JPH10138906A - 回転機械体制動用の少なくとも2つのブレーキパッドに比例力を適用させる装置とブレーキディスク及び車輪用の2つのブレーキパッドに比例力を適用させる装置 - Google Patents

回転機械体制動用の少なくとも2つのブレーキパッドに比例力を適用させる装置とブレーキディスク及び車輪用の2つのブレーキパッドに比例力を適用させる装置

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JPH10138906A
JPH10138906A JP9310913A JP31091397A JPH10138906A JP H10138906 A JPH10138906 A JP H10138906A JP 9310913 A JP9310913 A JP 9310913A JP 31091397 A JP31091397 A JP 31091397A JP H10138906 A JPH10138906 A JP H10138906A
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)
  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一方は鉄道車両の車輪の踏面に、他方は鉄道
車両の車輪もしくは車軸に装着されたブレーキディスク
に押し付けられる2個以上のブレーキパッドに、比例関
係を有する力を提供することである。 【解決手段】 比例配分レバー(26)は、第1端部
(30)と第2端部(34)とを有し、両端部の間にピ
ボット接続部(28)がある。第1及び第2力伝達手段
(40、80)は、比例配分レバー(26)の第1及び
第2端部(30、34)からの力を、夫々第1及び第2
ブレーキパッド位置づけ手段(50,58、84)に伝
達し、そして第1及び第2ブレーキパッド(60、8
6)に力を適用する。第2ブレーキパッド(86)に適
用された力は、第1ブレーキパッド(60)に適用され
た力と比例関係にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、回転機械
体を制動するためのブレーキシステムに関し、より詳し
くは、鉄道車両の踏面−ディスクアシストブレーキシス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道ブレーキシステムの技術には、2種
類の鉄道車両減速方法がある。一つの方法は、発電制動
で、ディーゼル電気機関の主発動機を用いて発電し、こ
の電気がレジスターを介して放散されるものである。
【0003】もう一方は、摩擦制動で、ブレーキシュー
を鉄道車両の車輪の踏面に押し付け、摩擦力を提供し、
その摩擦力で車輪を制動し、ひいては、鉄道車両を制動
するものである。
【0004】摩擦制動は、また、ブレーキディスクを車
輪や車両の車軸に取り付けて、ブレーキシューをブレー
キディスクに押し付け、それによって、ブレーキディス
クを制動する摩擦力を提供し、ひいては、車輪を制動す
るものもある。
【0005】ブレーキシューを車輪に適用する摩擦制動
では、熱は、車輪の熱質量によって吸収され、伝導、対
流、放射によって車輪から周囲に放散される。
【0006】ブレーキシューをブレーキディスクに適用
する摩擦制動では、熱は、ブレーキディスクの熱質量に
よって吸収され、伝導、対流、または放射によってブレ
ーキディスクから周囲に放散される。
【0007】どちらの場合も、高温になると、ブレーキ
シューを破損させるか、あるいは、熱応力を発生して車
輪やブレーキディスクに歪みやき裂を生じさせるので、
吸収可能なエネルギー量は、発生する温度によって限定
される。
【0008】幾つかのシステムでは、これらの2種類の
方法を組み合わせて、幾らかの熱を車輪に吸収させ、別
のいくらかの熱をブレーキディスクに吸収させるように
している。この2種類の方法を組み合わせることによ
り、いずれか一方だけの方法で吸収できる量よりも多く
の熱を吸収することができる。
【0009】これら2種類の方法を組み合わせたシステ
ムで一般的に用いられるブレーキばりとレバー装置によ
れば、ブレーキシリンダのような単一のアクチュエータ
が、数多くのブレーキシューに同一力もしくは比例関係
を有する力をかけ、そのうち幾らかは車輪に、他の幾ら
かは車輪と共に回転するブレーキディスクに適用され
る。
【0010】このようなシステムでは、単一のブレーキ
シリンダを、1本の車軸上の両車輪に押し付けるブレー
キシューに接続するか、または、2本以上の車軸上の全
車輪に押し付けるブレーキシューに接続する。典型的に
使用されるブレーキばり装置では、鉄道車両の台車上の
全車輪のブレーキシューに、同一の力をかける。
【0011】同様に、もし各車輪が夫々のブレーキディ
スクを備えている場合、ブレーキばり装置は、車輪とブ
レーキディスクの各組に対して同一の力を伝達し、そし
て、レバー装置は、再び車輪とブレーキディスクの各組
に対し、車輪の踏面とブレーキディスクとの間のブレー
キシューに適用された力を配分するために、備えられて
いる。車輪とブレーキディスクへかかる力が、互いに比
例関係を有するのが、一般的に望ましい。例えば、この
力は、等しくなっているとよい。
【0012】これらのシステムの中で、ブレーキシュー
がブレーキディスクのリムに押し付けられるものもあ
り、ブレーキシューがブレーキディスクの表面に押し付
けられるものもある。摩擦トルクが発生する半径は、リ
ムに押し付けた時の方が表面に押し付けた時より大きく
なるため、リムに押し付けた方が表面に押し付けるより
も利点がある。換言すれば、ブレーキディスクに及ぼさ
れる制動トルクは、ブレーキシューをある力でリムに押
