JPH10140748A - 太陽電池瓦及びその製造方法 - Google Patents

太陽電池瓦及びその製造方法

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JPH10140748A
JPH10140748A JP8294067A JP29406796A JPH10140748A JP H10140748 A JPH10140748 A JP H10140748A JP 8294067 A JP8294067 A JP 8294067A JP 29406796 A JP29406796 A JP 29406796A JP H10140748 A JPH10140748 A JP H10140748A
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JP
Japan
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solar cell
tile
layer
forming
base material
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JP8294067A
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English (en)
Inventor
Tomoshige Tsutao
友重 蔦尾
Yoichi Ikemoto
陽一 池本
Hiroshi Akamatsu
博 赤松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02SGENERATION OF ELECTRIC POWER BY CONVERSION OF INFRARED RADIATION, VISIBLE LIGHT OR ULTRAVIOLET LIGHT, e.g. USING PHOTOVOLTAIC [PV] MODULES
    • H02S20/00Supporting structures for PV modules
    • H02S20/20Supporting structures directly fixed to an immovable object
    • H02S20/22Supporting structures directly fixed to an immovable object specially adapted for buildings
    • H02S20/23Supporting structures directly fixed to an immovable object specially adapted for buildings specially adapted for roof structures
    • H02S20/25Roof tile elements
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/10Photovoltaic [PV]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Abstract

(57)【要約】 【課題】軽量であり、瓦基材にクラックが入りにくく、
長期にわたって優れた外観を有する、太陽電池が固設さ
れた太陽電池瓦及びその製造方法を提供する。 【解決手段】成形すべき太陽電池瓦を成形する凹部を有
する瓦成形型5の凹部内に、太陽電池11を表面を下方
に向けて設置する工程と、瓦成形型内の太陽電池の側面
の少なくとも表面側の周囲に、緻密層形成用スラリーを
流し込み、緻密層形成層121′を形成する工程と、そ
の緻密層形成層と太陽電池裏面上に、発泡層形成用スラ
リーを流し込み発泡層形成層122′を形成する工程
と、前記発泡層形成層上に前記緻密層形成用スラリーを
流し込み緻密層形成層123′を形成する工程と、前記
緻密層形成層及び発泡層形成層を一体硬化して瓦基材を
形成し脱型する工程とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は太陽電池瓦及びその
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】日当たりの良い家屋の屋根瓦上は、太陽
電池の有利な設置場所の一つである。しかしながら、家
屋の屋根瓦は、通常、傾斜した屋根に葺設されているの
で表面が傾斜しており、その上に太陽電池を設置するに
は、落下しないように適当な固定部材にて固定する必要
がある。従って、別部材としての固定部材を必要とする
上に、固定作業が煩雑であるという問題点がある。
【0003】この点に鑑み、従来、屋根瓦に直接太陽電
