JPH10143467A - データ処理システムにおいてバス所有権を調停するための方法および装置 - Google Patents

データ処理システムにおいてバス所有権を調停するための方法および装置

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JPH10143467A
JPH10143467A JP9304959A JP30495997A JPH10143467A JP H10143467 A JPH10143467 A JP H10143467A JP 9304959 A JP9304959 A JP 9304959A JP 30495997 A JP30495997 A JP 30495997A JP H10143467 A JPH10143467 A JP H10143467A
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arbitration
arbiter
signal
bit
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JP9304959A
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C Moyer William
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    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/14Handling requests for interconnection or transfer
    • G06F13/36Handling requests for interconnection or transfer for access to common bus or bus system
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    • G06F13/364Handling requests for interconnection or transfer for access to common bus or bus system with centralised access control using independent requests or grants, e.g. using separated request and grant lines

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特別の命令または外部信号を使用することな
く係属中の不可分のデータアクセスのシーケンスの間バ
ス調停のロックを可能にする。 【解決手段】 所定のシーケンスの完了までバスの所有
権をロックしかつバス承認を防止するために調停ビット
を使用するバス調停の制御方法である。複数の可能性あ
るバスマスタを有するデータ処理システム15におい
て、競合するバス所有権の要求はバスマスタの1つ11
に所在するアービタ9によって解決される。一連の不可
分のサイクルのデータアクセスの実行のために、中央処
理ユニット3は制御レジスタ20の調停ビット22をセ
ットさせる。調停ビット22がセットされると、アービ
タは効果的にバスをロックし、調停ビット22がクリア
されるまでバス承認信号を提供しない。タイマ7のカウ
ント完了に応じて調停ビットがクリアされかつアービタ
9がバス承認信号を提供できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ処理システム
におけるバス調停(bus arbirtratio
n)を制御する方法に関し、かつより特定的にはソフト
ウエア手段によって一連の引き続くバスサイクルの間に
外部バスの調停を阻止することに関する。
【0002】
【従来の技術】数多くのデータ処理システムは複数のバ
スマスタを含んでいる。バス調停論理は典型的にはいく
つかの要求(requesting)マスタから1つを
選択するために使用される。選択された要求は次にバス
のマスタシップまたは支配権を得る。この選択は、ラウ
ンドロビン法(round−robin)、公平法(f
airness)、厳格な優先度(strict pr
iority)、または数多くの選択方法の内の任意の
ものを含む、数多くの方法の内の任意のもので行うこと
ができる。選択アルゴリズムは極めて複雑なものから極
めて単純なものまで及んでいる。いったんバスアービタ
(bus arbiter)がバスのマスタシップをマ
スタに割り当てると、そのマスタはバスを「所有する
(own)」と称される。
【0003】数多くのシステムにおいて、マスタがいく
つかの転送の期間の間バスの所有権を保持する必要性が
生じる。この所有権の保持は所有権の中断なしに必要と
される。しばしば与えられたシーケンスの転送の間分割
できないまたは不可分のシーケンスのアクセスを保証す