し付けた時の方が、ブレーキシューを同じ力で表面に押
し付けた時よりも大きくなる。
【0013】鉄道車両の場合、ブレーキディスクの半径
が、所定軌道間隙によって限定されるため、ブレーキシ
ューをできる限り大きい半径で押し付けることが特に重
要である。米国では、この間隙が、6.985センチ
(2.75インチ)であるため、ブレーキディスクの最
大限の半径は、車輪の踏面の半径より6.985センチ
(2.75インチ)小さくなければならない。さらに、
これは新しい車輪のものでなく、十分摩耗した車輪の半
径であるから、それを考慮に入れておく必要がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ブレーキばりや、レバ
ーや、ブレーキシュー等が使用されている環境は、空間
的に完全に制限されている。特に、ブレーキばりの両端
部は、台車の側枠の一部である受け板上に配される支持
プレートを有しており、それゆえ、レバー等の装置は、
ブレーキばりの両端部の内側で装着されなければならな
い。このような構造については、米国特許第4,008,
789号明細書に示されている。しかし、この構造で
は、残念なことに、ブレーキシューが、ブレーキディス
クのリムではなくブレーキディスクの表面に適用され
る。
【0015】米国特許第2,422,004号明細書の開
示する構造では、ブレーキディスクが車輪から多少内側
に、ブレーキディスクと車輪との間にレバー装置の空間
を残して位置しており、レバー装置によって、ブレーキ
ディスクのリムと車輪の踏面とに押し付けるブレーキシ
ューへ、均等の力を適用する。これは、イコライザレバ
ー用の空間を提供する必要から、ブレーキディスクが車
輪からはるかに内側に配置されるという点で設計が困難
であり、従って、ブレーキディスクの車輪への取り付け
も難しい。そのためブレーキディスクを車軸に取り付け
なければならなくなり、これはさらに難しい処理であ
り、規格で定められたものより精度の高い機械加工をし
た特別の車軸が要求される。
【0016】米国特許第4,004,656号明細書及び
第4,014,409号明細書が開示する構造では、ブレ
ーキディスクは、車輪と、車輪の踏面及びブレーキディ
スクのリムに押し付けられるブレーキシューと、そし
て、端部がブレーキシューに隣接して配設される等配分
レバーあるいは比例配分レバーとに、直接ボルト止めさ
れている。この設計では、レバーは、ブレーキディスク
と車輪が近接しているので、極めて短くなければならな
い。加えて、ブレーキシューは、ブレーキばり内のポー
トを通して一直線に並べられており、それゆえ、ブレー
キばりとの摩擦接触がおこり、ブレーキの緩めと、そし
て、ブレーキパッドへのブレーキ力の伝達効果とのいず
れにも影響してしまうことがある。
【0017】米国特許第2,924,152号明細書で
は、車輪に直接ボルト止めしたブレーキディスクを提供
し、また、ブレーキシリンダを車輪とブレーキディスク
との組の夫々と一緒に共働させることによって、踏面と
ディスクブレーキシューとのリンケージに、均等な力を
提供するものである。この設計では、鉄道車両の総ての
車輪が、夫々のブレーキシリンダを、付属のパイプと共
に有していなければならないという欠点がある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転機械体を
制動するために、その回転機械体に適用する2個以上の
ブレーキパッドに比例関係を有する力をかける装置を提
供する。本発明は、鉄道車両のブレーキシステムに利用
できるが、これに限定されるものではない。第1の軸線
に平行に可動な、ブレーキばりのような(但しこれに限
定されるものではない)変位可能部材は、その第1の軸
線にほぼ垂直な第2の軸線を有する第1ピボット接続部
と、第1の軸線にほぼ垂直であると共に第2の軸線にほ
ぼ平行な第3の軸線を有する第2ピボット接続部と、そ
して、第1、第2、及び第3の軸線にほぼ垂直な第4の
軸線を有する第3ピボット接続部とを備えている。ま
た、この装置は、第2及び第3の軸線にほぼ平行な方向
に長さを有する比例配分レバーも備えており、このレバ
ーは、第3ピボット接続部に軸回転可能に接続されてい
る。このレバーには、第1端部と第2端部とが備えられ
ており、その第1端部と第2端部との中間にピボット接
続部が設けられる。第1ブレーキパッド用の第1ブレー
キパッド位置づけ手段は、第1ピボット接続部に軸回転
可能に接続され、第2ブレーキパッド用の第2ブレーキ
パッド位置づけ手段は、第2ピボット接続部に軸回転可
能に接続される。第1力伝達手段が、比例配分レバーの
第1端部からの力を、第1ブレーキパッド位置づけ手段
に伝達させることによって、第1ブレーキパッドに力を
適用する。また、第2力伝達手段は、比例配分レバーの
第2端部からの力を、第2ブレーキパッド位置づけ手段
に伝達させることによって、第2ブレーキパッドに力を
適用する。第2ブレーキパッドにかかる力は、第1ブレ
ーキパッドにかかる力に対して、比例関係を有する。
【0019】従って、本発明の主な目的は、一方は鉄道
車両の車輪の踏面に押し付けられ、他方は鉄道車両の車
輪もしくは車軸に装着されたブレーキディスクに押し付
けられる2個あるいはそれ以上のブレーキパッドに、比
例関係を有する力を適用するための、鉄道車両のブレー
キばりに使用する装置を提供することである。
【0020】本発明の別の目的は、ブレーキディスクに
適用される制動トルクを最大にするため、ブレーキディ
スクに押し付けられるブレーキシューが、ブレーキディ
スクのリムに押し付けられるようにした装置を提供する
ことである。
【0021】本発明のさらに別の目的は、装着し易くす
ると共にコストや重量を減らすため、ブレーキディスク
