JP2000046674A - 圧力センサ - Google Patents

圧力センサ

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JP2000046674A
JP2000046674A JP10216784A JP21678498A JP2000046674A JP 2000046674 A JP2000046674 A JP 2000046674A JP 10216784 A JP10216784 A JP 10216784A JP 21678498 A JP21678498 A JP 21678498A JP 2000046674 A JP2000046674 A JP 2000046674A
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JP
Japan
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cylinder
pressure
pressure sensor
base
printed circuit
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JP10216784A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Ibara
伸行 茨
Kenichi Shimatani
賢一 島谷
Yasuaki Watabe
康明 渡部
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 封止部が閉塞空間に侵入することなくプリン
ト基板を封止して、耐湿性及び対衝撃性の良好な圧力セ
ンサを提供する。 【解決手段】 筒内部11を有した有底筒状に形成され
てボディ凹所13が筒底部12の略中央部に設けられた
ボディ1と、基端部21a及び先端部21bを有した圧
力導入管21並びにその圧力導入管21の基端部21a
から突設された基台22を設け、圧力センサチップ23
が基端部21a端面に密着固定されたセンサエレメント
2と、通気性を有して基台22をボディ1の筒底部12
に固定する固定部3と、圧力導入管21の外周部に密着
して固定部3との間に閉塞空間41を形成するオーリン
グ4と、液状で筒内部11に注型され真空引き状態で硬
化してプリント基板5を封止する封止部6とを備えた圧
力センサであって、大気を導入する大気導入孔15は前
記閉塞空間41に連通して前記ボディ1に設けられた構
成にしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐湿性及び耐衝撃
性を有して気体又は液体からなる流体の圧力を測定する
圧力センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の圧力センサとして、図3
に示す構成のものが存在する。このものは、筒内部A1
及び筒底部A2を有した有底筒状に形成されてボディ凹
所A3が筒底部A2の略中央部に設けられたボディAと、
基端部B11及びボディ凹所A3に位置した先端部B12を
有した圧力導入管B1並びにその圧力導入管B1の基端部
B11から軸に対する直交方向へ突設された基台B2を設
け、流体の圧力を電気信号に変換する圧力センサチップ
B3が基端部B11端面に密着固定されたセンサエレメン
トBと、基台B2をボディAの筒底部A2に固定する固定
部Cと、ボディ凹所A3の内周壁及び圧力導入管B1の外
周部にそれぞれ密着して固定部Cとの間に閉塞空間D1
を形成するオーリングDと、ボディAの筒内部A1に収
容されたプリント基板Eと、液状で筒内部A1に注型さ
れ硬化してプリント基板Eを封止する封止部Fとを備え
ている。
【0003】さらに詳しくは、プリント基板Eは圧力セ
ンサチップB3からの電気信号を増幅する増幅素子(図
示せず)が実装されるとともに、封止部Fはシリコンゴ
ム又はウレタン等からなり、液状で筒内部A1に注型さ
れ硬化してプリント基板Eを封止して、耐湿性及び耐衝
撃性を向上させる。そして、固定部Cは通気性を有した
粘着テープでもって形成されて、液状の封止部Fが筒内
部A1に注型されたとき、固定部CとオーリングDとの
間に形成される閉塞空間D1に侵入しないよう、粘着テ
ープが基台B2とボディAの筒底部A2との間に設けられ
るとともに両者を固定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の圧力セ
ンサでは、液状の封止部Fを筒内部A1に注型し硬化さ
せプリント基板Eを封止して、耐湿性及び耐衝撃性を向
上させることができる。
【0005】しかしながら、封止部Fはシリコンゴム又
