JPH10138112A - 倣い研削盤 - Google Patents

倣い研削盤

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Publication number
JPH10138112A
JPH10138112A JP8298897A JP29889796A JPH10138112A JP H10138112 A JPH10138112 A JP H10138112A JP 8298897 A JP8298897 A JP 8298897A JP 29889796 A JP29889796 A JP 29889796A JP H10138112 A JPH10138112 A JP H10138112A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
swing
frame
swing frame
oscillating
swinging
Prior art date
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Pending
Application number
JP8298897A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Kojima
哲也 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Wasino Co Ltd
Original Assignee
Amada Wasino Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP8298897A priority Critical patent/JPH10138112A/ja
Publication of JPH10138112A publication Critical patent/JPH10138112A/ja
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークの研削面の垂直方向に対する傾きが変
化する場合においても、能率よく倣い研削を行う。 【解決手段】 ワークテーブル5を設け、このワークテ
ーブル5の後方に可動ベース11をワークテーブル5に
対して相対的に前後方向および左右方向へ移動可能に設
け、この可動ベース11に第1揺動フレーム15を第1
揺動軸17を中心として前後方向へ揺動可能に設け、こ
の第1揺動フレーム15を前後方向へ自動的に揺動調節
させる第1揺動作動装置19を設け、第1揺動フレーム
15の前側に第2揺動フレーム37を第2揺動軸39を
中心として左右方向へ揺動可能に設け、第2揺動フレー
ムを左右方向へ自動的に揺動調節させる第2揺動作動装
置41を設け、第2揺動フレーム37の前側に砥石車5
7を備えた砥石ヘッド59を上下方向へ往復動可能に設
けてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークの形状に倣
って研削加工を行う倣い研削盤に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の倣い研削盤について簡単に
説明する。
【0003】本体フレームにはワークを支持固定するワ
ークテーブルが設けてあり、本体フレームにおけるワー
クテーブルの後方には可動ベースがワークテーブルに対
して相対的に前後方向および左右方向へ移動可能に設け
てある。上記可動ベースは左右方向に沿って円弧状に形
成された左右円弧ガイド部を備えており、可動ベースに
は左右円弧ガイドに案内されて左右方向へ揺動可能な左
右揺動フレームが設けてある。上記左右揺動フレームに
は前後方向に沿って円弧状に形成された前後円弧ガイド
部が備えてあり、左右揺動フレームには前後円弧ガイド
部に案内されて前後方向へ揺動可能な前後揺動フレーム
が設けてある。ここで、左右揺動フレームおよび前後揺
動フレームは、適宜のハンドルの操作により手動的に左
右方向および前後方向へ揺動調節することができる。上
記前後揺動フレームの前側には回転駆動可能な砥石車を
備えた砥石ヘッドが上下方向(垂直方向の他に、垂直方
向から前後又は左右に傾斜した方向も含む)へ往復動可
能に設けてある。
【0004】従って、ワークの被研削面が垂直方向に対
して前後に傾斜している場合には、適宜のハンドルによ
り前後揺動フレームを前後方向に手動的に揺動調節せし
め、砥石ヘッドの往復動方向を垂直方向に対して前後に
傾斜せしめ、ワークの被研削面に対して平行にする。或
いは、ワークの被研削面が垂直方向に対して左右に傾斜
している場合には、適宜のハンドルにより左右揺動フレ
ームを左右方向に手動的に揺動調節せしめ、砥石ヘッド
の往復動方向を垂直方向に対して左右に傾斜せしめる。
これによって、砥石ヘッドの往復動方向をワークの被研
削面に対して平行にすることができる。そして、砥石車
を回転駆動させた状態のもとで、砥石ヘッドを上下方向
へ往復動させつつ、可動ベースをワークテーブルに対し
て相対的に前後,左右方向へ移動させて、砥石車をワー
クの形状に倣って前後,左右方向へ移動させる。これに
よって、ワークに対して倣い研削を行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、1つのワーク
に対して倣い研削を行う途中において、例えば図4に示
すワークのように、研削面の垂直方向に対する傾きが変
化する場合には、研削面の傾きの変化の都度、前後揺動
フレーム或いは左右揺動フレームを手動的に揺動調節さ
せる必要があり、倣い研削作業が煩雑化するという問題
がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の如き、従来の問題
点を解決するために、本発明においては、第1の手段と
して、ワークを支持固定するワークテーブルを設け、こ
のワークテーブルの後方に可動ベースをワークテーブル
に対して相対的に前後方向及び左右方向へ移動可能に設
け、この可動ベースに第1揺動フレームを第1揺動軸を
中心として前後方向へ揺動可能に設け、この第1揺動フ
レームを前後方向へ自動的に揺動調節する第1揺動作動
装置を設け、上記第1揺動フレームの前側に第2揺動フ
レームを上記第1揺動軸と直交する第2揺動軸を中心と
して左右方向へ揺動可能に設け、この第2揺動フレーム
を左右方向へ自動的に揺動調節する第2揺動作動装置を
設け、上記第2揺動フレームの前側に回転駆動可能な砥
石車を備えた砥石ヘッドを上下方向(垂直方向の他に、
垂直方向から前後又は左右に傾斜した方向も含む)へ往
復動可能に設けてなることを特徴とする。
【0007】第2の手段として、第1の手段の発明特定
事項の他に、前記第1揺動作動装置は第1サーボモータ
を備え、前記第2揺動作動装置は第2サーボモータを備
えてなることを特徴とする。
【0008】第3の手段として、第1の手段の発明特定
事項の他に、前記第1揺動作動装置は、第1サーボモー
タと、前記可動ベースと前記第1揺動フレームのうちの
一方に設けられかつ上記第1サーボモータに連動連結し
た第1ボールねじと、上記可動ベースと上記第1揺動フ
レームのうちの他方に前後方向へ揺動可能に設けられか
つ上記第1ボールねじに螺合した第1ナット部材とを備
え、前記第2揺動作動装置は、第2サーボモータと、前
記第1揺動フレームと前記第2揺動フレームのうちの一
方に設けられかつ第2サーボモータに連動連結した第2
ボールねじと、上記第1揺動フレームと第2揺動フレー
ムのうちの他方に左右方向へ揺動可能に設けられかつ上
記第2ボールねじに螺合した第2ナット部材とを備えて
なることを特徴とする。
【0009】第4の手段として、第1〜第3の手段のう
ちいずれかの手段の発明特定事項の他に、前記第1揺動
フレームを前記可動ベースに対して揺動不能に固定せし
める第1固定装置を設け、前記第2揺動フレームを上記
第1揺動フレームに対して揺動不能に固定せしめる第2
固定装置を設けてなることを特徴とする。
【0010】第5の手段として、第1〜第4の手段のう
ちいずれかの手段の発明特定事項の他に、前記第1揺動
軸を中空状に構成し、前記砥石ヘッドを上下方向へ往復
動させるため、上記第1揺動軸内に往復動用モータに連
動連結したクランク軸を回転可能に設けると共に、この
クランク軸における上下に偏心した偏心部に連結部材の
一端側を回転自在に連結しかつ上記砥石ヘッドにこの連
結部材の他端側を回転自在に連結してなることを特徴と
する。
【0011】第6の手段として、ワークを支持固定する
ワークテーブルを設け、このワークテーブルの後方に可
動ベースをワークテーブルに対して相対的に前後方向及
び左右方向へ移動可能に設け、この可動ベースに左右方
向に沿って円弧状に形成された左右円弧ガイド部を備
