JPH10138540A - サーマルヘッドユニット - Google Patents

サーマルヘッドユニット

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JPH10138540A
JPH10138540A JP8294766A JP29476696A JPH10138540A JP H10138540 A JPH10138540 A JP H10138540A JP 8294766 A JP8294766 A JP 8294766A JP 29476696 A JP29476696 A JP 29476696A JP H10138540 A JPH10138540 A JP H10138540A
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JP
Japan
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thermal head
substrate
heat
head unit
line
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JP8294766A
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Hirobumi Fujii
寛文 藤井
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NEC Data Terminal Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 抵抗素子から成る発熱体を個別に制御する複
雑な制御系を必要としない簡素な構成にも拘わらず、発
熱部分に対応したきめ細かな放熱制御を行うことができ
るサーマルヘッドユニットを提供する。 【解決手段】 ラインサーマルヘッドユニット10は、
複数の抵抗素子11aを有し、抵抗素子11aの発熱に
より感熱紙を発色させて該感熱紙に情報を記録するライ
ンサーマルヘッド11を備える。サーマルヘッドユニッ
トは、更に、ラインサーマルヘッド11を支持する基板
14と、基板14のラインサーマルヘッド11の近傍に
複数の抵抗素子11aの夫々に対応して配設された複数
の放熱フィン12とを備え、放熱フィン12は、周囲温
度が印字適正温度以下のときには基板14に接触し、印
字適正温度を越えたときには基板14から離れる部分を
有する形状記憶合金から成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーマルヘッドユ
ニットに関し、更に詳しくは、サーマルヘッドによる印
字動作時の熱制御を行う機能を備えたサーマルヘッドユ
ニットに関する。
【0002】
【従来の技術】感熱式プリンタに搭載された従来のサー
マルヘッドには、一列に並んだ複数個の抵抗素子(発熱
体)を有し、該抵抗素子を印字パターン信号に基づいて
夫々発熱させながら移動させて、感熱紙に所望の文字や
図形を印字する形状のものがある。この形状のサーマル
ヘッドでは、抵抗素子による温度上昇及び温度降下にあ
る程度の時間が必要であり、また、印字しないヘッド部
分と印字するヘッド部分との間に所定の温度差を与える
ことにより鮮明な印字を行うことができる。ところで、
サーマルヘッドの各部全体に一定の熱量が与えられたと
しても、印字密度の相違、或いは、印加周期の相違等に
よって蓄熱状態が各ヘッド部分で異なり、蓄熱量が必要
以上に大きくなったヘッド部分では印字が濃く、必要以
上に小さくなったヘッド部分では印字が薄くなることが
知られている。このため、印字動作時には熱制御が必要
になる。また、印字しないヘッド部分と印字するヘッド
部分との間に所定の温度差を与えるためには、印字速度
をあまり高速化することはできない。
【0003】熱制御を行う方式には、サーマルヘッドの
周囲温度を検出することに基づいて抵抗素子への駆動電
流を制御する方法がある。この方法によると、印字動作
時には、抵抗素子による蓄熱状態の検出結果を次の印字
ラインにフィードバックするために各抵抗素子を個別に
駆動制御しなければならず、制御系が複雑になる問題が
ある。
【0004】従来のサーマルヘッドの熱制御に関する上
記問題点を考慮したサーマルヘッドユニットが、例え
ば、特開昭61-98565号公報に記載されている。該公報に
記載のサーマルヘッドユニットは、抵抗素子を有するサ
ーマルヘッドと、サーマルヘッドを支持するヒートシン
クとを有しており、ヒートシンクが形状記憶合金によっ
て構成されると共に、ヒートシンクに放熱フィンが形成
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載のサー
マルヘッドユニットでは、サーマルヘッドを支持するヒ
ートシンクそのものが形状記憶合金から成り、該ヒート
シンクに放熱フィンが直接形成される構造のため、サー
マルヘッド全体の温度変化に応じて放熱フィンを形状変
化させることにより、放熱状態を大まかに制御すること
はできるが、現在発熱している部分に的確に対応したき
め細かな放熱制御を期待することはできない。
【0006】本発明は、上記に鑑み、抵抗素子から成る
発熱体を個別に制御する複雑な制御系を必要としない簡
素な構成にも拘わらず、発熱部分に対応したきめ細かな
放熱制御を行うことができ、サーマルヘッドによる記録
動作を安定させ、記録動作の高速化が可能なサーマルヘ
ッドユニットを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のサーマルヘッドユニットは、複数の発熱体
を有し、該発熱体の発熱により感熱紙を発色させて該感
熱紙に情報を記録するサーマルヘッドを備えたサーマル
ヘッドユニットにおいて、前記サーマルヘッドを支持す
る基板と、該基板の前記サーマルヘッドの近傍に前記複
数の発熱体の夫々に対応して配設された複数の放熱体と
を備え、前記放熱体は、周囲温度が所定温度以下のとき
には前記基板に接触し、前記所定温度を越えたときには
前記基板から離れる部分を有する形状記憶合金から成る
ことを特徴とする。
【0008】本発明のサーマルヘッドユニットでは、サ
ーマルヘッドの複数の発熱体の夫々に対応して配設され
た各放熱体が、その一部分を、対応する発熱部分の周囲
温度が所定温度以下のときには基板に接触させて蓄熱効
果を上げ、前記所定温度を越えたときには基板から離間
させて放熱効果を上げる。これにより、サーマルヘッド
の発熱部分の冷却効果が高まり、放熱時の立ち下がり特
性が向上する。
【0009】ここで、前記放熱体は、一端部が前記基板
に埋め込まれた状態で固定され、他端部が自由端を構成
することが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明を更に詳細
に説明する。図1は、本発明の一実施形態例のラインサ
ーマルヘッドユニット全体を示す斜視図、図2は、図1
のII-II線に沿った断面図、図3は、放熱フィン(放熱
体)を、その直立した状態で示す断面図である。
【0011】図1に示すように、感熱式プリンタに搭載
されるラインサーマルヘッドユニット(サーマルヘッド
ユニット)10は、略長方形状のセラミック等から成る
基板14を有する。基板14には、その一方の側辺と平
行に延びる直線状のラインサーマルヘッド(サーマルヘ
ッド)11が一体に設けられている。ラインサーマルヘ
ッド11は、等間隔に配列された複数の抵抗素子(発熱
体)11aを内蔵し、各抵抗素子11aの発熱によって
感熱紙を発色させることにより、感熱紙に文字等の情報
を印字(記録)する。
【0012】また、基板14のラインサーマルヘッド1
1の近傍には、複数の放熱フィン12が、ラインサーマ
ルヘッド11と平行な方向に所定の間隔を空け、複数の
抵抗素子11aの夫々に対応した状態で配列されてい
る。各放熱フィン12は、基板14にラインサーマルヘ
ッド11と平行な方向に等間隔で形成された複数の凹部
13aの夫々に埋め込まれている。各凹部13aは、図
3に示すように、基板14の表面と直交する縦溝13b
と表面に沿って形成された横溝13aとから成るL字状
に形成されている。
【0013】放熱フィン12は、一端部12bが、凹部
13の縦溝13bに埋め込まれた状態で固定され、他端
部12aが自由端を構成している。放熱フィン12は、
形状記憶合金から成り、ラインサーマルヘッド11の周
囲温度が印字適正温度(所定温度)以下のときには、他
端部12aが一端部12bに対して折れ曲がって横溝1
3a(基板14)に密着し(図2の実線参照)、印字適
正温度を越えたときには、他端部12aが一端部12b
に対して直線状になって基板14から直立するように形
状記憶されている。形状記憶合金は、一般に、温度変化
によって結晶構造が双晶マルテンサイト変態を起こすこ
とによって形状記憶効果を表し、例えば、Ti-Ni合金、C
u-Zn-Al合金等が挙げられる。
【0014】上記構成のラインサーマルヘッド10は次
のように作動する。ラインサーマルヘッド10は、感熱
式プリンタに支持した感熱紙に印字を行う場合に、印字
パターン信号に基づいて複数の抵抗素子11aに通電し
た状態で感熱紙に対向して移動することにより、所望の
文字や図形等を印字する。この際、各放熱フィン12
は、対応する発熱部分の周囲温度が印字適正温度以下で
は、図2の実線で示すように、他端部12aが折れ曲が
って横溝13aに入り込み、基板14に密着する。ま
た、対応する発熱部分の周囲温度が印字適正温度を越え
たときには、図2の二点鎖線で示すように、自由端を構
成する他端部12aが基板14から直立する。
【0015】上記のように、放熱フィン12の他端部1
2aが基板14に密着した場合には、この放熱フィン1
2に対応する抵抗素子11aの蓄熱効果が上がる。ま
た、放熱フィン12の他端部12aが基板14から直立
した場合には、この放熱フィン12に対応する抵抗素子
11aの放熱効果が上がり、発熱部分の冷却効果が高ま
って放熱時の立ち下がり特性が向上する。
【0016】本発明によるラインサーマルヘッド10で
は、複数の放熱フィン12の内の対応するものが印字適
正温度を境にして自動的に形状変化することにより、空
気中に晒される表面積を増加させて放熱効果を促進さ
せ、或いは、表面積を減少させて放熱効果を抑制するこ
とができる。これにより、印字動作時の1ライン上の印
字デューティの違い等による温度分布を特別に管理する
必要がなく、抵抗素子11aの夫々を制御する複雑な制
御系が不要になるため、ラインサーマルヘッド10の構
造を簡素化することができる。また、放熱及び蓄熱を各
ヘッド部分に対応してきめ細かに行うことができるの
で、印字動作を安定させ、印字動作の高速化を可能にす
ることができる。
【0017】以上、本発明をその好適な実施形態例に基
づいて説明したが、本発明のサーマルヘッドユニット
は、上記実施形態例の構成にのみ限定されるものではな
く、上記実施形態例の構成から種々の修正及び変更を施
したサーマルヘッドユニットも、本発明の範囲に含まれ
る。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のサーマル
ヘッドユニットは、発熱体に対応して形状記憶合金から
成る放熱体を配設した簡素な構成により、各ヘッド部分
に対応したきめ細かな温度制御を行うことができるの
で、本発明は、サーマルヘッドによる記録動作を安定さ
せ、記録動作の高速化を可能にする顕著な効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例のラインサーマルヘッド
ユニット全体を示す斜視図である。
【図2】図1のII-II線に沿った断面図である。
【図3】放熱フィンを、その直立した状態で示す断面図
である。
【符号の説明】
10 ラインサーマルヘッドユニット(サーマルヘッド
ユニット) 11 ラインサーマルヘッド(サーマルヘッド) 11a 抵抗素子(発熱体) 12 放熱フィン(放熱体) 12a 他端部 12b 一端部 13 凹部 13a 横溝 13b 縦溝 14 基板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の発熱体を有し、該発熱体の発熱に
    より感熱紙を発色させて該感熱紙に情報を記録するサー
    マルヘッドを備えたサーマルヘッドユニットにおいて、 前記サーマルヘッドを支持する基板と、該基板の前記サ
    ーマルヘッドの近傍に前記複数の発熱体の夫々に対応し
    て配設された複数の放熱体とを備え、 前記放熱体は、周囲温度が所定温度以下のときには前記
    基板に接触し、前記所定温度を越えたときには前記基板
    から離れる部分を有する形状記憶合金から成ることを特
    徴とするサーマルヘッドユニット。
  2. 【請求項2】 前記放熱体は、一端部が前記基板に埋め
    込まれた状態で固定され、他端部が自由端を構成するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のサーマルヘッドユニッ
    ト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004331256A (ja) * 2003-05-01 2004-11-25 Itoki Crebio Corp 移動棚装置における安全装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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