畳し
て、見ることができる。
【0028】具体的には、画枠サイズ指定キー20によ
って、縦方向の枚数Nv(1〜5)および横方向の枚数
Nh(1〜5)が設定されると、液晶表示板36に図3
に示すような対応する24種類の画枠が直ちに表示され
る。液晶表示板36に表示された画枠37aは、虚像3
7bとして、被写体2からの光線31と共に眼35によ
って認識される。また、画枠37aは、レンズ38を通
過することによって、虚像37bの位置に表示される
が、実際には、37cで示す位置となる。人間の眼35
には、画枠の虚像37bおよび39内に被写体2の虚像
40が認識される。
【0029】静止画記録の動作の一例を説明する。フォ
ーカスが手動のときは、画枠サイズが決まると目的の部
分(通常は中央)にフォーカスを合わせる。そして、被
写体2に向けて静止画記録キー21を押す。静止画記録
キー21が押されると、シスコン19は、ミラーサーボ
4のコイルに電流を流し、予め設定した緯度と経度にな
った位置で電流を止め、すなわちミラーを加減速して予
め設定した位置で止める。その後、シスコン19は、C
CD撮像素子7の電子シャッター8を開き、一定時間後
に閉じる。CCD撮像素子7にチャージされた電荷は、
電子シャッター8を閉じている間にメモリ11に転送さ
れる。この画像信号は、すぐに圧縮され、記録媒体13
に供給され、記録される。
【0030】そして、再びミラーを加減速して第2の緯
度と経度の位置でミラーを止め、CCD撮像素子7の電
子シャッター8を開閉し、同じ動作が繰り返される。こ
のようにして、12枚の隣合う部分の画像を連続的に記
録する。フォーカスが自動のときは、被写体2に向かっ
て、静止画記録キー21を半分押すと中心の画像に対し
てオートフォーカスが動作する。更に押すとフォーカス
サーボがオフになり、その状態で12枚の部分画を撮影
する。すなわち、光軸を変えながら画像を取り込むの
で、フォーカスは、動かさない。
【0031】上述した2軸可動ミラーからなるミラーブ
ロック3の構造の一例を図4に示す。41は、平面鏡で
あり、その平面鏡41の左右に回転軸42があり、可動
フレーム43の軸受けを中心として回転することができ
る。平面鏡41の上下にコイル44が固定されている。
このコイルの左右にマグネット系45が可動フレーム4
3に固定されていて磁力線がコイル44をよぎるように
配置されている。コイル44に電流を流すと平面鏡41
を上に向けたり、下に向けたりすることができる。すな
わち、緯度の制御ができる。
【0032】可動フレーム43の上下に回転軸46があ
り、固定フレーム47の軸受けを中心として回転するこ
とができる。また、可動フレーム43の左右にコイル4
8が固定されている。このコイル48の上下にマグネッ
ト系49が固定フレーム47に固定されていて磁力線が
コイル48をよぎるように配置されている。コイル48
に電流を流すと平面鏡41を左に向けたり、右に向けた
りすることができる。すなわち、経度の制御ができる。
【0033】ミラーブロック3を駆動させた一例を図5
に示す。この図5は、例えばDCカムコーダのレンズブ
ロック5の設定を望遠にしてミラーブロック3を装着し
た状態を上から見たものである。ミラーブロック3の反
射鏡41が緯度経度とも中心にあるとき、Aの位置の被
写体が撮影される。ただし、反射鏡41で1回反射して
いるため映像は、左右反対になるので電気的に処理を行
う必要がある。
【0034】ここで、図4に示したコイル48に電流を
流し、反射鏡41を時計方向に5°動かすと光軸は、1
0°右へずれて、Bの位置の被写体が撮影される。反時
計方向に5°動かすと光軸は、10°左へずれて、Cの
位置の被写体が撮影される。
【0035】次に、経度は、センターにしておき、コイ
ル44に電流を流し、反射鏡41が5°上を向くと光軸
は、上へ回転しながらずれて、Dの位置の被写体が撮影
される。緯度も経度も5°ずらすとEの位置の被写体ま
たはFの位置の被写体が撮影される。
【0036】このようにして、反射鏡41の緯度と経度
を制御することによって水平位置と垂直位置をずらしな
がら12枚の部分画を互いに1部分が重なるようにして
撮影する。こうして部分画の集合としての全体像が得ら
れる。2軸可動ミラーには、緯度、経度ともそれぞれ角
度センサーが配置してあり、±10°の範囲で出力が得
られるようになっている。この2軸可動ミラーの制御
は、ディジタル信号を用いた場合、256階調では不足
なので、アナログ信号で制御した方が良い。
【0037】図6を用いて、ミラーサーボ4を詳細に説
明する。ミラーサーボ4には、緯度制御と経度制御が独
立に2系統あるが、ここでは、説明を容易とするため経
度制御の処理のみ説明する。この図6に経度制御のブロ
ック図を示す。シスコン51からミラー58の角度の目
標値がキックパルス発生回路52および比較回路53へ
供給され、さらにキックパルス発生回路52には、キッ
クパルスがシスコン51から供給される。比較回路53
では、経度センサ59からの出力信号と目標値との差分
が生成される。生成された差分は、LPF(ローパスフ
ィルタ)54およびスイッチ55を介してドライバ回路
56へ供給される。
【0038】ドライバ回路56は、供給された信号に応
じて経度コイル57を駆動し、ミラー58の角度を変え
る。経度センサ59では、ミラー58の角度が出力信号
として、キックパルス発生回路52および比較回路53