を、鉄道車両の車軸ではなく車輪に取り付けるようにし
た装置を提供することである。
【0022】本発明のまた別の目的は、鉄道車両の台車
の制限された利用可能な空間内で、使用できる装置を提
供することである。
【0023】本発明のさらにまた別の目的は、鉄道車両
の台車の側枠や他の構成体との干渉を避けるため、鉄道
車両の車輪とブレーキディスクとに関して空間的にオフ
セットする装置を提供することである。
【0024】本発明の別の目的は、踏面とディスクブレ
ーキパッドとの間の力を比例配分するために使われるレ
バーが、ブレーキディスクのリムの摩擦表面と車輪の踏
面の摩擦表面との間の、車軸に平行に測定したときの、
分離距離を越える長さを有する装置を提供することであ
る。
【0025】当業者であれば、上記に広く述べてきた本
発明の種々の目的と特徴に加えて、以下に述べる本発明
のより詳細な説明により、特に以下の詳細な説明を添付
の図面や上記特許請求の範囲と照らし合わせることによ
り、本発明の他の種々の目的と特徴が、容易に明らかと
なろう。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明をさらに詳細に説明する前
に、本発明を分かり易くして理解を助けるため、幾つか
の図面を通して同一機能を有する同一部材には、同一参
照番号を付けて示すことに注意されたい。
【0027】図1は、本発明の現時点で最適な実施態様
による、鉄道車両ブレーキシステム用のブレーキばり
(変位可能部材)の斜視図で、全体を参照番号10で示
す。ブレーキばり10は、ブレーキをかけるために軸線
11(第1の軸線)と平行に動けるようになっている。
【0028】ブレーキばり10は、端部12と、鉄道車
両の台車の側枠(図示せず)にブレーキばりを装着する
ための支持板14とを有する。端部12は、第1ピボッ
ト接続部16と、第2ピボット接続部18と、そして、
第3ピボット接続部20とを備える。ピボット接続部1
6及び18は、ブレーキばり10にほぼ平行な軸線(第
2及び第3の軸線)を有するピボット用である。第3ピ
ボット接続部20は、ブレーキばり10にほぼ垂直な軸
線(第4の軸線)を有するピボット用である。図2の
(A)は、ブレーキばり10の端部12の詳細を示して
おり、取り付けられたブレーキヘッドとブレーキパッド
を含んでいる。比例配分レバー26は、比例配分レバー
のピボット接続部28において、ブレーキばり10の第
1端部12の第3ピボット接続部20(図1に示す)
に、軸回転可能に接続される。
【0029】比例配分レバー26は、その第1端部30
に第1力引渡手段32を有し、その第2端部34に第2
力引渡手段36を有する。
【0030】図2の(B)は、比例配分レバー26の第
1力引渡手段32に接続される力受け手段42を有する
リンク40(第1リンク)を示す。
【0031】図3の(A)は、リンク40を接続するデ
ィスクブレーキハンガ50(第1ブレーキハンガ)の上
面図である。
【0032】ここに示された実施態様において、第1力
引渡手段32は、比例配分レバー26の第1端部30に
形成された部分的に球体表面を有する突起体であり、力
受け手段42は、リンク40に形成された穴またはソケ
ットである。
【0033】リンク40は、ブレーキハンガ力受け手段
52において、ディスクブレーキハンガ50に接続され
た力引渡手段44を有する。ここに示された実施態様に
おいて、ディスクブレーキハンガ力受け手段52は、部
分的に球体表面を有する突起体状に形成されており、リ
ンクの力引渡手段44は、ディスクブレーキハンガ力受
け手段52が嵌まり込む穴またはソケット状に形成され
る。
【0034】図3の(B)は、ブレーキばり10に垂直
な方向から見たディスクブレーキハンガ50の組立時の
図であり、図3の(C)は、ブレーキばり10に平行な
方向から見たディスクブレーキハンガ50の組立時の図
である。
【0035】ディスクブレーキハンガ50は、ディスク
ブレーキハンガの第1ピボット接続部54において、ブ
レーキばり10の第1端部12の第1ピボット接続部1
6に接続される。また、ディスクブレーキハンガ50
は、ディスクブレーキハンガ第2ピボット接続部56を
有する。
【0036】ディスクブレーキシュー58(第1ブレー
キシュー)は、ディスクブレーキハンガ第2ピボット接
続部56において、ディスクブレーキハンガ50に接続
される。ディスクブレーキシューパッド60(第1ブレ
ーキパッド)は、ディスクブレーキシュー58に装着さ
れる。
【0037】図2の(A)に示されたブレーキディスク
64(回転機械体)は、軸線66を有する。ディスクブ
レーキパッド60は、ブレーキディスク64を制動する
ため、ブレーキディスク64に押し付けられる。ディス
クブレーキパッド60は、ディスク摩擦表面68におい
て、ブレーキディスク64に押し付けられる。空気通路
70は、ブレーキディスク64を冷却するため、ブレー
キディスク64内に設けらる。
【0038】図2および図4の(A)に、踏面ブレーキ
ハンガ80が示されており、端部の第2ピボット接続部
18において、ブレーキばり10に軸回転可能に接続さ
れる。踏面ブレーキハンガ80は、力受け手段82を有
する。ここに示された実施態様では、力受け手段82
は、比例配分レバー26の第2力引渡手段36を取り囲
むソケットになっている。踏面ブレーキシュー84は、
踏面ブレーキハンガ80に取り付けられる。また、踏面
ブレーキシュー84は、車輪90(回転機械体)を制動
するため、鉄道車両の車輪90に押し付けられる。車輪
90の中心線は、ブレーキディスク64の中心線66と
共通である。
【0039】図5は、ブレーキディスク64と車輪90
の軸線66に平行な方向から見たシステムを示す。この