池を取り付けたものが種々提案されている。例えば、特
開平3─25146号公報には、ガラス製スレート瓦の
前部下面に太陽電池が一体に設けられたものが提案され
ているが、瓦が高価なものとなる上に、重く且つ破損し
易いという難点がある。
【0004】又、実開平4─28524号公報には、繊
維補強セメント製又は焼成粘土製の厚型瓦の表面の陥凹
部に太陽電池素子が収納され、接着剤にて固定されたも
のが提案され、実開昭61─194039号公報には、
屋根瓦本体に設けられた収納部内に太陽電池及び透明保
護板が嵌め込まれたものが提案されている。
【0005】しかしながら、日当りの良い屋根上では、
時間の経過とともに、接着剤が劣化したり、透明保護板
が反って外れたりし易いために、外観が悪くなったり、
甚だしい場合には、太陽電池素子が風雨に煽られて落下
し危険であるという問題点がある。
【0006】一方、機械的強度に優れた建築材用の原料
として、SiO2 ─Al2 3 系粉体及びアルカリ金属
珪酸塩を主成分とする硬化性無機質組成物が知られてお
り、例えば、特公平3─9060号公報には、電気集塵
の灰や仮焼ボーキサイトとアルカリ金属珪酸塩水溶液を
混合した含水無機成形材料が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この含
水無機成形材料を用いて、注型成形により、太陽電池を
埋め込んだ瓦を成形した場合、瓦基材の部分の成形後の
硬化収縮率が大きいためにクラックが入るという問題点
がある。
【0008】本発明は、軽量であって、瓦基材にクラッ
クが入りにくく、長期にわたって優れた外観を有する、
太陽電池が固設された太陽電池瓦及びその製造方法を提
供することを目的としてなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1記載の本
発明(以下、この発明のみを指す場合は本発明1とい
う)は、瓦基材に太陽電池が固設された太陽電池瓦の製
造方法であって、成形すべき太陽電池瓦を成形する凹部
を有する瓦成形型の凹部内に、太陽電池を表面を下方に
向けて設置する工程と、瓦成形型内の太陽電池の側面の
少なくとも表面側の周囲に、SiO2 ─Al2 3 系粉
体とアルカリ金属珪酸塩と水からなる緻密層形成用スラ
リーを流し込み、緻密層形成層を形成する工程と、その
緻密層形成層と太陽電池裏面上に、SiO2 ─Al2
3 系粉体とアルカリ金属珪酸塩と水と、発泡剤及び起泡
剤のうちの少なくとも1種とからなる発泡層形成用スラ
リーを流し込み、発泡層形成層を形成する工程と、前記
発泡層形成層上に前記緻密層形成用スラリーを流し込み
緻密層形成層を形成する工程と、前記緻密層形成層及び
発泡層形成層を一体硬化して瓦基材を形成し脱型する工
程とからなる太陽電池瓦の製造方法である。
【0010】本願の請求項2記載の本発明(以下、この
発明のみを指す場合は本発明2という)は、瓦基材に太
陽電池が固設された太陽電池瓦の製造方法であって、成
形すべき太陽電池瓦を成形する凹部を有する瓦成形型の
凹部内に、太陽電池を表面を下方に向けて設置する工程
と、瓦成形型内の太陽電池の側面及び裏面の周囲に、S
iO2 ─Al2 3 系粉体とアルカリ金属珪酸塩と水
と、発泡剤及び起泡剤のうちの少なくとも1種とからな
り、硬化後の瓦基材の比重が1.1〜1.4となる瓦基
材形成用スラリーを流し込み、瓦基材形成層を形成する
工程と、瓦基材形成層を硬化して瓦基材を形成し脱型す
る工程とからなる太陽電池瓦の製造方法である。
【0011】本願の請求項3記載の本発明(以下、この
発明のみを指す場合は本発明3という)は、前記スラリ
ーにおける、SiO2 ─Al2 3 系粉体100重量部
に対する、アルカリ金属珪酸塩の添加量が10〜80重
量部、水の添加量が10〜1,000重量部とされてい
る本発明1又は本発明2記載の太陽電池瓦の製造方法で
ある。
【0012】本願の請求項4記載の本発明(以下、この
発明のみを指す場合は本発明4という)は、前記発泡剤
が過酸化水素である本発明1又は本発明2記載の太陽電
池瓦の製造方法である。
【0013】本願の請求項5記載の本発明(以下、この
発明のみを指す場合は本発明5という)は、本発明1〜
本発明4のいずれかの太陽電池瓦の製造方法により得ら
れる太陽電池瓦。
【0014】本発明1において、緻密層形成用スラリー
としては、SiO2 ─Al2 3 系粉体とアルカリ金属
珪酸塩と水とからなるものが使用され、発泡層形成用ス
ラリーとしては、これらと、更に、発泡剤及び起泡剤の
うちの少なくとも1種とからなるものが使用される。S
iO2 ─Al2 3 系粉体としては、SiO2 /Al2
3 =1/9〜9/1(重量比)のものが好適に使用さ
れ、全体としてSiO2 とAl2 3 とを合わせて50
重量%以上含まれているものが好適に使用される。
