JPH10144212A - 厚膜パターン形成方法及びプラズマディスプレイパネル - Google Patents
厚膜パターン形成方法及びプラズマディスプレイパネルInfo
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- JPH10144212A JPH10144212A JP30434496A JP30434496A JPH10144212A JP H10144212 A JPH10144212 A JP H10144212A JP 30434496 A JP30434496 A JP 30434496A JP 30434496 A JP30434496 A JP 30434496A JP H10144212 A JPH10144212 A JP H10144212A
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- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/02—Details
- H05K1/03—Use of materials for the substrate
- H05K1/05—Insulated conductive substrates, e.g. insulated metal substrate
- H05K1/053—Insulated conductive substrates, e.g. insulated metal substrate the metal substrate being covered by an inorganic insulating layer
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- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
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- H05K1/092—Dispersed materials, e.g. conductive pastes or inks
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- Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
Abstract
性も高い厚膜パターン形成方法を提供する。 【解決手段】 引張りによる伸びや環境による変化に対
して収縮が少ない金属シート11を使用するようにし、
しかも焼成工程での昇温冷却時にパターンが剥離しない
ように線膨張係数が5.0〜9.0×10-6K-1の金属
シート11を使用する。さらに、焼成時においてパター
ンの水平方向には殆ど収縮せずに垂直方向(膜厚方向)
にのみ収縮する収縮防止層12を金属シート11の上に
形成し、その収縮防止層12の上に下地層13を形成
し、その下地層13の上にパターン形成用ペースト14
をパターニングした後、焼成工程を経てパターンを密着
させるようにする。金属シートを使用するので、耐衝撃
性が高く反りにも強い。収縮防止層と下地層を形成する
ので、パターンの寸法が安定する。
Description
レイパネル(PDP)、フィールドエミッションディス
プレイ(FED)、液晶表示装置(LCD)、蛍光表示
装置、混成集積回路等の製造過程において基板上に所定
形状の厚膜パターンを形成する技術分野に属するもので
ある。
表示装置や集積回路にあっては、その基板上に電極や障
壁などの厚膜パターンを安定したプロセスで形成するこ
とが検討されている。この点について代表的な表示装置
であるPDPを例に挙げて以下に説明する。
板にそれぞれ規則的に配列した一対の電極を設け、その
間にNe、Xe等を主体とするガスを封入した構造にな
っている。そして、これらの電極間に電圧を印加し、電
極周辺の微小なセル内で放電を発生させることにより、
各セルを発光させて表示を行うようにしている。情報表
示をするためには、規則的に並んだセルを選択的に放電
発光させる。このPDPには、電極が放電空間に露出し
ている直流型(DC型)と絶縁層で覆われている交流型
(AC型)の2タイプがあり、双方とも表示機能や駆動
方法の違いによって、さらにリフレッシュ駆動方式とメ
モリー駆動方式とに分類される。
る。この図は前面板と背面板を離した状態で示したもの
で、図示のように2枚のガラス基板1,2が互いに平行
に且つ対向して配設されており、両者は背面板となるガ
ラス基板2上に互いに平行に設けられたセル障壁3によ
り一定の間隔に保持されるようになっている。前面板と
なるガラス基板1の背面側には透明電極4と金属電極で
あるバス電極5とで構成される複合電極が互いに平行に
形成され、これを覆って誘電体層6が形成されており、
さらにその上に保護層7(MgO層)が形成されてい
る。また、背面板となるガラス基板2の前面側には前記
複合電極と直交するようにセル障壁3の間に位置してア
ドレス電極8が互いに平行に形成されており、さらにセ
ル障壁3の壁面とセル底面を覆うようにして蛍光体9が
設けられている。このAC型PDPは面放電型であっ
て、前面板上の複合電極間に交流電圧を印加し、空間に
漏れた電界で放電させる構造である。この場合、交流を
かけているために電界の向きは周波数に対応して変化す
る。そしてこの放電により生じる紫外線により蛍光体9
を発光させ、前面板を透過する光を観察者が視認するよ
うになっている。
ガラス板を使用し、このガラス板の上に種々のパターン
や層を順次形成している。しかしながら、ガラス板は表
面の平滑性が高く、入手しやすいという利点はあるもの
の、衝撃等によって割れやすいため、PDPの基板のよ
うに完成までに多数の工程を通過するものでは、製造プ
ロセスが不安定になる要因の一つになっている。このこ
とは、その他の表示装置や集積回路についても同様に言
えることである。
れたものであり、その目的とするところは、製造プロセ
