JPH10144103A - 車輌用前照灯 - Google Patents

車輌用前照灯

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Publication number
JPH10144103A
JPH10144103A JP31297696A JP31297696A JPH10144103A JP H10144103 A JPH10144103 A JP H10144103A JP 31297696 A JP31297696 A JP 31297696A JP 31297696 A JP31297696 A JP 31297696A JP H10144103 A JPH10144103 A JP H10144103A
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JP
Japan
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shielding member
reflector
opening
annular space
valve
Prior art date
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Application number
JP31297696A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Ozawa
康夫 小澤
Masahiro Kusaya
雅弘 草谷
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Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ランプボディ周縁部16eにエンドラバー2
6が止着されたバックランプ10において、これを車体
パネル102に組み付けたとき、レンズ18および車体
パネル102間の隙間を介して雨水、塵埃等がエンドラ
バー止着部Aに侵入するのを効果的に防止する。 【解決手段】 ランプボディ周縁部16eの後面16j
に下部26aが止着されたエンドラバー26の上部を、
ランプボディ周縁部16eと対向するレンズ周縁部18
eの外端面18kに当接する位置まで前方へ延びるよう
にして設ける。これにより、エンドラバー止着部Aとレ
ンズ前方空間とをエンドラバー26によって遮断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、ポジションバル
ブを備えた車輌用前照灯に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車輌用前照灯として、ヘッドランプ配光
用のメインバルブのみならずフロントポジションランプ
配光用のポジションバルブを備えたものが従来より知ら
れている。
【0003】このポジションバルブは、通常、ポジショ
ンバルブ本体がバルブソケットに挿着されてなるポジシ
ョンバルブユニットとして灯具に取り付けられるが、図
19に示すように、リフレクタ120がその後方側に設
けられたランプボディ114に傾動可能に支持されるよ
うに構成された、いわゆるリフレクタ可動型の前照灯1
10に上記ポジションバルブユニットを設ける場合に
は、メインバルブからの光を反射する反射面122にリ
フレクタ後方空間へ貫通する開口124を形成してお
き、この開口124から前方へポジションバルブユニッ
ト126の先端部を突出させるようにして該ポジション
バルブユニット126をランプボディ114に支持せし
めるポジションバルブユニット取付構造が採用されるこ
とが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のポジションバルブユニット取付構造においては、リ
フレクタ120を傾動させたときに該リフレクタ120
とポジションバルブユニット126とが干渉しないよう
にするため、上記開口124はポジションバルブユニッ
ト126の断面形状に比してある程度大きな口径寸法に
設定しておく必要がある。
【0005】このため、上記開口124のポジションラ
ンプユニット126周囲には不可避的に環状空間が形成
されることとなるが、非点灯時に上記前照灯110を前
方から観察したとき、アルミ蒸着等の反射面処理が施さ
れた反射面122はその光沢によってキラキラ光って見
えるのに対し、上記環状空間はその後方が暗いために黒
っぽく見えてしまい、灯具の見映えがあまり良くない、
という問題がある。
【0006】特に近年は、同図に示すような、リフレク