【0015】このようなSiO2 ─Al2 3 系粉体と
しては、例えば、10μm以下の粒径のものを80重
量%以上含有するフライアッシュ、400〜1,00
0℃で焼成され、10μm以下の粒径のものを80重量
%含有するフライアッシュ、フライアッシュ又は粘土
を溶融し気体中に噴霧することによって得られる無機質
粉体、粘土に0.1〜30kwh/kgの機械的エネ
ルギーを作用させて得られる無機質粉体、の無機質
粉体を更に100〜750℃で加熱することによって得
られる無機質粉体、メタカオリンに0.1〜30kw
h/kgの機械的エネルギーを作用させて得られる無機
質粉体、コランダムあるいはムライト製造時の電気集
塵機の灰、粉砕仮焼ボーキサイト、メタカオリンか
ら選ばれる1種以上の粉体が挙げられる。
【0016】ここに、フライアッシュとは、JIS A
6201に規定される、微粉砕燃焼ボイラーから集塵
機で採取する微小な灰の粒子の、SiO2 40%以上、
湿分1%以下、比重1.95以上、比表面積2,700
cm2 /g以上、44μm標準ふるい75%以上通過す
るものである。
【0017】上記フライアッシュからのフライアッシ
ュを得る方法としては、従来公知の任意の方法が採用で
き、例えば、湿式沈降分級、風力分級、比重による分離
等通常行われている分級機、もしくはジェットミル、ロ
ールミル、ボールミル等の微粉砕機及び分級機と粉砕機
の連続システムを使用することにより可能である。粒径
10μm以下のフライアッシュが80重量%を下回ると
アルカリ金属珪酸塩水溶液との反応性が低下し、強度低
下を生じたり、硬化不良が生じるおそれがある。
【0018】フライアッシュは一般に黒色であるが、着
色を必要とする場合には焼成により脱色する。400℃
以上の温度での焼成で脱色可能であるが、1,000℃
を超える温度で焼成すると、アルカリ金属珪酸塩水溶液
との反応性が低下するので、のフライアッシュにおい
ては上記の温度範囲が好ましい。
【0019】の無機質粉体を得るために、フライアッ
シュ又は粘土を溶融したものを気体中に噴霧する方法と
しては、セラミックコーティングに使用される溶射技術
が応用される。この溶射技術は、好ましくは上記フライ
アッシュ及び粘土が2,000〜16,000℃の温度
で溶融され、30〜80m/sの速度で噴霧されるもの
であり、具体的には、フラズマ溶射法、高エネルギーガ
ス溶射法、アーク溶射法等が採用される。上記溶射技術
によって得られる反応性無機質粉体は、一般にその比表
面積が0.1〜60m2 /gにコントロールされる。
【0020】における粘土としては、化学組成とし
てSiO2 5〜85重量%、Al23 90〜10重量
%を含有する粘土が使用され、例えば、カオリナイト、
ディッカイト、ナクライト、ハロサイト等のカオリン鉱
物、白雲母、イライト、フェンジャナイト、海緑石、セ
ラドナイト、パラゴナイト、ブランマナイト等の雲母粘
土鉱物、モンモリドナイト、バイデライト、ノントロナ
イト、サボナイト、ソーコナイト等のスメクタイト、緑
泥石、パイフィライト、タルク、ばん土頁岩を使用する
ことができる。
【0021】乃至の無機質粉体を得る際の、機械的
エネルギーとは、圧縮力、剪断力、衝撃力を指し、これ
らは単独で作用させてもよいし、2種以上を複合させて
もよい。これらを作用させる機器としては、例えば、ボ
ールミル、振動ミル、遊星ミル、媒体攪拌型ミル、ロー
ラミル、乳鉢、ジェット粉砕装置等が挙げられる。
【0022】乃至の無機質粉体を得る原料としての
粘土又はメタカオリンは、特に限定されないが、機械エ
ネルギーを有効に作用させるには、その平均粒径が0.
01〜500μmのものが好ましく、更に好ましくは
0.1〜100μmのものである。
【0023】乃至の無機質粉体を得る原料としての
粘土又はメタカオリンに作用させる機械的エネルギー
は、小さすぎるとアルカリ金属珪酸塩水溶液との反応性
が低下し、大きすぎると粉砕装置への負荷が大きくな
り、装置の消耗や損傷が増大し、不純物が混入する問題
が発生するので、0.1〜30kwh/kgに限定さ
れ、1.0〜26kwh/kgであるのが好ましい。
【0024】粘土又はメタカオリンに機械的エネルギー
を作用させる際には、必要に応じて粉砕助剤が添加され
てもよい。粉砕助剤とは、機械エネルギーを作用させる
際に粘土又はメタカオリンの粉体が装置内部に付着した
り著しく凝集するのを防ぐものであって、例えば、メチ
ルアルコール、エチルアルコール等のアルコール類、ト
リエタノールアミン等のアルコールアミン類、ステアリ
ン酸ナトリウム、ステアリン酸カルシウム等の金属石鹸
類、アセトン蒸気等が挙げられる。これらは単独で使用
されてもよいし、2種以上が併用されてもよい。
【0025】の無機質粉体を得るには、の無機質粉
体を100〜750℃、好ましくは200〜600℃に
