JPH1013960A - 携帯電話用の着呼表示装置 - Google Patents

携帯電話用の着呼表示装置

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Publication number
JPH1013960A
JPH1013960A JP8186633A JP18663396A JPH1013960A JP H1013960 A JPH1013960 A JP H1013960A JP 8186633 A JP8186633 A JP 8186633A JP 18663396 A JP18663396 A JP 18663396A JP H1013960 A JPH1013960 A JP H1013960A
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JP
Japan
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signal
incoming call
display
time
call
Prior art date
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Pending
Application number
JP8186633A
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English (en)
Inventor
Masaji Aoi
正司 青井
Kenji Endo
謙治 遠藤
Eiji Sakata
栄二 坂田
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Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Maxell Holdings Ltd
Original Assignee
Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1013960A publication Critical patent/JPH1013960A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 他人の携帯電話機に対する着呼で表示動作が
行われることを可及的に減少させ、自己と他人の着呼を
的確に区別して着呼時期表示をさせる。 【解決手段】 着呼時期検出部および表示部を収納した
ケース34を、着呼表示を必要とする携帯電話機12上
に着脱自在に備える。更に、該当の携帯電話機12から
着呼時に送出される信号を検出するのに必要最小限に着
呼時期検出部の検出感度を抑制する一方、着呼時期検出
部が検出動作を行うのと連動して着呼時期表示部におい
て特定の音色による音響表示をさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は携帯電話機に対す
る着呼時期を表示する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、携帯電話機の呼出音は、機種の違
いに拘らず類似した音色の単一周波数による電子音を使
用しているため、複数人が同時に携帯電話機を保有して
いる場合、どの携帯電話機に着信したのか判別すること
が難しい。
【0003】かかる不都合に対し、着信時に携帯電話機
から基地局に向けて送出される着呼応答信号の出力電力
が大きいことを利用し、この信号を検知してバイブレー
タを作動させることにより、着呼時期を振動で知らせる
ものも提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
振動による表示装置は、常に体に装着しておいて鞄の中
などに収納した携帯電話機への着呼時期をそれから離間
した位置で認識できる様にしたものであるから、その検
出感度はある程度高くする必要があり、ともすると周囲
に存在する他人の携帯電話機の着呼時においても誤って
反応してしまう問題があった。
【0005】本発明は上記した問題を一挙に解消するも
のであって、他人の携帯電話機に対する着呼で表示動作
が行われることを可及的に減少させ、自己と他人の着呼
を的確に区別して表示可能な着呼表示装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる着呼表示
装置は、図1〜図4に示すごとく、所定形状のケース3
0内に、携帯電話機12に対する着呼時に携帯電話機1
2側から基地局に対して送られる第1の信号28を検出
すると第2の信号48を出力する着呼時期検出部50
