JPH10142985A - 誘導発熱ローラ - Google Patents

誘導発熱ローラ

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Publication number
JPH10142985A
JPH10142985A JP29618696A JP29618696A JPH10142985A JP H10142985 A JPH10142985 A JP H10142985A JP 29618696 A JP29618696 A JP 29618696A JP 29618696 A JP29618696 A JP 29618696A JP H10142985 A JPH10142985 A JP H10142985A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
induction heating
roller
stainless steel
outer periphery
Prior art date
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Pending
Application number
JP29618696A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Hinokigaya
敏明 桧ケ谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP29618696A priority Critical patent/JPH10142985A/ja
Publication of JPH10142985A publication Critical patent/JPH10142985A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • General Induction Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸方向の温度分布むらの低減を図ることがで
き、また立上り時間が早くて待機時の定着温度を高く設
定しなくともよいのに加えて、表面の熱が奪われたのを
再度暖めるのに時間がかかることがなくて、エネルギが
無駄に消費されることがない誘導発熱ローラを提供す
る。 【解決手段】 誘導発熱ローラであって、中空の加熱ロ
ーラと、誘導発熱機構が取付けられていて、前記中空ロ
ーラを回転可能に支持する支持部材とを有し、中空ロー
ラの芯金部材がアルミニュウム筒体で構成され、その外
周に鉄鋼又はステンレス鋼層が構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像形成装置に
おける定着ローラ等として使用される誘導発熱ローラに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常この種の誘導発熱ローラとしては、
図示するのを省略するが、それは周側壁が鉄で構成さ
れた中空ローラと、誘導コイルが取付けられていて、前
記中空ローラを回転可能に支持する支持部材とを有する
ものや、実開昭60-38494号公報に開示されていて、そ
の一部が図5,6に示すようになっていて、中空ローラ
21と、誘導コイル23が取付けられていて、中空ローラ21
を回転可能に支持する支持部材22とを有するもの等があ
る。なおこの誘導発熱ローラにはその表面に離型層が設
けられているものが多い。
【0003】そしてのものを参照してその作用を説明
すれば、中空ローラ21の周側壁は内部の鉄層24と、外部
のアルミニュウム層26とによって構成されている。そし
て誘導コイル23によって誘導磁束を発生させ、この誘導
磁束によって誘導電流を中空ローラ21の外周部の導電層
に発生させて、誘導電流に伴うジュール熱によって中空
ローラ21の表面に所望の温度を発生させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来例は、前記の
ように構成されているので、のものについていえば、
軸方向の温度むらが発生するという問題があり、のも
のについていえば、立上り時間が遅くなって、待機時の
定着温度を高く設定しなければならず、また表面の熱が
奪われたのを再度暖めるのに時間がかかることから、エ
ネルギが無駄に消費されるという問題がある。さらに表
面に離型層が設けられているものについていえば、離型
層は通常熱抵抗の大きい材料が用いられることから、厚
さが大きくなると定着性が劣悪となるという問題があ
る。
【0005】そこでこの発明の目的は、前記のような従
来の誘導発熱ローラのもつ問題を解消し、軸方向の温度
分布むらの低減を図ることができ、また立上り時間が早
くて待機時の定着温度を高く設定しなくともよいのに加
えて、表面の熱が奪われたのを再度暖めるのに時間がか
かることがなくて、エネルギが無駄に消費されることが
ない誘導発熱ローラを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記のよう
な目的を達成するために、中空ローラと、誘導発熱機構
が取付けられていて、前記中空ローラを回転可能に支持
する支持部材とを有する誘導発熱ローラにおいて、請求
項1に記載の発明は、中空ローラの芯金部材がアルミニ
ュウム筒体で構成され、その外周に鉄鋼又はステンレス
鋼層が構成されていることを特徴とするものである。
【0007】請求項2に記載の発明は、中空ローラの芯
金部材がアルミニュウム筒体で構成され、その外周に鉄
鋼又はステンレス鋼層及び離型層が順次構成されている
ことを特徴とするものである。
【0008】請求項3,4に記載の発明は、請求項2に
記載の発明において、離型層は、それぞれ磁性体入りの
シリコーンゴム、磁性体入りのフッ素樹脂からなること
を特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】図1,2に示すこの発明の第1実
施形態において、1は中空ローラ、2は中空ローラ1に
加圧されて回転する加圧ローラ、3は中空ローラ1の支
持部材、4は支持部材3の支持軸、6は支持軸4の中央
