JPH10138060A - ピストン組付け装置 - Google Patents
ピストン組付け装置Info
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- JPH10138060A JPH10138060A JP8305574A JP30557496A JPH10138060A JP H10138060 A JPH10138060 A JP H10138060A JP 8305574 A JP8305574 A JP 8305574A JP 30557496 A JP30557496 A JP 30557496A JP H10138060 A JPH10138060 A JP H10138060A
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- guide bar
- piston
- connecting rod
- cylinder
- cylinder bore
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Abstract
けられたコネクティングロッドを確実に位置決めし、ま
た、そのピストンをシリンダブロックのシリンダボア内
へ容易に組み付けることができるようにする。 【解決手段】 シリンダブロック1におけるシリンダボ
ア2の軸線方向に、主エアシリンダ3により開閉エアシ
リンダ7及び上下2本の中空ガイドバー9が往復駆動さ
れ、ガイドバー9の前進によりその先端が、ピストン1
2に取り付けられたコネクティングロッド大端部14の
ボルト孔を挿通し、ガイドバー9内に挿入された係止シ
ャフト18が開閉エアシリンダ7の作動によりガイドバ
ー9の先端を押し拡げて、コネクティングロッド大端部
14へ係合させるので、ガイドバー9の後退によりピス
トン12をシリンダボア2内へ組み付けることができ
る。
Description
ッドが取り付けられたピストンを、エンジン等のシリン
ダブロックにおけるシリンダボアに組み付けるための装
置に関する。
た従来のピストン組付装置にあっては、シリンダブロッ
ク反転ユニットの一側方、すなわち、シリンダブロック
のトップデッキ側にピストンのクランプ装置とピストン
挿入ユニットとが配置されると共に、シリンダブロック
反転ユニットの他側方、すなわち、シリンダブロックの
オイルパン取付面側にコンロッドガイドユニットが配置
され、クランプ装置によりピストンをクランプ保持させ
た後、コンロッドガイドユニットにおけるガイドシリン
ダの作動によりコンロッドガイドユニットのガイドフォ
ークがシリンダブロックのシリンダボアを挿通して、ガ
イドフォークの先端をピストンのコンロッド大端部端面
に当接させることにより、ピストンに取り付けられたコ
ンロッドのぐらつきを防止してから、ピストン挿入ユニ
ットにおける押込みシリンダの作動によりピストンを押
圧してシリンダボア内に押し込み、クランプ装置からピ
ストンを解除して、シリンダブロックへピストンを組み
付けるようにしている。
ストンのコンロッド大端部端面へ単に当接しているだけ
であるため、ガイドフォークによるコンロッド大端部の
位置決め作用は不確実であって、実用上の信頼性に大き
な問題がある。また、コンロッド大端部を位置決めして
ガイドするコンロッドガイドユニットはシリンダブロッ
クのオイルパン取付面側に配置される一方、ピストンの
クランプ装置及びピストン挿入ユニットがシリンダブロ
ックの反対側であるトップデッキ側に配置されていて、
両ユニット等がシリンダブロックの両側方へ分散配置さ
れているため、装置全体が大型化する不具合は避けられ
なかった。
的小型の装置により、ピストンに取り付けられたコネク
ティングロッドを確実に位置決めし、また、そのピスト
ンをシリンダブロックのシリンダボアへ容易に組み付け
ることができるようにしようとするものである。
るピストン組付け装置は、シリンダブロックのオイルパ
ン取付け面側から上記シリンダブロックのシリンダボア
に向かって延びピストンに取り付けられたコネクティン
グロッドの大端部ボルト孔に先端が挿通可能なガイドバ
ーと、上記ガイドバーを上記シリンダボアの軸線に沿っ
て上記シリンダボア内を往復動させる駆動手段と、上記
ボルト孔を挿通した上記ガイドバーの先端を上記コネク
ティングロッド大端部と係脱させる係止機構とを有して
いる。
取付け面側からシリンダブロックのシリンダボアに向か
って延びるガイドバーが駆動手段の作動によりシリンダ
ボアの軸線に沿ってシリンダボア内へ変位し、ピストン
