JPH10140208A - 抽出脱脂工程を含む燒結成形体製造用組成物及びそれを用いる焼結成形体の製造方法 - Google Patents

抽出脱脂工程を含む燒結成形体製造用組成物及びそれを用いる焼結成形体の製造方法

Info

Publication number
JPH10140208A
JPH10140208A JP8307076A JP30707696A JPH10140208A JP H10140208 A JPH10140208 A JP H10140208A JP 8307076 A JP8307076 A JP 8307076A JP 30707696 A JP30707696 A JP 30707696A JP H10140208 A JPH10140208 A JP H10140208A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
producing
water
degreasing
sintered
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8307076A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3822293B2 (ja
Inventor
Akira Fusamoto
章 房本
Yoshimitsu Sagawa
喜光 寒川
Seiji Takamori
清次 高森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Kogyo KK
Polyplastics Co Ltd
Original Assignee
Taisei Kogyo KK
Polyplastics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Kogyo KK, Polyplastics Co Ltd filed Critical Taisei Kogyo KK
Priority to JP30707696A priority Critical patent/JP3822293B2/ja
Publication of JPH10140208A publication Critical patent/JPH10140208A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3822293B2 publication Critical patent/JP3822293B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 グリーン成形体の脱脂工程を短時間で効率的
に行え、しかも加熱脱脂工程で成形体にひび割れ、膨
れ、変形等を生ずることがなく、また寸法精度が高く、
均質な燒結成形体が得られる燒結成形体製造用組成物、
及びそれを用いる焼結成形体の製造方法を提供すること 【解決手段】 焼結可能な粉体並びにバインダー成分と
してポリアセタール樹脂(A)及び融点もしくは軟化点
が30℃以上の水溶性又は親水性溶剤可溶性の有機化合
物(B)、例えばポリエチレングリコール、メチルセル
ロース等、更には任意に加熱脱脂可能な樹脂(C)を含
むことを特徴とする水又は親水性溶剤による抽出脱脂工
程を含む燒結成形体製造用組成物、および前記組成物を
成形し、得られたグリーン成形体と水又は親水性溶剤を
接触させて前記グリーン成形体から水溶性又は親水性溶
剤可溶性の有機化合物(B)を抽出脱脂し、次いで焼結
可能な粉体以外の残余の成分を加熱により除去し、更に
焼結可能な粉体を焼結させることを特徴とする焼結成形
体の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は燒結成形体製造用組
成物、更にはそれを用いる燒結成形体の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】精密な燒結成形体や形状が複雑な燒結成
形体は、一般に、燒結可能な粉体を利用して以下の方法
により製造される。即ち、まず燒結可能な粉体とバイン
ダーとを加熱混練後冷却し、成形用材料を造粒する。次
いでこれを射出成形してグリーン成形体を製造し、該グ
リーン成形体を脱脂工程に付してバインダー成分を除
き、続いてこれを燒結する。これらの内、脱脂工程はグ
リーン成形体中からバインダーを除去する目的で行われ
る。また、ひび割れ、膨れ、変形等の欠陥のない品質の
良好な燒結成形体を製造するための最も重要な工程であ
る。
【0003】脱脂工程には、グリーン成形体を加熱して
バインダーを加熱分解しガス化して除去する加熱脱脂方
法や、グリーン成形体を溶媒処理して可溶性バインダー
成分を溶出除去した後、残りのバインダーを加熱分解し
てガス化して除去する方法がある。
