JPH10141174A - 圧力スパイクリリーフバルブを備えた油圧作動式燃料噴射器 - Google Patents

圧力スパイクリリーフバルブを備えた油圧作動式燃料噴射器

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JPH10141174A
JPH10141174A JP9289535A JP28953597A JPH10141174A JP H10141174 A JPH10141174 A JP H10141174A JP 9289535 A JP9289535 A JP 9289535A JP 28953597 A JP28953597 A JP 28953597A JP H10141174 A JPH10141174 A JP H10141174A
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relief
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Shikui K Chen
ケイ チェン シクイ
Gregory W Hefler
ダブリュー ヘフラー グレゴリー
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    • F02M59/44Details, components parts, or accessories not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M59/02 - F02M59/42; Pumps having transducers, e.g. to measure displacement of pump rack or piston
    • F02M59/46Valves

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 噴射器内の圧力スパイクを消散したり、圧力
スパイクの状態を回避する手段を有する油圧作動式燃料
噴射器の提供。 【解決手段】 ノズルチャンバ14、ノズル出口17、
作動流体入口6、作動流体ドレン4、作動流体キャビテ
ィ9、および該作動流体キャビティと作動流体ドレンと
の間を延びる圧力リリーフ通路81とを備える噴射器本
体5を含む。噴射器本体内に取り付けられた作動流体制
御バルブを含む油圧手段が、ノズルチャンバ内で燃料を
加圧するのに用いられる。ニードルバルブ部材60は、
ノズル出口開く開位置とノズル出口が閉じる閉位置との
間をノズルチャンバ内で往復運動可能に取り付けられて
いる。リリーフバルブ80が噴射本体内に取り付けられ
ており、圧力リリーフ通路が閉じる第1の位置と圧力リ
リーフバルブ通路が開く第2の位置とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料噴射器に関する。
より詳細には、本発明は、噴射器内の作動流体の圧力ス
パイクを回避または消散させるための手段を備えた油圧
作動式燃料噴射器に関する。
【0002】
【従来の技術】公知の油圧作動式燃料噴射システムまた
は構成部品が、例えば米国特許第5、121、730
号、同第5、271、371号、同第5、297、52
3号に開示されている。これら油圧作動式燃料噴射器に
おいて、圧力がインテンシファイヤーピストン・プラン
ジャ組立体によってバルブが開く圧力にまで上昇する
と、ばね付勢式ニードルチェックが開いて燃料噴射を開
始する。ソレノイド付勢式作動流体制御バルブが噴射器
の高圧入口を開くとき、エンジン潤滑油のような比較的
高圧な作動流体がインテンシファイヤーピストンに作用
する。噴射は、ソレノイドを消勢し、インテンシファイ
ヤーピストンの上にかかる圧力を解放することによって
終了する。これにより、燃料圧が降下し、リターンスプ
リングの作用を受けてニードルチェックが閉じ、噴射が
終了することになる。これらの油圧作動式燃料噴射器
は、何年にもわたって相当使用されてきたが、特に、1
組のエンジンの作動状態に正確に適合させるために噴射
量のトレースを開始から終了まで制御するという領域に
おいては、まだ改良の余地が残されている。
【0003】噴射量のトレースを制御するための所定の
能力をもたらすように現在導入されている革新的考案の
一つは、ニードルバルブ部材の端部が低圧か、または高
圧のいずれかに対し露出されることを制御することによ
って、ノズル出口を開閉することによる。ニードルバル
ブ部材の端部の油圧面が低圧に曝される場合には、リタ
ーンスプリングを越えるのに十分なバルブを開く圧力以
