JPH10144183A - エンジンキーの抜き忘れ防止装置 - Google Patents

エンジンキーの抜き忘れ防止装置

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JPH10144183A
JPH10144183A JP29897196A JP29897196A JPH10144183A JP H10144183 A JPH10144183 A JP H10144183A JP 29897196 A JP29897196 A JP 29897196A JP 29897196 A JP29897196 A JP 29897196A JP H10144183 A JPH10144183 A JP H10144183A
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JP
Japan
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engine
key
driver
engine key
alarm
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JP29897196A
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English (en)
Inventor
Isamu Igarashi
勇 五十嵐
Masashi Kimura
昌司 木村
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Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】キーシリンダにエンジンキーを差し込んだまま
でこれを抜き忘れることを防止する。 【解決手段】鍵穴2を塞ぐように設けたキャップ13の
開閉状態を検出するキー検出スイッチ4を設け、キャッ
プ13の開閉状態により鍵穴2にエンジンキー1が差し
込まれているか否かを検出し、また、運転者が運転席に
離席したか否かを検出する離席センサ6を設ける。そし
て、キャップ13が開状態つまりエンジンキー1が鍵穴
2に差し込まれた状態であり且つエンジンが作動してい
ないとき、タイマスイッチを起動し、タイマスイッチが
タイムアップしたとき警報器8を作動させる。また、キ
ャップ13が開状態である状態で運転者が離席したとき
警報器8を作動させる。そして、警報器8によって音声
或いは警報音等により、エンジンキー1の抜き忘れを運
転者に通知し、エンジンキー1を抜き取る、或いは運転
席に着席する等、運転者が所定の操作を行うまで警報を
発生し続ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば工事用車両
等に好適なエンジンキーの抜き忘れを防止する装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばクレーン車,ブルドーザ,
ショベルカー等の工事用車両等においては、エンジンキ
ーを鍵穴に差し込んだままにした状態で工事用車両から
離れてしまうようなエンジンキーの抜き忘れを防止する
ために、例えば、運転席近辺の目立つ位置にエンジンキ
ーの抜き忘れの防止を促すステッカーを貼って、運転者
に注意を促したり、或いは運転者とエンジンキーとを細
紐の様なもので予めつないでおき、エンジンキーを抜き
取らなければ運転者は工事用車両から離れられないよう
にすること等によって、エンジンキーの抜き忘れを防止
するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のエンジンキー抜き忘れ防止装置では、ステッカー、
或いは、エンジンキーと運転者とを一体とすること等に
よる、運転者の自主管理を主体とする管理体制である。
そのため、運転者の注意が散漫となった場合には、エン
ジンキーの抜き忘れが生じることがある。また、エンジ
ンキーと運転者とを一体とするようにした場合、例えば
エンジンキーを収納するためのポシェット等を運転者の
身につけることになるが、運転者によっては、ポシェッ
トの携帯を不快に思うことがあり、また、細紐を着用し
た場合、エンジンキーをキーシリンダに差し込んだ状態
