JP2003050789A - 回路、プロセッサ、及びマルチプロセッサシステム - Google Patents

回路、プロセッサ、及びマルチプロセッサシステム

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JP2003050789A
JP2003050789A JP2001239513A JP2001239513A JP2003050789A JP 2003050789 A JP2003050789 A JP 2003050789A JP 2001239513 A JP2001239513 A JP 2001239513A JP 2001239513 A JP2001239513 A JP 2001239513A JP 2003050789 A JP2003050789 A JP 2003050789A
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signal
processor
semaphore
register
circuit
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JP2001239513A
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English (en)
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Hiroyuki Fujiyama
博之 藤山
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/46Multiprogramming arrangements
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    • G06F9/526Mutual exclusion algorithms

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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、atomic-LOAD/STORE の機能を持たな
いプロセッサを用いてマルチプロセッサシステムを構築
する場合に、atomic-LOAD/STORE の機能と同等の機能を
実現する回路を提供することを目的とする。 【解決手段】セマフォアドレスを格納するレジスタと、
該レジスタが格納する該セマフォアドレスに対するプロ
セッサのリードアクセスに応じて制御信号をアサートす
ると共に、該レジスタが格納する該セマフォアドレスに
対する該プロセッサのライトアクセスに応じて該制御信
号をネゲートするセマフォ制御回路を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般にメモリアク
セスを制御するための回路、及びその回路を使用したプ
ロセッサ並びにシステムに関し、詳しくは、セマフォを
管理するための回路、及びその回路を使用したプロセッ
サ並びにシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】複数のプロセッサで構成されたシステム
においては、共通バス上にあるメモリ等の資源は、複数
のプロセッサにより共有される。あるプロセッサがメモ
リを利用する際、場合によっては、一定期間独占的にメ
モリを使用して、その間は他のプロセッサがメモリアク
セスを出来ないようにする必要がある。これは例えばト
ランザクションの途中で、他のプロセッサによるメモリ
アクセスやデータ変更が生じると、システムとして一貫
性が保てなくなるためである。そこで、共有資源を独占
的に使用するために、セマフォレジスタによる資源管理
が一般的に行われる。
【0003】セマフォレジスタによる資源管理において
は、メモリを占有したいプロセッサは、メモリへのアク
セスに先立ちセマフォフラグを参照する。フラグが立っ
ていない場合には、他のプロセッサがメモリを使用して
ないと判断する。この場合、プロセッサは、フラグを設
定することでメモリを占有することを他のプロセッサに
対して明示的に示し、その後メモリをアクセスする。フ
ラグが設定されている期間中は、他のプロセッサはメモ
リをアクセスすることが出来ない。メモリの使用が終了
すると、メモリを使用していたプロセッサはセマフォフ
ラグの設定を解除する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】セマフォレジスタを使
用する場合には、厳密なフラグ管理が必要になる。例え
ば、あるプロセッサがセマフォフラグを参照してフラグ
が立っていないことを確認し、フラグを立てるフラグ設
定動作を実行するとする。この時にフラグ参照からフラ
グ設定までの間に時間差があると、この時間の間に、他