に取り付けられたコネクティングロッドの大端部ボルト
孔をガイドバーの先端が挿通したとき、ガイドバーによ
ってシリンダボア内におけるコネクティングロッド大端
部の確実な位置決めが可能となると共に、その状態で係
止機構がガイドバーの先端をコネクティングロッド大端
部に係合させてから、駆動手段の作動によりガイドバー
がシリンダブロックのオイルパン取付け面側へ変位する
と、コネクティングロッド大端部はシリンダボア内でガ
イドバーによりガイドされながら、ピストンをシリンダ
ボア内へ引き込み、それによってピストンをシリンダボ
ア内へ容易に組み込むことができるようになる。
まれた後、係止機構がガイドバー先端とコネクティング
ロッド大端部との係合を外して、駆動手段の作動により
ガイドバーをシリンダブロックのオイルパン取付け面側
へ引き戻せば、ガイドバー先端がコネクティングロッド
大端部のボルト孔から抜け出して、ガイドバー全体をシ
リンダブロックから引き出すことができるので、ピスト
ン等に対するその後の組み立て作業に何らの支障を来す
こともない。
形態例について、同等部分にはそれぞれ同一符号を付け
て説明する。図1において、車両用エンジンのシリンダ
ブロック1が横置きされて、そのシリンダボア2が水平
となるように配置されている一方、シリンダブロック1
のオイルパン取付け面側である図1右方には、シリンダ
ボア2の軸線と平行に主エアシリンダ3が定置され、主
エアシリンダ3のピストンロッド4の先端には、ガイド
レール5により主エアシリンダ3の軸線と平行に案内さ
れるベース6が取り付けられ、ベース6上にはシリンダ
ボア2の軸線と同心的に開閉エアシリンダ7が設けられ
ている。
本の中空ガイドバー9、9が取り付けられ、各ガイドバ
ー9はシリンダブロック1と組み合わせて配置されたク
ランクシャフト10及びそのクランクピン11と干渉す
ることなく、シリンダボア2の軸線に沿いシリンダボア
2に向かって延び出していて、ピストン12に取り付け
られたコネクティングロッド13の大端部14における
コネクティングロッドキャップ取り付け用ボルト孔15
をガイドバー9の先端が挿通し、各ガイドバー9の先端
には、図2及び図3に示されているように軸方向へ多数
の、例えば図示のように8列の放射状切割り16が形成
されている。
ッド17には、上下2本の係止シャフト18、18が連
結されていて、各係止シャフト18はそれぞれガイドバ
ー9の中空部内に挿入され、図2及び図3に示されてい
るように、各係止シャフト18の先細部19がガイドバ
ー9先端の切割り16にまで達しており、開閉エアシリ
ンダ7の作動により各係止シャフト18が図1の左方へ
前進して、ガイドバー9の中空部内へさらに深く押し込
まれると、図4及び図5に示されているように、係止シ
ャフト18の先細部19が切割り16を押し拡げること
により、ガイドバー9の先端を弾力的に押し開くことが
できる。
のシリンダボア2内へピストン12を組み付ける具体的
操作について説明する。主エアシリンダ3の作動により
ベース6、ガイドバー9、開閉エアシリンダ7、係止シ
ャフト18等が一体的に図1の右方から左方へ前進させ
られ、図6に示されているように、横置きされたシリン
ダブロック1のシリンダボア2内を各ガイドバー9の先
端が左方へ前進したとき、シリンダブロック1のトップ
デッキ側に位置するピストン12に取り付けられたコネ
クティングロッド13の大端部14のボルト孔15を、
各ガイドバー9の先端に挿通させると、シリンダボア2
内においてコネクティングロッド大端部14が確実に位
置決めされることとなる。
ガイドバー9と相対的に各係止シャフト18が図1の左
方へ前進して、図4及び図5のように、係止シャフト1
8の先細部19によりガイドバー9の先端が押し開かれ
ると、ガイドバー9先端がコネクティングロッド大端部
14のボルト孔15周辺とシリンダブロック1のトップ
デッキ側で係合するため、その状態のまま主エアシリン
ダ3を逆作動させれば、ベース6、ガイドバー9、開閉
エアシリンダ7、係止シャフト18等が一体的に図1の
左方から右方へ後退させられ、適当なガイド20により
ピストン12がシリンダボア2内へ導き込まれると共
に、シリンダボア2内でコネクティングロッド大端部1
4がガイドバー9により適切な位置に保たれたまま、ピ
ストン12がシリンダボア2内を図1の右方へスライド
し、コネクティングロッド大端部14はガイドバー9に
よりガイドされて、クランクシャフト10のクランクピ
ン11に当てがわれる。
よりガイドバー9と相対的に各係止シャフト18が図1