では細紐の長さによっては動作に制約を受けることがあ
り、煩わしいという問題がある。
【0004】一般乗用車等の中には、エンジンキーをキ
ーシリンダに差し込んだままの状態でドアを開けると警
報音が鳴るようになっているものもあるが、工事用車両
等においてはドアがついていないことが多いため、これ
を適用することは困難である。また、いざ離席しようと
したときにエンジンキーの抜き忘れを通知されても、例
えば両手に荷物等を持った状態で通知された場合には、
一旦荷物を下ろした後、再度荷物を持ち上げることにな
って手間がかかる。
【0005】そこで、本発明は上記従来の問題点に着目
してなされたものであり、運転者の自主管理に頼らず、
確実にエンジンキーの抜き忘れを防止することの可能な
エンジンキーの抜き忘れ防止装置を提供することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係るエンジンキーの抜き忘れ防
止装置は、エンジンキーがキーシリンダに差し込まれて
いて且つエンジンが停止している状態が所定時間継続し
たとき、前記エンジンキーの抜き忘れとして警報を発す
るようにしたことを特徴としている。
【0007】この発明によれば、エンジンキーがキーシ
リンダに差し込まれたままで、且つエンジンが停止した
状態が所定時間継続したとき、エンジンキーを抜き忘れ
たものとして警報が発生される。よって、例えばエンジ
ンは停止させたけれども、エンジンキーをキーシリンダ
に差し込んだままにした状態で放置した場合等には、所
定時間経過したとき警報が発生されるから、エンジンの
みを停止させエンジンキーをキーシリンダに差し込んだ
ままで運転者がその場を離れてしまうといったことが回
避される。また、所定時間として例えば2秒程度を設定
しておけば、運転者が離席する前にエンジンキーの抜き
忘れが通知される。
【0008】また、請求項2に係るエンジンキーの抜き
忘れ防止装置は、エンジンキーがキーシリンダに差し込
まれていて且つ運転者が運転席から離席したときにも、
前記警報を発するようにしたことを特徴としている。
【0009】この発明によれば、エンジンキーがキーシ
リンダに差し込まれ且つ運転者が運転席から離席したと
きにも警報を発するようにしたから、例えばエンジンが
稼働している状態で運転者が離席してしまった場合、そ
の時点で警報が発生されるから、エンジンを稼働したま
まで運転席から離れてそのままエンジンキーを抜き忘れ
ることが回避されると共に、エンジンを稼働したまま運
転者が離席することが回避される。
【0010】また、請求項3に係るエンジンキーの抜き
忘れ防止装置は、エンジンキーがキーシリンダに差し込
まれているか否かを検出するキー状態検出手段と、運転
者が運転席から離席したことを検出する離席検出手段
と、前記エンジンが停止している否かを検出するエンジ
ン状態検出手段と、前記エンジンキーが差し込まれてい
て且つ前記エンジンが停止している状態の継続時間を計
る計測手段と、前記継続時間が所定時間経過したとき及
び前記エンジンキーが前記キーシリンダに差し込まれて
いて且つ前記運転者が運転席から離席したときに警報を
発する通知手段と、を備えることを特徴としている。
【0011】この発明によれば、キー状態検出手段及び
エンジン状態検出手段の検出結果に基づいて、エンジン
キーがキーシリンダに差し込まれた状態であり且つエン
ジンが作動していない状態となったときこの状態の継続
時間が計測手段により計測されこの状態が所定時間継続
したとき通知手段により警報が発せられる。つまり、例
えばエンジンキーがキーシリンダに差し込まれた状態で
り且つエンジンが作動していない状態となったときにタ
イマが起動され、所定時間経過しタイマがタイムアップ
したとき警報器等の通知手段が作動して警報が発せられ
る。このときエンジンを停止させた直後に警報が発生さ
れずに所定時間継続したとき警報が発せられるから、エ
ンジンを停止させる毎に警報が発せられることはない。
また、キー状態検出手段及び離席検出手段によりエンジ
ンキーがキーシリンダに差し込まれたまま運転者が運転
席から離席したときには直ちに警報が発せられ、エンジ
ンキーをキーシリンダに差し込んだままでの運転者の離
席が回避され、よってエンジンキーの抜き忘れが回避さ
れる。
【0012】また、請求項4に係るエンジンキーの抜き