【0004】この内、加熱脱脂方法は、グリーン成形体
の表面からバインダーの分解ガスが発散するかあるいは
バインダーが滲み出して気化するのみであり、加熱昇温
速度を速くしてグリーン成形体中のバインダーの熱分解
及びガス化を短時間に集中して行うと、中心部で加熱分
解で生成したガスがスムーズに表面に移行できず、成形
体内部に圧がかかり、成形体にひび割れや膨れが生ずる
ことがある。このため、迅速な加熱を避け、このような
問題が生じない温度条件下で長時間加熱して脱脂を行な
わなければならない。特に、燒結成形体製造用組成物に
含まれる燒結可能な粉体が、粒径が小さく比表面積が大
きい粒体の場合には、グリーン成形体を製造する際の成
形用材料の加熱流動性が安定するように、バインダーの
配合量を多くする必要がある。従ってこのような粒体か
らなる燒結成形体製造用組成物を使用した場合の脱脂工
程は、多量に含まれるバインダーを除去するために、加
熱工程を多段階にする等の工夫が必要になる。また、加
熱による脱脂工程においてひび割れや膨れが生ずるおそ
れがないものであっても、燒結成形体製造用組成物に含
まれる燒結可能な粉体が比重の高い金属粉体や球状粉体
である場合には、加熱脱脂工程で成形体に変形が生ずる
ことが多い。従ってこの場合にも脱脂の際の昇温速度を
遅くする必要がある。従って、バインダーの除去を容易
にするため、バインダーに昇華性物質を添加する方法が
ある。しかし、昇華性物質を添加したものは、グリーン
成形体を製造する際の成形用材料の混練の際やグリーン
成形体の射出成形の際に昇華性物質が昇華し、グリーン
成形体の製造時のスプルー・ランナー部の再生が困難に
なる。
【0005】一方、グリーン成形体を溶媒処理して溶媒
に可溶なバインダー成分を溶出除去した後、残りのバイ
ンダー成分を加熱分解しガス化して除去する方法は、溶
媒処理によってグリーン成形体中に空隙が生じ、これを
通り道として加熱による残りのバインダーの熱分解及び
ガス化をスムーズに行なうものである。これにより加熱
脱脂工程でのグリーン成形体のひび割れ、膨れ、変形等
をある程度回避することができる。しかし、現在使用さ
れているバインダーは、鉱油、脂肪酸系油、天然油等の
液体原料を多量に含むため、グリーン成形体中からこれ
らの油成分が滲み出すことが多い。特に長期間保存した
グリーン成形体は油成分の滲み出しがより激しい。従っ
て、グリーン成形体の表面に滲み出した油成分によって
溶媒処理による脱脂の際にひび割れや膨れが発生する場
合がある。また、バインダー中の可塑剤や滑剤を沸騰水
によって溶出させる方法がある。しかし、グリーン成形
体の成形用材料の安定性の維持、成形用材料の射出成形
時の加熱流動性の維持、グリーン成形体の強度の維持等
の点から、可塑剤や滑剤の配合量を多くするには限度が
ある。更に、水溶性熱可塑性有機ポリマーと水に不溶の
熱可塑性有機ポリマーとを含む有機バインダーを使用
し、成形体と水を接触させて前者を抽出する方法がある
(特公平2−101101号公報)。しかし、ここで記
載されているバインダーの組み合わせでは、その後の残
りの有機バインダーを加熱除去する脱脂工程において、
成形体の変形を十分に防止することが出来ない。
【0006】なお、特開平2−145704号公報、特
開平3ー199302号公報、成形加工シンポジア’9
3,p225等にはポリアセタール樹脂とポリエチレン
グリコールを含むバインダー組成物が記載されている
が、これらは加熱脱脂を対象としたものであり、溶媒抽
出による脱脂工程については、触れられていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、グリ
ーン成形体の脱脂工程を短時間で効率的に行え、しかも
加熱脱脂工程で成形体にひび割れ、膨れ、変形等を生ず
ることがなく、また寸法精度が高く、均質な燒結成形体
が得られる燒結成形体製造用組成物、及びそれを用いる
焼結成形体の製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明の第一に
よれば、焼結可能な粉体並びにバインダー成分としてポ
リアセタール樹脂(A)及び融点もしくは軟化点が30
℃以上の水溶性又は親水性溶剤可溶性の有機化合物
(B)を含むことを特徴とする水又は親水性溶剤による
抽出脱脂工程を含む燒結成形体製造用組成物(以下、単
に「燒結成形体製造用組成物」と略す。)が提供され
る。また本発明の第二によれば、バインダー成分とし
て、更に加熱脱脂可能な樹脂(C)を含む前記燒結成形
体製造用組成物が提供される。更に本発明の第三によれ
ば、前記焼結成形体製造用組成物を成形し、得られたグ
リーン成形体と水又は親水性溶剤を接触させて前記グリ
ーン成形体から水溶性又は親水性溶剤可溶性の有機化合
物(B)を抽出脱脂し、次いで焼結可能な粉体以外の残
