JPH10139273A - フィルム剥離装置 - Google Patents

フィルム剥離装置

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JPH10139273A
JPH10139273A JP8305068A JP30506896A JPH10139273A JP H10139273 A JPH10139273 A JP H10139273A JP 8305068 A JP8305068 A JP 8305068A JP 30506896 A JP30506896 A JP 30506896A JP H10139273 A JPH10139273 A JP H10139273A
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width
substrate
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sensor
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Shigeo Sumi
成夫 住
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直己 増田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルム剥離装置によりフィルムを剥離させ
る際に、フィルムの破断等による剥離不良を検出する。 【解決手段】 搬送ローラ20によって基板12を剥離
部14に送り込む際に基板幅寄せ装置22により基板1
2を幅寄せし、その際、センサ52L、52Rによって
基板12の幅を検出し、この幅に応じて剥離フィルムの
搬出装置18の出側で、それぞれ幅方向複数のセンサか
らなる上側及び下側フィルム検出装置94、96によっ
て剥離後排出されるフィルムの幅方向両端を検知し、検
知できない場合は剥離不良とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プリント配線盤
用基板、液晶表示パネル用基板、プラズマディスプレイ
用基板等に例示される基板に張付けられた保護フィルム
を剥離する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のようなプリント配線基板は、次の
ような工程により製造されている。まず、絶縁性基板上
に設けられた導電層上に感光性樹脂(フォトレジスト)
層と、それを保護する透光性樹脂フィルム(保護フィル
ム)とからなる積層体をラミネーションロールにより熱
圧着する。次に、配線パターンフィルムを重ね、この配
線パターンフィルム及び前記透光性樹脂フィルムを通し
て前記感光性樹脂層を所定時間露光する。
【0003】次いで、透光性支持フィルムを剥離した
後、露光されたフォトレジスト層を現像してエッチング
マスクパターンを形成し、この後、前記導電層の不必要
部分をエッチングにより除去し、所定の配線パターンを
有するプリント配線基板が形成される。
【0004】前記プリント配線基板の製造工程におい
て、前記保護フィルムを自動的に剥離するフィルム剥離
装置が種々提案されている。
【0005】これらのフィルム剥離装置においては、保
護フィルム先端の、剥離を開始させる部分を、上下斜め
に押圧したり、ニードル状部材で引掛けて起こしたりし
ている。
【0006】その1つとして、例えば特公平6−355
0号公報に開示されるように、基板に張り付けられてい
る感光性樹脂層で透光性樹脂フィルムとからなる積層体
フィルムの端部にバイブレータのロッドの振動を与えて
叩くことにより、透光性樹脂フィルムの一部を感光性樹
脂層から浮上させるフィルム浮上手段を備えた薄膜の剥
離装置がある。
【0007】又、例えば特開昭62−83974号公報
に開示されるように、保護フィルム端部を基板と共に圧
力車により挟み込んだ状態で、該圧力車をフィルム端縁
に沿って走行させることにより、該フィルム端縁を浮き
上がらせるようにしたものもある。
【0008】いずれの場合も、フィルム先端縁を浮上さ
せた後は、気体を吹き付けて該浮上した端縁からフィル
ムをめくり上げ、更には、めくり上がったフィルム端縁
をローラやベルトによって挟み込んで、基板を進行させ
つつフィルムを完全に剥離してライン外へ搬出させるよ
うにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ここで、ニードル状部
材、ロッド、圧力車等によりフィルム端縁を浮上させる
際に、該フィルムが傷付けられ、その部分において切れ
目が生じると、浮上したフィルム端縁を気体でめくり上
げるとき、該切れ目からフィルムが切れて幅方向の左右
どちらかのみがめくれて、他方が基板に張り付いたまま
となることがある。
【0010】更に、フィルム先端縁が切れたりすること
なく、その幅方向に均一にめくり上げられた後であって
も、該フィルムを更に剥離させていく過程で、例えばフ
