JPH10141677A - 床暖房見積り設計支援システム - Google Patents

床暖房見積り設計支援システム

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JPH10141677A
JPH10141677A JP15437897A JP15437897A JPH10141677A JP H10141677 A JPH10141677 A JP H10141677A JP 15437897 A JP15437897 A JP 15437897A JP 15437897 A JP15437897 A JP 15437897A JP H10141677 A JPH10141677 A JP H10141677A
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JP
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floor plan
floor
elements
estimate
input
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Pending
Application number
JP15437897A
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English (en)
Inventor
Shigeru Obara
茂 小原
Haruo Kato
治男 加藤
Masato Watabe
正人 渡部
Yoshinori Tokumoto
良宣 徳元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SEKOMU JOHO SYST KK
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
SEKOMU JOHO SYST KK
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱源機、放熱機等の機器配置図を間取図上に
描き、価格見積書および機器リストをパソコンの画面上
に効率的に提示できる床暖房見積り設計支援システムを
提供する。 【解決手段】 作成された間取図の中へパソコンのモニ
タ画面上で暖房、給湯機器を選択できるように、機器要
素の入、出力/編集の指令を出して機器要素の種類(給
湯機器、床暖機器等)、形状、価格を画面に表示し、操
作者に対して機器を明示させ機器の選定を援助する。機
器要素の選択、入力、削除では、表示された機器要素、
例えば、給湯機のタイプ、放熱機(木質パネル、薄型金
属パネルなど)等から顧客の希望を考慮して機器要素の
選択、入力、削除を行う。選択された機器は、機種名、
実寸の大きさで機器の上面図が現れ、機器配置図作成
で、顧客の希望する場所に、上記間取図上でマウスによ
り指示された場所へ自由に設置される。そしてディスプ
レイの画面に、あるいはプリンタにより印刷物として出
力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭用の集中暖
房、特に床暖房の敷設の設計とその見積りに用いるに適
した床暖房見積り設計支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、家庭用の暖房も従来の電熱ヒー
タ、エアコン等の個別単体のものから、マルチ型エアコ
ンあるいは床暖房パネルのように複数個をシステム的に
つなげて使ういわゆるシステム化される傾向にある。特
に、床暖房は、頭寒足熱を実現するに好適であり、ソフ
トな暖かさと、輻射熱を利用するため他の暖房より室温
を4〜5℃低くても充分暖かく感じられ、直接室内空気
を加熱して出力するものでないため空気の乾燥も少なく
健康的である。また、床面そのものを放熱面とし、室内
に暖房機本体を設置しないので燃焼ガスもなく衛生的
で、部屋が広く使える等の点でその快適性、省エネルギ
ー性が認められ急速に普及している。
【0003】床暖房はその施工が他の暖房装置の設置に
比して大掛かりとなるため、家の新築、増改築の際に同
時に行われることが多いが、家の間取り、施主の生活状
況、家族構成等により種々の注文がなされるものであ
る。
【0004】従って、床暖房機器の販売担当者は顧客に
とって充分満足のゆくように、それらの注文を可能な限
り実現し、仕上がり状況の提示と能力を達成できる機器
の設計配置、見積書の作成提示を行わなければならな
い。
【0005】従来は、これらの一連の作業を手作業で行
っており、販売担当者は顧客の注文を考慮に入れ、設計
部門と打ち合わせを行いながら図面を作成し、見積書を
一覧に作成して顧客に提示していた。このため時間と手