へ供給される。このように、経度センサ59の出力信号
が目標値に一致するようにフィードバック制御される。
比較回路53の差分が0付近の場合、比較回路53から
シスコン51へ供給するLOCK信号は、H(ハイ)レ
ベルとなる。
【0039】そして、ミラー58の角度を急に別の値に
変更したいとき、シスコン51は、目標値を更新すると
共に、キックパルスを出力する。キックパルス発生回路
52は、新しい目標値T2と現在の値T0から以下の計
算式からT1となる位置を求める。
【0040】T1=(T2−T0)/2 また、キックパルス発生回路52では、供給されたキッ
クパルスによって、切換信号SWがHレベルとなり、ス
イッチ55へ供給される。切換信号SWに応答してスイ
ッチ55は、切り換えられる。切換信号SWによって、
スイッチ55がH側に切り換わり、キックパルスに応じ
て加速電流がキックパルス発生回路52からドライバ回
路56へ供給され、その加速電流に応じてドライバ回路
56は、経度コイル57を駆動する。加速の方向は、T
1の符号に依存する。
【0041】この結果ミラー58の角度が変わり、経度
センサ59の出力信号がT1に達すると、キックパルス
発生回路52は、加速電流を減速電流へ切り換え、ミラ
ー58を制御する。そして、経度センサ59からの出力
信号と目標値とがほぼ一致したとき、切換信号SWをL
(ロウ)レベルとし、経度制御の処理は、フィードバッ
ク制御に戻る。この後、サーボ系は、速やかに安定に向
かう。緯度、経度ともLOCK信号がHレベルとなった
とき、電子シャッター8が開かれ、部分画がCCDに入
力される。
【0042】この図6の経度制御の処理のタイミングチ
ャートを図7に示す。シスコン51からキックパルスが
発生すると、そのキックパルスに応答して切換信号SW
がHレベルにされ、加速電流が流れる。+側に加速電流
が流れることによって、角度が初期値T0から変化し、
T1に達したとき、加速電流から減速電流に変えられ、
目標値T2に達すると切換信号SWがLレベルになる。
また、異なる目標値T2が設定されると、−側に加速電
流が流れ、初期値T0からT1に達したときに、加速電
流から減速電流に変えられ目標値T2に達すると切換信
号SWがLレベルになる。
【0043】緯度、経度共に目標値に一致したときに、
LOCK信号は、Hレベルとなり、このLOCK信号の
Hレベルの期間に電子シャッターは、開かれる(Hレベ
ル)。角速度は、加減速に関わらず、+側に電流が流れ
たときには、図に示すように上向きになり、−側に電流
が流れたときには、下向きになる。
【0044】画歪補正の一例を図8を用いて説明する。
上述した図5に示すように反射鏡41を動かして作った
部分画は、中央部を除いて歪を伴っている。この歪は、
反射鏡41の緯度と経度に強く依存している。図8A
は、被写体の(x,y)平面を示し、その(x,y)平
面上で歪んだ範囲Fは、図8Bに示すように、CCD撮
像素子7の(i,j)平面に正しい長方形として投影さ
れる。CCD撮像素子7の任意の画素P(i,j)は、
(x,y)平面上では、式(1)および式(2)に示す
2本の直線の交点として与えられる。
【0045】 y=a1x+b1 (1) y=a2x+b2 (2) ただし、a1およびb1は、iに依存しないjの関数で
あり、a2およびb2は、jに依存しないiの関数であ
る。
【0046】図9において、被写体を示す(x,y)平
面の任意の画素のデータQ(x,y)をCCD撮像素子
7上の画素データP(i,j)から求める方法の一例を
示す。まず、式(1)および式(2)の直線の中から点
(x,y)を最も小さく囲む4本の直線を選択する。こ
の4本の直線の交点の画素値をP(i,j)、P(i+
1,j)、P(i,j+1)、P(i+1,j+1)と
する。これらの画素値から比例配分でQ(x,y)を求
めることができる。この方法は、高い周波数成分のゲイ
ンが低いきらいがあるが、歪成分は、充分に補正され
る。この比例配分で求める一例として2次元補間フィル
タを使用しても良い。
【0047】境界処理の一例を図10を用いて説明す
る。画歪処理の終わった複数の部分画は、互いの位置関
係が不明瞭である。これは、角度センサの分解能が画素
精度に比して少ないことによる。そこで、互いの位置関
係を正確に決める必要がある。この一例では、説明を容
易とするため2画面のみの場合について考える。図10
に示すP1およびP2の部分画は、画歪補正が終わって
いるので、縦横の位置関係がずれているだけである。大
きさは、同一であり、傾きもない。図10Aに示すよう
に、部分画P1の原点を(h,v)平面の(h1,v
1)に固定し、部分画P2の原点を仮に(h2,v2)
に置く。h2およびv2は、ミラーの経度および緯度の
情報に基づいて決定する。
【0048】部分画P1およびP2の共通部分の画素に
ついて、式(3)を用いて計算する。
【0049】
【数1】
【0050】sの値は、部分画P1およびP2が一致し
ていると大きな正の数になる性質を持っている。h2お
よびv2を考え得る範囲で動かし、最もsが大きくなる
ときのh2およびv2が部分画P2の置かれるべき位置
である。h2およびv2の範囲が広いときは、sの極大
値が複数存在してしまうので、これを防ぐためsの計算
の前にローパスフィルタで部分画P1およびP2の高域
成分を除いておく。このようにして求めた原点(h2
