JPH10142924A - 画像濃度の補正方法及び画像濃度補正装置 - Google Patents

画像濃度の補正方法及び画像濃度補正装置

Info

Publication number
JPH10142924A
JPH10142924A JP8302936A JP30293696A JPH10142924A JP H10142924 A JPH10142924 A JP H10142924A JP 8302936 A JP8302936 A JP 8302936A JP 30293696 A JP30293696 A JP 30293696A JP H10142924 A JPH10142924 A JP H10142924A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
density
patch
image
toner
correction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8302936A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoharu Nakagama
清張 中釜
Hirotaka Kabashima
浩貴 椛島
Kan Miyake
完 三宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP8302936A priority Critical patent/JPH10142924A/ja
Publication of JPH10142924A publication Critical patent/JPH10142924A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パッチを照明する光強度の変動による影響を
受けないで安定したトナー濃度制御と濃度補正を行う。 【解決手段】 帯電手段のグリッド電圧の変更により感
光体を異なる帯電電位に帯電し、トナー濃度制御用のパ
ッチ画像と階調補正用のパッチ画像を形成し、それらの
濃度の検知を同一の濃度検知手段によって行い、トナー
濃度制御と階調補正を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2成分現像剤を用
いて画像形成を行う電子写真複写装置で、トナー濃度の
制御と、コピー画像の濃度補正とを行う、画像濃度の補
正方法と画像濃度補正装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】2成分現像剤を用いて画像形成を行う画
像形成装置では、コピー時にトナーが消費されるので、
現像装置内でのトナーとキャリアの比率(トナー濃度)
が次第に低下し、形成されるコピーの画質も次第に淡い
画像しか得られないようになる。2成分現像剤のトナー
濃度をコントロールする方法として、原稿載置台の原稿
の画像形成前の光学系の走査部分に黒色のパッチを貼
り、そのパッチを感光体ドラム上に露光、現像してでき
た現像部分(現像パッチ)を反射式の濃度センサで読み
取り、読み取った濃度からトナー濃度の制御を行ってい
る。
【0003】また現像装置内の現像剤は、高湿状態に1
日以上放置した状態にしておくと、その特性を示すトナ
ーの帯電量(Q/M)がリークして低下し、感光体ドラ
ム上での電位や光量が同じであっても、形成される画像
濃度は濃くなるという問題がある。この問題の対応策と
して、ある時間以上放置された場合トナーのQ/Mのリ
ーク量を推定して光量をあげたり、現像バイアスを画像
が淡くなる方向に補正を行っていた。また放置状態にあ
ったことを検知してコピー前にプレ回転して現像剤を再
撹拌しトナーのQ/Mのリーク分を撹拌して再度チャー
ジアップする方法がとられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】トナー濃度の制御を、
像露光により作成した現像パッチを読み取って行う場合
には、パッチを露光する際の光強度が不安定なため潜像
電位が変わり感光体ドラム面に形成される現像パッチの
濃度が変わり、精度のよいトナー濃度の制御ができない
という問題があった。
【0005】また、長時間放置して画像濃度が濃くなる
ことに対する対策も、トナーのQ/Mのリーク量を推定
して補正を行う方法では推定に含まれるパラメータが多
く、煩雑で複雑な制御を必要とするものであり、トナー
のQ/Mのリーク量を撹拌によって再度チャージアップ
する方法も、相当時間を要することから機能や操作上に
問題を有していた。
【0006】本発明は、上記問題点を解決したトナー濃