間がかかり、顧客に直ちに見積り結果を示すことができ
なかった。
【0006】即ち、家の間取りの大きさがないと、機
器、熱源機、放熱機(暖房用パネル)、パネルラジュエ
ータ等の敷設場所が確定できないため機器見積りができ
なかった。そのため提案、説明が不十分で販売への効果
が充分発揮できなかった。
【0007】また、家の間取図に手書きで機器の寸法を
描く作業や、図面からの機器の員数の拾いだし等にも時
間がかかった。暖房機器の選定をするにも商品知識が必
要であり、設計に際しては、教本等のマニュアルを勉強
するといった時間と知識習得の手間が発生した。
【0008】また、暖房の合否の判定が、家の暖房負荷
と暖房機器の放熱量の比較等の手入力による計算の繰り
返しで時間がかかり、精度も悪かった。そして、顧客へ
提出する提案書、機器価格明細見積書の作成にも時間、
費用がかかった上、提案書の内容が作成者によって差が
生じ提案書の質の低下、内容の不均衡、不備等顧客に混
乱を生じさせる原因となっていた。更に、途中で注文内
容に変更事項が生じたりすると、再度、作業のやり直し
となり、ますます手間と時間を要した。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に基づき、床暖房機器の販売担当者が顧客の注文を、家
の間取りから、床暖房を行う部屋、廊下の設定、熱源
機、放熱機(暖房パネル)等の機器配置図を間取図上に
描き、価格見積書および機器リストをパソコンの画面上
に効率的に提示できる床暖房見積り設計支援システム
と、そのためのプログラムを記録した媒体を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る床暖房見積り設計支援システムは、間取要素ファイル
に登録されている間取要素、機器要素ファイルに登録さ
れている機器要素、見積要素ファイルに登録されている
見積要素から適宜選択/入力された要素に基づいて、間
取図、この間取図への機器配置図および機器見積書を作
成し、指示に基づきこれらの結果を出力または記憶保持
することを特徴とする。
【0011】これにより、要素を適宜選択/入力するこ
とで、間取図、機器配置図および機器見積書を作成する
ことができるので、作図をしながらの床暖房機器の選定
および設計が可能となり、迅速な機器見積と作図ができ
る。またこれらの結果は使用者の指示で適当な出力手段
に対して出力される。また、記憶保持手段に記憶保持さ
れるので、使用者はいつでもこれらの結果の呼び出し、
修正、変更等の編集作業を行うことができるようにな
り、この設計支援システムを持ち運べば容易に商談にも
活用でき、特に見積書をその場で作成できるので営業活
動を行う上で施主に対して迅速な情報提供ができ、集客
力を向上できる。
【0012】この発明の請求項2に係る床暖房見積り設
計支援システムは、間取要素の入力、出力/編集を指令
するステップと、間取要素ファイルに登録されている間
取り、壁、屋根等の間取要素の選択、入力、削除を指令
するステップと、間取要素に関する各指命に基づき間取
図を作成するステップと、機器要素の入力、出力/編集
を指令するステップと、機器要素ファイルに登録されて
いる床暖房用の機器と機器に関する諸データおよび価格
等の機器要素の選択、入力、削除を指令するステップ
と、機器要素に関する各指令に基づき間取図に機器配置
図を作成するステップと、見積要素の入力、出力/編集
を指令するステップと、見積要素ファイルに登録されて
いる計算式、表、書式等の見積要素の選択、入力、削除
を指令するステップと、見積要素に関する各指令に基づ
き見積書を作成するステップと、上記間取図、機器配置
図と共に見積書を出力または記憶保管するステップとか
らなることを特徴とする。
【0013】これにより、間取要素、機器要素および見
積要素の各要素に関する指令に基づいて、それぞれ間取
図、間取図上の機器配置図および機器見積書を自動的に
作成できるので、その作成結果を適当な出力手段、例え
ばディスプレイやプリンタに出力すれば、使用者は設計
作業をするその場で設計結果を見ることができるように
なり、従来よりも結果作成までの時間を至極短縮できる
ことに合わせ、使用者の活動、例えば販売員の販売活動
や機器見積担当者の設計および見積活動等を積極的に支
援することができる。
【0014】この発明の請求項3に係る床暖房見積り設
計支援システムは、間取り、壁、屋根等の間取要素が登
録されている間取要素ファイルと、床暖房用の機器と機
器に関する諸データおよび価格等の機器要素が登録され
ている機器要素ファイルと、計算式、表、書式等の見積
要素が登録されている見積要素ファイルと、上記各要素
ファイルに対して要素の入力、出力/編集を指令する手
段と、上記各要素の選択、入力、削除を指令する手段
と、上記間取要素の入力、出力/編集指令により間取図