のプロセッサがセマフォフラグを参照してしまう可能性
がある。この場合、後からセマフォフラグを参照したプ
ロセッサも、フラグが立っていないために、メモリが使
用可能であると判断してしまう。
【0005】このような状況を避けるために、セマフォ
フラグの参照及び設定には、通常、read-modify-write
又はatomic-LOAD/STOREと呼ばれる方式のアクセスが行
なわれる。この方式では、リード動作とライト動作とを
不可分の単位即ち1回のバスサイクルで実行する。一回
のバスサイクルでリード動作とライト動作を実行してフ
ラグの参照と設定とを行なうため、この方式では厳密な
フラグの管理が可能となる。一般に、複数プロセッサシ
ステムでの使用を前提としたプロセッサには、アクセス
方式としてatomic-LOAD/STORE の機能が設けられてい
る。
【0006】複数プロセッサシステムでの使用を特に前
提としていない一般のプロセッサには、このようなatom
ic-LOAD/STORE の機能は設けられていない。従って、こ
のような一般のプロセッサを用いて複数プロセッサシス
テムを構成するためには、何らかの工夫を施して、atom
ic-LOAD/STORE の機能と同等の機能を提供する必要があ
る。
【0007】本発明は、atomic-LOAD/STORE の機能を持
たないプロセッサを用いてマルチプロセッサシステムを
構築する場合に、atomic-LOAD/STORE の機能と同等の機
能を実現する回路を提供することを目的とする。またこ
の回路を備えたプロセッサ及びマルチプロセッサシステ
ムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による回路は、セ
マフォアドレスを格納するレジスタと、該レジスタが格
納する該セマフォアドレスに対するプロセッサのリード
アクセスに応じて制御信号をアサートすると共に、該レ
ジスタが格納する該セマフォアドレスに対する該プロセ
ッサのライトアクセスに応じて該制御信号をネゲートす
るセマフォ制御回路を含むことを特徴とする。
【0009】具体的には、本発明による上記回路は、該
プロセッサが出力するアドレスを該レジスタの該セマフ
ォアドレスと比較した結果が一致を示すときに一致判定
信号をアサートする比較器を更に含み、該セマフォ制御
回路は、該一致判定信号がアサート状態で且つ該プロセ
ッサが出力するリード/ライト信号がリード動作を示す
ときに該制御信号をアサート状態に設定する回路と、該
一致判定信号がアサート状態で且つ該プロセッサが出力
する該リード/ライト信号がライト動作を示すときに該
制御信号をネゲート状態に設定する回路を含む。
【0010】上記の本発明による回路においては、プロ
セッサのアドレス信号をセマフォアドレスと比較するこ
とで、両者が一致する場合には、セマフォに対する読み
出し動作(ロード動作)で制御信号をHIGHに設定
し、セマフォに対する書き込み動作(ストア動作)で制
御信号の設定を解除してLOWに戻す。この制御信号に
よって、他のプロセッサに対して、当該プロセッサによ
るバスアクセスがセマフォ管理用のバスアクセスである
ことを通知する。他のプロセッサは、制御信号によって
セマフォへのアクセス動作が実行中であると判断する
と、この期間中はセマフォへのアクセスを禁止する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例を添付の
図面を用いて詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明によるセマフォ管理回路を
示す。
【0013】図1のセマフォ管理回路は、セマフォ領域
レジスタ11、比較器12、セマフォ制御回路13、及
びバス権制御回路14を含む。このセマフォ管理回路
は、プロセッサ20に接続される。
【0014】セマフォ領域レジスタ11は、メモリ空間
上でのセマフォレジスタのアドレスを格納する。セマフ
ォレジスタとしては、メモリデバイス内部の記憶領域の
一部をレジスタとして使用する場合もあれば、メモリコ
ントローラ等の内部にレジスタ論理回路が設けられる場
合もあるが、何れの場合であってもセマフォレジスタに
はそれをアクセスするためのアドレスがメモリ空間上に
割り当てられている。セマフォ領域レジスタ11は、こ
のアドレスを参照用に格納しておくものである。
【0015】比較器12は、セマフォ領域レジスタ11
に格納されるアドレスと、プロセッサ20が出力するア
ドレスとを比較する。比較結果が一致である場合には、
一致判定を示す信号をセマフォ制御回路13に供給す
る。プロセッサ20は、メモリアクセスをする際或いは
セマフォレジスタをアクセスする際などに、アクセス先
のアドレスを出力する。比較器12は、このアドレスと
セマフォレジスタのアドレスとを比較することで、アク
セス対象がセマフォレジスタであるか否かを判定するも
のである。