ィルムの幅方向側端に疵があるような場合、この部分で
フィルムが切れて、剥離が中断し、めくり上げられたフ
ィルムの幅方向の一部に痩せが生じ、対応する部分が基
板上に残ってしまうという問題点がある。
【0011】上記のように、フィルム剥離過程を経た基
板に、フィルムの一部が残っていると、エッチングマス
クパターンの形成、その後のエッチング等の後工程に重
要な影響を与え、場合によっては基板上に残っていたフ
ィルムが後工程での装置に絡み付いたりして、ラインを
停止させなければならないというような問題点が生じ
る。
【0012】この発明は、上記従来の問題点に鑑みてな
されたものであって、基板からフィルムを剥離させる際
に、該フィルムの一部が基板に残ったり、更には剥離開
始後に、剥離されたフィルムの痩せが生じたりした場合
に、これを検出して、直ちに排除できるようにしたフィ
ルム剥離装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、請求項1記
載のように、フィルムが張付けられている基板を基板搬
送面に沿って所定方向に搬送する基板搬送装置と、前記
基板搬送面の途中に配置され、搬送されてくる基板の進
行方向先端近傍の前記フィルムの先端縁を基板から浮き
上らせるフィルム浮上装置と、気体を吹き付けて該先端
縁をめくり上げる気体吹付装置と、前記気体の吹き付け
によりめくり上げられたフィルムを前記先端縁側から把
持して更にめくり上げ、且つ、搬出するフィルム搬出装
置と、前記基板搬送面の、前記フィルム浮上装置よりも
上流側に配置され、基板を幅方向に位置調整して該フィ
ルム浮上装置に対して幅方向の位置合わせをする基板幅
寄せ装置と、を有してなるフィルム剥離装置において、
前記フィルム搬出装置におけるフィルム搬送経路の途中
又は終端近傍に設けられ、フィルムの幅方向中央部、及
び、該幅方向中央部から左右等距離であって、少なくと
も2種類の幅のフィルムにおける幅方向両端近傍部を検
出するフィルム検出装置と、前記基板幅寄せ装置による
幅寄せ量に応じて、基板幅の信号を出力する基板幅検出
手段と、この基板幅検出手段からの基板幅の信号に応じ
て、前記フィルム検出装置における基板幅の外側部分を
非作動又は出力信号をキャンセルする制御装置と、を設
けたことを特徴とするフィルム剥離装置により、上記目
的を達成するものである。
【0014】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記基板幅寄せ装置は、基板を幅方向少なくとも一
方側から押す幅寄せ部材を有し、前記基板幅検出手段
は、前記幅寄せ部材と同期して移動され、基板の幅方向
一端又は両端を検出する幅センサと、この基板センサの
基板幅方向位置を検出するセンサ位置検出手段と、を有
してなるようにしたものである。
【0015】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、前記フィルム検出装置は、前記フィルム搬出
装置におけるフィルム搬送経路の幅方向中央部に配置さ
れた中央センサと、フィルム搬送経路を通る最小幅のフ
ィルムの幅方向両端近傍を検出する位置に配置された最
小幅センサと、フィルム搬送経路を通る最大幅のフィル
ムの幅方向両端近傍を検出する位置に配置された最大幅
センサと、前記最小幅センサと最大幅センサとの中間位
置に配置された中間幅センサと、を有してなるようにし
たものである。
【0016】請求項4の発明は、請求項1又は2の発明
において、前記フィルム検出装置は、フィルム幅方向に
長く直線状に配置され、通過するフィルム幅に対応して
出力が変化するラインセンサとされ、前記制御装置は、
該ラインセンサの出力と前記基板幅検出手段からの基板
幅の信号とを比較して、フィルム剥離の正常、異常を判
断するようにしたものである。
【0017】請求項5の発明は、請求項1乃至4のいず
れかの発明において、前記フィルム搬送経路における前
記フィルム搬出装置よりも上流側位置に、フィルムの先
端及び後端を検出するフィルム立上りセンサを設けたも
のである。
【0018】この発明においては、基板幅検出手段から
の基板幅に応じて、剥離フィルム搬送経路でフィルム検
出装置によりフィルムの有無及びフィルム幅の痩せを検
出して、フィルム剥離の正常、異常を検知するものであ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態の例を図
面を参照して詳細に説明する。
【0020】図1に示されるように、本発明に係るフィ
ルム剥離装置10は、搬送されてくる基板12の進行方
向先端近傍で、フィルムの先端縁を基板12から浮き上
がらせると共に、圧縮空気を吹き付けて、浮き上がって
いるフィルム先端縁を更にめくり上げる剥離部14と、
この剥離部14に対して、図1において左方向から右方
向に基板12を搬送する基板搬送装置16と、剥離部1
4において、フィルムが剥離された後の基板12を搬出
させるための基板搬出装置17と、を備えて構成されて
いる。又、剥離部14と基板搬送装置16との間には、
フィルム搬出装置18が設けられている。