タ120に配光制御機能を持たせてレンズ112を素通
しレンズとした前照灯110も多く採用されるようにな
ってきているが、このような前照灯110においては図
中破線矢印で示すように、レンズ112を透して上記環
状空間が丸見えになってしまうので、上記問題が一層顕
著なものとなる。
【0007】本願発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、ポジションバルブを備えたリフレク
タ可動型の前照灯において、非点灯時における灯具の見
映えを向上させることができる車輌用前照灯を提供する
ことを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記環状空
間を塞ぐ遮蔽部材を設けることにより、上記目的達成を
図るようにしたものである。
【0009】すなわち、本願発明は、請求項1に記載し
たように、メインバルブからの光を反射する反射面を有
し、該反射面に当該リフレクタの後方空間へ貫通する開
口が形成されたリフレクタと、このリフレクタの後方側
に設けられ、該リフレクタを傾動可能に支持するランプ
ボディと、先端部が上記開口から前方へ突出するように
して上記ランプボディに支持されたポジションランプユ
ニットと、を備えてなる車輌用前照灯において、上記開
口の上記ポジションランプユニット周囲の環状空間を塞
ぐ遮蔽部材を備えてなる、ことを特徴とするものであ
る。
【0010】上記「遮蔽部材」は、非点灯時に前照灯を
前方から観察したとき、該遮蔽部材が存在しない場合に
比して上記開口が環状に黒っぽく見えないように構成さ
れたものであれば、その形状、材質、表面色等の具体的
構成は特に限定されるものではない。
【0011】また、上記「遮蔽部材」は、上記環状空間
を完全に塞ぐように構成されたものであってよいことは
もちろんであるが、該遮蔽部材の存在によりリフレクタ
の後方空間を見えにくくすることができるものであれ
ば、上記環状空間を完全に塞ぐように構成されたもので
なくてもよい。
【0012】さらに、上記「遮蔽部材」により上記環状
空間を塞ぐ際の具体的態様についても、該環状空間のみ
を塞ぐようにしてもよいし、該環状空間を上記ポジショ
ンランプユニットと共に覆うことにより環状空間を塞ぐ
ようにしてもよい。
【0013】
【発明の作用効果】上記構成に示すように、本願発明に
係る車輌用前照灯は、遮蔽部材によりリフレクタの開口
のポジションランプユニット周囲に形成される環状空間
を塞ぐように構成されているので、非点灯時に前照灯を
前方から観察したとき、上記開口が環状に黒っぽく見え
てしまうを防止することができる。
【0014】したがって、本願発明によれば、ポジショ
ンバルブを備えたリフレクタ可動型の前照灯において、
非点灯時における灯具の見映えを向上させることができ
る。
【0015】上述したように、上記遮蔽部材の表面色
は、上記開口が環状に黒っぽく見えないように構成され
たものであれば、銀色、白色、灰色、クリーム色、その
他任意の色に設定可能であるが、請求項2に記載したよ
うに、上記「遮蔽部材」の表面色をリフレクタ反射面と
同系色に設定するようにすれば、環状空間とリフレクタ
反射面とのコントラストを小さくして該遮蔽部材が存在
することによる違和感を最小限に抑えることができ、こ
れにより非点灯時における灯具の見映えを一層向上させ
ることができる。その際、上記遮蔽部材の表面色をリフ
レクタ反射面と同系色に設定するための具体的方法とし
ては、例えば、該遮蔽部材の表面に蒸着処理を施した
り、該遮蔽部材の材質自体をリフレクタ反射面と同系色
のものとしたりする方法が考えられる。
【0016】上記「遮蔽部材」により上記環状空間のみ
を塞ぐようにする場合には、例えば、請求項3に記載し
たように、柔軟性部材により上記遮蔽部材を構成するこ
とが好ましく、このようにした場合には、柔軟性部材の
弾性変形により、リフレクタ傾動に伴う上記環状空間の
形状変形に追従して該環状空間を塞ぐことができる。上
記「柔軟性部材」としては、例えば、シリコンラバー、
EPT等のラバー、あるいは軟質樹脂等が採用可能であ
る。
【0017】さらに、この場合の具体的構成としては、
例えば、請求項4に記載したように、外周縁部において
リフレクタの開口周縁部に固定支持されるとともに、内
周縁部においてポジションランプユニットに略接触する
ようにして設けられた遮蔽部材(ここに「略接触」と
は、接触または近接していることを意味する。)、ある
いは、請求項5に記載したように、内周縁部においてポ
ジションランプユニットに固定支持されるとともに、外
周縁部においてリフレクタの開口周縁部と前後方向に重