´,v2´)に部分画P2の画像を置くと図10Bに示
すように、ほぼ画像が一致する。
【0051】しかしながら、部分画P1およびP2の画
像は、同一でなないため、図10Bに示す斜線部分を水
平方向に数画素に恒って、図10Cに示すように、加重
平均によって、重畳された部分画を作る。このようにす
ることで、DCレベルがずれていても部分画がスムーズ
につながる。
【0052】 Q(h3+i)=(1−a)×P1(h3+i)+a×P2(h3+i) (4) ただし、a=i/nであり、i=0〜nとなる。
【0053】再生の方法の一例を図11および図12を
用いて説明する。ここでは、再生キー22、特に拡大表
示に関するキー操作を説明する。ズームモードには、ノ
ーマルモード、設定モードおよび拡大モードの3つのモ
ードがある。最初は、ノーマルモードになっている。こ
のときは、図12Aに示すように、全体像が表示されて
いる。ズームキー71の〔+〕を押すと、設定モードに
入り、予め設定されている拡大率(初期値は2倍)に応
じた画枠が、予め設定されている位置(初期値は中央)
に表示される。このとき、拡大率および位置の初期値
を、一例として図12Bに示す。
【0054】ここで、〔→〕、〔←〕、〔↓〕、〔↑〕
からなる位置キー73を押すと、図12Cに示すよう
に、画枠が移動する。そして、ズームキー71の〔+〕
を再度押すと、拡大モードになり、画枠が消え、拡大画
像が表示される。具体的には、図12Cに表示されてい
た画枠が拡大され、図12Dに示すように表示される。
ここで、位置キー73の〔↑〕を押すと、図12Eに示
すように、表示されている拡大画像がゆっくり移動す
る。また、拡大キー72の〔−〕、〔+〕を押すと、こ
の画像を表示したまま画面の中央を基準にして、ゆっく
り拡大または縮小される。具体的には、図12Eに表示
された画面から、拡大キー72の〔+〕が押され、図1
2Fに示す画像までゆっくり拡大される。
【0055】ここで、ズームキー71の〔−〕を押す
と、図12Gに示すように、設定モードに戻り、全体像
の画面に拡大率と拡大位置を示す画枠を表示する。これ
は、拡大画像が全体像のどの部分であるかを確認するた
めに使用される。ズームキー71の〔−〕を再び押すこ
とによって、ノーマルモードに戻る。この一例におい
て、拡大または縮小は、例えば補間フィルタまたは間引
きフィルタを使用する。これらの操作は、マウスを使用
して実行しても良い。
【0056】再生時の自動掃引の一例を図13を用いて
説明する。まず、再生時の自動掃引を簡単に説明する。
例えば、図13に示すような縦書きの掲示板全体を1枚
撮影し、これを拡大して表示し、読むことを考える。ま
ず、右上を表示し、ゆっくり下に移動して右下に来たと
き1行読み終わる。次に、すばやく上に移動し、再びゆ
っくり下に向かう。そして、1行読む毎に少しずつ左へ
ずらして行く。下から上への移動は、瞬間でも良いが、
改行を明示するため瞬時でなくても良い。この動作を自
動的に行うモードを再生時の自動掃引という。
【0057】以下、自動掃引に関するキー操作と合わせ
て説明する。最初、図13Aに示すように、全体像を表
示しておき、図14に示す自動掃引81のセクションの
中の範囲設定キー82を押すと設定モードになり、図1
3Aに示すように、画枠が表示される。ズームキー71
および位置キー73を使って文字の範囲を決める。次
に、横書きキー83および縦書きキー84を押すと横書
きなら左上に拡大画像の枠が表示され、縦書きなら図1
3Bに示すように、右上に拡大画像の枠が表示される。
ここで、ズームキー71を使用して拡大率を決定する。
そして、実行/停止キー85を押すと自動掃引が始ま
る。
【0058】自動掃引中でも各種のキーが有効である。
読む速さを変えるには、読む速さキー86の〔+〕、
〔−〕を何回か押し、1行の行間隔を変えるには、行間
キー87の〔+〕、〔−〕を何回か押せば良い。1行の
長さが短いときは、強制改行キー88を押せば良く、前
に戻りたいときは、1行戻るキーを数回押せば良い。ま
た、1時的に止めたいときは、実行/停止キー85を押
し、再度押せばそこから始まる。これらの操作もマウス
を使うことができる。
【0059】次に、この発明の第2の実施例を図15に
示す。上述した第1の実施例と同じ機能のブロックは、
同じ参照符号を付し、その説明を省略する。この第2の
実施例では、可変画枠表示式からなるファインダー1を
新たに設けない代わりに、電子式ビューファインダー
(以下、EVFと称する)91を用いる。EVF91に
は、スイッチ92により通常は、CCD撮像素子7から
の画像が供給されている。例えば、図16Aのような被
写体があり、レンズを望遠の状態にして、図16Bが映
っている。ここで、ミラーブロックを装着すると、その
画像は、左右逆転処理を行って画像メモリ16に書き込
み、図16Cの画像がEVF91に映る。ここで、画枠
キー(図示しない)を押すと、ミラーが動作し、12枚
(Nv×Nh=4×3=12)の部分画を撮影する。
【0060】そして、伸長回路14において、画像信号
へ変換され、画歪補正/境界処理回路93において、必
要最小限の画歪補正と境界処理がリアルタイムで実行さ
れる。その画像信号は、画像メモリ16に書き込まれ、
図16Dに示すように、EVF91に表示される。EV
F91に表示されている図16Dに示す画像は、中心だ
けがカメラ映像であり、それ以外は、画像メモリ16か