の右方へ後退して、図2及び図3のように、ガイドバー
9の先端が元のように収縮し、ガイドバー9先端とボル
ト孔15周辺との係合が外されるので、さらに主エアシ
リンダ3が逆作動することによりベース6、ガイドバー
9、開閉エアシリンダ7、係止シャフト18等が一体的
に図1の右方へ後退して、ガイドバー9の先端は定置さ
れたコネクティングロッド大端部14のボルト孔15か
ら抜き出され、クランクシャフト10よりも図1の右方
にまで変位して、シリンダブロック1に対するピストン
12の組付けが完了する。
作動により各ガイドバー9をシリンダブロック1のオイ
ルパン取付け側からシリンダボア2内へ前進させた状態
で、コネクティングロッド大端部14に既存のボルト孔
15を手作業によりガイドバー9の先端に挿通させる
と、シリンダボア2内の適切な位置にコネクティングロ
ッド大端部14を確実に保持させることができる一方、
開閉エアシリンダ7の作動による係止シャフト18の前
進によって、ガイドバー9の先端をコネクティングロッ
ド大端部14のボルト孔15とシリンダブロック1のト
ップデッキ側で簡単に係合させることができるため、主
エアシリンダ3の逆作動によりピストン12をシリンダ
ボア2内へ迅速に組み付けることが可能となり、ピスト
ン12組付けの作業効率を容易に高めることができる。
と共に、ピストン12に取り付けられたコネクティング
ロッド13の大端部14を位置決めするためのガイドバ
ー9、開閉エアシリンダ7等と、ピストン12をシリン
ダブロック1のシリンダボア2内へ引き込むための主エ
アシリンダ3等とが、シリンダブロック1のオイルパン
取付け面側にのみ集中的に配置されているので、装置全
体を容易に小型化して、エンジン組み立てラインにおけ
る機器配置の自由度拡大とコスト低減とを実現できると
いう実用上とくに優れた効果がある。
は、上記実施形態例の中空ガイドバー9と同様に、主エ
アシリンダにより横置きシリンダブロックのシリンダボ
ア軸線に沿ってシリンダボア内へ往復駆動される上下2
本の中空ガイドバー30に、それぞれ一対のほぼ密着し
た平板状アーム31、31がピン32でそれぞれ枢着さ
れて、各アーム31がガイドバー30の一部を構成して
おり、各アーム31の先端にはフック33が形成されて
いると共に、両アーム31、31の後端部にはそれぞれ
反対方向へ傾斜した作用面34、34が形成されてい
る。
前方に傾斜面をそなえたカム35が配設され、カム35
は開閉エアシリンダに連結されたシャフト36の先端に
取り付けられて、カム35及びシャフト36が開閉エア
シリンダの作動によりガイドバー30と相対的に図7の
左右方向へ変位できるように構成されていて、通常はカ
ム35の背面が両アーム31、31の後端部に当接する
ことにより、両アーム31、31が図7の状態に保持さ
れている。
主エアシリンダの作動により各ガイドバー30が図7の
右方から左方へ前進させられ、シリンダボア内を左方へ
前進した各ガイドバー30先端のアーム31に、ピスト
ンに取り付けられたコネクティングロッドの大端部14
におけるコネクティングロッドキャップ取り付け用ボル
ト孔15を挿通させると、シリンダボア内においてコネ
クティングロッド大端部14が確実に位置決めされるこ
ととなる。
エアシリンダの作動によりアーム31に対してシャフト
36を図7の左方へ前進させ、カム35の前進によりそ
の傾斜面でアーム31後端部の傾斜作用面34を押圧す
ると、両アーム31、31がそれぞれピン32を中心と
して反対方向へ回動する結果、各アーム31先端のフッ
ク33がコネクティングロッド大端部14のボルト孔1
5周辺とシリンダブロックのトップデッキ側で係合する
ため、その状態のまま主エアシリンダを逆作動させれ
ば、ガイドバー30、シャフト36、開閉エアシリンダ
等が一体的に図9の左方から右方へ後退させられ、シリ
ンダボア内でコネクティングロッド大端部14がアーム
31により適切な位置に保たれたまま、ピストン12が
シリンダボア内を図9の右方へスライドし、コネクティ
ングロッド大端部14はアーム31によりガイドされ
て、クランクシャフトのクランクピンに当てがわれる。
りガイドバー30と相対的にシャフト36が図9の右方
へ後退して、カム35の背面が両アーム31、31の後
端部を押圧し、アーム31の先端が図7のように収縮し
て、フック33とボルト孔15周辺との係止が外される
ので、さらに主エアシリンダを逆作動させることにより
ガイドバー30、アーム31、シャフト36、開閉エア
シリンダ等が一体的に図7の右方へ後退して、アーム3
1は定置されたコネクティングロッド大端部14のボル