図には、ディスクブレーキシュー58及びディスクブレ
ーキパッド60、踏面ブレーキシュー84、踏面ブレー
キパッド86(第2ブレーキパッド)及び車輪90が示
される。
【0040】このシステムにおける力の流れは、次のよ
うになっている。ブレーキばり10は、軸線11に平行
に、すなわち軸線11の矢印によって示された方向に移
動する。この方法では、ブレーキシュー58及び84を
位置づけるために設けられた、ピボット接続部16、1
8、及び20は、車輪90とブレーキディスク64の方
向へ移動する。これにより、ディスクブレーキパッド6
0は、ブレーキディスク64と接触し、踏面ブレーキパ
ッド86は、車輪90の踏面と接触する。軸線11に平
行な向きの力は、ブレーキばり端部12の第3ピボット
接続部20を介して、比例配分レバーピボット接続部2
8に、ひいては、比例配分レバー26に適用される。比
例配分レバーピボット接続部28に適用された力は、第
1力引渡手段32と第2力引渡手段36を介して、比例
配分レバー26から流出する。比例配分レバーにおける
モーメントのバランスは、比例配分レバーピボット接続
部28の回りでとるようになっているが、それによっ
て、第1および第2力引渡手段32及び36において、
力は、相互に比例関係を有するように、そして、これら
の引渡配分手段と比例配分レバーピボット接続部28と
の間のモーメントアームの割合に対しては、反比例関係
を有するように配分される。(但し、ここに示した実施
態様では、これらのモーメントアームは等しいので、力
も等しくなる。)
【0041】第1力引渡手段32によって引渡された第
1の力は、リンクの力受け手段42で受けられ、次に、
リンク40によってリンクの力引渡手段44に伝達さ
れ、そして、ディスクブレーキハンガの力受け手段52
で受けられる。
【0042】第2力引渡手段36によって引渡された第
2の力は、踏面ブレーキハンガの力受け手段82で受け
られる。従って、ディスクブレーキハンガ50にかかる
力は、踏面ブレーキハンガ80にかかる力と比例関係を
有する。
【0043】図面を検討すると、本発明において、ブレ
ーキばり10の主たるディメンションからオフセットし
た装置で、本目的が達成できることを示している。この
オフセットによって、比例配分レバー26は、ブレーキ
シュー58及び84と比較して、ブレーキばり10の内
向きにオフセットされる。これにより、ブレーキディス
ク64は、車輪90に近接して装着(例えばボルト止
め)され、その結果、鉄道車両の側枠(図示せず)上で
支持板14により支えられるブレーキばり10の端部に
おいて干渉を回避する。
【0044】ここで、装置についてより広く論じると、
開示されているのは、比例関係を有する力を少なくとも
2つのブレーキパッドに適用するための装置であり、こ
れらのブレーキパッドは、回転機械体を制動するため
に、この回転機械体に力を適用するものである。この装
置は、第1の軸線に平行に動くことのできる変位可能部
材を有し、この変位可能部材は、第1の軸線にほぼ垂直
な第2の軸線を有する第1ピボット接続部を備える。ま
た、この変位可能部材は、第3の軸線を有する第2ピボ
ット接続部を備えており、この第3の軸線は、第2の軸
線に平行かつ第1の軸線にほぼ垂直となっている。さら
に、この変位可能部材は、第3ピボット接続部を備えて
おり、この第3ピボット接続部は、第4の軸線を有し、
この第4の軸線は、第1の軸線にほぼ垂直で、第2の軸
線にほぼ垂直で、そして第3の軸線にほぼ垂直となって
いる。
【0045】この装置は、主たるディメンションを有す
る比例配分レバーを備え、この主たるディメンション
は、第2の軸線にほぼ平行でありかつ第3の軸線にほぼ
平行である。比例配分レバーは、第4の軸線の回りに自
在に回転できるようにするために、変位可能部材の第3
ピボット接続部に、軸回転可能に接続されたピボット接
続部を有する。比例配分レバーは、第1端部と第2端部
とを備えており、比例配分レバーピボット接続部は、比
例配分レバーの第1端部と第2端部との間に配置され
る。
【0046】この装置は、変位可能部材の第1ピボット
接続部に軸回転可能に接続された第1ブレーキパッド位
置づけ手段を有しており、第1ブレーキパッドは、この
位置づけ手段に取り付けられる。第1ブレーキパッド
は、回転機械体を制動するために、回転機械体に押し付
けられる。
【0047】この装置は、変位可能部材の第2ピボット
接続部に軸回転可能に接続された第2ブレーキパッド位
置づけ手段を有しており、第2ブレーキパッドは、この
位置づけ手段に取り付けられる。第2ブレーキパッドも
また、回転機械体を制動するために、回転機械体に押し
付けられる。
【0048】この装置は、比例配分レバーの第1端部か
らの第1の力を、第1ブレーキパッド位置づけ手段に伝
達させる第1力伝達手段を備えており、その結果、第1
ブレーキパッド位置づけ手段は、第1ブレーキパッドに
第3の力を適用させ、その第3の力が、第1の力と比例
関係を有するようになっている。
【0049】この装置は、比例配分レバーの第2端部か
らの第2の力を、第2ブレーキパッド位置づけ手段に伝
達させる第2力伝達手段を備えており、その結果、第2
ブレーキパッド位置づけ手段は、第2ブレーキパッドに
第4の力を適用させ、その第4の力が、第2の力と比例
関係を有するようになっている。
【0050】比例配分レバーにより、第2の力は、第1
の力に対して比例関係を有するようになっており、その
結果、第1ブレーキパッドにかかる第3の力は、第2ブ
レーキパッドにかかる第4の力に比例する。
【0051】第1力伝達手段は、比例配分レバーの第1
端部と第1ブレーキパッド位置づけ手段との間の相対回
転自由度に少なくとも2本の軸線を与えながら、第1の