【0016】セマフォ制御回路13は、比較器12から
一致判定信号を受け取ると共に、プロセッサ20からリ
ード/ライト信号RD/WD及びチップセレクト信号C
Sを受け取る。チップセレクト信号CSがアサートで且
つ一致判定信号がアサートである場合に、リード/ライ
ト信号RD/WDが読み出し動作を示すと、セマフォ制
御回路13はロック信号LOCKをHIGHに設定す
る。またチップセレクト信号CSがアサートで且つ一致
判定信号がアサートである場合に、リード/ライト信号
RD/WDが書き込み動作を示せば、セマフォ制御回路
13はロック信号LOCKの設定を解除してLOWに戻
す。このロック信号LOCKによって、当該プロセッサ
は、バスアクセスがセマフォ管理のためのアクセスであ
ることを他のプロセッサに対して通知する。即ち、ロッ
ク信号LOCKを参照することで、他のプロセッサは、
セマフォレジスタへのアクセス動作が実行中であるか否
かを判断することが出来る。
【0017】ロック信号LOCKがHIGHである間
は、他のプロセッサはセマフォレジスタがアクセスされ
ている最中であると判断して、セマフォレジスタの参照
及び設定動作を行わない。
【0018】バス権制御回路14は、セマフォ管理と共
にバスアービトレーションを実現するためのものであ
る。バス上にあるメモリや周辺機器等のリソースを共有
するシステムにおいては、バスを排他的に使用する必要
があるために、複数のプロセッサがバスの使用権を要求
した場合に、1つのプロセッサだけにバス使用権を与え
る必要がある。バスアービトレーションは、このために
実行される制御である。各プロセッサは、バスをアクセ
スしたい時には、まずバス権要求信号BREQを送信す
る。バスアクセス権を他のプロセッサに与えてよいプロ
セッサは、バス権要求信号BREQに応答して、バス権
許可信号BACKをアサートする。
【0019】セマフォ管理のためのアクセスは、バスを
介して行われるので、セマフォ管理のためのアクセス動
作中に、バス権を他のプロセッサに与えることは出来な
い。従って、図1の本発明の構成においては、ロック信
号LOCKがHIGHの場合には、バス権要求信号BR
EQを受信した際に、バス権制御回路14はバス権許可
信号BACKをアサートしないように構成されている。
具体的には、バス権制御回路14は、ロック信号LOC
KがLOWの場合には、バス権要求信号BREQを受け
取ると、チップセレクト信号CSがネゲートであればバ
ス権許可信号BACKをアサートする。チップセレクト
信号CSがアサートであれば、メモリアクセス中である
ので、バス権許可信号BACKをアサートしない。また
ロック信号LOCKがHIGHの場合には、バス権要求
信号BREQを受け取ると、チップセレクト信号CSに
関わらずバス権許可信号BACKをアサートしない。
【0020】以上のようにして、本発明によるセマフォ
管理回路においては、プロセッサのアドレス信号をセマ
フォアドレスと比較することで、両者が一致する場合に
は、セマフォに対する読み出し動作(ロード動作)でロ
ック信号LOCKをHIGHに設定し、セマフォに対す
る書き込み動作(ストア動作)でロック信号LOCKの
設定を解除してLOWに戻す。このロック信号LOCK
によって、他のプロセッサに対して、当該プロセッサに
よるバスアクセスがセマフォ管理用のバスアクセスであ
ることを通知する。他のプロセッサは、ロック信号LO
CKによってセマフォへのアクセス動作が実行中である
と判断すると、この期間中はセマフォへのアクセスを禁
止する。
【0021】図2は、セマフォ制御回路13の回路構成
を示す図である。
【0022】図2のセマフォ制御回路13は、AND回
路31及び32と、フリップフロップ33とを含む。A
ND回路31は、チップセレクト信号CSと、リード/
ライト信号RD/WDと、一致判定信号とを受け取り、
全ての信号がHIGHであるときにHIGHを出力す
る。このAND回路31のHIGH出力によって、フリ
ップフロップ33がセットされて、その出力であるロッ
ク信号LOCKがHIGHに設定される。AND回路3
2は、チップセレクト信号CSと、リード/ライト信号
RD/WDの負論理信号と、一致判定信号とを受け取
り、全ての信号がHIGHであるときにHIGHを出力
する。このAND回路32のHIGH出力によって、フ
リップフロップ33がリセットされて、その出力である
ロック信号LOCKのHIGH設定が解除されてLOW
に戻る。
【0023】図3は、セマフォ制御回路13の動作とセ
マフォ管理動作とを示すタイミング図である。
【0024】(a)にはロック信号LOCK、(b)に
はリード/ライト信号RD/WD、(c)にはチップセ
レクト信号CS、(d)には各バスサイクルでの動作を
示す。図3(b)乃至(d)に示されるように、メモリ
からの読み出し命令LOADを実行する場合には、チッ
プセレクト信号CSがHIGHとなり、リード/ライト
信号RD/WDはHIGHとされる。またメモリへの書