と、その第2信号48の入力に対応して、予め設定した
内容による表示を可能とする着呼時期表示部52と、前
記した表示状態を手動で変更可能とする操作部54とを
備えたものであって、更に上記ケース30を、携帯電話
機12に対して装着可能としたことを特徴とする。
【0007】上記した着呼時期表示部52で表示される
内容には、操作部54を介して複数種類の表示データか
ら選択された音響が含むことができる。また上記したケ
ース30は、小型の薄板状で、携帯電話機12における
1または複数の面に対して着脱自在に取付けられるもの
であり、携帯電話機12のアンテナ24が嵌まる挿入部
38を延設し、その挿入部38を介してケース30と携
帯電話機12を引っ掛けて止着する様にしてもよい。
【0008】また図5および図6の様に、着呼時期検出
部50と着呼時期表示部52とを別体とし、着呼時期検
出部50を携帯電話機12に対して装着する一方、着呼
時期表示部52を携帯可能とすることもできる。
【0009】この場合、着呼時期検出部50は第1信号
28の検出と連動してその装置固有の第2信号48を無
線状態で送出するものとし、着呼時期表示部52は、自
己の第2信号48を選択的に検出して表示動作を行うよ
うに構成することが好ましい。
【0010】更にまた着呼時期検出部50は、第1の信
号28を構成する信号の入力回数をカウントする手段
(図7にあっては、計数回路114)と、第2の信号4
8を出力する手段(図7にあっては、第2信号発生回路
130)とを備え、その第2の信号48の出力手段にお
いて、第1の信号28を構成する信号の入力数がカウン
ト手段において設定回数に達し且つその設定回数目の信
号が設定時間Δt1を超えて持続していることを確認し
たのち、第2の信号48の出力を開始する様に構成する
ことができる。
【0011】また、上記した第1の信号28の入力がな
くなってから設定時間Δt2が経過するか、第2の信号
48の出力が停止されるのと連動して、カウント手段の
カウント数がリセットされることが好ましい。
【0012】
【発明の効果】本発明は上記の如く、携帯電話機12上
に着呼時期検出部50を備え、特定の携帯電話機12に
対する着信を確認したのち、着呼時期表示部52におい
て特定の音色の音響表示をする様に構成したので、複数
台の携帯電話機12が接近して存在した場合にあって
も、自己の携帯電話機12に着信したことを的確に判断
できる。
【0013】更に信号の入力数と持続時間をカウント
し、設定値に達した場合にのみ着呼時期表示を行わせる
様に構成することにより、着呼時と発呼時とが自動的に
区別して検出され、マニュアル操作を必要最小限に抑制
しながら、的確な着信時期表示が行える。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる着呼表示装
置をデジタル式の携帯電話機に実施した一例を示すがこ
れに限らず、アナログ式の携帯電話機、自動車電話ある
いはPHSなど、基地局からの呼出に対して信号を送り
返す各種形式の携帯電話機に対しても略同様に適用でき
ることは勿論である。
【0015】ここで、本発明にかかる着呼表示装置10
が適用される携帯電話機12は、基本的には図1で示す
様な構成を共通に有している。すなわち、内部に所定の
電子回路を内蔵した扁平な矩形状のケース14を備え、
その前面側には上方から、受話用のスピーカ16、表示
器18、操作キー部20、および送話用のマイク22を
設け、上面側で一方の側面46に寄った位置にアンテナ
24を配設するとともに、裏面側には電池ケース26を
着脱自在に取り付けている。
【0016】かかる携帯電話機12は、待ち受け受信時
には、予め設定した制御チャンネルを利用して基地局と
の間で互いに位置確認などの各種データの交換を微少の
短時間ずつ間欠的に行っているが、着信時には別の通話
チャンネルに移り、各種制御信号の受け渡しおよび音声
により実質的に連続する通信が大電力によって行われ
る。
【0017】本発明にかかる着呼表示装置10は、上記
した着呼時に携帯電話機12側から基地局に対して送ら
れる第1の信号28を検出すると所定の表示動作を行う
ものであって、図1および図2に示す如く、携帯電話機
12上に装着される収納ケース30と、その収納ケース
30に内蔵される電子回路32とから構成される。
【0018】収納ケース30は、矩形状に形成したケー
ス本体34の上縁中央から、略直角に屈曲させて取付腕
36を伸ばし、その取付腕36の先端にリング状の挿入
部38を設けている。ケース本体34は、その横幅を携
帯電話機12の奥行きと略同一に設定する一方、厚みを
できるだけ薄くなる様に形成した中空状である。