力を伝達し、第2力伝達手段は、比例配分レバーの第2
端部と第2ブレーキパッド位置づけ手段との間の相対回
転自由度に少なくとも2本の軸線を与えながら、第2の
力を伝達する。
【0052】力伝達手段の一方もしくは両方とも、玉継
手のような、突起体と、その突起体用の囲いとを備えて
いてもよい。
【0053】第1ブレーキパッド位置づけ手段は、変位
可能部材の第1ピボット接続部に軸回転可能に接続され
た第1ブレーキハンガと、第1ブレーキハンガに軸回転
可能に接続された第1ブレーキシューとを備えており、
第1ブレーキパッドは、第1ブレーキシューに取り付け
られる。
【0054】第1力伝達手段は、比例配分レバーの第1
端部と、第1ブレーキパッド位置づけ手段とに接続され
たリンクを含んでいてもよい。
【0055】比例配分レバーの第1端部と比例配分レバ
ーピボット接続部との間の第1応力集中距離は、比例配
分レバーの第2端部と比例配分レバーピボット接続部と
の間の第2応力集中距離とほぼ等しくすることができ、
それにより、第1の力は、第2の力とほぼ等しくなる。
【0056】比例配分レバーの第1端部と比例配分レバ
ーピボット接続部との間の第1応力集中距離は、比例配
分レバーの第2端部と比例配分レバーピボット接続部と
の間の第2応力集中距離と異なるようにすることがで
き、それにより、第1の力は、第2の力に第2応力集中
距離の数値を掛けて、第1応力集中距離の数値で割った
力とほぼ等しくなる。
【0057】第1ブレーキパッドは、比例配分レバーの
第1端部の同様な位置座標とほぼ等しい第2の軸線に平
行な位置座標を有しており、すなわち、第1ブレーキパ
ッドは、比例配分レバーの第1端部に関して、第2の軸
線に平行な位置座標に沿ってオフセットされる。
【0058】本発明は、また、鉄道車両ブレーキシステ
ム用のブレーキばりの一方の端部に装着された2つのブ
レーキパッド位置づけ手段に、比例関係を有する力を適
用する装置を提供する。ブレーキばりは、鉄道車両の台
車に装着されて、それにより、台車の長手方向のディメ
ンションに平行になっている第1の軸線に平行に動くこ
とができ、また、ブレーキばりは、鉄道車両の隣接する
車軸の方向に向けられる。一方のブレーキパッド位置づ
け手段は、ブレーキパッドを、ブレーキディスクのリム
に押し付けるためのものであり、他方のブレーキパッド
位置づけ手段は、ブレーキパッドを、鉄道車両の車輪の
踏面に押し付けるためのものである。ブレーキディスク
は、車輪、または、車輪に隣接して車輪を装着した軸線
の少なくとも一方に取り付けられる。
【0059】この装置は、また、3つのピボット接続部
を有しており、3つの接続部の夫々は、ブレーキばりの
端部において、ブレーキばりの一部として形成される
か、あるいは、ブレーキばりに取り付けられる。これら
3つのピボット接続部の第1のものは、ブレーキばりの
主たるディメンションにほぼ平行な第2の軸線を有し、
3つのピボット接続部の第2のものは、ブレーキばりの
主たるディメンションにほぼ平行な第3の軸線を有し、
そして、3つのピボット接続部の第3のものは、ブレー
キばりの主たるディメンションにほぼ垂直な第4の軸線
を有する。
【0060】この装置は、主たるディメンションを有す
る比例配分レバーを有し、比例配分レバーの主たるディ
メンションは、ブレーキばりの主たるディメンションに
ほぼ平行になっている。比例配分レバーは、第4の軸線
の回りを自在に回転できるように、第3のピボット接続
部に軸回転可能に接続されたピボット接続部を備える。
【0061】比例配分レバーには、第1端部と第2端部
とがあり、比例配分レバーピボット接続部は、比例配分
レバーの第1端部と第2端部との間に配置される。
【0062】この装置は、ブレーキばりの第1ピボット
接続部に軸回転可能に接続された第1ブレーキパッド位
置づけ手段と、第1ブレーキパッド位置づけ手段に取り
付けられた第1ブレーキパッドとを有し、そして、この
第1ブレーキパッドは、ブレーキディスクの制動のため
に、ひいては、車輪の制動のために、ブレーキディスク
に押し付けるためのものである。
【0063】この装置は、また、ブレーキばりの第2ピ
ボット接続部に軸回転可能に接続された第2ブレーキパ
ッド位置づけ手段と、第2ブレーキパッド位置づけ手段
に取り付けられた第2ブレーキパッドとを有し、そし
て、この第2ブレーキパッドは、車輪の制動のために車
輪の踏面に押し付けるためのものである。
【0064】比例配分レバーの第1端部からの第1の力
を、第1ブレーキパッド位置づけ手段に伝達させるため
の第1力伝達手段があり、第1ブレーキパッド位置づけ
手段は、第1ブレーキパッドに、第1の力と比例関係を
有する第3の力を適用させる。
【0065】また、比例配分レバーの第2端部からの第
2の力を、第2ブレーキパッド位置づけ手段に伝達させ
るための第2力伝達手段があり、第2ブレーキパッド位
置づけ手段は、第2ブレーキパッドに、第2の力と比例
関係を有する第4の力を適用させる。
【0066】比例配分レバーによって、第2の力は、第
1の力に対して比例関係を有するようになっており、そ
の結果、第1ブレーキパッドにかかる第3の力は、第2
ブレーキパッドにかかる第4の力に比例する。
【0067】第1力伝達手段は、比例配分レバーの第1
端部と第1ブレーキパッド位置づけ手段との間の相対回
転自由度に少なくとも2本の軸線を与えながら、第1の
力を伝達する。
【0068】同様に、第2力伝達手段は、比例配分レバ
ーの第2端部と第2ブレーキパッド位置づけ手段との間
の相対回転自由度に少なくとも2本の軸線を与えなが
ら、第2の力を伝達する。
【0069】第1力伝達手段および第2力伝達手段のい
ずれか一方もしくは両方は、突起体と、その突起体用の
囲いを備えていてもよい。これらは、玉継手を構成して