ら読み出された画像である。方向や距離を変えたとき
は、再度画枠確認を行えば良い。
【0061】これらの動作をすばやく行いたいときは、
4隅確認キーを使用して、4隅の4枚だけ更新すること
もできる。
【0062】画枠が4:3でないときは、全体像が映
り、左右または上下に余白があるときは、灰色画面にし
ておく。
【0063】上述した第1および第2の実施例は、2軸
可動ミラーにより複数の部分画を撮像するものである
が、ここでは、変形例としてミラーを使わずにCCD固
体撮像素子そのものを動かすことにより複数の部分画を
撮像する一例を図17に示す。101は、CCD固体撮
像素子を示し、そのCCD固体撮像素子101を垂直方
向にリニアに移動させるための垂直レール102と、そ
の垂直レール102を水平方向にリニアに移動させるた
めの、水平レール103からなる可動CCDを示す。駆
動系は、図示しないが、マグネットとコイルによる。配
線は、フレキシブルプリント基盤でCCD固体撮像素子
101と垂直レール102および垂直レール102と水
平レール103を結んでいる。
【0064】この可動CCDを使用して複数の部分画を
撮影する場合、1枚のCCD撮像素子を光軸に垂直な平
面内を、図17に示すように縦横に平行移動できるよう
に配置し、順次移動させながら複数の部分画を記録し、
境界処理を行って1枚の大きな静止画像を完成する装置
である。一例として、25枚の部分画を撮影することに
よって、20倍程度の画素数を実現できる。
【0065】この可動CCDを使用することによって、
画歪補正を不要とすることができる。そして、手振れ補
正は、可動CCDで行う。また、大きめのレンズを使用
し、テレセントリックな光学系を使い、CCDのOCL
(オンチップレンズ)は垂直のものを使用する。そし
て、サイズの小さいCCD固体撮像素子が有利である。
しかしながら、動画の記録も可能だが広角が苦手であ
る。
【0066】図18Aおよび図18Bは、アクティブプ
リズム方式を適用し、複数の部分画を撮影する場合、ア
クティブプリズムを使って、光軸を上下左右斜めにずら
しながら複数の部分画を記録し、画歪補正と境界処理を
行って1枚の大きな静止画像を完成する装置の一例であ
る。一例として、9枚の部分画を撮影することよって、
7倍程度の画素数を実現できる。
【0067】このアクティブプリズム方式を利用するた
めには、アクティブプリズムの制御角度が±5度程度あ
れば可能であり、±7.5度程度あれば16枚の部分画
を撮影することも可能である。また、手振れ補正は、ア
クティブプリズムで実行できる。図18Aは、このアク
ティブプリズムを適用して、被写体を複数の領域に分け
たものであり、図18A中の領域1は、プリズムの角度
が0°のとき撮影される領域である。画角の90%程度
右に光軸を振ったとき撮影される領域が2であり、左に
振ると領域3、上下に振ると領域4、5が撮影される。
また、斜めに光軸を振ると領域6、7、8、9が撮影さ
れる。このように、2方向アクティブプリズムを動かし
ながら9枚の部分画を撮影することができる。
【0068】ここで、アクティブプリズムの概略図を図
19に示し、簡単に説明する。このアクティブプリズム
は、前面ガラス105と後面ガラス106の間を蛇腹1
07でつないだものである。この2枚のガラスの間に高
屈折率の液体108が封入されている。2枚のガラスに
は、それぞれ縦と横に、上述した2軸可動ミラーのよう
に、回転軸を設け、自由に動作するようにしたものであ
る。このアクティブプリズムをミラーブロック3に代え
てレンズブロック5の前に配置することによって、光軸
が縦と横に曲げられる。
【0069】このときの液体108は、下記に示す条件
を満たす必要がある。
【0070】(1)前面ガラス105および後面ガラス
106と屈折率nが近い。
【0071】(2)カメラの動作温度範囲で凍結などの
異常が生じない。
【0072】(3)万一破損し、液体108が流出して
も人体には無害な物質である。
【0073】アクティブプリズムの動作を簡単に説明す
る。前面ガラス105は、例えば水平の軸で保持され、
後面ガラス106は、例えば垂直の軸で保持され、それ
ぞれ軸のまわりを独立に回転できる。回転軸には、可動
コイルを取り付けた。コイルに流れる電流によって回転
角(頂角)を決められる。例えば、手振れによって、カ
メラが上を向いたとき、図19Aに示すアクティブプリ
ズムの状態から図19Bに示すアクティブプリズムの状
態へ変化する。
【0074】具体的には、図19Aに示すように、2枚
のガラス板が平行なときには、アクティブプリズムに入
射した光線は直進する。ここで、手振れが発生し、2枚
のガラス板が平行位置からある角度だけ回転したとする
と、アクティブプリズム内部の屈折率nにより、入射し
た光線が出射するときには、図19Bに示すように、屈
折する。
【0075】図18Bは、このアクティブプリズムを適
用して、画角の±45%程度斜めに動かして4枚の部分
画を撮影する場合を示す。アクティブプリズムの制御角
を広くすることができれば16枚または25枚の部分画
を撮影することが可能になる。レンズ系を更に望遠にす
ればアクティブプリズムの制御角が小さくても16枚ま
たは25枚の部分画を撮影することが可能になる。
【0076】図18Cおよび図18Dは、マルチCCD
撮像素子とアクティブプリズムを適用し、複数の部分画