複するようにして設けられた遮蔽部材等が採用可能であ
る。
【0018】一方、上記「遮蔽部材」により上記環状空
間を上記ポジションランプユニットと共に覆うことによ
り環状空間を塞ぐようにする場合には、例えば、無色の
透明体にハーフ蒸着(半透過蒸着)を施したものあるい
は着色された透明体により上記遮蔽部材を構成すること
ができる。
【0019】ところで一般に、車輌用前照灯には、その
リフレクタ前方にレンズが設けられるが、請求項6に記
載したように、このレンズが素通しレンズである場合に
は、レンズを透して上記環状空間が丸見えになってしま
うので、本願発明の構成を採用することにより、上記開
口が環状に黒っぽく見えてしまうを防止することが特に
効果的である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本願発明の
実施の形態について説明する。
【0021】まず、本願発明の第1実施形態について説
明する。
【0022】図1は、本実施形態に係る車輌用前照灯を
示す正面図であり、図2は、そのII-II 線断面詳細図で
ある。
【0023】これらの図に示すように、本実施形態に係
る前照灯10は、リフレクタ可動型の前照灯であって、
レンズ12とランプボディ14とで形成される灯体内
に、メインバルブ16およびシェード18が取り付けら
れたリフレクタ20が傾動可能に配置されてなってい
る。
【0024】上記レンズ12は、配光制御機能を有しな
い素通しレンズとして形成されている。一方、上記リフ
レクタ20は、所定の基準曲面上に複数の反射面素子2
2sが形成されるとともにその表面にアルミ蒸着処理が
施されてなる反射面22を有しており、上記メインバル
ブ16からの光を上記各反射面素子22sにより配光制
御して所定のヘッドランプ配光パターンを形成するよう
になっている。このリフレクタ20においてその光軸A
xに対して斜め下方に位置する部位には、上記反射面2
2から該リフレクタ20の後方空間へ貫通する開口24
が形成されている。
【0025】上記ランプボディ14は、上記リフレクタ
20の後方側において該リフレクタ20を上下方向およ
び左右方向に傾動可能に支持している。また、このラン
プボディ14には、ポジションランプユニット26が、
該ポジションランプユニット26の先端部を上記リフレ
クタ20の開口24から前方へ突出させるようにして固
定支持されている。
【0026】上記ポジションランプユニット26は、バ
ルブソケット28にポジションバルブ30が挿着されて
なっている。上記バルブソケット28は、その後端部に
おいて上記ランプボディ14に係合固定されるととも
に、断面縦長矩形状に形成されたそのバルブ係合部28
aにおいて上記ポジションバルブ30を挿着せしめるよ
うになっている。そして、上記リフレクタ20の開口2
4からは、上記ポジションバルブ30および上記バルブ
ソケット28のバルブ係合部28aの略前半部分が前方
へ突出するようになっている。
【0027】上記開口24は略円形形状を有しており、
その内径寸法は、上記リフレクタ20を傾動させたとき
上記ポジションランプユニット26と干渉しないよう、
上記バルブソケット28のバルブ係合部28aの断面対
角線寸法よりもある程度大きい値に設定されている。
【0028】このため、上記開口24の上記ポジション
ランプユニット26周囲には環状空間が形成されること
となるが、この環状空間は遮蔽部材32により塞がれる
ようになっている。この遮蔽部材32は、その外周縁部
において上記リフレクタ20の開口24周縁部に固定支
持されるとともに、その内周縁部において上記バルブソ
ケット28のバルブ係合部28aの外周面前端部に接触
するようにして設けられている。
【0029】図3に単品で示すように、上記遮蔽部材3
2はシリコンラバー製であって、その外周縁部には、上
記開口24周縁部と嵌合する嵌合溝32aが形成されて
いる。また、この遮蔽部材32の内周縁部側には、先端
に向けて徐々に薄肉になるリップ部32bが形成されて
おり、このリップ部32bは先端矩形状に形成されてい
る。さらに、この遮蔽部材32は、上記リフレクタ20
への嵌着状態において前方から見える表面にアルミ蒸着
処理が施されており、銀色の表面色を有している。
【0030】図2において、上記リフレクタ20を傾動
させたとき、該リフレクタ20は2点鎖線で示す範囲内
で変位するようになっているが、上記遮蔽部材32は、
そのリップ部32bの弾性変形により、リフレクタ傾動
の際、常に上記バルブソケット28のバルブ係合部28
aとの接触状態を維持するようになっている。
