JPH10136519A - 変電設備 - Google Patents

変電設備

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JPH10136519A
JPH10136519A JP8291381A JP29138196A JPH10136519A JP H10136519 A JPH10136519 A JP H10136519A JP 8291381 A JP8291381 A JP 8291381A JP 29138196 A JP29138196 A JP 29138196A JP H10136519 A JPH10136519 A JP H10136519A
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志郎 丸山
Masaru Takimoto
勝 滝本
Tetsuya Okano
哲也 岡野
Takaaki Sakakibara
高明 榊原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上位システム部との関係も含めて制御システ
ム部の小型簡略化を図ると共に、信頼性に優れた変電設
備を提供する。 【解決手段】 制御システム部である現場制御盤40内
には共通バス62が設けられ、この共通バス62に対し
て上位システム部50との間で制御情報のやり取りを行
う接点信号入出力ボード60と、断路器・接地装置制御
ボード66と、開閉装置の故障情報を取り込む故障接点
入力ボード68とが接続されている。このうち断路器・
接地装置制御ボード66は、開閉装置相互のインターロ
ック条件を設定するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の変電機器
と、その制御及び監視を行う制御システム部と、この制
御システム部に変電機器の制御情報及び電源を供給する
上位システム部とから構成された変電設備に係り、特
に、制御システム部の構成に改良を加えた変電設備に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電力需要は増大する傾向にあり、
また地価高騰によって用地確保の困難さが増すといった
状況が続いている。そのため、送電系統に用いられる変
電設備に対しては、いっそうのコンパクト化、大容量化
といった増強化が進められている。
【0003】通常、変電設備は、複数の変電機器と、制
御システム部と、上位システム部とから構成されてい
る。このうち、変電機器の主要機器としては開閉装置や
変圧器などがあり、開閉装置としては現在、ガス絶縁開
閉装置(GIS)が主流を占めている。制御システム部
とは、変電機器の近傍に配設されて当該変電機器の制御
及び監視を行うものであり、具体的には現場制御盤が用
いられている。上位システム部とは、制御システム部で
ある現場制御盤に対して変電機器の制御情報及び電源を
供給するものである。以下、変電機器、制御システム部
及び上位システム部に関して、図面を参照して具体的に
説明する。
【0004】a.変電機器…図6及び図7参照 まず、変電機器の一例として、ガス絶縁開閉装置につい
て、図6の平面図及び図7の単線結線図を用いて説明す
る。ガス絶縁開閉装置とは、開閉器や導体等の高電圧充
電部を、絶縁性及び消弧性に優れたSF6 ガス等の絶縁
媒体と共に接地金属容器内に収納してなる装置であり、
送電線がブッシング1を介して引き込まれている。ブッ
シング1は断路器2、遮断器3a及び主母線断路器4a
を介して主母線5に接続されている。主母線5は変圧器
回線の主母線断路器4b及び遮断器3bを介して変圧器
6と接続されている。
【0005】このようなガス絶縁開閉装置は、kV・A
当たりの据え付け体積をコンパクト化できる上に、耐環
境性に優れているという利点を有している。そのため、
電力供給量の増大に伴う変電設備の増強化を満足する装
置として広く普及し、稼働している。
【0006】b.制御システム部…図6、図8及び図9
参照 続いて、制御システム部について説明する。制御システ
ム部は、図6中の符号7である現場制御盤により構成さ
れる。現場制御盤7は主としてガス絶縁開閉装置の各回
線単位で設置されており、ガス絶縁開閉装置を構成する
各変電機器の制御及び監視を行うようになっている。現
場制御盤7と変電機器であるガス絶縁開閉装置との間に
は伝送手段として電線が並列に配線されており、この電
線を通して変電機器の入/切状態情報、変電機器の故障
情報、変電機器の操作ロック情報、変電機器の操作指令
情報といった各種の情報が伝送され、これらの情報に基
づいて制御及び監視が行われる。
【0007】また、現場制御盤7においてガス絶縁開閉
装置を動作させる制御回路としては、各種のスイッチの
接点やリレー類の接点を用いるのが一般的である。例え