余の成分を加熱により除去し、更に焼結可能な粉体を焼
結させることを特徴とする焼結成形体の製造方法が提供
される。以下、本発明を詳しく説明する。
【0009】
【発明の実施の形態】
(燒結成形体製造用組成物)本発明の第一である燒結成
形体製造用組成物は、水又は親水性溶剤による抽出脱脂
工程を含む方法による焼結成形体の製造用として用いら
れるものであり、焼結可能な粉体並びにバインダー成分
としてポリアセタール樹脂(A)及び融点もしくは軟化
点が30℃以上の水溶性又は親水性溶剤可溶性の有機化
合物(B)とを含むことを特徴とする。ここで親水性溶
剤とは、水と実質的に任意の割合で溶解しうる溶剤を意
味し、例えばメタノール、エタノール等のアルコール
類、アセトン等のケトン類が挙げられる。
【0010】前記燒結成形体製造用組成物のバインダー
成分を構成するポリアセタール樹脂(A)としては、オ
キシメチレン基(−CH2O−)を主たる構成単位とす
る高分子化合物であればよく、ポリオキシメチレンホモ
ポリマー、オキシメチレン以外に他の構成単位を含有す
るコポリマー、ターポリマー、ブロックコポリマーの何
れも使用することができる。また分子が線状のみなら
ず、分岐、架橋構造を有するものであってもよい。前記
他の構成単位となるコモノマーとしては、エチレンオキ
シド、1,2−プロピレンオキシド、1,2−ブチレン
オキシド、1,3−ブチレンオキシド、1,3−ジオキ
サン、1,3−ジオキソラン、ジオキセパン等が例示で
きる。本発明において、バインダー成分としてポリアセ
タール樹脂(A)を用いることにより、グリーン成形体
の変形、水又は親水性溶剤による抽出脱脂時の変形、更
にはこれに続く加熱脱脂時の成形体の熱変形を小さくす
ることができると共に、カーボン等の残渣が残らない優
れた焼結成形体を得ることができる。
【0011】前記焼結成形体製造用組成物のバインダー
成分を構成する融点もしくは軟化点が30℃以上の水溶
性又は親水性溶剤可溶性の有機化合物(B)としては、
好ましくは融点もしくは軟化点が40℃以上、更に好ま
しくは融点もしくは軟化点が50℃以上のものであり、
例えばポリエチレンオキサイド、ポリエチレングリコー
ル、メチルセルロース、カルボキシルメチルセルロー
ス、ポリアクリルアミドの金属塩、ポリアクリル酸の金
属塩又はポリメタクリル酸の金属塩が挙げられ、好まし
くはポリエチレングリコールであり、中でも重合度が1
800以上、特に重合度が2000〜5000のポリエ
チレングリコールが好ましい。なお、前記金属塩を構成
する金属としてはカリウム、ナトリウム等のアルカリ金
属、カルシウム、バリウム等のアルカリ土類金属、亜鉛
等が挙げられる。
【0012】本発明の第二である燒結成形体製造用組成
物は、バインダー成分としてポリアセタール樹脂(A)
と融点もしくは軟化点が30℃以上の水溶性又は親水性
溶剤可溶性の有機化合物(B)の他に、更に加熱脱脂可
能な樹脂(C)を含むことを特徴とする。
【0013】前記加熱脱脂可能な樹脂(C)は、後記の
ように焼結成形体製造用組成物から得られるグリーン成
形体と水又は親水性溶剤を接触させ、前記グリーン成形
体から水溶性又は親水性溶剤可溶性の有機化合物(B)
を抽出したのち、加熱によりポリアセタール樹脂(A)
及び残余している場合は水溶性又は親水性溶剤可溶性の
有機化合物(B)成分と共に、成形体から除くことがで
きる樹脂である。このような加熱脱脂可能な樹脂(C)
は、ポリアセタール樹脂(A)と水溶性又は親水性溶剤
可溶性の有機化合物(B)の双方と親和性を有するもの
から選ばれる。ここで、親和性を有するとは、溶融混
練によりポリアセタール樹脂(A)、水溶性又は親水性
溶剤可溶性の有機化合物(B)及び加熱脱脂可能な樹脂
(C)から前段階のバインダー組成物を製造する際、あ
るいは前記バインダー組成物と焼結可能な粉体とを配
合し溶融混練して本発明の焼結成形体製造用組成物を製
造する際、あるいは焼結可能な粉体及びバインダーの
各成分を一括して配合し、本発明の焼結成形体製造用組
成物を製造する際、ポリアセタール樹脂(A)及び水溶
性又は親水性溶剤可溶性の有機化合物(B)から加熱脱
脂可能な樹脂(C)が実質的に相分離しないことを指
す。相分離を起こす樹脂を用いると、グリーン成形体の
成形性が悪く、また均一な焼結成形体が得られない。
【0014】前記加熱脱脂可能な樹脂(C)としては、
例えばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロ
ピレン共重合体等のポリオレフィン樹脂、変性ポリオレ
フィン樹脂、ポリスチレン、ポリビニルブチラール、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、ポリメチルメタクリレー
ト又はポリブチルメタクリレート等を挙げることができ
る。
【0015】前記変性ポリオレフィン樹脂は広い概念を