加熱して得られるが、これは加熱により、得られる硬化
体の機械的強度の向上が認められるためである。加熱温
度が100℃未満であると、得られる硬化体の機械強度
の向上が小さく、750℃を無機質粉体の結晶化が生
じ、アルカリ金属珪酸塩水溶液に対する反応性が低下す
る。加熱時間は、短くなると得られる硬化体の機械的強
度の向上が小さく、長くなるとエキルギーコストが増大
するので、1分〜5時間が好ましい。
【0026】又はの無機質粉体としては、特公平3
─9060号公報や特公平4─45471号公報に記載
されているものが使用される。の無機質粉体として
は、市販のメタカオリが使用される。
【0027】アルカリ金属珪酸塩としては、次式(1)
で表される化合物が好適に使用される。 M2 O・nSiO2 ・・・(1) 但し、式(1)中、Mは、K,Na,Liから選ばれる
1種以上の金属、nは有理数を表す。nの値は小さくな
ると、良好な外観の硬化体が得られず、大きくなるとゲ
ル化を生じ易くなるので、0.05〜8が好ましく、更
に好ましくは0.5〜2.5である。
【0028】アルカリ金属珪酸塩は、水溶液の状態で添
加されるのが好ましい。この場合の水溶液の濃度は、低
すぎるとSiO2 ─Al2 3 系粉体との反応性が低下
し易く、濃度が高すぎるとアルカリ金属の塩が生成し易
くなるので、10〜60重量%程度が好ましい。アルカ
リ金属珪酸塩は、そのまま加圧、加熱下で水に溶解して
もよいが、アルカリ金属珪酸塩水溶液に珪砂、珪石等の
SiO2 成分をnが所定値になるように加圧、加熱下で
添加しながら溶解してもよい。
【0029】アルカリ金属珪酸塩の添加量は、少なすぎ
るとSiO2 ─Al2 3 系粉体との反応性が低下し易
く、多すぎると得られる硬化体の耐水性が低下し易いの
で、SiO2 ─Al2 3 系粉体100重量部に対し
て、10〜80重量部が好ましく、更に好ましくは20
〜70重量部である。
【0030】水は、全添加量をアルカリ金属珪酸塩の水
溶液として添加されてもよいし、アルカリ金属珪酸塩水
溶液と、独立した水との両方の形態で添加されてもよ
い。水の添加量は、少なすぎると十分に硬化しにくく、
多すぎると得られる硬化体の強度が低下し易いので、S
iO2 ─Al2 3 系粉体100重量部に対して10〜
1,000が好ましく、更に好ましくは10〜750重
量部であり、特に好ましくは50〜500重量部であ
る。
【0031】緻密層形成スラリーは、JIS A 11
01の規定に準じたスランプ試験で、その値が50〜2
50mmになるように粘度調整を行うと、緻密層形成の
ための加熱処理が不要となるので好ましい。
【0032】発泡層形成スラリー中の発泡剤としては、
特に限定されることなく、例えば、Mg,Ca,Cr,
Mn,Fe,Co,Ni,Cu,Zn,Al,Ga,S
n,Si,フェロシリコン等の金属系粉体、過酸化水素
水、過酸化ナトリウム、過酸化カリウム、過ホウ酸ナト
リウム等の過酸化物系粉体等が使用される。
【0033】過酸化物系粉体の粒度は、小さすぎると分
散性が低下するとともに、急速発泡し易く、大きすぎる
反応性が低下し易いので、1〜200μmが好ましい。
発泡剤としては、コスト、安全性、入手のし易さ、混合
の容易さなどから、Alの金属粉体や過酸化水素水が特
に好ましい。発泡剤の添加量は、多すぎると得られる硬
化体の強度が低下し、ハンドリングがしにくくなるの
で、SiO2 ─Al2 3 系粉体100重量部に対して
5重量部以下が好ましい。
【0034】起泡剤としては、特に限定されることな
く、例えば、高級アルコール硫酸エステル塩、アルキル
エーテル硫酸エステル塩、芳香族誘導体スルホン酸塩、
イミダゾリン誘導体、脂肪族アミド、動物蛋白質等が使
用される。起泡剤の添加量は、多すぎると硬化不良を生
ずるので、SiO2 ─Al2 3系粉体100重量部に
対して10重量部以下が好ましい。
【0035】上記各スラリー中には、必要に応じて、無
機質充填材、補強繊維、軽量骨材、顔料、発泡助剤等を
添加することができる。
【0036】本発明1においては、瓦成形型内の太陽電
池の側面の表面側の周囲にのみ、緻密層形成用スラリー
を流し込んで緻密層形成層を形成してもよいし、側面の
全周囲に、緻密層形成用スラリーを流し込んで緻密層形
成層を形成してもよい。
【0037】本発明1において、スラリーは、例えば、
50〜100℃の雰囲気下で加熱処理を行うことによ
り、硬化して瓦基材を形成することができる。加熱処理
は、特に限定されることがないが、例えばオーブン等に
より行うことができる。
【0038】本発明2において、瓦基材形成用スラリー
としては、SiO2 ─Al2 3 系粉体とアルカリ金属
珪酸塩と水と、発泡剤及び起泡剤のうちの少なくとも1
種とからなり、硬化後の瓦基材の比重が1.1〜1.