度制御と画像濃度の変動を押えて階調性の補正がなされ
るようにした画像濃度の補正方法と画像濃度補正装置の
提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的とする画像濃
度の補正方法は、帯電手段のグリット電圧の変更により
感光体を異なる帯電電位に帯電せしめて、トナー濃度制
御用のパッチ画像と階調補正用のパッチ画像を形成し、
トナー濃度の制御と階調性の補正を行うことを特徴とす
る画像濃度の補正方法を提供するものである。
【0008】なお上記の画像濃度の補正方法は、トナー
濃度制御用のパッチ画像と階調補正用のパッチ画像の濃
度の検知を同一の濃度検知手段によって行うことが好ま
しい実施態様であり、また上記のトナー濃度制御用のパ
ッチ画像と階調補正用のパッチ画像とを、異なる画像形
成の時期にて形成することが好ましい実施態様である。
【0009】上記目的とする画像濃度補正装置は、トナ
ー濃度制御用のパッチ画像と階調補正用のパッチ画像を
異なるグリッド電圧にて形成するためのグリッド電圧制
御手段と、トナー濃度制御用のパッチ画像と階調補正用
のパッチ画像の濃度の検知を行う1つの濃度検知手段
と、を設けたことを特徴とする画像濃度補正装置を提供
するものである。
【0010】なお上記の濃度検知手段は、感光体周縁部
の分離手段とクリーニング手段との間に配設しているこ
とが好ましい実施の態様である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の説明に先立って、本発明
が適用される電子写真複写装置の構成と作動を、図1の
構成図によって説明を行う。
【0012】図1において、装置上面の透明な原稿載置
台1上に置かれた原稿Dは原稿押さえカバー2によって
押さえられ、図示しないコピー釦を押釦すると、走査光
学系を構成する照明ランプ3aと第1ミラーとから成る
第1ミラーユニット3と、V字状に位置した第2ミラー
と第3ミラーから成る第2ミラーユニット4とは、照明
ランプ3aが点灯し、第1ミラーユニット3の速度Vに
よる読み取り動作と、第2ミラーユニット4の同方向へ
の速度V/2の移動動作によって、照明ランプ3aによ
って照射された原稿D画像の反射光は点線で示すように
結像レンズ5を通過し、反射ミラー6a、6b、6cを
介して像担持体である感光体ドラム10上に結像する。
周面にOPC感光層を塗布した小径(本実施例ではφ6
0mm)の感光体ドラム10は、周速V(本実施例では
270mm/sec)をもって時計方向に回動し、スコ
ロトロン帯電器11によって一様に帯電(本実施例では
−780V)した感光体ドラム10は像露光によって原
稿Dと等倍の潜像が形成される。なおスコロトロン帯電
器11と現像装置13の間には部分露光手段CEL12
が設けられていて、感光体ドラム10上の原稿の潜像部
分の枠外を照射し、電位を失わせて潜像の枠外にはトナ
ーが付着するのを防止している。
【0013】感光体ドラム10上の潜像は現像装置13
を通過する際、トナー(本実施例ではプラスに帯電)は
潜像中の文字等の電位の落ちていない箇所に付着し、ト
ナー像に対して正規現像される。現像装置13内には所
定のトナーのキャリアとの比率をもった現像剤を内蔵し
ていて、撹拌・搬送ローラ132によって撹拌され、摩
擦帯電してトナーはキャリアに付着した状態となり、現
像バイアス(本実施例ではマイナスの電圧)が印加され
て回転する現像スリーブ131の周面に付着した現像剤
は現像領域において上記の現像が行われる。現像領域に
おいてトナーを失った現像剤は回収されるが、現像装置
13内ではトナー濃度が次第に低下し、これが原因とな
って形成される画像濃度は低下して来る。後に説明する
本発明において実行するトナー濃度制御ではパッチによ
って画像濃度の低下をいち早く検知し、図示しないトナ
ーホッパ内のトナーを現像装置13内へと補給する。
【0014】トナー像を保持した感光体ドラム10は、
必要により転写前の除電ランプによって電荷が除電され
た後、トナー像は給紙カセット14から搬送ローラ15
によって搬送されて来た転写紙上に転写器16によって
転写される。転写後のトナー像を保持した転写紙は、分
離手段17によって感光体ドラム10から分離された
後、搬送ベルト18によって定着装置19へ送られ、加
熱ローラ19aと押圧ローラ19bとによって押圧、加
熱されてトナー像とは転写紙上に定着される。そして、
定着後の転写紙は排紙ローラ20によって装置外部の排
紙トレイ上に排出される。
【0015】一方、転写紙が分離した感光体ドラム10
は除電極21によって残留電荷が除去された後、クリー
ニング装置22にいたり、感光体ドラム10に当接した