忘れ防止装置は、運転者が所定の操作を行うまでの間、
前記警報を発生し続けることを特徴としている。この発
明によれば、警報が発生されると、運転者が例えば運転
席に着席する,或いはエンジンキーをキーシリンダから
抜き取るといったような所定の操作を行うまでの間、警
報が継続して発生される。
【0013】さらに、請求項5に係るエンジンキーの抜
き忘れ防止装置は、工事用車両に適用されることを特徴
としている。この発明によれば、例えばクレーン車,シ
ョベルカー,ブルドーザー等といった工事用車両に適用
されるから、従来のように、エンジンキーと運転者とを
細紐で繋ぐといった運転者に煩わしさを与えることな
く、エンジンキーの抜き忘れが防止される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明する。この実施の形態は、本発明におけるエンジンキ
ーの抜き忘れ防止装置を、クレーン車,ショベルカー,
ブルドーザ等の工事用車両類に適用したものであり、図
1は抜き忘れ防止装置10の構成を示す回路図である。
【0015】図1に示すように、この抜き忘れ防止装置
10は、エンジンキーが鍵穴に差し込まれたか否かを検
出するキー検出スイッチ(キー状態検出手段)4と、例
えば運転席からの運転者の離席状態を検出する離席セン
サ(離席検出手段)6と、エンジンキー1の抜き忘れを
例えば音声により運転者に通知する警報器(通知手段)
8とを備えている。
【0016】図2は、前記キー検出スイッチ4の配置状
態を表す概略構成図であり、このキー検出スイッチ4
は、鍵穴2と連続して形成されエンジンキー1により操
作されるキーシリンダ11が固定されたパネル12と、
鍵穴2へのエンジンキー1の挿入を防止するキャップ1
3との間に配設されている。このキャップ13は、例え
ばプラスチック等で、鍵穴2を塞ぐように略円盤状に形
成され、その円周上の一部に形成された支点部14を支
点として、図2(b)に矢印で示すように鍵穴2に対し
て垂直方向に回動可能に形成されている。そして、エン
ジンキー1が鍵穴2に差し込まれていない状態では、常
にキャップ13が鍵穴2を塞いだ状態となるように、例
えば図示しないバネ等でキャップ13が鍵穴2を塞ぐ方
向に付勢している。
【0017】そして、前記キー検出スイッチ4は、例え
ばマイクロスイッチ等で形成され、キャップ13が鍵穴
2を塞いだ状態となりキャップ13が閉状態であるとき
には、キャップ13によりキー検出スイッチ4の可動部
4aが押された状態となって、キー検出スイッチ4がオ
フ状態となり、キャップ13が支点部14を支点として
鍵穴2に対して垂直方向に回動され、鍵穴2にエンジン
キー1が差し込み可能となりキャップ13が開状態とな
ると、キー検出スイッチ4の可動部4aが開放状態とな
って、キー検出スイッチ4がオン状態となるようになっ
ている。つまり、キャップ13が開又は閉状態となるに
応じて、キー検出スイッチ4がオン又はオフ状態となる
ようになっている。そして、キー検出スイッチ4がオン
又はオフ状態となるに応じて、これと連動して図1に示
す接点部S4 が連通状態又は遮断状態となるようになっ
ている。
【0018】また、前記離席センサ6は、例えばレーザ
センサ等を用いた光電スイッチ等で形成され、例えば鍵
穴2部分等の運転席への運転者の着席状態を検出可能な
位置に配置されている。そして、レーザセンサ等を用い
て運転席に運転者が着席しているかいないかを検出し、
運転席に運転者が着席していることを検出したときオン
状態となって、この離席センサ6と連動して作動する接
点部S6 が連通状態となり、離席していないことを検出
したときオフ状態となって、接点部S6 は遮断状態とな
るようになっている。
【0019】また、前記警報器8は、例えば運転席入り
口等に配設され、通電状態になったとき、例えば音声或
いは警報音等によりにより、エンジンキー1が差し込み
状態であることを運転者に通知するようになっている。
【0020】そして、図1に示すように、前記キー検出
スイッチ4,離席センサ6の検出状態に応じて前記警報
器8を作動させるように、電磁スイッチRX1,RX2
及びタイマスイッチ(計測手段)TXを用いて回路が形
成されている。すなわち、並列に接続された電磁スイッ
チRX1の接点部SRX1 及びタイマスイッチTXの接点