4、好ましくは1.2〜1.3となるものが使用され
る。硬化後の瓦基材の比重が1.4を超えると、加熱硬
化により瓦基材内に発生する内部応力を緩和することが
できず、その大きな収縮により瓦基材にクラックが生じ
てしまい、1.1未満であると、内部空隙が多すぎて瓦
として必要な強度が不足してまう。
【0039】瓦基材形成用スラリー中のSiO2 ─Al
2 3 系粉体、アルカリ金属珪酸塩、水、発泡剤及び起
泡剤としては、前記と同様のものが使用される。
【0040】
【作用】本発明1の太陽電池瓦の製造方法は、成形すべ
き太陽電池瓦を成形する凹部を有する瓦成形型の凹部内
に、太陽電池を表面を下方に向けて設置する工程と、瓦
成形型内の太陽電池の側面の少なくとも表面側の周囲
に、SiO2 ─Al2 3系粉体とアルカリ金属珪酸塩
と水からなる緻密層形成用スラリーを流し込み緻密層形
成層を形成する工程と、その緻密層形成層と太陽電池裏
面上に、SiO2 ─Al2 3 系粉体とアルカリ金属珪
酸塩と水と、発泡剤及び起泡剤のうちの少なくとも1種
とからなる発泡層形成用スラリーを流し込み発泡層形成
層を形成する工程と、前記発泡層形成層の裏面上に前記
緻密層形成用スラリーを流し込み、緻密層形成層を形成
する工程と、前記緻密層形成層及び発泡層形成層を一体
硬化して瓦基材を形成し脱型する工程ことにより、太陽
電池の側面の少なくとも表面側の周囲に表面緻密層が形
成され、その表面緻密層及び太陽電池の裏面に発泡層が
形成され、発泡層の裏面に裏面緻密層が形成され、一体
硬化された表面緻密層と発泡層とからなる瓦基材の表面
の凹部内に太陽電池が固設された太陽電池瓦を得ること
ができる。
【0041】得られた太陽電池瓦は、発泡層があるので
軽量であり、表面緻密層の収縮力を発泡層が吸収するの
で瓦基材にクラックが入りにくく、長期にわたって優れ
た外観を有しており、太陽電池が固設された状態を維持
することができる。
【0042】本発明2の太陽電池瓦の製造方法は、成形
すべき太陽電池瓦を成形する凹部を有する瓦成形型の凹
部内に、太陽電池を表面を下方に向けて設置する工程
と、瓦成形型内の太陽電池の側面及び裏面の周囲に、S
iO2 ─Al2 3 系粉体とアルカリ金属珪酸塩と水
と、発泡剤及び起泡剤のうちの少なくとも1種とからな
り、硬化後の瓦基材の比重が1.1〜1.4となる瓦基
材形成用スラリーを流し込み、瓦基材形成層を形成する
工程と、瓦基材形成層を硬化して瓦基材を形成し脱型す
る工程とからなることにより、太陽電池の側面及び裏面
の周囲に適度な比重を有する瓦基材が形成され、その瓦
基材の表面の凹部内に太陽電池が固設された太陽電池瓦
を得ることができる。
【0043】得られた太陽電池瓦は、瓦基材の比重が
1.1〜1.4であるので軽量であり、瓦基材が加熱硬
化により発生する内部応力を緩和することができるの
で、クラックが生じることがなく、又、内部空隙は少な
くて瓦として必要な強度を備えている。従って、軽量で
あり、長期間使用しても、長期にわたって優れた外観を
備えており、太陽電池が固設された状態を維持すること
ができる。
【0044】本発明3の太陽電池瓦の製造方法は、本発
明1又は本発明2において、前記スラリーにおける、S
iO2 ─Al2 3 系粉体100重量部に対する、アル
カリ金属珪酸塩の添加量が10〜80重量部、水の添加
量が10〜1,000重量部とされていることにより、
SiO2 ─Al2 3 系粉体とアルカリ金属珪酸塩の反
応性に優れており、且つ、瓦基材の強度が優れている。
【0045】本発明4の太陽電池瓦の製造方法は、本発
明1又は本発明2において、前記発泡剤が過酸化水素で
あることにより、SiO2 ─Al2 3 系粉体とアルカ
リ金属珪酸塩の反応性に優れており、且つ、瓦基材の強
度が優れている。