ることが必要である。所有権の保持の必要性の1つの例
はセマフォア(semaphore)動作におけるもの
である。セマフォア動作は一連の読出しおよび書込みア
クセスを含む。典型的には、「ロック(LOCK)」属
性のような、ある指示が転送のシーケンスの始めの部分
に与えられる。その指示はバス調停論理がバスの所有権
を再割当てすることを防止する。いったんロックされる
と、現在のマスタはそのロックされた転送の期間の間所
有権を保持する。
【0004】必要なバスの所有権の保持の他の例はリー
ド・モディファイ・ライト・サイクル(read−mo
dify−write cycle)に対するものであ
る。このリード・モディファイ・ライト・サイクルは以
下のステップと同様のシーケンスを行う。すなわち、始
めにあるメモリロケーションを読み出し、次にデータを
算術演算論理ユニットにおいて条件的に変更し、そして
最後に該データを同じメモリロケーションに書き込む。
アメリカ合衆国、テキサス州、オースチンに所在するモ
トローラ・セミコンダクタ社はこれらの形式の動作を備
えたいくつかのデバイスを製造している。モトローラの
MC68020型プロセッサにおいては、前記リード・
モディファイ・ライト動作は不可分であり(indiv
isible)、マルチプロセッサシステムにおけるセ
マフォア能力を提供している。リード・モディファイ・
ライトシーケンス全体の間、前記MC68020は不可
分の動作か行われていることを示すためにある信号を肯
定する。MC68020はこの動作の間にバス要求(B
R)信号に応じてバス承認(BG)信号を発行しない。
MC68020はリード・モディファイ・ライト動作を
使用する2つの命令を有する。第1のものはテスト・ア
ンド・セット(test−and−set:TAS)で
あり、かつ第2のものはコンペア・アンド・スワップ
(compare−and−swap:CAS)であ
る。
【0005】2つの可能なバスマスタを有する単純なシ
ステムを考える。該マスタの1つはデフォールト(de
fault)バスマスタと称されかつ第2のマスタはよ
り高い優先度のマスタと称される。デフォールトバスマ
スタは最も低い優先度を有しかつバス要求の受信に応じ
て前記より高い優先度のマスタにバス所有権を承認す
る。この場合、バス調停論理はより低い優先度のマスタ
またはデフォールトバスマスタに集積される。要求に応
じて、バスはより高い優先度のマスタに承認される。
【0006】一連の不可分のアクセスが要求されたと
き、バスの承認は命令に関連する不可分のアクセスの完
了まで差し控えられる。1つの例はTAS命令であり、
この場合他のマスタへのバスの所有権の承認はTAS命
令に関連するすべてのアクセスの完了まで差し控えられ
る。バスの承認は実際上阻止される。このブロッキング
または阻止(blocking)はTAS命令において
は固有のまたは本質的なものである。言い換えれば、T
AS命令の実行は該TAS命令の完了までバスの所有権
の承認への阻止を含む。これらの場合の各々において、
バスのマスタシップの承認は何らかの基準が満足される
まで実際上阻止される。
【0007】数多くのCPUはロックされたシーケンス
のアクセスを行う明示的な(explicit)命令を
持たないが(すなわち、TAS型命令)、そのようなロ
ックされたシーケンスのエミュレーションが望ましい。
1つの実施は「ロック/アンロック(LOCK/UNL
OCK)」命令においてである。該「ロック/アンロッ
ク」命令はCPUがバス調停論理による解釈のためにバ
ス指示子または信号を提示するようにさせる。「ロック
(LOCK)」指示はCPUが一連の不可分のアクセス
を行うことを可能にする。「アンロック(UNLOC
K)」指示子はバスアービタが別のマスタに所有権を承
認できるようにする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】バスの調停の前に一連
の不可分のアクセスの達成を可能にするための現存する
方法は特別の命令または外部信号を使用する。これらの
方法は共にバスのブロッキングを行うために余分のプロ
セッサのサイクルを必要とする。余分の特別の命令およ
び/または外部信号を使用することなくバスのロック能
力を達成できることが望ましい。余分の手段なしにロッ
クの能力を達成する可能性があればデータ処理システム
を大幅に単純化する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はバス調停の承認
を阻止するために使用されかつバス調停を制御するため
に効果的に作用するデータプロセッサ内での制御ビット
を導入する。該制御ビットは到来するバス要求を解決す
る上でアービタによって使用される方法を記述するバス
調停状態マシンに従って使用される。ソフトウエア制御
の下で、前記調停状態マシンはある数の外部アクセスの
期間の間より高い優先度のマスタへの外部バスの承認を
差し控えかつ次に所有権が解放された後に通常の様式で
調停を行うよう指令を受けることができる。
【0010】本発明は何らの特別の命令または「ロッ