【0021】基板12は、図2に示されるように、その
両面に、感光性樹脂層12A及びこれを保護する保護フ
ィルム12Bがこの順で積層されている。前記基板搬送
装置16により送り込まれた基板12は、剥離部14に
おいて、保護フィルム12Bが剥離された後、基板搬出
装置17により図1において右方向に搬出されるように
なっている。
【0022】次に図3〜図5を参照して前記基板搬送装
置16について詳細に説明する。
【0023】この基板搬送装置16は、水平に且つ等間
隔に配置された複数の搬送ローラ20と、これら搬送ロ
ーラ20の上面によって形成される基板搬送面I−Iの
両側、且つ、剥離部14の入側近傍に配置され、搬送ロ
ーラ20の外側から基板搬送面I−Iの幅方向中心に向
かって左右から進退自在に配置された基板幅寄せ装置2
2と、を備えて構成されている。
【0024】この基板幅寄せ装置22は、前記水平に配
置された搬送ローラ20の下側位置で、基板搬送面I−
Iの幅方向両外側から、その中心方向に同期して進退自
在の一対の幅寄せ板24、26を有している。
【0025】これら幅寄せ板24、26には、前記各搬
送ローラ20、20間に該搬送ローラ20に沿って、こ
れと干渉することなく基板搬送面I−Iの幅方向に進退
できるように配置された複数の幅寄せローラ24A、2
6Aがそれぞれ設けられている。
【0026】これら幅寄せローラ24A、26Aは、鉛
直方向の回転軸24B、26Bにより、水平面内で回転
自在に配置され、且つその両端は、基板搬送面I−I上
の基板12の両端面よりも上方に突出するようにされて
いる。
【0027】図4は、前記幅寄せ板24、26を基板搬
送面I−Iの幅方向に同期して駆動するための幅寄せ板
駆動機構28を示すものである。
【0028】前記左右の幅寄せ板24、26は、それぞ
れ、左右のリニアブッシュ30L、30Rを介して、前
記搬送ローラ20と平行方向に配置された2本のガイド
シャフト32により基板搬送面I−Iの幅方向に進退自
在に支持されている。
【0029】前記リニアブッシュ30L、30Rは、固
定部材34L、34Rを介してエンドレスベルト36の
上側部及び下側部にそれぞれ取り付けられ、これによっ
て、エンドレスベルト36を駆動したとき、リニアブッ
シュ30L、30R及び幅寄せ板24、26が同期して
基板搬送面I−Iの幅方向中心に向かって、あるいは幅
方向外側に向かって移動できるようにされている。
【0030】図4、図5の符号37、38は、前記エン
ドレスベルト36が巻き掛けられたプーリ、40は、図
4において右側のプーリ38を駆動するためのモータを
それぞれ示す。
【0031】又、図4の符号42は幅寄せセンター調整
機構、43L、43Rは幅寄せセンター位置合わせハン
ドル、44L、44Rは連結シャフト、45L、45R
はカップリング、46はセンタリングスクリュー、47
はセンタリングブロックをそれぞれ示し、センタリング
スクリュー46はセンタリングブロック47を介して幅
寄せ駆動部保持部材48に固定され、カップリング45
L、45Rを幅寄せセンター位置合わせハンドル43
L、43Rにより、連結シャフト44L、44Rを介し
て回転させることにより、該カップリング45L、45
Rを螺進させ、前記プーリ37、38の位置を変更する
ものである。
【0032】図3の符号50は前記基板搬送面I−Iの
下側で、且つ基板幅寄せ装置22よりも上流側位置に配
置され、搬入されてくる基板を検知するボードローディ
ングセンサを示す。又、符号52L、52Rは、前記幅
寄せ板24、26にそれぞれ取り付けられた幅寄せ外側
センサ、54L、54Rは同様に幅寄せ板24、26
に、幅寄せ外側センサ52L、52Rよりも基板幅方向
内側に取り付けられた幅寄せ内側センサをそれぞれ示
す。
【0033】前記ボードローディングセンサ50により
基板12の搬入が検出されたとき、その出力信号に基づ
いて、後述の制御装置58により、搬送ローラ20によ
り搬送される基板12が幅寄せ位置に到達する所定時間
後に、基板12の搬送が停止されるようになっている。
又、幅寄せ板駆動機構28により、幅寄せ板24、26
が基板幅方向中心側に移動して、幅寄せ内側センサ54
L、54Rが、基板12の幅方向両端を検出したとき、
その出力信号によって制御装置58が、幅寄せ板駆動機
構28の幅寄せ速度を高速から低速に切換え、更に、幅
寄せロール24A26A、が基板12の両側端を押し込
んで所定位置に到達したとき、前記幅寄せ外側センサ5
2L、52Rがこれを検出して、幅寄せ動作を停止させ
るようになっている。
【0034】前記基板搬送装置16における、基板搬送
方向先端側の搬送ローラ20Aは、図6に示されるよう
に、剥離部14の入口に隣接して配置されている。
【0035】又、剥離部14は、前記基板搬送面I−I
に沿って、フィルム搬出装置18よりも更に基板搬送方
向前方に配置されている。
【0036】次に、前記剥離部14について、図7及び
図8を参照して詳細に説明する。
【0037】この剥離部14は、先端のロッド60Aを