スが安定するとともに、寸法安定性も高い厚膜パターン
形成方法を提供することにある。
め、本発明では、引張りによる伸びや環境による変化に
対して収縮が少ない金属シートを基板に使用するように
し、しかも焼成工程での昇温冷却時にパターンが剥離し
ないようにこの金属シートにパターン形成材料と略同等
の熱膨張率を持たせるようにした。すなわち、本発明で
は線膨張係数が5.0〜9.0×10-6K-1の金属シー
トを使用する。さらに、焼成時においてパターンの水平
方向には殆ど収縮せずに垂直方向(膜厚方向)にのみ収
縮する収縮防止層を金属シートの上に形成し、その収縮
防止層の上に下地層を形成し、その下地層の上にパター
ン形成用ペーストをパターニングした後、焼成工程を経
てパターンを金属シートに密着させるようにしたもので
ある。
きるが、特にこれをPDPに利用する場合、不透明であ
るので背面板に使用することになる。
ターンを形成する場合を例に挙げて本発明を説明する。
ト11の片面に収縮防止層12を形成する。この金属シ
ート11は例えば組成を変化させたインバー材で作製さ
れる。インバー材はFe−Ni合金で、熱膨張率が非常
に小さな金属であり、組成を変化させることで例えばパ
ターン形成材料であるセラミック材料と略同等の熱膨張
率を持たせることができる。すなわち、パターン形成材
料がセラミック材料である場合、ガラスの線膨張係数に
合わせてインバー材の線膨張係数を5.0〜9.0×1
0-6K-1にする。
2は、具体的には、アルミナ、シリカ、酸化硼素、酸化
チタン、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化スト
ロンチウム、酸化バリウム、炭酸カルシウム等の1種若
しくは2種以上の無機粉体であって、下地層やパターン
層の焼成温度で軟化しない、すなわち650℃以下で軟
化しない無機材料をバインダー樹脂、溶剤と混合してペ
ースト化したものや、フィルム形成してシート化したも
のを用いて形成される。この無機粉体としては平均粒径
0.1〜2.0μmのものが好ましく用いられる。この
ような組成の収縮防止層は、焼成時においてパターンの
水平方向には殆ど収縮せずに垂直方向(膜厚方向)にの
み収縮する。すなわち、収縮防止層を形成するこれらの
ペーストやシートは、熱による膨張と樹脂が飛ぶ時の収
縮が略釣り合っているので寸法変化を起こさない。
し終えた後、さらに図2(b)に示すように、収縮防止
層12の上に下地層13を形成する。この下地層13は
電極との密着性を向上させ、マイグレーション防止を図
るためのもので、PbO系、Bi2 O3 系、ZnO系等
の低温度で軟化するガラスを含有したペーストを塗布し
て形成する。金属シート11に形成した収縮防止層12
は絶縁性はあるが熱で溶融しないため、成膜性に劣るこ
とから、直接その上に電極を形成すると電極の剥離等が
起こる。したがって、熱で溶融して収縮防止層12に浸
透するような下地層13を設けることで、成膜性、機械
的強度を向上させるものである。
層12と下地層13とを形成した金属シート11に電極
ペースト14を凹版印刷法、スクリーン印刷法によりパ
ターニングする。この場合、金属シート11を枚葉シー
トにして一枚ずつ印刷してもよいが、凹版印刷法により
輪転式で連続的に印刷した後で個別シートに切断するよ
うにするのが生産効率の点ではるかによい。なお、凹版
印刷法による場合、版抜けを良くするため、電極ペース
ト14としては樹脂分が20〜30%のものが使用され
る。
ら樹脂分を飛ばし、図2(d)に示すように密着状態の
電極15を形成する。この焼成工程では、300〜40
0℃で電極ペースト中の樹脂分が飛んで膜減りを起こ
し、水平方向に収縮しようとするが、アルミナを主体と
する粉体が熱膨張することで、みかけ上は水平方向には
収縮しないので、電極15は線幅が変化せず剥離するこ
ともない。さらに、450〜600℃になるとガラスフ
リットの軟化による収縮が起こり、さらには溶融して下
地層13と密着する。また、下地層13は溶融して収縮
防止層12に溶け込んで一体化した混合層16になる。
そして、焼成を終えると冷却されるが、混合層16の熱
膨張率は金属シート11と電極15の熱膨張率と同じな
ので、電極15は寸法変化や剥離等の現象を起こさな
い。このようにして、金属シート11上には、650℃
以下で軟化しない無機粉体がリッチな層から徐々に65
0℃以下の軟化点を有するガラスリッチな層へと変化す
る傾斜構造の混合層16が形成され、その上に電極15
のパターンが形成された状態になる。
成した後、必要に応じて誘電体層を形成してから、障壁
と蛍光体を形成して背面板を完成する。これらはスクリ
ーン印刷法、感光性材料によるフォトリソグラフィ法、
サンドブラスト法等により形成すればよい。そして、こ
れらは形成する毎に焼成してもよいが、同時に焼成する
ことも可能である。すなわち、下地層13の上に電極、
誘電体層、障壁を形成してから焼成するか、さらには蛍
光体をも含めて焼成するものである。
からなる金属シートを用意した。また、平均粒径1.0
μm程度のアルミナ80重量%とシリカ20重量%の混
合粉体にバインダー樹脂を添加してペースト化した材料
も用意した。そして、金属シート上にこのペースト材料
をコーティングして収縮防止層を形成した。乾燥後、さ
らにその収縮防止層の上にPbO系のガラスを含有した
ペーストをコーティングして下地層を形成した。
る下記組成Bの感光性電極ペーストを用意し、これを収
縮防止層と下地層が形成されたガラス基板上にスクリー
ン印刷によりコーティングし、乾燥膜厚15μmの電極
ペースト層を形成した。そして、マスクを介して電極ペ
ースト層を露光し、現像工程を経て線幅50μm、線間
20μmの電極パターン層を形成した。
ーン層を一括で焼成して、膜厚6μm、線幅48μm、
線間22μmのPDP用アドレス電極を形成した。これ
により、膜厚が5μm以上で且つ線幅30μm以下の微
細な電極パターンを形成することができた。
ーン形成方法は、基板に金属シートを使用するので、対