に設けられたコイル巻装部、7はコイル巻装部6に巻装
された誘導コイル、8は誘導コイル7に接続されたリー
ド線を示す。9は中空ローラ1の芯金部材で、これの両
端の支持管11,12が、軸受13,14によって支持軸4に支
持されている。そして支持管12に図示しない駆動源によ
って回転される駆動歯車に噛合する従動歯車19が取付け
られている。そして芯金部材9は、アルミニュウム筒体
で構成され、その外周に鉄鋼又はステンレス鋼層17が構
成されている。
【0010】この実施態様では、芯金部材9がアルミニ
ュウム筒体によって構成されているので、軸方向の温度
分布むらの低減を図ることができ、またこの芯金部材9
の外周に鉄鋼又はステンレス鋼層17が構成されているの
で、立上り時間が早くて待機時の定着温度を高く設定し
なくともよいのに加えて、表面の熱が奪われたのを再度
暖めるのに時間がかかることがなくて、エネルギが無駄
に消費されることがない。
【0011】図3,4に示すこの発明の第2実施形態
は、鉄鋼又はステンレス鋼層17の外周に離型層18が構成
され、この離型層18が磁性体入りのシリコーンゴム又は
磁性体入りのフッ素樹脂からなっている点で、第1実施
形態と相違するだけで、他に異なるところがないので、
その構成についての説明を省略するが、離型層18が鉄鋼
又はステンレス鋼層17と同時に加熱されて、表面の熱が
奪われたのを再度暖めるのに時間がかかることがなく
て、転写紙への熱供給が容易に行われて省エネルギが図
れる。
【0012】〔実施例〕前記のようなものにおいて、芯
金部材9のアルミニュウム筒体は、肉厚が1〜5mmの熱
伝導率の良いアルミニュウム合金で構成され、鉄鋼又は
ステンレス鋼層17は、肉厚が0.1〜2mmとなっており、
磁性体入りのフッ素樹脂は、膜厚が10〜40μmとなって
おり、またシリコーンゴムは、膜厚が0.3〜3mmとなっ
ているのが適当である。
【0013】
【発明の効果】この発明は上記のようであって、中空ロ
ーラと、誘導発熱機構が取付けられていて、前記中空ロ
ーラを回転可能に支持する支持部材とを有する誘導発熱
ローラにおいて、請求項1,2に記載の発明は、中空ロ
ーラの芯金部材がアルミニュウム筒体で構成され、その
外周に鉄鋼又はステンレス鋼層、又はこれに離型層が順
次が構成されているので、軸方向の温度分布むらの低減
を図ることができ、また立上り時間が早くて待機時の定
着温度を高く設定しなくともよく、さらに表面の熱が奪
われたのを再度暖めるのに時間がかかることがなくて、
転写紙への熱供給が容易に行われてエネルギが無駄に消
費されることがないという効果がある。
【0014】請求項3,4に記載の発明は、請求項2に
記載の発明において、離型層は、それぞれ磁性体入りの
シリコーンゴム、又は磁性体入りのフッ素樹脂からなる
ので、芯金部材と離型層が同時に加熱されて、転写紙へ
の熱供給が容易に行われて省エネルギが図れるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置に使用された場合の、この発明の
第1実施形態の縦断面図である。
【図2】同上の線2−2による断面図である。
【図3】画像形成装置に使用された場合の、この発明の
第2実施形態の縦断面図である。
【図4】同上の線4−4による断面図である。
【図5】この発明と同種の従来の誘導発熱ローラの縦断
面図である。
【図6】同上の線6−6による断面図である。
【符号の説明】
1 中空ローラ 2 加圧ローラ 3 支持部材 4 支持軸 6 コイル巻装部 7 誘導コイル 8 リード線 9 芯金部材 11 支持管 12 支持管 13 軸受 14 軸受 17 鉄鋼又はステンレス鋼層 18 離型層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空ローラと、誘導発熱機構が取付けら
    れていて、前記中空ローラを回転可能に支持する支持部
    材とを有する誘導発熱ローラにおいて、前記加熱ローラ
    の芯金部材はアルミニュウム筒体で構成され、その外周
    に鉄鋼又はステンレス鋼層が構成されていることを特徴
    とする誘導発熱ローラ。
  2. 【請求項2】 中空ローラと、誘導発熱機構が取付けら
    れていて、前記中空ローラを回転可能に支持する支持部
    材とを有する誘導発熱ローラにおいて、前記加熱ローラ
    の芯金部材はアルミニュウム筒体で構成され、その外周
    に鉄鋼又はステンレス鋼層及び離型層が順次構成されて
    いることを特徴とする誘導発熱ローラ。
  3. 【請求項3】 離型層は磁性体入りのシリコーンゴムか
    らなることを特徴とする請求項2に記載の誘導発熱ロー
    ラ。
  4. 【請求項4】 離型層は磁性体入りのフッ素樹脂からな
    ることを特徴とする請求項2に記載の誘導発熱ローラ。
JP29618696A 1996-11-08 1996-11-08 誘導発熱ローラ Pending JPH10142985A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6795679B2 (en) * 2002-01-30 2004-09-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Image heating apparatus and heat generating rotary member for use in the same
JP2007025302A (ja) * 2005-07-15 2007-02-01 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
CN111733467A (zh) * 2020-07-16 2020-10-02 无锡中力科技有限公司 一种高速旋转铝合金热辊及其加工方法
CN111733468A (zh) * 2020-07-16 2020-10-02 无锡中力科技有限公司 一种高速旋转梯度热管式热辊及其加工方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040120

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02