を撮影する場合、複数枚のCCD撮像素子をCCD撮像
素子のサイズの1.9倍程度の間隔で配置し、アクティ
ブプリズムなどを使って、光軸を上下左右斜めのうち1
部ないし全部を動かしながら複数の部分画を記録し、画
歪補正と境界処理を行って、1枚の静止画像を完成する
装置の一例である。一例として、4枚のCCD撮像素子
で4回の撮影を行うことによって、16枚の部分画が記
録でき、13倍程度の画素数を実現できる。
【0077】このCCD撮像素子とアクティブプリズム
を利用するためには、アクティブプリズムの制御角度が
±5度程度あれば可能であり、また手振れ補正は、アク
ティブプリズムで実行できる。図18Cは、CCD撮像
素子を2枚配置したもので、2方向アクティブプリズム
で中央、上、下、右、右上、右下の6回の光軸移動で1
2枚の部分画を撮影できる。さらに、左、左上、左下を
加えれば15枚の部分画を撮影することができる。
【0078】また、図18Dは、CCD撮像素子を4枚
配置したもので、2方向アクティブプリズムで中央、
下、右、右下の4回の光軸移動で16枚の部分画を撮影
できる。さらに、左、左下を加えれば20枚の部分画を
撮影することができ、上、左上、右上も加えれば25枚
の部分画を撮影することができる。
【0079】普通のカムコーダのジャイロセンサとアク
ティブプリズムを適用した場合、図20および図21に
示すように、(x,y,z)座標系を(右、前方、上)
に設定し、原点にカメラを配置する。ジャイロセンサP
は、光軸が被写体の上下に揺れるときの角速度を検出す
る。ジャイロセンサY1は、光軸が被写体の左右に揺れ
るときの角速度を検出する。これらの角速度から角度を
作り出し、作り出した角度を信号として、上下用のアク
ティブプリズムおよび左右用のアクティブプリズムをそ
れぞれ駆動して、被写体と光軸の相対位置を静止させ
る。図20は、原点に配置されたカメラの上から見た概
略図であり、図21は、原点に配置されたカメラの後方
から見た概略図である。
【0080】2軸可動ミラー方式にジャイロセンサとア
クティブプリズムを適用した場合、図22および図23
に示すように、(x,y,z)座標系を(右、前方、
上)に設定し、原点にカメラを配置する。ジャイロセン
サRは、光軸が被写体の上下に揺れるときの角速度を検
出する。ジャイロセンサY2は、光軸が被写体の左右に
揺れるときの角速度を検出する。これらの角速度から角
度を作り出し、作り出した角度で光軸を制御する。光軸
の左右の揺れは、レンズ系の中にあるアクティブプリズ
ムで制御しても良いし、2軸可動ミラーの経度を変えて
も良い。しかしながら、光軸の上下の揺れは、2軸可動
ミラーの緯度を変えて制御を行う。図22は、原点に配
置されたカメラの上から見た概略図であり、図23は、
原点に配置されたカメラの後方から見た概略図である。
【0081】この発明の第3の実施例を図24に示す。
この第3の実施例は、記録側は、上述した第1および第
2の実施例と同じ機能のブロックを有するが、再生側
は、単に複数の部分画を圧縮して、記録媒体13に記録
された圧縮画像を読み出し、再生回路111において、
読み出された圧縮画像を出力端子112を介してパソコ
ンへ出力する。この第3の実施例では、画歪補正および
境界処理並びに処理が施された画像の表示は、パソコン
で行う。
【0082】上述した実施例では、1枚の静止画像を何
枚かの部分画として撮影するときに、光軸を変化させて
もフォーカスは、変化させないようにしているが、光軸
を変化させる毎にフォーカスを変化させても良い。
【0083】
【発明の効果】この発明に依れば、1つの被写体を25
枚に分けて撮影し、つなぎ合わせて1枚の大きな画像を
メモリ上に作り出すので境界のロスなどを考慮しても2
0倍程度の高解像な画像を生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例のブロック図である。
【図2】この発明に係る画枠表示を説明するための概略
図である。
【図3】この発明に係るファインダの表示の一例を示す
略線図である。
【図4】この発明に係る2軸可動ミラーの一例の概略図
である。
【図5】この発明に係る2軸可動ミラーを用いて部分画
の撮影を説明するための略線図である。
【図6】この発明に係るミラーサーボの一例のブロック
図である。
【図7】この発明に係るミラーサーボの一例のタイミン
グチャートである。
【図8】この発明に係る画歪補正を説明するための略線
図である。
【図9】この発明に係る画歪補正を説明するための略線
図である。
【図10】この発明に係る境界処理を説明するための略
線図である。
【図11】この発明に係る拡大/縮小を説明するための
略線図である。
【図12】この発明に係る拡大/縮小を説明するための
略線図である。
【図13】この発明に係る表示の方法を説明するための
略線図である。
【図14】この発明に係る表示の方法を説明するための
略線図である。
【図15】この発明の第2の実施例のブロック図であ
る。
【図16】この発明に係るファインダの動作を説明する
ための略線図である。
【図17】この発明に係るCCD撮像素子の一例の概略
図である。
【図18】この発明に係る部分画の撮影を説明するため
の略線図である。
【図19】この発明に係るアクティブプリズムの一例を
説明するための略線図である。
【図20】この発明に係るカメラに内蔵されたジャイロ
