JPH10142088A - 圧力センサ - Google Patents

圧力センサ

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JPH10142088A
JPH10142088A JP31137796A JP31137796A JPH10142088A JP H10142088 A JPH10142088 A JP H10142088A JP 31137796 A JP31137796 A JP 31137796A JP 31137796 A JP31137796 A JP 31137796A JP H10142088 A JPH10142088 A JP H10142088A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
gas
fluid
flow
sensor
Prior art date
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Pending
Application number
JP31137796A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Nakamizo
佳幸 中溝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hokuriku Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Hokuriku Electric Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hokuriku Electric Industry Co Ltd filed Critical Hokuriku Electric Industry Co Ltd
Priority to JP31137796A priority Critical patent/JPH10142088A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気密部が破損した場合でも、測定中のガス等
の流出を所定の安全な範囲に抑える。 【解決手段】 流体圧を検知するセンサ素子10と、こ
のセンサ素子10を収容したハウジング16,18と、
ハウジング16,18から外側に突出して流体圧力を導
く筒状の流体導入口20を設ける。流体導入口20内の
一部に、この流体導入口20内の空間を狭くした流量制
限部22を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、流体の圧力を検
出する圧力センサであって、特に半導体素子により流体
圧力を受けて電気的に圧力を検出する圧力センサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、気体の圧力を精度良く測ることの
できる小型圧力センサとして、半導体圧力センサが提供
されている。従来の半導体圧力センサは、図2に示すよ
うにシリコン製のセンサチップ1を内蔵したセンサケー
ス2を有し、センサケース2は合成樹脂製で、金属製の
圧力導入筒3がインサート成形されている。
【0003】センサチップ1には、エッチングにより部
分的に厚さ数ミクロンにされたシリコンダイヤフラムが
形成され、このシリコンダイヤフラムに、機械的歪みに
より抵抗値の変化する半導体抵抗が形成されている。セ
ンサチップ1は圧力導入筒3の一端を気密状態に塞い
で、センサケース2に接着剤等により取り付けられてい
る。
【0004】センサケース2は上ハウジング5と下ハウ
ジング7からなる外装ケースに収容され、上ハウジング
5と下ハウジング7は互いに溶着されて中空の箱体とな
っている。上ハウジング5の上面には0.3mm程度の
小さい透孔である大気圧導入口4が形成され、下ハウジ
ング7には底面から外側に突出した筒状の流体導入口6
が形成されている。そしてセンサケース2は、大気圧導
入口4を囲むようにして、センサケース2の上端面が上
ハウジング5の内側に接着剤等で取り付けられている。
圧力導入筒3は、下ハウジング7の流体導入口6付近
に、Oリング8を介して気密に取り付けられている。下
ハウジング7内のOリング8が設けられた上方開口部に
は、Oリング8のストッパ9が、下ハウジング7の突起
による溶着により固定されている。
【0005】この半導体圧力センサの測定方法は、まず
流体導入口6からガス圧がかかると、大気圧とガス圧と
の差によりセンサチップ1に機械的な歪みを生じる。こ
の歪みは、ガス圧と大気圧との差圧に比例する。そし
て、センサチップ1が歪みを起こすと、シリコンダイヤ
フラムに形成された抵抗の値が、歪みの大きさに比例し
て変化する。この抵抗値の変化を電圧として検出し、増
幅して出力することによりガス圧と大気圧の差圧を測定
することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術の場
合、圧力センサの一部が劣化等で破損した場合、被測定
ガスが外部に大量に漏れる可能性があった。例えば、セ
ンサチップ1が破損したり、センサチップ1とセンサケ
ース2が剥離した際は、圧力導入筒3と大気圧導入口4
が通気可能となり、ガスが大気圧導入口4から流出す
る。しかし、大気圧導入口4は漏洩ガスの流量が安全な
量に制限される程度に直径が小さく設定され、ガスが一
度に大量に通過せず、外部へガスが流出しても爆発等の
危険がない。しかし、さらにOリング8が劣化したり、
センサケース2が上ハウジング5から剥離している場合
は、ガスは大気圧導入口4からの流出に加えて上ハウジ
ング5と下ハウジング7との接合部からも大量に外部に
流れる恐れがある。この上ハウジング5と下ハウジング
7との接合部は、ハウジングの樹脂同士を溶着するだけ
なので、気密状態に接合するものではなく、容易に接合
部の隙間からガスが漏れてしまうものである。さらに、
大気圧導入口4は、ガス漏れを想定して、安全な範囲に
正確に形成しなければならず、その形成が比較的難しい
ものであった。
【0007】この発明は、上記従来の技術の問題点に鑑
みてなされたもので、気密部が破損した場合でも、測定
中のガス等の流出を所定の安全な範囲に抑えることがで
きる圧力センサを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、流体圧を検
知するセンサ素子と、このセンサ素子を収容したハウジ
ングと、上記ハウジングから外側に突出して流体圧力を
導く筒状の流体導入口が設けられ、この流体導入口内の
一部にこの流体導入口内の空間を狭くした流量制限部が
設けられている圧力センサである。
【0009】また、上記流量制限部は、上記流体導入口
内壁面の周面を一周する突起がこの流体導入口と一体成
形されているものである。
【0010】この発明の圧力センサは、センサケースや
Oリング等、圧力センサの気密部の一部に破損が起こっ
ても流体導入口の流量制限部がガスの流入を制限し、ガ
スが外側に大量に流出することを防止する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面に基づいて説明する。図1はこの発明の第一
実施形態を示すもので、この実施形態の圧力センサは、
シリコン製のセンサ素子であるセンサチップ10を内蔵
したセンサケース12を有し、センサケース12は、P