空気圧によって軸方向に振動させることにより、基板1
2上の保護フィルム12Bの先端縁を叩いてこれを浮上
させるためのフィルム浮上装置60と、該浮上した保護
フィルム12B先端縁に圧縮空気を吹き付けて、その浮
上・剥離を促進させるための空気吹付装置62と、を含
んで構成され、且つ、これらを1組として、基板搬送面
I−Iの上下対称に、又、基板搬送面I−Iの幅方向近
傍で左右対称に、合計4組が配置されている。
【0038】前記フィルム浮上装置60は、そのホルダ
部60Bが、摺動ホルダ部60Cによって軸線方向に往
復動可能に、浮上部材支持回転軸63に支持されてい
る。
【0039】この浮上部材支持回転軸63は、基板搬送
面I−Iに対して上下対称に、且つ前記基板12の先端
と平行に配置された4角棒状部材であって、支持機構
(図示省略)により、その軸線周りに一定範囲で揺動自
在且つ一定範囲で上下動自在に、装置フレーム64に支
持されている。
【0040】図7の符号65は、1組の前記フィルム浮
上装置60の両側即ち、基板搬送面I−Iの上下、合計
8箇所で基板12を挟み込んでこれを位置固定するよう
にされた基板保持ローラを示す。これら基板保持ローラ
65は、板ばね状の支持プレート65Aを介して、前記
装置フレーム64に支持されている。
【0041】前記1組の空気吹付装置62は、その先端
に、前記フィルム浮上装置60における先端のロッド6
0Aの背後位置からフィルム先端縁に圧縮空気を吹付け
て保護フィルム12Bの浮上を促進する偏平ノズル62
Aと、この偏平ノズル62Aに対して、基板搬送面I−
Iでの幅方向外側位置に配置され、浮上し始めたフィル
ム先端縁に幅広く圧縮空気を吹付けて浮上範囲をフィル
ム幅方向に拡大する扇状ノズル62Bとを備えている。
【0042】図7の符号66A、68B(図8参照)
は、剥離フィルム検出用光センサを示す。この剥離フィ
ルム検出用光センサ66A、66Bは、フィルム浮上装
置60によって浮上され、且つ剥離を開始した保護フィ
ルム12B先端が圧縮空気流によって、フィルム案内プ
レート86A、86B(後述)に押し付けられたとき、
これを検出して、前記制御装置58に検出信号を出力す
るようにされている。
【0043】前記剥離フィルム検出用光センサ66A、
66Bは反射型光センサであり、図10に示されるよう
に、フィルム案内プレート86A(86B)側に配置さ
れた反射面66Cに光を投射し、反射光を受光するよう
にされている。なお、これは透過型光センサであっても
よい。
【0044】図6の符号67A、67Bは基板先端検知
センサ、68A、68Bはフィルム端縁検知センサをそ
れぞれ示す。
【0045】次に、図8、図9及び図10を参照して、
フィルム搬出装置18について詳細に説明する。
【0046】図8に示されるように、前記フィルム搬出
装置18は前記基板12の、フィルム剥離開始位置にお
ける表側及び裏側に接近して設けられたフィルム搬出ベ
ルト装置70A、70Bを有している。これらフィルム
搬出ベルト装置70A、70Bは、基板12から剥離さ
れ且つ捲り上(下)げられたフィルムをその厚さ方向に
挟み込んで搬出する一対のフィルム搬出ベルト72A、
74A及び72B、74Bから構成されている。
【0047】これらのフィルム搬出ベルト72A、74
A及び72B、74Bは、それぞれ、図9に示されるよ
うに、フィルム幅方向に隙間76をもって配置された各
3個の小幅搬出ベルト73A〜73C、75A〜75
C、73D〜73F、75D〜75Fから構成されてい
る。
【0048】従って、前記隙間76はフィルム幅方向に
2箇所あり、この隙間76の位置には、図9に示される
ように、上側のフィルム搬出ベルト72A、74Aによ
り表裏を挟持して搬出された剥離フィルムを、該フィル
ム搬出ベルト72A、74Aの外側に案内する剥離フィ
ルムガイド78、79が設けられている。
【0049】前記上側のフィルム搬出ベルト72A、7
4Aの出口及び下側のフィルム搬出ベルト72B、74
Bの出口近傍には、この位置を通過するフィルムを検出
するための上側フィルム検出装置94及び下側フィルム
検出装置96がそれぞれ設けられている。
【0050】これら上側及び下側フィルム検出装置9
4、96は、図11に示されるように、各々、剥離フィ
ルムの幅方向中央位置を検出する中央センサ94A、9
6Aと、搬出される最小幅のフィルムの幅方向両端近傍
を検出する位置に配置された最小幅センサ94B、96
Bと、最大幅のフィルムの幅方向両端近傍を検出する位
置に配置された最大幅センサ94D、96Dと、これら
の中間位置に配置された中間幅センサ94C、96Cと
をそれぞれ備えて構成されている。
【0051】これらの各センサは、その前面を剥離フィ
ルムが通過するとき、これを検出して、信号を前記制御
装置58に出力するようにされている(図12参照)。
【0052】図10の符号98は、フィルム浮上装置6
0により浮上され、且つ扇状ノズル62Aによって吹付
け、めくり上げられた保護フィルム12B先端を吸着す
るために、前記フィルム案内プレート86A、86Bに