センサを説明するための概略図である。
【図21】この発明に係るカメラに内蔵されたジャイロ
センサを説明するための概略図である。
【図22】この発明に係るカメラに内蔵されたジャイロ
センサを説明するための概略図である。
【図23】この発明に係るカメラに内蔵されたジャイロ
センサを説明するための概略図である。
【図24】この発明の第3の実施例のブロック図であ
る。
【符号の説明】
1・・・ファインダー、2・・・被写体、3・・・ミラ
ーブロック、4・・・ミラーサーボ、5・・・レンズブ
ロック、6・・・フォーカスサーボ、7・・・CCD撮
像素子、8・・・・電子シャッター、9・・・・スイッ
チ、10・・・・圧縮回路、11・・・メモリ、12・
・・サブデータ付加回路、13・・・記録媒体、14・
・・伸長回路、15・・・サブデータ読み取り回路、1
6・・・画像メモリ、17・・・表示回路、19・・・
シスコン、20・・・画枠サイズ指定キー、21・・・
静止画記録キー、22・・・再生キー

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を複数の部分画に分割して記録す
    るために、上記被写体から入射される光軸を変化させる
    光軸変化手段と、 上記被写体のフォーカスを合わせるレンズブロックと、 上記複数の部分画毎に取り込む撮像素子と、 上記複数の部分画毎に対応するサブデータを付加するサ
    ブデータ付加手段と、 上記複数の部分画毎にディジタル画像圧縮を行い、複数
    の圧縮画像信号を生成する圧縮手段と、 上記複数の圧縮画像信号と共に、上記圧縮画像信号に対
    応する上記サブデータを記録する記録手段と、 上記記録手段に記録された複数の圧縮画像信号を読み出
    し、読み出した上記複数の圧縮画像信号を伸長する伸長
    手段と、 伸長された上記複数の圧縮画像信号毎に記録されたサブ
    データを読み取るサブデータ読み取り手段と、 上記記録手段から読み取られた上記サブデータに応じ
    て、上記伸長手段によって伸長された複数の部分画の重
    畳する境界をシームレスにつなぐ境界処理を行い1つの
    画像信号が生成される画像生成手段とからなることを特
    徴とする画像信号記録再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像信号記録再生装置
    において、 上記光軸変化手段は、 水平方向および垂直方向に2つの軸を設ける反射鏡によ
    って、光軸を変化させることができる2軸可動ミラーか
    らなり、 上記画像メモリ手段では、上記1つの画像信号を生成す
    るときに、上記伸長された複数の部分画毎に画像の歪み
    を補正する画歪補正を行うと共に、上記境界処理を行う
    ことを特徴とする画像信号記録再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の画像信号記録再生装置
    において、 上記2軸可動ミラーは、 上記2軸可動ミラーの上記反射鏡の緯度と経度を変える
    独立した2つのアクチュエータと、 上記アクチュエータによって変化した角度にほぼ比例し
    た信号をそれぞれ出力する2つのセンサと、 検出された上記角度と予め設定されている角度との差分
    を低域通過フィルタに通し、上記低域通過フィルタから
    の出力信号を増幅して上記アクチュエータに供給するこ
    とによってフィードバックループと、から構成される2
    つのミラーサーボによって制御されることを特徴とする
    画像信号記録再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の画像信号記録再生装置
    において、 さらに、2つのガラスと、 上記2つのガラスをつなぐ蛇腹と、 上記2つのガラスの間には、上記ガラスと屈折率がほぼ
    等しい液体とから構成されるアクティブプリズムを設け
    ることを特徴とする画像信号記録再生装置。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の画像信号記録再生装置
    において、 上記2軸可動ミラーによって、変化する光軸に応じて上
    記部分画のフォーカスを変化させることを特徴とする画
    像信号記録再生装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の画像信号記録再生装置
    において、 さらに、変化する上記フォーカスに応じて撮影される上
    記部分画のサイズを補正することを特徴とする画像信号
    記録再生装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の画像信号記録再生装置
    において、 上記光軸変化手段は、 上記撮像素子が配置されている垂直方向に移動する垂直
    レールと、 水平方向に移動する水平レールとから構成される可動撮
    像素子であることを特徴とする画像信号記録再生装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の画像信号記録再生装置
    において、 上記可動撮像素子は、 上記可動撮像素子に入射される光軸の緯度と経度を検出
    し、検出した位置にほぼ比例した信号を出力するジャイ