PS樹脂等の耐ガス性のある樹脂で形成され、そして、
金属製の圧力導入筒14がインサート成形されている。
【0012】そして、圧力導入筒14の上端面には、シ
リコン製のセンサチップ10が圧力導入筒14の一端を
塞いで気密状態に取り付けられている。センサチップ1
0には、エッチングにより部分的に厚さ数ミクロンにさ
れたシリコンダイヤフラムが形成され、このシリコンダ
イヤフラムに機械的歪みにより抵抗値の変化する半導体
抵抗が形成されている。そして、センサケース12に
は、図示しない端子用リードフレームがインサート成形
により設けられ、端子用リードフレームの基端部と半導
体抵抗との間には、図示しない金線がボンディングされ
ている。さらに端子用リードフレームは、増幅回路など
の電気回路が形成されたプリント基板等に表面実装され
る。
【0013】センサケース12は、上ハウジング16と
下ハウジング18で形成される外装ケースに収容され、
上ハウジング16と下ハウジング18はPBT樹脂製
で、互いに溶着されて中空の箱体となっている。下ハウ
ジング18は、底面の中央に、下方に突出した筒状の流
体導入口20が設けられている。流体導入口20内の周
面には、内壁面に一周した突起状の流量制限部22が形
成されている。流量制限部22は0.3〜0.5mm程
度の直径に形成されている。そして、下ハウジング18
の上面中央には圧力導入筒14の一端が収容される空間
部24が形成されている。また、上ハウジング16の上
面中央には0. 3〜0. 5mm程度の直径の小さい透孔
である大気圧導入口26が形成されている。なお、この
大気圧導入口26は、寸法精度が要求されず、比較的大
きな径でも良く、5mm程度まで大きくしても良い。
【0014】そして、図面上、センサケース12の上端
部は、大気圧導入口26を囲むようにして、上ハウジン
グ16の上面内側に接着剤等で取り付けられ、圧力導入
筒14は、その外周部が空間部24の内壁に対して、O
リング28を介して気密に装着されている。さらに、圧
力導入筒14が挿通された空間部24の開口部には、O
リング28が外れるのを防止するためのストッパ29が
取り付けられている。ストッパ29の固定は、下ハウジ
ング18と一体に突出した突起部を、ストッパ29の透
孔に挿通し、先端部を溶融して固定するものである。
【0015】この実施形態の圧力センサによれば、流体
導入口20から、流量制限部22を経て被測定ガスが導
入され、正常な測定に際しては、被測定ガスが常時流入
するものではなく、圧力が伝われば良いので、流量の制
限は圧力測定にまったく問題ない。そして、圧力センサ
の長期使用による劣化等で万一Oリング28の気密が破
れたり、センサケース12と上ハウジング16との接着
面が剥離した場合においても、流出する被測定ガスの流
量は、流量制限部22で所定の安全な範囲に制限され、
上ハウジング16と下ハウジング18の接着面等から被
測定ガスが外部へ大量に流出することを防ぐことができ
る。このことから、被測定ガスが可燃性ガスや有毒ガス
である場合も、外部に漏れる量を最小限に抑制すること
ができ、最低限の安全性として、臭いはするが防爆性や
人体に対する悪影響のない範囲での安全性を確保するこ
とができる。また、大気圧導入口26により漏洩ガスの
流量を制限する必要がないので、大気圧導入口26の寸
法精度が要求されず、比較的大きな孔でも良く、製造が
容易となる。
【0016】なお、この発明の圧力センサは、上記実施
の形態に限定されるものではなく、各部材の形状や位
置、また素材等適宜変更可能である。また、流体導入口
は、ハウジングと一体成形されたものの他、別体に形成
された部材でも良く、被測定流体の圧力を導く側であれ
ば良い。さらに、流量制限部22の径は、可燃性ガスの
場合は爆発限界内とし、有毒ガスの場合は人体に影響を
及ぼさない範囲内の流量を考慮したものとすれば良い。
【0017】
【発明の効果】この発明の圧力センサは、簡単な構造
で、圧力センサ内の一部が破損しても被測定流体である
可燃性ガスや有毒ガス等が、外部に漏れる量を最小限に
抑制することができ、最小限の安全性を確保することが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の圧力センサの縦断面図
である。
【図2】従来の圧力センサの縦断面図である。
【符号の説明】
10 センサチップ 12 センサケース 14 圧力導入筒 16 上ハウジング 18 下ハウジング 20 流体導入口 22 流量制限部 28 Oリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体圧を検知するセンサ素子と、この
    センサ素子を収容したハウジングと、上記ハウジングか
    ら外側に突出して設けられ流体圧力を導く筒状の流体導
    入口と、この流体導入口内の一部にこの流体導入口内の
    空間を狭くした流量制限部が設けられていることを特徴
    とする圧力センサ。
  2. 【請求項2】 上記流量制限部は、上記流体導入口内
    壁面の周面を一周する突起がこの流体導入口と一体成形
    されていることを特徴とする請求項1記載の圧力セン
    サ。
JP31137796A 1996-11-06 1996-11-06 圧力センサ Pending JPH10142088A (ja)

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JP31137796A JPH10142088A (ja) 1996-11-06 1996-11-06 圧力センサ

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JP31137796A JPH10142088A (ja) 1996-11-06 1996-11-06 圧力センサ

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JPH10142088A true JPH10142088A (ja) 1998-05-29

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ID=18016450

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JP31137796A Pending JPH10142088A (ja) 1996-11-06 1996-11-06 圧力センサ

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JP (1) JPH10142088A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI719664B (zh) * 2018-10-09 2021-02-21 日商富士金股份有限公司 壓力感測器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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TWI719664B (zh) * 2018-10-09 2021-02-21 日商富士金股份有限公司 壓力感測器

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