設けられた吸着孔を示す。
【0053】図8に示されるように、前記基板搬送方向
下流側のフィルム搬出ベルト74A、74Bは、基板搬
送面I−I側のベルト張りローラ80A、80Bが、該
ベルト張りローラ80A、80Bと平行な回動軸82
A、82Bを中心としてレバー84A、84Bにより揺
動自在に支持され、これによって、ベルト張りローラ8
0A、80Bは、フィルム搬出ベルト72A、72Bに
接近して、剥離され且つ捲り上(下)げられたフィルム
を挟み込む搬出位置と、フィルム送り方向下流側且つ基
板搬送面I−Iから離間する方向に揺動された待機位置
との間で揺動されるようになっている。
【0054】前記フィルム案内プレート86A、86B
は、空気吹付装置により基板から剥離され且つ捲り上
(下)げられたフィルムの先端部を、基板搬送面I−I
と直角に案内するためのものである。
【0055】図8の符号79A、79Bは、フィルム搬
出ベルト72A、72B側の、ベルト張りローラ80
A、80Bと対向する入側ベルト張りローラ、90A、
90Bはベルト張りローラ80A、80Bが待機位置に
あるとき、フィルム搬出ベルト74A、74Bを該ベル
ト張りローラ80A、80Bへの巻き掛け状態を維持す
るためのベルト支持ローラをそれぞれ示す。
【0056】前記剥離フィルムガイド78、79は、フ
ィルム搬出ベルト72A、74Aにおける入側のベルト
張りローラ79A、80Aと反対側の出側歯付ベルトプ
ーリー92A、93Aに対して、両者間で、側方から見
て重なる位置(ベルト移動軌跡を横切る位置)から、ベ
ルト移動方向、且つ、外側にまで延在し、それぞれ前記
出側歯付ベルトプーリー92A、93A間を通って搬出
されてくる剥離フィルムの両面に対向するガイド面7
8、79を備えている。
【0057】該ガイド面78、79は、出側歯付ベルト
プーリー92A、93A間の位置から側方且つ上方に拡
開して、剥離フィルムを外部に搬出できるようにされて
いる。
【0058】又、前記下側のフィルム搬出ベルト72
B、74Bの出側には、剥離フィルムガイドが設けられ
ていないが、下方に排出された剥離フィルムが、該フィ
ルム搬出ベルト72B、74Bの出側の歯付ベルトプー
リー92B、93B間を通って下方に落下されるように
なっている。
【0059】更に、前記剥離されたフィルムの搬送経路
に沿って、その表側及び裏側にエアーを吹き付けて該剥
離フィルムを出側に円滑に送り出すための複数のエアー
吹出しパイプ95が配置されている。該エアー吹出しパ
イプ95は基板搬送方向と直交する方向に延在し、その
外周には剥離フィルム送り出し方向にエアー吹出し孔が
設けられている。
【0060】前記回動軸82A、82Bは、ベルト張り
ローラ80A、80Bが待機位置にあるように駆動され
ていて、エアージェットにより基板12から剥離された
フィルムの先端が待機状態のベルト張りローラ79Aと
80A、79Bと80Bの間に入り込んできたときに、
搬送位置に駆動されるようになっている。
【0061】更に具体的には、基板12から剥離され且
つ捲り上(下)げられたフィルムの先端が、前記前記フ
ィルム案内プレート86A、86Bに、空気吹付装置6
2からのエアージェットにより押し付けられていると、
これを剥離フィルム検出用光センサ66A、66Bの一
方が検出し、該剥離フィルム検出用光センサ66A、6
6Bの一方の検出信号に基づいて、検出から所定時間後
に、前記制御装置56が前記回動軸82A、82Bのア
クチュエータを、ベルト張りローラ80A、80Bが搬
送位置となるように駆動させるものである。ここで、所
定時間とは、基板12の表裏における剥離されたフィル
ム先端位置の、基板進行方向の時間ずれの最大値とす
る。
【0062】次に上記フィルム剥離装置10の作用につ
いて説明する。
【0063】基板搬送装置16の搬送ローラ20上に保
護フィルム12Bが張り付けられた状態の基板12が移
載され、搬送ローラ20によって、剥離部14に向かっ
て所定位置まで搬送されると、ボードローディングセン
サ50によって基板12の先端が検出される。
【0064】制御装置58は、ボードローディングセン
サ50からの基板先端検出信号が入力してから該基板1
2が幅寄せ位置に到達する時間経過後に搬送ローラ20
を停止させる。
【0065】次に、基板幅寄せ装置22が作動される。
基板幅寄せ装置22は、幅寄せ板駆動機構28における
エンドレスベルト36が、プーリ37、38を介してモ
ータ40によって駆動されることにより、基板搬送面I
−Iの幅方向中央位置に向かって同期して駆動される。
【0066】このとき、幅寄せ板24、26に取り付け
られている幅寄せローラ24A、26Aは、搬送ローラ
20、20間の隙間に幅方向外側から入り込み、搬送ロ
ーラ20上の基板12の幅方向両側端に接触する方向に
移動される。
【0067】幅寄せローラ24A、26Aがある程度移
動すると、基板12の幅方向両端が左右の幅寄せ外側セ
ンサ52L、52Rによって検出され、この検出によっ
て、制御装置58はモータ40の回転速度を高速から低