ゴム材から成るクリーニングブレード22aによって残
留トナーが除去される。残留トナーが除去された感光体
ドラム10周面は、転写前露光手段23によって露光さ
れ、次の複写に備えることとなる。
【0016】以上、説明した複写装置に設けてトナー濃
度制御と階調補正とを行う本発明の画像濃度補正装置に
ついて説明する。図2は本発明の画像濃度補正関係の回
路図で、図3は本発明の画像濃度補正のフローチャー
ト、図4はトナー濃度制御のフローチャート、図5は階
調補正のフローチャートである。図6及び図7はパッチ
及び原稿部分についての説明図である。
【0017】図1において、原稿載置台1の第1ミラー
ユニット3の走査のスタート位置と、原稿の先端位置と
の間には黒色の矩形状の小片がトナー濃度制御用のパッ
チPDとして貼り付けられている。パッチPDはオリジ
ナル濃度OD1.3以上であって、本実施例ではOD
1.7のパッチを使用している。本発明者の研究による
と、OD1.3以下のパッチでは照明ランプ3aの点灯
の立ち上がり時の不安定な光強度の影響を受けて感光体
ドラム10上にはパッチ部について不安定な光量の露光
がなされる。一方、OD1.3以上であると感光体ドラ
ム10上にはパッチ部について光量は僅かで電位には殆
ど影響しない安定した露光が行われる(図6(a)参
照)。
【0018】感光体ドラム10上のパッチ部に相当する
位置には、トナー濃度制御用又は階調補正用のパッチ画
像が形成されてトナー濃度の補正と階調性の補正が行わ
れる。
【0019】本発明の画像濃度補正装置では、スコロト
ロン帯電器11のグリッド電圧は少なくも2値以上に切
り替えられるグリッド電圧制御手段を有していて、トナ
ー濃度制御用のパッチの潜像形成時と階調補正用のパッ
チの潜像形成時とでは異なるグリッド電圧でパッチ形成
が行われる。
【0020】先ずトナー濃度制御用のパッチの作成につ
いて、図6のパッチ部分及び原稿部分についての説明図
を用いて説明する。
【0021】感光体ドラム10上には、パッチ及び原稿
部分についての露光に先立って、スコロトロン帯電器1
1による一様帯電が行われる。但し原稿部分に対しては
−780Vの一様帯電を行うが、パッチ部分に対しては
原稿部分の表面電位より低い、原稿部分の表面電位の6
0〜95%に当たる−468V〜−741Vの電位にな
るような帯電が行われる。本実施例ではパッチ部分に対
して原稿部分の表面電位の87%に相当する−680V
の電位になるよう帯電を行っている(図6(b)参
照)。−680Vに帯電した感光体ドラム10上にOD
1.7のパッチPDの露光(実質上、光量がない)が行
われることによって、照明ランプの光強度による影響等
を受けることなく、最高濃度(Dmax)が確保され、
濃度センサによってトナー濃度の変動が適確に判断され
るような現像パッチが形成される。
【0022】感光体ドラム10上のパッチ潜像の周縁部
と原稿画像の潜像周囲とは、現像に先立ってCEL12
による照射がなされて、電位を失わせ枠外にトナーが付
着するのを防止している。CEL12による照射がなさ
れないと、不必要にトナーが消費され、機内が著しく飛
散したトナーによって汚染される(図6(c)参照)。
【0023】感光体ドラム10上のパッチ潜像は原稿画
像の潜像と共に、現像バイアス(本実施例では−170
Vの現像バイアス)が印加され、周面に現像剤を保持し
て回転する現像スリーブ131を有した現像装置13に
よって現像がなされる。なお、感光体ドラム10の回転
中は、現像スリーブ131には低電圧の現像バイアス
(本実施例では−120V)が印加されている(図6
(d)参照)。
【0024】次に階調補正用のγパッチの作成につい
て、図7のパッチ部分及び原稿部分についての説明図を
用いて説明する。
【0025】感光体ドラム10上でパッチ部分に対し
て、スコロトロン帯電器11によって画像形成部分の帯
電電位−780Vより絶対値で低い−400Vの帯電電
位になるように、グリッド電圧を低下させることによっ
て帯電を行う(図7(a)参照)。
【0026】感光体ドラム10上のγパッチ部分の周縁
部および画像形成部分の枠外には、CEL12による照
射を行って電位を失わせる(図7(b)参照)。
【0027】画像形成部分に対しては原稿画像の像露光
が行われる。しかしγパッチ部分に対しては露光を行わ
ない。但しパッチの像露光を行っても良いが、前記CE
Lによって作成したパッチ潜像と同じ位置にすることで
電位に影響がない(図7(c)参照)。また、パッチの
像露光を行う場合は、前記トナー濃度補正用パッチ原稿
と階調補正用パッチ原稿は同一のパッチ原稿を用いるこ
とが好ましい。
【0028】現像装置13の現像スリーブ131に対し