有し、芳香族基又は極性基の導入によって変性させたオ
レフィン系重合体であって、例えば以下に説明するよう
な共重合、グラフト共重合等によって得られる種々の重
合体が例示できる。 (1)オレフィン(及びこれを共重合可能なモノマー)と
グリシジル基を具備する不飽和化合物、例えばグリシジ
ルメタクリレート等のα,β−不飽和酸のグリシジルエ
ステルとの共重合体で、例えばエチレン−グリシジルメ
タクリレート共重合体、(2)ポリエチレン、ポリプロピ
レン、エチレン−プロピレン共重合体等のオレフィン重
合体に、ビニル系重合体、例えばポリメチルメタクリレ
ート、ポリスチレン又はポリスチレンを主体とする共重
合体等を、分岐又は架橋構造的に化学結合させた共重合
体、(3)α−オレフィンと不飽和化合物、例えばα,β
−不飽和酸のグリシジルエステルとの共重合体に対し
て、該重合体と共重合可能な他のモノマー、例えばアク
リロニトリル、スチレン、メタクリル酸メチル、アクリ
ル酸メチル、メタクリル酸等のモノマーの1種以上、又
はこれらのモノマーからなるビニル系(共)重合体、例
えばポリメタクリル酸メチル、ポリスチレン、ポリアク
リロニトリル、アクリロニトリル−スチレン共重合体等
をグラフト重合等により共重合したもの、例えば、エチ
レン−グリシジルメタクリレート共重合体にアクリロニ
トリル−スチレン共重合体、ポリメタクリル酸メチル、
ポリスチレン等をグラフト重合させたもの、(4)オレフ
ィンの単独重合体、オレフィンの共重合体、オレフィン
と他のビニル系モノマー例えばジエン化合物、α,β−
不飽和酸又はそのエステル等の誘導体、又はビニル化合
物等とを共重合したオレフィンを主体とする共重合体等
からなるオレフィン系重合体に対して、水酸基を具備す
る不飽和化合物を反応させて得られる水酸基変性オレフ
ィン重合体、(5)オレフィンの単独重合体、オレフィン
の共重合体、オレフィンと他のビニル系モノマー、例え
ばジエン化合物、α,β−不飽和酸又はそのエステル等
の誘導体等とを共重合したオレフィンを主体とする共重
合体、等からなるオレフィン系重合体に、不飽和カルボ
ン酸又はその誘導体、例えばマレイン酸、フマル酸等の
不飽和ジカルボン酸又はそれらの無水物、アクリル酸、
又はメタクリル酸等の不飽和カルボン酸又はそれらのエ
ステルをグラフト重合等により共重合させたもの、(6)
オレフィン系重合体と、エーテル系重合体、例えばポリ
エチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド等とを、分
岐又は架橋構造的に化学結合させた共重合体、(7)オレ
フィン系重合体とエポキシ基含有モノマー、例えばグリ
シジルメタクリレート、グリシジルアクリレート等を、
ラジカル開始剤の存在下で加熱して得られるエポキシ変
性オレフィン系重合体、(8)イソシアネート基含有モノ
マーで変性したオレフィン系重合体等である。
【0016】前記加熱脱脂可能な樹脂(C)のうち、成
形性、親和性等の点でエチレン−酢酸ビニル共重合体、
ポリブチルメタクリレート、ポリビニルブチラール、変
性ポリオレフィン樹脂を用いることが好ましい。
【0017】本発明の第二の燒結成形体製造用組成物に
おいて、前記バインダー成分の構成割合は、ポリアセタ
ール樹脂(A)5〜40容量%、水溶性又は親水性溶剤
可溶性の有機化合物(B)20〜80容量%、加熱脱脂
可能な樹脂(C)10〜50容量%(三者の合計は10
0容量%)の各範囲であることが好ましく、特に好まし
くはポリアセタール樹脂(A)の割合が10〜30容量
%、水溶性又は親水性溶剤可溶性の有機化合物(B)の
割合が30〜70容量%、加熱脱脂可能な樹脂(C)の
割合が15〜40容量%の各範囲である。
【0018】加熱脱脂可能な樹脂(C)が10容量%未
満になると、ポリアセタール樹脂(A)と水溶性又は親
水性溶剤可溶性の有機化合物(B)が均一に混合しにく
くなり、良好なグリーン成形体を得ることが困難にな
り、加熱脱脂工程における割れや膨れの原因となること
がある。また、加熱脱脂可能な樹脂(C)が50容量%
を越えると、必然的にポリアセタール樹脂(A)の配合
量が制約され、グリーン成形体の熱変形温度の低下に伴
う加熱脱脂工程での成形体の変形、及び脱脂後の残カー
ボン量の増大の原因となる場合がある。また、水溶性又
は親水性溶剤可溶性の有機化合物(B)が80容量%を
超えると、ポリアセタール樹脂(A)と加熱脱脂可能な
樹脂(C)との合計量が少なくなるため、加熱による脱
脂工程で成形体が変形し易くなり、また20容量%未満
では組成物の流動性が低下し、グリーン成形体を成形す
る際の射出成形を円滑に行なえなくなる場合がある。
【0019】本発明の燒結成形体製造用組成物は、主と
して前記バインダー成分と燒結可能な粉体とからなる。
本発明の燒結成形体製造用組成物に使用できる燒結可能