上に燃料圧が上昇すると、ニードルバルブが開くという
点において、ニードルバルブは従来のニードルチェック
として作用する。ニードルバルブ部材の端部が高圧に曝
される場合にはニードルバルブ部材の両側のリフト面に
作用する高圧燃料が存在するにもかかわらず、ニードル
バルブ部材は閉じたままである。この革新的な考案は、
本件出願人による米国特許第5、463、996号およ
びこれに関連する出願または特許により完全に導入され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】直接制御ニードルバル
ブのこの革新的考案に関し、従来の油圧作動式燃料噴射
器では、ほとんど直面することのなかった新しい問題に
直面することになった。詳細には、ピストン・プランジ
ャが下方行程の状態であり、燃料がバルブを開く圧力以
上である間、ニードルバルブが閉じているので、圧力ス
パイクが噴射器のいくつかの作動状態にわたり発生する
ことになる。ある場合には、作動流体におけるこれらの
圧力スパイクのために、短時間の二次噴射が発生するこ
とになる。本発明は、作動流体における圧力のスパイク
を消散させたり、圧力スパイクの状態を回避するように
油圧式作動燃料噴射器の能力を改善するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】油圧作動式燃料噴射器
が、ノズルチャンバ、ノズル出口、作動流体入口、少な
くとも1つの作動流体ドレン、作動流体キャビティおよ
び作動流体キャビティと作動流体ドレンとの間を延びる
圧力リリーフ通路とを含む。噴射器本体内に取り付けら
れた作動流体制御バルブを含む油圧手段が、ノズルチャ
ンバ内の燃料を加圧する。ニードルバルブ部材が、ノズ
ル出口が開く開位置と、ノズル出口が閉じる閉位置との
間でノズルチャンバ内を往復運動するように取り付けら
れている。リリーフバルブが噴射器本体内に取り付けら
れれており、圧力リリーフ通路が閉じる第1の位置と、
圧力リリーフ通路が開く第2の位置とを有する。本発明
の1目的は、油圧作動式燃料噴射器の作動流体の圧力ス
パイクを消散させることである。
【0006】本発明の別の目的は、直接制御式ニードル
バルブを備えた油圧作動式流体噴射器の作動流体の圧力
スパイクの状態を回避することである。本発明のさらに
別の目的は、改善された油圧的作動式燃料噴射器を提供
することである。
【0007】
【実施例】図1から図3を参照すると、燃料噴射器2が
単一の2方向ソレノイド30を用いて、作動流体キャビ
ティ9を作動流体入口6または低圧作動流体ドレン4に
対し交互に開くようになっており、またこのソレノイド
30を用いて低圧通路または高圧流体源に対するニード
ル制御チャンバ18の露出を制御するようになってい
る。噴射器2の単一の2方向ソレノイドが、作動流体制
御バルブに対する、ニードルバルブ部材のニードル制御
バルブへの短時間の反応に関するヒステレシス効果を利
用することによってニードルバルブの直接的な制御を達
成する。噴射器2は、潤滑油のような高圧作動流体源に
接続された作動流体入口6、低圧作動流体再循環ライン
に接続された作動流体ドレン4および燃料源に接続され
た燃料入口20と、を有する噴射器本体5を含む。噴射
器2は、各噴射事象の間、噴射器内の燃料を加圧するた
めの油圧手段と、ノズル出口17の開閉を制御するニー
ドル制御バルブとを含む。
【0008】燃料を加圧するための油圧手段が、ピン3
5に取りつけられた2方向ソレノイド30を含む作動流
体制御バルブを含む。インテンシファイヤースプールバ
ルブ部材40は、ピン35とボールバルブ部材36との
動作に応答し、作動流体キャビティ9を作動流体入口6
または低圧ドレン4とに対し交互に開くようになってい
る。作動流体キャビティ9が、段付きピストンボア1
0、15に対し開き、このボアの中ではインテンシファ
イヤーピストン50が戻り位置(図示するように)と前
進位置との間を往復運動するようになっている。作動流
体キャビティ9はピストン50が前進位置にあるとき
に、内側ボア15とボア10の上側部分を含むものとで
きる。噴射器本体5は、またプランジャボア11を含ん
でおり、このプランジャボア11の中ではプランジャ5
3が引込み位置(図示するように)と前進位置との間を
往復運動するようになっている。プランジャボア11の
一部とプランジャ53とが燃料加圧チャンバ12を形成
し、このチャンバ12内で各噴射事象の間、燃料が加圧
される。プランジャ53とインテンシファイヤーピスト
ン50が、圧縮ばね54の作用を受けた状態で、噴射事
象の間、引込み位置に戻される。従って、燃料を加圧す
るための油圧手段は、燃料加圧チャンバ12、プランジ