【0046】本発明5の太陽電池瓦は、本発明1乃至本
発明5の太陽電池瓦の製造方法により得られることによ
り、軽量であり、瓦基材にクラックが入りにくく、長期
にわたって優れた外観を備えており、太陽電池が固設さ
れた状態を維持することができる。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1〜図4は、本発明の太陽電池
瓦の製造方法の一例の製造工程を順次説明する説明図で
ある。まず、第1工程において、図1に示すように、型
枠3内に瓦成形型5を設置する。瓦成形型5は、成形す
べき太陽電池瓦を形成するための凹部51を有してい
る。
【0048】11は太陽電池であって、瓦成形型5の凹
部51の内形よりも小さい外形を有する板状体である。
瓦成形型5の凹部51の略中央部に、太陽電池11を表
面を下方に向けて設置する。
【0049】次に、第2工程において、図2に示すよう
に、瓦成形型5内の太陽電池11の側面であって表面側
半分の周囲に、緻密層形成用スラリーを流し込み、表面
緻密層形成層121′を形成する。
【0050】第3工程にいて、図3に示すように、表面
緻密層形成層121′と、太陽電池11の側面であって
表面側半分の周囲及び裏面上に、発泡層形成用スラリー
を流し込み、発泡層形成層122′を形成する。
【0051】第4工程におてい、図4に示すように、発
泡層形成層122′の上に、SiO 2 ─Al2 3 系粉
体とアルカリ金属珪酸塩と水からなる緻密層形成用スラ
リーを流し込み、裏面緻密層形成層123′を形成す
る。型枠3上に上型4を被せる。
【0052】最終工程において、型枠3に上型4を被せ
たまま図示しないオーブン中に導入して加熱処理して、
緻密層形成層121′,123′及び発泡層形成層12
2′を一体硬化して瓦基材を形成する。しかる後、脱型
して、図5又は図6に示すように、太陽電池11の側面
の表面側部分の周囲に表面緻密層121が形成され、そ
の表面緻密層121の裏面、太陽電池11の側面の裏面
側部分及び裏面に発泡層122が形成され、その発泡層
122の裏面に裏面緻密層123が形成されるようにし
て、一体硬化された表面緻密層121と発泡層122と
裏面緻密層123からなる瓦基材12の表面の凹部内に
太陽電池11が固設された太陽電池瓦2を得る。
【0053】図7及び図8は、本発明の太陽電池瓦の製
造方法の別の例の製造工程を順次説明する説明図であ
る。まず、第1工程において、図7に示すように、型枠
3内に設置した瓦成形型5の凹部51の略中央部に、太
陽電池21を表面を下方に向けて設置する。
【0054】次に、第2工程において、図8に示すよう
に、瓦成形型5内の太陽電池21の側面及び裏面の周囲
に、瓦基材形成用スラリーを流し込み、瓦基材形成層2
2′を形成する。型枠3の上に上型4を被せる。
【0055】最終工程において、型枠3の上に上型4を
被せたまま図示しないオーブン中に導入して加熱処理し
て、瓦基材形成層22′を硬化して瓦基材を形成する。
しかる後、脱型して、図9に示すように、太陽電池21
の側面及び裏面周囲に瓦基材22が形成されるようにし
て、瓦基材22の表面の凹部内に太陽電池21が固設さ
れた太陽電池瓦2を得る。
【0056】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。実施例1〜6 (1)SiO2 ─Al2 3 系粉体の調製 SiO2 ─Al2 3 系粉体 フライアッシュ(関電化工社製、平均粒径20μm:J
IS A 6201に準ずる)を分球機(日清エンジニ
アリング社製、型式:TC15)により分球し粒径が1
0μm以下の粉体を100重量%含有するSiO2 ─A
2 3 系粉体を調製した。
【0057】 SiO2 ─Al2 3 系粉体 カオリン(組成SiO2 45.7%、Al2 3 38.