ク」指示子も使用されない点でバス調停への単純化した
手法を提供する。さらに、本発明の1実施形態では、調
停論理はオンチップ形式で含まれる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、従来技術に係わるデータ
処理システム10を示す。図1においては、CPU1お
よびCPU2はアドレス、データ、読出し/書込みおよ
び制御情報をメモリ6に伝達するバスの制御のためにC
PU1およびCPU2がマスタを争っている。メモリ6
は共有資源である。CPU1およびCPU2は複数のバ
スによってお互いに対しかつメモリ6に双方向的に結合
されている。CPU1はアービタ(arbiter)5
に結合され、該アービタ5はCPU1からバス要求信号
(BR)を受信する。CPU1のためにバス調停を決定
した後、アービタ5は次にバス承認信号(BG)をCP
U1に供給する。同様に、CPU2はアービタ5にBR
信号を供給し、かつCPU2のためにバス調停を決定し
た後、アービタ5はBG信号をCPU2に提供する。
【0012】アービタはBR信号の受信に応じてどのマ
スタがバスの所有権を得るかを決定しなければならな
い。図1のデータ処理システム10は、各々BRおよび
BG信号の通信のためにアービタ5に結合された、任意
の数のマスタを含むことができるマルチプロセッサシス
テムを示している。また、アービタ5は他のプロセッサ
に配置することもできる。データ処理システム10はま
た、他のメモリ装置、他の論理装置、または他の共有シ
ステム資源を含むことができる、任意の数の共有資源を
含むことができる。
【0013】「ロック」信号がCPU1またはCPU2
からアービタ5に供給される。「ロック」命令はバスの
現在の所有者がバスの所有権を維持することを希望して
いることを示す。アービタ5は「ロック」指示子を受信
している間はバスの所有権を転送しないことによって応
答する。
【0014】図2は本発明の1実施形態に係わるデータ
プロセッサ11を示す。アービタ9、CPU3、制御レ
ジスタ20、およびタイマ7がデータプロセッサ11内
に含まれている。アービタ9は複数の単一方向性導体に
よってバス要求(BR)信号を受信しかつデータプロセ
ッサ11の外部に対してバス承認(BG)信号を提供す
る。アービタ9は複数の単一方向性導体によってCPU
3に結合されている。アービタ9はバス利用可能信号
(T)をCPU3に提供する。CPU3は双方向データ
バス25および単一方向性制御導体27によって制御レ
ジスタ20に結合されている。制御レジスタ20は別の
単一方向性導体によってタイマ7に結合され、1つはタ
イマ7へかつ1つは制御レジスタ20へ結合されてい
る。CPU3はアドレスおよびデータバスによってデー
タプロセッサ11の外部と通信する。
【0015】図3は、図2に示された本発明の1実施形
態に係わる調停状態マシン(arbitration
state machine)を示す。図2のアービタ
9のバス調停は図3の状態(state)100で始ま
り、そこではバスの所有権が利用可能であり、バス承認
(BG)が否定され、かつ利用可能信号(T)はバスが
利用可能であることを示している。もし「ブロック(B
LOCK)」が肯定されずかつバス要求(BR)が受信
されれば、アービタ9の状態は経路91に沿って状態1
10に遷移する。
【0016】状態110においては、バスが承認され、
BGが肯定され、かつTが否定されてバスが利用可能で
ないことを示す。状態110の間は、バス要求(BR)
の連続的な肯定によって経路93を介して状態110に
戻る結果となる。もし「ブロック」が肯定されれば、ア
ービタ9は経路94を介して状態110から状態112
へと遷移する。状態110にある間は、バス要求の否定
は経路92によって状態100に戻るよう遷移する結果
となる。状態100にある間は、もし要求がなければあ
るいはもし「ブロック」があれば、フローは経路90に
よって状態100に戻る。
【0017】状態112の間は、ブロックは係属中(p
ending)であり、BGは否定されてバスの承認が
ないことを示し、かつTは否定されてバスが利用可能で
ないことを示す。ブロックの係属中は、バスは効果的に
ロックされる。ブロックが肯定されかつ要求が受信され
たときに、アービタ9は経路96によって状態112に
戻るよう遷移する。バス要求が受信されずあるいはバス
要求否定が受信されれば、フローは状態112から経路
97によって進みかつ状態100に遷移する。また、状
態112にある間に、「ブロック」が否定されかつBR
が受信されれば、アービタ9は経路95を介して状態1
12から状態110へと遷移する。
【0018】図4は、本発明の1実施形態に係わる、デ
ータ処理システム15を示し、該データ処理システム1
5は図2のデータプロセッサ11を含んでいる。データ
プロセッサ11はアービタ9を含む。アービタ9はバス
要求信号を処理するために複数の単一方向性導体によっ
てかつバス承認信号を提供するために複数の単一方向性
導体によって別のバスマスタ14に結合されている。デ