部STXと、これらと直列に接続された警報器8とが電源
ライン間に接続されている。さらに、電磁スイッチRX
2の接点部SRX2 及びこれと直列に接続されたタイマス
イッチTXのコイル部LTX,電磁スイッチRX2のコイ
ル部LRX2 及びこれと直列に接続された離席センサ6が
それぞれ電源ライン間に並列に接続され、離席センサ6
には電源ラインから電源が供給されている。そして、電
源供給側の電源ラインにヒューズ15とこれと直列にキ
ー検出スイッチ4の接点部S4 が介挿され、また、この
電源供給側の電源ラインと図示しないダイナモ(エンジ
ン状態検出手段)の、発電時に低電位側となるL端子と
の間に電磁スイッチRX1のコイル部LRX1 が接続され
ている。
【0021】なお、前記電磁スイッチRX1は、コイル
部LRX1 が非通電状態であるときには、図示しないスプ
リングの付勢力によって可動接点が離れて固定接点間が
遮断されることによって接点部SRX1 が遮断状態とな
り、同様に、前記電磁スイッチRX2は、コイル部L
RX2 が非通電状態であるときに、図示しないスプリング
の付勢力によって可動接点が固定接点と接触し、接点間
が連通されることによって接点部SRX2 が連通状態とな
る。また、前記タイマスイッチTXは、コイル部L TX
非通電状態であるときに、可動接点が固定設定と離れた
状態となって接点部STXが遮断状態となり、コイル部L
TXが通電状態となったとき、これ以後所定時間経過後、
例えば2秒後に、可動接点が固定接点と接触して接点部
TXが連通状態となるようになっている。
【0022】次に上記実施の形態の動作を説明する。
今、運転席に運転者がおらず、エンジンキー1が鍵穴2
に差し込まれていない状態であるとすると、離席センサ
6はオフ状態であり、キャップ13が閉状態であるから
キー検出スイッチ4はオフ状態である。よって、接点部
4 が遮断状態となり、抜き忘れ防止装置10に電源が
供給されないから、警報器8は作動しない。
【0023】この状態から、運転者が運転席に着席し、
キャップ13を開状態にしてエンジンキー1を鍵穴2に
差し込むと、キャップ13が開状態となることから、キ
ー検出スイッチ4がオン状態となり、これと連動して接
点部S4 が連通状態となり、抜き忘れ防止装置10に電
源が供給される。また、離席センサ6が運転者の着席を
検知しオン状態となり、これに連動して接点部S6 が連
通状態となる。よって、電磁スイッチRX2のコイル部
RX2 が通電状態となって、接点部SRX2 が遮断状態と
なる。また、電磁スイッチRX1は非通電状態であると
き連通状態となるから、キー検出スイッチ4が閉状態と
なることによって、タイマスイッチTXがタイマを起動
する。この時点では、その接点部STXは遮断状態である
から警報器8は作動しない。
【0024】そして、エンジンキー1を操作してエンジ
ンを作動させると、図示しないダイナモが発電するか
ら、電磁スイッチRX1のコイル部LRX1 が通電状態と
なって、その接点部SRX1 が遮断状態となり、タイマス
イッチTXへの通電が解除される。よって、タイマスイ
ッチTXのタイマカウントが停止される。
【0025】したがって、電磁スイッチRX2は遮断状
態であり、且つタイマスイッチTXが遮断状態であるか
ら、運転者が運転席に着席し、エンジンを作動させてい
る状態、例えば、工事用車両を稼働している状態では、
警報器8は作動しない。
【0026】そして、工事用車両による一連の操作を実
行中に、例えばエンジンを作動させたままの状態で、運
転者が運転席から離席すると、離席センサ6でこれを検
出し、離席センサ6がオフ状態となり、その接点部S6
が遮断状態となる。よって、コイル部LRX2 が非通電状
態となることから電磁スイッチRX2が連通状態とな
り、警報器8が通電されて作動する。そして、運転者が
再度着席すると、離席センサ6がオン状態となり、接点
部S6 が連通状態となるから、電磁スイッチRX2が遮
断状態となり、警報器8が停止する。或いは、エンジン
を停止させてエンジンキー1を抜き取ると、キャップ1
3が閉状態となって、キー検出スイッチ4がオフ状態と
なることから、接点部S4 が遮断状態となり抜き忘れ装
置10への電源供給が遮断されて、警報器8が停止する
ことによって警報が停止する。
【0027】このとき、例えばエンジンを停止させただ