はウレタンでもって形成されたとき、粘性が低いので閉
塞空間D1に侵入する場合があって、そのときオーリン
グDの気密性を阻害する。さらに、封止部Fは液体状態
から硬化するとき、内部に残留した気泡がプリント基板
Eの導通部分に接触して短絡等を生じ信頼性を阻害する
という問題があった。また、封止部Fを液体状態で真空
引きして脱泡すると、気泡の発生を回避できるものの、
封止部Fは真空引きによって閉塞空間D1に侵入するの
で、侵入しない状態での脱泡が困難であった。
【0006】また、流体が都市ガス又はLPガスであっ
て非常に気密性が要求されるとき、オーリングDは材質
としてニトリルゴムが使用されて、封止部Fはそのニト
リルゴムから発生して粘着テープを介して侵入した有機
ガスによって、硬化阻害を生じるという別の問題があっ
た。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、封止部がシリコンゴム又
はウレタンであっても閉塞空間に侵入することなくプリ
ント基板を封止して、耐湿性及び耐衝撃性の良好な圧力
センサを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1記載のものは、筒内部11及び筒底部
12を有した有底筒状に形成されてボディ凹所13が筒
底部12の略中央部に設けられたボディ1と、基端部2
1a及びボディ凹所13に位置した先端部21bを有し
た圧力導入管21並びにその圧力導入管21の基端部2
1aから軸に対する直交方向へ突設された基台22を設
け、流体7の圧力を電気信号に変換する圧力センサチッ
プ23が基端部21a端面に密着固定されたセンサエレ
メント2と、通気性を有して基台22をボディ1の筒底
部12に固定する固定部3と、ボディ凹所13の内周壁
及び圧力導入管21の外周部にそれぞれ密着して固定部
3との間に閉塞空間41を形成するオーリング4と、ボ
ディ1の筒内部11に収容されたプリント基板5と、液
状で筒内部11に注型され真空引き状態で硬化してプリ
ント基板5を封止する封止部6とを備えた圧力センサで
あって、大気を導入する大気導入孔15は、前記閉塞空
間41に連通して前記ボディ1又は前記センサエレメン
ト2に設けられた構成にしてある。
【0009】請求項2記載のものは、請求項1記載のも
のにおいて、前記大気導入孔15は前記ボディ1に設け
られたものであって、防水性を有した大気導入膜は前記
大気導入孔15に設けられた構成にしてある。
【0010】請求項3記載のものは、筒内部11及び筒
底部12を有した有底筒状に形成されてボディ凹所13
が筒底部12の略中央部に設けられたボディ1と、基端
部21a及びボディ凹所13に位置した先端部21bを
有した圧力導入管21並びにその圧力導入管21の基端
部21aから軸に対する直交方向へ突設された基台22
を設け、流体7の圧力を電気信号に変換する圧力センサ
チップ23が基端部21a端面に密着固定されたセンサ
エレメント2と、基台22をボディ1の筒底部12に固
定する固定部3と、ボディ凹所13の内周壁及び圧力導
入管21の外周部にそれぞれ密着して固定部3との間に
閉塞空間41を形成するオーリング4と、ボディ1の筒
内部11に収容されたプリント基板5と、液状で筒内部
11に注型され硬化してプリント基板5を封止する封止
部6とを備えた圧力センサであって、互いに嵌合する凹
所22d及び凸所16は、前記基台22及び前記ボディ
1の筒底部12、又は前記ボディ1の筒底部12及び前
記基台22における前記固定部3の対応位置にそれぞれ
設けられた構成にしてある。
【0011】請求項4記載のものは、請求項3記載のも
のにおいて、前記封止部6は真空引き状態で硬化するも
のであって、前記凹所22d及び凸所16は通気を遮断
する接着剤でもって互いに接着された構成にしてある。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態を図1に基
づいて以下に説明する。
【0013】1はボディで、鋼又はステンレス等の金属
により、一方側へ開口した筒内部11及び筒底部12を
有した有底筒状に形成され、ボディ凹所13が筒底部1
2の略中央部に設けられて、先を細くした流体導入孔1
4が、ボディ凹所13に連通して設けられて他方側へ開
口する。
【0014】ここで、大気を導入する大気導入孔15
が、後述する閉塞空間41に連通するようボディ凹所1
3を形成する筒側壁に設けられて、外方から大気を閉塞
空間41に導入する。
【0015】2はセンサエレメントで、基端部21a及
び先端部21bを有した圧力導入管21と、その圧力導
入管21の基端部21aから軸に対する直交方向へ突設
された基台22を設けて構成される。圧力導入管21