ータプロセッサ11および別のバスマスタ14は双方向
性の複数の導体によって結合されている。データプロセ
ッサ11および別のバスマスタ14は共にアドレス、デ
ータ、読出し/書込み、および制御情報を転送するため
に使用される双方向バスにより、共有資源である、メモ
リ6に結合されている。
【0019】図5は、図2に示される本発明の1実施形
態のアービタ9による調停機能部を示す。データはゲー
ト26に供給され、これは次にフリップフロップ80に
結合される。ゲート26への入力はゲート27の出力に
結合されている。ゲート27は制御レジスタ20(図6
を参照)から読出し情報を受信する。ゲート27への入
力はフリップフロップ80のQ出力に結合されている。
フリップフップ80のQ出力はさらにタイマ81のイネ
ーブル/再ロード(enable/reload)入力
に結合されている。カウント完了を示す、タイマ81か
らの出力はフリップフロップ80のリセット入力に結合
される。フリップフロップ80はまた制御論理への書込
みを指示する入力を受信する。本発明の1実施形態で
は、フリップフロップ80の出力Qはまた阻止指示子ま
たはブロック指示子(blockindicator)
を提供するために使用される。本発明の1実施形態で
は、信号Tはアクティブハイ信号であり、この場合Tの
否定はブロック(すなわち、バスが利用可能でないこ
と)を示す。別の実施形態では本発明の範囲内に含まれ
る他の指示機構を導入することができ、それらはアクテ
ィブロー、別の規定、および複数の信号を含む。信号T
はバスの利用可能性の指示である。本発明の1実施形態
では、信号Tはアービタ9によって決定されかつ供給さ
れる。
【0020】図6は本発明の1実施形態に係わる制御レ
ジスタ20を示す。制御レジスタ20はリサーブビット
(reserved bits)24および調停信号、
調停制御ビット22(ARB)を含む。ARB22は図
2のアービタ9の動作を制御するために使用される。
【0021】<好ましい実施形態の動作>図1に示され
るような、従来技術の用途では、データ処理システム1
0の種々の競合するマスタがアービタ5と通信するため
に、特に潜在的なまたは可能性ある(potentia
l)バスマスタの各々へおよび該バスマスタからの接続
を含む、外部回路が必要であった。また、CPU1およ
びCPU2の間には「ロック」信号がアービタ5へ伝達
される通信バスがあった。「ロック」信号はアービタ5
に対してマスタの1つがバス調停をブロックまたは阻止
すること、言い換えれば、現在のバスの所有権を維持す
ることを希望していることを示す。バスの現在の所有者
である1つのバスマスタにとって分離できない一連のサ
イクルを完了するために処理が必要である。本発明はそ
のような外部回路の必要性なしにそのようなバス調停を
可能にしかつ調停論理がオンチップで存在できるように
する。
【0022】図2を参照すると、アービタ9はデータプ
ロセッサ11がデータ処理システムにおける競合するマ
スタと共に機能するのに必要なバス調停機能を行う。ア
ービタ9は種々の競合するバスマスタからバス要求信号
を受信する。アービタ9はバスの所有権のためにその競
合する要求を解決し、次のバスの所有者を選択する。ア
ービタ9は次にバス承認(BG)信号をバスの次に選択
された所有者に提供する。調停の結果はまたバス利用可
能信号(T)の形式でCPU3に供給される。バス利用
可能信号TはCPU3に対しバスが現在他のバスマスタ
によって所有されていないことを示す。
【0023】図6に示される、制御レジスタ20は調停
制御ビット(ARB)22を含む。調停制御ビットはC
PU3がバスの所有権を維持することを希望することを
示す。いったんCPU3が制御導体27を介して制御レ
ジスタ20のARBビット22に書き込むと、制御レジ
スタ20の情報はアービタ9が読み取るために利用でき
る。アービタ9は次にARB信号がクリアされるまで引
き続くバス要求からのいずれのバス承認信号をも差し控
えることになる。
【0024】図3を参照すると、データプロセッサ11
は始めに状態100にあり、その場合バスは利用可能で
ある。バスが利用可能である間に、アービタ9はバス利
用可能信号TをCPU3に提供する。制御レジスタ20
はARBビット22がクリアされている限り何らのブロ
ック信号をもアービタ9に提供しない。この時間の間に
データプロセッサ11に対し外部から受信された要求は
アービタ9がBG信号を送ることにより応答される。B
R信号の受信はアービタ9を状態110に遷移させ、そ
こでバス利用可能信号が否定されてバスが利用可能でな
いことを示し、かつBG信号が要求しているマスタに供
給される。状態110においては、バスが承認されてい
る。状態110から、その後の要求が承認される。しか
しながら、もしCPU3が制御レジスタ20におけるA
RBビット22に書き込めば、バスはブロックされるこ
とになる。本発明の1実施形態では、ARBビット22
をセットすることはバス調停のブロック状態を示し、か
つARBビット22をクリアすることはバス調停がブロ