ては、画像形成部分に対して−170Vの現像バイアス
を印加するのに対して、γパッチ部分に対しては−28
0Vの現像バイアスを印加してγパッチ部分についての
現像パッチを形成する(図7(d)参照)。画像形成部
分での現像電界は610Vであるのに対して、γパッチ
部分での現像電界は120Vであって、トナーのQ/M
が正常な帯電量にあれば、画像形成部分については最大
濃度はCD1.3で、γパッチ部分については、CD
0.3の濃度のパッチが作成される。なおスコロトロン
帯電器11についてはグリッド電圧を変更して、感光体
ドラム10上での電位が−780V,−400Vとなる
よう切り換えがなされ、現像バイアスについても−17
0,−280Vと切り換えられるが、共に何れの電源部
についても印加電圧を可変とし、しかも精度よく切替え
がなされる範囲内に設定されている。
【0029】本発明においては、トナー濃度制御用のパ
ッチの濃度検出と階調補正用のパッチの濃度検出とは同
じ濃度センサSDによって行われる。濃度センサSDは
発光素子と受光素子とから成るもので、感光体ドラム1
0周縁部の分離手段17とクリーニング装置22との間
に設けられ、感光体面に付着したトナーの反射濃度(C
D)を検出する。濃度センサSDは感光体ドラム10周
縁部の現像装置13と転写器16との間に設置すること
も可能であるが、本発明者の検討によれば、図1の複写
装置において現像装置13の下方に相当する現像装置1
3と転写器16との間に濃度センサSDを設置した場合
には、濃度センサSDの発光素子及び受光素子は共にト
ナーが付着し易く、検出精度が経時的に低下することが
認められた。これに反して図1に示したような位置に濃
度センサSDを配設したときは、トナーによる汚染が遥
かに少なく長期に亙って検出精度は保持される。
【0030】本発明の濃度センサSDは、トナー濃度制
御用のパッチの濃度検出時と、階調補正用のパッチの濃
度検出時ではゲインの異なるton1,ton2によっ
ての読み込みが行われる。トナー濃度制御用のパッチの
濃度検出時にはゲインの高いton2が用いられる。ま
た階調補正用のパッチの濃度検出時にはゲインの低いt
on1が用いられる。ここでゲインの低いton1を用
いる理由は、ton2ではゲインが高いため飽和状態と
なるためである。濃度センサSDの出力はLsbをもっ
て表示及び処理を行っている。Lsbは濃度センサSD
の出力0〜5Vの間を6ビット、63分割してLsb0
〜63をもって表示する。
【0031】トナー濃度制御用のパッチについて、to
n2のゲインで濃度センサSDで読み取られた原稿濃度
(OD)と濃度センサSDの出力との関係を示したのが
図8であって、本実施例においてはOD1.3を基準と
し、濃度センサ出力Lsb19(1.5V)を閾値と
し、濃度センサ出力がLsb19以下では濃い状態でト
ナー補給を行わず、Lsb19以上ではトナー補給が行
われるルーチンが組まれている。
【0032】また階調補正用のパッチについて、ton
1のゲインで濃度センサSDによって受光する濃度CD
と出力(Lsb)との関係を示したのが図9であって、
例えば測定するコピー濃度CD0.4に対しての出力は
Lsb15となっている。
【0033】コピー中で行われるトナー濃度の制御と、
階調補正とのフローチャートを示したのが図3である。
トナー濃度制御用のパッチ画像と階調補正用のパッチ画
像とは異なる画像形成の時期に形成し、制御と補正が行
われる。本実施例では5コピー毎に、1枚目、6枚目、
11枚目・・・にトナー濃度制御用のパッチが形成され
てトナー濃度制御が行われ、2枚目、7枚目、12枚目
・・・に階調補正用のγパッチが作成されて階調補正が
行われる。
【0034】図4は1枚目、6枚目・・・に行われるト
ナー濃度制御のフローチャートを示している。トナー濃
度制御に当たっては画像形成と共にトナー濃度制御用の
パッチを形成し(F11)、濃度センサSDによって現
像パッチから40点の濃度検出値がLsb単位をもって
読み取られる(F12)。読み取られた40点の濃度検
出データからヒストグラムの作成を行い(F13)、3
点以上の高さをもった最も低いLsb値のビンをもって
読み込み値xを決定する(F14)。読み込み値x(L
sb)と先に説明した閾値Lsb19と比較し(F1
5)、x<19のときは充分なトナー濃度が保持されて
いると判断してトナー補給は行わない(F16A)。ま
たx>19のときはトナー補給を行う。x値が大なると
きはパッチ濃度は淡く、トナー濃度は低下していると判
断し、x−19の値が大きいほど多量のトナー補給を行
う。x−19が1〜3のときは5コピーの画像形成中2
コピーではそれぞれ1単位宛のトナー補給を行う。また