な粉体としては、セラミックス、金属、サーメット等が
ある。
【0020】本発明の燒結成形体製造用組成物は、焼結
可能な粉体と前記バインダーの合計量を100容量%と
したとき、その中に前記バインダー成分を合計量として
20〜70容量%、好ましくは25〜65容量%、特に
好ましくは30〜60容量%含有する。バインダーの配
合割合は、使用するセラミックス、金属、サーメット等
の燒結可能な粉体の種類や加えられる他のバインダーの
種類によっても適宜選択することができる。
【0021】本発明の燒結成形体製造用組成物には、前
記バインダーの各成分以外で、かつ前記バインダーの各
成分の前記配合割合に含まれないものとして、熱可塑性
樹脂、ワックス類、可塑剤又は滑剤などの有機物を使用
することができる。前記ワックス類としては、例えばパ
ラフィンワックス、ポリエチレンワックス、カルバナワ
ックス、ポリエチレングリコール、蜜ロウ、木ロウ、合
成ワッスク等が挙げられる。可塑剤としては、例えばジ
オクチルフタレート、ジブチルフタレート、ジエチルフ
タレート等のフタル酸系化合物が挙げられる。更にま
た、滑剤としては、例えばステアリン酸エステル等の脂
肪酸系エステル及びその誘導体が挙げられる。これらの
配合割合は、これらをも含む焼結成形体製造用組成物の
全体に対して20容量%以下、好ましくは10容量%以
下の範囲である。
【0022】本発明の燒結成形体製造用組成物の調製
は、各配合成分の配合順序に特に限定されないが、例え
ばポリアセタール樹脂(A)、水溶性又は親水性溶剤可
溶性の有機化合物(B)及び加熱脱脂可能な樹脂(C)
の各バインダー成分を予め混合し、溶融混練して冷却固
化させ、粉砕するかペレット状としたバインダー組成物
を一旦製造し、これに焼結可能な粉体を混合してもよ
く、あるいは焼結可能な粉体及びバインダーの各成分等
の全ての成分を一括して配合し、溶融混練してもよい。
【0023】本発明の燒結成形体製造用組成物は、燒結
成形体の予備成形体であるグリーン成形体を成形する際
の成形用材料となる。通常、前記のように燒結成形体製
造用組成物を加熱混練した後冷却して造粒し、グリーン
成形体用の成形用材料とする。この成形用材料を成形し
てグリーン成形体を製造する。成形方法としては、通
常、射出成形方法が採用される。次いで、得られたグリ
ーン成形体と水又は親水性溶剤とを接触させてグリーン
成形体から水溶性又は親水性溶剤可溶性の有機化合物
(B)を抽出し、次いで加熱による脱脂工程に付し焼結
可能な粉体以外の残余の成分を除去し、更に脱脂後の成
形体を燒結することによって、目的の燒結成形体を得
る。なお、燒結成形体製造用組成物は前記のように一旦
造粒することなく、射出成形機の前段の溶融混練押出機
で製造し、そのままグリーン成形体を射出成形してもよ
い。
【0024】前記グリーン成形体と水又は親水性溶剤と
の接触方法は、水溶性又は親水性溶剤可溶性の有機化合
物(B)が除去される方法であれば特に限定されない
が、水中又は親水性溶剤中にグリーン成形体を浸漬する
ことにより簡単に達成することができる。その際の液温
及び浸漬時間は水溶性又は親水性溶剤可溶性の有機化合
物(B)の種類やグリーン成形体中のその含量により異
なるが、通常20〜80℃で0.5〜20時間である。
この抽出脱脂工程により、グリーン成形体中に空隙が生
じ、これを通路として、後述する加熱脱脂における残余
バインダー成分の熱分解及びガス化をスムーズに行うこ
とができる。
【0025】水又は親水性溶剤とグリーン成形体の接触
後、加熱脱脂工程の前に乾燥することが好ましい。乾燥
には30〜80℃、−755〜−200mmHgの真空
乾燥器を用いて15〜60分間乾燥することが好まし
い。次いで250〜550℃で2〜20時間加熱脱脂す
ることにより、残余バインダー成分を除去する。この場
合の昇温速度は、好ましくは20〜100℃/時間であ
り、公知の方法で行われる。本発明の燒結成形体製造用
組成物は、バインダー成分としてポリアセタール樹脂
(A)を含むため、この加熱脱脂を極めて効率的に行う
ことができ、加熱脱脂後、残渣が残ることもない。また
抽出脱脂工程及び加熱脱脂工程を通して、グリーン成形
体の変形も極めて小さい。脱脂後の成形体は、減圧下で
通常の方法により焼結工程に付される。
【0026】本発明の燒結成形体製造用組成物を用いれ
ば、時計部品、産業用機械部品、医療用器具、自動車部
品等の精密な燒結成形体や形状が複雑な燒結成形体を製
造することができる。
【0027】
【実施例】以下、前記の構成による本発明の燒結成形体
製造用組成物のより具体的な成分組成を実施例に基づい
て説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
【0028】(実施例1〜6、比較例1〜3) <燒結成形体製造用組成物の調製>燒結可能な粉体とし