【0031】なお、上記レンズ12の内側には、上記リ
フレクタ20の前端開口部を囲むようにしてエクステン
ション34が配置されている。
【0032】以上詳述したように、本実施形態に係る前
照灯10は、遮蔽部材32によりリフレクタ20の開口
24のポジションランプユニット26周囲に形成される
環状空間を塞ぐように構成されているので、非点灯時に
前照灯10を前方から観察したとき、上記開口24が環
状に黒っぽく見えてしまうを防止することができる。
【0033】したがって、本実施形態によれば、ポジシ
ョンバルブを備えたリフレクタ可動型の前照灯におい
て、非点灯時における灯具の見映えを向上させることが
できる。
【0034】特に、本実施形態に係る前照灯10は、そ
のリフレクタ前方に設けられるレンズ12が素通しレン
ズであることから、仮に上記遮蔽部材32が設けられて
いないとすれば、上記レンズ12を透して上記環状空間
が丸見えになってしまうので、上記構成により上記開口
24が環状に黒っぽく見えてしまうを防止することが特
に効果的である。
【0035】しかも、本実施形態においては、上記遮蔽
部材32の表面に、上記リフレクタ20の反射面22と
同じアルミ蒸着処理が施されているので、環状空間とリ
フレクタ反射面とのコントラストを略零にして該遮蔽部
材32が存在することによる違和感をなくすことがで
き、これにより非点灯時における灯具の見映えを一層向
上させることができる。
【0036】また、本実施形態においては、上記遮蔽部
材32が柔軟性を有するシリコンラバーからなっている
ので、その弾性変形により、リフレクタ傾動に伴う上記
環状空間の形状変形に追従して該環状空間を確実に塞ぐ
ことができる。
【0037】次に、本実施形態の変形例について説明す
る。
【0038】図4は、本実施形態の第1変形例を示す要
部平断面図であり、図5は、そのV方向矢視図である。
【0039】本変形例は、上記実施形態の遮蔽部材32
に対してリップ形状の異なる遮蔽部材36を用いたもの
である。すなわち、この遮蔽部材36は、そのリップ部
36bが、先端円形に形成されて上記ポジションバルブ
30の外周面に接触する位置まで延びている。
【0040】このような遮蔽部材36を用いることによ
り、上記環状空間のみならず、上記バルブソケット28
のバルブ係合部28aをもその前端面まで隠すことがで
き、これにより非点灯時における灯具の見映えを一層向
上させることができる。
【0041】図6は、本実施形態の第2変形例を示す要
部平断面図である。
【0042】本変形例においては、内周縁部側に階段部
38bが形成された遮蔽部材38を用いたものである
が、上記階段部38bは、先端円形に形成されて上記ポ
ジションバルブ30の外周面に接触する位置まで延びて
いるので、第1変形例と同様の作用効果を得ることがで
きる。
【0043】次に、本願発明の第2実施形態について説
明する。
【0044】図7は、本実施形態に係る車輌用前照灯を
示す、図2と同様の図であり、図8は、その遮蔽部材を
単品で示す斜視図である。
【0045】これらの図に示すように、本実施形態は、
第1実施形態に対して遮蔽部材の形状およびその灯具へ
の取付構造が異なっている。
【0046】すなわち、本実施形態における遮蔽部材4
0は、その内周縁部において、上記バルブソケット28
のバルブ係合部28aに固定支持されるとともに、その
外周縁部において上記リフレクタ20の上記開口24周
縁部と前後方向に重複するようにして設けられている。
【0047】図8に示すように、上記遮蔽部材40は、
断面矩形状の筒状部40aの外周部に斜板状のフランジ
部40bが形成されてなり、上記筒状部40aを上記バ
ルブ係合部28aに嵌着して上記フランジ部40bを上
記リフレクタ20の反射面22前方近傍に位置せしめる
ようになっている。そして、この遮蔽部材40により、
上記リフレクタ20の開口24の上記ポジションランプ
ユニット26周囲に形成される環状空間を塞ぐようにな
っている。
【0048】上記遮蔽部材40がシリコンラバー製であ
り、かつ、上記バルブソケット28への嵌着状態におい
て前方から見える表面にアルミ蒸着処理が施されている
点は、第1実施形態の遮蔽部材32と同様である。
【0049】図7において、上記リフレクタ20が傾動
して上記遮蔽部材40のフランジ部40bに当接したと
き、該フランジ部40bが弾性変形するようになってい
る。
【0050】本実施形態においても、第1実施形態と同
様の作用効果を得ることができ、しかも、上記遮蔽部材
40は、上記バルブソケット28のバルブ係合部28a
に嵌着させるだけでその灯具への組付けを行うことがで