いてもよい。
【0070】第1ブレーキパッド位置づけ手段は、ブレ
ーキばりの第1ピボット接続部に軸回転可能に接続され
た第1ブレーキハンガと、第1ブレーキハンガに軸回転
可能に接続された第1ブレーキシューとを備えており、
第1ブレーキパッドは、第1ブレーキシューに取り付け
られる。
【0071】第1力伝達手段は、比例配分レバーの第1
端部と、第1ブレーキパッド位置づけ手段とに接続され
たリンクを含んでいてもよい。
【0072】比例配分レバーの第1端部と比例配分レバ
ーのピボット接続部との間の第1応力集中距離は、比例
配分レバーの第2端部と比例配分レバーのピボット接続
部との間の第2応力集中距離とほぼ等しくすることがで
き、それにより、第1の力は、第2の力とはほぼ等しく
なる。
【0073】逆に、比例配分レバーの第1端部と比例配
分レバーのピボット接続部との間の第1応力集中距離
は、比例配分レバーの第2端部と比例配分レバーのピボ
ット接続部の間の第2応力集中距離と異なるようにする
ことができ、それにより、第1の力は、第2の力に第2
応力集中距離の数値を掛けて、第1応力集中距離の数値
で割った力とほぼ等しくなる。
【0074】第1ブレーキパッドは、比例配分レバーの
第1端部に比して、第2の軸線に平行な位置座標に沿っ
てオフセットされていてもよい。
【0075】以上に本発明の現時点で最も好ましい実施
態様及び様々な代替型実施態様を特許法に従って詳細に
説明してきたが、当該分野の専門家であれば添付の請求
項の精神または範囲のいずれからも逸脱しない本発明の
様々な変更及び応用を加えることができることを理解さ
れたい。従って、本発明は、添付の請求項だけでなく、
下記の項目に記載の概念も、その保護の対象とすること
ができる。
【0076】(1)前記第1力伝達手段と前記第2力伝
達手段の少なくとも一方が、玉継手である請求項3に記
載の装置。 (2)前記比例配分レバーの前記第1端部と前記比例配
分レバーの前記ピボット接続部との間の第1応力集中距
離が、前記比例配分レバーの前記第2端部と前記比例配
分レバーの前記ピボット接続部との間の第2応力集中距
離と異なり、前記第1の力が、前記第2の力に前記第2
応力集中距離の数値を掛けて、前記第1応力集中距離の
数値で割った力と、ほぼ等しくなる請求項1に記載の装
置。 (3)前記第1ブレーキパッドが、前記比例配分レバー
の前記第1端部の同様な位置座標とほぼ等しい、前記第
2の軸線に平行な位置座標を有する請求項1に記載の装
置。 (4)前記第1ブレーキパッドが、前記比例配分レバー
の前記第1端部に比して、前記第2の軸線に平行な位置
座標に沿ってオフセットされる請求項1に記載の装置。 (5)前記第1力伝達手段と前記第2力伝達手段の少な
くとも一方が、玉継手である請求項10記載の装置。 (6)前記比例配分レバーの前記第1端部と前記比例配
分レバーピボット接続部との間の第1応力集中距離が、
前記比例配分レバーの前記第2端部と前記比例配分レバ
ーピボット接続部との間の第2応力集中距離とほぼ等し
く、前記第1の力が前記第2の力とほぼ等しい請求項7
に記載の装置。 (7)前記比例配分レバーの前記第1端部と前記比例配
分レバーピボット接続部との間の第1応力集中距離が、
前記比例配分レバーの前記第2端部と前記比例配分レバ
ーピボット接続部の間の第2応力集中距離と異なり、前
記第1の力が、前記第2の力に前記第2応力集中距離の
数値を掛けて、前記第1応力集中距離の数値で割った力
とほぼ等しくなる請求項7記載の装置。 (8)前記第1ブレーキパッドが、前記比例配分レバー
の前記第1端部に比して、前記第2の軸線に平行な位置
座標に沿ってオフセットされる請求項7に記載の装置。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるピボット接続部を有する鉄道車
両ブレーキシステムのブレーキばりの斜視図である。
【図2】 (A)は、踏面及びディスクブレーキシュー
用のブレーキハンガをより詳細に示したブレーキばりの
端部の平面図、(B)は、ディスクブレーキ用のハンガ
に比例関係を有した力を伝達するために使用するリンク
を示した図である。
【図3】 (A)は、ディスクブレーキシュー用のブレ
ーキハンガの上面図、(B)は、ブレーキばりの長手方
向から横切るように見た、ディスクブレーキシュー用の
ブレーキハンガの側面図、(C)は、ブレーキばりの長
手方向と平行に見た、ディスクブレーキシュー用のブレ
ーキハンガの正面図である。
【図4】 (A)は、踏面ブレーキハンガの上面図、
(B)は、踏面ブレーキシューの上面図、(C)は、踏
面ブレーキシューの側面図、(D)は、踏面ブレーキシ
ューの正面図である。
【図5】 鉄道車両の2本の車軸に適用される本発明の
ブレーキシステムの概念図である。
【符号の説明】
10…ブレーキばり(変位可能部材)、11…軸線(第
1の軸線)、12…端部(第一端部)、14…支持板、
16…第1ピボット接続部、18…第2ピボット接続
部、20…第3ピボット接続部、26…比例配分レバ
ー、28…ピボット接続部、30…第1端部、32…第
1力引渡手段、34…第2端部、36…第2力引渡手
段、40…リンク(第1リンク)、42…力受け手段、
44…力配分手段、50…ディスクブレーキハンガ(第
1ブレーキハンガ)、52…力受け手段、54…第1ピ
ボット接続部、56…第2ピボット接続部、58…ディ
スクブレーキシュー(第1ブレーキシュー)、60…デ
ィスクブレーキパッド(第1ブレーキパッド)、64…
ブレーキディスク(回転機械体)、66…軸線(中心
線)、68…ディスク摩擦表面、70…空気通路、80
…踏面ブレーキハンガ、82…力受け手段、84…踏面
ブレーキシュー、86…踏面ブレーキパッド(第2ブレ