ば、現場制御盤7内の遮断器3a、3bを制御回路は、
図8に示すように、投入回路、引外し回路及び欠相検出
回路から構成されている。このうち、投入回路は、投入
指令入力端子11、切換スイッチ12、インピーダンス
素子13及びこのインピーダンス素子13と並列に設け
られた投入コイル14aを主な構成要素として構成され
ている。また、引外し回路は、引外し指令入力端子1
9、インピーダンス素子10及びこのインピーダンス素
子10と直列に設けられた引外しコイル14bを主な構
成要素として構成されている。
【0008】図8中の2点鎖線で囲まれた接点15、1
6は、投入回路及び引外し回路に組み込まれている。こ
れらの接点15、16は、遮断器3a、3bの本体側に
設置されており、遮断器3a、3bの操作ロックや指令
信号の一定時間以上の継続を防止するように構成されて
いる。より具体的には、接点15、16とは、遮断器3
a、3b本体の動作位置を示す補助開閉器接点や、遮断
器3a、3b本体の接地金属容器(タンク)内のガス圧
低下時にオンするガス密度スイッチの接点、あるいは遮
断器本体の油圧操作機構部の油圧が低下した場合にオン
する油圧スイッチの接点等である。
【0009】ところで、現場制御盤7は図9(A)、
(B)に示すような外観となっている。すなわち、現場
制御盤7にはケース21が設けられ、このケース21内
に模擬母線表示部22、操作スイッチ3、切換スイッチ
24、警報表示部25及び中継リレー26が設置されて
いる。
【0010】c.上位システム部 最後に上位システム部について説明する。上位システム
部とは通常、変電所制御室に設置されており、上述した
現場制御盤7に対してガス絶縁開閉装置の制御情報を送
ると共に、現場制御盤7に電源を供給するように構成さ
れている。なお、上位システム部から現場制御盤7へ制
御情報を伝えるための伝送手段として、現場制御盤7と
変電所制御室との間に電線が並列に配線されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の変
電設備において、現場制御盤7内の配線は、電気ケーブ
ルによる配線が主であった。そのため、現場制御盤7が
大型化し、ケース21の幅W、奥行D、高さHが大きく
なっていた。また、制御システム部と変電機器との間の
配線及び制御システム部と上位システム部との間の配線
は、両方とも並列配線となっている。従って、配線量が
非常に多く、構成が複雑化して変電設備全体の大型化を
招いていた。
【0012】しかも、あらゆる局面で停電が問題となる
ことからも明らかなように、電力が不可欠な現代社会で
は、電力を安定して供給することが極めて重要である。
したがって変電設備には、その小型簡略化を図ると同時
に、さらなる信頼性の向上が強く要求されている。
【0013】本発明は、以上のような状況を鑑みて提案
されたものであり、その主たる目的は、上位システム部
との関係も含めて小型簡略化が進んだ制御システム部を
持つ変電設備を提供することにある。
【0014】また、本発明の他の目的は、小型簡略化を
図りつつ信頼性に優れた変電設備を提供することにあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、高電圧充電部を絶縁媒体と共
に接地金属容器に収納してなる開閉装置を含む複数の変
電機器と、前記変電機器の近傍に配設されて当該変電機
器の制御及び監視を行う制御システム部と、前記制御シ
ステム部に対して前記変電機器の制御情報及び電源を供
給する上位システム部とから構成された変電設備におい
て、前記制御システム部内には共通バスが設けられ、こ
の共通バスに対して、前記上位システム部との間で制御
情報のやり取りを行う接点信号入出力ボードと、前記開
閉装置の入/切状態情報を取り込み前記開閉装置に操作
指令情報を出力する開閉装置制御ボードと、前記変電機
器の故障情報を取り込む故障接点入力ボードとが接続さ
れ、前記開閉装置制御ボード上には、前記開閉装置相互
のインターロック条件を設定するインターロック条件回
路が設けられたことを特徴とする。
【0016】このような請求項1の発明では、制御シス
テム部内の共通バスに複数の回路ボードを接続し、共通
バスを介して変電機器と上位システム部との間で、制御
情報、開閉装置に関する入/切状態情報、操作指令情報
及び故障情報を授受することができるので、制御システ
ム部内の配線を電気ケーブルによって行った場合と比べ
て、制御システム部を小型簡略化することができる。
【0017】しかも、共通バスに接続され回路ボードの
うち、開閉装置制御ボード上にインターロック条件回路
を設けたので、インターロック条件を設定するための専
用の回路ボードを設ける必要がない。従って、ボードの
枚数を削減することができ、回路の集積率を高めること
ができる。この結果、制御システム部の構成を簡略化す
ることができる。
【0018】請求項2の発明は、請求項1記載の変電設
