JPH10136638A - ゲート駆動回路 - Google Patents

ゲート駆動回路

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JPH10136638A
JPH10136638A JP29063796A JP29063796A JPH10136638A JP H10136638 A JPH10136638 A JP H10136638A JP 29063796 A JP29063796 A JP 29063796A JP 29063796 A JP29063796 A JP 29063796A JP H10136638 A JPH10136638 A JP H10136638A
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transistor
power supply
terminal
diode
signal
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JP29063796A
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Inventor
Yasushi Katayama
靖 片山
Masakazu Gekitou
政和 鷁頭
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電圧制御形半導体デバイスのターンオフ時の蓄
積電荷を直流電源に回生するゲート駆動回路を提供す
る。 【解決手段】ゲート駆動回路10を直流電源11と、ト
ランジスタ21,22と、ダイオード31,32と、リ
アクトル4と、MOSFET1をオン・オフさせるため
に、トランジスタ21にオン・オフ信号を与え、該信号
に基づいてトランジスタ21がオフした直後の所定の期
間トランジスタ22にオン信号を与える信号発生器61
とで構成し、MOSFET1のターンオフ時にリアクト
ル4を介してMOSFET1の入力容量の蓄積電荷を直
流電源11に回生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、MOSFET,
IGBTなどの電圧駆動形半導体デバイスをオン・オフ
させるゲート駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図9にこの種のゲート駆動回路の従来例
を示し、1は電圧駆動形半導体デバイスとしてのMOS
FET、50はゲート駆動回路である。ゲート駆動回路
50はMOSFET1のゲート電源である直流電源11
と、トランジスタ23と、トランジスタ24と、信号発
生器63から構成されている。
【0003】ここで、信号発生器63はMOSFET1
をオン・オフさせる信号、例えば、パルス幅変調(PW
M)信号などを出力するものである。このゲート駆動回
路50の動作を、図10に示す動作波形図を参照しつ
つ、以下に説明する。先ず図10に示す期間におい
て、信号発生器63の出力であるトランジスタ23,2
4のベース電圧が零電位(以下、単にLoと称する)か
ら正電圧(以下、単にHiと称する)に切り替わると、
トランジスタ23がオン、トランジスタ24がオフとな
り、トランジスタ23を介してMOSFET1のゲート
・ソース間の入力容量に直流電源11による充電が行わ
れ、MOSFET1がオンする。このときトランジスタ
23には、図示の如き電流が流れる。
【0004】また図10に示す期間においては、トラ
ンジスタ23,24のベース電圧がHiを継続している
ため、MOSFET1はオン状態を継続する。次に、図
10に示す期間において、トランジスタ23,24の
ベース電圧がHiからLoに切り替わると、トランジス
タ23がオフ、トランジスタ24がオンとなり、MOS
FET1の入力容量に蓄えられた電荷がトランジスタ2
4を介して放電し、MOSFET1がオフする。このと
きトランジスタ24には、図示の如き電流が流る。
【0005】また図10に示す期間においては、トラ
ンジスタ24,24のベース電圧がLoを継続している
ため、MOSFET1はオフ状態を継続する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のゲート駆動
回路50においては、MOSFET1がオンからオフ時
(ターンオフ時)に、MOSFET1の入力容量に蓄え
られたエネルギーをトランジスタ24が消費する。この
とき、MOSFET1の入力容量の蓄積電荷をQ、直流
電源11の電圧をE、MOSFET1のオン・オフの繰
り返し周波数をfとすると、トランジスタ24で消費さ
れるエネルギーPは式(1)で表される。
