JP2007139116A - バルブ - Google Patents
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Abstract
【課題】バルブ内に複数の配線を通すための技術を提供する。
【解決手段】電磁弁コイル12に接続される複数の配線15と、温度センサ14に接続される複数の配線15が、共通の配線通路16内に設けられている。つまり、4本の配線15が1本の配線通路16内に設けられている。このようにバルブ10は、複数の配線15を共通の配線通路16内に通しているため、各配線15ごとに配線通路16を設ける場合に比べて、バルブ10の小型化が図れる。
【選択図】図1
【解決手段】電磁弁コイル12に接続される複数の配線15と、温度センサ14に接続される複数の配線15が、共通の配線通路16内に設けられている。つまり、4本の配線15が1本の配線通路16内に設けられている。このようにバルブ10は、複数の配線15を共通の配線通路16内に通しているため、各配線15ごとに配線通路16を設ける場合に比べて、バルブ10の小型化が図れる。
【選択図】図1
Description
本発明は、タンクの開口に取り付けられるバルブに関する。
従来から、例えば、車両用の燃料ガスなどを充填するためのタンクが知られている。タンクには、周壁の一部に開口が設けられており、その開口にバルブが挿入されて燃料ガスなどがタンク内部に密閉される。そして、タンク内部に密閉された燃料ガスは、バルブ内に設けられた電磁弁などによって必要量だけ取り出され(特許文献1,2参照)、燃料電池などに供給される。
バルブ内に設けられた電磁弁によって燃料ガスを取り出すためには、電磁弁を開閉するための電気的な配線が必要になる。特許文献1には、バルブ内の配線通路に電磁弁のコイルへ導通する配線を設ける技術が開示されている。
また、燃料ガスなどを貯蔵するタンクには、バルブ内の電磁弁の他にも、配線を必要とする電力素子が設けられる場合がある。例えば、タンク内に温度センサを設ける技術が知られている(特許文献3,4参照)。
電磁弁や温度センサなどの複数の電力素子がタンクに設けられると、これら複数の電力素子の各々に対応した配線が必要になる。複数の配線は、タンクの開口に取り付けられるバルブを介して各電力素子に接続される。その際、バルブ内に各配線ごとの配線通路を設けると、複数本の配線通路が必要となる。バルブ内に複数の配線通路を設けると、バルブの大型化を招き、また、各配線通路ごとにシール対策を施さなければならないなどの問題が残る。
本発明は、このような背景において成されたものであり、その目的は、バルブ内に複数の配線を通すための技術を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の好適な態様であるバルブは、タンクの開口に取り付けられるバルブであって、複数の電力素子の各々に電気的に接続される複数の配線を備え、前記複数の配線がバルブ内部に設けられた共通の配線通路内を通って複数の電力素子に接続される、ことを特徴とする。
上記構成によれば、複数の配線が共通の(好ましくは1本の)配線通路内を通るため、各配線ごとに配線通路を設ける場合に比べて、バルブの小型化が図れる。また、シール対策が必要な場合であっても共通の配線通路にシール対策を施せばよいため、各配線ごとに配線通路を設ける場合に比べて、シール対策も容易になる。
望ましい態様において、前記複数の電力素子には、バルブ内部に設けられた電磁弁コイルが含まれることを特徴とする。望ましい態様において、前記複数の電力素子には、タンク内の物理量を測定する素子が含まれることを特徴とする。望ましい態様において、前記配線通路内の少なくとも一部にシール部材が充填されることを特徴とする。
本発明により、バルブ内に複数の配線を通すための技術が提供される。これにより、例えば、バルブの小型化が図れ、また、シール対策も容易になる。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本発明に係るバルブの好適な実施形態が示されており、図1はタンクの開口に取り付けられたバルブ10を示す断面図である。
本実施形態のバルブ10は、例えば水素や天然ガスなどの燃料ガスを充填保管するためのタンクに取り付けられる。タンクは、例えばボトル状に形成され、その周壁の一部に開口が設けられる。口金20は、タンク本体の開口部分に設けられる。そして、ボルト状のバルブ10が口金20に螺子止めされ、これにより、タンク内側の燃料ガスなどがタンク内に密閉される。
タンク内に密閉された燃料ガスは、バルブ10内の図示しないガス流路を介してタンク外に取り出される。ガス流路の開口は図示しない電磁弁によって制御され、電磁弁によってガス流路の開口が制御されることにより、タンク内から必要量だけの燃料ガスが取り出される。こうして、例えば、車両に搭載されたタンク内から、必要量だけの燃料ガスが燃料電池などに供給される。
電磁弁は、電磁弁コイル12によって駆動される。電磁弁コイル12には配線通路16を通って配線15が接続されており、その配線15はシール部材18を介してタンクの外部(バルブ10の外部)に通じている。このため、配線15を介して電力あるいは信号を電磁弁コイル12に供給することで、タンクの外部から、図示しない電磁弁の開口が制御される。