【0019】一方、挿入部38はアンテナ24の基部4
0に対して緊密に嵌まる大きさの貫通孔42を備えるこ
とにより、図2の様に貫通孔42をアンテナ24の基部
40に挿入すると、ケース本体34の裏面44側が携帯
電話機12の側面46に密着するとともに、その密着状
態が取付腕36のバネ作用によって保持される様にして
いる。
【0020】電子回路32は、図3に示す如く、着信時
に携帯電話機12から送出される第1の信号28を検出
して第2の信号48を出力する着呼時期検出部50と、
第2の信号48の入力と連動して所定の表示動作を行う
着呼時期表示部52と、ケース本体34の周面にスイッ
チ部分が配設されて、着呼時期表示部52における表示
内容の変更および表示動作の強制的な停止を行うための
操作部54とから構成される。
【0021】着呼時期検出部50は、第1信号28の入
力によってコイル56上に誘起される電界をダイオード
58で検波することにより第2信号48を取り出すもの
である。本実施例にあっては、そのコイル56部分を収
納ケース30を構成する挿入部38内に配設することに
より、着呼表示を行わせたい携帯電話機12から出力さ
れる信号を効率よく検知可能とする。
【0022】一方、携帯電話機12から出力される第1
信号28の電力が0.6〜1.0Wと大きいため、コイ
ル56として1ターン程度のできるだけ受信感度の低い
ものを使用することにより、周辺に存在する他の携帯電
話機12から出力される第1信号28によっては誤って
第2信号48を出力しない様に、その検出感度を必要最
小限に抑制している。勿論、着呼時期検出部50の検出
感度の高低を、スイッチの切り換えの様な外部操作で変
更可能としても良い。
【0023】着呼時期表示部52は、第2信号48の入
力でオンするスイッチング回路60と、発音による表示
を行うための回路62と、発光による表示を行うための
回路68と、スイッチング回路60のオン動作により駆
動電力を供給するボタン型の様な小型の電池35とから
構成される。
【0024】発音表示回路62は、複数曲分の表示デー
タをメモリ上に記憶したメロディICが使用され、ケー
ス本体34の側面の操作部54に備えた選択スイッチ6
4により任意の1曲を選択すると、その曲のメロディが
ケース本体34の正面側に設けたブザー66によって音
響表示可能とする。なおメロディIC中に収納する表示
データは、既知の楽曲に限らず、人工的あるいは自然の
音を模した各種の音響から選択することができる。
【0025】一方、発光表示回路68は、ケース本体3
4の正面にLEDの様な発光素子70を1または複数備
え、その発光素子70を点灯あるいは点滅表示するもの
である。本実施例にあっては、ケース本体34の側面に
切換スイッチ72を備え、上記した音響または光の何れ
か一方、あるいはその両者による表示を選択できる様に
している。また停止スイッチ65により、一旦開始した
表示動作を強制的に停止可能とする。
【0026】
【別実施例】図4は収納ケース30aの他の実施例であ
って、上記した実施例におけるケース本体34に対応す
る部分のみで構成するとともに、その裏面44側を携帯
電話機12の周面に対して両面テープの様な接着手段で
張り付ける様にしている。なお図示例では、着呼時期表
示部52として、予め設定した1つの音響だけを発生す
る発音表示回路62のみを備え、操作部54の選択を不
要とした例を示したが、表示内容は適宜変更して実施で
きることは勿論である。
【0027】図5は更に他の実施例であって、着呼時期
検出部50aと、着呼時期表示部52aとを個別の収納
ケース30b・30cに収納するとともに、着呼時期検
出部50a側を携帯電話機12に装着する一方、着呼時
期表示部52a側を携帯できる様に構成したものであ
る。
【0028】着呼時期検出部50aは、図6に示す様
に、コイル56とダイオード58を直列に接続した電界
検出回路74と、その電界検出回路74から出力される
検出信号76でオンする第1スイッチング回路78と、
第1スイッチング回路78のオンにより電池35から電
力が供給されて作動する送信回路80とから構成され
る。
【0029】送信回路80は、第1スイッチング回路7
8を介して電池35から電力を供給するのと連動して、
携帯電話機12側から送出される第1信号28とは異な
る周波数の第2信号48aを無線状態で送出するもので
あって、その第2信号48aを予め設定したIDコード
で変調することにより、第2信号48aを特定できる様
にしている。
【0030】一方、着呼時期表示部52aは、上記した
送信回路80から送出される無線状態の第2信号48a
を入力し、送信回路80で設定したIDコードが検知さ
れると有線状態で表示信号49を出力する受信回路82