は、コバール又はFeNi合金等の金属により、軸を有
した略円筒状に形成され、圧力を導入する軸孔21cを
軸に沿って設けるとともに、軸に対する直交方向へ突設
された鍔部を基端部21aに設ける。
【0016】そして、シリコンダイアフラム23a、及
び台座孔を有したガラス台座23bを設けた圧力センサ
チップ23が、基端部21a端面に密着固定されて流体
7の圧力を電気信号に変換する。すなわち、シリコンダ
イアフラム23aがピエゾ抵抗(図示せず)を配するこ
とによって歪みゲージを形成して、圧力を電気信号に変
換する。そして、シリコンダイアフラム23aが台座孔
を遮蔽するようガラス台座23bの一面に密着固定され
るとともに、そのガラス台座23bの他面が半田付けに
よって、軸孔21c及び台座孔の互いの軸を一致させた
状態で基端部21a端面に密着固定される。
【0017】基台22は、樹脂により、略矩形状に形成
され、一方側へ開口した開口部を有した収容スペース2
2aを設け、圧力導入管21の鍔部と一体成形によって
基端部21aに固着されて、圧力センサチップ23が収
容スペース22aに収容される。
【0018】また、一端部及び他端部を有した端子22
bが固着されて、一端部がシリコンダイアフラム23a
に設けられた電極(図示せず)とワイヤボンディングで
もって電気的に接続されるとともに、他端部が導出され
る。さらに、突出部を有したカバー22cが収容スペー
ス22aの開口部に設けられてその開口部を遮蔽すると
ともに、突出部に配置された通気孔を介して収容スペー
ス22aを通気する。
【0019】3は固定部で、通気性を有した粘着テープ
で形成され、基台22をボディ1の筒底部12に固定し
て、圧力導入管21の先端部21bがボディ凹所13に
位置する。
【0020】4はオーリング(Oリング)で、都市ガス
又はLPガスに対する気密性に優れたニトリルゴムによ
り、リング状でかつ断面円形状に形成され、ボディ凹所
13に設けられて、そのボディ凹所13の内周部及び圧
力導入管21の外周部にそれぞれ密着して、固定部3と
の間に閉塞空間41を形成する。
【0021】5はプリント基板で、回路が形成されたセ
ラミック基板により、圧力センサチップ23からの電気
信号を増幅する増幅素子(図示せず)が基板面に実装さ
れ、ボディ11の筒内部11に収納されて、端子22b
が挿通され半田付けされることによって、圧力センサチ
ップ23とワイヤを介して電気的に接続される。
【0022】6は封止部で、シリコンゴム又はウレタン
樹脂により、カバー22cが基台22の開口部を遮蔽し
ているので収容スペース22aに侵入することなく、液
体状態でボディ1の筒内部11に注型され、真空引きさ
れた状態で硬化してその筒内部11に設けられたプリン
ト基板5を封止する。
【0023】ここで、大気導入孔15が固定部3とオー
リング4との間に形成される閉塞空間41に連通して、
ボディ1に設けられているので、閉塞空間41は大気導
入孔15を介して外方から大気を導入されて常時大気圧
に保持される。
【0024】そして、液状の封止部6は筒内部11に注
型され真空引きされて気泡を脱泡される。この時、固定
部3が粘着テープからなり通気性を有しているので、大
気が固定部3を介して閉塞空間41から筒内部11側へ
流れて、封止部5は閉塞空間41への侵入を阻止され
て、オーリング4の気密性を阻害することがない。ま
た、封止部6は有機ガスがオーリング4の材質であるニ
トリルゴムから発生しても大気によって希釈されて、硬
化阻害を生じることもない。
【0025】このものの動作を説明する。このものは、
ガスメータに取り付けられて、都市ガス又はLPガスか
らなる流体7の圧力を測定する。先ず、流体7はボディ
1の流体導入孔14に導入されて、圧力導入管21及び
ガラス台座23bの各軸孔21cを介して、圧力を圧力
センサチップ23に負荷する。このとき、流体7は、オ
ーリング4がボディ凹所13の内周部及び圧力導入管2
1の外周部にそれぞれ密着しているので、さらに圧力セ
ンサチップ23が圧力導入管21の軸孔21cを遮蔽す
るよう基端部21a端面に密着固定されているので、外
部へ漏れることなく圧力を圧力センサチップ23に負荷
する。
【0026】圧力が圧力センサチップ23に負荷される
と、圧力センサチップ23に形成されたシリコンダイア
フラム23aが、流体7の圧力と大気圧との差に比例し
て撓む。そして、そのシリコンダイアフラム23aに形
成されたピエゾ抵抗の抵抗値が撓みの大きさに比例して
変化し、この抵抗値を電気信号として端子22bに出力
し、プリント基板5に設けられた増幅素子で増幅して、
流体7の圧力を測定する。
【0027】かかる第1実施形態の圧力センサにあって
は、上記したように、大気導入孔15が固定部3とオー