ック状態でないことを示す。図3を参照すると、「ブロ
ック」状態はセットされたARBビット22(バス調停
のブロック)を示しかつ「ブロック」はクリアされた
ARBビット22(すなわち、バスの調停のブロックが
ないこと)を示す。「ブロック」状態の場合は、アービ
タ9は状態110から状態112へと遷移する。状態1
12においては、バス承認信号は提供されずかつCPU
3へのバス利用可能信号はインアクティブである。
【0025】状態110にある間は、バスが承認されて
おり、ARBビット22がクリアされかつ要求信号が終
了すれば、処理は状態110から経路92によって状態
100に戻り、そこでバスは再び利用可能になる。もし
処理が状態112に遷移すれば、何らの承認信号も提供
されずかつバス利用可能信号は肯定されず、ARBビッ
ト22のクリアおよびバス要求信号の受信は経路95に
よって状態110に戻る結果となり、そこでバスが承認
される。状態112にある間に、もしARBビット22
がセットされた状態に留まりかつバス要求が受信されれ
ば、唯一の遷移は経路96を介して状態112に戻るこ
とである。状態112はブロックが係属中であり一連の
サイクルまたは何らかの他の基準の完了を待機している
状態を表す。状態112から、もしバス要求が否定され
れば、アービタ9は経路97によって状態100に遷移
し、そこでバスが再び利用可能になる。状態100にあ
る間に、バス要求が受信されずあるいはブロックが制御
レジスタ20のARBビット22をセットすることによ
り肯定されれば、アービタ9は状態100に留まってい
る。
【0026】本発明の1実施形態のシステムレベルの用
途が図4に示されており、この場合データ処理システム
15は2つの競合するマスタ、データプロセッサ11お
よび別のバスマスタ14、およびそれらが共有する資
源、メモリ6、を含む。データ処理システム15内のバ
ス調停はデータプロセッサ11内に所在するアービタ9
によって行われる。別のバスマスタ14はアービタ9に
バス要求信号を送ることによりバスのマスタシップを要
求しなければならない。アービタ9はバスのマスタシッ
プを調停することにより応答し、かついったん調停が別
のバスマスタ14の方を選んで解決されれば、アービタ
9は別のバスマスタ14にバス承認信号を提供する。他
のバスマスタもまたデータ処理システム15に含めるこ
とができ、調停は前記別のバスマスタ14に対するのと
同様の方法で行われる。データ処理システム15は任意
の数のバスマスタ、ならびに任意の数の共有資源を含む
ことができる。
【0027】再び図2を参照すると、データプロセッサ
11のCPU3は制御レジスタ20のARBビット22
をセットされるようにすることによりバス調停のブロッ
クを行うことを希望していることを示す。制御レジスタ
20は到来するバス要求信号を処理するアービタ9を制
御する。バス調停のこのブロッキングを行うために何ら
の余分の命令も必要ではない。本発明の1実施形態で
は、制御レジスタ20はアービタ9を制御する責務を有
するデータプロセッサ11内のチップ選択論理回路の一
部である。別の実施形態では制御レジスタ20をデータ
プロセッサ11内の任意の部分に導入することができ
る。
【0028】CPU3がバス調停のブロッキングを要求
する条件はソフトウエア制御によってあらかじめ決めら
れまたは実施することができる。タイマ7の導入はタイ
マ7がある完了値(completion valu
e)までカウントしたとき知られたサイクルカウントの
所定の状態が処理できるようにする。ARBビット22
がクリアされるべきことを制御レジスタ20に示すカウ
ントの完了、およびアービタ9は今やバスの所有権を他
のマスタに承認することができる。
【0029】本発明の別の実施形態では、タイマ7はデ
ータプロセッサ11の一貫した適切な動作を保証するた
めに使用される、ウォッチドッグタイマである。タイマ
のオーバフローに応じて、ARBビット22をリセット
しまたはクリアするために信号が発生される。オーバフ
ローを生じさせるサイクルの数はあらかじめ定められた
数とされる。該ウォッチドッグ機能は次に付加的に使用
されてARBビット22をクリアすることにより調停を
リセットするタイムアウト期間を決定する。バスサイク
ルはあらかじめ定めることができかつ任意の他の形式の
タイマを調停時間を決定するために使用することができ
る。
【0030】本発明の他の実施形態では制御レジスタ2
0をフリップフロップまたは他の形式の論理として導入
する。他の実施形態はARBビット22の代わりに外部
のグルー論理(glue logic)を導入する。本
発明の1実施形態では、制御レジスタ20はデータプロ
セッサのチップ選択ユニット内に含むことが可能なこと
に注意を要する。
【0031】
【発明の効果】本発明はバスマスタがある期間の処理サ
イクルの間バス調停をブロックまたは阻止する必要性を
導入するバス所有権の調停方法を提供する。本発明の1
実施形態はある期間のサイクルの間バス調停をブロック
するために調停ユニットを制御するためのレジスタを使