きるので、灯具組付作業の効率を高めることができる。
【0051】次に、本実施形態の変形例について説明す
る。
【0052】図9、10および11は、各々本実施形態
の第1、第2および第3変形例を示す要部平断面図であ
る。
【0053】図9に示すように、第1変形例は、上記実
施形態の遮蔽部材40を、そのフランジ部40bが上記
リフレクタ20の裏面後方近傍に位置するように、その
筒状部40aを上記バルブ係合部28aに嵌着するよう
にしたものである。
【0054】このような遮蔽部材取付構造を採用するこ
とにより、上記ポジションバルブ30の交換の際の上記
バルブソケット28の脱着作業を容易に行うことができ
る。
【0055】図10に示すように、第2変形例に係る遮
蔽部材42は、上記実施形態の遮蔽部材40と同様、断
面矩形状の筒状部42aおよび斜板状のフランジ部42
bを備えているが、本変形例においては、上記筒状部4
2aの前端部に、上記バルブソケット28のバルブ係合
部28aの前端面まで延びる環状回込み部42cが形成
されている。
【0056】このような遮蔽部材42を用いることによ
り、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる
上、上記環状空間のみならず上記バルブソケット28の
バルブ係合部28aをもその前端面まで隠すことがで
き、これにより非点灯時における灯具の見映えを一層向
上させることができる。しかも、上記遮蔽部材42の上
記バルブソケット28への嵌着時、上記環状回込み部4
2cと上記バルブ係合部28aの前端面との当接によ
り、上記遮蔽部材42の位置決めを容易に行うことがで
きる。
【0057】図11に示すように、第3変形例に係る遮
蔽部材44は、第2変形例の遮蔽部材42と同様の構成
であるが、該遮蔽部材42の筒状部42aに比して長め
の筒状部44aを備えており、そのフランジ部44bが
上記リフレクタ20の裏面後方近傍に位置するように形
成されている。
【0058】このような遮蔽部材44を用いることによ
り、第2変形例と同様の作用効果を得ることができる
上、上記ポジションバルブ30の交換の際の上記バルブ
ソケット28の脱着作業を容易に行うことができる。
【0059】次に、本願発明の第3実施形態について説
明する。
【0060】図12は、本実施形態に係る車輌用前照灯
を示す、図2と同様の図である。
【0061】図示のように、本実施形態は、第1実施形
態に対して遮蔽部材の形状およびその灯具取付構造が異
なっている。
【0062】すなわち、本実施形態における遮蔽部材4
6は、上記ポジションバルブ30の先端部形状と略同一
形状のキャップ部46aと、このキャップ部46aから
後方へ向けて広がるスカート部46bからなり、上記キ
ャップ部46aを上記ポジションバルブ30に嵌着する
ことにより上記ポジションランプユニット26に固定支
持されるようになっている。上記スカート部46bの外
周縁部は、上記リフレクタ20の上記開口24周縁部近
傍まで延びて該周縁部と前後方向に重複するようになっ
ている。
【0063】上記遮蔽部材46は、透明のシリコンラバ
ー製であって、上記ポジションバルブ30への嵌着状態
において前方から見える表面には、アルミハーフ蒸着処
理が施されており、これにより、非点灯時に前照灯10
を前方から観察したときには、該遮蔽部材46の表面反
射により上記開口24が環状に黒っぽく見えてしまうを
防止する一方、点灯時には、上記ポジションバルブ30
からの光を透過させてその配光機能を発揮させるように
なっている。そして、上記リフレクタ20が傾動して上
記遮蔽部材46のスカート部46bに当接したとき、該
スカート部46bが弾性変形するようになっている。
【0064】本実施形態においても、第1実施形態と同
様の作用効果を得ることができ、しかも、上記遮蔽部材
46は、上記ポジションバルブ30に嵌着させるだけで
その灯具への組付けを行うことができるので、灯具組付
作業の効率を高めることができる。さらに、上記遮蔽部
材46は、そのキャップ部46aにより上記ポジション
バルブ30を覆うように構成されているので、該ポジシ
ョンバルブ30の存在をも目立たなくすることができ、
これにより灯具の見映えを一層向上させることができ
る。なお、上記遮蔽部材46は、耐熱性に優れたシリコ
ンラバー製であるので、上記ポジションバルブ30に直
接嵌着させても熱変形が生じるおそれはない。
【0065】次に、本実施形態の変形例について説明す
る。
【0066】図13は、本実施形態の変形例を示す要部
平断面図である。
【0067】図示のように、本変形例は、キャップ部4
8aを備えている点は、上記実施形態と同様であるが、