ーキパッド)、90…車輪(回転機械体)。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転機械体を制動するため、該回転機械
    体へ強制的に押し付けられる少なくとも2つのブレーキ
    パッドに比例関係を有する力を適用させる装置におい
    て、 (a)第1の軸線に平行に移動しうる変位可能部材であ
    って、該変位可能部材が第1ピボット接続部を有し、該
    第1ピボット接続部が第2の軸線を有し、該第2の軸線
    が前記第1の軸線にほぼ垂直であり、前記変位可能部材
    がさらに第2ピボット接続部を有し、該第2ピボット接
    続部が第3の軸線を有し、該第3の軸線が前記第2の軸
    線にほぼ平行かつ前記第1の軸線にほぼ垂直であり、前
    記変位可能部材がさらにまた第3ピボット接続部を有
    し、該第3ピボット接続部が第4の軸線を有し、該第4
    の軸線が前記第1の軸線にほぼ垂直であり、前記第2の
    軸線にほぼ垂直であり、そして前記第3の軸線にほぼ垂
    直である前記変位可能部材と、 (b)主たるディメンションを有する比例配分レバーで
    あって、該比例配分レバーの主たるディメンションが前
    記第2の軸線にほぼ平行であると共に前記第3の軸線に
    ほぼ平行であり、前記比例配分レバーが前記第4の軸線
    の回りに自在に回転ができるようにするため、前記変位
    可能部材の前記第3ピボット接続部に軸回転可能に接続
    されたピボット接続部を有し、前記比例配分レバーが第
    1端部と第2端部とを備え、前記比例配分レバーの前記
    ピボット接続部が前記比例配分レバーの前記第1端部と
    前記第2端部との間に配置される前記比例配分レバー
    と、 (c)前記変位可能部材の前記第1ピボット接続部に軸
    回転可能に接続された第1ブレーキパッド位置づけ手段
    と、 (d)前記回転機械体を制動するために前記回転機械体
    に押し付けられる、前記第1ブレーキパッド位置づけ手
    段に取り付けられた第1ブレーキパッドと、 (e)前記変位可能部材の前記第2ピボット接続部に軸
    回転可能に接続された第2ブレーキパッド位置づけ手段
    と、 (f)前記回転機械体を制動するために前記回転機械体
    に押し付けられる、前記第2ブレーキパッド位置づけ手
    段に取り付けられた第2ブレーキパッドと、 (g)前記比例配分レバーの前記第1端部からの第1の
    力を、前記第1ブレーキパッド位置づけ手段に伝達する
    ための第1力伝達手段であって、前記第1ブレーキパッ
    ド位置づけ手段が前記第1ブレーキパッドに、前記第1
    の力と比例関係を有する第3の力を適用させる前記第1
    力伝達手段と、 (h)前記比例配分レバーの前記第2端部からの第2の
    力を、前記第2ブレーキパッド位置づけ手段に伝達する
    ための第2力伝達手段であって、前記第2ブレーキパッ
    ド位置づけ手段が前記第2ブレーキパッドに、前記第2
    の力と比例関係を有する第4の力を適用させる前記第2
    力伝達手段とを備え、 前記比例配分レバーによって、前記第2の力が前記第1
    の力と比例関係を有することにより、前記第1ブレーキ
    パッドに適用される前記第3の力が、前記第2ブレーキ
    パッドに適用される前記第4の力と比例関係を有する回
    転機械体制動用の少なくとも2つのブレーキパッドに比
    例力を適用させる装置。
  2. 【請求項2】 前記第1力伝達手段が、前記比例配分レ
    バーの前記第1端部と前記第1ブレーキパッド位置づけ
    手段との間の相対回転自由度に少なくとも2本の軸線を
    与えながら、前記第1の力を伝達する請求項1に記載の
    装置。
  3. 【請求項3】 前記第1力伝達手段と前記第2力伝達手
    段の少なくとも一方が、突起体と、その突起体用の囲い
    とを備える請求項1に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記第1ブレーキパッド位置づけ手段
    が、前記変位可能部材の前記第1ピボット接続部に軸回
    転可能に接続された第1ブレーキハンガと、該第1ブレ
    ーキハンガに軸回転可能に接続された第1ブレーキシュ
    ーとを備えており、前記第1ブレーキパッドが前記第1
    ブレーキシューに取り付けられる請求項1に記載の装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第1力伝達手段が、第1リンクを含
    み、該第1リンクが、前記比例配分レバーの前記第1端
    部と、前記第1ブレーキパッド位置づけ手段とに接続さ
    れる請求項1に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記比例配分レバーの前記第1端部と前
    記比例配分レバーの前記ピボット接続部との間の第1応
    力集中距離が、前記比例配分レバーの前記第2端部と前
    記比例配分レバーの前記ピボット接続部との間の第2応
    力集中距離とほぼ等しく、前記第1の力が前記第2の力
    とほぼ等しい請求項1に記載の装置。
  7. 【請求項7】 2つのブレーキパッド位置づけ手段を備
    え、該ブレーキパッド位置づけ手段が比例関係を有する
    力を有し、前記2つのブレーキパッド位置づけ手段が鉄
    道車両ブレーキシステムにおけるブレーキばりの一方の
    端部に装着され、前記2つのブレーキパッド位置づけ手
    段の第1のものはブレーキパッドをブレーキディスクに
