JP2001010492A - 独立車輪操舵台車及び独立車輪駆動コンポーネント - Google Patents

独立車輪操舵台車及び独立車輪駆動コンポーネント

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JP2001010492A
JP2001010492A JP11182949A JP18294999A JP2001010492A JP 2001010492 A JP2001010492 A JP 2001010492A JP 11182949 A JP11182949 A JP 11182949A JP 18294999 A JP18294999 A JP 18294999A JP 2001010492 A JP2001010492 A JP 2001010492A
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steering
wheel
independent wheel
electric motor
peripheral surface
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JP11182949A
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Hiroo Sakamoto
博夫 坂本
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動機等はステアリング旋回することなく、
車輪のみがステアリング旋回するようにする。 【解決手段】 電動機103の回転力は、減速機10
8,撓み板112,ドライブシャフト111及び撓み板
113を介して車輪104に伝達され、車輪104が回
転する。電動機103は台車枠102に固定されてい
る。ステアリング板106は旋回ピン105を中心とし
て旋回でき、車輪104は転がり軸受115によりステ
アリング板106の外周面に取り付けられている。ステ
アリング板106とモータフレーム103aとの間に
は、弾性部材116が圧入・介装されている。車輪10
4,転がり軸受115及びステアリング板106がステ
アリング旋回すると、弾性部材116は弾性変形して、
車輪104等のステアリング旋回を許容する。また車輪
振動を弾性部材116により制振する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道車両用の独立
車輪操舵台車及び独立車輪駆動コンポーネントに関する
ものである。かかる本発明は、電動機等をステアリング
旋回することなく車輪のみをステアリング旋回すること
ができるようにして良好なステアリング動作を可能にす
ると共に、車輪振動を制振する弾性部材の疲労劣化を防
止するように工夫したものである。
【0002】
【従来の技術】現在の多くの鉄道車両用の動力台車で
は、右側の車輪と左側の車輪とが車軸により連結された
一体型車輪を採用しており、台車に備えた電動機の駆動
力を、減速機により減速して、一体型車輪に伝達して走
行をしている。曲線軌道を走行する場合には、車輪の踏
面の勾配を利用したセルフステアリング効果により、曲
線走行が可能となっている。
【0003】一方、最近では鉄道車両の床面を低くした
低床構造等を採用するために、独立車輪台車が開発され
ている。この独立車輪台車では、車軸を省略して右側の
車輪と左側の車輪とを個別・独立して回転する構成にす
ると共に、各車輪を個別の電動機により駆動している。
この独立車輪台車では車軸が無いため、鉄道車両の床面
を低くしても床面が車軸と干渉することがなく、低床化
が可能になるのである。低床型の鉄道車両では、線路面
からステップレスで乗降できるため、利便性が向上す
る。
【0004】このような独立車輪台車では、ハブモータ
型の独立車輪駆動コンポーネントが採用されることがあ
る。この独立車輪駆動コンポーネントでは、電動機の外
周側に車輪を配置し、電動機回転力を減速機を介して車
輪に伝達するようになっており、電動機,車輪及び減速
機が一体的に組み込まれたコンポーネント構造となって
いる。
【0005】1つの台車に4つの車輪を有するボギー台
車型の独立車輪台車では、1つの台車に4つの独立車輪
駆動コンポーネントを取り付けている。つまり、台車枠
の右側のフレームに2台の独立車輪駆動コンポーネント
を取り付け、台車枠の左側のフレームに2台の独立車輪
駆動コンポーネントを取り付けている。このボギー台車
型の独立車輪台車は、1軸型の独立車輪台車に比べて、
車輪スリップが発生しても脱輪の恐れがなく、しかも、
高速走行時の安定性が高いという利点がある。
【0006】ここで従来のハブモータ型の独立車輪駆動
コンポーネントの具体例を説明する。図8に示すよう
に、従来の独立車輪駆動コンポーネント10では、電動
機11の回転力は電動機軸11aを介して減速機12に
伝わり減速され、減速された回転力は車輪ハウジング1
3に伝達される。車輪ハウジング13は、モータフレー
ム11bの外周側にて回転自在に配置されている。この
車輪ハウジング13の外周面には、弾性部材14を介し
て、車輪15が取り付けられている。弾性部材14は周
方向に沿い環状に配置されており、車輪15と共に回転
しつつ車輪振動を制振する。
【0007】更に、ハブ支持腕16,16及び軸受1
7,17が上下に対となって構成されており、車体20
に固定した上下のピン(図示省略)が、上下からハブ支
持腕16及び軸受17の部分に貫入するようになってい
る。このため、独立車輪駆動コンポーネント10の全体
が、ハブ支持腕16及び軸受17の部分を旋回中心とし
て、ステアリング旋回することができるようになってい
る。なお18はブレーキである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで図8に示す従
来技術では、ステアリング動作するために、独立車輪駆
動コンポーネント10の全体がステアリング旋回する構
成となっているため、操舵機構が大型化する。このよう
に機構が大型化するため、車室空間が狭くなってしま
う。また、ステアリングする車輪15に対して、復元力
を作用させたりダンピング作用を与えることができない
ため、高速走行安定性が悪い。また、弾性部材14が車
輪15と共に回転するため、弾性部材14は回転による
繰り返し応力を受けて疲労破断する恐れがある。
【0009】本発明は、上記従来技術に鑑み、独立車輪
駆動コンポーネント全体をステアリング旋回することな
く車輪のみをステアリング旋回して、スムーズに旋回走
行できると共に高速安定性の優れた独立車輪操舵台車及
び独立車輪駆動コンポーネントを提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の構成は、電動機と、この電動機の回転を減速する減
速機と、車輪と、前記減速機の出力を前記車輪に伝達す
る動力伝達部材とが一体的に組み込まれた独立車輪駆動
コンポーネントであって、前記電動機のモータフレーム
の外周側に、水平面内でステアリング旋回可能にステア
リング板を配置し、このステアリング板の外周面に転が
り軸受を介して車輪を回転自在に支持すると共に、前記
ステアリング板の内周面と前記モータフレームの外周面
との間に弾性部材を圧入・介装したことを特徴とする。
【0011】また本発明の構成は、前記弾性部材は、前
記ステアリング板の内周面と前記モータフレームの外周
面との間の空間のうち、上周空間部分と下周空間部分に
配置されていることを特徴とする。
【0012】また本発明の構成は、台車枠の右側フレー
ムに2台の独立車輪駆動コンポーネントを前後方向にず
らして取り付けると共に左側フレームに2台の独立車輪
駆動コンポーネントを前後方向にずらして取り付けた台
車であって、各独立車輪駆動コンポーネントは、前記台
車枠に固定された電動機と、この電動機の端面に固定配
置され電動機の回転を減速する減速機と、車輪と、前記
減速機の出力を前記車輪に伝達する動力伝達部材とが一
体的に組み込まれて構成されており、しかも、前記電動
機のモータフレームの外周側に、水平面内でステアリン
グ旋回可能にステアリング板を配置し、ステアリング板
の外周面に転がり軸受を介して車輪を回転自在に支持す
ると共に、前記ステアリング板の内周面と前記モータフ
レームの外周面との間の空間うち上周空間部分と下周空
間部分に弾性部材を圧入・介装して構成されていること
を特徴とする。
【0013】また本発明の構成は、右側の独立車輪駆動
コンポーネントのステアリング板と左側の独立車輪駆動
コンポーネントのステアリング板とは、ステアリング旋
回角度が同一となるように、リンク機構により連結され
ていたり、前記ステアリング板は、車輪の軸方向に関し
て、車輪よりも内側の位置を旋回中心としてステアリン
グ旋回したり、前記ステアリング板は、車輪の軸方向に
関して、車輪よりも外側の位置を旋回中心としてステア
リング旋回したりする構成としたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。
【0015】<車両の全体構造の説明>まず初めに、本
発明の独立車輪操舵台車及び独立車輪駆動コンポーネン
トを使用した鉄道車両の一例を、図1を参照しつつ説明
する。図1に示すように、この例の鉄道車両では、1台
の車体1に1台の独立車輪操舵台車100を取り付けて
いる。前側の車体1と後側の車体1とは、球面軸受型の
連結器2により連結されている。独立車輪操舵台車10
0は、1つの台車に4台の独立車輪駆動コンポーネント
101を備えたボギー台車型の台車である。
【0016】曲線軌道を走行するときには、連結器2の
部分で前側の車体1と後側の車体1とが折れ曲がるよう
にしているため、車体1に対して独立車輪操舵台車10
0は殆ど旋回(ヨーイング回転)しない構造となってい
る。つまり、台車回転変位角度をほぼ零とした移動心皿
機構となっている。このため通常の円軌道を走行する時
には、連結器2の部分で折れ曲がることにより、台車回
転変位角度が零となった状態で、曲線軌道の走行ができ
る。なお、Sの字状の曲線軌道の場合には、若干の台車
回転変位角度が生じて曲線軌道の走行をする。
【0017】更に、詳細構造は後述するが、曲線軌道を
パーフェクトステアリングして旋回性能を向上させるた
め、独立車輪操舵台車100に備えた独立車輪駆動コン
ポーネント101の各車輪は、1〜2度だけステアリン
グ旋回できるようになっている。しかも、独立車輪駆動
コンポーネント101のモータや減速機はステアリング
旋回することなく、車輪のみがステアリング旋回できる
ように、構造に工夫をしている。また、回転部分の慣性
モーメントを低減して、回転追従性を向上させて回転数
制御の応答性を向上させるような工夫もしている。
【0018】<独立車輪操舵台車の説明>次に、独立車
輪操舵台車100について説明をする。図2に示すよう
に、独立車輪操舵台車100の台車枠102には、4つ
の独立車輪駆動コンポーネント101を取り付けてい
る。つまり、台車枠102の右側のフレーム102aに
2台の独立車輪駆動コンポーネント101を前後方向に
ずらして取り付け、台車枠102の左側のフレーム10
2aに2台の独立車輪駆動コンポーネント101を前後
方向にずらして取り付けている。
【0019】各独立車輪駆動コンポーネント101で
は、電動機103の外周側に回転自在に車輪104を配
置し、電動機103の回転力を減速機(図2では見えて
いない)を介して車輪104に伝達するようになってお
り、電動機103,車輪104及び減速機等が一体的に
組み込まれたコンポーネント構造となっている。
【0020】詳細は、後述する「独立車輪駆動コンポー
ネントの説明」の欄で再度説明するが、車輪104は、
旋回中心ピン105を車輪ヨーイング回転中心(ステア
リング旋回中心)として、1〜2度だけステアリング旋
回できるようになっている。しかも、車輪104のステ
アリング旋回に伴ってステアリング板106がステアリ
ング旋回する構成となっている。左右のステアリング板
106はステアリングアーム106a及びステアリング
リンク107により連結されている。この結果、左右の
車輪104のステアリング旋回角度は、同一となる。な
お、電動機103及び減速機は台車枠102に固定され
ており、ステアリング旋回することはない。
【0021】この独立車輪操舵台車100では、車輪1
04がステアリング旋回するため、回転半径の小さい急
な小曲線軌道を走行する場合であっても、パーフェクト
ステアリングして安定した旋回走行をすることができ
る。
【0022】<独立車輪駆動コンポーネントの説明>次
に、独立車輪駆動コンポーネント101について説明を
する。全体構成を概説すると、この独立車輪駆動コンポ
ーネント101は、図3(図2のIII-III 断面図)に示
すように、電動機103と、減速機108と、ディスク
ブレーキ109と、ドライブシャフト111や撓み板1
12,113等の動力伝達部材と、車輪104と、弾性
部材116やステアリング板106等のステアリング許
容部材を主要部材とし、これら部材を一体的に組み立て
たコンポーネント構造となっている。この独立車輪駆動
コンポーネント101は台車枠102に取り付けられ
る。
【0023】電動機103の回転力は、減速機108に
て減速され、撓み板112,ドライブシャフト111及
び撓み板113を介して車輪104に伝達され、車輪1
04が回転する。曲線走行時には弾性部材116が弾性
変形することにより、旋回中心ピン105を旋回中心と
した車輪104のステアリング旋回を許容するようにし
ている(詳細は後述)。電動機103や減速機108等
はステアリング旋回しないようになっている。
【0024】以下に、独立車輪駆動コンポーネント10
1の各部分の詳細構造ならびに作用・動作を説明する。
【0025】図3に示すように、電動機103のモータ
フレーム103aの内周面には固定子鉄心103bが配
置されており、回転子鉄心103cは電動機軸103d
に備えられている。電動機軸103dは中空のパイプ軸
となっており、両端は回転軸103eにより回転自在に
支持されている。
【0026】減速機108は、電動機103の一端面側
(図3では左端面側)に固定配置されている。この減速
機108は、減速機ケース108a内にプラネタリ型の
遊星歯車機構を内蔵して構成されている。即ち、キャリ
ア108bは軸受108cにより回転自在に支持されて
おり、遊星歯車108dは軸受108eを介してキャリ
ア108bに取り付けられている。遊星歯車108d
は、電動機軸104dに固設した太陽歯車108fに噛
合すると共に、減速機ケース108aの内周面に固設し
た内歯車108gに噛合している。
【0027】プラネタリ型の遊星減速機108は、スタ
ー型の遊星減速機に比べて減速比が大きい。このため電
動機103として高速型の電動機を用いることができ
る。高速型の電動機は小型であるため、独立車輪駆動コ
ンポーネント101の小型化に寄与することができる。
また小型の電動機103を採用することができるので、
回転部分の慣性モーメントを小さくすることができ、回
転制御の応答性を向上させることができる。
【0028】ディスクブレーキ109は、ブレーキ用ブ
ラケット109aを介して、電動機103の一端面側
(図3では左端面側)に配置されている。このディスク
ブレーキ109は、電動機103よりも外側位置に配置
されている。ディスクブレーキ109のブレーキディス
ク109bは減速機108のキャリア108bに連結し
て形成されている。
【0029】前記電動機103,減速機108及びディ
スクブレーキ109は、ボルト110により台車枠10
2に締結されている。
【0030】ドライブシャフト111は、電動機軸10
3dの内部に挿通状態で配置されている。このドライブ
シャフト111の一端側(図3では左端側)にはフラン
ジ111aが固定されている。このフランジ111a
は、変位吸収部材である撓み板112を介してブレーキ
ディスク109bに連結されている。
【0031】ドライブシャフト111の他端側(図3で
は右端側)には、図4(図2のIV矢視図)にも示すよ
うに、ドライブシャフトアーム111bが形成されてい
る。このドライブシャフトアーム111bは、変位吸収
部材である撓み板113を介して車輪104に連結され
ている。
【0032】上記構成となっているため、電動機103
の回転力は、電動機軸103d→減速機108→ブレー
キディスク109b→撓み板112→ドライブシャフト
111→撓み板113という部材を経て、車輪104に
伝達され車輪104が回転する。また、ディスクブレー
キ109により発生した制動力は、ブレーキディスク1
09b→撓み板112→ドライブシャフト111→撓み
板113という部材を経て、車輪104に伝達され車輪
104が制動される。
【0033】また、上述したように、電動機軸103d
を中空のパイプ軸として、この中にドライブシャフト1
11を配置する構造としたため、回転部分の半径が全体
的に小さくなり、回転部分の慣性モーメントを小さくす
ることができる。このため回転数制御の応答性を向上さ
せることができる。
【0034】更に、2枚の撓み板112,113を採用
しているため、車輪104の上下変位,横変位,ステア
リング角変位を無理なく吸収して、駆動力を伝達するこ
とができる。
【0035】一方、モータフレーム103aの外周側に
はステアリング板106が配置されている。ステアリン
グ板106は、ゴムブッシュ114を介して旋回中心ピ
ン105に連結されており、この旋回中心ピン105を
旋回中心として水平面内でステアリング旋回できるよう
になっている。この例では、旋回中心ピン105は、車
輪104の軸方向に関して車輪104よりも内側に配置
されるように、モータフレーム103aに固定されてい
る。
【0036】ステアリング板106の外周面と車輪10
4の内周面との間には、転がり軸受115が介在されて
いる。即ち、ステアリング板106の外周面に転がり軸
受115を介して車輪104を回転自在に支持してい
る。このため、車輪104が回転できると共に、車輪1
04と転がり軸受115とステアリング板106が一体
となって、旋回中心ピン105を旋回中心としてステア
リング旋回することができる。ステアリング板106に
はステアリングアーム106aが一体的に取り付けられ
ている。
【0037】ステアリング板106の内周面とモータフ
レーム103aの外周面との間には、弾性部材116が
圧入・介装されている。この弾性部材116は、図4に
も示すように、ステアリング板106の内周面とモータ
フレーム103aの外周面との間の空間のうち、上周空
間部分と下周空間部分に配置されており、前側空間部分
と後側空間部分には配置されていない。
【0038】この弾性部材116は、車輪104から電
動機103側に伝わる上下方向振動による圧縮荷重を受
けて、圧縮・伸縮して制振をする。この弾性部材116
は、回転しないので、回転による繰り返し荷重が作用す
ることがなく、弾性部材116の耐久性は向上する。
【0039】また車輪104に発生する左右方向振動
は、転がり軸受115及びステアリング板106を介し
てゴムブッシュ114に伝わり、このゴムブッシュ11
4により制振される。
【0040】曲線軌道を走行するときには、軌道側から
車輪104側に外力が加わり、車輪104がステアリン
グ旋回する。このとき車輪104と共に転がり軸受11
5及びステアリング板106もステアリング旋回する。
弾性部材116は、ステアリング旋回するステアリング
板106とステアリング旋回しないモータフレーム10
3aとの間に介在されているため、車輪104aがステ
アリング旋回する際に弾性変形(捩じれ変位)する。こ
のように弾性部材116が弾性変形することにより、車
輪104は1〜2度だけステアリング旋回することがで
きる。
【0041】なお、ステアリング板106の内周面とモ
ータフレーム103aの外周面との間の空間のうち、前
側空間部分と後側空間部分には、弾性部材を配置してい
ないため、車輪104aがステアリング旋回する際に、
弾性部材116の弾性変形が可能となる。仮に、ステア
リング板106の内周面とモータフレーム103aの外
周面との間の空間の全周に弾性部材を圧入・介装したと
すると、捩じれ変形が殆どできず、車輪104のステア
リング旋回が不可能になってしまう。
【0042】このように弾性部材116が弾性変形する
ことにより、車輪104のステアリング旋回が許容され
る。このとき、弾性部材116は、車輪104がステア
リング旋回しようとする場合には、このステアリング旋
回を抑制するダンピング作用を発生する。また、1〜2
度だけステアリング旋回してしまった車輪104に対し
ては、元の位置(ステアリング角度が零の位置)に復帰
させる復元力を車輪104に付与する。このように、弾
性部材116が、車輪104のステアリング旋回に対し
て、ダンピング作用と復元作用を与えるため、ステアリ
ング動作を安定化させ高速走行時の安定走行を実現する
ことができる。
【0043】しかも、図2に示すように、右側のステア
リング板106に一体的に取り付けられたステアリング
アーム106aと、左側のステアリング板106に一体
的に取り付けられたステアリングアーム106aとを、
ステアリングリンク107により連結して、左右のステ
アリング板106のステアリング旋回角度ひいては左右
の車輪104のステアリング角度を一致させているた
め、高速安定性能が更に高まっている。
【0044】また車輪104のステアリング旋回を、弾
性材116の弾性変形により可能としているため、電動
機103や減速機108等は台車枠102に固定設置す
ることができ、ステアリング旋回する構成部材を少なく
することができ、コンポーネントの部材を削減すること
ができる。この結果、ステアリング慣性が小さくなり、
良好なステアリング走行ができる。また、構成部材が少
なくなるため車室側に突出する部分がなくなり、車室内
の通路幅を広くとることができる。
【0045】結局、弾性部材116は、 車輪104から電動機103側に伝わる上下方向振動
を制振して電動機103を保護する機能と、 弾性変形して車輪104のステアリング旋回を許容す
る機能と、 車輪104がステアリング旋回する際にダンピング作
用を付与する機能と、 ステアリング旋回してしまった車輪104を元の位置
に戻す復元力を付与する機能を、併せ持っている。
【0046】<駐車ブレーキの説明>次に、独立車輪駆
動コンポーネント101に備えた駐車ブレーキ120に
ついて説明する。駐車ブレーキ120のライニングディ
スク120aは、スプライン等によりキャリア108b
の外周面に結合しており、キャリア108aと一緒に同
期回転すると共に、軸方向にスライド移動自在となって
いる。このライニングディスク120aの一端面(左端
面)は、減速機ケース108aの内壁に接触すると共
に、その他端面(右端面)にはディスクプレート120
bが固定されている。バックプレート120cは減速機
ケース108aの内周面に固定設置されている。ピスト
ン120dは、軸方向にスライド移動自在に配置されて
おり、内歯車108g内に備えたブレーキバネ120e
により、ライニングディスク120a側に付勢されてい
る。
【0047】エアー供給管120fには電磁弁120g
が介装されている。電磁弁120gは、駐車時には消磁
されて閉状態となり、非駐車時には励磁されて開状態と
なる。電磁弁120gが開状態となると、圧縮空気がエ
アー供給管120fを介して、ピストン120dとバッ
クプレート120cとの間に供給されるようになってい
る。
【0048】非駐車時には電磁弁120gが開状態とな
り、圧縮空気がピストン120dとバックプレート12
0cとの間に供給されるため、ピストン120dは空気
圧により内歯車108g側に押され、ブレーキバネ12
0eのバネ力に打ち勝って内歯車108gに接触する。
このためピストン120dはディスクプレート120b
から離れる。この結果、駐車ブレーキが非制動状態とな
る。
【0049】駐車時には電磁弁120gが閉状態とな
り、ピストン120dとバックプレート120cとの間
の圧縮空気が抜けるため、ピストン120dはブレーキ
バネ120eのバネ力によりディスクプレート120b
側に押され、ディスクプレート120bに接触する。こ
のためピストン120dはディスクプレート120bを
介してライニングディスク120aを押しつけ、摩擦抵
抗力により制動力を発生させ、駐車ブレーキが制動状態
となる。
【0050】この駐車ブレーキ120は、車両が走行時
には制動動作させず、車両が駐車したときに制動動作さ
せている。なお、非常ブレーキを必要とする緊急事態が
発生したときには、通常のブレーキ(ディスクブレーキ
109等)の他に、この駐車ブレーキ120の制動動作
を追加するようにしても良い。
【0051】駐車ブレーキ120は、上述したように、
減速機108内に配置したため、駐車ブレーキ120の
ために特別な設置スペースを必要とせず、省スペースと
なる。またこの駐車ブレーキ120は、減速機108の
潤滑油内に配置されているため、動作(摺動動作)がス
ムーズであり錆も発生せず信頼性が高い。
【0052】<冷却構造の説明>次に冷却構造について
説明する。図2に示すように、台車枠102の左右のフ
レーム102aの中央部には、それぞれファン130が
設置されている。また左右のフレーム102aは、中空
となっており、図2及び図3に示すように、内部に風道
131が形成されている。しかも、図5(図2のV矢視
図)に示すように、フレーム102aの前後の端部は、
電動機103のモータフレーム103aの上周面を覆う
状態で湾曲している。つまり、風道131がモータフレ
ーム103aの上周面を覆う状態で配置されている。
【0053】モータフレーム103aの上周面には、図
3及び図6に示すように、複数の給気口132が形成さ
れている。また図3に示すように、電動機103の端面
(ブラケット)には、排気口133が形成されている。
【0054】このため、ファン130から送り出された
空気は、風道131を通り給気口132から電動機10
3内に吹き込まれる。電動機103内を流通した空気
は、排気口133から外部に排気される。このように、
空気を電動機103内に強制流通させているため、電動
機103を効果的に強制冷却することができる。
【0055】更に、モータフレーム103aの外周面
に、走行風が直接当たるため、電動機103の放熱性が
よく、電動機の自然放熱冷却も効果的にできる。
【0056】<独立車輪操舵台車の変形例>次に独立車
輪操舵台車の変形例を図7を参照して説明する。図7に
示すように、この例では、旋回中心ピン105は、車輪
104の軸方向に関して車輪104よりも外側に配置さ
れるように、モータフレーム103aに固定されてい
る。このため、旋回中心ピン105を中心としてステア
リング旋回することができる。
【0057】他の部分の構成は、図2に示す例と同じで
ある。つまり、旋回中心ピン105を、軸方向に関して
車輪104よりも内側に配置するか(図2の例)、外側
に配置するか(図7の例)が異なるだけであり、他の部
分の構成は同様である。何れにしろ、車輪104とステ
アリング板106に取り付けたステアリングアーム10
6aとステアリングリンク107により、ステアリング
旋回した車輪104を軌道中心側に復帰させるステアリ
ングリンケージが形成されれば良い。
【0058】
【発明の効果】以上実施の形態と共に具体的に説明した
ように本発明では、電動機と、この電動機の回転を減速
する減速機と、車輪と、前記減速機の出力を前記車輪に
伝達する動力伝達部材とが一体的に組み込まれた独立車
輪駆動コンポーネントであって、前記電動機のモータフ
レームの外周側に、水平面内でステアリング旋回可能に
ステアリング板を配置し、このステアリング板の外周面
に転がり軸受を介して車輪を回転自在に支持すると共
に、前記ステアリング板の内周面と前記モータフレーム
の外周面との間に弾性部材を圧入・介装した構成とし
た。また前記弾性部材は、前記ステアリング板の内周面
と前記モータフレームの外周面との間の空間のうち、上
周空間部分と下周空間部分に配置した構成とした。
【0059】かかる構成としたため、独立車輪駆動コン
ポーネントの全体を旋回させることなく、車輪のみをス
テアリング旋回させることができ、小曲線軌道であって
も良好で安定した旋回走行ができる。しかも、独立車輪
駆動コンポーネントの全体を旋回させる必要がないた
め、旋回動作のための構成部材を少なくすることができ
全体として小型化に寄与して、車室空間を広くとること
ができる。また、車輪のステアリング動作に対して、弾
性部材がダンピング作用と復元力を与えるため、高速走
行時の安定走行を実現することもできる。更に、弾性部
材は回転しないため、回転による繰り返し応力を受ける
ことがなく、弾性部材の耐久性が向上する。
【0060】また本発明では、台車枠の右側フレームに
2台の独立車輪駆動コンポーネントを前後方向にずらし
て取り付けると共に左側フレームに2台の独立車輪駆動
コンポーネントを前後方向にずらして取り付けた台車で
あって、各独立車輪駆動コンポーネントは、前記台車枠
に固定された電動機と、この電動機の端面に固定配置さ
れ電動機の回転を減速する減速機と、車輪と、前記減速
機の出力を前記車輪に伝達する動力伝達部材とが一体的
に組み込まれて構成されており、しかも、前記電動機の
モータフレームの外周側に、水平面内でステアリング旋
回可能にステアリング板を配置し、ステアリング板の外
周面に転がり軸受を介して車輪を回転自在に支持すると
共に、前記ステアリング板の内周面と前記モータフレー
ムの外周面との間の空間うち上周空間部分と下周空間部
分に弾性部材を圧入・介装した構成とした。
【0061】かかる構成としたため、車輪のみがステア
リング動作して操舵を行なうことができる4軸ボギー台
車型の独立車輪操舵台車を実現することができる。
【0062】また本発明では、右側の独立車輪駆動コン
ポーネントのステアリング板と左側の独立車輪駆動コン
ポーネントのステアリング板とは、ステアリング旋回角
度が同一となるように、リンク機構により連結されてい
たり、前記ステアリング板は、車輪の軸方向に関して、
車輪よりも内側の位置を旋回中心としてステアリング旋
回したり、前記ステアリング板は、車輪の軸方向に関し
て、車輪よりも外側の位置を旋回中心としてステアリン
グ旋回したりする構成とした。
【0063】かかる構成としたため、独立車輪操舵台車
の左右の車輪のステアリング角度が同一となり、安定し
た旋回走行ができる。また、ステアリング旋回した車輪
を軌道中心側に復帰させることができ、安定性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した鉄道車両の一例を示す構成
図。
【図2】本発明の独立車輪操舵台車を示す平面構成図。
【図3】本発明の独立車輪駆動コンポーネントを示す断
面図。
【図4】本発明の独立車輪駆動コンポーネントを示す端
面図。
【図5】台車枠の端部を示す構成図。
【図6】独立車輪駆動コンポーネント及び冷却構造を示
す構成図。
【図7】本発明の独立車輪操舵台車の他の例を示す平面
構成図。
【図8】従来の独立車輪駆動コンポーネントを示す構成
図。
【符号の説明】
1 車体 2 連結器 100 独立車輪操舵台車 101 独立車輪駆動コンポーネント 102 台車枠 102a フレーム 103 電動機 103a モータフレーム 103d 電動機軸 104 車輪 105 旋回中心ピン 106 ステアリング板 106a ステアリングアーム 107 ステアリングリンク 108 減速機 109 ディスクブレーキ 110 ボルト 111 ドライブシャフト 112,113 撓み板 114 ゴムブッシュ 115 転がり軸受 116 弾性部材 120 駐車ブレーキ 130 ファン 131 風道 132 供給口 133 排気口

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機と、この電動機の回転を減速する
    減速機と、車輪と、前記減速機の出力を前記車輪に伝達
    する動力伝達部材とが一体的に組み込まれた独立車輪駆
    動コンポーネントであって、 前記電動機のモータフレームの外周側に、水平面内でス
    テアリング旋回可能にステアリング板を配置し、このス
    テアリング板の外周面に転がり軸受を介して車輪を回転
    自在に支持すると共に、前記ステアリング板の内周面と
    前記モータフレームの外周面との間に弾性部材を圧入・
    介装したことを特徴とする独立車輪駆動コンポーネン
    ト。
  2. 【請求項2】 前記弾性部材は、前記ステアリング板の
    内周面と前記モータフレームの外周面との間の空間のう
    ち、上周空間部分と下周空間部分に配置されていること
    を特徴とする請求項1の独立車輪駆動コンポーネント。
  3. 【請求項3】 台車枠の右側フレームに2台の独立車輪
    駆動コンポーネントを前後方向にずらして取り付けると
    共に左側フレームに2台の独立車輪駆動コンポーネント
    を前後方向にずらして取り付けた台車であって、 各独立車輪駆動コンポーネントは、前記台車枠に固定さ
    れた電動機と、この電動機の端面に固定配置され電動機
    の回転を減速する減速機と、車輪と、前記減速機の出力
    を前記車輪に伝達する動力伝達部材とが一体的に組み込
    まれて構成されており、しかも、前記電動機のモータフ
    レームの外周側に、水平面内でステアリング旋回可能に
    ステアリング板を配置し、ステアリング板の外周面に転
    がり軸受を介して車輪を回転自在に支持すると共に、前
    記ステアリング板の内周面と前記モータフレームの外周
    面との間の空間うち上周空間部分と下周空間部分に弾性
    部材を圧入・介装して構成されていることを特徴とする
    独立車輪操舵台車。
  4. 【請求項4】 右側の独立車輪駆動コンポーネントのス
    テアリング板と左側の独立車輪駆動コンポーネントのス
    テアリング板とは、ステアリング旋回角度が同一となる
    ように、リンク機構により連結されていることを特徴と
    する請求項3の独立車輪操舵台車。
  5. 【請求項5】 前記ステアリング板は、車輪の軸方向に
    関して、車輪よりも内側の位置を旋回中心としてステア
    リング旋回することを特徴とする請求項3または請求項
    4の独立車輪操舵台車。
  6. 【請求項6】 前記ステアリング板は、車輪の軸方向に
    関して、車輪よりも外側の位置を旋回中心としてステア
    リング旋回することを特徴とする請求項3または請求項
    4の独立車輪操舵台車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030097416A (ko) * 2002-06-21 2003-12-31 주식회사 포스코 루퍼카의 자동 조향장치
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