JPH10137220A - 個人識別装置 - Google Patents
個人識別装置Info
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- JPH10137220A JPH10137220A JP8301940A JP30194096A JPH10137220A JP H10137220 A JPH10137220 A JP H10137220A JP 8301940 A JP8301940 A JP 8301940A JP 30194096 A JP30194096 A JP 30194096A JP H10137220 A JPH10137220 A JP H10137220A
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- person
- iris
- video camera
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- eye
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- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 離れた位置にいる被識別者の虹彩を撮影し
て、個人識別を行う。 【解決手段】 ビデオカメラ40で被識別者10の目1
1を撮影し、モニタ55の画面一杯にその目11が入る
ようにズームレンズ41を調整する。距離計算部51
は、ズーム機構部42から出力される位置信号PSを基
に、距離信号DSを生成しレーザ光制御部52に与え
る。レーザ光制御部52は、距離信号DSに応じた最適
強度のレーザ光LZを発光させるための強度信号IS
を、レーザ発光部53に与える。レーザ発光部53から
出力されたレーザ光LZは、ハーフミラー54で反射さ
れて被識別者10の目11を照射する。目11で反射さ
れたレーザ光LZは、ハーフミラー54を通過してビデ
オカメラ40で撮影される。アイリス(虹彩)コード生
成部56で目11のアイリスコードIRが生成され、照
合部57で登録データベース58のデータと照合されて
個人識別が行われる。
て、個人識別を行う。 【解決手段】 ビデオカメラ40で被識別者10の目1
1を撮影し、モニタ55の画面一杯にその目11が入る
ようにズームレンズ41を調整する。距離計算部51
は、ズーム機構部42から出力される位置信号PSを基
に、距離信号DSを生成しレーザ光制御部52に与え
る。レーザ光制御部52は、距離信号DSに応じた最適
強度のレーザ光LZを発光させるための強度信号IS
を、レーザ発光部53に与える。レーザ発光部53から
出力されたレーザ光LZは、ハーフミラー54で反射さ
れて被識別者10の目11を照射する。目11で反射さ
れたレーザ光LZは、ハーフミラー54を通過してビデ
オカメラ40で撮影される。アイリス(虹彩)コード生
成部56で目11のアイリスコードIRが生成され、照
合部57で登録データベース58のデータと照合されて
個人識別が行われる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、虹彩(アイリス)
を用いた個人識別装置、特に、離れた位置に存在する被
識別者の虹彩を捉えて認識する個人識別装置に関するも
のである。
を用いた個人識別装置、特に、離れた位置に存在する被
識別者の虹彩を捉えて認識する個人識別装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、個人識別技術としては、例えば次
のような文献に記載されるものがあった。 文献1:実開平3−101911号公報 文献2:特公平5−84166号公報 文献3:米国特許第5291560号明細書 前記文献1に記載された個人識別装置は、例えば機密室
の入退出管理において、網膜のパターンが個人毎に異な
ることを利用するものである。被識別者は、機密室入口
に設けられた読取器の覗き穴を覗き込み、その読取器内
のビデオカメラがその被識別者の網膜を撮影してイメー
ジデータを採取する。識別装置は、イメージデータが事
前に登録された入室許可者の網膜のパターンと一致して
いるか否かを識別する。しかし、網膜は、眼球の奥に位
置するため、網膜のイメージを正確に撮影するために
は、目に対する照明やビデオカメラのピント合わせ等の
条件が厳しく、正確な識別をすることが困難であった。
のような文献に記載されるものがあった。 文献1:実開平3−101911号公報 文献2:特公平5−84166号公報 文献3:米国特許第5291560号明細書 前記文献1に記載された個人識別装置は、例えば機密室
の入退出管理において、網膜のパターンが個人毎に異な
ることを利用するものである。被識別者は、機密室入口
に設けられた読取器の覗き穴を覗き込み、その読取器内
のビデオカメラがその被識別者の網膜を撮影してイメー
ジデータを採取する。識別装置は、イメージデータが事
前に登録された入室許可者の網膜のパターンと一致して
いるか否かを識別する。しかし、網膜は、眼球の奥に位
置するため、網膜のイメージを正確に撮影するために
は、目に対する照明やビデオカメラのピント合わせ等の
条件が厳しく、正確な識別をすることが困難であった。
【0003】これに対して、前記文献2,3では、図2
に示すような虹彩を利用して、個人識別を行っている。
図2は、虹彩の構造図である。目11の虹彩12は、黒
目の瞳孔13の周囲部分で瞳孔13の開き具合を調節す
る筋肉であり、そのパターンは、皺裂14、虹彩巻縮輪
15、小窩16等から構成されている。人の目11は、
妊娠6か月までにほぼ形成され、その時点で瞳の部分に
孔が開き、その開口部(瞳)から皺裂14が外側に向か
ってカオス状に発生することが知られている。この皺裂
14の成長はおよそ生後2年目までに止まり、それ以降
一生涯にわたって変わらずその人固有のパターンを形成
する。このような虹彩12の特徴に着目して個人の識別
を行う虹彩識別方法は、指紋照合、サイン照合、暗証番
号等の他の識別方法に比べて次の(ア)〜(エ)のよう
な特長がある。 (ア) 偽造が困難である。 (イ) 認識精度が高い。 (ウ) 非接触で認識可能である。 (エ) 年齢による変化がない。
に示すような虹彩を利用して、個人識別を行っている。
図2は、虹彩の構造図である。目11の虹彩12は、黒
目の瞳孔13の周囲部分で瞳孔13の開き具合を調節す
る筋肉であり、そのパターンは、皺裂14、虹彩巻縮輪
15、小窩16等から構成されている。人の目11は、
妊娠6か月までにほぼ形成され、その時点で瞳の部分に
孔が開き、その開口部(瞳)から皺裂14が外側に向か
ってカオス状に発生することが知られている。この皺裂
14の成長はおよそ生後2年目までに止まり、それ以降
一生涯にわたって変わらずその人固有のパターンを形成
する。このような虹彩12の特徴に着目して個人の識別
を行う虹彩識別方法は、指紋照合、サイン照合、暗証番
号等の他の識別方法に比べて次の(ア)〜(エ)のよう
な特長がある。 (ア) 偽造が困難である。 (イ) 認識精度が高い。 (ウ) 非接触で認識可能である。 (エ) 年齢による変化がない。
【0004】図3は、前記文献2を基に製品化された従