き込み命令STOREを実行する場合には、チップセレ
クト信号CSがHIGHとなり、リード/ライト信号R
D/WDはLOWとされる。
【0025】図3(a)乃至(d)に示されるように、
セマフォレジスタからの読み出し命令atomicLOADを
実行する場合には、チップセレクト信号CSがHIGH
となり、リード/ライト信号RD/WDはHIGHとさ
れる。またこの時、セマフォ制御回路13の出力である
ロック信号LOCKは、HIGHに設定される。ロック
信号LOCKは、読み出し命令atomicLOADが終了し
てもHIGHに留まる。次に、セマフォレジスタへの書
き込み命令atomicSTOREを実行する。この場合に
は、チップセレクト信号CSがHIGHとなり、リード
/ライト信号RD/WDはLOWとされる。この書き込
み命令atomicSTOREを実行することによって、セマ
フォ制御回路13の出力であるロック信号LOCKは、
HIGH設定が解除されてLOWに戻る。以上の動作に
よって、セマフォフラグが設定されて、セマフォフラグ
設定が解除されるまで、他のプロセッサからメモリへの
アクセスは禁止される。
【0026】図4は、バス権制御回路14の回路構成を
示す回路図である。
【0027】図4のバス権制御回路14は、AND回路
41を含む。AND回路41は、バス権要求信号BRE
Qを他のプロセッサから受け取ると共に、セマフォ制御
回路13からのロック信号LOCKの負論理信号と、プ
ロセッサ20からのチップセレクト信号CSの負論理信
号とを受け取る。ここでバス権要求信号BREQは、複
数のプロセッサが送信するバス権要求信号BREQのO
Rを取って各プロセッサに供給するものである。従っ
て、例えば図4の構成においてバス権要求信号BREQ
がアサートされると、これは、システム上の何れかのプ
ロセッサがバスアクセス権を要求していることを示す。
【0028】セマフォ制御回路13からのロック信号L
OCKの負論理信号とプロセッサ20からのチップセレ
クト信号CSの負論理信号とが双方共にHIGHの場
合、バス権要求信号BREQがアサートされると、AN
D回路41はバス権許可信号BACKをアサートする。
即ち、セマフォ管理のためのセマフォレジスタアクセス
の最中ではなく、且つメモリアクセスの最中でもない場
合には、バス権要求に応じてバス権を許可する。それに
対して、セマフォ管理のためのセマフォレジスタアクセ
ス中であるか、或いはメモリアクセス中である場合に
は、バス権要求が到来してもバス権を許可しない。
【0029】図5は、バス権制御回路14の動作とセマ
フォ管理動作とを示すタイミング図である。
【0030】(a)にはチップセレクト信号CS、
(b)にはバス権要求信号BREQ、(c)にはロック
信号LOCK、(d)にはバス権許可信号BACK、及
び(e)には各バスサイクルでの動作を示す。ここで
(b)のバス権要求信号BREQは、他のプロセッサか
ら供給される信号である。
【0031】図5(a)及び(e)に示されるように、
メモリからの読み出し命令LOADを実行する場合に
は、チップセレクト信号CSがHIGHとなる。図5
(b)及び(d)に示されるように、このとき他のプロ
セッサによってバス権要求信号BREQがアサートされ
ても、メモリからの読み出し命令実行中でチップセレク
ト信号CSがHIGHであるので、バス権許可信号BA
CKはアサートされない。
【0032】図5(a)、(c)、及び(e)に示され
るように、セマフォレジスタからの読み出し命令atomic
LOADを実行する場合には、チップセレクト信号CS
がHIGHになると共に、ロック信号LOCKがHIG
Hに設定される。ロック信号LOCKは、読み出し命令
atomicLOADが終了してもHIGHに留まる。図5
(b)及び(d)に示されるように、このとき他のプロ
セッサによってバス権要求信号BREQがアサートされ
ても、セマフォアクセス中でロック信号LOCKがHI
GHであるので、バス権許可信号BACKはアサートさ
れない。その後、セマフォレジスタへの書き込み命令at
omicSTOREを実行する。書き込み命令atomicSTO
REを実行することによって、ロック信号LOCKは、
HIGH設定が解除されてLOWに戻る。この時、図5
(b)及び(d)に示されるように、バス権要求信号B
REQはアサートされたままの状態であるので、ロック
信号LOCKがLOWに戻ると、バス権許可信号BAC
Kがアサートされる。
【0033】以上の動作によって、本発明によるセマフ
ォ管理回路は、セマフォ管理のためにセマフォレジスタ
をアクセスしている最中には、バス権が要求されてもバ
ス権を許可することなく、セマフォレジスタへのアクセ
スが終了した後に、バス権を許可する。他のプロセッサ
はバス権を受け取ると、例えば周辺機器などのリソース
を利用するためにバスを利用することが出来る。
【0034】図6は、本発明によるセマフォ管理回路を