用する。本発明は従来技術のバス調停方法において必要
とされる外部回路の多くを除去し、一方数多くのデータ
プロセッサ機能との一貫した柔軟性ある解決方法を提供
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術に係わるデータ処理システムを示すブ
ロック図である。
【図2】本発明の1実施形態に係わるデータプロセッサ
を示すブロック図である。
【図3】本発明の1実施形態に係わる、図2のデータ処
理システムにおけるアービタの動作を示す状態図であ
る。
【図4】本発明の1実施形態に係わる、図2のデータプ
ロセッサを有するデータ処理システムを示すブロック図
である。
【図5】本発明の1実施形態に係わる調停回路を示すブ
ロック図である。
【図6】本発明の1実施形態に係わる図2に示されたデ
ータプロセッサに設けられた制御レジスタを示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1,2,3 CPU 5 アービタ 6 メモリ 7 タイマ 9 アービタ 10 データ処理システム 11 データプロセッサ 14 別のバスマスタ 15 データ処理システム 20 制御レジスタ 26,27 ゲート 80 フリップフロップ 81 タイマ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ処理システムにおいてバス所有権
    を調停する方法であって、前記データ処理システムは中
    央処理ユニット(CPU)および制御ユニットを有する
    第1のバスマスタを含み、前記方法は、 内部から第1のバスマスタへとアービタに対し調停ブロ
    ック指示子を提供する段階であって、前記アービタは前
    記第1のバスマスタ内に含まれており、前記アービタは
    バス要求信号を受信しかつバス承認信号を提供できるも
    の、 前記アービタへのバス要求入力において第1のバス要求
    信号を受信する段階、もし前記調停ブロック指示子が第
    1の値であれば、前記アービタがバス承認信号を肯定す
    る段階、 もし前記調停ブロック指示子が第2の値であれば、前記
    アービタがバス承認信号を肯定しない段階、 前記CPUが第1の命令を処理する段階、 前記第1の命令に関連する第1の調停ブロック条件を決
    定する段階、 前記CPUが前記第1の調停ブロック条件を前記制御ユ
    ニットに指示する段階、そして前記制御ユニットが前記
    第1の調停ブロック条件に従って前記調停ブロック指示
    子を変更する段階、 を具備することを特徴とするデータ処理システムにおい
    てバス所有権を調停する方法。
  2. 【請求項2】 前記第1のバスマスタはさらにタイマを
    含み、前記方法はさらに、 前記制御ユニットが前記調停ブロック指示子を前記第2
    の値に変更したことに応じて制御ユニットが前記タイマ
    に開始カウント信号を提供する段階、 前記開始カウント信号の受信に応じて、前記タイマが所
    定の値までカウントする段階、 前記所定の値の完了に応じて、前記タイマがカウント完
    了信号を前記制御ユニットに提供する段階、そして前記
    カウント完了信号の受信に応じて、前記制御ユニットが
    前記調停ブロック指示子を前記第1の値に変更する段
    階、 を具備することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 データプロセッサであって、 中央処理ユニット、 前記中央処理ユニットに結合された制御ユニットであっ
    て、該制御ユニットは前記中央処理ユニットから調停情
    報を受信しかつ調停ビットを有する制御レジスタを有す
    るもの、 前記制御ユニットに結合されたバス調停ユニットであっ
    て、該バス調停ユニットはバス要求信号を受信し、該バ
    ス要求信号の受信に応じて該バス調停ユニットはバス承
    認信号を肯定するもの、そして前記制御レジスタに結合
    されたタイマ、 を具備し、 もし前記調停情報が第1の値であれば、前記制御ユニッ
    トは調停ブロック指示子を前記バス調停ユニットに提供
    し、 前記調停ブロック指示子の受信に応じて、前記バス調停
    ユニットは前記バス承認信号を肯定せず、そして前記制
    御ユニットは調停ビットを有する制御レジスタを具備
    し、 もし前記調停情報が前記第1の値であれば前記調停ビッ
    トがセットされ、かつもし前記調停情報が第2の値であ
    れば前記調停ビットがクリアされ、 前記調停ビットをセットしたことに応じて前記タイマが
    所定の値までカウントを開始し、そして前記タイマが前
    記所定の値までカウントを完了したことに応じて前記制
    御レジスタの調停ビットがクリアされる、ことを特徴と
    するデータプロセッサ。
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