本実施形態のバルブ10は、タンクの内側に向かって突出しており、その端部に温度センサ14が設けられている。温度センサ14は、バルブ10に螺子止めされ、タンク内側に向かって突出している。温度センサ14によってタンク内部の温度が計測され、計測結果は、温度センサ14に接続された配線15を介して伝送される。温度センサ14に接続される配線15も、配線通路16を通ってシール部材18を介して、タンク外部に通じている。なお、図1においては、温度センサ14に2本の配線15が接続されているが、温度センサ14に接続される配線15の本数は2本に限定されない。例えば、温度センサ14に電力を供給する2本の配線15と計測結果を伝送する1本の配線15の合計3本の配線15が温度センサ14に接続されてもよい。
本実施形態においては、電磁弁コイル12に接続される複数の配線15と、温度センサ14に接続される複数の配線15が、共通の配線通路16内に設けられている。つまり、図1においては、4本の配線15が1本の配線通路16内に設けられている。このように本実施形態のバルブ10は、複数の配線15を共通の配線通路16内に通しているため、各配線15ごとに配線通路16を設ける場合に比べて、バルブ10の小型化が図れる。
なお、配線通路16内には、例えば電磁弁を構成する部材の隙間などを通じて、タンク内から燃料ガスが流れ込む。もちろん、電磁弁を構成する部材の隙間にシール対策を施して、配線通路16内に燃料ガスが流れ込まないように構成してもよい。本実施形態のバルブ10は、配線通路16内に燃料ガスが流れ込む場合であっても、バルブ10の外側端部に設けられたシール部材18によって、燃料ガスがタンク外部へ漏れ出すことを阻止している。
図2は、図1に示すバルブ10のシール部材18部分の拡大断面図である。シール部材18は、例えば金属でボルト状に形成され、バルブ10に螺子止めされる。シール部材18には、その中心軸に沿って中空のシール領域19が形成される。シール領域19には、複数の端子30の各々に接続された配線15が通されている。これら複数の配線15は、配線通路16を通って、バルブ10の内部に設けられた電磁弁コイル(図1の符号12)や、バルブ10に取り付けられた温度センサ(図1の符号14)に接続される。つまり、シール領域19は、配線通路16の一部として機能している。
本実施形態においては、配線通路16の一部として機能しているシール領域19がハーメチックシール化される。つまり、シール部材18のシール領域19に、例えば、樹脂やガラスが充填され、配線15の絶縁機能と配線通路16内に流れ込んだ燃料ガスがタンク外部への漏れ出すことを阻止するシール機能を実現している。シール領域19に充填される部材は、樹脂やガラスに限定されない。例えば、樹脂とガラスを混合した材料などでもよいし、樹脂やガラス以外の材料であってもよい。
このように、本実施形態のバルブ10は、複数の配線15を共通の配線通路16内に通して、さらに、配線通路16の一部として機能するシール領域19にシール対策を施している。このため、各配線15ごとに配線通路16を設ける場合に比べて、シール対策が容易になる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、上述した実施形態は、あらゆる点で単なる例示にすぎず、本発明の範囲を限定するものではない。
例えば、図1や図2に示した各部分の大きさなどは、必要に応じて適宜変更できることは言うまでもない。例えば、配線通路16の径方向の大きさは、配線15の太さや本数などに応じて適宜変更される。バルブ10の小型化を考慮すると配線通路16はできるだけ細く設計することが望ましい。また配線通路16は、図1に示したような直線形状の通路に限定されず、例えば、バルブ10内の他の部材などを回避して蛇行させてもよい。
また、例えば、図1の実施形態では、電磁弁コイル12と温度センサ14を図示しているが、電磁弁コイル12や温度センサ14以外にも、圧力センサなどの電力素子がタンクに設けられ、圧力センサなどに接続される配線15がさらに設けられても良い。その場合にも、新たに必要となる配線15は、共通の配線通路16内に設けられる。なお、電力素子は、自ら電力を消費するものに限らず、例えば、ピエゾ素子などのように電力を発生して配線15を介して電力を出力する素子でもよい。
10 バルブ、12 電磁弁コイル、14 温度センサ、15 配線、16 配線通路、18 シール部材。
Claims (4)
- タンクの開口に取り付けられるバルブであって、
複数の電力素子の各々に電気的に接続される複数の配線を備え、
前記複数の配線がバルブ内部に設けられた共通の配線通路内を通って複数の電力素子に接続される、
ことを特徴とするバルブ。 - 請求項1に記載のバルブにおいて、
前記複数の電力素子には、バルブ内部に設けられた電磁弁コイルが含まれる、
ことを特徴とするバルブ。 - 請求項2に記載のバルブにおいて、
前記複数の電力素子には、タンク内の物理量を測定する素子が含まれる、
ことを特徴とするバルブ。 - 請求項3に記載のバルブにおいて、
前記配線通路内の少なくとも一部にシール部材が充填される、
ことを特徴とするバルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005335524A JP2007139116A (ja) | 2005-11-21 | 2005-11-21 | バルブ |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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Family Applications (1)
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2005
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