けで再度離席した場合には、電磁スイッチRX2は連通
状態となったままであるので、確実にエンジンキー1を
抜き取るか、着席するかの何れかの処理を行わない限り
警報音は停止しない。よって、運転者に対してエンジン
キー1を抜き取るか或いは着席するかの何れかを行うよ
うに仕向けることができる。
【0028】この状態から、工事用車両による一連の操
作が終了し、運転者がエンジンを停止させると、エンジ
ンキー1を差し込んだままの状態では、エンジンを停止
させることによってダイナモが停止するから、電磁スイ
ッチRX1が連通状態となって、タイマスイッチTXが
所定時間例えば2秒間のカウントを開始する。このと
き、エンジンを停止させた後2秒経過する前にエンジン
キー1を抜き取った場合には、エンジンキー1を抜き取
ることによって、キー検出スイッチ4がオフ状態とな
り、その接点部S4 が遮断状態となって抜き取り防止装
置10への電源供給が遮断されるから、警報器8が作動
することはない。
【0029】一方、エンジンを停止させた後2秒経過し
タイマスイッチTXがタイムアップするとこの時点で接
点部STXが連通状態となって、警報器8が作動し、運転
者にエンジンキー1が鍵穴2に差し込まれたままの状態
であることを通知する。このとき警報機8は、タイマス
イッチTXがリセットされるまで、つまり、エンジンキ
ー1が鍵穴2から抜き取るか、又は、再度エンジンを作
動させて電磁スイッチRX1を遮断状態に制御するまで
作動し続け警報音を発生するから、エンジンキー1を確
実に抜き取るように運転者に対して仕向けることができ
る。このとき、エンジンを作動させて警報音を停止さ
せ、エンジンキー1を抜き取らずに離席した場合には、
上述のように所定時間経過後に警報器8が作動し警報音
が発生するから、エンジンキー1を抜き取るか或いは着
席するかの何れかを行うように仕向けることができる。
【0030】したがって、上述のように、エンジンを稼
働させたままの状態で離席した場合、或いは、エンジン
を停止させた状態でエンジンキー1を抜き取らずに放置
した場合には、警報器8が作動して音声或いは警報音等
を発生し運転者に対して警報を発生するから、エンジン
キー1の抜き忘れを確実に防止することができる。よっ
て、エンジンキー1の抜き忘れによってエンジンキー1
の所在がわからなくなったり、放置したエンジンキー1
を他人が抜き取ること等によるエンジンキー1の紛失を
防止することができる。
【0031】特に工事用車両等の場合には、ドアがない
ことが多いため、エンジンキー1が差し込まれたまま放
置した場合、部外者が容易に工事用車両を操作すること
ができることになって、事故等を引き起こすことがある
が、エンジンキー1を差し込んだままでの運転者の離席
が確実に回避されるから、部外者が工事用車両等を操作
することに伴う事故を確実に回避することができる。
【0032】また、エンジンキーの抜き忘れのみを検出
するだけでなく、エンジン稼働中の運転者の離席をも検
出するようにしたから、エンジンを稼働させた状態での
運転者の離席、或いはエンジンキーの抜き忘れを回避す
ることができ、事故災害の発生を回避することができ
る。また、例えばエンジンキーをキーシリンダに差し込
むことによって作動する機器等に対する継続使用が回避
されるから、バッテリあがりを回避することができる。
【0033】また、エンジンキーの抜き忘れを確実に運
転者に通知することができるから、従来のようにエンジ
ンキーと運転者とを細紐でつないだり、エンジンキー収
納用のポシェット等を運転者が携帯する必要はなく、運
転者に不快感を与えることはなく、またエンジンキーを
キーシリンダに差し込んだ状態でも、運転者の動作に制
約を与えることはない。
【0034】また、エンジンを停止させた後エンジンキ
ーを差し込んだままの状態とした場合には、所定時間、
例えば2秒経過後に警報器を作動させるようにしたか
ら、エンジンを停止させたら直ちにエンジンキーを抜き
取るように運転者に仕向けることができると共に、運転
者が離席してしまう前にエンジンキーの抜き忘れを運転
者に認識させることができ、エンジンキーをとりに戻る
手間を省くことができる。また、所定時間経過後に警報
器を作動させるから、エンジンを停止させる毎に警報が
発生することはない。
【0035】さらに、エンジンキーの鍵穴にキャップを