てSUS316L(平均粒径約10μm)の粉体を用
い、表−1−1及び表−1−2に示すポリアセタール樹
脂(A)、有機化合物(B)としてポリエチレングリコ
ール又はメチルセルロース及び加熱脱脂可能な樹脂
(C)からなるバインダー成分と共に表−1−1及び表
−1−2に示す割合で配合し、加圧ニーダーによって1
60℃、60分間混練した後、この混練物を冷却、破砕
して燒結成形体製造用組成物を調製した。なお、比較例
においては、ポリアセタール樹脂(A)の代りにポリエ
チレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体を用いた。
【0029】<グリーン成形体の成形>前記で得た燒結
成形体製造用組成物を、成形温度140〜180℃にて
射出成形し、図1に示すダンベル試験片形状のグリーン
成形体を得た。
【0030】<水抽出工程>得られたグリーン成形体を
温度25及び50℃の水中に0.5〜18時間浸漬し、
抽出処理を行った。抽出後のグリーン成形体を、それぞ
れ−755mmHgの真空乾燥機にて50℃で30分間
乾燥した。
【0031】<加熱脱脂工程>水抽出後の各グリーン成
形体を大気中で2時間かけて50℃に昇温した後、30
℃/時間の昇温速度で320℃まで昇温し、更に320
℃に2時間保持する加熱条件による脱脂工程に付した。
【0032】<燒結工程>脱脂工程を完了した成形体
を、1300℃にて2時間の燒結条件で燒結し、燒結成
形体を得た。
【0033】<評価> (1)成形性:グリーン成形体の成形における成形の容
易さ、得られたグリーン成形体の性状(特に成形体の均
一性)を優>良>可で相対的に評価した。 (2)水抽出後のグリーン成形体の状態:目視で膨れの
有無を評価し、膨れのないものを良好とした。なお、抽
出率は抽出前後の重量変化により算出した。 (3)水抽出した成形体の加熱脱脂による脱脂率を重量
変化により算出し、脱脂後の成形体を目視で膨れの有無
を評価し、膨れのないものを良好とした。 (4)ダンベル試験片形状のグリーン成形体を図2によ
うに保持して加熱脱脂した後の、ダンベル試験片中央部
の変形を目視観察した。 (5)焼結体の性状:焼結後の割れ、膨れの発生状況を
観察し、評価した。
【0034】<結果>成形性の結果を表−1−1、表−
1−2に示す。また各抽出温度における水抽出結果を表
−2−1、表−2−2、表−3−1、表−3−2に示
す。25℃におけるポリエチレングリコールの水抽出で
は、何れも抽出後の成形体の状態は良好であるが、50
℃では、抽出率が上がるに従い、高重合度のポリエチレ
ングリコールを用いた実施例5及びポリアセタール樹脂
を用いない比較例において膨れが認められた。水抽出後
の加熱脱脂の結果を表−4−1、表−4−2、表−5−
1、表−5−2に示す。本発明の燒結成形体製造用組成
物を用いた成形体では、抽出率がほぼ同程度であるにも
かかわらず、比較例の組成物から得られる成形体に比
べ、一定の脱脂条件で脱脂率が高いことから短時間で脱
脂できること、及び脱脂後の成形体の状態がより優れて
いることが分かる。なお、加熱脱脂後、膨れがなく、良
好な形状を保持していた成形体は、これを焼結処理した
とき、膨れ、変形等が極めて小さい良好な焼結成形体を
得ることができた。
【0035】(実施例7)実施例1における水抽出に代
えて、エタノール(95重量%)、エタノール(95重
量%)と水の重量による1:1の混合液、エタノール
(95重量%)と水の重量による1:3の混合液で各々
抽出を行い、以下の操作は実施例1に準じて行った。こ
の場合、エタノール濃度が高くなるに伴い、若干の膨れ
が生じたが、何れも良好な焼結成形体が得られた。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】
【表3】
【0039】
【表4】
【0040】
【表5】
【0041】
【発明の効果】本発明の燒結成形体製造用組成物は、バ
インダー成分としてポリアセタール樹脂(A)及び水溶
性又は親水性溶剤可溶性の有機化合物(B)を含有する
ことが特徴であり、これから得られたグリーン成形体と
水又は親水性溶剤を接触させることにより、水溶性又は
親水性溶剤可溶性の有機化合物(B)を効率的に除去で
き、それに続く加熱脱脂を比較的短時間に行うことがで
きる。また水又は親水性溶剤による抽出後及び加熱脱脂
後の成形体、更には焼結成形体の状態にも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】グリーン成形体を成形したダンベル試験片形状
を示す。
【図2】ダンベル試験片形状のグリーン成形体の、加熱
脱脂後の変形量の目視観察方法を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 59/02 C04B 35/00 108 59/04 35/64 301