速に切換え、幅寄せローラ24A、26Aは基板12を
ゆっくりと幅寄せする。
【0068】幅寄せが進み、基板12が基板搬送面I−
Iの幅方向中心位置にセンタリングされると、そのと
き、幅寄せ内側センサ54L、54Rが同時に基板12
の幅方向両側端を検出し、その検出信号によって制御装
置58は幅寄せを終了する。
【0069】この状態で、搬送ローラ20による搬送が
再開され、基板12は幅寄せローラ24A、26Aによ
って幅方向にセンタリングされた状態で剥離部14に送
り込まれる。
【0070】なお、制御装置58は、予め設定されてい
る幅寄せローラ24A、26Aの初期位置から、幅寄せ
内側センサ54L、54Rが基板12の幅方向両側端を
検出するまでの距離を、幅寄せ板24、26の移動速度
及び初期位置からの作動時間によって、基板12の幅を
算出するようにされている。
【0071】剥離部14に送り込まれた基板12の先端
が、基板先端検知センサ67A、67Bによって検出さ
れ、更に、フィルム端縁検知センサ68A、68Bによ
って保護フィルム12Bの先端が検知されると、その位
置で基板12の搬送が停止され、搬送ローラ20Aの上
方に待機していた固定ローラ20Bが降下され、基板1
2をその位置に固定する。
【0072】なお、基板12の停止位置は、図13に示
されるように、保護フィルム12Bの先端縁が、前記フ
ィルム浮上装置60におけるロッド60Aの先端よりも
僅かに前方に出た状態となったときとする。
【0073】次に、フィルム浮上装置60及び空気吹付
装置62がオンされ、ロッド60Aは、空気圧によって
その軸方向に振動され、先端が保護フィルム12Bを叩
く動作をする。又、扇状ノズル62Aからは圧縮空気が
吹き出される。
【0074】このとき、ロッド60Aが基板12上の保
護フィルム12Bを叩くことによって、その反動により
振動するが、これは摺動ホルダ部60Cによって吸収さ
れる。なお、ロッド60Aが保護フィルム12Bを叩い
ているとき、基板保持ローラ65は基板12を上下から
挟み込んで位置固定している。
【0075】フィルム浮上装置60は、そのロッド60
Aによって基板12上の保護フィルム12Bを叩きなが
ら、浮上部材支持回転軸63が、図12において矢印で
示されるように反時計方向に揺動され、これによってロ
ッド60Aの先端は、保護フィルム12Bの端縁に向か
って、該保護フィルム12Bを叩きながら移動し、図1
2に示されるように、端縁の外側にまで至る。
【0076】従って、このロッド60Aによって保護フ
ィルム12Bには、内側から端縁にかけて叩き跡が形成
され、この部分と基板12との間に隙間が生じ、ここに
偏平ノズル62Aから空気が吹き込まれて基板12から
浮き上がり、更に浮き上がった部分に扇状ノズル62B
から圧縮空気が吹付けられることによって、浮上部分が
フィルム幅方向に広がって、先端縁を全幅に亘って基板
12から剥離させることになる。
【0077】剥離された保護フィルム12Bの先端は、
圧縮空気流によって、前記フィルム案内プレート86
A、86Bに押し付けられる。フィルム案内プレート8
6A、86Bに押し付けられた保護フィルム12Bの先
端は、吸着孔98によってフィルム案内プレート86
A、86Bに吸着保持され、同時に、剥離フィルム検出
用光センサ66A、66Bによって剥離された保護フィ
ルム12Bの先端が検知される。
【0078】これによって、制御装置58により、ベル
ト張りローラ80A、80Bが搬出位置に駆動される
と、フィルム搬出ベルト72A、74A及び72B、7
4Bが、保護フィルム12B先端部を表裏から挟み込
む。
【0079】続いて、歯付ベルトプーリー92A、93
A及び92B、93Bがモーター(図示せず)で一斉に
回転駆動されて、該保護フィルム12Bを挟み込んでい
る部分の搬出ベルトが歯付ベルトプーリー92A、93
A及び92B、93Bの方向へ移動するので、該保護フ
ィルム12Bは基板12から順次引き剥され歯付ベルト
プーリー92A、93A及び92B、93Bから外の方
に搬出される。なお、該搬出ベルトの移動速度は基板1
2の移動速度と概ね同速になるように調整されている。
【0080】このとき、表側(図において上側)の小幅
搬出ベルト73A〜73C、75A〜75C間の2箇所
の隙間76には、前述の如く、剥離フィルムガイド7
8、79が設けられ、その表側及び裏側一対のガイド面
が、側方から見て、出側歯付ベルトプーリー92A、9
3Aと重なり合い、且つフィルム搬出面を挟み込むよう
に配置されているので、出側歯付ベルトプーリー92
A、93A近傍にまで搬出された剥離フィルムは、前記
ガイド面に沿ってパスライン外に排出されることにな
る。又、下側のフィルム搬出ベルト72B、74B間に
挟持された剥離フィルムは、出側歯付ベルトプーリー9
2B、93B間から下方に落下排出される。
【0081】剥離フィルムのパスライン外への排出の際
に、前記エアー吹出しパイプ95からのエアーが、フィ
ルムを円滑に排出させる。
【0082】剥離されたフィルムがパスライン外に排出
されるとき、上側及び下側フィルム検出装置94、96