衝撃性が高く反りにも強い上に、放熱効果や熱伝導性が
優れており、焼成時の熱均一性が良くなりプロセス安定
性に繋がる。また、金属シートに収縮防止層と下地層を
形成することにより、その上に形成されるパターンは線
幅方向のみかけ上の収縮がなく、寸法安定性が高いもの
となる。
をその前面板と背面板を離間した状態で示す構造図であ
る。
ための工程図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 線膨張係数が5.0〜9.0×10-6K
-1の金属シートを準備し、その金属シートの片面に加熱
時に収縮防止作用がある材料により収縮防止層を形成
し、その収縮防止層の上に下地層を形成し、その下地層
の上にパターン形成材料をパターニングした後、焼成工
程を経てパターン形成材料を金属シートに密着させるこ
とを特徴とする厚膜パターン形成方法。 - 【請求項2】 650℃以下で軟化しない無機粉体とバ
インダー樹脂からなる材料により収縮防止層を形成する
請求項1に記載の厚膜パターン形成方法。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の厚膜パターン形
成方法に使用する金属シートであって、パターン形成材
料と略同等の熱膨張率を有する金属材料で作製してなる
ことを特徴とする金属シート。 - 【請求項4】 加熱時に収縮防止作用がある材料により
収縮防止層を形成してなる請求項3に記載の金属シー
ト。 - 【請求項5】 収縮防止層の上にさらに下地層を形成し
てなる請求項4に記載の金属シート。 - 【請求項6】 線膨張係数が5.0〜9.0×10-6K
-1の金属シートを背面板に用いたことを特徴とするプラ
ズマディスプレイパネル。 - 【請求項7】 金属シートが収縮防止層を有する請求項
6に記載のプラズマディスプレイパネル。 - 【請求項8】 金属シートがさらに下地層を有する請求
項7に記載のプラズマディスプレイパネル。 - 【請求項9】 収縮防止層が、650℃以下で軟化しな
い無機粉体とバインダー樹脂からなる材料により形成さ
れてなる請求項7又は8に記載のプラズマディスプレイ
パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30434496A JP3681025B2 (ja) | 1996-11-15 | 1996-11-15 | 厚膜パターン形成方法及びプラズマディスプレイパネル |
Applications Claiming Priority (1)
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JP30434496A JP3681025B2 (ja) | 1996-11-15 | 1996-11-15 | 厚膜パターン形成方法及びプラズマディスプレイパネル |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH10144212A true JPH10144212A (ja) | 1998-05-29 |
JP3681025B2 JP3681025B2 (ja) | 2005-08-10 |
Family
ID=17931889
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP30434496A Expired - Fee Related JP3681025B2 (ja) | 1996-11-15 | 1996-11-15 | 厚膜パターン形成方法及びプラズマディスプレイパネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3681025B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007135743A1 (ja) * | 2006-05-24 | 2007-11-29 | Hitachi Plasma Display Limited | フラットパネルディスプレイ装置 |
KR100812866B1 (ko) * | 2001-04-27 | 2008-03-11 | 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 | 플라즈마 디스플레이 패널 및 그 제조방법 |
EP1933353A1 (en) * | 2005-10-03 | 2008-06-18 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Plasma display panel |
-
1996
- 1996-11-15 JP JP30434496A patent/JP3681025B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100812866B1 (ko) * | 2001-04-27 | 2008-03-11 | 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 | 플라즈마 디스플레이 패널 및 그 제조방법 |
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EP1933353A4 (en) * | 2005-10-03 | 2010-03-03 | Panasonic Corp | PLASMA SCOREBOARD |
US7736762B2 (en) | 2005-10-03 | 2010-06-15 | Panasonic Corporation | Plasma display panel |
WO2007135743A1 (ja) * | 2006-05-24 | 2007-11-29 | Hitachi Plasma Display Limited | フラットパネルディスプレイ装置 |
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