設けるようにしたから、特に工事用車両等の場合、ドア
がついていないことが多いが、キャップを設けることに
よって、鍵穴への異物の侵入を防止することができる。
【0036】なお、上記実施の形態においては、離席セ
ンサを、光電センサ等によって構成し運転席への着席状
態を検出するようにした場合について説明したが、これ
に限るものではなく、例えば運転席シートにマイクロス
イッチ等を設け、運転席に運転者が着席したとき接点部
が連通状態となるようなスイッチを設けるようにしても
よい。
【0037】また、上記実施の形態においては、本発明
によるエンジンキーの抜き忘れ防止装置を工事用車両等
に適用した場合について説明したが、これに限らず例え
ば一般車両等に適用する事も可能であり、また、二輪
車,トラクタ−,耕運機等、エンジンキーを操作してエ
ンジンを作動させるような機械であれば適用することが
できる。
【0038】また、上記実施の形態においては、キー検
出スイッチ4によって、キャップ13の開閉状態を検出
し、キャップ13の開閉状態からエンジンキー1の差し
込み状態を検出するようにした場合について説明した
が、これに限らず、例えば、キーシリンダ11内に、エ
ンジンキー1が差し込まれた状態であるか否かによりオ
ンオフするマイクロスイッチ等を設け、これによりエン
ジンキー1の差し込み状態を検出するようにしてもよ
く、要は、エンジンキー1が差し込まれているか否かに
応じて接点部S4 を連通状態又は遮断状態に制御するこ
とができるセンサ或いはスイッチ等であれば、適用する
ことができる。この場合、キャップ13を例えば中空の
半球状に形成しエンジンキー1が鍵穴2に差し込まれた
状態でも、キャップ13を閉じた状態にすることができ
る形状に形成しておけば、エンジンキー1が鍵穴2に差
し込まれた状態においても鍵穴2を保護することがで
き、異物の侵入をより確実に回避することができる。
【0039】また、上記実施の形態においては、エンジ
ンの作動状態を図示しないダイナモが発電しているか否
かにより検出するようにした場合について説明したが、
これに限らず例えばエンジンキー1がエンジンを稼働さ
せる位置にあるか否かを検出するようことによって、エ
ンジンの稼働状態を検出するようにすることも可能であ
る。
【0040】また、上記実施の形態においては、キー検
出スイッチ4,離席センサ6,タイマスイッチTX、或
いは電磁スイッチRX1,RX2を組み合わせて警報器
8を作動させる回路を構成した場合について説明した
が、これに限らず、例えばダイナモの発電状態を検出す
るセンサ等エンジンの稼働状態を検出するセンサを設
け、これと、キー検出スイッチ4,離席センサ6等の検
出状態に応じて、マイクロコンピュータ等によって警報
器8を作動させるようにすることも可能である。
【0041】また、上記実施の形態においては、警報器
8で音声或いは警報音によって、エンジンキー1の抜き
忘れを通知するようにした場合について説明したが、こ
れに限らず、例えばランプ等を点灯させるようにしても
よく、要は運転者にエンジンキー1の抜き忘れを通知で
きるようなものであれば適用することができる。
【0042】さらに、上記実施の形態においては、タイ
マスイッチのカウント時間を2秒間に設定した場合につ
いて説明したが、これに限らず任意に設定することがで
き、例えば、エンジンを停止させてからエンジンキー1
を抜き取るまでの平均的な時間を設定するようにすれば
よい。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係るエンジンキーの抜き忘れ防止装置は、エンジンキ
ーがキーシリンダに差し込まれたままであり且つエンジ
ンが停止した状態が所定時間経過したとき警報を発する
ようにしたから、エンジンキーの抜き忘れを確実に回避
することができると共に、例えばエンジンを停止させて
から数秒後に警報を発生させるようにすることによっ
て、エンジンを停止させる毎に警報が発せられことな
く、運転者が離席する前にエンジンキーの抜き忘れを通
知することができる。
【0044】また、本発明の請求項2に係るエンジンキ
ーの抜き忘れ防止装置は、運転者が運転席から離席した
場合にも警報を発生するようにしたから、エンジンを稼
働させたままの状態で運転者が運転席を離席することを