ャ53、インテンシファイヤーピストン50、作動流体
入口6、作動流体キャビティ9、およびソレノイド3
0、ボール36、ピン35およびインテンシファイヤー
スプールバルブ部材40等を含む作業流体制御バルブの
様々な構成成分と、を含む。
【0009】プランジャ53が引き込まれると、燃料が
燃料入口20で噴射器2に入り、ボールチェック21を
介し、隠された状態の燃料供給通路24に沿って、燃料
加圧室12に進む。ボールチェック21は、プランジャ
の下方行程中に、燃料の流れが燃料加圧室12から燃料
供給通路24に逆流しないようにする。加圧された燃料
が燃料加圧室12から接続通路13を通りノズルチャン
バ14に進行する。ニードルバルブ部材60が、ノズル
出口17が開く開位置と、ノズル出口17が閉じる閉位
置との間でノズルチャンバ14内を動く。本実施例にお
いて、ニードルバルブ部材60は、スペーサ64と66
とによって分離される下側のニードル部分61と上側の
インテンシファイヤー部分62とを含み、これらは全て
分離した部品として機械加工されるが、ばね65を移動
させるのであれば、単一の一体構造の加工片として機械
加工することができる。ニードルバルブ部材60は、圧
縮ばね65により閉じた位置に機械的に付勢される。
【0010】ニードルバルブ部材60は、ノズルチャン
バ14内の流体圧に曝されると開く油圧面63と、ニー
ドル制御チャンバ18内の流体圧に曝されると閉じる油
圧面67とを含む。閉じる油圧面と開く油圧面とは、ニ
ードル制御チャンバ18が高圧流体源に対し開くとニー
ドルバルブ部材60が閉位置の方向に油圧的に付勢され
るような大きさに構成される。従って、ノズルチャンバ
14内にバルブを開く圧力を越える高圧燃料が存在して
も、ノズル出口17を閉じたままに維持できるように、
閉じる油圧面67にかかる圧力が適切なものでなければ
ならない。開く油圧面63と閉じる油圧面67とは、ニ
ードル制御チャンバ18が低圧通路に接続され、ノズル
チャンバ14内の燃料圧が、リターンスプリング65を
越えるのに十分なバルブが開く圧力よりも大きくなる
と、ニードルバルブ部材60が油圧的に開位置に付勢さ
れるような大きさに構成されることも好ましい。
【0011】噴射器2の作動流体制御バルブは、ボール
36と接触できるピン35に取り付けられた2方向ソレ
ノイド30を含むものとして考えることができる。ピン
35は、圧縮ばね38とボール36にかかる油圧力とに
より、引込み位置に付勢される。この位置において、ボ
ール36がシート72を閉じてシート73を開く。これ
によって、高圧作動流体が、隠れた状態の接続通路22
と作動流体制御通路19の一部とを通って、インテンシ
ファイヤースプールバルブ部材40の端部油圧面41と
接触するように流れる。ソレノイド30が消勢される
と、作動流体キャビティ9がシート70を介し作動流体
ドレン4に対し開かれ、図示するようにインテンシファ
イヤースプールバルブ部材40が油圧的に均衡になり力
が上昇し、シート71を閉じて、シート70を開くこと
になる。
【0012】ソレノイド30が励磁されると、ピン35
が下方に動き、ボール36によりシート72が開かれシ
ート73が閉じられることになる。これにより、第2の
ドレン通路8を介し噴射器本体5の外側で作動流体ドレ
ン4に接続されたドレン通路29内の低圧に端部油圧面
41が露出されることになる。このためにインテンシフ
ァイヤースプールバルブ部材40内で油圧的な不均衡が
発生し、圧縮ばね45の作動に対しインテンシファイヤ
ーバルブ部材40が下方に動きシート70を閉じてシー
ト71を開くことになる。これにより、作動流体が入口
6から流れてインテンシファイヤースプールバルブ部材
40の中空内部47に流れ、半径方向の開口部46を通
り、シート71を介し作動流体キャビティ9に流れ、イ
ンテンシファイヤーピストン50の段状の上部55に作
用することになる。
【0013】ニードルバルブ部材60を介してノズル出
口17の開閉が、ソレノイド30も含むニードル制御バ
ルブによって制御される。前述したように、ソレノイド
が消勢されると、圧縮ばね38の作動を受けてピン35
が引込み、中空内部47を通って流れる高圧作動流体が
ボール36を押して、シート73を開き、シート72を
閉じる。このような構造において、高圧作動流体6が、
シート73を介し隠された状態の通路に沿って作動流体
制御通路19に流れる。この作動流体制御通路19が、
ニードル制御チャンバ18に対し開き、ニードルバルブ
部材60の閉じる油圧面67に作用し、これを下方に押
してノズル出口17を閉じる。ソレノイド30が励磁さ
れると、ピン35が下方に動き、ボール36によりシー