    ロセンサと、 上記ジャイロセンサからの出力に応じて上記可動撮像素
    子の位置を制御する制御手段とによって、手振れ補正が
    行われることを特徴とする画像信号記録再生装置。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の画像信号記録再生装置
    において上記垂直レールに上記撮像素子を複数個配置す
    る複数個の可動撮像素子であって、 上記複数個の可動撮像素子に入射される光軸の緯度と経
    度を検出し、検出した位置にほぼ比例した信号を出力す
    るジャイロセンサと、 上記ジャイロセンサからの出力に応じて上記複数個の可
    動撮像素子のそれぞれの位置を制御する制御手段とによ
    って、手振れ補正が行われることを特徴とする画像信号
    記録再生装置。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の画像信号記録再生装
    置において、 上記光軸変化手段は、 2つのガラスと、 上記2つのガラスをつなぐ蛇腹と、 上記2つのガラスの間には、上記ガラスと屈折率がほぼ
    等しい液体とから構成されるアクティブプリズムである
    ことを特徴とする画像信号記録再生装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の画像信号記録再生
    装置において、 上記アクティブプリズムは、 上記アクティブプリズムに入射される光軸の緯度と経度
    を検出し、検出した位置にほぼ比例した信号を出力する
    ジャイロセンサと、 上記ジャイロセンサからの出力に応じて上記アクティブ
    プリズムの位置を制御する制御手段とによって、手振れ
    補正が行われることを特徴とする画像信号記録再生装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の画像信号記録再生
    装置において、 さらに、上記撮像素子を複数個配置することを特徴とす
    る画像信号記録再生装置。
  13. 【請求項13】 請求項1に記載の画像信号記録再生装
    置において、 上記複数の部分画は、 縦枚数Nvと横枚数Nhを設定すると、光軸を縦にNv
    箇所、横にNh箇所変化させてNv×Nh枚の部分画で
    あることを特徴とする画像信号記録再生装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の画像信号記録再生
    装置において、 上記縦枚数Nvと横枚数Nhを設定すると同時に、Nv
    ×Nh枚の画枠が表示される光学式ファインダを有する
    ことを特徴とする画像信号記録再生装置。
  15. 【請求項15】 請求項13に記載の画像信号記録再生
    装置において、 上記縦枚数Nvと横枚数Nhを設定すると同時に、Nv
    ×Nh枚の画枠が直接、表示用メモリに書き込み、電子
    式ファインダに表示されることを特徴とする画像信号記
    録再生装置。
  16. 【請求項16】 請求項1に記載の画像信号記録再生装
    置において、 上記光軸を変化させる場合、上記光軸変化手段を駆動す
    るために加速電流および減速電流を発生し、上記光軸変
    化手段の移動量を検出するセンサの出力に応じて上記加
    速電流および減速電流のパルス幅を制御するサーボ手段
    とからなることを特徴とする画像信号記録再生装置。
  17. 【請求項17】 請求項1に記載の画像信号記録再生装
    置において、 上記複数の部分画が上記記録媒体に記録された直後に、
    上記記録媒体から読み出された上記複数の部分画の画歪
    補正を行った後に、上記境界処理を行った結果、生成さ
    れた1つの画像信号は、上記記録媒体の中の上記複数の
    部分画を記録した部分と異なる部分に記録するようにし
    たことを特徴とする画像信号記録再生装置。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の画像信号記録再生
    装置において、 上記画歪補正および上記境界処理を実行中に部分画を取
    り込む場合、上記画歪補正および上記境界処理を一旦中
    止し、上記部分画を取り込んだ後、上記画歪補正および
    上記境界処理の続きを実行するようにしたことを特徴と
    する画像信号記録再生装置。
  19. 【請求項19】 請求項1に記載の画像信号記録再生装
    置において、 さらに、補間フィルタおよび/または間引きフィルタを
    備えた再生手段を有し、 上記再生手段によって、拡大率や、表示する部分を自由
    に選定するようにしたことを特徴とする画像信号記録再
    生装置。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の画像信号記録再生
    装置において、 上記再生手段では、文章などの文字を拡大表示する場
    合、自動的に拡大表示された上記文字を追従するように
    したことを特徴とする画像信号記録再生装置。
  21. 【請求項21】 請求項1に記載の画像信号記録再生装
    置において、 さらに、上記被写体が暗いときは、上記複数の部分画を