が該フィルムの終端を検知することによって排出完了が
確認される。剥離フィルム検出用光センサ66A、66
Bがフィルム先端を検知しているにも拘らず、排出完了
が確認されない場合は、剥離ミス又はベルトでのジャム
ということが判る。
【0083】ここで、上側及び下側フィルム検出装置9
4、96における各センサは、前記幅寄せ外側センサ5
2L、52Rの移動量、即ち、保護フィルム12Bの幅
に応じて、制御装置58により選択的に作動状態となる
ようにされている。
【0084】例えば、検出されたフィルム幅が最大の場
合は、最大幅センサ94D、96Dを含む全センサがオ
ン状態とされ、又、フィルム幅が中間であれば、最大幅
センサ94D、96Dはオフとされ、中間幅センサ94
C、96Cを含んでその内側のセンサがオン状態となる
ようにされ、更に、フィルム幅が最小の場合は、最小幅
センサ94B、96B及び中央センサ94A、96Aの
みがオンされるようになっている。
【0085】なお、オンされないセンサは、オフとする
代わりに、その出力信号が制御装置58によってキャン
セルされるようにしてもよい。
【0086】今、剥離された保護フィルム12Bが最大
幅のとき、例えば右側の最大幅センサ94Dが検出信号
を出力しているにも拘らず、左側の最大幅センサ96D
が検出信号を出力していない場合は、基板12に、検出
されなかった側のフィルムが一部剥離されずに残ってい
ることにる。
【0087】又、保護フィルム12Bの先端が幅方向に
完全に剥離開始されても、その途中で剥離フィルムに幅
やせが生じ、一部が基板12上に残った場合、剥離の途
中で最大幅センサ94D、96Dのどちらかがフィルム
を検出しない状態が発生する。
【0088】このようにして、作動状態にある各センサ
のいずれか1つがフィルムを検出しない場合は、剥離不
良として、その基板12はライン外に出されることにな
る。
【0089】これらのライン外に搬出された剥離ミスの
基板12は、再度フィルム剥離装置10を通すか、又は
別途バッチ処理にて残りのフィルムを剥がすようにす
る。
【0090】なお、上記フィルム剥離装置において、基
板搬送装置16における基板幅の検出は、基板幅寄せ装
置22の幅寄せローラ24A、26Aに連動するセンサ
によってなされるものであるが、本発明はこれに限定さ
れるものでなく、例えば基板搬送装置16の中間位置
に、光電センサ等からなる基板幅検出センサを設けるよ
うにしてもよい。
【0091】この場合、基板幅検出センサは、前記上側
及び下側フィルム検出装置94、96の各センサに対応
させるようにしてもよい。
【0092】更に、前記基板幅検出センサ及び上側、下
側フィルム検出装置94、96のセンサは、基板及びフ
ィルム幅方向に連続するラインセンサであって、基板幅
及びフィルム幅に応じて、その出力が変化するようにし
たものであってもよい。この場合は、剥離の途中でフィ
ルム幅が僅かに痩せたような場合でも、確実に検出する
ことができる。
【0093】又、上記フィルム剥離装置10は、基板1
2の表裏両面における保護フィルム12Bを剥離するも
のであるが、本発明はこれに限定されるものでなく、片
面のみから保護フィルムを剥離する場合にも適用される
ものである。
【0094】更に、上記剥離部14は、ロッド60Aに
より保護フィルム12Bの先端を叩いて浮上、剥離させ
るものであるが、本発明はこれに限定されるものでな
く、例えば圧力車等によってフィルムを基板と共に挟み
込み、これをしごいて剥離させたりする場合にも当然適
用されるものである。
【0095】更に、前記基板幅寄せ装置22は、2枚の
幅寄せ板24、26によりり基板12の幅方向両側端を
押すようにされているが、本発明はこれに限定されるも
のでなく、幅方向一側端を位置決めする部材を基板幅に
応じた位置で固定しておき、幅方向他側端のみを、幅寄
せ部材により一側端方向に押すようにしてもよい。
【0096】又、前記フィルム検出装置94、96は大
中小3種類の幅のフィルムを検出するものであるが本発
明はこれに限定されるものでなく、少なくとも2種類あ
るいは4種類以上の幅のフィルムを検出するようにして
もよい。
【0097】更に又、上記フィルム剥離装置は空気を吹
き付けてフィルムを剥離させるものであるが、本発明
は、例えば窒素ガス等の不活性ガスを用いる場合にも適
用されているものである。
【0098】
【発明の効果】本発明は上記のように構成したので、剥
離時にフィルムが破れて基板上に残った場合でも、これ
を確実に検出して、その基板を排除することができると
いう優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフィルム剥離装置の外観を示す側
面図
【図2】同フィルム剥離装置によって保護フィルムが剥
離される基板を拡大して示す断面図
【図3】同フィルム剥離装置における基板搬送装置を拡
大して示す平面図
【図4】図3のIV−IV線に沿う側面図
【図5】図4のV−V線に沿う拡大側面図
【図6】前記フィルム剥離装置の剥離部とフィルム搬出