ト73が閉じてシート72を開くことになる。これによ
り第2の低圧作動流体ドレン8に接続されたドレン通路
29内の低圧に対し、作動流体制御通路19が開くこと
になる。従って、ソレノイド30が励磁された状態で、
ニードルバルブ部材60の閉じる油圧面67が低圧通路
に曝され、ノズルチャンバ14内の燃料圧がリターンス
プリング65を越えるのに十分な大きさのバルブが開く
圧力よりも大きい場合に、ニードルバルブ部材が開くと
いう点において、ニードルバルブ部材が単純なチェック
バルブと同じように作用し始める。この実施例におい
て、ニードル制御バルブは、ソレノイド30、ピン3
5、ボール36、シート72およびシート73を含む。
作動流体制御バルブはニードル制御バルブにインテンシ
ファイヤースプールバルブ部材40、圧縮ばね45、シ
ート70およびシート71を加えた全構成成分を含む。
【0014】所定の場合において、ピストン50とプラ
ンジャ53が下方行程の状態で動いている間、ニードル
バルブ部材60が急激にノズル出口17を閉じると、ノ
ズル出口の急激な閉鎖のためにプランジャとピストンが
急激に停止するために圧力スパイクが発生してしまう。
作動流体キャビティ9内のこの圧力スパイクが、高圧作
動流体入口6に接続された共通のレール(図示せず)の
圧力以上に作動流体の圧力を瞬時に上昇させる。この圧
力スパイクの現象は、主噴射が終了した後、わずかな時
間の経過とともに構成部品と通路の相互作用のために、
好ましくなく制御されていない状態の二次的な噴射を起
こす原因となることがある。作動流体キャビティ9から
圧力スパイクを排出させるために、圧力リリーフ通路8
1が作動流体キャビティ9から、噴射器本体5の外側で
ドレン4および8と合流するようになっている第3の低
圧ドレン3まで延びている。
【0015】圧力リリーフ通路81が、外側上部面56
上の領域においてピストンボア10の上側部分を介し作
動流体キャビティ9に対し開くのが好ましいということ
留意することが重要である。圧力リリーフ通路81の一
部が、リリーフボール80を受け取るシート84に機械
加工される。リリーフピン82がリリーフボール80と
接触する一端部を有しており、他端部では、中空内部4
7、半径方向の開口部材46、および高圧作動流体入口
6を介し作動流体入口6の圧力に曝される油圧面85を
有する。リリーフボール80は、圧力リリーフ通路81
と、ピストンボア10の上側部分とを介し作動流体キャ
ビティ9の圧力に曝される油圧面87を含む。油圧面8
5と87は、作動流体キャビティ9内の圧力が、しきい
値圧力以下、好ましくは作動流体入口6に続く共通のレ
ール圧力よりも小さい場合にリリーフピン82が、シー
ト84でリリーフボール80を保持するような大きさに
構成されている。従って、圧力リリーフ通路81は、ボ
ール80の油圧面87にかかる圧力がしきい値圧力(図
7を参照)未満であるかぎり、閉じたままである。
【0016】噴射事象の間、スプールバルブ部材40
が、下側の開位置の状態のときにピン82と接触する。
従って、スプールバルブ部材40とピン82にかかる油
圧力が組み合わされてボール80をシート84に保持す
るのに十分なものとなるので、噴射事象中に、圧力リリ
ーフ通路を通る圧力の損失は発生しない。噴射が終了す
ると、スプールバルブ部材の端部油圧面41が、再びシ
ート73を介し、好ましくはオイルである高圧作動流体
に曝される。スプールバルブ部材が油圧的に均衡がとら
れた状態で、ボール80がシート84から離れて持ち上
がり、スプリングばね45とボール80にかかる圧力と
の力が組み合わされて、スプールバルブ部材40を上方
に動かし始める。従って、スプールバルブ部材40の表
面44上に接触するピン82を介し作用するボール80
からの力が、スプールバルブ部材の上方の動作を早め、
ドレンシート70を開いて高圧シート71を閉じる。こ
れと同時に、ボール80が与圧を形成し、スプールバル
ブ部材40の動作を早め、シート71が閉じる前のわず
かな時間の間、圧力リリーフ通路81を介し第3の低圧
ドレン3に対し作動流体キャビティ9も開くことにな
る。この状態は、高圧作動流体がシート71を介し作動
流体キャビティ9に流れ続ける間中、発生している。ピ
ン82、ボール80およびシート84とを含む圧力リリ
ーフバルブが、高圧作動流体がドレンに排出されること
によって、噴射事象後、即座な過度の圧力上昇をを防
ぎ、高圧シート71の閉鎖を早める。
【0017】スプールバルブ部材40が開位置から閉位
置に動く際に、ボール80の開口を利用して、スプール
バルブ部材40に与圧を与え、ボール80と圧力リリー
フ通路81の大きさを、排出させるための単純なチェッ