を作成する手段と、上記機器要素の入力、出力/編集指
令により間取図に機器配置図を作成する手段と、上記見
積要素の入力、出力/編集指令により見積書を作成する
手段と、上記間取図、機器配置図、見積書を出力する手
段または記憶保管する手段とから構成した。
【0015】これにより、間取・機器・見積の各要素フ
ァイルから必要な要素を指示して、出力を指令すれば、
間取図・機器配置図・見積書を自動的に作成することが
でき、その作成結果を出力手段または記憶手段に出力で
きるので、使用者は設計作業をするその場で設計結果を
見ることができるようになり、従来よりも結果作成まで
の時間を短縮できる。
【0016】この発明の請求項4に係る床暖房見積り設
計支援プログラムを記録した媒体は、このプログラムと
して、間取り、壁、屋根等の間取要素が登録されている
間取要素ファイルと、床暖房用の機器と機器に関する諸
データおよび価格等の機器要素が登録されている機器要
素ファイルと、計算式、表、書式等の見積要素が登録さ
れている見積要素ファイルとを用いて、上記間取要素の
入力、出力/編集指令により間取図を作成させ、上記機
器要素の入力、出力/編集指令により間取図に機器配置
図を作成させ、上記見積要素の入力、出力/編集指令に
より見積書を作成させる、コンピュータによって床暖房
の見積設計を支援するためのプログラムを記録したもの
であることを特徴とする。
【0017】これにより、このプログラムの間取・機器
・見積の各要素ファイルから必要な要素を指示すれば、
間取図・機器配置図・見積書を自動的に作成することが
でき、従来よりも結果作成までの時間を短縮できる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明を図を参照しながら
実施例にもとづいて説明する。図1は、本発明の床暖房
見積り設計支援システムの全体構成を示すブロック図で
ある。パソコン(WS)10はパソコン本体に収容され
たCPUと、主記憶装置と、表示手段としてのディスプ
レイ11と、記憶保管手段しての磁気ディスクと、出力
手段としてのプリンタと、各種指令を入力する入力手段
としての入力装置12とを標準装備している。操作者
は、パソコン10のディスプレイ11の画面に表示され
るメニュー、メッセージ、テーブル、リスト等を見なが
ら入力装置12を介して指示、選択等を行うと共にデー
タを入力することにより、パソコン10といわば対話形
式で操作をすることができる。
【0019】この対話形式により種々の機能を動作させ
るためのシステムが予め定まっており、間取図・配管・
配線設計作図システム1と、負荷・容量計算・評価判定
システム2と、ファイルシステム3と、見積処理システ
ム4と、フロッピーディスクやハードディスク等の記憶
保管手段としての外部メモリ5と表示・出力システム6
とからなる。
【0020】間取図・配管・配線設計作図システム1
は、CAD技法を使用して対象物件の概略設計、間取図
の作成、放熱機(暖房パネル)の最適配置、リモコンや
電気配線の最適配置、配管部材等の所用数量の算出等を
行う機能を有する。
【0021】負荷・容量計算・評価判定システム2は、
水頭損失計算、暖房負荷計算、不凍液量、総水量計算お
よび暖房の合否判定を行う機能を有し、機器リストおよ
び各種計算書8を作成する。
【0022】ファイルシステム3は、間取り、壁、屋根
等の間取要素が登録されている間取要素ファイルと、床
暖房用の機器と価格等の機器要素が登録されている機器
要素ファイルと、配管の管径、管種長さ、価格等の配管
要素が登録されている配管要素ファイルと、配線の線
径、線種、長さ、価格等の配線要素が登録されている配
線要素ファイルと、計算式、表、書式等の見積要素が登
録されている見積要素ファイルとから構成される。
【0023】見積処理システム4は、ファイルシステム
の機器、配管、配線の単価データと数量データと見積要
素とに基づき見積処理を行い、見積書7を作成する機能
を有する。
【0024】外部メモリ5はパソコンのフロッピーディ
スク等の外部記憶保管手段としてのメモリであり、表示
・出力システム6はディスプレイ11の画面に表示(以
下単に画面表示という)させたり、プリンタにより各種
出力9を出力させる機能である。
【0025】図2に本発明の全体の処理フローを示す。
大きく分けて入力部とパソコンの演算部(CPU)と出
力部の処理フローから構成される。本発明で使用するパ
ソコン10の基本OSがウインドウズ(マイクロソフト
社商標)であり、入力操作は基本的に入力装置12のマ
ウスを使ってなされるものとする。まず、マウスを使っ
て、ステップ101で新規に物件を作成するか、既存の
物件を使って間取り入力するかのメニューを選択する。
新規物件の場合は、ステップ102に至り、ステップ1
06でこれから作成する物件の名称、工事名称等の名称