    押し付け、前記2つのブレーキパッド位置づけ手段の第
    2のものはブレーキパッドを前記鉄道車両の車輪の踏面
    に押し付け、前記ブレーキディスクが前記車輪または前
    記車輪を装着した車軸のうち少なくとも一方に取り付け
    られ、前記ブレーキディスクが前記車輪に隣接した位置
    に装着されており、前記ブレーキばりは前記車軸に向か
    って方向づけられた第1の軸線に沿って移動可能である
    装置において、 (a)3つのピボット接続部であって、該3つのピボッ
    ト接続部の夫々が、前記ブレーキばりの端部において前
    記ブレーキばりの一部として形成されているか、あるい
    は前記ブレーキばりの端部において前記ブレーキばりに
    取り付けられており、前記3つのピボット接続部の第1
    のものは前記ブレーキばりの主たるディメンションにほ
    ぼ平行な第2の軸線を有し、前記3つのピボット接続部
    の第2のものは前記ブレーキばりの主たる前記ディメン
    ションにほぼ平行な第3の軸線を有し、そして、前記3
    つのピボット接続部の第3のものは前記ブレーキばりの
    主たる前記ディメンションにほぼ垂直な第4の軸線を有
    した前記3つのピボット接続部と、 (b)主たるディメンションを有する比例配分レバーで
    あって、該比例配分レバーの主たる該ディメンションが
    前記ブレーキばりの主たる前記ディメンションにほぼ平
    行であり、前記比例配分レバーが前記第4の軸線の回り
    に自在に回転できるようにするために、前記第3ピボッ
    ト接続部に軸回転可能に接続されたピボット接続部を有
    し、前記比例配分レバーが第1端部と第2端部とを備
    え、前記比例配分レバーの前記ピボット接続部が前記比
    例配分レバーの前記第1端部と前記第2端部との間に配
    置されている前記比例配分レバーと、 (c)前記ブレーキばりの前記第1ピボット接続部に軸
    回転可能に接続された第1ブレーキパッド位置づけ手段
    と、 (d)前記ブレーキディスクを制動しひいては前記車輪
    を制動するために前記ブレーキディスクに押し付けられ
    る、前記第1ブレーキパッド位置づけ手段に取り付けら
    れた第1ブレーキパッドと、 (e)前記ブレーキばりの前記第2ピボット接続部に軸
    回転可能に接続された第2ブレーキパッド位置づけ手段
    と、 (f)前記車輪を制動するために前記車輪の前記踏面に
    押し付けられる、前記第2ブレーキパッド位置づけ手段
    に取り付けられた第2ブレーキパッドと、 (g)前記比例配分レバーの前記第1端部からの第1の
    力を、前記第1ブレーキパッド位置づけ手段に伝達する
    ための第1力伝達手段であって、前記第1ブレーキパッ
    ド位置づけ手段が前記第1ブレーキパッドに、前記第1
    の力と比例関係を有する第3の力を適用させる前記第1
    力伝達手段と、 (h)前記比例配分レバーの前記第2端部からの第2の
    力を、前記第2ブレーキパッド位置づけ手段に伝達する
    ための第2力伝達手段であって、前記第2ブレーキパッ
    ド位置づけ手段が前記第2ブレーキパッドに、前記第2
    の力と比例関係を有する第4の力を適用させる前記第2
    力伝達手段とを備え、 前記比例配分レバーによって、前記第2の力が前記第1
    の力と比例関係を有することにより、前記第1ブレーキ
    パッドに適用される前記第3の力が、前記第2ブレーキ
    パッドに適用される前記第4の力と比例関係を有するブ
    レーキディスク及び車輪用の2つのブレーキパッドに比
    例力を適用させる装置。
  8. 【請求項8】 前記第1力伝達手段が、前記比例配分レ
    バーの前記第1端部と前記第1ブレーキパッド位置づけ
    手段との間の相対回転自由度に少なくとも2本の軸線を
    与えながら、前記第1の力を伝達する請求項7に記載の
    装置。
  9. 【請求項9】 前記第2力伝達手段が、前記比例配分レ
    バーの前記第2端部と前記第2ブレーキパッド位置づけ
    手段との間の相対回転自由度に少なくとも2本の軸線を
    与えながら、前記第2の力を伝達する請求項7に記載の
    装置。
  10. 【請求項10】 前記第1力伝達手段と前記第2力伝達
    手段の少なくとも一方が、突起体と、その突起体用の囲
    いとを備える請求項7に記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記第1ブレーキパッド位置づけ手段
    が、前記ブレーキばりの前記第1ピボット接続部に軸回
    転可能に接続された第1ブレーキハンガと、該第1ブレ
    ーキハンガに軸回転可能に接続された第1ブレーキシュ
    ーとを備えており、前記第1ブレーキパッドが、前記第
    1ブレーキシューに取り付けられる請求項7に記載の装
    置。
  12. 【請求項12】 前記第1力伝達手段が、第1リンクを
    含み、該第1リンクが、前記比例配分レバーの前記第1
    端部と、前記第1ブレーキパッド位置づけ手段とに接続
    される請求項7に記載の装置。
JP9310913A 1996-11-12 1997-11-12 回転機械体制動用の少なくとも2つのブレーキパッドに比例力を適用させる装置とブレーキディスク及び車輪用の2つのブレーキパッドに比例力を適用させる装置 Expired - Fee Related JP2994613B2 (ja)

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