上記スカート部46bに代えて、筒状部48bおよびフ
ランジ部48cが形成されている。上記筒状部48b
は、上記バルブソケット28のバルブ係合部28aに沿
って上記リフレクタ20の後方まで延びている。また、
上記フランジ部48cは、上記筒状部48bの後端部か
ら上記リフレクタ20の裏面後方近傍においてその開口
24周縁部まで延びるように形成されている。そして、
上記リフレクタ20が傾動して上記遮蔽部材48のフラ
ンジ部48cに当接したとき、該フランジ部48cが弾
性変形するようになっている。
【0068】このような遮蔽部材48を用いることによ
り、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる
上、上記遮蔽部材48を上記ポジションランプユニット
26に確実に取り付けることができ、かつ、上記ポジシ
ョンバルブ30の交換の際の上記バルブソケット28の
脱着作業を容易に行うことができる。
【0069】次に、本願発明の第4実施形態について説
明する。
【0070】図14は、本実施形態に係る車輌用前照灯
を示す、図2と同様の図であり、図15は、その遮蔽部
材を単品で示す斜視図である。
【0071】これらの図に示すように、本実施形態は、
第1実施形態に対して遮蔽部材の形状およびその灯具へ
の取付構造が異なっている。
【0072】すなわち、本実施形態における遮蔽部材5
0は、上記リフレクタ20の開口24と略同一径を有
し、先端部が半球状に形成されたキャップ部50aと、
このキャップ部50aの後端部に形成された環状フラン
ジ部材50bおよび環状ランス部50cとからなり、上
記開口24に後方から挿入して上記環状フランジ部材5
0bおよび環状ランス部50cで上記リフレクタ20の
開口24周縁部を挟み込ませることにより、上記リフレ
クタ20に固定支持されるようになっている。
【0073】上記遮蔽部材50は、透明のポリカーボネ
ート樹脂製であって、その表面にはハーフ蒸着処理が施
されており、これにより、非点灯時に前照灯10を前方
から観察したときには、該遮蔽部材50の表面反射によ
り上記開口24が環状に黒っぽく見えてしまうを防止す
る一方、点灯時には、上記ポジションバルブ30からの
光を透過させてその配光機能を発揮させるようになって
いる。なお、上記遮蔽部材50は、上記リフレクタ20
が傾動しても上記ポジションランプユニット26と干渉
しない大きさに設定されている。
【0074】本実施形態においても、第1実施形態と同
様、遮蔽部材50によりリフレクタ20の開口24のポ
ジションランプユニット26周囲に形成される環状空間
を塞ぐように構成されているので、非点灯時に前照灯1
0を前方から観察したとき、上記開口24が環状に黒っ
ぽく見えてしまうを防止することができる。
【0075】したがって、本実施形態によれば、ポジシ
ョンバルブを備えたリフレクタ可動型の前照灯におい
て、非点灯時における灯具の見映えを向上させることが
できる。
【0076】しかも、上記遮蔽部材50は、上記ポジシ
ョンバルブユニット26全体を覆うように構成されてい
るので、上記ポジションバルブ30の存在をも目立たな
くすることができ、これにより灯具の見映えを一層向上
させることができる。
【0077】次に、本実施形態の変形例について説明す
る。
【0078】図16および17は、各々本実施形態の第
1および第2変形例を示す要部平断面図である。
【0079】図16に示すように、第1変形例に係る遮
蔽部材52は、上記遮蔽部材50と同様、キャップ部5
2aを有し、上記開口24に後方から挿入されるように
なっているが、上記リフレクタ20への固定支持構造が
異なっている。
【0080】すなわち、上記遮蔽部材52の環状フラン
ジ部材52bにはネジ孔52cが形成されるとともに、
上記リフレクタ20の開口24周縁部にはネジ止め部5
4が形成されており、上記ネジ孔52cを介して上記ネ
ジ止め部54にネジ56を締め付けることにより、上記
遮蔽部材52が上記リフレクタ20に固定支持されるよ
うになっている。
【0081】このようなネジ止め支持構造を採用するこ
とにより、上記遮蔽部材52の上記リフレクタ20への
取付強度を高めることができる。
【0082】図17に示すように、第2変形例において
は、上記ネジ止め支持構造に代えて、フィックス止め支
持構造を採用するようにしたものである。
【0083】すなわち、上記リフレクタ20の開口24
周縁部には後方へ突出するボス58が形成されるととも
に、上記遮蔽部材60の環状フランジ部材60bにはボ
ス挿通孔60cが形成されており、上記ボス挿通孔60