クバルブが用いられる場合に必要とされるよりも小さく
できる。言い換えると、ボール80が単純なばねによっ
てシート84に保持されるならば、スプールバルブ部材
40は、比較的弱いリターンスプリング45の作用を受
けただけで、より時間をかけて戻り、高圧シート71が
さらにゆっくりと閉鎖するために、リリーフ通路は必然
的にさらに大きな容積の流れを収納しなければならな
い。ボール80が、主噴射が開始される前に開かないよ
うにするために、圧力リリーフ通路81がピストンボア
10の上側部分に対し開く。ピストン50の外面56上
の領域では、中央上部55が上側ピストンボア15を通
過するまで作動流体の圧力全てを受けないので、圧力リ
リーフ通路81内の圧力は、各噴射事象の開始の間、ボ
ール80を開くのに必要なしきい値圧力以下のままの状
態である。
【0018】図4から10までのグラフを参照すると、
ボール36を動かしシート72を開きシート73を閉じ
るように、ソレノイド30を励磁することによって、各
噴射シーケンスが開始される。スプールバルブ部材40
の端部油圧面41に先に作用する加圧流体がシート72
を介し排出される。インテンシファイヤースプールバル
ブ部材40が油圧的に不均衡となり、圧縮ばね45の作
用に対し下方向に動き始める。これによりシート71が
開きシート70が閉じる。これらの事象については図4
から図6に図示する。主の供給オイルが半径方向の開口
部46を通り、シート71を通過して作動流体キャビテ
ィ9に入り、インテンシファイヤーピストン50の上部
に流れ、これを下方向に動かし始める。インテンシファ
イヤーピストン50とプランジャ53が下方向に動いて
いる状態で、燃料圧が燃料加圧チャンバ12内で上昇し
始め、ボールチェック21を閉じる。ソレノイドが励磁
されると、ニードル制御通路19が低圧ドレン29に対
し開き、燃料圧がリターンスプリング65を圧縮するの
に十分なバルブを開く圧力を越えるとニードルバルブ部
材60が開く。(図8の圧力降下を参照) インテンシファイヤーピストン50の内側上部55だけ
が作動流体キャビティ9内の高圧オイルに曝されるの
で、インテンシファイヤーピストンは、全ての流体圧が
インテンシファイヤーピストンの上面全体に作用する場
合よりも遅い速度で下方に加速される。インテンシファ
イヤーピストン50の環状上面56上の容積が、軸線方
向の通路28を通って流体が流れることによって充填さ
れる。インテンシファイヤーピストンが下方に動き続け
るのでインテンシファイヤーピストンは最終的に、空間
56上の容積が通路28を介し供給される流体よりも早
く増大する地点に達する。これにより、ピストンの下方
の動作が一瞬遅れ、燃料加圧チャンバ12内のプランジ
ャ53の下側の燃料圧の上昇がより遅くなる。リリーフ
ボール80は、図4から図10に図示するスプリット噴
射シーケンスの開始中(図6参照)に着座したままであ
ることに留意することが重要である。これは、圧力リリ
ーフ通路81が開く場合に、インテンシファイヤーピス
トンの外面56にかかる圧力が、噴射シーケンス(図6
参照)の開始時のしきい値圧力以下のままであるからで
ある。
【0019】図10のスプリット(パイロット−主)噴
射を発生させるために、ソレノイド30が、初期に最大
引き入れ電流で励磁され、ボール36がシート72を開
いてシート73を閉じるように動く。ボールが動いた直
後に、インテンシファイヤースプールバルブ部材が閉位
置から開位置に動き始め、高圧作動流体が作動流体キャ
ビティ9に流れ始めるようになり、ピストンとプランジ
ャが下方行程で動き始める。ノズルチャンバ内の燃料圧
が、リターンスプリング65を圧縮するのに十分なバル
ブが開く圧力を越えるときに、ニードルバルブ部材が短
時間で開き、パイロット噴射セグメントを発生させるこ
とができる。スプリット噴射を発生させるために、ボー
ル36が元の位置に戻りシート73を開いてシート72
を閉じるのに十分な時間で短時間に消勢される。この状
態により、ニードルバルブ部材60の閉じる油圧面を再
び加圧し、油圧面を閉じることになる(図8参照)。同
時に、インテンシファイヤースプールバルブ部材40が
油圧的に均衡がとられ、シート71を閉じるように(図
6の領域Aを参照)動き始める。しかし、ばね45が比
較的弱く、リリーフバルブ80の下側の圧力が予圧を与
えるのには不十分であるためにインテンシファイヤース
プールバルブ部材はゆっくりと動くことになる。インテ
ンシファイヤースプールバルブ部材が、シート71を閉
じるまで十分に動く前に、ソレノイドが再び励磁され、
ボール36が、再度シート73を閉じてシート72を再
び開くことになる。これにより、噴射に対し急激な開