備において、前記開閉装置制御ボード上の前記インター
ロック条件回路に、前記開閉装置の構成により異なるイ
ンターロック条件の設定変更を行うためのジャンパーピ
ンが設けられたことを特徴としている。
【0019】このような請求項2の発明では、開閉装置
制御ボードのジャンパーピンによって開閉装置相互のイ
ンターロック条件の設定変更を行うことができる。従っ
て、制御システム部を構成する他の回路ボードの標準化
が容易となる。
【0020】請求項3の発明は、高電圧充電部を絶縁媒
体と共に接地金属容器に収納してなる開閉装置を含む複
数の変電機器と、前記変電機器の近傍に配設されて当該
変電機器の制御及び監視を行う制御システム部と、前記
制御システム部に対して前記変電機器の制御情報及び電
源を供給する上位システム部とから構成された変電設備
において、前記変電機器には該変電機器の電流情報及び
電圧情報を検出する計器用変流器及び計器用変圧器が設
けられ、前記制御システム部内には共通バスが設けら
れ、この共通バスに対して、前記上位システム部との間
で制御情報のやり取りを行う接点信号入出力ボードと、
前記開閉装置の入/切状態情報を取り込み前記開閉装置
に操作指令情報を出力する開閉装置制御ボードと、前記
変電機器の故障情報を取り込む故障接点入力ボードとが
接続され、さらに前記制御システム部には、前記計器用
変流器及び前記計器用変圧器からの電流情報及び電圧情
報を入力して前記変電機器における回線単位の監視制御
を行うサブ制御ユニットが設けられ、このサブ制御ユニ
ットに前記接点信号入出力ボード及び前記上位システム
部が接続されたことを特徴とする。
【0021】このような請求項3の発明では、計器用変
流器及び計器用変圧器から変電機器の電流情報及び電圧
情報を上位システム部へ伝送する際に、制御システム部
内のサブ制御ユニットおよび接点信号入出力ボードを介
して、その伝送を行うことができる。したがって、変電
機器と上位システム部とを結ぶ電気ケーブルの本数を削
減することができる。
【0022】また、制御システム部のうち、変電機器を
回線単位で監視制御するサブ制御ユニットを、他の回路
ボードとは独立して設けているため、このユニットは変
電機器の各種電力量データを高速且つ大量に処理するよ
う設定することができる。従って、変電機器の監視に関
する制御システム部の信頼性を高めることができ、さら
に上位システム部での処理負荷を低減させることが可能
となる。
【0023】請求項4の発明は、請求項3記載の変電設
備において、前記サブ制御ユニットが前記開閉装置のイ
ンターロック条件を設定するように構成されたことを特
徴とする。
【0024】このような請求項4の発明では、サブ制御
ユニットによって開閉装置相互のインターロック条件の
設定を変更することができる。従って、制御システム部
内の回路ボード上にインターロック条件回路を設けた
り、インターロック条件を設定用の回路ボードを備えた
りする必要がなく、制御システム部の構成を簡略化する
ことが可能となる。
【0025】請求項5の発明は、請求項3または4記載
の変電設備において、前記制御システム部には前記変電
機器近傍での開閉装置操作を行い該開閉装置の入/切状
態を表示する操作表示パネルが設けられ、この操作表示
パネルに前記サブ制御ユニットが接続されたことを特徴
とする。
【0026】このような請求項5の発明では、上位シス
テム部からの制御情報に頼ることなく、制御システム部
が操作表示パネルにより開閉装置を操作することができ
る。このとき、操作表示パネルは変電機器近傍に位置
し、且つ変電機器を回線単位で監視するサブ制御ユニッ
トとつながっているので、正確で迅速な操作を行うよう
に、サブ制御ユニットを利用することができる。
【0027】請求項6の発明は、請求項5記載の変電設
備において、前記操作表示パネルにシリアルデータ伝送
路が接続され、このシリアルデータ伝送路を介して前記
操作表示パネルに前記サブ制御ユニットが接続されたこ
とを特徴とする。
【0028】このような請求項6の発明では、前記操作
表示パネルと前記サブ制御ユニットとをシリアルデータ
伝送路により接続するため、両者間の伝送方式はシリア
ルデータ伝送方式となる。従って、制御システム部内の
電気ケーブルの本数を削減することができ、制御システ
ム部の構成を簡略化することができる。
【0029】請求項7の発明は、請求項5記載の変電設
備において、前記操作表示パネルに接点信号入出力イン
ターフェイスが設けられ、この接点信号入出力インター
フェイスを介して前記操作表示パネルに前記サブ制御ユ
ニットが接続されたことを特徴とする。
【0030】このような請求項7の発明では、前記操作
表示パネルと前記サブ制御ユニットとを接点信号入出力
インターフェイスにより接続するため、操作表示パネル
及びサブ制御ユニット間の情報をすべて接点信号にてや
り取りすることができる。従って、小型の操作表示パネ
ル及びサブ制御ユニットでも対応することが可能とな
り、これにより制御システム部の小型簡略化を実現する
ことができる。
【0031】請求項8の発明は、請求項3、4、5、6
または7記載の変電設備において、前記変電機器には該
変電機器の機器状態を監視して監視情報を出力する機器
状態監視センサが設けられ、前記制御システム部には前
記機器状態監視センサからの監視情報を入力する機器状
態監視ボードが設けられ、前記サブ制御ユニットに前記
機器状態監視ボードが接続されたことを特徴とする。
【0032】このような請求項8の発明では、機器状態
監視ボードが機器状態監視センサからの監視情報を入力
し、これをサブ制御ユニットに出力する。サブ制御ユニ
ットは変電機器を回線単位で監視制御するユニットであ
るため、機器状態監視ボード自体の回路構成を簡略化す
ることができる。
【0033】請求項9の発明は、請求項8記載の変電設
備において、前記制御システム部には前記機器状態監視
ボードにより計測した監視情報の表示を行う監視パネル
が設けられ、この監視パネルにシリアルデータ伝送路を
介して前記サブ制御ユニットが接続されたことを特徴と
する。
【0034】このような請求項9の発明では、機器状態
監視ボードからの監視情報を制御システム部の監視パネ
ルにより確認することができるため、変電機器の監視を
いっそう強化することができる。しかも、監視パネルと
サブ制御ユニットとをシリアルデータ伝送路により接続
しているので、両者間の伝送方式はシリアルデータ伝送
方式となり、制御システム部内の電気ケーブルの本数を
削減することができる。
【0035】請求項10の発明は、請求項9記載の変電
設備において、前記監視パネルは前記操作表示パネルと
同一のパネル上に構成されたことを特徴とする。
【0036】このような請求項10の発明では、監視パ
ネル及び操作表示パネルを単一のパネルで構成すること
ができる。そのため、制御システム部の小型簡略化を進
めることができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
について図面を参照して詳細に説明する。
【0038】(1)第1の実施の形態…図1〜図3 [構成]第1の実施の形態は、請求項1及び2の発明を
包含する実施の形態であり、図1は第1の実施の形態に
よる変電設備の構成例を示すブロック図、図2は制御シ
ステム部の内部構成を示す回路図、図3(A)及び
(B)は制御システム部である現場制御盤の外観を示す
側面図及び正面図である。
【0039】第1の実施の形態に係る変電設備は、変電
機器である開閉装置主開路30と、制御システム部を構
成する現場制御盤40と、上位システム50とによって
構成されている。
【0040】変電機器 開閉装置主回路30には、ガス絶縁開閉装置からなる遮
断器31、断路器32a、オフライン操作断路器32
b、接地装置33a、オフライン操作接地装置33bが
接続されている。また開閉装置主回路30には、開閉装
置主回路30の電流情報及び電圧情報を検出する手段と
して、計器用変流器34及び計器用変圧器35が接続さ
れている。
【0041】遮断器31にはモータ70、引外しコイル
71a、71b、投入コイル72a、72b及び遮断器
31の開閉状態を検出する補助スイッチ73が設けられ
ている。断路器32aにはモータ75と断路器32aの
開閉状態を検出する補助スイッチ76aとが設けられて
いる。また、接地装置33aにはモータ77と接地装置
33aの開閉状態を検出する補助スイッチ78aとが設
けられている。さらにオフライン操作断路器32b及び
オフライン操作接地装置33bにはそれぞれの開閉状態
を検出する補助スイッチ76b及び78bが設けられて
いる。また、各開閉装置には、各ガス区画毎にガス密度
スイッチ79が設けられている。
【0042】制御システム部 制御システム部である現場制御盤40は、従来の現場制
御盤7と同じように、開閉装置主回路30の近傍に配設
されており、開閉装置主回路30及び上位システム部5
0に接続されている。現場制御盤40には操作表示パネ
ル61と、制御回路ユニット69とが設けられている。
【0043】図3は図1における現場制御盤40の外観
図を示している。この図に示すように、現場制御盤40
にはケース44が設けられており、ケース44内には制
御回路ユニット69が収納されると共に、その前面に操
作表示パネル61が配置されている。なお、制御回路ユ
ニット69は、電源ボード63、遮断器制御ボード6
4、断路器・接地装置制御ボード66、故障接点入力ボ
ード68、接点信号入力ボード60より構成されてい
る。
【0044】(共通バス62及び操作表示パネル61)
現場制御盤40の制御回路ユニット69内には共通バス
62が設けられている。共通バス62には制御回路ユニ
ット69内の各ボードが接続されており、ボードで使用