と、その表示信号49の入力と連動して所定の表示動作
をする発音表示回路62、発光表示回路68および振動
表示回路84とから構成される。
【0031】上記着呼時期表示部52aを収納するケー
ス30cは、図5の様に裏面側にクリップ86を備えた
ペン形状であって、更に正面側の上部から発光素子70
とブザー66および操作部54を備えるとともに、内部
にモータ88の回転を利用したバイブレータを収納して
いる。
【0032】図7および図8は、着呼時期検出部50の
更に他の実施例を示すものであって、図9(a)および
図10(a)の様に、着呼時と発呼時に携帯電話機12
から送出される信号の送出回数が異なることを利用し、
着呼時における呼出信号94の送出時を自動的に判別し
て必要な表示が行われる様にしたものである。
【0033】すなわち、携帯電話機12における通信手
順を規定するRCR規格にあっては、待ち受け時に携帯
電話機12が基地局から送られる自己に対する着呼信号
を受信すると、図9(a)の様に先ず着呼応答信号90
を送信して基地局からチャネル指定を受ける。更にの
ち、基地局との間でRLP信号92を受け渡して通信路
の状態を確認したのち、呼出信号94を送出してオフフ
ック検出待ちの状態に移行する様に規定されている。
【0034】一方、待ち受け時にオフフックを検出する
と、携帯電話機12は図10(a)の様に発呼信号96
を送信して基地局からチャネル指定を受ける。更に基地
局との間でRLP信号98を受け渡して通信路の状態を
確認したあとダイアル信号100の送信を行い、その後
に通話路を接続して連続した通話中動作へ入る。
【0035】以上の様に、着呼時において通話路が接続
されて実質的に連続する信号の受け渡しが開始されるま
でに、着呼応答信号90とRLP信号92の2回分だけ
携帯電話機12から信号送出が行われる。それに対し、
発呼時においては発呼信号96、RLP信号98および
ダイアル信号100の3回あるいはそれ以上の信号送出
が行われる。更に、通話路が確保されてからの信号の持
続時間は短くとも数秒あるのに対し、通話路が確保され
るまでに送出される各信号の持続時間は、長くとも10
0ms以下で極めて短い。
【0036】そこで、3回目の信号入力があり且つその
入力信号が設定時間Δt1を超えて持続することを確認
した場合にのみその信号を呼出信号94と判断し、第2
信号48を着呼時期表示部52bに対して送ることによ
り、入力された信号が着呼時に携帯電話機12から送出
される第1信号28かそれ以外の信号かを自動的に判別
するのである。
【0037】上記した考えに基づいて具体的な回路構成
を示したものが図7および図8であり、更に図9は着呼
時における動作を、図10は発呼時における各部の信号
変化を波形図として示したものである。なおこの実施例
は、上記した図1〜図6に示した着呼時期検出部50に
代えて実施することができるものであり、同一部分の説
明は同一または類似の符号を付してその具体的な説明は
省略している。
【0038】ここで電界検出回路74aは、アンテナと
して備えたコイル56とコンデンサ102を並列に繋い
で同調回路を形成するとともに、検波用のダイオード5
8を介装して携帯電話機12から出力される信号の電界
強度に対応した大きさの検出信号76を波形整形回路1
04に送る。
【0039】ところで携帯電話機12から送出される各
信号は、微少時間間隔で送出される複数個のパルス信号
から構成され、このパルス群で1組のデータを構成して
所定の時間間隔で間欠的に出力される。そこで波形整形
回路104にあっては、積分回路106を構成するコン
デンサ108の両端に接続したスイッチング用トランジ
スタ110を電界検出回路74aから送られる検出信号
76でオンさせて放電させるとともに、インバータ11
2でコンデンサ108の充電電圧を反転することによ
り、各信号を構成するパルス群の持続中に対応して、
「H」レベルの信号を計数回路114に対して連続的に
出力する様にしている。
【0040】計数回路114は、CK端子に印加される
信号のレベルが「H」から「L」に変化する毎にそのカ
ウント数nを1ずつ上昇し、4つの信号入力があると
「00」に復帰する4進のカウンタ116が使用され、
Q1およびQ2の2つの端子によりカウント数nを2進
表示する。更にR端子にインバータ118およびAND
回路120を介して第1リセット回路122または第2
リセット回路124から出力される「H」レベルのリセ
ット信号を入力すると、Q1およびQ2端子は「00」
にリセットされる。
【0041】第2信号発生回路130は、カウンタ11
6が「2」をカウントしたあと、更に波形整形回路10