適用したマルチプロセッサシステムの構成例を示す図で
ある。
【0035】図6に示されるマルチプロセッサシステム
は、プロセッサ51、本発明によるセマフォ管理回路5
2、プロセッサ53、メモリ54、メモリ制御回路5
5、周辺回路57、及びバス58を含む。セマフォ管理
回路52はプロセッサ51に付加されており、この組み
合わせで1つのプロセッサ60として供給されてもよ
い。この場合、プロセッサ51自体は特にマルチプロセ
ッサシステムでの使用を前提としていない汎用のプロセ
ッサの設計に基づくものでよく、これに本発明によるセ
マフォ管理回路52を付加することで、atomic-LOAD/ST
ORE の機能と同等の機能を実行可能なプロセッサ60と
して使用することが出来る。
【0036】プロセッサ53は、例えばatomic-LOAD/ST
ORE の機能を備えたマルチプロセッサシステム用のプロ
セッサであるとする。メモリ制御回路55には、セマフ
ォフラグ56が設けられる。プロセッサ60及びプロセ
ッサ53は、このセマフォフラグ56を制御すること
で、互いに排他的にメモリ54の独占的使用権を得るこ
とが出来る。またプロセッサ53は、バス58を介して
周辺回路57に接続される。
【0037】プロセッサ60がメモリ54を独占的に使
用することが必要である場合、セマフォフラグ56をま
ず参照する。この時に、セマフォ管理回路52はロック
信号LOCKをHIGHに設定して、バスアクセスがセ
マフォ管理のためのアクセスであることを他のプロセッ
サ(この場合はプロセッサ53)に通知する。このロッ
ク信号LOCKがHIGHである期間中は、プロセッサ
53は、セマフォフラグ56へのアクセスを行わない。
セマフォフラグ56を参照してフラグ設定されていない
ことを検出すると、プロセッサ60は、セマフォフラグ
56を設定するためのSTORE動作を実行する。この
STORE動作が終了すると、ロック信号LOCKはL
OWに戻される。この後、プロセッサ53がセマフォフ
ラグ56を参照しにいくと、フラグが設定されているの
で、メモリ54が独占的に使用中であることを認識し
て、セマフォフラグが開放されるまでメモリアクセスを
延期する。但しこの場合であっても、バス58が使用さ
れていない状態であれば、プロセッサ53はバス権を獲
得して、例えば周辺回路57にアクセスすることが可能
である。
【0038】このようにして、本発明のセマフォ管理回
路52を使用したマルチプロセッサシステムでは、atom
ic-LOAD/STORE の機能を有さない通常のプロセッサ51
を使用しながらも、厳密なセマフォ管理を実現すること
が可能となる。これにより、通常のプロセッサ51を使
用して、マルチプロセッサシステムを容易に構成するこ
とが出来る。
【0039】以上、本発明を実施例に基づいて説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特
許請求の範囲に記載の範囲内で様々な変形が可能であ
る。
【0040】
【発明の効果】本発明によるセマフォ管理回路において
は、プロセッサのアドレス信号をセマフォアドレスと比
較することで、両者が一致する場合には、セマフォに対
する読み出し動作(ロード動作)で制御信号をHIGH
に設定し、セマフォに対する書き込み動作(ストア動
作)で制御信号の設定を解除してLOWに戻す。この制
御信号によって、他のプロセッサに対して、当該プロセ
ッサによるバスアクセスがセマフォ管理用のバスアクセ
スであることを通知する。他のプロセッサは、制御信号
によってセマフォへのアクセス動作が実行中であると判
断すると、この期間中はセマフォへのアクセスを禁止す
る。
【0041】これにより本発明のセマフォ管理回路を使
用したマルチプロセッサシステムでは、atomic-LOAD/ST
ORE の機能を有さない通常のプロセッサを使用しながら
も、厳密なセマフォ管理を実現することが可能となり、
マルチプロセッサシステムを容易に構成することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるセマフォ管理回路を示す図であ
る。
【図2】セマフォ制御回路の回路構成を示す図である。
【図3】セマフォ制御回路の動作とセマフォ管理動作と
を示すタイミング図である。
【図4】バス権制御回路の回路構成を示す回路図であ
る。
【図5】バス権制御回路の動作とセマフォ管理動作とを
示すタイミング図である。
【図6】本発明によるセマフォ管理回路を適用したマル
チプロセッサシステムの構成例を示す図である。
【符号の説明】
11 セマフォ領域レジスタ 12 比較器 13 セマフォ制御回路 14 バス権制御回路 20 セマフォ管理回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セマフォアドレスを格納するレジスタと、 該レジスタが格納する該セマフォアドレスに対するプロ
    セッサのリードアクセスに応じて制御信号をアサートす