始、すなわち「スクエア」となるように、バルブが開く
圧力よりも実質的に高い燃料圧でニードルバルブ部材6
0を再び開くことができる。同時に、インテンシファイ
ヤースプールバルブ部材40が方向を逆転し、完全に開
く位置に戻る。スプールバルブ部材40のわずかな動作
が図6の領域Aに見られる。従って、ボール36とニー
ドルバルブ部材60はソレノイド30の動作に対しかな
り素早く応答することができるので、ニードル制御バル
ブは、インテンシファイヤースプールバルブ部材が噴射
事象の開始時にシート71を閉じるように作用するより
も早く開閉できる。
【0020】噴射を終了させ、噴射器を次のサイクルの
ために燃料を補給できるように、ソレノイド30は消勢
される。これにより、ボール36がシート73を開きシ
ート72を閉じることになる。これは、ノズル出口17
を閉じるようにニードルバルブ部材60の閉じる油圧面
67に作用する加圧作動流体が、噴射に対し急激な終了
を行なうことを引き起こす。シート73を開くことによ
ってインテンシファイヤースプールバルブ部材40が油
圧的に再び均衡になり、圧力リリーフボール80(図6
参照)を持ち上げることによって得られた与圧の助けを
得て、圧縮ばね45が圧力リリーフボール80を上方に
動かし、シート71を閉じてシート70を開くことにな
る。この状態が発生している間、作動流体キャビティ9
内の作動流体が、最初に圧力リリーフ通路81を通って
排出され、最終的にはシート70が開くときに作動流体
ドレン4に流れる。シート70がドレン4を開くとき
に、ボール80がシートに戻る。これにより、インテン
シファイヤーピストン50とプランジャ53が、リター
ンスプリング54の作用を受けて引き込むことができ
る。燃料加圧チャンバ12内の燃料圧を下降させること
により、ボールチェック21が開くことになる。補給さ
れた燃料が、次の噴射事象のために、噴射器に流れ始め
る。
【0021】「傾斜−スクエア」噴射プロフィールが望
まれる場合には、噴射事象を通し、ソレノイド30に電
流を流れ続けさせる。ボールとスプールが、ソレノイド
30の初期の励磁のために動かされた後、ソレノイド電
流が保持電流に降下し、ソレノイドピンを同一位置に保
持し、さらにピン35をこの位置に保持するのにエネル
ギーが要求されないのでエネルギーを節約することがで
きる。段状のボアの段状の上部を使用することによって
インテンシファイヤーピストン50の動作において発生
したより遅い加速と遅れのために、初期の質量噴射量
が、所定のエンジン作動状態の間、排気エミッションを
改善するように、適切に上向きの勾配を形成する。従っ
て、この噴射器において、ソレノイドの単純な励磁およ
び消勢を行なうことにより、インテンシファイヤーピス
トンの段状の上部のために初期の噴射量に勾配を形成す
ることになり、直接ニードルバルブ部材制御特性のため
に噴射を急激に終了することになる。
【0022】本分野の当業者であれば、主噴射シーケン
スが開始された後に、圧力リリーフ通路81を作動流体
キャビティ9の全圧力に曝すだけで、ピストン50が作
動流体入口6の圧力に対して直接的な圧力接続を行なう
ように動かされた後に、圧力リリーフ通路81が重要に
なってくるだけであることがわかる。図4から図10で
は、様々な構成部品の位置と様々な噴射パラメータと
が、噴射事象の終了時を除いて、本発明のリリーフバル
ブを備えた状態か、もしくは備えていない状態で、図1
から図3に示した燃料噴射器において実質的に同一であ
ることを示す。図10は、圧力リリーフ通路とバルブを
有さない状態で、主噴射シーケンス後に、好ましくない
二次噴射が発生することを示す。図4と5が、噴射器へ
の電流が同一であり、制御ボール36の位置が同一であ
ることを表しているという事実にもかかわらず、この状
態が発生する。しかし、図4から図9は、いかに二次噴
射が発生するかを表す。図6は、リリーフバルブがない
状態で、リリーフバルブが含まれている場合よりも相当
遅い速度で、スプールバルブが開位置から閉位置に動く
ことを示す。このことは、図7では、高圧入口を開いた
ままにすることによって、作動流体キャビティ内の圧力
が共通レール圧以上に急上昇することを示しているので
重要である。これは、図9に示すように燃料圧の急上昇
を起こす原因になる。
【0023】ニードルバルブ部材60を開くことは、閉
じる油圧面67(作動流体)と開く油圧面63(燃料)
に作用する圧力差によって制御される。この差圧は、図
8と図9から得ることができ、リリーフバルブが存在し
ない場合に発生する圧力の上昇が短時間の好ましくない
二次噴射を発生させる原因となることを示す。本発明の