4から設定時間Δt1を超えて信号が送られると第2信
号48を出力するものである。すなわち、カウンタ11
6のQ1端子からの出力をインバータ132で反転した
ものとQ2端子からの出力をAND回路134に入力
し、更にAND回路134からの出力とカウンタ116
に対する入力信号をAND回路136に入力し、そのA
ND回路136の出力を積分回路138の入力としてい
る。
【0042】この様な構成により、カウンタ116のQ
1出力が「L」でQ2出力が「H」レベルになるととも
に、CK入力が「H」レベルになったのち、積分回路1
38の充電時定数で規定する例えば100ms程度の設
定時間Δt1後に、「H」レベルの第2信号48が出力
される様にしている。
【0043】第1リセット回路122は、カウンタ11
6に対する信号入力が無い状態が、例えば3〜20秒の
範囲から選択される時間だけ持続するとカウンタ116
をリセットさせることにより、カウンタ116を強制的
に初期状態に戻すことを可能とするものである。
【0044】すなわち、抵抗140で分圧した基準信号
を比較器142の反転端子に入力し、積分回路144を
構成するコンデンサ146の両端電圧を比較器142の
非反転端子に入力するとともに、コンデンサ146の充
電電圧を基準電圧より大きく設定する。更にコンデンサ
146の両端にスイッチングトランジスタ148を接続
し、波形整形回路104からの出力信号でスイッチング
トランジスタ148をオンさせることにより、電界検出
回路74aの検出動作と連動してコンデンサ146を急
速に放電させる。更に積分回路144の充電時定数を数
秒程度に設定することにより、波形整形回路104から
の信号出力が停止されてから設定時間Δt2後に比較器
142からの出力が「H」レベルに反転し、インバータ
150の反転出力である「L」レベルのリセット信号1
26が、カウンタ116のリセット端子Rに送られる様
にしている。
【0045】一方第2リセット回路124は、上記した
第2信号48の出力が停止されるのと連動してカウンタ
116をリセットすることにより、1回の通話が終了す
る毎にカウンタ116を初期状態に戻すことを可能とす
るものである。
【0046】すなわち、第2信号発生回路130のAN
D回路136からの出力信号を、インバータ150で反
転してAND回路152の第1端子に入力する一方、第
2端子に対しては積分回路154を介して信号入力す
る。かかる構成により、AND回路136からの出力が
「L」レベルの期間にあっては、AND回路152の第
1端子は「H」、第2端子は「L」となり出力信号は
「L」となり、インバータ153による反転出力は
「H」となってリセット信号128は出力されない。
【0047】ここで第2リセット回路124に対する入
力信号が短時間だけ「H」になった場合、積分回路15
4の充放電時定数を入力信号のパルス幅に比較して十分
大きく設定しておけば、AND回路152の第2端子に
対する入力レベルは「L」のままであり、出力信号は反
転しない。
【0048】しかし、第2リセット回路124に入力さ
れる信号の持続時間が積分回路154の充放電時定数よ
りも十分に長いと、信号の立ち下がり直後にAND回路
152における第1および第2端子に対する信号入力は
「H」「H」に揃い、出力信号は短時間だけ「H」に反
転し、インバータ153による反転出力は「L」となっ
てリセット信号128が出力されるのである。
【0049】なお、積分回路106・138・144・
154の充放電時定数は、その動作に影響を及ぼさない
範囲であれば、適宜変更して実施できる。また、着呼時
期表示部52の反応が遅い場合は、3番目の信号が入力
されてから設定時間Δt1だけ遅延、すなわち、Δt1
を超えて持続することを確認した後に第2信号48を出
力させるのに代えて、入力と同時に第2信号48を出力
させるようにしても、実用上は問題がない。
【0050】更に、第2リセット回路124によるカウ
ンタ116のリセット時期も、第3番目の信号の終了時
点に代えて、あるいはそれに加えて、設定時間Δt1を
超えて持続する信号が入力されるとリセットすることも
可能である。また、カウンタ116をリセットさせるた
めのスイッチを停止スイッチ65として備えれば、第2
信号48の出力したがって着呼時期表示は手動で強制的
に停止できる。
【0051】次に、図9および図10の波形図に基づ
き、上記した着呼時期検出部50bを使用した着呼表示
動作を更に具体的に説明する。なお両図における(a)
〜(e)は図8に示す回路図内における同一箇所の信号
波形を示し、(a)は波形整形回路104からの出力信
号を、(b)は第1リセット回路からの出力信号を、
(c)は第2リセット回路124からの出力信号を、