【0007】
【数1】P=(1/2)×Q×E×f …(1) すなわち、式(1)において、蓄積電荷Qが大きくな
る、または繰り返し周波数fが高くなると、トランジス
タ24で消費されるエネルギーが大きくなり、このゲー
ト駆動回路50とMOSFET1などを含む電力変換装
置の変換効率が低下し、また、トランジスタ24には冷
却フィンなどによる冷却構造が必要となり、ゲート駆動
回路50が大形になるという問題があった。
【0008】この発明の目的は、ゲート駆動回路を大形
化させず、前記電力装置の変換効率を向上させることに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この第1の発明は、直流
電源の正極側端子と電圧駆動形半導体デバイスのゲート
端子との間に第1トランジスタを接続し、前記直流電源
の負極側端子に前記半導体デバイスのソース又はエミッ
タ端子を接続し、前記半導体デバイスのゲート端子に、
第1ダイオードの陰極とリアクトルの一端とをそれぞれ
接続し、前記リアクトルの他端と前記直流電源の負極側
端子との間に第2トランジスタを接続し、前記直流電源
の負極側端子に第1ダイオードの陽極を接続し、前記リ
アクトルと第2トランジスタとの接続点に第2ダイオー
ドの陽極を接続し、前記直流電源の正極側端子に第2ダ
イオードの陰極を接続し、前記半導体デバイスをオン・
オフさせるために、前記第1トランジスタにオン・オフ
信号を与え、該信号に基づいて該第1トランジスタがオ
フした直後の所定の期間前記第2トランジスタにオン信
号を与える信号発生器を、該第1,第2トランジスタそ
れぞれのベース又はゲート端子とエミッタ又はソース端
子との間に接続した構成のゲート駆動回路とする。
【0010】第2の発明は、第1直流電源の負極側端子
と第2直流電源の正極側端子を接続し、前記第1直流電
源の正極側端子と電圧駆動形半導体デバイスのゲート端
子との間に第1トランジスタを接続し、前記第1直流電
源と第2直流電源との接続点に前記半導体デバイスのソ
ース又はエミッタ端子を接続し、前記半導体デバイスの
ゲート端子に第1ダイオードの陰極とリアクトルの一端
とをそれぞれ接続し、前記リアクトルの他端と前記第2
直流電源の負極側端子との間に第2トランジスタを接続
し、前記第2直流電源の負極側端子に第1ダイオードの
陽極を接続し、前記リアクトルと第2トランジスタとの
接続点に第2ダイオードの陽極を接続し、前記第1直流
電源の正極側端子に第2ダイオードの陰極を接続し、前
記半導体デバイスをオン・オフさせるために、前記第1
トランジスタにオン・オフ信号を与え、該信号に基づい
て該第1トランジスタがオフした直後の所定の期間前記
第2トランジスタにオン信号を与える信号発生器を、該
第1,第2トランジスタそれぞれのベース又はゲート端
子とエミッタ又はソース端子との間に接続した構成のゲ
ート駆動回路とする。
【0011】第3の発明は、直流電源の正極側端子と電
圧駆動形半導体デバイスのゲート端子との間に第1トラ
ンジスタを接続し、前記直流電源の負極側端子に前記半
導体デバイスのソース又はエミッタ端子を接続し、前記
半導体デバイスのゲート端子に、第1ダイオードの陰極
とリアクトルの一端とをそれぞれ接続し、前記リアクト
ルの他端と前記直流電源の負極側端子との間に第2トラ
ンジスタを接続し、前記直流電源の負極側端子に第1ダ
イオードの陽極を接続し、前記リアクトルと第2トラン
ジスタとの接続点に第2ダイオードの陽極を接続し、前
記直流電源の正極側端子に第2ダイオードの陰極を接続
し、前記第1ダイオードの両端に第3トランジスタを並
列接続し、前記半導体デバイスをオン・オフさせるため
に、前記第1トランジスタにオン・オフ信号を与え、該
信号に基づいて該第1トランジスタがオフした直後の所
定の期間前記第2トランジスタにオン信号を与え、該所
定の期間が終了した直後から該第1トランジスタに次の
オン信号が発せられるまでの期間前記第3トランジスタ
にオン信号を与える信号発生器を、該第1,第2,第3
トランジスタそれぞれのベース又はゲート端子とエミッ
タ又はソース端子との間に接続した構成のゲート駆動回
路とする。
【0012】第4の発明は、第1直流電源の負極側端子
と第2直流電源の正極側端子を接続し、前記第1直流電
源の正極側端子と電圧駆動形半導体デバイスのゲート端
子との間に第1トランジスタを接続し、前記第1直流電
源と第2直流電源との接続点に前記半導体デバイスのソ
ース又はエミッタ端子を接続し、前記半導体デバイスの
ゲート端子に第1ダイオードの陰極とリアクトルの一端
とをそれぞれ接続し、前記リアクトルの他端と前記第2
直流電源の負極側端子との間に第2トランジスタを接続
し、前記第2直流電源の負極側端子に第1ダイオードの
陽極を接続し、前記リアクトルと第2トランジスタとの
接続点に第2ダイオードの陽極を接続し、前記第1直流
電源の正極側端子に第2ダイオードの陰極を接続し、前
記第1ダイオードの両端に第3トランジスタを並列接続
し、前記半導体デバイスをオン・オフさせるために、前
記第1トランジスタにオン・オフ信号を与え、該信号に
基づいて該第1トランジスタがオフした直後の所定の期
間前記第2トランジスタにオン信号を与え、該所定の期
間が終了した直後から該第1トランジスタに次のオン信
号が発せられるまでの期間前記第3トランジスタにオン
信号を与える信号発生器を、該第1,第2,第3トラン
ジスタそれぞれのベース又はゲート端子とエミッタ又は
ソース端子との間に接続した構成のゲート駆動回路とす
る。
【0013】さらに第5の発明は、前記第1〜第4の発
明において、前記第2トランジスタに与えるオン信号
は、前記電圧駆動形半導体デバイスの入力容量と前記リ
アクトルのインダクタンスとから求められる直列共振周
波数の1/4周期に相当する期間以上発生させるものと
する。この発明によれば、後述の如く、電圧駆動形半導
体デバイスのターンオフ時のゲート・ソース又はゲート
・エミッタ間の蓄積電荷を直流電源に回生できる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の第1の実施例
を示すゲート駆動回路の回路構成図であり、図9に示し
た従来例回路と同一機能を有するものには同一符号を付
して、その説明を省略する。すなわち図1において、こ
のゲート駆動回路10はMOSFET1,直流電源1
1,第1トランジスタとしてのバイポーラのトランジス
タ21,第2トランジスタとしてのバイポーラのトラン
ジスタ22,第1ダイオードとしてのダイオード31,
第2ダイオードとしてのダイオード32,リアクトル
4,信号発生器61から構成されている。
【0015】ここで、信号発生器61は、例えばパルス
幅変調(PWM)信号に基づいてMOSFET1をオン
・オフさせるために、トランジスタ21にオン・オフ信
号を与え、該信号に基づいてトランジスタ21がオフし
た直後の所定の期間トランジスタ22にオン信号を与え
るものである。このゲート駆動回路10の動作を、図2
に示す動作波形図を参照しつつ、以下に説明する。
【0016】先ず図2の期間において、トランジスタ
21のベース電圧がLoからHiに切り替わると、トラ
ンジスタ21がオンし、トランジスタ21を介してMO
SFET1の入力容量に直流電源11から充電が行わ
れ、MOSFET1がオンする。このときトランジスタ
21には、図示の如き電流が流れる。また、図2に示す
期間においては、トランジスタ21のベース電圧がH
iを継続しているため、MOSFET1はオン状態を継
続する。
【0017】次に、図2に示す期間において、トラン
ジスタ21のベース電圧がHiからLoに切り替わると
同時に、トランジスタ22のベース電圧をLoからHi
に切り替えると、トランジスタ21がオフ、トランジス
タ22がオンとなり、MOSFET1の入力容量に蓄え
られた電荷がリアクトル4→トランジスタ22の経路で
放電し、MOSFET1がオフする。このときトランジ
スタ22,リアクトル4それぞれには、図示の如き電流
が流れる。
【0018】また、図2に示す期間において、MOS
FET1のゲート電圧が零電位になると、ダイオード3
1がオンし、リアクトル4→トランジスタ22→ダイオ
ード31の経路で電流が還流する。このときトランジス
タ22,リアクトル4,ダイオード31それぞれには、
図示の如き電流がながれる。この後の図2に示す期間
において、トランジスタ22のベース電圧をHiからL
oに切り替えると、トランジスタ22がオフし、前記期
間,でリアクトル4に蓄えられたエネルギーがダイ
オード31→リアクトル4→ダイオード32の経路で直
流電源11に回生される。このときリアクトル4,ダイ
オード31,ダイオード32それぞれには、図示の如き
電流が流れる。
【0019】また、図2に示す期間においては、トラ
ンジスタ21のベース電圧がLoを継続しているため、
MOSFET1の入力容量は充電されず、MOSFET
1はオフ状態を継続する。ここで、図2に示す期間が
短いほど、リアクトル4に蓄えられるエネルギーが大き
く、回生効率が高くなるため、トランジスタ22に与え
るオン信号の期間(期間+期間)はMOSFET1
の入力容量とリアクトル4のインダクタンスから得られ
る直列共振周波数の1/4周期に相当する期間、または
1/4周期に相当する値より僅かに長い期間とするのが
好適である。
【0020】図3は、この発明の第2の実施例を示すゲ
ート駆動回路の回路構成図であり、図1と同一機能を有
するものには同一符号を付して、その説明を省略する。
すなわち図3に示すゲート駆動回路20において、図1
と異なる箇所は直列接続された直流電源11,直流電源
12を備えることと、MOSFET1のソース端子が直
流電源11と直流電源12の中間接続点に接続され、ト
ランジスタ22のエミッタ又はソース端子とダイオード
31の陽極端子とが直流電源12の負極側端子に接続さ
れていることである。
【0021】このゲート駆動回路20の動作を、図4に
示す動作波形図を参照しつつ、以下に説明する。図4に
示す期間,の動作に関しては、上述のゲート駆動回
路10における図2に示す期間,と同じ動作をする
ので、その説明を省略する。図4に示す期間では、ト
ランジスタ21のベース電圧をHiからLoに切り替わ
ると同時に、トランジスタ22のベース電圧をLoから
Hiに切り替え、トランジスタ21をオフし、トランジ
スタ22をオンさせる。これにより、MOSFET1の
入力容量に蓄えられた電荷がリアクトル4→トランジス
タ22→直流電源12の経路で放電し、MOSFET1
がオフする。このときトランジスタ22,リアクトル4
それぞれには図示の如き電流が流れ、MOSFET1の
ゲート電圧も図示の如く変化する。
【0022】図4に示す期間において、MOSFET
1のゲート電圧が直流電源12の直流電圧で逆充電され
ると、ダイオード31がオンし、リアクトル4→トラン
ジスタ22→ダイオード31の経路で電流が還流する。
このときトランジスタ22,リアクトル4,ダイオード
31それぞれには、図示の如き電流が流れる。この後の
図4に示す期間において、トランジスタ22のベース
電圧をHiからLoに切り替えると、トランジスタ22
はオフし、期間,でリアクトル4に蓄えられたエネ
ルギーがダイオード31→リアクトル4→ダイオード3
2の経路で直流電源11および直流電源12に回生され
る。このときリアクトル4,ダイオード31,ダイオー
ド32それぞれには、図示の如き電流が流れる。
【0023】図4に示す期間においては、トランジス
タ21のベース電圧がLoを継続しているため、MOS
FET1の入力容量は充電されず、MOSFET1はオ
フ状態を継続する。図5は、この発明の第3の実施例を
示すゲート駆動回路の回路構成図であり、図1と同一機
能を有するものには同一符号を付して、その説明を省略
する。
【0024】すなわち図5に示したゲート駆動回路30
は、図1に示したゲート駆動回路10に対して、ダイオ
ード31の両端に並列接続される第3トランジスタとし
てのMOSFET5と、信号発生器61に代えてトラン
ジスタ21にオン・オフ信号を与え、該信号に基づいて
トランジスタ21がオフした直後の所定の期間トランジ
スタ22にオン信号を与え、該所定の期間が終了した直
後からトランジスタ21に次のオン信号が発せられるま
での期間MOSFET5にオン信号を与える信号発生器
62とを備えている。
【0025】このゲート駆動回路30の動作を、図6に
示す動作波形図を参照しつつ、以下に説明する。図6に
示す期間〜の動作に関しては、前述のゲート駆動回
路10における図2に示す期間〜の動作と同じた
め、その説明を省略する。ここで、図6に示す期間が
短いほど、リアクトル4に蓄えられるエネルギーが大き
く、回生効率が高くなるため、トランジスタ22に与え
るオン信号の期間(期間+期間)はMOSFET1
の入力容量とリアクトル4のインダクタンスから得られ
る直列共振周波数の1/4周期に相当する期間、または
1/4周期に相当する値より僅かに長い期間とするのが
好適である。
【0026】図6に示す期間において、トランジスタ
22のベース電圧をHiからLoに切り替えると同時に
MOSFET5のゲート電圧をLoからHiに切り替え
る。ここで、ダイオード31の順電圧に比べて、MOS
FET5の電圧降下が十分小さい場合には、期間,
でリアクトル4に蓄えられたエネルギーがMOSFET
5→リアクトル4→ダイオード32の経路で直流電源1
1に回生される。このときMOSFET5,リアクトル
4,ダイオード32それぞれには、図示の如き電流が流
れる。
【0027】図6に示す期間6においては、トランジス
タ21のベース電圧がLo、MOSFET5のゲート電
圧がHiを継続しているため、MOSFET1はオフ状
態を継続する。図7は、この発明の第4の実施例を示す
ゲート駆動回路の回路構成図であり、図3と同一機能を
有するものには同一符号を付して、その説明を省略す
る。
【0028】すなわち図7に示したゲート駆動回路40
は、図3に示したゲート駆動回路20に対して、ダイオ
ード31の両端に並列接続される第3トランジスタとし
てのMOSFET5と、上述の信号発生器62とを備え
ている。このゲート駆動回路40の動作を、図8に示す
動作波形図を参照しつつ、以下に説明する。
【0029】図8に示す期間〜動作に関しては、前
述のゲート駆動回路20における図4に示す期間〜
の動作と同じため、説明を省略する。図8に示す期間
において、トランジスタ22のベース電圧をHiからL
oに切り替えると同時にMOSFET5のゲート電圧を
LoからHiに切り替える。ここで、ダイオード31の
順電圧に比べて、MOSFET5の電圧降下が十分小さ
い場合には、期間,でリアクトル4に蓄えられたエ
ネルギーがMOSFET5→リアクトル4→ダイオード
32の経路で直流電源11および直流電源12に回生さ
れる。このときMOSFET5,リアクトル4,ダイオ
ード32それぞれには、図示の如き電流が流れる。
【0030】図8に示す期間においては、トランジス
タ21のベース電圧がLo、MOSFET5のゲート電
圧がHiを継続しているため、MOSFET1はオフ状
態を継続する。前記ゲート駆動回路30,40におい
て、MOSFET5にオン抵抗が数ミリオーム〜数10
ミリオームの素子を使用すると、図6,図8に示す期間
に流れる電流によるMOSFET5の電圧降下は、ダ
イオード31の順電圧に比べて十分小さくなり、図6,
図8に示す期間における損失を低減し、回生効率を向
上させることができる。
【0031】また、上述の図6,図8に示す期間,
においてMOSFET5がオンすることにより、この期
間におけるMOSFET1のゲート電圧を零電位または
負電位に固定することができ、ゲート電圧の変動による
MOSFET1の誤動作を防止することができる。
【0032】
【発明の効果】この発明によれば、電圧駆動形半導体デ
バイスのターンオフ時に、該半導体デバイスの入力容量
の蓄積電荷を直流電源に回生するので、ゲート駆動回路
での損失が少なくなって該駆動回路が小形化され、ま
た、このゲート駆動回路とMOSFETなどの半導体デ
バイスを含む電力変換装置の変換効率が改善されるの
で、例えば携帯用機器などで1個の小形蓄電池より数種
類の直流電圧を必要とする用途に最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示すゲート駆動回路
の回路構成図
【図2】図1の動作を説明する動作波形図
【図3】この発明の第2の実施例を示すゲート駆動回路
の回路構成図
【図4】図3の動作を説明する動作波形図
【図5】この発明の第3の実施例を示すゲート駆動回路
の回路構成図
【図6】図5の動作を説明する動作波形図
【図7】この発明の第4の実施例を示すゲート駆動回路
の回路構成図
【図8】図7の動作を説明する動作波形図
【図9】従来例を示すゲート駆動回路の回路構成図
【図10】図9の動作を説明する動作波形図
【符号の説明】
1 MOSFET 4 リアクトル 5 MOSFET 10〜50 ゲート駆動回路 11,12 直流電源 21〜24 トランジスタ 31,32 ダイオード 61〜63 信号発生器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電源の正極側端子と電圧駆動形半導体
    デバイスのゲート端子との間に第1トランジスタを接続
    し、 前記直流電源の負極側端子に前記半導体デバイスのソー
    ス又はエミッタ端子を接続し、 前記半導体デバイスのゲート端子に、第1ダイオードの
    陰極とリアクトルの一端とをそれぞれ接続し、 前記リアクトルの他端と前記直流電源の負極側端子との
    間に第2トランジスタを接続し、 前記直流電源の負極側端子に第1ダイオードの陽極を接
    続し、 前記リアクトルと第2トランジスタとの接続点に第2ダ
    イオードの陽極を接続し、 前記直流電源の正極側端子に第2ダイオードの陰極を接
    続し、 前記半導体デバイスをオン・オフさせるために、前記第
    1トランジスタにオン・オフ信号を与え、該信号に基づ
    いて該第1トランジスタがオフした直後の所定の期間前
    記第2トランジスタにオン信号を与える信号発生器を、
    該第1,第2トランジスタそれぞれのベース又はゲート
    端子とエミッタ又はソース端子との間に接続したことを
    特徴とするゲート駆動回路。
  2. 【請求項2】第1直流電源の負極側端子と第2直流電源
    の正極側端子を接続し、 前記第1直流電源の正極側端子と電圧駆動形半導体デバ
    イスのゲート端子との間に第1トランジスタを接続し、 前記第1直流電源と第2直流電源との接続点に前記半導
    体デバイスのソース又はエミッタ端子を接続し、 前記半導体デバイスのゲート端子に第1ダイオードの陰
    極とリアクトルの一端とをそれぞれ接続し、 前記リアクトルの他端と前記第2直流電源の負極側端子
    との間に第2トランジスタを接続し、 前記第2直流電源の負極側端子に第1ダイオードの陽極
    を接続し、 前記リアクトルと第2トランジスタとの接続点に第2ダ
    イオードの陽極を接続し、 前記第1直流電源の正極側端子に第2ダイオードの陰極
    を接続し、 前記半導体デバイスをオン・オフさせるために、前記第
    1トランジスタにオン・オフ信号を与え、該信号に基づ
    いて該第1トランジスタがオフした直後の所定の期間前
    記第2トランジスタにオン信号を与える信号発生器を、
    該第1,第2トランジスタそれぞれのベース又はゲート
    端子とエミッタ又はソース端子との間に接続したことを
    特徴とするゲート駆動回路。
  3. 【請求項3】直流電源の正極側端子と電圧駆動形半導体
    デバイスのゲート端子との間に第1トランジスタを接続
    し、 前記直流電源の負極側端子に前記半導体デバイスのソー
    ス又はエミッタ端子を接続し、 前記半導体デバイスのゲート端子に、第1ダイオードの
    陰極とリアクトルの一端とをそれぞれ接続し、 前記リアクトルの他端と前記直流電源の負極側端子との
    間に第2トランジスタを接続し、 前記直流電源の負極側端子に第1ダイオードの陽極を接
    続し、 前記リアクトルと第2トランジスタとの接続点に第2ダ
    イオードの陽極を接続し、 前記直流電源の正極側端子に第2ダイオードの陰極を接
    続し、 前記第1ダイオードの両端に第3トランジスタを並列接
    続し、 前記半導体デバイスをオン・オフさせるために、前記第
    1トランジスタにオン・オフ信号を与え、該信号に基づ
    いて該第1トランジスタがオフした直後の所定の期間前
    記第2トランジスタにオン信号を与え、該所定の期間が
    終了した直後から該第1トランジスタに次のオン信号が
    発せられるまでの期間前記第3トランジスタにオン信号
    を与える信号発生器を、該第1,第2,第3トランジス
    タそれぞれのベース又はゲート端子とエミッタ又はソー
    ス端子との間に接続したことを特徴とするゲート駆動回
    路。
  4. 【請求項4】第1直流電源の負極側端子と第2直流電源
    の正極側端子を接続し、 前記第1直流電源の正極側端子と電圧駆動形半導体デバ
    イスのゲート端子との間に第1トランジスタを接続し、 前記第1直流電源と第2直流電源との接続点に前記半導
    体デバイスのソース又はエミッタ端子を接続し、 前記半導体デバイスのゲート端子に第1ダイオードの陰
    極とリアクトルの一端とをそれぞれ接続し、 前記リアクトルの他端と前記第2直流電源の負極側端子
    との間に第2トランジスタを接続し、 前記第2直流電源の負極側端子に第1ダイオードの陽極
    を接続し、 前記リアクトルと第2トランジスタとの接続点に第2ダ
    イオードの陽極を接続し、 前記第1直流電源の正極側端子に第2ダイオードの陰極
    を接続し、 前記第1ダイオードの両端に第3トランジスタを並列接
    続し、 前記半導体デバイスをオン・オフさせるために、前記第
    1トランジスタにオン・オフ信号を与え、該信号に基づ
    いて該第1トランジスタがオフした直後の所定の期間前
    記第2トランジスタにオン信号を与え、該所定の期間が
    終了した直後から該第1トランジスタに次のオン信号が
    発せられるまでの期間前記第3トランジスタにオン信号
    を与える信号発生器を、該第1,第2,第3トランジス
    タそれぞれのベース又はゲート端子とエミッタ又はソー
    ス端子との間に接続したことを特徴とするゲート駆動回
    路。
  5. 【請求項5】請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の
    ゲート駆動回路において、 前記第2トランジスタに与えるオン信号は、 前記電圧駆動形半導体デバイスの入力容量と前記リアク
    トルのインダクタンスとから求められる直列共振周波数
    の1/4周期に相当する期間以上発生させることを特徴
    とするゲート駆動回路。
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KR100977912B1 (ko) 2001-10-01 2010-08-24 에스티 에릭슨 에스에이 게이트 드라이버 장치, 에너지 복원 방법 및 에너지 복원회로
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