3%、平均粒径5μm、BET比表面積5.8m2
g)を3,000℃で溶融後、80m/sの速度で大気
中に噴霧して、平均粒径5μm、比表面積9.5m2
gのSiO2 ─Al2 3 系粉体を調製した。
【0058】(2)アルカリ金属珪酸塩水溶液の調製 1K珪酸カリウム水溶液(日本化学工業社製)、水を用
いて、表1に示すアルカリ金属珪酸塩水溶液を調製し
た。
【0059】
【表1】
【0060】(3)過酸化水素水 過酸化水素水としては、濃度35%のもの(三菱瓦斯化
学社製)を濃度3%に希釈したものを用いた。
【0061】(4)発泡助剤 発泡助剤としては、ステアリン酸亜鉛(堺化学工業社
製、商品名「SZ2000」)を用いた。
【0062】(5)スラリーの調製 緻密層形成用スラリー オムニミキサー(千代田技研工業社製)を用いて、表2
に示す添加量の、SiO2 ─Al2 3 系粉体又は
、アルカリ金属珪酸塩水溶液と水を加えて2分間混合
した後、各緻密層形成用スラリーを調製した。
【0063】 発泡層形成用スラリーの調製 オムニミキサー(千代田技研工業社製)を用いて、表2
に示す添加量の、SiO2 ─Al2 3 系粉体又は
、アルカリ金属珪酸塩水溶液と水を加えて2分間混合
し、過酸化水素水と発泡助剤とを加えて30秒間混合し
て、各緻密層形成用スラリーを調製した。
【0064】(6)太陽電池瓦の作製 図1〜図4を参照して説明した第1工程〜最終工程の製
造工程のとおりに、瓦成形型5内に設置した太陽電池1
1の周りに、各スラリーを流し込んだ後、各層を一体硬
化して、図5に示すような、一体硬化された表面緻密層
121と発泡層122と裏面緻密層123からなる瓦基
材12の表面の凹部内に太陽電池11が固設された太陽
電池瓦1を作製した。
【0065】(7)太陽電池瓦の評価 曲げ強度 縦150mm×横50mm×高さ10mmの凹部を有す
るゴム型内に、太陽電池を設置することなく、図1〜図
4を参照して説明した第1工程〜最終工程の製造工程に
準じて、各スラリーを流し込んで、一体硬化された表面
緻密層121と発泡層122と裏面緻密層123からな
る瓦基材12からなる縦150mm×横50mm×高さ
10mmの試験片を得て、JIS A 5423に準じ
て、これをオートグラフによる3点曲げ試験法により曲
げ強度を測定した。
【0066】 成形後外観評価 得られた太陽電池瓦の表面のクラック発生の有無を観察
した。クラックの発生のないものを○、発生のあるもの
を×とした。 乾燥後の外観評価 得られた太陽電池瓦を50℃にて24時間乾燥処理後の
表面のクラック発生の有無を観察した。クラックの発生
のないものを○、発生のあるものを×とした。これらの
評価結果を表2に示す。
【0067】
【表2】
【0068】比較例1〜6 表3に示す添加量の緻密層形成用スラリーのみを用いた
こと以外は、実施例と同様にして太陽電池瓦を得た。実
施例1〜6と同様の評価結果を表3に併せて示す。
【0069】
【表3】
【0070】実施例7〜12、比較例7〜14 (1)〜(5)については実施例1〜6と同様である。 (6)瓦基材形成用スラリーの調製 オムニミキサー(千代田技研工業社製)を用いて、表
4、表5に示す添加量の、SiO2 ─Al2 3 系粉体
又は、アルカリ金属珪酸塩水溶液を2分間混合した
後、水と過酸化水素水と発泡助剤とを加えて30秒間混
合して、各瓦基材形成用スラリーを調製した。
【0071】(7)太陽電池瓦の作製 図7、図8を参照して説明した第1工程〜最終工程の製
造工程のとおりに、瓦成形型4内に設置した太陽電池の
周りに、スラリーを流し込んだ後硬化して、図9に示す
ような、瓦基材22の表面の凹部内に太陽電池21が固
設された太陽電池瓦2を作製した。
【0072】(8)太陽電池瓦の評価 曲げ強度 縦150mm×横50mm×高さ10mmの凹部を有す
るゴム型内に、太陽電池を設置することなく、図7、図
8を参照して説明した第1工程〜最終工程の製造工程に
準じて、スラリーを流し込んで硬化された瓦基材12か
らなる縦150mm×横50mm×高さ10mmの試験
片を得て、JIS A 5423に準じて、これをオー
トグラフによる3点曲げ試験法により曲げ強度を測定し
た。
【0073】 成形後外観評価:実施例1〜6と同様
である。 乾燥後の外観評価:実施例1〜6と同様である。 これらの評価結果を表4、表5に示す。
【0074】
【表4】
【0075】
【表5】
【0076】
【発明の効果】本発明1,2の太陽電池瓦の製造方法
は、上記のようにされているので、軽量であり、瓦基材
にクラックが入りにくく、長期にわたって優れた外観を
有し、太陽電池瓦が固設された太陽電池瓦を製造するこ
とができる。
【0077】本発明3,4の太陽電池瓦の製造方法は、
上記のようにされているので、更に瓦基材の強度に優れ