リング4との間に形成される閉塞空間41に連通してボ
ディ1に設けられて、閉塞空間41に大気を導入し常時
大気圧に保持するから、液状の封止部6がボディ1の筒
内部11に注型され真空引きされた時、大気が通気性を
有した固定部3を介して閉塞空間41から筒内部11側
へ流れて、封止部6の閉塞空間41への侵入を確実に阻
止できるとともに、気泡のない封止部6でプリント基板
5を封止して信頼性を向上することができる。
【0028】なお、第1実施形態では、閉塞空間41に
大気を導入する大気導入孔15をボディ1に設けたが、
ボディ1ではなくセンサエレメント2に設けてもよく、
限定されない。
【0029】本発明の第2実施形態を以下に説明する。
なお、第2実施形態では第1実施形態と異なる機能につ
いて述べることとし、第1実施形態と実質的に同一機能
を有する部材については、同一符号を付して説明を省略
する。
【0030】第2実施形態では、大気導入膜(図示せ
ず)はジャパンゴアテックス株式会社製の「ゴアテック
スオレオベントフィルター」であって、水を通さない防
水性を有して大気のみを通気させて、大気導入孔15に
設けられる。
【0031】かかる第2実施形態の圧力センサにあって
は、上記したように、防水性を有した大気導入膜が大気
導入孔15に設けられたから、大気導入孔15から閉塞
空間41への湿気の侵入を防止して、耐湿性の低下を阻
止することができる。
【0032】本発明の第3実施形態を図2に基づいて以
下に説明する。なお、第3実施形態では第1実施形態と
異なる機能について述べることとし、第1実施形態と実
質的に同一機能を有する部材については、同一符号を付
して説明を省略する。第3実施形態では、閉塞空間41
に連通した大気導入孔15がボディ1に設けられていな
い。
【0033】凹所22dが基台22における固定部3の
対応位置に、同様に凸所16がボディ1の筒底部12に
おける固定部3の対応位置に、それぞれリング状に設け
られて、凹所22d及び凸所16が互いに嵌合する。そ
して、凸所16の形成によって筒内部11から閉塞空間
41に到る縁面距離が長くなって、液状の封止部6がボ
ディ1の筒内部11に注型されて硬化される。
【0034】かかる第3実施形態の圧力センサにあって
は、上記したように、互いに嵌合する凹所22d及び凸
所16が、基台22及びボディ1の筒底部12における
固定部3の対応位置にそれぞれ設けられたから、筒内部
11から閉塞空間41に到る縁面距離が長くなって、基
台22が固定部3でもってボディ1の筒底部12に固定
された状態で、液状の封止部6がボディ1の筒内部11
に注型された時、封止部6の閉塞空間41への侵入を確
実に阻止することができる。
【0035】なお、第3実施形態では、互いに嵌合する
凹所22d及び凸所16を基台22及びボディ1の筒底
部12に設けたが、凹所22d及び凸所16をボディ1
の筒底部12及び前記基台22にそれぞれ設けてもよ
く、限定されない。
【0036】本発明の第4実施形態を以下に説明する。
なお、第4実施形態では第3実施形態と異なる機能につ
いて述べることとし、第3実施形態と実質的に同一機能
を有する部材については、同一符号を付して説明を省略
する。
【0037】第4実施形態では、凹所22dに通気を遮
断する接着剤を塗布し、凹所22d及び凸所16は嵌合
されて接着剤でもって互いに接着される。そして、液状
の封止部6がボディ1の筒内部11に注型され真空引き
された状態で硬化して、プリント基板5を封止する。
【0038】かかる第4実施形態の圧力センサにあって
は、上記したように、凹所22d及び凸所16が通気を
遮断する接着剤でもって互いに接着されたから、液状の
封止部6がボディ1の筒内部11に注型され真空引きさ
れた時、接着剤が閉塞空間41から筒内部11側への通
気を遮断して、気泡のない封止部6でプリント基板5を
封止して信頼性を向上することができる。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載のものは、大気導入孔が固
定部とオーリングとの間に形成される閉塞空間に連通し
てボディ又はセンサエレメントに設けられて、閉塞空間
に大気を導入し常時大気圧に保持するから、液状の封止
部がボディの筒内部に注型され真空引きされた時、大気
が通気性を有した固定部を介して閉塞空間から筒内部側
へ流れて、封止部の閉塞空間への侵入を確実に阻止でき
るとともに、気泡のない封止部でプリント基板を封止し
て信頼性を向上することができる。
【0040】請求項2記載のものは、請求項1記載のも
のの効果に加えて、大気導入孔がボディに設けられたも
のであれば、防水性を有した大気導入膜が大気導入孔に
設けられたから、大気導入孔から閉塞空間への湿気の侵
入を防止して、耐湿性の低下を阻止することができる。
【0041】請求項3記載のものは、互いに嵌合する凹
所及び凸所が、基台及びボディの筒底部における固定部
の対応位置にそれぞれ設けられたから、筒内部から閉塞
空間に到る縁面距離が長くなって、基台が固定部でもっ
てボディの筒底部に固定された状態で、液状の封止部が
ボディの筒内部に注型された時、封止部の閉塞空間への
侵入を確実に阻止することができる。
【0042】請求項4記載のものは、請求項3記載のも
のの効果に加えて、封止部が真空引き状態で硬化するも
のであれば、前記凹所及び凸所が通気を遮断する接着剤
でもって互いに接着されたから、液状の封止部がボディ
の筒内部に注型され真空引きされた時、接着剤が閉塞空
間から筒内部側への通気を遮断して、気泡のない封止部
でプリント基板を封止して信頼性を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す正断面図である。
【図2】本発明の第3実施形態を示す正断面図である。
【図3】従来例を示す正断面図である。
【符号の説明】
1 ボディ 11 筒内部 12 筒底部 13 ボディ凹所 15 大気導入孔 16 凸所 2 センサエレメント 21 圧力導入管 22 基台 22d 凹所 21a 基端部 21b 先端部 23 圧力センサチップ 3 固定部 4 オーリング 41 閉塞空間 5 プリント基板 6 封止部 7 流体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年1月13日(1999.1.1
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡部 康明 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 2F055 AA40 BB20 CC02 DD05 EE11 FF38 GG25

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒内部及び筒底部を有した有底筒状に形
    成されてボディ凹所が筒底部の略中央部に設けられたボ
    ディと、基端部及びボディ凹所に位置した先端部を有し
    た圧力導入管並びにその圧力導入管の基端部から軸に対
    する直交方向へ突設された基台を設け、流体の圧力を電
    気信号に変換する圧力センサチップが基端部端面に密着
    固定されたセンサエレメントと、通気性を有して基台を
    ボディの筒底部に固定する固定部と、ボディ凹所の内周
    壁及び圧力導入管の外周部にそれぞれ密着して固定部と
    の間に閉塞空間を形成するオーリングと、ボディの筒内
    部に収容されたプリント基板と、液状で筒内部に注型さ
    れ真空引き状態で硬化してプリント基板を封止する封止
    部とを備えた圧力センサであって、 大気を導入する大気導入孔は、前記閉塞空間に連通して
    前記ボディ又は前記センサエレメントに設けられたこと
    を特徴とする圧力センサ。
  2. 【請求項2】 前記大気導入孔は前記ボディに設けられ
    たものであって、防水性を有した大気導入膜は前記大気
    導入孔に設けられたことを特徴とする請求項1記載の圧
    力センサ。
  3. 【請求項3】 筒内部及び筒底部を有した有底筒状に形
    成されてボディ凹所が筒底部の略中央部に設けられたボ
    ディと、基端部及びボディ凹所に位置した先端部を有し
    た圧力導入管並びにその圧力導入管の基端部から軸に対
    する直交方向へ突設された基台を設け、流体の圧力を電
    気信号に変換する圧力センサチップが基端部端面に密着
    固定されたセンサエレメントと、基台をボディの筒底部
    に固定する固定部と、ボディ凹所の内周壁及び圧力導入
    管の外周部にそれぞれ密着して固定部との間に閉塞空間
    を形成するオーリングと、ボディの筒内部に収容された
    プリント基板と、液状で筒内部に注型され硬化してプリ
    ント基板を封止する封止部とを備えた圧力センサであっ
    て、 互いに嵌合する凹所及び凸所は、前記基台及び前記ボデ
    ィの筒底部、又は前記ボディの筒底部及び前記基台にお
    ける前記固定部の対応位置にそれぞれ設けられたことを
    特徴とする圧力センサ。
  4. 【請求項4】 前記封止部は真空引き状態で硬化するも
    のであって、前記凹所及び凸所は通気を遮断する接着剤
    でもって互いに接着されたことを特徴とする請求項3記
    載の圧力センサ。
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