圧力解放手段を用いて、これがなければ二次噴射の原因
となる圧力スパイクの状態が、圧力リリーフ通路81を
介して排出され、スプールバルブ部材40の閉鎖をより
早く行なうことによって回避される。本分野の当業者で
あれば、図1から3に図示した噴射器は、作動流体キャ
ビティ9から圧力を逃がすための可能な1つの手段を示
しているが、図示したリリーフバルブ構造以外に異なる
バルブ構造でも圧力リリーフ通路81の開閉を行なうの
に用いることができることが理解できるであろう。例え
ば、スプールまたはポペットバルブを、図示したリリー
フバルブ80、リリーフピン82構造の代わりにでき
る。また、リリーフバルブは、図示した実施例に示すよ
うに油圧的に付勢されるのではなく機械的に閉位置に付
勢されることもできる。いずれにしろ、重要なことは、
本発明の噴射器は、噴射器内の圧力スパイクを消散した
り、圧力スパイクの状態を回避する手段を有することで
ある。
【0024】本発明の別の態様、目的および利点は、図
面、発明の開示および請求の範囲を研究することによっ
て得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関する燃料噴射器の断面側面図であ
る。
【図2】図1に示した燃料噴射器の上側部分の部分横断
側面図である。
【図3】図1に示した噴射器の下側部分の部分横断側面
図である。
【図4】単一の噴射事象にわたり、本発明を備えた状態
と備えていない状態の、構成成分の位置と噴射パラメー
タとのグラフである。
【図5】単一の噴射事象にわたり、本発明を備えた状態
と備えていない状態の、構成成分の位置と噴射パラメー
タとのグラフである。
【図6】単一の噴射事象にわたり、本発明を備えた状態
と備えていない状態の、構成成分の位置と噴射パラメー
タとのグラフである。
【図7】単一の噴射事象にわたり、本発明を備えた状態
と備えていない状態の、構成成分の位置と噴射パラメー
タとのグラフである。
【図8】単一の噴射事象にわたり、本発明を備えた状態
と備えていない状態の、構成成分の位置と噴射パラメー
タとのグラフである。
【図9】単一の噴射事象にわたり、本発明を備えた状態
と備えていない状態の、構成成分の位置と噴射パラメー
タとのグラフである。
【図10】単一の噴射事象にわたり、本発明を備えた状
態と備えていない状態の、構成成分の位置と噴射パラメ
ータとのグラフである。
【符号】
2 燃料噴射器 4 作動流体ドレン 5 噴射器本体 6 流体入口 9 作動流体ギャビティ 10、15 ボア 11 プランジャボア 12 燃料加圧チャンバ 14 ノズルチャンバ 17 ノズル出口 18 ニードル制御チャンバ 20 燃料入口 21 ボールチェック 24 燃料供給通路 30 ソレノイド 35 ピン 36 ボールバルブ部材 40 スプールバルブ部材 41 油圧面 50 インテンシファイヤーピストン 53 プランジャ 54 圧縮ばね 60 ニードルバルブ部材 63 開く油圧面 67 閉じる油圧面 80 リリーフボール 81 圧力リリーフ通路 82 リリーフピン 85、87 油圧面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 グレゴリー ダブリュー ヘフラー アメリカ合衆国 イリノイ州 61523 チ ラコシ ノース シクワイア コーヴ 20834

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動流体キャビティと、ニードル制御チ
    ャンバと、ノズルチャンバおよび該ノズルチャンバに対
    し開くノズル出口とを有する噴射器本体と、 前記ノズルチャンバ内の燃料を加圧するための、噴射器
    本体内の油圧手段と、 前記ノズル出口が開く開位置と前記ノズル出口が閉じる
    閉位置との間で、前記ノズルチャンバ内を往復運動する
    ように配置されており、前記ニードル制御チャンバ内の
    圧力に曝されると閉じる油圧面を含むようになっている
    ニードルバルブ部材と、 前記噴射器本体内に取り付けられており、前記ニードル
    制御チャンバが高圧流体源に対し開くオフ位置と、前記
    ニードル制御チャンバが低圧通路に対し開くオン位置と
    の間を可動なニードル制御バルブと、 前記作動流体キャビテイからの後噴射圧を逃がすため
    の、前記噴射器本体内の手段と、 が設けられている油圧作動式燃料噴射器。
  2. 【請求項2】 後噴射圧を逃がすための前記手段が、前
    記作動流体キャビティと低圧作動流体ドレンとの間を延
    びる圧力リリーフ通路を有する前記噴射器本体と、 前記圧力リリーフ通路が閉じる第1の位置と前記圧力リ
    リーフ通路が開く第2の位置とを有する、前記噴射器本
    体内に取り付けられたリリーフバルブと、 を含むことを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射器。
  3. 【請求項3】 前記リリーフバルブは、前記作動流体キ
    ャビティ内の圧力がしきい値圧力を越えるときに、前記
    第2の位置に油圧的に付勢されることを特徴とする請求
    項2に記載の燃料噴射器。
  4. 【請求項4】 前記リリーフバルブはリリーフボールを
    含んでおり、 前記圧力リリーフ通路の一部が前記リリーフボールのシ
    ートであることを特徴とする請求項2に記載の燃料噴射
    器。
  5. 【請求項5】 前記リリーフバルブは、前記作動流体入
    口の圧力に曝される一端部の油圧面と、前記リリーフボ
    ールと接触できる他端部とを備えたリリーフピンを含ん
    でおり、 前記リリーフボールは前記作動流体キャビティ内の圧力
    に曝される第2の油圧面を含んでいることを特徴とする
    請求項4に記載の燃料噴射器。
  6. 【請求項6】 前記噴射器本体はピストンボアを含んで
    おり、 前記作動流体キャビティは前記ピストンボアの一部を含
    み、 前記圧力リリーフ通路は前記ピストンボアの前記部分に
    対し開くようになっていることを特徴とする請求項2に
    記載の燃料噴射器。
  7. 【請求項7】 前記ニードルバルブ部材は、前記ノズル
    チャンバの圧力に曝されると開く油圧面を含んでおり、 前記閉じる油圧面と前記開く油圧面とは、前記ニードル
    制御チャンバが前記高圧流体源に対し開かれると前記閉
    位置に油圧的に付勢されるような大きさに構成されてい
    ることを特徴とする請求項6に記載の燃料噴射器。
  8. 【請求項8】 燃料を加圧するための前記油圧手段は、
    スプールバルブ部材を含んでおり、 該スプールバルブ部材が前記作動流体キャビティを作動
    流体入口に対し開く位置にあるときに、前記リリーフピ
    ンの一端部が前記スプールバルブ部材と接触するように
    なっていることを特徴とする請求項5に記載の燃料噴射
    器。
  9. 【請求項9】 燃料を加圧するための前記油圧手段は、
    作動流体制御バルブと作動流体入口を有する前記噴射器
    を含んでおり、 前記作動流体制御バルブは、ソレノイドに取り付けられ
    たピンを有し、低圧シートと高圧シートとを有する前記
    噴射器本体および前記低圧シートと前記高圧シートとの
    間に配置されたボールを含むようになっていることを特
    徴とする請求項2に記載の燃料噴射器。
  10. 【請求項10】前記作動流体制御バルブは、第1の位置
    と第2の位置との間を可動なスプールバルブ部材を含ん
    でおり、 前記スプールバルブ部材は、前記第1の位置にあるとき
    に、前記作動流体キャビティを前記作動流体入口に対し
    開き、前記作動流体ドレンを前記作動流体キャビティに
    対し閉じるようになっており、 前記スプールバルブ部材は、前記第2の位置にあるとき
    に前記作動流体キャビティを前記作動流体入口に対し閉
    じて、前記作動流体ドレンを前記作動流体キャビティに
    対し開くようになっており、 前記噴射器本体に配置されたばねを含んでいる、前記ス
    プールバルブ部材を前記第2の位置に付勢するための手
    段を含むようになっていることを特徴とする請求項9に
    記載の燃料噴射器。
  11. 【請求項11】前記噴射器本体は作動流体制御通路を含
    んでおり、 前記スプールバルブ部材は、前記作動流体制御通路内の
    圧力に曝される端部の油圧面を有しており、前記高圧シ
    ートは、前記作動流体制御通路と前記作動流体入口とを
    分離し、前記低圧シートは前記作動流体制御通路と低圧
    ドレン通路とを分離するようになっており、 前記スプールバルブ部材は、前記ボールが前記高圧シー
    ト内に着座すると前記第1の位置に油圧的に付勢され、
    前記作動流体制御通路は、前記低圧ドレン通路に対し開
    くようになっていることを特徴とする請求項10に記載
    の燃料噴射器。
JP9289535A 1996-10-22 1997-10-22 圧力スパイクリリーフバルブを備えた油圧作動式燃料噴射器 Withdrawn JPH10141174A (ja)

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