    上記撮像素子に取り込むときと同時に、ストロボが発光
    するストロボ発光手段を備えたことを特徴とする画像信
    号記録再生装置。
  22. 【請求項22】 請求項1に記載の画像信号記録再生装
    置において、 上記被写体が明るいときは、上記部分画を上記撮像素子
    に取り込む時間を極力短くするようにしたことを特徴と
    する画像信号記録再生装置。
  23. 【請求項23】 被写体を複数の部分画に分割して記録
    するために、上記被写体から入射される光軸を変化させ
    る光軸変化手段と、 上記被写体のフォーカスを合わせるレンズブロックと、 上記複数の部分画毎に取り込む撮像素子と、 上記複数の部分画毎に対応するサブデータを付加するサ
    ブデータ付加手段と、 上記複数の部分画毎にディジタル画像圧縮を行い、複数
    の圧縮画像信号を生成する圧縮手段と、 上記複数の圧縮画像信号と共に、上記圧縮画像信号に対
    応する上記サブデータを記録する記録手段とからなるこ
    とを特徴とする画像信号記録装置。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載の画像信号記録装置
    において、 上記記録手段から読み取られた、上記複数の圧縮画像信
    号と上記圧縮画像信号に対応する上記サブデータは、 上記複数の圧縮画像信号が伸長され、上記サブデータに
    基づいて、複数の部分画の重畳する境界をシームレスに
    つなぐ境界処理を行い1つの画像信号に再生される再生
    装置へ出力されることを特徴とする画像信号記録装置。
  25. 【請求項25】 被写体を複数の部分画に分割して記録
    するために、上記被写体から入射される光軸を変化させ
    るステップと、 上記被写体のフォーカスを合わせるステップと、 上記複数の部分画毎に取り込むステップと、 上記複数の部分画毎に対応するサブデータを付加するス
    テップと、 上記複数の部分画毎にディジタル画像圧縮を行い、複数
    の圧縮画像信号を生成するステップと、 上記複数の圧縮画像信号と共に、上記圧縮画像信号に対
    応する上記サブデータを記録するステップと、 記録された上記複数の圧縮画像信号を読み出し、読み出
    した上記複数の圧縮画像信号を伸長するステップと、 伸長された上記複数の圧縮画像信号毎に記録されたサブ
    データを読み取るステップと、 読み取られた上記サブデータに応じて、伸長された複数
    の部分画の重畳する境界をシームレスにつなぐ境界処理
    を行い1つの画像信号が生成されるステップとからなる
    ことを特徴とする画像信号記録再生方法。
  26. 【請求項26】 被写体を複数の部分画に分割して記録
    するために、上記被写体から入射される光軸を変化させ
    るステップと、 上記被写体のフォーカスを合わせるステップと、 上記被写体の部分画を上記複数の部分画毎に取り込むス
    テップと、 上記複数の部分画毎に対応するサブデータを付加するス
    テップと、 上記複数の部分画毎にディジタル画像圧縮を行うステッ
    プと、 上記ディジタル画像圧縮によって生成された複数の圧縮
    画像信号と共に、上記圧縮画像信号に対応する上記サブ
    データを記録するステップとからなることを特徴とする
    画像信号記録方法。
  27. 【請求項27】 1枚の画像が複数に分割され、分割さ
    れた上記複数の画像に対してディジタル画像圧縮が行わ
    れ、上記ディジタル画像圧縮によって生成された複数の
    圧縮画像信号と上記複数の圧縮画像信号に対応するサブ
    データとが記録された記録媒体から上記1枚の画像を再
    生する画像信号再生装置において、 上記記録媒体に記録された複数の圧縮画像信号を読み出
    し、読み出した上記複数の圧縮画像信号を伸長する伸長
    手段と、 伸長された上記複数の圧縮画像信号毎に記録されたサブ
    データを読み取るサブデータ読み取り手段と、 上記記録手段から読み取られた上記サブデータに応じ
    て、上記伸長手段によって伸長された複数の部分画の重
    畳する境界をシームレスにつなぐ境界処理を行い1つの
    画像信号が生成される画像生成手段とからなることを特
    徴とする画像信号再生装置。
  28. 【請求項28】 1枚の画像が複数に分割され、分割さ
    れた上記複数の画像に対してディジタル画像圧縮が行わ
    れ、上記ディジタル画像圧縮によって生成された複数の
    圧縮画像信号と上記複数の圧縮画像信号に対応するサブ
    データとが記録された記録媒体から上記1枚の画像を再
    生する画像信号再生方法において、 上記記録媒体に記録された複数の圧縮画像信号を読み出
    し、読み出した上記複数の圧縮画像信号を伸長するステ
    ップと、 伸長された上記複数の圧縮画像信号毎に記録されたサブ
    データを読み取るステップと、 上記記録手段から読み取られた上記サブデータに応じ
    て、伸長された複数の部分画の重畳する境界をシームレ
    スにつなぐ境界処理を行い1つの画像信号が生成される
    ステップとからなることを特徴とする画像信号再生方
    法。
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