回避することができると共に、エンジンを稼働させたま
までエンジンキーを抜き忘れることを防止することがで
きる。
【0045】また、本発明の請求項3に係るエンジンキ
ーの抜き忘れ防止装置によれば、エンジンキーがキーシ
リンダに差し込まれた状態であり且つエンジンが作動し
ていない状態が所定時間経過したしたとき警報を発する
と共に、エンジンキーがキーシリンダに差し込まれた状
態であり且つ運転者が運転席から離席したときにも警報
を発するようにしたから、例えばエンジンを停止させた
ときにエンジンキーを抜き忘れることを回避すると共
に、エンジン稼働中に運転者が離席してしまいそのまま
エンジンキーを抜き忘れることを確実に回避することが
できる。
【0046】また、本発明の請求項4に係るエンジンキ
ーの抜き忘れ防止装置は、運転者が例えばエンジンキー
をキーシリンダから抜き取ったり、或いは運転席に着席
する等といった所定の操作を行うまで警報が発生される
から、運転者はこれら操作を行わざるを得なくなり、よ
って、エンジンキーの抜き忘れを確実に回避することが
できる。
【0047】さらに、本発明の請求項5に係るエンジン
キーの抜き忘れ防止装置は、特に工事用車両に適用した
から、従来のようにエンジンキーと運転者とを細紐で繋
ぐといった運転者に煩わしさを与えることなくエンジン
キーの抜き忘れを防止することができ、部外者が工事用
車両の操作を行うことに伴う事故災害の発生を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるエンジンキー抜き忘れ防止装置
の一例を示す回路図である。
【図2】鍵穴部分の説明図である。
【符号の説明】
1 エンジンキー 2 鍵穴 4 キー検出スイッチ 6 離席センサ 8 警報器 10 抜き忘れ防止装置 13 キャップ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンキーがキーシリンダに差し込ま
    れていて且つエンジンが停止している状態が所定時間継
    続したとき、前記エンジンキーの抜き忘れとして警報を
    発するようにしたことを特徴とするエンジンキーの抜き
    忘れ防止装置。
  2. 【請求項2】 エンジンキーがキーシリンダに差し込ま
    れていて且つ運転者が運転席から離席したときにも、前
    記警報を発するようにしたことを特徴とする請求項1記
    載のエンジンキーの抜き忘れ防止装置。
  3. 【請求項3】 エンジンキーがキーシリンダに差し込ま
    れているか否かを検出するキー状態検出手段と、運転者
    が運転席から離席したことを検出する離席検出手段と、
    前記エンジンが停止している否かを検出するエンジン状
    態検出手段と、前記エンジンキーが差し込まれていて且
    つ前記エンジンが停止している状態の継続時間を計る計
    測手段と、前記継続時間が所定時間経過したとき及び前
    記エンジンキーが前記キーシリンダに差し込まれていて
    且つ前記運転者が運転席から離席したときに警報を発す
    る通知手段と、を備えることを特徴とするエンジンキー
    の抜き忘れ防止装置。
  4. 【請求項4】 運転者が所定の操作を行うまでの間、前
    記警報を発生し続けることを特徴とする請求項3記載の
    エンジンキーの抜き忘れ防止装置。
  5. 【請求項5】 工事用車両に適用されることを特徴とす
    る請求項1乃至4の何れかに記載のエンジンキーの抜き
    忘れ防止装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6871435B2 (en) 2000-08-07 2005-03-29 Ns Planning Inc. Card holder
WO2007024187A1 (en) * 2005-08-26 2007-03-01 Athena Nordic Ab A safety system, a safety terminal and an alarm system
JP2019151438A (ja) * 2018-03-01 2019-09-12 住友重機械建機クレーン株式会社 注意喚起ユニット

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