た太陽電池瓦を製造することができる。本発明5の太陽
電池瓦は、上記のようにされているので、軽量であり、
瓦基材にクラックが入りにくく、長期にわたって優れた
外観を有している。
【0078】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の太陽電池瓦の製造方法の一例の第1工
程を説明する断面図である。
【図2】本発明の太陽電池瓦の製造方法の一例の第2工
程を説明する断面図である。
【図3】本発明の太陽電池瓦の製造方法の一例の一例の
第3工程を説明する断面図である。
【図4】本発明の太陽電池瓦の製造方法の一例の一例の
第4工程を説明する断面図である。
【図5】本発明の太陽電池瓦の製造方法により得られた
太陽電池瓦の一例を示す断面図である。
【図6】本発明の太陽電池瓦の製造方法により得られた
太陽電池瓦の別の例を示す断面図である。
【図7】本発明の太陽電池瓦の製造方法の別の例の第1
工程を説明する断面図である。
【図8】本発明の太陽電池瓦の製造方法の別の例の第2
工程を説明する断面図である。
【図9】本発明の太陽電池瓦の製造方法により得られた
太陽電池瓦の更に別の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1,2 太陽電池瓦 3 型枠 4 上型 5 瓦成形型 11,21 太陽電池 12,22 瓦基材 12′,22′ 瓦基材形成層 51 凹部 121,123 緻密層 122 発泡層 121′,123′ 緻密層形成層 122′ 発泡層形成層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 瓦基材に太陽電池が固設された太陽電池
    瓦の製造方法であって、成形すべき太陽電池瓦を成形す
    る凹部を有する瓦成形型の凹部内に、太陽電池を表面を
    下方に向けて設置する工程と、瓦成形型内の太陽電池の
    側面の少なくとも表面側の周囲に、SiO2 ─Al2
    3 系粉体とアルカリ金属珪酸塩と水からなる緻密層形成
    用スラリーを流し込み、緻密層形成層を形成する工程
    と、その緻密層形成層と太陽電池裏面上に、SiO2
    Al2 3 系粉体とアルカリ金属珪酸塩と水と、発泡剤
    及び起泡剤のうちの少なくとも1種とからなる発泡層形
    成用スラリーを流し込み、発泡層形成層を形成する工程
    と、前記発泡層形成層上に前記緻密層形成用スラリーを
    流し込み緻密層形成層を形成する工程と、前記緻密層形
    成層及び発泡層形成層を一体硬化して瓦基材を形成し脱
    型する工程とからなることを特徴とする太陽電池瓦の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 瓦基材に太陽電池が固設された太陽電池
    瓦の製造方法であって、成形すべき太陽電池瓦を成形す
    る凹部を有する瓦成形型の凹部内に、太陽電池を表面を
    下方に向けて設置する工程と、瓦成形型内の太陽電池の
    側面及び裏面の周囲に、SiO2 ─Al2 3 系粉体と
    アルカリ金属珪酸塩と水と、発泡剤及び起泡剤のうちの
    少なくとも1種とからなり、硬化後の瓦基材の比重が
    1.1〜1.4となる瓦基材形成用スラリーを流し込
    み、瓦基材形成層を形成する工程と、瓦基材形成層を硬
    化して瓦基材を形成し脱型する工程とからなることを特
    徴とする太陽電池瓦の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記スラリーにおける、SiO2 ─Al
    2 3 系粉体100重量部に対する、アルカリ金属珪酸
    塩の添加量が10〜80重量部、水の添加量が10〜
    1,000重量部とされていることを特徴とする請求項
    1又は請求項2記載の太陽電池瓦の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記発泡剤が過酸化水素であることを特
    徴とする請求項1又は請求項2記載の太陽電池瓦の製造
    方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか1項記
    載の太陽電池瓦の製造方法により得られる太陽電池瓦。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013506982A (ja) * 2009-10-02 2013-02-28 シーカ・テクノロジー・アーゲー 太陽電池を備えた膜

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