x−19が4〜5のときは5コピーの画像形成中3コピ
ーではそれぞれ1単位宛のトナー補給を行う。このよう
にしてx−19が8以上のときはコピー毎に1単位宛の
トナー補給が行われる。ここで1単位宛のトナー補給と
は、例えば所定回数又は所定時間トナーホッパ内の供給
ローラが回転して、トナーホッパ内のトナーが現像装置
13に落下するトナー量をもって1単位のトナー補給と
している(F16A)。
【0035】図5は2枚目、7枚目・・・に行われる階
調補正のフローチャートを示している。階調補正に当た
っては画像形成と共にγパッチを形成し(F21)、濃
度センサSDによってγパッチから40点の濃度検出値
がLsb単位をもって読み取られる(F22)。読み取
られたγパッチの40点の濃度検出データからヒストグ
ラムの作成を行い(F23)、3点以上の高さをもった
最も低いLsb値のビンをもって読み込み値xを決定す
る(F24)。
【0036】γパッチでの濃度CD0.4に相当するL
sb15をもってコピー中の階調補正の閾値とし、閾値
Lsb15と読み込み値xとの比較を行う(F25)。
読み込み値xがLsb15又はLsb15以上のとき
は、γパッチの濃度はCD0.4より淡い状態にあるの
で、γモード(階調補正ルーチンを行うモード)を中止
し、階調補正は行わない。読み込み値xがLsb15よ
り小さいとき、即ちγパッチの濃度はCD0.4より濃
い状態にあるので、階調補正を行う。階調補正はグリッ
ド電圧、現像バイアス、露光強度のうち少なくとも1つ
を変更することによって行う。図5のフローでは、グリ
ッド電圧の変更によって階調補正を行う例を示してい
る。
【0037】読み込み値xがLsb15より小さいと
き、15−xの演算を行い(F26B)、15−xが1
〜3のときには変更量−3(Lsb),4〜6のときに
は変更量−6(Lsb),7以上のときには変更量−9
(Lsb)としてグリッド電圧の変更を行う。図7はL
sbとグリッド電圧との関係を示すグラフである。制御
部ではグリッド電位780Vに対応するLsb51を基
準とし、変更量が例えば−3(Lsb)のときはLsb
48に変更することによってグリッド電位は下がる(画
像は淡くなる)ような階調補正が行われる(F26
A)。
【0038】図5のフローチャートによって説明した階
調補正は、コピー中で行う階調補正てあるが、画像濃度
が異状に高くなる現象は長時間の休止後に生じるところ
から、階調補正は複写装置の電源をONして、画像形成
に先だつウォーミングアップ中にトナー濃度制御と共に
これを行うことが効果的である。
【0039】以上説明したトナー濃度の制御と画像濃度
を押えて階調性の補正がなされるようにした画像濃度の
補正方法と画像濃度補正装置とは、トナー濃度制御モー
ドのルーチンと階調補正モードのルーチンとをメモリと
して複写装置は有していて、複写装置の画像形成を行う
制御部によって画像形成と共に画像濃度の補正が行われ
る。
【0040】
【発明の効果】本発明はトナー濃度制御及び階調補正の
それぞれについて、感光体上にパッチを形成し、その現
像パッチを共通の濃度センサにより濃度検出し、トナー
濃度の制御と階調性の補正を行うものであるが、パッチ
を用いて濃度検出する場合常に問題となっていたパッチ
の露光を行う際の光強度の変動によって生じる誤検出と
誤動作を解消し、煩雑で複雑なセンサの使用や制御手段
によることなく、精度の良い制御と補正がなされること
となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用される電子写真複写装置の構成
図。
【図2】本発明の画像補正関係の回路図。
【図3】画像濃度補正のフローチャート。
【図4】トナー濃度制御のフローチャート。
【図5】階調補正のフローチャート。
【図6】トナー濃度制御用パッチ及び原稿部分について
の説明図。
【図7】階調補正用パッチ及び原稿部分についての説明
図。
【図8】原稿濃度と濃度センサ出力との関係図。
【図9】濃度センサによる濃度と出力との関係図。
【符号の説明】
1 原稿載置台 3 第1ミラーユニット 3a 照明ランプ 5 結像レンズ 10 感光体ドラム 11 スコロトロン帯電器 12 CEL 13 現像装置 131 現像スリーブ 16 転写器 D 原稿 SD 濃度センサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電手段のグリッド電圧の変更により感
    光体を異なる帯電電位に帯電せしめて、トナー濃度制御
    用のパッチ画像と階調補正用のパッチ画像を形成し、ト
    ナー濃度の制御と階調性の補正を行うことを特徴とする
    画像濃度の補正方法。