え、上記可動ベースに左右円弧ガイド部に案内されて左
右方向へ揺動可能な揺動フレームを設け、この左右揺動
フレームを左右方向へ自動的に揺動調節する左右揺動作
動装置を設け、上記左右揺動フレームに前後方向に沿っ
て円弧状に形成された前後円弧ガイド部を備え、上記左
右揺動フレームに前後円弧ガイド部に案内されて前後方
向へ揺動可能な前後揺動フレームを設け、この前後揺動
フレームを前後方向へ自動的に揺動調節する前後揺動作
動装置を設け、この前後揺動フレームの前側に回転駆動
可能な砥石車を備えた砥石ヘッドを上下方向へ往復動可
能に設けてなることを特徴とする。
【0012】第7の手段として、第6の手段の発明特定
事項の他に、前記左右揺動作動装置は左右サーボモータ
を備え、前記前後揺動作動装置は前後サーボモータを備
えてなることを特徴とする。
【0013】第8の手段として、第6の手段の発明特定
事項の他に、前記左右揺動作動装置は、左右サーボモー
タと、この左右サーボモータに連動連結した左右ウォー
ムと、上記左右揺動フレームに設けられかつ上記左右ウ
ォームに噛合した円弧状の左右ギアとを備え、前記前後
揺動作動装置は、前後サーボモータと、この前後サーボ
モータに連動連結した前後ウォームと、上記前後揺動フ
レームに設けられかつ上記前後ウォームに噛合した円弧
状の前後ギアとを備えてなることを特徴とする。
【0014】第9の手段として、第1〜第8の手段のう
ちいずれかの手段の発明特定事項の他に、前記砥石ヘッ
ドを水平方向へ旋回させるため、前記可動ベースを水平
方向へ回転可能に構成してなることを特徴とする。
【0015】第1〜第5の手段,第9の手段の発明特定
事項によれば、ワークの被研削面が垂直方向に対して前
後に傾斜している場合には、第1揺動作動装置の作動に
より(第1サーボモータを駆動させることにより第1ボ
ールねじと第1ナット部材の螺合作用も相俟って)第1
揺動フレームを第1揺動軸を中心として前後方向へ自動
的に揺動調節する。これによって、砥石ヘッドの往復動
方向を垂直方向に対して前後に傾斜せしめ、ワークの被
研削面に対して平行にすることができる。更に、第4の
手段の発明特定事項を備えた場合にあっては、第1固定
装置の作動により第1揺動フレームを可動ベースに対し
て揺動不能に固定せしめる。
【0016】ワークの被研削面が垂直方向に対して左右
に傾斜している場合には、第2揺動作動装置により(第
2サーボモータを駆動させることにより第2ボールねじ
と第2ナット部材の螺合作用も相俟って)第2揺動フレ
ームを第2揺動軸を中心として左右方向へ自動的に揺動
調節する。これによって、砥石ヘッドの往復動方向を垂
直方向に対して左右に傾斜せしめて、ワークの被研削面
に平行にすることができる。更に、第4の手段の発明特
定事項を備えた場合にあっては、第2固定装置の作動に
より第2揺動フレームを第1揺動フレームに対して揺動
不能に固定せしめる。
【0017】第6〜第9の手段の発明特定事項によれ
ば、ワークの被研削面が垂直方向に対して前後に傾斜し
ている場合には、前後揺動作動装置により(前後サーボ
モータを駆動させることにより前後ウォームおよび前後
ギアの噛合作用も相俟って)前後揺動フレームを前後ガ
イド部に案内されて前後方向へ自動的に揺動調節する。
これによって、砥石ヘッドの往復動方向を垂直方向に対
して前後に傾斜せしめ、ワークの被研削面に平行にす
る。
【0018】ワークの被研削面が垂直方向に対して左右
に傾斜している場合には、左右揺動作動装置により(左
右サーボモータを駆動させることにより左右ウォームと
左右ギアの噛合作用も相俟って)左右揺動フレームを左
右ガイド部に案内されて左右方向へ自動的に揺動調節す
る。これによって、砥石ヘッドの往復動方向を垂直方向
に対して左右に傾斜せしめ、ワークの被研削面に平行に
することができる。
【0019】砥石ヘッドの往復動方向をワークの被研削
面に平行にせしめ(第4の手段の発明特定事項を備えた
場合にあっては、更に揺動不能に固定せしめ)た後に、
砥石車を回転駆動させた状態のもとで、砥石ヘッドを上
下方向へ往復動させつつ、可動ベースをワークテーブル
に対して相対的に前後,左右方向へ移動させて、砥石車
をワークの形状に倣って前後,左右方向へ移動させる。
これによって、ワークに対して倣い研削を行うことがで
きる。尚、第9の手段の発明特定事項を備えた場合にあ
っては、可動ベースをワークテーブルに対して相対的に
前後,左右方向へ移動させる他に、可動テーブルを水平
方向へ回転させて砥石車をワークの形状に倣って水平方
向へ旋回せしめることもできる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0021】図1及び図2を参照するに、第1の発明の
実施の形態に係る倣い研削盤1は本体フレーム3を備え
ており、この本体フレーム3の前部(図1及び図2にお
いて右部)にはワークWを支持固定するワークテーブル
5が設けてある。上記ワークテーブル5は特開平2−2
50760号公報に示すワークテーブルと同様に前後,
左右方向へ移動することができるものである。
【0022】上記本体フレーム3におけるワークテーブ
ル5の後方には左右移動体7が左右方向(図1において
紙面に向って表裏方向、図2において下上方向)へ移動
可能に設けてあり、この左右移動体7の上側(図1にお
いて上側、図2において紙面に向って表側)には前後移
動体9が前後方向へ移動可能に設けてある。ここで、左
右移動体7および前後移動体9は特開平2−25076
0号公報に示すように図示省略のサーボモータの駆動に
より前後,左右方向へ移動することができるものであ
る。上記前後移動体9の上側には可動ベース11が回転
軸13を介して水平方向へ回転可能に設けてあり、この
可動ベース11は回転用サーボモータ(図示省略)およ
びボールねじ(図示省略)の作動により水平方向へ回転
するものである。
【0023】上記可動ベース11には上下方向へ延びた
第1揺動フレーム15が第1揺動軸17を中心として前
後方向へ揺動可能に設けてあり、この第1揺動フレーム
15は第1揺動作動装置19の作動により前後方向へ自
動的に揺動調節されるものである。ここで、上記第1揺
動作動装置19は、第1揺動フレーム15の後側下部に
設けられた第1サーボモータ21と、第1揺動フレーム
15の後側下部に設けられかつプーリ,歯付きベルト等
を介して連動連結した第1ボールねじ23と、可動ベー
ス11の後側上部にピン25を介して前後方向へ揺動可
能に設けられかつ第1ボールねじ23が螺合した第1ナ
ット部材27とを備えている。
【0024】第1揺動フレーム15を可動ベース11に
対して揺動不能に固定せしめるため、第1揺動フレーム
15の後側下部には第1固定油圧シリンダ29が支持ブ
ラケット31および取付ボルト33を介して設けてあ
り、この第1固定油圧シリンダ29は可動ベース11に
おける突出部11aを支持ブラケット31と協働して押
圧するピストン35を備えている。尚、可動ベース11
における突出部11aには取付ボルト33が貫通可能な
穴が形成してある。
【0025】従って、第1固定油圧シリンダ29内に圧
油を供給することによりピストン35が右方向へ移動し
て突出部11aを押圧して、第1揺動フレーム15を可
動ベース11に対して揺動不能に固定せしめることがで
きる。又、第1固定油圧シリンダ29内から圧油を排出
することにより、ピストン35による押圧状態が解除さ
れて、第1揺動フレーム15は可動ベース11に対して
揺動可能な状態になる。
【0026】第1揺動フレーム15の前側上部には上下
方向へ延びた第2揺動フレーム37が第2揺動軸39を
中心として左右方向へ揺動可能に設けてあり、上記第2
揺動軸39は第1揺動軸17と直交してあってかつ中空
状に構成してある。上記第2揺動フレーム37は第2揺
動作動装置41の作動により左右方向へ自動的に揺動調
節されるものであり、この第2揺動作動装置41は、図
3に示すように、第1揺動フレーム15に左右方向(図
3において紙面に向って表裏方向)へ揺動可能に設けら
れた揺動ブラケット43と、この揺動ブラケット43に
設けられた第2サーボモータ45と、この揺動ブラケッ
ト43に設けられかつプーリ,歯付きベルト等を介して
連動連結した第2ボールねじ47と、第2揺動フレーム
37の後側上部(図3において左側上部)に左右方向へ
揺動可能に設けられかつ第2ボールねじ47に螺合した
第2ナット部材49とを備えている。
【0027】上記第2揺動フレーム37を第1揺動フレ
ーム15に対して揺動不能に固定せしめるため、第1揺
動フレーム15の前側下部には第2固定油圧シリンダ5
1が取付ボルト53を介して設けてあり、この第2固定
油圧シリンダ51は第1揺動フレーム15の前側面と協
働して第2揺動フレーム37を押圧可能なピストン55
を備えている。尚、取付ボルト53は第2揺動フレーム
37に形成された穴に貫通してある。
【0028】従って、第2固定油圧シリンダ51内に圧
油を供給することにより、ピストン55を後方向へ移動
させて第2揺動フレーム37を押圧し、第2揺動フレー
ム37を第1揺動フレーム15に対して揺動不能に固定
せしめる。又、第2固定油圧シリンダ51内から圧油を
排出することにより、ピストン55による押圧状態を解
除し、第2揺動フレーム37を第1揺動フレーム15に
対して揺動可能な状態にすることができる。
【0029】上記第2揺動フレーム37の前側には回転
駆動可能な砥石車57を備えた砥石ヘッド59が上下方
向(垂直方向の他に、垂直方向から前後又は左右に傾斜
した方向も含む)へ往復動可能に設けてあり、この砥石
車57は第1揺動フレーム15の後部適宜位置に設けた
砥石駆動モータ61の駆動により回転駆動するものであ
る。上記砥石ヘッド59を上下方向へ往復動させるた
め、上記第2揺動軸39内にはクランク軸63が回転可
能に設けてあり、このクランク軸63における上下に偏
心した偏心部63aには連結部材65の一端側が回転自
在に連結してあってかつ砥石ヘッド59にこの連結部材
65の他端側が回転自在に連結してある。上記クランク
軸63を回転駆動させるため、第1揺動フレーム15の
後側上部には往復動用モータ67が設けてあり、この往
復動用モータ67がクランク軸63に連動連結してあ
る。
【0030】次に、本発明の第1の実施の形態の作用に
ついて説明する。
【0031】図4に示すようにワークWの被研削面Wb
が垂直方向に対して前後にβ°だけ傾斜している場合に
は、第1サーボモータ21を駆動させることにより第1
ボールねじ23および第1ナット部材25の螺合作用も
相俟って、第1揺動フレーム15を第1揺動軸17を中
心として後方向へ自動的に揺動調節する。これによっ
て、砥石ヘッド59の往復動方向を垂直方向に対して前
後にβ°だけ傾斜せしめ、ワークWの被研削面Wbに対
して平行にすることができる。そして、第1固定シリン
ダ29の作動により第1揺動フレーム15を可動ベース
11に対して揺動不能に固定せしめる。また、図4に示
すように、ワークWの被研削面Wb(Wc)が垂直方向
に対して左右にα°(γ°)だけ傾斜している場合に
は、第2サーボモータ45を駆動させることにより第2
ボールねじ47と第2ナット部材49の螺合作用も相俟
って第2揺動フレーム37を第2揺動軸39を中心とし
て研削面Waに対応して左方向(研削面Wcに対応して
右方向)へ揺動調節する。これによって、砥石ヘッド5
5の往復動方向を垂直方向に対して左右にα°(γ°)
だけ傾斜せしめ、ワークWの被研削面Wa(Wc)に平
行にすることができる。そして、第2固定油圧シリンダ
51の作動により第2揺動フレーム37を第1揺動フレ
ーム15に対して揺動不能に固定せしめる。
【0032】従って、研削面Wa,Wb,Wcを備えた
ワークWに対して倣い研削を行う場合には、以下のよう
に行う。
【0033】即ち、第2サーボモータ45の駆動により
第2揺動フレーム37を第2揺動軸39を中心として左
方向へ自動的に揺動調節して、砥石ヘッド59の往復動
方向をワークWの被研削面Waに平行にせしめる。そし
て、砥石駆動モータ61の駆動により砥石車57を回転
駆動させた状態のもとで、砥石ヘッド59を上下方向へ
往復動させつつ、可動ベース11を前後移動体9および
左右移動体7を介して前後,左右方向へ移動させて、砥
石車57を前後,左右方向へ移動させる。これによっ
て、ワークWにおける被研削面Waに対して倣い研削を
行うことができる。
【0034】ワークWにおける被研削面Waに対して倣
い研削を行った後に、第2サーボモータ45の駆動によ
り第2揺動フレーム37を元の位置に揺動復帰せしめ、
第1サーボモータ21の駆動により第1揺動フレーム1
5を第1揺動軸17を中心として前方向へ自動的に揺動
調節する。これによって、砥石ヘッド59の往復動方向
を垂直方向に対して前後にβ°だけ傾斜せしめ、ワーク
Wにおける被研削面Wbに平行にする。そして、上述の
如く、砥石車57を回転駆動させた状態のもとで、砥石
ヘッド59を上下方向へ往復動させつつ、砥石車57を
ワークWの形状に倣って前後,左右方向へ移動させる。
これによって、ワークWにおける被研削面Wbに対して
倣い研削を行うことができる。
【0035】ワークWにおける被研削面Wbに対して倣
い研削を行った後に、第1サーボモータ21の駆動によ
り第1揺動フレーム15を元の位置に揺動復帰せしめ、
第2サーボモータ45の駆動により第2揺動フレーム3
7を第2揺動軸39を中心として左方向へ自動的に揺動
調節する。これによって、砥石ヘッド59の往復動方向
を垂直方向に対して左右にγ°だけ傾斜せしめ、ワーク
Wにおける被研削面Wcに対して平行にすることができ
る。そして、上述の如く、砥石車57を回転駆動させた
状態のもとで、砥石ヘッド59を上下方向へ往復動させ
つつ、砥石車57をワークWの形状に倣って前後,左右
方向へ移動させることにより、ワークWにおける被研削
面Wcに対して倣い研削を行うことができる。
【0036】以上の如き、第1の発明の実施の形態によ
れば、第1サーボモータ21の駆動により第1揺動フレ
ーム15を前後方向へ自動的に揺動調節することができ
ると共に第2サーボモータ45の駆動により第2揺動フ
レーム27を左右方向へ自動的に揺動調節することがで
きるため、1つのワークWに対して倣い研削を行う途中
において例えば図4に示すワークWのように研削面W
a,Wb,Wcの垂直方向に対する傾きが変化する場合
においても、能率よく倣い研削を行うことができ、作業
能率向上の効果を奏する。
【0037】図5及び図6を参照するに、第2の発明の
実施の形態に係る倣い研削盤69について簡単に説明す
る。
【0038】上記倣い研削盤69は本体フレーム71を
備えており、この本体フレーム71の前部(図5におい
て右部、図6において紙面に向って表部)にはワークW
を支持固定するワークテーブル73が前後,左右(図5
において紙面に向って表裏、図6において左右)方向へ
移動可能に設けてある。上記本体フレーム71における
ワークテーブル73の後方には左右移動体75が左右方
向へ移動可能に設けてあり、この左右移動体75の上側
には前後移動体77が前後方向へ移動可能に設けてあ
る。ここで、ワークテーブル73、左右移動体75、前
後移動体77は特開平2−250760号公報に示すも
のと同様の構成である。
【0039】上記前後移動体77の上側(図5及び図6
において上側)には可動ベース79が設けてあり、この
可動ベース79は特開平2−250760号公報に示す
と同様に回転用サーボモータおよびボールねじ等の作用
により水平方向へ回転するものである。上記可動ベース
79の上部には左右方向へ沿って円弧状に形成された左
右円弧ガイド部81を備えており、上記可動ベース79
にはこの左右円弧ガイド部81に案内されて左右方向へ
揺動可能な左右揺動フレーム83が設けてある。この左
右揺動フレーム83は左右揺動作動装置85の作動によ
り左右方向へ自動的に揺動調節されるものであり、この
左右揺動作動装置85は、可動ベース79の上側に設け
られた左右サーボモータ87と、この左右サーボモータ
87に連動連結した左右ウォーム89と、左右揺動フレ
ーム83の下側に設けられかつ左右ウォーム89に噛合
した円弧状の左右ギア91とを備えている。
【0040】左右揺動フレーム83の上側には前後方向
に沿って円弧状に形成された前後円弧ガイド部93が備
えてあり、左右揺動フレーム83には前後円弧ガイド部
93に案内されて前後方向へ揺動可能かつ上下方向へ延
びた前後揺動フレーム95が設けてある。この前後揺動
フレーム95は前後揺動作動装置97の作動により前後
方向へ自動的に揺動調節されるものであり、この前後揺
動作動装置97は、左右揺動フレーム83の後側に設け
られた前後サーボモータ99と、この前後サーボモータ
99に連動連結した前後ウォーム101と、前後揺動フ
レーム95の下側に設けられかつ前後ウォーム101に
噛合した円弧状の前後ギア103とを備えてなる。
【0041】上記前後揺動フレーム95の前側には回転
駆動可能な砥石車105を備えた砥石ヘッド107が上
下方向へ往復動可能に設けてあり、この砥石ヘッド10
7はクランク軸(図示省略)の回転駆動により上下方向
へ往復動するものである。
【0042】第2の発明の実施の形態においても、第1
の発明の実施の形態と同様の作用および効果を奏する。
【0043】
【発明の効果】請求項1〜請求項5のうちのいずれかの
請求項に記載の発明によれば、第1揺動作動装置(前後
揺動作動装置)により第1揺動フレーム(前後揺動フレ
ーム)を前後方向へ自動的に揺動調節することができる
と共に、第2揺動作動装置(左右揺動作動装置)の作動
により第2揺動フレーム(左右揺動フレーム)を左右方
向へ自動的に揺動調節することができるため、1つのワ
ークに対して倣い研削を行う途中において研削面の垂直
方向に対する傾きが変化する場合においても、能率よく
倣い研削を行うことができ、作業能率向上の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の実施の形態に係る倣い研削盤の正
断面図である。
【図2】図1におけるII-II 線に沿った図である。
【図3】図2における矢視部III の拡大図である。
【図4】垂直方向に対する傾きが変化する研削面を備え
たワークの図である。
【図5】第2の発明の実施の形態に係る倣い研削盤の正
断面である。
【図6】図5におけるVI-VI 線に沿った図である。
【符号の説明】
1 倣い研削盤 5 ワークテーブル 11 可動ベース 15 第1揺動フレーム 17 第1揺動軸 19 第1揺動作動装置 21 第1サーボモータ 23 第1ボールねじ 25 第1ナット部材 27 第2揺動フレーム 29 第1固定油圧シリンダ 37 第2揺動フレーム 39 第2揺動軸 41 第2揺動作動装置 45 第2サーボモータ 47 第2ボールねじ 49 第2ナット部材 51 第2固定油圧シリンダ 57 砥石車 59 砥石ヘッド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを支持固定するワークテーブルを
    設け、このワークテーブルの後方に可動ベースをワーク
    テーブルに対して相対的に前後方向及び左右方向へ移動
    可能に設け、この可動ベースに第1揺動フレームを第1
    揺動軸を中心として前後方向へ揺動可能に設け、この第
    1揺動フレームを前後方向へ自動的に揺動調節する第1
    揺動作動装置を設け、上記第1揺動フレームの前側に第
    2揺動フレームを上記第1揺動軸と直交する第2揺動軸
    を中心として左右方向へ揺動可能に設け、この第2揺動
    フレームを左右方向へ自動的に揺動調節する第2揺動作
    動装置を設け、上記第2揺動フレームの前側に回転駆動
    可能な砥石車を備えた砥石ヘッドを上下方向へ往復動可
    能に設けてなることを特徴とする倣い研削盤。
  2. 【請求項2】 前記第1揺動作動装置は第1サーボモー
    タを備え、前記第2揺動作動装置は第2サーボモータを
    備えてなることを特徴とする請求項1に記載の倣い研削
    盤。
  3. 【請求項3】 前記第1揺動フレームを前記可動ベース
    に対して揺動不能に固定せしめる第1固定装置を設け、
    前記第2揺動フレームを上記第1揺動フレームに対して
    揺動不能に固定せしめる第2固定装置を設けてなること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の倣い研削
    盤。
  4. 【請求項4】 ワークを支持固定するワークテーブルを
    設け、このワークテーブルの後方に可動ベースをワーク
    テーブルに対して相対的に前後方向及び左右方向へ移動
    可能に設け、この可動ベースに左右方向に沿って円弧状
    に形成された左右円弧ガイド部を備え、上記可動ベース
    に左右円弧ガイド部に案内されて左右方向へ揺動可能な
    左右揺動フレームを設け、この左右揺動フレームを左右
    方向へ自動的に揺動調節する左右揺動作動装置を設け、
    上記左右揺動フレームに前後方向に沿って円弧状に形成
    された前後円弧ガイド部を備え、上記左右揺動フレーム
    に前後円弧ガイド部に案内されて前後方向へ揺動可能な
    前後揺動フレームを設け、この前後揺動フレームを前後
    方向へ自動的に揺動調節する前後揺動作動装置を設け、
    この前後揺動フレームの前側に回転駆動可能な砥石車を
    備えた砥石ヘッドを上下方向へ往復動可能に設けてなる
    ことを特徴とする倣い研削盤。
  5. 【請求項5】 前記左右揺動作動装置は左右サーボモー
    タを備え、前記前後揺動作動装置は前後サーボモータを
    備えてなることを特徴とする請求項4に記載の倣い研削
    盤。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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