    ると共に、該レジスタが格納する該セマフォアドレスに
    対する該プロセッサのライトアクセスに応じて該制御信
    号をネゲートするセマフォ制御回路を含むことを特徴と
    する回路。
  2. 【請求項2】該プロセッサが出力するアドレスを該レジ
    スタの該セマフォアドレスと比較した結果が一致を示す
    ときに一致判定信号をアサートする比較器を更に含み、
    該セマフォ制御回路は、 該一致判定信号がアサート状態で且つ該プロセッサが出
    力するリード/ライト信号がリード動作を示すときに該
    制御信号をアサート状態に設定する回路と、該一致判定
    信号がアサート状態で且つ該プロセッサが出力する該リ
    ード/ライト信号がライト動作を示すときに該制御信号
    をネゲート状態に設定する回路を含むことを特徴とする
    請求項1記載の回路。
  3. 【請求項3】該制御信号がアサート状態である期間は外
    部からのバス権要求に対して該プロセッサのバス権を開
    放しないことを特徴とする請求項1記載の回路。
  4. 【請求項4】該バス権要求を示す信号と、該制御信号
    と、該プロセッサが出力するチップイネーブル信号とを
    受け取り、該制御信号がアサート状態の場合には、該チ
    ップイネーブル信号の状態に関わらず該バス権要求信号
    に応じてバス権許可信号をアサートせず、該制御信号が
    ネゲート状態の場合には、該チップイネーブル信号がア
    サート状態であれば該バス権要求信号に応じてバス権許
    可信号をアサートせず、該チップイネーブル信号がネゲ
    ート状態であれば該バス権要求信号に応じてバス権許可
    信号をアサートするバス権制御回路を更に含むことを特
    徴とする請求項3記載の回路。
  5. 【請求項5】プロセッサ本体と、 セマフォアドレスを格納するレジスタと、 該レジスタが格納する該セマフォアドレスに対する該プ
    ロセッサ本体のリードアクセスに応じて制御信号をアサ
    ートすると共に、該レジスタが格納する該セマフォアド
    レスに対する該プロセッサ本体のライトアクセスに応じ
    て該制御信号をネゲートする制御回路を含むことを特徴
    とするプロセッサ。
  6. 【請求項6】該制御回路は、 該プロセッサ本体が出力するアドレスを該レジスタの該
    セマフォアドレスと比較した結果が一致を示すときに一
    致判定信号をアサートする比較器と、該一致判定信号が
    アサート状態で且つ該プロセッサ本体が出力するリード
    /ラ イト信号がリード動作を示すときに該制御信号をアサー
    ト状態に設定する回路と、 該一致判定信号がアサート状態で且つ該プロセッサ本体
    が出力する該リード/ライト信号がライト動作を示すと
    きに該制御信号をネゲート状態に設定する回路を含むこ
    とを特徴とする請求項5記載のプロセッサ。
  7. 【請求項7】該制御信号がアサート状態である期間は外
    部からのバス権要求に対してバス権を開放しないことを
    特徴とする請求項5記載のプロセッサ。
  8. 【請求項8】複数のプロセッサと、 該複数のプロセッサが共有するメモリと、 該メモリの独占的使用を管理するセマフォレジスタを含
    み、該複数のプロセッサの少なくとも1つは、 プロセッサ本体と、 該セマフォレジスタのアドレスを格納するレジスタと、 該レジスタが格納する該アドレスに対する該プロセッサ
    本体のリードアクセスに応じて制御信号をアサートする
    と共に、該レジスタが格納する該アドレスに対する該プ
    ロセッサ本体のライトアクセスに応じて該制御信号をネ
    ゲートする制御回路を含むことを特徴とするマルチプロ
    セッサシステム。
  9. 【請求項9】該制御回路は、 該プロセッサ本体が出力するアドレスを該レジスタの該
    アドレスと比較した結果が一致を示すときに一致判定信
    号をアサートする比較器と、 該一致判定信号がアサート状態で且つ該プロセッサ本体
    が出力するリード/ライト信号がリード動作を示すとき
    に該制御信号をアサート状態に設定する回路と、 該一致判定信号がアサート状態で且つ該プロセッサ本体
    が出力する該リード/ライト信号がライト動作を示すと
    きに該制御信号をネゲート状態に設定する回路を含むこ
    とを特徴とする請求項8記載のマルチプロセッサシステ
    ム。
  10. 【請求項10】該制御信号がアサート状態である期間
    は、該複数のプロセッサの該少なくとも1つは、他のプ
    ロセッサからのバス権要求に対してバス権を開放しない
    ことを特徴とする請求項8記載のマルチプロセッサシス
    テム。
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