ト孔15から抜き出され、シリンダブロックに対するピ
ストンの組付けが完了する。従って、この実施形態例に
おいても、上記実施形態例と同等の作用効果を奏するこ
とができる。
ー先端へのコネクティングロッド大端部ボルト孔の挿通
は、手作業に限らず、自動化することも可能であり、あ
るいは、予めコネクティングロッドを所定位置に保持し
ておき、ガイドバーをシリンダブロックのシリンダボア
内へ前進させることにより、コネクティングロッド大端
部ボルト孔にガイドバーの先端を挿通させるようにして
もよいものである。
シリンダブロックに対してピストンを組み付けるように
しているが、縦置き、もしくは、逆置きのシリンダブロ
ックに対してピストンを組み付ける場合にも同様にして
実施できるものであり、また、本発明はエンジンに限ら
ず、ピストンとシリンダを用いた往復動式ポンプ等にも
同様に実施できることはいうまでもない。
っては、シリンダブロックのオイルパン取付け面側から
シリンダブロックのシリンダボア軸線に沿ってシリンダ
ボア内へガイドバーが変位し、ピストンに取り付けられ
たコネクティングロッドの大端部ボルト孔をガイドバー
の先端が挿通したとき、ガイドバーによってシリンダボ
ア内におけるコネクティングロッド大端部の確実な位置
決めが可能となり、また、その状態で係止機構がガイド
バーの先端をコネクティングロッド大端部と係合させて
から、駆動手段の作動によりガイドバーがシリンダブロ
ックのオイルパン取付け面側へ変位すると、ピストンを
シリンダボア内へ容易に組み込むことができ、しかも、
ピストンに取り付けられたコネクティングロッドの大端
部を位置決めするためのガイドバーや、その駆動機構等
がシリンダブロックのオイルパン取付け面側にのみ集中
的に配置されているので、装置全体を容易に小型化し
て、エンジン等の組み立てラインにおける機器配置の自
由度拡大とコスト低減とを実現できるという実用上とく
に優れた効果がある。
図。
Claims (1)
- 【請求項1】 シリンダブロックのオイルパン取付け面
側から上記シリンダブロックのシリンダボアに向かって
延びピストンに取り付けられたコネクティングロッドの
大端部ボルト孔に先端が挿通可能なガイドバーと、上記
ガイドバーを上記シリンダボアの軸線に沿って上記シリ
ンダボア内を往復動させる駆動手段と、上記ボルト孔を
挿通した上記ガイドバーの先端を上記コネクティングロ
ッド大端部と係脱させる係止機構とを有するピストン組
付け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30557496A JP3334519B2 (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | ピストン組付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30557496A JP3334519B2 (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | ピストン組付け装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10138060A true JPH10138060A (ja) | 1998-05-26 |
JP3334519B2 JP3334519B2 (ja) | 2002-10-15 |
Family
ID=17946788
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30557496A Expired - Fee Related JP3334519B2 (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | ピストン組付け装置 |
Country Status (1)
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Cited By (7)
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-
1996
- 1996-10-31 JP JP30557496A patent/JP3334519B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3334519B2 (ja) | 2002-10-15 |
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