装置との関係を示す略示側面図
【図7】同フィルム剥離装置における剥離部の要部を拡
大して示す斜視図
【図8】同フィルム剥離装置におけるフィルム搬出装置
を示す側面図
【図9】図8のIX−IX線矢示図
【図10】同フィルム搬出装置の一部を拡大して示す斜
視図
【図11】同フィルム搬出装置のセンサの配置を示す略
示正面図
【図12】同フィルム剥離装置の制御系を示すブロック
【図13】上記剥離部によるフィルム剥離開始時の状態
を示す拡大側面図
【図14】同剥離部によるフィルム剥離過程を示す拡大
側面図
【符号の説明】
I−I…基板搬送面 10…フィルム剥離装置 12…基板 12B…保護フィルム 14…剥離部 16…基板搬送装置 18…フィルム搬出装置 20、20A…搬送ローラ 22…基板幅寄せ装置 24、26…幅寄せ板 24A、26A…幅寄せローラ 28…幅寄せ板駆動機構 52L、52R…幅寄せ外側センサ 58…制御装置 60…フィルム浮上装置 62…空気吹付装置 62A…扇状ノズル 68A…基板先端検知センサ 68B…フィルム端縁検知センサ 94…上側フィルム検出装置 96…下側フィルム検出装置 94A、96A…中央センサ 94B、96B…最小幅センサ 94C、96C…中間幅センサ 94D、96D…最大幅センサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルムが張付けられている基板を基板搬
    送面に沿って所定方向に搬送する基板搬送装置と、前記
    基板搬送面の途中に配置され、搬送されてくる基板の進
    行方向先端近傍の前記フィルムの先端縁を基板から浮き
    上らせるフィルム浮上装置と、気体を吹き付けて該先端
    縁をめくり上げる気体吹付装置と、前記気体の吹き付け
    によりめくり上げられたフィルムを前記先端縁側から把
    持して更にめくり上げ、且つ、搬出するフィルム搬出装
    置と、前記基板搬送面の、前記フィルム浮上装置よりも
    上流側に配置され、基板を幅方向に位置調整して該フィ
    ルム浮上装置に対して幅方向の位置合わせをする基板幅
    寄せ装置と、を有してなるフィルム剥離装置において、 前記フィルム搬出装置におけるフィルム搬送経路の途中
    又は終端近傍に設けられ、フィルムの幅方向中央部、及
    び、該幅方向中央部から左右等距離であって、少なくと
    も2種類の幅のフィルムにおける幅方向両端近傍部を検
    出するフィルム検出装置と、前記基板幅寄せ装置による
    幅寄せ量に応じて、基板幅の信号を出力する基板幅検出
    手段と、この基板幅検出手段からの基板幅の信号に応じ
    て、前記フィルム検出装置における基板幅の外側部分を
    非作動又は出力信号をキャンセルする制御装置と、を設
    けたことを特徴とするフィルム剥離装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記基板幅寄せ装置
    は、基板を幅方向少なくとも一方側から押す幅寄せ部材
    を有し、前記基板幅検出手段は、前記幅寄せ部材と同期
    して移動され、基板の幅方向一端又は両端を検出する幅
    センサと、この基板センサの基板幅方向位置を検出する
    センサ位置検出手段と、を有してなることを特徴とする
    フィルム剥離装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、前記フィルム検
    出装置は、前記フィルム搬出装置におけるフィルム搬送
    経路の幅方向中央部に配置された中央センサと、フィル
    ム搬送経路を通る最小幅のフィルムの幅方向両端近傍を
    検出する位置に配置された最小幅センサと、フィルム搬
    送経路を通る最大幅のフィルムの幅方向両端近傍を検出
    する位置に配置された最大幅センサと、前記最小幅セン
    サと最大幅センサとの中間位置に配置された中間幅セン
    サと、を有してなることを特徴とするフィルム剥離装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1又は2において、前記フィルム検
    出装置は、フィルム幅方向に長く直線状に配置され、通
    過するフィルム幅に対応して出力が変化するラインセン
    サとされ、前記制御装置は、該ラインセンサの出力と前
    記基板幅検出手段からの基板幅の信号とを比較して、フ
    ィルム剥離の正常、異常を判断するようにされたことを
    特徴とするフィルム剥離装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかにおいて、前記
    フィルム搬送経路における前記フィルム搬出装置よりも
    上流側位置に、剥離されたフィルムの先端を検出する剥
    離フィルム検出センサを設けたことを特徴とするフィル
    ム剥離装置。
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