(d)はカウンタ116におけるカウント数nを、
(e)は第2信号発生回路130から出力される第2信
号48を例示している。
【0052】まず図9における時刻t1にパルス状の信
号90の入力があると、第1リセット信号126が
「H」レベルになって停止されるとともに、カウンタ1
16のカウント数nが「1」になる。更に時刻t2に2
番目の信号92が入力されるとカウント数nは「2」に
なる。かかる状態で3番目の信号94が時刻t3に入力
された場合、設定時間Δt1を超えて信号94が持続す
ることを確認した時刻t4に第2信号48が着呼時期表
示部52bに向けて出力され、所定の着信表示が行われ
る。かかる状態は、第1信号28の出力が停止されるま
で時刻t5まで持続され、同時に第2リセット信号12
8が出力されてカウンタ116のカウント数nは「0」
に戻り、一連の表示動作を終了する。更に時刻t5から
Δt2経過した時刻t6には、第1リセット回路122
から再度リセット信号126が出力され、カウンタ11
6の強制的なリセットが行われる。
【0053】一方、入力信号が図10の様な発呼時のも
のである場合、第3番目の入力信号100の持続時間は
設定時間Δt1よりも十分に短い。そこで、時刻t1
1、t12、t13と信号入力がある毎にカウンタ11
6はカウント数nをアップさせ、時刻t14にはカウン
ト数nは「3」となっている。したがって時刻t14に
信号入力があっても第2信号48の出力はなく、時刻t
15に信号入力がなくなると同時、あるいは第1リセッ
ト回路122によりΔt2秒後にカウント数nを「0」
に戻し、次の発呼または着呼時に備えるのである。
【0054】上記のように、第1リセット回路122の
リセット信号126と第2リセット回路124のリセッ
ト信号128とは、計数回路114に対してOR接続さ
れ、何れか一方からリセット信号が出力されることによ
りカウント値はリセットされる。
【0055】また、上記した様に具体的な回路構成を採
用する他に、マイクロコンピュータにより上記した各機
能をプログラムによって実現することもできる。この場
合の流れ図の一例を示したのが図11である。
【0056】装置をスタートさせると、ステップ1で各
レジスタを初期値を入れるなどして初期設定を行ったあ
と、ステップ2に移って信号入力を待つ。かかる状態で
信号入力が確認されると、更にステップ3でカウント数
nが「2」か否かを判定する。ここで判定が「NO」で
あれば、ステップ4に移って信号の立ち下がり時期を検
出し、ステップ5でカウント数nを「1」上昇させたあ
と、ステップ2の信号入力の待ち状態へ戻る動作を繰り
返す。
【0057】一方、ステップ6において、信号入力がな
くなってから設定時間Δt2が経過したことが判定され
ると、ステップ7に移ってカウント数nをリセットする
ことにより、単発的な信号入力によるカウント数の上昇
を定期的に初期値に戻す。
【0058】前記したステップ7によってカウント数n
がリセットされる前に、ステップ3においてカウント数
nが「2」になったことが判定されるとステップ8に移
り、入力された信号が設定時間Δt1を超えて持続した
か否かを判定する。判定が「NO」であればステップ5
に移ってカウント動作を続けるが、「YES」であれば
ステップ9に移って第2信号48の出力動作を行う。こ
の出力動作はステップ10で入力信号がなくなったこと
が検出されるまで続き、更にステップ11でカウント数
nを初期値に戻したあと、ステップ2の待機状態に戻る
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる着呼表示装置の外観形状の一例
を示す斜視図である。
【図2】着呼表示装置を携帯電話機に装着した状態を示
す拡大断面図である。
【図3】電子回路の一例を示すブロック図である。
【図4】携帯電話機に対する他の取付状態を示す斜視図
である。
【図5】着呼表示装置を、着呼時期検知部と着呼時期表
示部とに分離した例を示す斜視図である。
【図6】図5に示す実施例に使用する電子回路の一例を
示すブロック図である。
【図7】着呼時期検出部の他の実施例を示すブロック図
である。
【図8】図7に示すブロック図に対応する電気回路図で
ある。
【図9】着呼時期検出部の着呼時における動作を説明す
るための波形図であって、(a)は入力信号を、(b)
は第1リセット信号を、(c)は第2リセット信号を、
(d)はカウンタのカウント数を、(e)は第2信号を
各々示す。
【図10】着呼時期検出部の発呼時における動作を説明
するための図9に対応した波形図である。
【図11】着呼時期検出部の更に他の実施例を示す流れ
図である。
【符号の説明】