来の個人識別装置の一例を示す概略の構成図である。こ
の個人識別装置は、所定の位置にいる被識別者10の目
11のパターンを読み取るための読取部20を備えてい
る。読取部20はケース21を有しており、このケース
21に、覗き穴21a及び照明用の穴21bが設けられ
ている。ケース21の中には光源22が設けられてお
り、覗き穴21aからこのケース21の内部を覗く被識
別者10の目11に対して、照明用の穴21bを通して
光を照射できるようになっている。覗き穴21aの正面
にはハーフミラー23が設けられ、このハーフミラー2
3の後部にビデオカメラ24が配置されて、被識別者1
0の目11を撮影できるようになっている。更に、ケー
ス21内には、ビデオカメラ24から得られたイメージ
データIMGを画面表示するディスプレイ25、このデ
ィスプレイ25に表示されたイメージデータIMGを、
ハーフミラー23を介して被識別者10に確認させるた
めのレンズ26が配置されている。ビデオカメラ24の
出力側には、イメージデータIMGから目11の虹彩部
分を抽出して、その虹彩の特徴であるアイリスコードI
Rを生成するアイリスコード生成部31が接続されてい
る。アイリスコード生成部31の出力側は、被識別者1
0のアイリスコードIRを、予め登録された人物のアイ
リスコードIRと照合する照合部32の入力側に接続さ
れている。また、照合部32には、識別対象となる人物
のアイリスコードIRが予め登録された登録データベー
ス33が接続されている。
来の個人識別装置の一例を示す概略の構成図である。こ
の個人識別装置は、所定の位置にいる被識別者10の目
11のパターンを読み取るための読取部20を備えてい
る。読取部20はケース21を有しており、このケース
21に、覗き穴21a及び照明用の穴21bが設けられ
ている。ケース21の中には光源22が設けられてお
り、覗き穴21aからこのケース21の内部を覗く被識
別者10の目11に対して、照明用の穴21bを通して
光を照射できるようになっている。覗き穴21aの正面
にはハーフミラー23が設けられ、このハーフミラー2
3の後部にビデオカメラ24が配置されて、被識別者1
0の目11を撮影できるようになっている。更に、ケー
ス21内には、ビデオカメラ24から得られたイメージ
データIMGを画面表示するディスプレイ25、このデ
ィスプレイ25に表示されたイメージデータIMGを、
ハーフミラー23を介して被識別者10に確認させるた
めのレンズ26が配置されている。ビデオカメラ24の
出力側には、イメージデータIMGから目11の虹彩部
分を抽出して、その虹彩の特徴であるアイリスコードI
Rを生成するアイリスコード生成部31が接続されてい
る。アイリスコード生成部31の出力側は、被識別者1
0のアイリスコードIRを、予め登録された人物のアイ
リスコードIRと照合する照合部32の入力側に接続さ
れている。また、照合部32には、識別対象となる人物
のアイリスコードIRが予め登録された登録データベー
ス33が接続されている。
【0005】更に、この個人識別装置は、被識別者10
が操作開始を指示するためのスイッチ34と、このスイ
ッチ34の押下に従って装置全体の動作を制御する制御
部35を有している。被識別者10は、図3の個人識別
装置の読取部20の覗き穴21aを覗きながら、スイッ
チ34を押下する。これにより、制御部35は、光源2
2を点灯させるとともに、装置全体の動作を開始させ
る。ビデオカメラ24は、被識別者10の目11を撮影
し、そのイメージデータIMGがディスプレイ25に画
面表示される。ディスプレイ25に表示されたイメージ
データIMGは、レンズ26及びハーフミラー23を介
して被識別者10側へ出力される。被識別者10は、デ
ィスプレイ25に表示された自分の目11のイメージを
見ながら、そのイメージの焦点が合うように、読取部2
0との距離を調節する。ビデオカメラ24から出力され
るイメージデータIMGは、アイリスコード生成部31
に与えられる。アイリスコード生成部31は、イメージ
の焦点が合い、良好なイメージデータIMGが入力され
ると、アイリスコードIRを生成する。アイリスコード
IRは照合部32へ与えられ、この照合部32によっ
て、登録データベース33に予め登録されたアイリスコ
ードIRとの照合が行われる。そして、照合部33か
ら、被識別者10が予め登録された人物であるか否かの
判定結果の信号OUTが出力される。
が操作開始を指示するためのスイッチ34と、このスイ
ッチ34の押下に従って装置全体の動作を制御する制御
部35を有している。被識別者10は、図3の個人識別
装置の読取部20の覗き穴21aを覗きながら、スイッ
チ34を押下する。これにより、制御部35は、光源2
2を点灯させるとともに、装置全体の動作を開始させ
る。ビデオカメラ24は、被識別者10の目11を撮影
し、そのイメージデータIMGがディスプレイ25に画
面表示される。ディスプレイ25に表示されたイメージ
データIMGは、レンズ26及びハーフミラー23を介
して被識別者10側へ出力される。被識別者10は、デ
ィスプレイ25に表示された自分の目11のイメージを
見ながら、そのイメージの焦点が合うように、読取部2
0との距離を調節する。ビデオカメラ24から出力され
るイメージデータIMGは、アイリスコード生成部31
に与えられる。アイリスコード生成部31は、イメージ
の焦点が合い、良好なイメージデータIMGが入力され
ると、アイリスコードIRを生成する。アイリスコード
IRは照合部32へ与えられ、この照合部32によっ
て、登録データベース33に予め登録されたアイリスコ
ードIRとの照合が行われる。そして、照合部33か
ら、被識別者10が予め登録された人物であるか否かの
判定結果の信号OUTが出力される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
虹彩12を用いた個人識別装置は、被識別者10が意識
して識別のための操作を行い、かつ近距離で虹彩12の
撮影を行うものであった。従って、例えば犯罪捜査等に
おいて離れた位置に存在する被識別者10を、本人に知
られずに識別することが必要な用途には適用することが
できなかった。本発明は、前記従来技術が持っていた課
題として、離れた位置にいる被識別者10を本人に知ら
れることなく識別することできる個人識別装置を提供す
るものである。
虹彩12を用いた個人識別装置は、被識別者10が意識
して識別のための操作を行い、かつ近距離で虹彩12の
撮影を行うものであった。従って、例えば犯罪捜査等に
おいて離れた位置に存在する被識別者10を、本人に知
られずに識別することが必要な用途には適用することが
できなかった。本発明は、前記従来技術が持っていた課
題として、離れた位置にいる被識別者10を本人に知ら
れることなく識別することできる個人識別装置を提供す
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明のうち第1の発明は、被識別者の目に光を照
射し、該被識別者の虹彩を撮影してそのイメージデータ
を生成する撮影手段と、前記イメージデータを基に前記
被識別者の虹彩の特徴を抽出してアイリスコードを生成
する特徴抽出手段と、前記アイリスコードを予め登録さ
れた人物の虹彩のデータと照合して、前記被識別者が該