を入力し、ステップ108に進む。
【0026】ステップ107では間取要素の入・出力/
編集指令を出し、ステップ108の間取要素で、予め登
録されている間取り要素を画面表示する。ステップ10
9では間取要素ファイルから、例えば和室、6畳あるい
は洋室10畳、玄関4.5畳、廊下、押入・収納、補助
スペースのように、それぞれ間取要素を選択することに
より画面に表示されるので、新たに入力したり削除した
りすることで間取要素を特定して、それら間取要素をス
テップ110で画面上で組み合わせて図4に示すような
顧客の家の間取りを新規に作成する。
【0027】既存の物件、例えば前回の新規物件の作成
時に保管した物件を使って間取り作成をする場合は、ス
テップ103に至り、ステップ104で3種類の物件、
即ち、フロッピーディスク、継続中物件、参照物件(サ
ンプル物件)のうちのいずれかを選択する。フロッピー
ディスクを選択した場合は、既にステップ121のフロ
ッピーディスクに保管されている物件を保管機能105
を介して呼び出し、継続中の物件を選択したときは、入
力途中の物件であり、参照物件を選択したときは、予め
パソコン本体に内蔵の磁気ディスクやハードディスクに
導入されている物件であって、ステップ104でそのい
ずれかが選ばれる。
【0028】更に、それらの既存物件から物件データを
読み込んで、ステップ120で顧客の家の間取りを作成
する。作成された間取りはステップ112で画面上に図
4に示すような出力する。また、必要に応じてステップ
105の保管手続きを介してステップ111でフロッピ
ーディスクに保管される。
【0029】ステップ110では、平面の間取りだけで
なく内観パース図、外観パース図、壁作成、屋根作成を
行って、図5、図6に示すような立体的な斜視図も作成
することができる。この間取り及び斜視図の作成のう
ち、ステップ110の物件作成についてのより詳細なフ
ローは図3に示している。図3において、図2のものと
同一のものには同じ番号を付している(この作図につい
ては本発明の主要部でなく省略する)。
【0030】物件作成は、ステップ201〜203のグ
ループ選択ブロック、ステップ204の壁作成ブロッ
ク、ステップ205の屋根作成ブロック、ステップ20
6〜209の内観パース作成ブロック、ステップ210
〜213の外観パース作成ブロック、ステップ214〜
215の間取り出力ブロック、ステップ216〜219
の図面確認ブロックから構成されている。
【0031】グループ選択ブロックでは、ステップ20
2での要素選択、ステップ203での間取り要素の入力
/削除がなされ、これは図2のステップ107、ステッ
プ108およびステップ109に相当するものである。
【0032】内観パース作成ブロックでは、ステップ2
07の作画ファイルの作成、ステップ208の内観パー
ス確認、ステップ209の内観パース出力が行われる。
外観パース作成ブロックでは、ステップ211の作画フ
ァイルの作成、ステップ212の外観パース確認、ステ
ップ213の外観パース出力が行われる。
【0033】間取り出力ブロックではステップ215に
おいて間取図出力が行われる。図面確認ブロックでは、
ステップ217の図面選択、ステップ218の図面確
認、ステップ219の図面出力が行われる。そして、ス
テップ209の内観パース出力、ステップ213の外観
パース出力、215における間取図出力およびステップ
219の図面出力は、図2のステップ112に包含され
る機能である。
【0034】次に図2に戻り、こうして作成された間取
図の中へパソコンのモニタ画面上で暖房、給湯機器を選
択できるように、ステップ113で機器要素の入、出力
/編集の指令を出してステップ114で機器要素の種類
(給湯機器、床暖機器等)、形状、価格等を画面に表示
し、操作者に対して機器を明示させ、機器の選定を援助
する。
【0035】ステップ115の機器要素の選択、入力、
削除では、表示された機器要素、例えば、給湯機のタイ
プ、放熱機(木質パネル、薄型金属パネルなど)等から
顧客の希望を考慮して機器要素の選択、入力、削除を行
う。選択された機器は、機種名、実寸に対応した大きさ
で機器の上面図が現れ、ステップ116の機器配置図作
成で、顧客の希望する場所、例えば6畳和室、10畳洋
室、廊下、階段部分あるいは1階のみならず2階の希望
の部屋にという工合に、上記ステップ110で作成した
間取りにマウスにより指示された場所へ自由に設置され
る。そして図2のステップ112で、ディスプレイの画
面にあるいはプリンタにより印刷物として出力される。
【0036】このようにして機器要素と放熱機(パネ
ル)が配置された例を図7に示す。これらの表示は実寸
に対応しているので、機器の敷設場所が具体的に明示さ
れて操作者、顧客に対しても、目視で機器の場所の確認
が可能となる。このように、形としての間取図と機器の