cに上記ボス58を挿通させて後方からフィックス62
を圧入することにより、上記遮蔽部材60が上記リフレ
クタ20に固定支持されるようになっている。
【0084】上記フィックス62としては、図18
(a)あるいは(b)に示すもの等が採用可能である。
【0085】このようなフィックス止め支持構造を採用
することにより、上記遮蔽部材52の上記リフレクタ2
0への取付強度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1実施形態に係る車輌用前照灯を
示す正面図
【図2】図1のII-II 線断面図
【図3】第1実施形態の遮蔽部材を単品で示す斜視図
【図4】第1実施形態の第1変形例を示す要部平断面図
【図5】図4のV 方向矢視図
【図6】第1実施形態の第2変形例を示す要部平断面図
【図7】本願発明の第2実施形態に係る車輌用前照灯を
示す、図2と同様の図
【図8】第2実施形態の遮蔽部材を単品で示す斜視図
【図9】第2実施形態の第1変形例を示す要部平断面図
【図10】第2実施形態の第2変形例を示す要部平断面
【図11】第2実施形態の第3変形例を示す要部平断面
【図12】本願発明の第3実施形態に係る車輌用前照灯
を示す、図2と同様の図
【図13】第3実施形態の変形例を示す要部平断面図
【図14】本願発明の第4実施形態に係る車輌用前照灯
を示す、図2と同様の図
【図15】第4実施形態の遮蔽部材を単品で示す斜視図
【図16】第4実施形態の第1変形例を示す要部平断面
【図17】第4実施形態の第2変形例を示す要部平断面
【図18】第4実施形態のフィックスを単品で示す正面
【図19】従来例を示す、図2と同様の図
【符号の説明】
10 車輌用前照灯 12 レンズ 14 ランプボディ 16 メインバルブ 20 リフレクタ 22 反射面 24 開口 26 ポジションランプユニット 28 バルブソケット 28a バルブ係合部 30 ポジションバルブ 32、36、38、40、42、44、46、48、5
0、52、60 遮蔽部材 32a 嵌合溝 32b、36b リップ部 38b 階段部 40a、42a、44a 筒状部 40b、42b、44b フランジ部 42c、44c 環状回込み部 46a、48a キャップ部 46b スカート部 48b 筒状部 48c フランジ部 50a、52a、60a キャップ部 50b、52b、60b 環状フランジ部材 50c 環状ランス部 52c ネジ孔 54 ネジ止め部 56 ネジ 58 ボス 60c ボス挿通孔 62 フィックス

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインバルブからの光を反射する反射面
    を有し、該反射面に当該リフレクタの後方空間へ貫通す
    る開口が形成されたリフレクタと、このリフレクタの後
    方側に設けられ、該リフレクタを傾動可能に支持するラ
    ンプボディと、先端部が上記開口から前方へ突出するよ
    うにして上記ランプボディに支持されたポジションラン
    プユニットと、を備えてなる車輌用前照灯において、 上記開口の上記ポジションランプユニット周囲の環状空
    間を塞ぐ遮蔽部材を備えてなる、ことを特徴とする車輌
    用前照灯。
  2. 【請求項2】 上記遮蔽部材の表面色が、上記反射面と
    同系色に設定されている、ことを特徴とする請求項1記
    載の車輌用前照灯。
  3. 【請求項3】 上記遮蔽部材が柔軟性部材からなる、こ
    とを特徴とする請求項1または2記載の車輌用前照灯。
  4. 【請求項4】 上記遮蔽部材が、外周縁部において上記
    リフレクタの上記開口周縁部に固定支持されるととも
    に、内周縁部において上記ポジションランプユニットに
    略接触するようにして設けられている、ことを特徴とす
    る請求項3記載の車輌用前照灯。
  5. 【請求項5】 上記遮蔽部材が、内周縁部において上記
    ポジションランプユニットに固定支持されるとともに、
    外周縁部において上記リフレクタの上記開口周縁部と前
    後方向に重複するようにして設けられている、ことを特
    徴とする請求項3記載の車輌用前照灯。
  6. 【請求項6】 上記リフレクタの前方に素通しレンズが
    設けられている、ことを特徴とする請求項1〜5いずれ
    か記載の車輌用前照灯。
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Cited By (4)

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