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼結可能な粉体並びにバインダー成分と
    してポリアセタール樹脂(A)及び融点もしくは軟化点
    が30℃以上の水溶性又は親水性溶剤可溶性の有機化合
    物(B)を含むことを特徴とする水又は親水性溶剤によ
    る抽出脱脂工程を含む燒結成形体製造用組成物。
  2. 【請求項2】 有機化合物(B)がポリエチレンオキサ
    イド、ポリエチレングリコール、メチルセルロース、カ
    ルボキシルメチルセルロース、ポリアクリルアミドの金
    属塩、ポリアクリル酸の金属塩又はポリメタクリル酸の
    金属塩である請求項1記載の抽出脱脂工程を含む燒結成
    形体製造用組成物。
  3. 【請求項3】 バインダー成分として、更に加熱脱脂可
    能な樹脂(C)を含む請求項1又は2記載の抽出脱脂工
    程を含む燒結成形体製造用組成物。
  4. 【請求項4】 加熱脱脂可能な樹脂(C)がポリオレフ
    ィン樹脂、変性ポリオレフィン樹脂、ポリスチレン、ポ
    リビニルブチラール、エチレン−酢酸ビニル共重合体又
    はポリブチルメタクリレートである請求項3記載の抽出
    脱脂工程を含む燒結成形体製造用組成物。
  5. 【請求項5】 バインダー成分の構成割合が、ポリアセ
    タール樹脂(A)5〜40容量%、有機化合物(B)2
    0〜80容量%、加熱脱脂可能な樹脂(C)10〜50
    容量%(三者の合計は100容量%)の各範囲にある請
    求項3又は4記載の抽出脱脂工程を含む燒結成形体製造
    用組成物。
  6. 【請求項6】 バインダー成分の合計が20〜70容量
    %、焼結可能な粉体が30〜80容量%の割合(両者の
    合計100容量%)にある請求項5記載の抽出脱脂工程
    を含む焼結成形体製造用組成物。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の組成物
    を成形し、得られたグリーン成形体と水又は親水性溶剤
    を接触させて前記グリーン成形体から水溶性又は親水性
    溶剤可溶性の有機化合物(B)を抽出脱脂し、次いで焼
    結可能な粉体以外の残余の成分を加熱により除去し、更
    に焼結可能な粉体を焼結させることを特徴とする焼結成
    形体の製造方法。
JP30707696A 1996-11-01 1996-11-01 抽出脱脂工程を含む燒結成形体製造用組成物及びそれを用いる焼結成形体の製造方法 Expired - Fee Related JP3822293B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30707696A JP3822293B2 (ja) 1996-11-01 1996-11-01 抽出脱脂工程を含む燒結成形体製造用組成物及びそれを用いる焼結成形体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30707696A JP3822293B2 (ja) 1996-11-01 1996-11-01 抽出脱脂工程を含む燒結成形体製造用組成物及びそれを用いる焼結成形体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10140208A true JPH10140208A (ja) 1998-05-26
JP3822293B2 JP3822293B2 (ja) 2006-09-13