敷設図の認識をソフトが完全に援助することとなる。
【0037】また同時に、間取図に敷設された機器は、
各機器要素に対してソフト上で価格のデータを持たせて
あるので、敷設した機器は、員数と価格を予め決められ
た明細表へ集計および合計金額の計算結果だけでなく、
敷設した機器の付属部品(弁、継手等)を含んで、明
細、見積書をディスプレイの画面へ表示あるいはプリン
タに印刷物として出力することができる。
【0038】明細、見積書の作成を、図2の処理フロー
を参照して説明する。ステップ117で、見積要素の
入、出力/編集の指令により、ステップ118では見積
書要素として、計算式、表、書式が画面に表示される。
【0039】ステップ119では、見積要素の選択、入
力、削除を行って、ステップ120で見積書を作成し、
ステップ112で、ディスプレイの画面にあるいはプリ
ンタにより印刷物として出力される。
【0040】図8の処理フローを参照してより詳しく説
明する。ステップ301で、機器要素の入、出力編集の
指示が出されると、ステップ304で各要素ファイルか
ら対応する機器要素の価格を取り出す。
【0041】上記手法で作成された、ステップ305の
間取図内に描かれた機器配置図から、ステップ306に
おいて、各要素の選別と数の集計を行う。即ち、機器の
種別と数、機器の付属品の選別と集計をし、これと先に
ファイルから取り出された機器要素の価格、配管要素の
価格から、ステップ302の見積書要素の入、出力編集
指令により、ステップ307で見積書要素についての計
算式、表形式、書式等の見積要素が選択されて、計算と
明細書の作成および見積書の作成がなされる。
【0042】ここで、顧客が必要とする見積項目内容と
しては、例えば、1.機器入力全ての明細書2.床暖房
のみの明細書 3.給湯機のみの明細書 4.工事費の
明細書 5.見積書があり、これから顧客の希望するも
のを適時出力する。また、明細、見積書内の数値の訂
正、機器名称変更等の手入力を可能とすることで書内の
編集が容易となり、顧客の要望に対して迅速に対応でき
る。この見積書内での訂正や変更等を確定させることに
より、機器配置図上の状態が変化するようにバージョン
アップできれば非常に良い。
【0043】最後に、ステップ308で、プリンタを介
して画面上の明細、見積書を物件名称を添付して出力さ
せ顧客に提供する。出力される見積書の一例を、図9に
示す。印刷の時は、敷設されていない機器の出力リスト
も選択できるので、機器の見積りに見落としがないかど
うかを確認できる。
【0044】上記説明は、床暖房に適用した見積・設計
支援システムについて述べてきたが、本発明の手法は、
床暖房のみに限らず、冷水パイプのパネルを部屋、廊
下、玄関等の天井に敷設し、このパネルに冷水を供給す
ることにより冷房を行う、所謂、輻射型冷房システムの
機器配置、冷水パネルの配置、配管の配置、リモコン配
線の設置および冷却能力の評価と判定にも適用できるも
のである。
【0045】
【発明の効果】以上のように、本発明は、操作者がパソ
コンのでディスプレイの画面に表示されるメニュー、メ
ッセージ、テーブル、リスト等を見ながら入力装置を介
して要素を適宜選択/入力することで、パソコンといわ
ば対話形式で間取図、機器配置図および機器見積書を作
成することができるので、作図をしながらの床暖房機器
の選定および設計が可能となり、間取図・機器配置図・
見積書を自動的に作成することができ、迅速な機器見積
と作図ができる。
【0046】また、これらの結果は使用者の指示で適当
な出力手段、例えばディスプレイやプリンタに出力すれ
ば、使用者は設計作業をするその場で設計結果を見るこ
とができるようになり、従来よりも結果作成までの時間
を至極短縮できる。
【0047】そして、間取図に敷設された機器は、ソフ
ト上で価格のデータを持たせてあるので、敷設した機器
は、員数と価格を予め決められた明細表へ集計および合
計金額の計算結果だけでなく、敷設した機器の付属部品
(弁、継手等)を含んで、顧客が必要とする見積項目内
容の明細、見積書を出力することができる。また同時
に、明細、見積書内の数値の訂正、機器名称変更等の手
入力を可能とすることで見積書内の編集が容易となり、
顧客の要望に対して迅速に対応できる。
【0048】また、記憶保持手段に記憶保持されるの
で、使用者はいつでもこれらの結果の呼び出し、修正、
変更等の編集作業を行うことができるようになり、この
設計支援システムを移動の容易なノートパソコンに入力
して持ち運び商談にも活用でき、特に見積書をその場で
作成できるので営業活動を行う上で施主に対して迅速な
情報提供ができ、集客力を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成のブロック図。
【図2】本発明の処理の全体フローチャート。