10 着呼表示装置 12 携帯電話機 28 第1信号 36 取付腕 38 挿入部 40 アンテナ基部 42 貫通孔 48 第2信号 50 着呼時期検出部 52 着呼時期表示部 54 操作部 62 発音表示回路 66 ブザー 68 発光表示回路 70 発光素子 74 電界検出回路 80 送信回路 82 受信回路 84 振動表示回路 86 クリップ 104 波形整形回路 114 計数回路 116 カウンタ 122 第1リセット回路 124 第2リセット回路 130 第2信号発生回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯電話機(12)に対する着呼時に基
    地局に対して送られる第1の信号を検出すると第2の信
    号を送出する着呼時期検出部(50)と、 該第2の信号の入力に対応して、予め設定した内容によ
    る表示を可能とする着呼時期表示部(52)と、 該着呼時期表示部(52)における表示状態を手動で変
    更可能とする操作部(54)とを備えるとともに、 少なくとも着呼時期検出部(50)を携帯電話機(1
    2)に対して装着可能としたことを特徴とする携帯電話
    用の着呼表示装置。
  2. 【請求項2】 上記した着呼時期検出部(50)は、該
    検出部(50)が装着された携帯電話機(12)から送
    出される第1の信号を検出するのに必要最小限にその検
    出感度が抑制される請求項1記載の着呼表示装置。
  3. 【請求項3】 上記した着呼時期表示部(52)で表示
    される内容には、操作部(54)を介して複数種類の表
    示データ中から選択される音響が含まれる請求項2記載
    の着呼表示装置。
  4. 【請求項4】 上記した着呼時期検出部(50)および
    着呼時期表示部(52)は、小型薄板状のケース(3
    0)内に一体に収納され、携帯電話機(12)における
    1または複数の面に対して着脱自在に取付けられる請求
    項3記載の着呼表示装置。
  5. 【請求項5】 上記したケース(30)は、携帯電話機
    (12)のアンテナ(24)が嵌まる挿入部(38)が
    その一部に形成され、該挿入部(38)を介してケース
    (30)と携帯電話機(12)とが取付けられる請求項
    4記載の着呼表示装置。
  6. 【請求項6】 上記した着呼時期検出部(50)と着呼
    時期表示部(52)とは、異なったケース内に分離して
    収納され、 着呼時期検出部(50)は着呼時期表示部(52)に対
    して第2の信号を無線状態で送出する請求項1記載の着
    呼表示装置。
  7. 【請求項7】 上記した着呼時期検出部(50)は、第
    1の信号の検出と連動して該第1の信号とは異なった第
    2の信号を送出するものであり、 着呼時期表示部(52)は、前記着呼時期検出部(5
    0)から送られる第2の信号を選択的に検出して表示動
    作を行う請求項6記載の着呼表示装置。
  8. 【請求項8】 上記した第1の信号は間欠的に送出され
    る複数の信号で構成され、 着呼時期検出部(50)は、第1の信号を構成する信号
    の入力回数をカウントする手段と、該カウント手段が設
    定数をカウントすると第2の信号を出力する手段とを備
    える請求項1記載の着呼表示装置。
  9. 【請求項9】 上記した第2の信号の出力手段は、第1
    の信号を構成する信号の入力数が設定回数に達し且つそ
    の設定回数目の信号が設定時間を超えて持続しているこ
    とを確認したのち、第2の信号の出力を開始する請求項
    8記載の着呼表示装置。
  10. 【請求項10】 上記した第1の信号の入力がなくなっ
    てから設定時間が経過するか、第2の信号の出力が停止
    されるのと連動して、カウント手段のカウント数はリセ
    ットされる請求項9記載の着呼表示装置。
JP8186633A 1996-06-26 1996-06-26 携帯電話用の着呼表示装置 Pending JPH1013960A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6331965B1 (en) 1997-11-04 2001-12-18 Casio Computer Co., Ltd. Portable devices and transmitting/receiving systems including the portable devices

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