Family

ID=17964756

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30707696A Expired - Fee Related JP3822293B2 (ja) 1996-11-01 1996-11-01 抽出脱脂工程を含む燒結成形体製造用組成物及びそれを用いる焼結成形体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3822293B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002010089A1 (fr) * 2000-07-27 2002-02-07 Ngk Insulators,Ltd. Procede servant a degraisser un produit fabrique a partir de poudre
US7195735B2 (en) 2002-07-15 2007-03-27 Hitachi Metals, Ltd. Porous sintered metal and filter thereof, and method for producing porous sintered metal
WO2010090329A1 (ja) * 2009-02-09 2010-08-12 株式会社Ihi サイアロンセラミックス焼結品の製造方法
JP2014519550A (ja) * 2011-05-18 2014-08-14 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 粉末射出成型による部品の製造方法
WO2021080399A1 (ko) * 2019-10-25 2021-04-29 윤태식 소결체 제조용 결합제 조성물 및 결합제의 제거방법

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002010089A1 (fr) * 2000-07-27 2002-02-07 Ngk Insulators,Ltd. Procede servant a degraisser un produit fabrique a partir de poudre
US6649106B2 (en) 2000-07-27 2003-11-18 Ngk Insulators, Ltd. Method for debindering of powder molded body
US7195735B2 (en) 2002-07-15 2007-03-27 Hitachi Metals, Ltd. Porous sintered metal and filter thereof, and method for producing porous sintered metal
WO2010090329A1 (ja) * 2009-02-09 2010-08-12 株式会社Ihi サイアロンセラミックス焼結品の製造方法
JP2014519550A (ja) * 2011-05-18 2014-08-14 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 粉末射出成型による部品の製造方法
WO2021080399A1 (ko) * 2019-10-25 2021-04-29 윤태식 소결체 제조용 결합제 조성물 및 결합제의 제거방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP3822293B2 (ja) 2006-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0561343B1 (en) Binder system for use in the injection molding of sinterable powders and molding compound containing the binder system
TW564193B (en) Binders for inorganic powders for producing shaped metallic and ceramic bodies
EP0311407B1 (en) Process for fabricating parts for particulate material
US5059388A (en) Process for manufacturing sintered bodies
US5278251A (en) Injection compacting composition for preparing sintered bodies
US5194203A (en) Methods of removing binder from powder moldings
JP3822293B2 (ja) 抽出脱脂工程を含む燒結成形体製造用組成物及びそれを用いる焼結成形体の製造方法
JP3113806B2 (ja) 燒結成形体製造用組成物
JP3042808B2 (ja) 焼結性粉末射出成形用バインダおよび組成物
EP0599285B1 (de) Verfahren und Formmasse zur Herstellung anorganischer Sintererzeugnisse durch Spritzgiessen
EP0688746B1 (en) Method of manufacturing molded articles from metallic or ceramic powdered particles and binder system suitable for use therein
JPH02101101A (ja) 粉末の射出成形体からバインダーを除去する方法
JPH05320708A (ja) 焼結性粉末射出成形用バインダおよび組成物
JP2002029856A (ja) 燒結成形体製造用組成物
JP3081779B2 (ja) 燒結成形体製造用組成物
JP3911596B2 (ja) 粉末射出成形用組成物
JPH0598308A (ja) 焼結用成形体の脱脂方法
JP2000109904A (ja) 燒結成形体製造用組成物
JPH0219401A (ja) 成形用組成物、製造法および使用法
JP2001106581A (ja) 燒結成形体製造用組成物
JP2843189B2 (ja) 金属粉末射出成形用バインダおよびコンパウンド
JPH01115881A (ja) 多孔質焼結体の製造方法
JPH0820803A (ja) 焼結体の製造方法
JPS61122152A (ja) 射出成形用セラミツク組成物
JPH11256205A (ja) 粉末成形体の脱脂用溶剤および粉末成形体の脱脂方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050125

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050318

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20050824

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20050824

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060620

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060622

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100630

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100630

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110630

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120630

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130630

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees