JPH10136636A - リターダの制御装置 - Google Patents

リターダの制御装置

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JPH10136636A
JPH10136636A JP8287028A JP28702896A JPH10136636A JP H10136636 A JPH10136636 A JP H10136636A JP 8287028 A JP8287028 A JP 8287028A JP 28702896 A JP28702896 A JP 28702896A JP H10136636 A JPH10136636 A JP H10136636A
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JP
Japan
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temperature sensor
retarder
energy
temperature
control means
Prior art date
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Pending
Application number
JP8287028A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Sawada
辰生 澤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度センサあるいはその周辺電気回路が異常
状態となり、温度センサ出力が制御手段に到来しなくな
ったときに、リターダが動作を継続して放熱手段を過熱
させ焼損させることを防止できるようにする。 【解決手段】 リターダの放熱手段の温度が所定値以下
であり正常な状態にあるときには、温度センサの出力を
制御手段に出力してリターダを動作させ、放熱手段の温
度が上昇して所定値を越える温度を示すようになったと
きには、温度センサから制御手段への出力を遮断してリ
ターダの動作を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の電気制動を行う
リターダ装置に利用する。本発明は、リターダ装置の放
熱手段が過熱したことを検出する温度センサあるいはそ
の周辺回路が故障したときにも、リターダ装置の効果を
低減または停止させて危険な過熱を防止するフエイル・
セイフ制御に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のリターダ装置は、例えば変速ギ
ヤと差動ギヤの間に装備され、運転者が操作スイッチを
操作することにより有効になり、運転操作にしたがって
アクセル・ペダルが開放されたときに、回転エネルギを
電気エネルギに変換し、その電気エネルギを抵抗器から
熱エネルギとして放熱させるように構成されている。こ
のようなリターダ装置は、長い下り坂などで連続的に使
用すると過熱することがある。これを防止するために、
熱エネルギを放熱する放熱手段に温度センサを設けてお
きその温度が所定温度以上に達したときには、電気エネ
ルギの発生を自動的に低減する安全のための制御手段が
設けられている。この明細書では「低減」は零に低減す
る場合も含むものとする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のこのための装置
は、放熱手段に温度センサを設け、この温度センサの出
力電気信号が所定値を越えたときに、安全のための制御
手段が電気エネルギの発生を低減するようになってい
る。しかし、温度センサまたはその周辺の電気回路が異
常となり、温度センサ出力が制御手段に到来しない故障
が発生しているときには、かりに放熱手段が過熱しても
電気エネルギの低減制御が行われないことがある。
【0004】本発明は、これを改良するもので、温度セ
ンサあるいはその周辺電気回路に異常があり、温度セン
サ出力が制御手段に到来しないときには、電気エネルギ
の発生を低減する制御を行うフエイル・セイフを実現す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、放熱手段の温
度が所定値以下であり正常な状態にあるときに、温度セ
ンサの出力が制御手段に送出され、放熱手段の温度が上
昇して所定値を越える温度を示すようになったときに、
検出用の温度センサから制御手段に伝達される電気信号
が遮断されるように構成することを特徴とする。
【0006】このように構成しておくことにより、かり
に温度センサや温度センサの周辺電気回路になんらかの
故障が生じて、温度センサ出力が制御手段に伝達されな
いときにも、リターダ装置は電気エネルギの発生を低減
することになり、放熱手段がセンサ故障により過熱する
ようなことがなくなる。ここで「低減」は停止を含むも
のとする。
【0007】リターダ装置は補助的なブレーキ装置であ
り、リターダ装置が使えなくなっても、車両の運行には
直接関係がない。
【0008】
【発明の実施の形態】
【0009】
【実施例】次に、本発明実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は本発明実施例の要部の構成を示す図である。
【0010】本発明実施例は、回転機械エネルギを電気
エネルギに変換するエネルギ変換手段1と、この電気エ
ネルギを熱エネルギに変換して放熱する放熱手段2とを
備えたリターダ3に設けられ、放熱手段2の温度を検出
する温度センサ4と、この温度センサ4の出力が所定値
を越える温度を示すとき電気エネルギの発生を低減また
は停止させる制御手段5が備えられる。さらに、本発明
の特徴として、温度センサ4に、その出力が所定値を越
える温度を示すときに温度センサ4から制御手段5に伝
達される電気信号を遮断する手段が備えられる。
【0011】制御手段5には、温度センサ4の出力によ
り電源回路を閉成する第一のリレー11と、アクセル・
ペダルが開放された状態で閉成するアクセル・ペダル・
スイッチ13と、第一のリレー11およびアクセル・ペ
ダルが解放されているときにオン状態となるアクセル・
ペダル・スイッチ13を経由して電源が供給されたとき
に閉成する第二のリレー12とが含まれる。第一のリレ
ー11と電源とはリターダ操作スイッチ6を介して接続
され、このリターダ操作スイッチ6がリターダ3の有効
側に操作されたときに点灯するリターダ操作ランプ7が
備えられる。
【0012】また、第二のリレー12の接点側には、リ
ターダ3が動作している間に点灯する作動表示ランプ8
およびこれに連動するストップ・ランプ9が接続され
る。リターダ操作スイッチ6は運転席ハンドル(図外)
に取付けられているレバーに連結し、運転者がレバー操
作を行うことにより閉成する。
【0013】リターダ3には、図2および図3に示すよ
うに、外周に多数(例えば12個)のN極およびS極の
永久磁石が交互に配置された一対の回転ヨーク20が備
えられ、この回転ヨーク20のそれぞれには第一のシリ
ンダ21および第二のシリンダ22が機械的に連結され
る。この第一のシリンダ21および第二のシリンダ22
は図外のエアタンクと電磁弁23を介して管路により接
続される。
【0014】図1では温度センサ4とリターダ3の放熱
手段2とは破線により連結されているが、実車両では温
度センサ4は放熱手段2の表面に実装されその温度に感
応する。この温度センサ4から制御手段5に伝達される
電気信号が到来しないとき、例えば×印で断線している
ときには、第一のリレー11および第二のリレー12は
開放状態になるので、リターダ操作スイッチ6がリター
ダ3の有効側に操作されても作動表示ランプ8は滅灯す
るように構成される。リターダ操作ランプ7および作動
表示ランプ8は運転席に設けられる。
【0015】リターダ3の放熱手段2の温度が所定値以
下であり正常な状態にあるときには、温度センサ4の接
地回路は接続状態にあるので、この接地電位により第一
のリレー11の接点は閉成状態になる。このときアクセ
ル・ペダルが踏まれていなければアクセル・ペダル・ス
イッチ13は閉成状態にある。ここで、リターダ操作ス
イッチ6が操作され閉成されると、リターダ操作ランプ
7に電源が供給されて点灯するとともに、第二のリレー
12にも電源が供給されて接点は閉成状態となる。
【0016】これにより、作動表示ランプ8およびスト
ップ・ランプ9が点灯し、電磁弁23に動作信号として
電流が供給される。電磁弁23はこの電流供給により第
一のシリンダ21および第二のシリンダ22の作動側の
管路にエアタンクからの空気圧を供給する。空気圧が加
えられた第一のシリンダ21および第二のシリンダ22
はピストンを移動させ一対の回転ヨーク20のそれぞれ
を回動させて、図2(a)に示すようにその外周に配置
されたN極およびS極の永久磁石を同極で並ぶようにす
る。永久磁石が同極で並ぶことにより磁力線が相互に反
撥し、放熱手段2を介して図2(b)の破線で示すよう
に磁気回路が形成され制動力を発生する。制動により発
生した熱エネルギは放熱手段2から大気中に放散され
る。
【0017】リターダ操作スイッチ6が操作されて開放
状態になると、電源回路が遮断されるので、リターダ操
作ランプ7が滅灯して、温度センサ4の接地電位があら
われかつ第一のリレー11の接点が閉成状態にあっても
第二のリレー12は開放状態となっているので、作動表
示ランプ8およびストップ・ランプ9は滅灯する。同時
に、電磁弁23への電源供給が遮断されるので、電磁弁
23はエアタンクからの空気圧を解除側に接続する。
【0018】これにより、第一のシリンダ21が回転ヨ
ーク20を回動させ、図3(a)に示すように永久磁石
のN極およびS極が異極で並ぶようにする。永久磁石が
異極で並ぶことにより、図3(b)の破線で示すように
磁力線の経路が短縮し、放熱手段2を介さずに磁気回路
が形成されて制動が解除される。
【0019】リターダ操作スイッチ6が操作されて閉成
状態にあり、かつ温度センサ4に接地電位があらわれて
いても、アクセル・ペダルが操作された場合には、アク
セル・ペダル・スイッチ13が開放状態になるので、前
述同様の動作が行われて加速時の制動は回避される。
【0020】放熱手段2の温度が上昇して所定値を越え
る温度が示されたときには、温度センサ4の接地回路は
遮断状態となる。そのために、第一のリレー11には電
流が供給されず接点は開放状態となる。したがって、第
二のリレー12への電流供給がなくなり接点は開放状態
となる。この第二のリレー12の開放により作動表示ラ
ンプ8およびストップ・ランプ9への電源供給は遮断さ
れ滅灯状態となる。同時に、電磁弁23への電源供給も
なくなるので、電磁弁23は第一のシリンダ21および
第二のシリンダ22を制動解除側の状態に維持する。
【0021】したがって、リターダ3の放熱手段2の温
度が所定値を越えた状態で制動動作が行われることはな
くなる。また、温度センサあるいはその周辺電気回路に
異常が発生したときには、例えば図1に示す×印の点で
ハーネスワイヤが切断されたようなときには、制御手段
5への電気信号の送出が遮断されるので、リターダ3の
作動は行われず、放熱手段2が過熱し焼損したり機能不
良になることが回避される。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、リ
ターダに備えられた放熱手段の温度を検出する温度セン
サあるいはその周辺電気回路に異常があり、温度センサ
出力が制御手段に到来しないときには、電気エネルギの
発生を低減または停止する制御を行うフエイル・セイフ
を実現することができる。これにより、温度センサの出
力が制御手段に伝達されないようなことがあっても、リ
ターダが動作を継続して放熱手段を過熱させ焼損させる
ようなことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の要部の構成を示す図。
【図2】(a)は本発明実施例における回転ヨークに備
えられた永久磁石が同極で並んだ状態を示す図、(b)
はそのときの磁気回路を示す図。
【図3】(a)は本発明実施例における回転ヨークに備
えられた永久磁石が異極で並んだ状態を示す図、(b)
はそのときの磁気回路を示す図。
【符号の説明】 1 エネルギ変換手段 2 放熱手段 3 リターダ 4 温度センサ 5 制御手段 6 リターダ操作スイッチ 7 リターダ操作ランプ 8 作動表示ランプ 9 ストップ・ランプ 11 第一のリレー 12 第二のリレー 13 アクセル・ペダル・スイッチ 20 回転ヨーク 21 第一のシリンダ 22 第二のシリンダ 23 電磁弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転機械エネルギを電気エネルギに変換
    するエネルギ変換手段と、この電気エネルギを熱エネル
    ギに変換して放熱する放熱手段とを備えたリターダに設
    けられ、前記放熱手段の温度を検出する温度センサと、
    この温度センサの出力が所定値を越える温度を示すとき
    前記電気エネルギの発生を低減させる制御手段とを備え
    たリターダの制御装置において、 前記温度センサの出力が所定値を越える温度を示すとき
    に前記温度センサから前記制御手段に伝達される電気信
    号が遮断されることを特徴とするリターダの制御装置。
  2. 【請求項2】 リターダ操作スイッチと、この操作スイ
    ッチがリターダ有効側に操作されたとき運転席に点灯す
    る作動表示ランプと、前記温度センサから前記制御手段
    に伝達される電気信号が到来しないときに前記操作スイ
    ッチがリターダ有効側に操作されていてもこの作動表示
    ランプを滅灯させる電気回路とを備えた請求項1記載の
    リターダの制御装置。
JP8287028A 1996-10-29 1996-10-29 リターダの制御装置 Pending JPH10136636A (ja)

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040106