【図3】間取図の作成フローチャート。
【図4】間取図。
【図5】内観パース図。
【図6】外観パース図。
【図7】間取図上への機器配置図。
【図8】見積書作成フローチャート。
【図9】見積書見本。
【符号の説明】
1 間取図・配管・配線設計作図システム 2 負荷・容量計算・評価判定システム 3 ファイルシステム 4 見積り処理システム 5 外部メモリ 6 表示・出力システム 7 見積書 8 機器リストおよび各種計算書 9 物件概要 10 パソコン(WS) 11 ディスプレイ 12 入力装置 13 ヘッダー 14 熱源機ユニット 15 燃料タンク 16 放熱機(暖房パネル)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡部 正人 東京都三鷹市下連雀8丁目10番16号 セコ ム情報システム株式会社内 (72)発明者 徳元 良宣 東京都三鷹市下連雀8丁目10番16号 セコ ム情報システム株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間取要素ファイルに登録されている間取
    要素、機器要素ファイルに登録されている機器要素、見
    積要素ファイルに登録されている見積要素から適宜選択
    /入力された要素に基づいて、間取図、この間取図への
    機器配置図および機器見積書を作成し、指示に基づきこ
    れらの結果を出力または記憶保持することを特徴とする
    床暖房見積り設計支援システム。
  2. 【請求項2】 間取要素の入力、出力/編集を指令する
    ステップと、間取要素ファイルに登録されている間取
    り、壁、屋根等の間取要素の選択、入力、削除を指令す
    るステップと、間取要素に関する各指命に基づき間取図
    を作成するステップと、機器要素の入力、出力/編集を
    指令するステップと、機器要素ファイルに登録されてい
    る床暖房用の機器と機器に関する諸データおよび価格等
    の機器要素の選択、入力、削除を指令するステップと、
    機器要素に関する各指令に基づき間取図に機器配置図を
    作成するステップと、見積要素の入力、出力/編集を指
    令するステップと、見積要素ファイルに登録されている
    計算式、表、書式等の見積要素の選択、入力、削除を指
    令するステップと、見積要素に関する各指令に基づき見
    積書を作成するステップと、上記間取図、機器配置図と
    共に見積書を出力または記憶保管するステップとからな
    る床暖房見積り設計支援システム。
  3. 【請求項3】 間取り、壁、屋根等の間取要素が登録さ
    れている間取要素ファイルと、床暖房用の機器と機器に
    関する諸データおよび価格等の機器要素が登録されてい
    る機器要素ファイルと、計算式、表、書式等の見積要素
    が登録されている見積要素ファイルと、上記各要素ファ
    イルに対して要素の入力、出力/編集を指令する手段
    と、上記各要素の選択、入力、削除を指令する手段と、
    上記間取要素の入力、出力/編集指令により間取図を作
    成する手段と、上記機器要素の入力、出力/編集指令に
    より間取図に機器配置図を作成する手段と、上記見積要
    素の入力、出力/編集指令により見積書を作成する手段
    と、上記間取図、機器配置図、見積書を出力する手段ま
    たは記憶保管する手段とを備えることを特徴とする床暖
    房見積り設計支援システム。
  4. 【請求項4】 コンピュータによって床暖房の見積設計
    を支援するためのプログラムを記録した媒体であって、
    このプログラムは、間取り、壁、屋根等の間取要素が登
    録されている間取要素ファイルと、床暖房用の機器と機
    器に関する諸データおよび価格等の機器要素が登録され
    ている機器要素ファイルと、計算式、表、書式等の見積
    要素が登録されている見積要素ファイルとを用いて、上
    記間取要素の入力、出力/編集指令により間取図を作成
    させ、上記機器要素の入力、出力/編集指令により間取
    図に機器配置図を作成させ、上記見積要素の入力、出力
    /編集指令により見積書を作成させるものであることを
    特徴とする床暖房見積り設計支援プログラムを記録した
    媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002259524A (ja) * 2001-02-22 2002-09-13 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 見積方法および装置並びにプログラム

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