  2. 【請求項2】 トナー濃度制御用のパッチ画像と階調補
    正用のパッチ画像の濃度の検知を、同一の濃度検知手段
    により行うことを特徴とする請求項1に記載の画像濃度
    の補正方法。
  3. 【請求項3】 トナー濃度制御用のパッチ画像と階調補
    正用のパッチ画像とを、異なる画像形成の時期にて形成
    することを特徴とする請求項1に記載の画像濃度の補正
    方法。
  4. 【請求項4】 トナー濃度制御用のパッチ画像と階調補
    正用のパッチ画像を異なるグリッド電圧にて形成するた
    めのグリッド電圧制御手段と、トナー濃度制御用のパッ
    チ画像と階調補正用のパッチ画像の濃度の検知を行う1
    つの濃度検知手段と、を設けたことを特徴とする画像濃
    度補正装置。
  5. 【請求項5】 前記濃度検知手段は、感光体周縁部の分
    離手段とクリーニング手段との間に配設したことを特徴
    とする請求項4に記載の画像濃度補正装置。
JP8302936A 1996-11-14 1996-11-14 画像濃度の補正方法及び画像濃度補正装置 Pending JPH10142924A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8302936A JPH10142924A (ja) 1996-11-14 1996-11-14 画像濃度の補正方法及び画像濃度補正装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8302936A JPH10142924A (ja) 1996-11-14 1996-11-14 画像濃度の補正方法及び画像濃度補正装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10142924A true JPH10142924A (ja) 1998-05-29

Family

ID=17914924

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8302936A Pending JPH10142924A (ja) 1996-11-14 1996-11-14 画像濃度の補正方法及び画像濃度補正装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10142924A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4508446A (en) Reproduction process control method
CA1159877A (en) Charge density control
JPH0462075B2 (ja)
JP3970081B2 (ja) 現像剤の補給量決定方法、及び画像形成装置
JP3319881B2 (ja) 画像形成装置
JP3219882B2 (ja) 電子写真装置のプロセス制御装置
JPH10161365A (ja) 画像濃度の補正方法
JPS645291B2 (ja)
JP2000181159A (ja) 画像形成装置
JPH10142924A (ja) 画像濃度の補正方法及び画像濃度補正装置
JPH10161366A (ja) 画像濃度の補正方法
JPH10142860A (ja) 画像濃度の補正方法
JP2514638B2 (ja) 画像形成装置の作像条件制御方法
JPH04310978A (ja) 画像形成装置
JP3033075B2 (ja) トナー濃度制御装置
JP2801198B2 (ja) 画像濃度制御方法
JP3925019B2 (ja) 画像濃度調整方法及び画像形成装置
JP2621888B2 (ja) 画像濃度制御装置
JPH10148979A (ja) 画像濃度の補正方法
JP3343298B2 (ja) 画像形成装置
US20010009622A1 (en) Systems and methods for reducing light shock to a photoreceptive member
JPH0354582A (ja) 画像形成装置
JPH07281490A (ja) 電子写真複写装置
JPH1138702A (ja) 画像形成装置
JP4272331B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040603

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040615

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041019