登録された人物であるか否かを判定する照合手段とを備
えた個人識別装置において、前記撮影手段を次のように
構成している。即ち、この撮影手段は、一定範囲に存在
する前記被識別者の目に、距離信号に応じた強度の光線
を照射する照明部と、前記被識別者の目をフルサイズで
捉らえる焦点距離のズームレンズ及び該ズームレンズの
焦点距離調節用のズーム機構を有し、その焦点に得られ
る映像のイメージデータを出力するビデオカメラと、前
記イメージデータを画面表示する表示部と、前記ズーム
機構に連動して前記被識別者と前記ビデオカメラとの間
の距離を算出し、前記距離信号を生成する距離計算部と
を有している。
め、本発明のうち第1の発明は、被識別者の目に光を照
射し、該被識別者の虹彩を撮影してそのイメージデータ
を生成する撮影手段と、前記イメージデータを基に前記
被識別者の虹彩の特徴を抽出してアイリスコードを生成
する特徴抽出手段と、前記アイリスコードを予め登録さ
れた人物の虹彩のデータと照合して、前記被識別者が該
登録された人物であるか否かを判定する照合手段とを備
えた個人識別装置において、前記撮影手段を次のように
構成している。即ち、この撮影手段は、一定範囲に存在
する前記被識別者の目に、距離信号に応じた強度の光線
を照射する照明部と、前記被識別者の目をフルサイズで
捉らえる焦点距離のズームレンズ及び該ズームレンズの
焦点距離調節用のズーム機構を有し、その焦点に得られ
る映像のイメージデータを出力するビデオカメラと、前
記イメージデータを画面表示する表示部と、前記ズーム
機構に連動して前記被識別者と前記ビデオカメラとの間
の距離を算出し、前記距離信号を生成する距離計算部と
を有している。
【0008】第2の発明は、第1の発明と同様の個人識
別装置において、前記撮影手段を次のように構成してい
る。即ち、この撮影手段は、第1の発明と同様の照明部
と、前記被識別者の上半身を捉らえ、その映像を第1の
イメージデータとして出力する第1のビデオカメラと、
前記第1のイメージデータから前記被識別者の目を抽出
し、該イメージデータの画面における該目の位置を特定
する位置情報を生成する位置検出部と、前記被識別者の
目をフルサイズで捉らえる焦点距離のズームレンズ及び
該ズームレンズの焦点距離調節用のズーム機構を有し、
その焦点に得られる映像を第2のイメージデータとして
出力する第2のビデオカメラと、前記光線の照射によっ
て前記目から反射された反射光の光路の角度を変更して
前記第2のビデオカメラ方向へ導く際に、その反射光の
光路変更角度を前記位置情報に基づいて変化させること
により、該目を該第2のビデオカメラのイメージデータ
の画面の中央に位置させる光路変更部と、前記第2のイ
メージデータを画面表示する表示部と、前記ズーム機構
に連動して前記被識別者と前記第2のビデオカメラとの
間の距離を算出し、前記距離信号を生成する距離計算部
とを有している。
別装置において、前記撮影手段を次のように構成してい
る。即ち、この撮影手段は、第1の発明と同様の照明部
と、前記被識別者の上半身を捉らえ、その映像を第1の
イメージデータとして出力する第1のビデオカメラと、
前記第1のイメージデータから前記被識別者の目を抽出
し、該イメージデータの画面における該目の位置を特定
する位置情報を生成する位置検出部と、前記被識別者の
目をフルサイズで捉らえる焦点距離のズームレンズ及び
該ズームレンズの焦点距離調節用のズーム機構を有し、
その焦点に得られる映像を第2のイメージデータとして
出力する第2のビデオカメラと、前記光線の照射によっ
て前記目から反射された反射光の光路の角度を変更して
前記第2のビデオカメラ方向へ導く際に、その反射光の
光路変更角度を前記位置情報に基づいて変化させること
により、該目を該第2のビデオカメラのイメージデータ
の画面の中央に位置させる光路変更部と、前記第2のイ
メージデータを画面表示する表示部と、前記ズーム機構
に連動して前記被識別者と前記第2のビデオカメラとの
間の距離を算出し、前記距離信号を生成する距離計算部
とを有している。
【0009】第3の発明は、第1または第2の発明の個
人識別装置において、前記撮影手段に、前記被識別者と
第1の発明のビデオカメラまたは第2の発明の第2のビ
デオカメラとを結ぶ光軸上に配置され、前記照明部から
出力される光線を通過または反射させることにより、該
光線を該被識別者の目に照射するハーフミラーを設けて
いる。第4の発明は、第1〜第3の発明の個人識別装置
において、前記光線としてレーザ光を用いている。第
1、第3及び第4の発明によれば、以上のように個人識
別装置を構成したので、次のような作用が行われる。こ
の個人識別装置のオペレータは、一定範囲に存在する被
識別者の目をズームレンズを有するビデオカメラで捉
え、その目がフルサイズの映像となるように表示部を見
ながらズーム機構を操作する。ズーム機構に連動した距
離計算部は、被識別者とビデオカメラの間の距離を算出
し距離信号を生成する。照明部は、距離信号に応じた強
度の光線を被識別者の目に照射する。この光線で照射さ
れた被識別者の目の虹彩は、ビデオカメラで撮影されて
イメージデータが生成される。
人識別装置において、前記撮影手段に、前記被識別者と
第1の発明のビデオカメラまたは第2の発明の第2のビ
デオカメラとを結ぶ光軸上に配置され、前記照明部から
出力される光線を通過または反射させることにより、該
光線を該被識別者の目に照射するハーフミラーを設けて
いる。第4の発明は、第1〜第3の発明の個人識別装置
において、前記光線としてレーザ光を用いている。第
1、第3及び第4の発明によれば、以上のように個人識
別装置を構成したので、次のような作用が行われる。こ
の個人識別装置のオペレータは、一定範囲に存在する被
識別者の目をズームレンズを有するビデオカメラで捉
え、その目がフルサイズの映像となるように表示部を見
ながらズーム機構を操作する。ズーム機構に連動した距
離計算部は、被識別者とビデオカメラの間の距離を算出
し距離信号を生成する。照明部は、距離信号に応じた強
度の光線を被識別者の目に照射する。この光線で照射さ
れた被識別者の目の虹彩は、ビデオカメラで撮影されて
イメージデータが生成される。
【0010】特徴抽出手段によって、イメージデータか
ら虹彩の特徴が抽出され、アイリスコードとして照合手
段に与えられる。照合手段によって、予め登録された人
物の虹彩のデータとアイリスコードとの照合が行われ、
その照合結果が出力される。第2、第3及び第4の発明
によれば、次のような作用が行われる。オペレータは、
一定範囲に存在する被識別者の上半身を第1のビデオカ
メラで捉える。第1のビデオカメラから出力される第1
のイメージデータは、位置検出部に与えられ、被識別者
の目の位置が抽出され、イメージ画面上の目の位置を特
定する位置情報が生成される。位置情報は光路変更部に
与えられ、被識別者の目が第2のビデオカメラのイメー
ジ画面の中央に位置するよう光路変更角度が調整され
る。オペレータは、第2のビデオカメラで捉えられた被
識別者の目が、フルサイズの映像となるように、表示部
を見ながらズーム機構を操作する。それ以降の距離計算
部等の作用は、第1の発明と同様である。
ら虹彩の特徴が抽出され、アイリスコードとして照合手
段に与えられる。照合手段によって、予め登録された人
物の虹彩のデータとアイリスコードとの照合が行われ、
その照合結果が出力される。第2、第3及び第4の発明
によれば、次のような作用が行われる。オペレータは、
一定範囲に存在する被識別者の上半身を第1のビデオカ
メラで捉える。第1のビデオカメラから出力される第1
のイメージデータは、位置検出部に与えられ、被識別者
の目の位置が抽出され、イメージ画面上の目の位置を特
定する位置情報が生成される。位置情報は光路変更部に
与えられ、被識別者の目が第2のビデオカメラのイメー
ジ画面の中央に位置するよう光路変更角度が調整され
る。オペレータは、第2のビデオカメラで捉えられた被
識別者の目が、フルサイズの映像となるように、表示部
を見ながらズーム機構を操作する。それ以降の距離計算
部等の作用は、第1の発明と同様である。
【0011】
【発明の実施の形態】第1の実施形態 図1は、本発明の第1の実施形態を示す個人識別装置の
概略の構成図である。この個人識別装置は、虹彩により
個人の識別を行う装置であり、被識別者10の目11を
撮影するためのビデオカメラ40を有している。ビデオ
カメラ40は、例えば2〜10mの距離にいる被識別者
10の目11をフルサイズにクローズアップすることの
できる焦点距離を有するズームレンズ41、このズーム
レンズ41の焦点距離を調節するズーム機構(例えば、
ズーム機構部)42、このズームレンズ41の焦点に得
られる映像のイメージを電気信号に変換してイメージデ
ータIMGを出力する電荷結合素子(charge coupled d
evice、以下、「CCD」という)撮像部43、大まかな
方向調整をするための低倍率のサブスコープ44(但
し、図1中には示していない)等で構成されている。
概略の構成図である。この個人識別装置は、虹彩により
個人の識別を行う装置であり、被識別者10の目11を
撮影するためのビデオカメラ40を有している。ビデオ
カメラ40は、例えば2〜10mの距離にいる被識別者
10の目11をフルサイズにクローズアップすることの
できる焦点距離を有するズームレンズ41、このズーム
レンズ41の焦点距離を調節するズーム機構(例えば、
ズーム機構部)42、このズームレンズ41の焦点に得
られる映像のイメージを電気信号に変換してイメージデ
ータIMGを出力する電荷結合素子(charge coupled d
evice、以下、「CCD」という)撮像部43、大まかな
方向調整をするための低倍率のサブスコープ44(但
し、図1中には示していない)等で構成されている。
【0012】ズーム機構部42には、ズーム調整スイッ
チ45が接続されており、このズーム調整スイッチ45
を操作することにより、ズームレンズ41を駆動して焦
点距離を調整できるようになっている。また、ズーム機
構部42は、ズームレンズ41の焦点距離に応じた位置
信号PSを出力する機能を有しており、この出力側に距
離計算部51の入力側が接続されている。位置信号PS
としては、例えば、ズームレンズ41に連動するように
ポテンシオメータを取り付け、このポテンシオメータか
ら得られる電圧値を用いる。距離計算部51は、入力さ
れる位置信号PSに基づいて、目11とビデオカメラ4
0の間の距離を算出して距離信号DSを出力するもので
ある。距離計算部51の出力側は、照明部(例えば、レ
ーザ光制御部52及びレーザ発光部53)のレーザ光制
御部52の入力側に接続されている。
チ45が接続されており、このズーム調整スイッチ45
を操作することにより、ズームレンズ41を駆動して焦
点距離を調整できるようになっている。また、ズーム機
構部42は、ズームレンズ41の焦点距離に応じた位置
信号PSを出力する機能を有しており、この出力側に距
離計算部51の入力側が接続されている。位置信号PS
としては、例えば、ズームレンズ41に連動するように
ポテンシオメータを取り付け、このポテンシオメータか
ら得られる電圧値を用いる。距離計算部51は、入力さ
れる位置信号PSに基づいて、目11とビデオカメラ4
0の間の距離を算出して距離信号DSを出力するもので
ある。距離計算部51の出力側は、照明部(例えば、レ
ーザ光制御部52及びレーザ発光部53)のレーザ光制
御部52の入力側に接続されている。
【0013】レーザ光制御部52は、距離信号DSに基
づいて、被識別者10の目11に照射するレーザ光LZ
の強度を最適に調整するための強度信号ISを算出して
レーザ発光部53へ出力するものである。レーザ光LZ
の最適強度は、そのレーザ光LZの波長λ、その波長λ
におけるCCD撮像部43の感度、目11におけるこの
レーザ光LZ以外の光の照度、目11とレーザ発光部5
3との間の距離によるレーザ光LZのビームの広がり、
空気中の塵や水蒸気による減衰等をパラメータとして算
出される。実際には、予め距離とレーザ光LZの強度の
関係を実測によって求めておき、レーザ光制御部52
は、その関係に従って、与えられた距離信号DSに基づ
いて強度信号ISを、所定時間だけ出力するようになっ
ている。レーザ発光部53は、強度信号ISが与えられ
ると、その強度信号ISに対応する強度のレーザ光LZ
を出力するものである。レーザ発光部53から出力され
るレーザ光LZは、ビデオカメラ40の直前に配置され
たハーフミラー54で反射されて、被識別者10の目1
1を照射するようになっている。
づいて、被識別者10の目11に照射するレーザ光LZ
の強度を最適に調整するための強度信号ISを算出して
レーザ発光部53へ出力するものである。レーザ光LZ
の最適強度は、そのレーザ光LZの波長λ、その波長λ
におけるCCD撮像部43の感度、目11におけるこの
レーザ光LZ以外の光の照度、目11とレーザ発光部5
3との間の距離によるレーザ光LZのビームの広がり、
空気中の塵や水蒸気による減衰等をパラメータとして算
出される。実際には、予め距離とレーザ光LZの強度の
関係を実測によって求めておき、レーザ光制御部52
は、その関係に従って、与えられた距離信号DSに基づ
いて強度信号ISを、所定時間だけ出力するようになっ
ている。レーザ発光部53は、強度信号ISが与えられ
ると、その強度信号ISに対応する強度のレーザ光LZ
を出力するものである。レーザ発光部53から出力され
るレーザ光LZは、ビデオカメラ40の直前に配置され
たハーフミラー54で反射されて、被識別者10の目1
1を照射するようになっている。
【0014】一方、CCD撮像部43の出力側には、イ
メージデータIMGを画面表示するための表示部(例え
ば、モニタ)55及び特徴抽出手段(例えば、アイリス
コード生成部)56が接続されている。モニタ55は、
例えば、液晶表示器(以下、「LCD」という)を使用
した表示装置である。アイリスコード生成部56は、イ
メージデータIMGから虹彩部分を抽出して、その虹彩
の特徴であるアイリスコードIRを生成する機能を有し
ている。アイリスコード生成部56の出力側は、被識別
者10のアイリスコードIRを、予め登録されたアイリ
スコードIRと照合する照合手段(例えば、照合部)5
7の入力側に接続されている。また、照合部57には、
識別対象となる人物のアイリスコードIRが予め登録さ
れた登録データベース58が接続されている。そして、
照合部58から、被識別者10が登録された特定の人物
であるか否か、あるいは、予め登録された人物の内の誰
であるか等の識別結果OUTが出力されるようになって
いる。
メージデータIMGを画面表示するための表示部(例え
ば、モニタ)55及び特徴抽出手段(例えば、アイリス
コード生成部)56が接続されている。モニタ55は、
例えば、液晶表示器(以下、「LCD」という)を使用
した表示装置である。アイリスコード生成部56は、イ
メージデータIMGから虹彩部分を抽出して、その虹彩
の特徴であるアイリスコードIRを生成する機能を有し
ている。アイリスコード生成部56の出力側は、被識別
者10のアイリスコードIRを、予め登録されたアイリ
スコードIRと照合する照合手段(例えば、照合部)5
7の入力側に接続されている。また、照合部57には、
識別対象となる人物のアイリスコードIRが予め登録さ
れた登録データベース58が接続されている。そして、
照合部58から、被識別者10が登録された特定の人物
であるか否か、あるいは、予め登録された人物の内の誰
であるか等の識別結果OUTが出力されるようになって
いる。
【0015】この個人識別装置には、各部の動作を制御
する制御部59、及びこの装置の操作を行うオペレータ
が識別処理の開始を指示するためのスイッチ59aが設
けられている。この個人識別装置の構成要素のうち、ビ
デオカメラ40、レーザ発光部53及びハーフミラー5
4等の光学系は、一定の範囲に存在する被識別者10の
目11を捉らえるために、図4(a),(b)に示すよ
うに、台座60の上に配置されている。図4(a),
(b)は、台座60及びその上に配置された図1中のビ
デオカメラ20等の光学系の実装状態の一例を示す配置
図であり、同図(a)は平面図、及び同図(b)は正面
図である。台座60は、ビデオカメラ20等を搭載する
ための台部61、この台部61を支持する脚部62、及
び方向調整レバー63を有している。そして、方向調整
レバー63を操作することにより、台部61を、垂直軸
VAを中心にして一定範囲内の角度で回転させるととも
に、水平面HPから一定範囲内の角度で傾斜させること
ができるようになっている。
する制御部59、及びこの装置の操作を行うオペレータ
が識別処理の開始を指示するためのスイッチ59aが設
けられている。この個人識別装置の構成要素のうち、ビ
デオカメラ40、レーザ発光部53及びハーフミラー5
4等の光学系は、一定の範囲に存在する被識別者10の
目11を捉らえるために、図4(a),(b)に示すよ
うに、台座60の上に配置されている。図4(a),
(b)は、台座60及びその上に配置された図1中のビ
デオカメラ20等の光学系の実装状態の一例を示す配置
図であり、同図(a)は平面図、及び同図(b)は正面
図である。台座60は、ビデオカメラ20等を搭載する
ための台部61、この台部61を支持する脚部62、及
び方向調整レバー63を有している。そして、方向調整
レバー63を操作することにより、台部61を、垂直軸
VAを中心にして一定範囲内の角度で回転させるととも
に、水平面HPから一定範囲内の角度で傾斜させること
ができるようになっている。
【0016】台部61の面上には、ズームレンズ41の
光軸AXがこの台部61の面と平行になるようにビデオ
カメラ40が固定されており、更に、このズームレンズ
41の光軸AXとレーザ光LZの光軸BXがほぼ直角に
交わるように、レーザ発光部53が固定されている。そ
して、レーザ光LZの光軸BXとズームレンズ41の光
軸AXの交点に、ハーフミラー54が固定されており、
このハーフミラー54で反射されたレーザ光LZの光軸
BXがズームレンズ41の光軸AXと一致するようにな
っている。また、ズームレンズ41の上部には、低倍率
のサブスコープ44が、このズームレンズ41の光軸A
Xと平行するように固定されている。次に、図1及び図
4の個人識別装置の操作方法及びその動作を説明する。
まず、図示しないオペレータは、図4のサブスコープ4
4によって被識別者10を捉らえ、方向調整レバー63
を操作して、この被識別者10の目11がサブスコープ
44の視野の中央に来るようにビデオカメラ40の大ま
かな方向調整を行う。
光軸AXがこの台部61の面と平行になるようにビデオ
カメラ40が固定されており、更に、このズームレンズ
41の光軸AXとレーザ光LZの光軸BXがほぼ直角に
交わるように、レーザ発光部53が固定されている。そ
して、レーザ光LZの光軸BXとズームレンズ41の光
軸AXの交点に、ハーフミラー54が固定されており、
このハーフミラー54で反射されたレーザ光LZの光軸
BXがズームレンズ41の光軸AXと一致するようにな
っている。また、ズームレンズ41の上部には、低倍率
のサブスコープ44が、このズームレンズ41の光軸A
Xと平行するように固定されている。次に、図1及び図
4の個人識別装置の操作方法及びその動作を説明する。
まず、図示しないオペレータは、図4のサブスコープ4
4によって被識別者10を捉らえ、方向調整レバー63
を操作して、この被識別者10の目11がサブスコープ
44の視野の中央に来るようにビデオカメラ40の大ま
かな方向調整を行う。
【0017】大まかな方向調整が完了した後、オペレー
タは、図1のモニタ55の画面を見ながら、更に方向調
整レバー63を操作して、被識別者10の目11がこの
モニタ55の画面の中央に来るようにビデオカメラ40
の方向の微調整を続ける。オペレータは、被識別者10
の目11をモニタ55の画面の中央に捉らえた後、ズー
ム調整スイッチ45を操作して、このモニタ55の画面
上に表示される目11の大きさが、所定の大きさになる
ようにズーム調節をする。ズーム調節が完了した後、オ
ペレータは、識別処理開始のためにスイッチ59aを押
下する。スイッチ59aが押下されると、制御部59か
ら距離計算部51に対する起動信号が出力される。距離
計算部51によって、ズーム機構部42からの位置信号
PSに基づいて、目11とビデオカメラ40の間の距離
が算出され、距離信号DSがレーザ光制御部52へ出力
される。レーザ光制御部52において、距離信号DSに
基づいて強度信号ISが算出されて、レーザ発光部53
へ与えられる。レーザ発光部53によって、強度信号I
Sに応じた強度のレーザ光LZが出力され、このレーザ
光LZは、ハーフミラー54で反射されて、被識別者1
0の目11を照射する。レーザ光LZを照射された目1
1は、このレーザ光LZを反射し、その反射されたレー
ザ光LZは、ハーフミラー54を通過してビデオカメラ
40のCCD撮像部43に焦点を結ぶ。
タは、図1のモニタ55の画面を見ながら、更に方向調
整レバー63を操作して、被識別者10の目11がこの
モニタ55の画面の中央に来るようにビデオカメラ40
の方向の微調整を続ける。オペレータは、被識別者10
の目11をモニタ55の画面の中央に捉らえた後、ズー
ム調整スイッチ45を操作して、このモニタ55の画面
上に表示される目11の大きさが、所定の大きさになる
ようにズーム調節をする。ズーム調節が完了した後、オ
ペレータは、識別処理開始のためにスイッチ59aを押
下する。スイッチ59aが押下されると、制御部59か
ら距離計算部51に対する起動信号が出力される。距離
計算部51によって、ズーム機構部42からの位置信号
PSに基づいて、目11とビデオカメラ40の間の距離
が算出され、距離信号DSがレーザ光制御部52へ出力
される。レーザ光制御部52において、距離信号DSに
基づいて強度信号ISが算出されて、レーザ発光部53
へ与えられる。レーザ発光部53によって、強度信号I
Sに応じた強度のレーザ光LZが出力され、このレーザ
光LZは、ハーフミラー54で反射されて、被識別者1
0の目11を照射する。レーザ光LZを照射された目1
1は、このレーザ光LZを反射し、その反射されたレー
ザ光LZは、ハーフミラー54を通過してビデオカメラ
40のCCD撮像部43に焦点を結ぶ。
【0018】CCD撮像部43の出力側には、イメージ
データIMGが出力され、このイメージデータIMGは
アイリスコード生成部56へ与えられる。アイリスコー
ド生成部56は、イメージデータIMGから虹彩部分を
抽出して、その虹彩の特徴であるアイリスコードIRを
生成し、照合部57へ出力する。照合部57によって、
識別対象となる人物のアイリスコードIRが予め登録さ
れた登録データベース58と、アイリスコード生成部5
6の出力信号とが照合され、被識別者10が登録された
特定の人物であるか否か、あるいは、予め登録された人
物の内の誰であるか等の識別結果の信号OUTが出力さ
れる。以上のように、図1の個人識別装置は、次の
(i)〜(vii)のような利点がある。
データIMGが出力され、このイメージデータIMGは
アイリスコード生成部56へ与えられる。アイリスコー
ド生成部56は、イメージデータIMGから虹彩部分を
抽出して、その虹彩の特徴であるアイリスコードIRを
生成し、照合部57へ出力する。照合部57によって、
識別対象となる人物のアイリスコードIRが予め登録さ
れた登録データベース58と、アイリスコード生成部5
6の出力信号とが照合され、被識別者10が登録された
特定の人物であるか否か、あるいは、予め登録された人
物の内の誰であるか等の識別結果の信号OUTが出力さ
れる。以上のように、図1の個人識別装置は、次の
(i)〜(vii)のような利点がある。
【0019】(i) ビデオカメラ40及びレーザ発光
部53を台座60に固定し、ハーフミラー54を使用し
て、このビデオカメラ40の光軸AXとレーザ光LZの
光軸BXとを一致させて方向調整するようになってい
る。これにより、レーザ光LZの照射方向とビデオカメ
ラ40の撮影方向が常に一致するので、距離や方向に関
係なく被識別者10の目11を確実に照明することがで
きる。 (ii) 人間の目に感じない波長(例えば、赤外線等)
のレーザ光LZを使用すると、被識別者10に感知され
ずに目11を撮影することができる。 (iii) レーザ光LZを使用しているので、光線のビー
ムを鋭くすることができ、照明用のパワーを少なくする
ことができる。 (iv) レーザ光LZを用いて被識別者10の目11
を、ビデオカメラ40の光軸AXに沿って照明するの
で、照明光以外の光による眼球表面での反射の影響がな
くなり、ビデオカメラ40により虹彩12を鮮明に捉ら
えることができる。 (v) CCD撮像部43を使用しているので、高感度
を得ることができ、比較的照度の低い場所でも、被識別
者10の目11を捉えることができる。 (vi) モニタ55を使用して、ビデオカメラ40のイ
メージデータIMGを表示するので、イメージデータI
MGの確認が容易にできる。 (vii) 焦点距離が短く、広い範囲を捉らえることので
きるサブスコープ44を有するので、大まかな方向調整
が容易に行える。
部53を台座60に固定し、ハーフミラー54を使用し
て、このビデオカメラ40の光軸AXとレーザ光LZの
光軸BXとを一致させて方向調整するようになってい
る。これにより、レーザ光LZの照射方向とビデオカメ
ラ40の撮影方向が常に一致するので、距離や方向に関
係なく被識別者10の目11を確実に照明することがで
きる。 (ii) 人間の目に感じない波長(例えば、赤外線等)
のレーザ光LZを使用すると、被識別者10に感知され
ずに目11を撮影することができる。 (iii) レーザ光LZを使用しているので、光線のビー
ムを鋭くすることができ、照明用のパワーを少なくする
ことができる。 (iv) レーザ光LZを用いて被識別者10の目11
を、ビデオカメラ40の光軸AXに沿って照明するの
で、照明光以外の光による眼球表面での反射の影響がな
くなり、ビデオカメラ40により虹彩12を鮮明に捉ら
えることができる。 (v) CCD撮像部43を使用しているので、高感度
を得ることができ、比較的照度の低い場所でも、被識別
者10の目11を捉えることができる。 (vi) モニタ55を使用して、ビデオカメラ40のイ
メージデータIMGを表示するので、イメージデータI
MGの確認が容易にできる。 (vii) 焦点距離が短く、広い範囲を捉らえることので
きるサブスコープ44を有するので、大まかな方向調整
が容易に行える。
【0020】第2の実施形態 図5は、本発明の第2の実施形態を示す個人識別装置の
概略の構成図であり、図1中の要素と共通の要素には共
通の符号が付されている。この図5の個人識別装置は、
図1の個人識別装置に、次のようなビデオカメラ71、
モニタ72、位置検出部73、ミラー制御部74、及び
ミラー75が付加された構成になっている。ビデオカメ
ラ71は、一定の範囲に存在する被識別者10の上半身
を捉えて、その映像をイメージデータIMDとして出力
するものであり、ビデオカメラ40とほぼ同様にレンズ
とCCD撮像部を有している。ズームレンズ及びズーム
機構は特に必要ではないが、有れば方向調整を容易に行
うことができる。ビデオカメラ71の出力側は、イメー
ジデータIMDを画面表示するLCDによるモニタ72
及び位置検出部73の入力側に接続されている。位置検
出部73は、イメージデータIMDから被識別者10の
目11を抽出し、このイメージデータIMDの画面にお
ける目11の位置を特定する位置情報POSを生成して
出力する機能を有している。位置検出部73の出力側
は、光路変更部(例えば、ミラー制御部74及びミラー
75)のミラー制御部74の入力側に接続されている。
ミラー制御部74は、レーザ光LZの照射によって被識
別者10の目11から反射された反射光の光路の角度を
変更してビデオカメラ40の方向へ導くためのミラー7
5の角度を制御するものである。即ち、反射光の光路変
更角度を位置情報POSに基づいて変化させることによ
り、目11をビデオカメラ40のイメージデータIMG
の画面の中央に位置させる機能を有している。その他の
構成は、図1の個人識別装置と同様である。
概略の構成図であり、図1中の要素と共通の要素には共
通の符号が付されている。この図5の個人識別装置は、
図1の個人識別装置に、次のようなビデオカメラ71、
モニタ72、位置検出部73、ミラー制御部74、及び
ミラー75が付加された構成になっている。ビデオカメ
ラ71は、一定の範囲に存在する被識別者10の上半身
を捉えて、その映像をイメージデータIMDとして出力
するものであり、ビデオカメラ40とほぼ同様にレンズ
とCCD撮像部を有している。ズームレンズ及びズーム
機構は特に必要ではないが、有れば方向調整を容易に行
うことができる。ビデオカメラ71の出力側は、イメー
ジデータIMDを画面表示するLCDによるモニタ72
及び位置検出部73の入力側に接続されている。位置検
出部73は、イメージデータIMDから被識別者10の
目11を抽出し、このイメージデータIMDの画面にお
ける目11の位置を特定する位置情報POSを生成して
出力する機能を有している。位置検出部73の出力側
は、光路変更部(例えば、ミラー制御部74及びミラー
75)のミラー制御部74の入力側に接続されている。
ミラー制御部74は、レーザ光LZの照射によって被識
別者10の目11から反射された反射光の光路の角度を
変更してビデオカメラ40の方向へ導くためのミラー7
5の角度を制御するものである。即ち、反射光の光路変
更角度を位置情報POSに基づいて変化させることによ
り、目11をビデオカメラ40のイメージデータIMG
の画面の中央に位置させる機能を有している。その他の
構成は、図1の個人識別装置と同様である。
【0021】このように構成された個人識別装置におい
て、図示しないオペレータは、まず、ビデオカメラ71
によって被識別者10を捉らえ、モニタ72の画面を見
ながら図4の方向調整レバー63を操作して、この被識
別者10の上半身がこのビデオカメラ71の視野の中央
に来るように方向調整を行う。方向調整が完了すると、
ビデオカメラ71から出力されるイメージデータIMD
は、位置検出部73において、例えば、前記文献3に記
載されるように、イメージデータIMDの白部と黒部の
境界を抽出し、その境界線の形状から目11を識別する
方法によって処理されて、画面中の目11の位置を特定
する位置情報POSが生成される。位置情報POSは、
ミラー制御部74に与えられ、このミラー制御部74に
よって、ミラー75の反射角が制御されて、被識別者1
0の目11がビデオカメラ40のイメージデータIMG
の画面の中央に位置するように光路変更角度が調整され
る。そして、被識別者10の目11がモニタ55の画面
の中央に表示される。
て、図示しないオペレータは、まず、ビデオカメラ71
によって被識別者10を捉らえ、モニタ72の画面を見
ながら図4の方向調整レバー63を操作して、この被識
別者10の上半身がこのビデオカメラ71の視野の中央
に来るように方向調整を行う。方向調整が完了すると、
ビデオカメラ71から出力されるイメージデータIMD
は、位置検出部73において、例えば、前記文献3に記
載されるように、イメージデータIMDの白部と黒部の
境界を抽出し、その境界線の形状から目11を識別する
方法によって処理されて、画面中の目11の位置を特定
する位置情報POSが生成される。位置情報POSは、
ミラー制御部74に与えられ、このミラー制御部74に
よって、ミラー75の反射角が制御されて、被識別者1
0の目11がビデオカメラ40のイメージデータIMG
の画面の中央に位置するように光路変更角度が調整され
る。そして、被識別者10の目11がモニタ55の画面
の中央に表示される。
【0022】次に、オペレータは、ズーム調整スイッチ
45を操作することにより、このモニタ55の画面上に
表示された目11の大きさが、所定の大きさになるよう
にズーム調節をする。ズーム調節が完了した後、オペレ
ータは、スイッチ59aを押下する。これ以降の個人識
別装置における識別処理の動作は、図1の個人識別装置
の場合と同様である。以上のように、図5の個人識別装
置は、被識別者10の上半身のイメージデータIMDか
ら目11の位置を抽出して、その目11をビデオカメラ
40のイメージデータIMGの中心になるように光路を
変更するための、ビデオカメラ71、位置検出部73、
ミラー制御部74、及びミラー75を有している。この
ため、図1の個人識別装置の利点(i)〜(vii)に加え
て、オペレータは、被識別者10の目11を容易に容易
に捉えることができるという利点がある。
45を操作することにより、このモニタ55の画面上に
表示された目11の大きさが、所定の大きさになるよう
にズーム調節をする。ズーム調節が完了した後、オペレ
ータは、スイッチ59aを押下する。これ以降の個人識
別装置における識別処理の動作は、図1の個人識別装置
の場合と同様である。以上のように、図5の個人識別装
置は、被識別者10の上半身のイメージデータIMDか
ら目11の位置を抽出して、その目11をビデオカメラ
40のイメージデータIMGの中心になるように光路を
変更するための、ビデオカメラ71、位置検出部73、
ミラー制御部74、及びミラー75を有している。この
ため、図1の個人識別装置の利点(i)〜(vii)に加え
て、オペレータは、被識別者10の目11を容易に容易
に捉えることができるという利点がある。
【0023】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例
えば、次の(a)〜(g)のようなものがある。 (a) レーザ光LZに限らず、通常の光線を使用する
ことも可能である。 (b) レーザ発光部53から出力されるレーザ光LZ
が、一定範囲に存在する被識別者10の目11を照射す
るように配置されていれば、特に、ハーフミラー54を
用いなくても良い。 (c) ズーム機構部42から出力される位置信号PS
は、例えば、ズーム機構部42を駆動するステッピング
モータに与えるパルス信号でも良い。その場合、距離計
算部51はパルス信号をカウントすることにより、距離
を計算することができる。 (d) モニタ55,72は、LCDを使用した表示装
置であるが、LCDに限らず、例えばブラウン管(CR
T)等を使用した表示装置でも良い。 (e) ビデオカメラ40,71では、CCD撮像部4
3等を使用しているが、CCDに限らず、他の撮像素子
を使用することもできる。 (f) 光路変更部は、ミラー制御部74及びミラー7
5で構成しているが、プリズム等を用いて、光路変更角
を制御するようにしても良い。 (g) ビデオカメラ40のズーム調節は、オペレータ
が行なうようになっているが、イメージデータIMG中
の目11の大きさが一定の値よりも大きいか小さいかを
判定する画像処理部を追加して、この画像処理部で得ら
れた判定結果に従って、ズーム機構部42を制御するよ
うにしても良い。これにより、オペレータの操作は更に
簡単になる。
ず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例
えば、次の(a)〜(g)のようなものがある。 (a) レーザ光LZに限らず、通常の光線を使用する
ことも可能である。 (b) レーザ発光部53から出力されるレーザ光LZ
が、一定範囲に存在する被識別者10の目11を照射す
るように配置されていれば、特に、ハーフミラー54を
用いなくても良い。 (c) ズーム機構部42から出力される位置信号PS
は、例えば、ズーム機構部42を駆動するステッピング
モータに与えるパルス信号でも良い。その場合、距離計
算部51はパルス信号をカウントすることにより、距離
を計算することができる。 (d) モニタ55,72は、LCDを使用した表示装
置であるが、LCDに限らず、例えばブラウン管(CR
T)等を使用した表示装置でも良い。 (e) ビデオカメラ40,71では、CCD撮像部4
3等を使用しているが、CCDに限らず、他の撮像素子
を使用することもできる。 (f) 光路変更部は、ミラー制御部74及びミラー7
5で構成しているが、プリズム等を用いて、光路変更角
を制御するようにしても良い。 (g) ビデオカメラ40のズーム調節は、オペレータ
が行なうようになっているが、イメージデータIMG中
の目11の大きさが一定の値よりも大きいか小さいかを
判定する画像処理部を追加して、この画像処理部で得ら
れた判定結果に従って、ズーム機構部42を制御するよ
うにしても良い。これにより、オペレータの操作は更に
簡単になる。
【0024】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、ビデオカメラのズーム機構に連動して、この
ビデオカメラと被識別者との間の距離を算出する距離計
算部と、算出された処理信号に応じた強度の光線を該被
識別者の目に照射する照明部を有している。このため、
被識別者に関知されずに、離れた位置から該被識別者の
虹彩を撮影して、個人識別をすることができる。第2の
発明によれば、第1のビデオカメラで捉えた被識別者の
上半身のイメージデータから目の位置を抽出する位置検
出部と、この位置検出部から与えられる位置情報に基づ
いて、被識別者の目が第2のビデオカメラのイメージ画
面の中央に位置するよう光路変更角度を調整する光路変
更部を有している。このため、オペレータは、被識別者
の目を容易に捉えることができる。第3の発明によれ
ば、ハーフミラーを用いることにより、ビデオカメラの
光軸と同じ方向から被識別者の目に光線を照射すること
ができる。このため、照明光以外の光による眼球表面で
の反射の影響がなくなり、ビデオカメラによって虹彩を
より鮮明に捉らえることができる。第4の発明によれ
ば、光線としてレーザ光を用いるので、光線のビームを
鋭くすることができ、照明用のパワーを少なくすること
ができる。
によれば、ビデオカメラのズーム機構に連動して、この
ビデオカメラと被識別者との間の距離を算出する距離計
算部と、算出された処理信号に応じた強度の光線を該被
識別者の目に照射する照明部を有している。このため、
被識別者に関知されずに、離れた位置から該被識別者の
虹彩を撮影して、個人識別をすることができる。第2の
発明によれば、第1のビデオカメラで捉えた被識別者の
上半身のイメージデータから目の位置を抽出する位置検
出部と、この位置検出部から与えられる位置情報に基づ
いて、被識別者の目が第2のビデオカメラのイメージ画
面の中央に位置するよう光路変更角度を調整する光路変
更部を有している。このため、オペレータは、被識別者
の目を容易に捉えることができる。第3の発明によれ
ば、ハーフミラーを用いることにより、ビデオカメラの
光軸と同じ方向から被識別者の目に光線を照射すること
ができる。このため、照明光以外の光による眼球表面で
の反射の影響がなくなり、ビデオカメラによって虹彩を
より鮮明に捉らえることができる。第4の発明によれ
ば、光線としてレーザ光を用いるので、光線のビームを
鋭くすることができ、照明用のパワーを少なくすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す個人識別装置の
構成図である。
構成図である。
【図2】虹彩の構造図である。
【図3】従来の個人識別装置の構成図である。
【図4】図1中の光学系の実装例を示す配置図である。
【図5】本発明の第2の実施形態を示す個人識別装置の
構成図である。
構成図である。
10 被識別者 11 目 12 虹彩 40,71 ビデオカメラ 41 ズームレンズ 42 ズーム機構部 43 CCD撮像部 51 距離計算部 52 レーザ光制御部 53 レーザ発光部 54 ハーフミラー 55,72 モニタ 56 アイリスコード生成部 57 照合部 58 登録データベース 73 位置検出部 74 ミラー制御部 75 ミラー DS 距離信号 IMG,IMD イメージデータ IR アイリスコード POS 位置情報
Claims (4)
- 【請求項1】 被識別者の目に光を照射し、該被識別者
の虹彩を撮影してそのイメージデータを生成する撮影手
段と、 前記イメージデータを基に前記被識別者の虹彩の特徴を
抽出してアイリスコードを生成する特徴抽出手段と、 前記アイリスコードを予め登録された人物の虹彩のデー
タと照合して、前記被識別者が該登録された人物である
か否かを判定する照合手段とを備えた個人識別装置にお
いて、 前記撮影手段は、 一定範囲に存在する前記被識別者の目に、距離信号に応
じた強度の光線を照射する照明部と、 前記被識別者の目をフルサイズで捉らえる焦点距離のズ
ームレンズ及び該ズームレンズの焦点距離調節用のズー
ム機構を有し、その焦点に得られる映像のイメージデー
タを出力するビデオカメラと、 前記イメージデータを画面表示する表示部と、 前記ズーム機構に連動して前記被識別者と前記ビデオカ
メラとの間の距離を算出し、前記距離信号を生成する距
離計算部とを、 有することを特徴とする個人識別装置。 - 【請求項2】 被識別者の目に光を照射し、該被識別者
の虹彩を撮影してそのイメージデータを生成する撮影手
段と、 前記イメージデータを基に前記被識別者の虹彩の特徴を
抽出してアイリスコードを生成する特徴抽出手段と、 前記アイリスコードを予め登録された人物の虹彩のデー
タと照合して、前記被識別者が該登録された人物である
か否かを判定する照合手段とを備えた個人識別装置にお
いて、 前記撮影手段は、 一定範囲に存在する前記被識別者の目に、距離信号に応
じた強度の光線を照射する照明部と、 前記被識別者の上半身を捉らえ、その映像を第1のイメ
ージデータとして出力する第1のビデオカメラと、 前記第1のイメージデータから前記被識別者の目を抽出
し、該イメージデータの画面における該目の位置を特定
する位置情報を生成する位置検出部と、 前記被識別者の目をフルサイズで捉らえる焦点距離のズ
ームレンズ及び該ズームレンズの焦点距離調節用のズー
ム機構を有し、その焦点に得られる映像を第2のイメー
ジデータとして出力する第2のビデオカメラと、 前記光線の照射によって前記目から反射された反射光の
光路の角度を変更して前記第2のビデオカメラ方向へ導
く際に、その反射光の光路変更角度を前記位置情報に基
づいて変化させることにより、該目を該第2のビデオカ
メラのイメージデータの画面の中央に位置させる光路変
更部と、 前記第2のイメージデータを画面表示する表示部と、 前記ズーム機構に連動して前記被識別者と前記第2のビ
デオカメラとの間の距離を算出し、前記距離信号を生成
する距離計算部とを、 有することを特徴とする個人識別装置。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の個人識別装置に
おいて、前記撮影手段には、 前記被識別者と請求項1のビデオカメラまたは請求項2
の第2のビデオカメラとを結ぶ光軸上に配置され、前記
照明部から出力される光線を通過または反射させること
により、該光線を該被識別者の目に照射するハーフミラ
ーを設けたことを特徴とする個人識別装置。 - 【請求項4】 前記光線は、レーザ光であることを特徴
とする請求項1、2または3記載の個人識別装置。
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- 1996-11-13 JP JP30194096A patent/JP3359247B2/ja not_active Expired - Fee Related
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