する信号を共有するように構成されている。また、共通
バス62は図2に示すように、開閉装置に関する入/切
状態情報バス62a、故障情報バス62b及び操作指令
情報バス62cから構成されている。
【0045】操作表示パネル61とは開閉装置主回路3
0近傍での開閉装置操作を行い該開閉装置主回路30の
入/切状態を表示するパネルである。この操作表示パネ
ル61にはローカル操作指令用スイッチ87が設けられ
ている(図2参照)。ローカル操作指令用スイッチ87
の出力側には共通バス62の操作指令情報バス62dが
接続されている。
【0046】(ボード)次に制御回路ユニット69内の
各ボードに関して説明する。接点信号入出力ボード60
は、上位システム部50からの開閉装置の操作指令情報
を共通バス62の操作指令情報バス62cに入力し、開
閉装置の入/切状態情報となる補助接点情報を共通バス
62の入/切状態情報バス62aに出力し、さらに開閉
装置の故障情報を共通バス62の故障情報バス62bに
出力するように構成されている。
【0047】電源ボード63は上位システム部50から
電源を供給されるボードである。また、故障接点入力ボ
ード68は、開閉装置の故障情報を取り込み、これを共
通バス62の故障情報バス62bに出力する手段であ
り、ガス密度スイッチ79に接続されている。
【0048】遮断器制御ボード64及び断路器・接地装
置制御ボード66という2つのボードは請求項でいうと
ころの開閉装置制御ボードである。このうち、遮断器制
御ボード64は遮断器31を駆動するための手段であっ
て、ボード上に配置したリレー回路で構成されている。
この遮断器制御ボード64には遮断器31の各構成要素
(モータ70、引外しコイル71a、71b、投入コイ
ル72a、72b及び補助スイッチ73)が接続されて
いる。
【0049】断路器・接地装置制御ボード66は、断路
器32a、オフライン操作断路器32b、接地装置33
a及びオフライン操作接地装置33bを駆動するための
手段であり、遮断器制御ボード64と同様、ボード上に
配置したリレー回路で構成される。断路器・接地装置制
御ボード66には断路器32aのモータ75と補助スイ
ッチ76a、接地装置33aのモータ77と補助スイッ
チ78a、オフライン操作断路器32bの補助スイッチ
76b及びオフライン操作接地装置33bの補助スイッ
チ78bが接続されている。このとき、断路器・接地装
置制御ボード66は前記の4つの補助スイッチ76a、
78a、76b、78bから電圧有無信号が入力され、
2つのモータ75、77を適宜駆動させるようになって
いる。さらに断路器・接地装置制御ボード66には計器
用変圧器35が接続されている。
【0050】ここで、図2を参照して上記制御回路ユニ
ット69の内部構成を説明する。なお、図2では断路器
・接地装置制御ボード66の投入回路部を中心に示して
いる。断路器・接地装置制御ボード66には、補助スイ
ッチ状態取り込み用リレー80と、モータ駆動用リレー
84とが設けられている。
【0051】補助スイッチ状態取り込み用リレー80に
は断路器32aの補助スイッチ76a及びオフライン接
地装置33bの補助スイッチ78bが接続されている。
また、補助スイッチ状態取り込み用リレー80には、共
通バス62の入/切情報バス62aが接続されている。
さらに、補助スイッチ状態取り込み用リレー80の接点
及びモータ駆動用リレー84のコイルには、インターロ
ック条件構成回路部88が接続されている。インターロ
ック条件構成回路部88には開閉装置の種類により異な
るインターロック条件の設定変更を行うことが可能なジ
ャンパーピン設定部が設けられている。
【0052】また、モータ駆動用リレー84には断路器
32aのモータ75が接続されている。さらに、モータ
駆動用リレー84のコイルには故障情報入力用リレー8
3が接続されており、このリレー83の接点と前記イン
ターロック条件構成回路部88とを介して、操作指令情
報入力用リレー81の接点が接続されている。
【0053】なお、故障接点入力ボード68には開閉装
置の故障接点86が接続されており、故障接点取り込み
用リレー85が設けられている。故障接点取り込み用リ
レー85の接点には共通バス62の故障情報バス62b
が接続されている。
【0054】上位システム部50 上位システム部50は変電所制御室に設置されている。
この上位システム部50と現場制御盤40との間には伝
送路51、52及び電源系統54が接続されている。伝
送路51は制御回路ユニット69と上位システム部50
との間で、緊急性の低い制御情報を伝送するように構成
されている。伝送路52は上位システム部50からの保
護リレー情報を遮断器制御ボード64に伝送するように
構成されている。電源系統54は電源ボード63、遮断
器制御ボード64及び断路器・接地装置制御ボード66
に接続されている。
【0055】また、上位システム部50と開閉装置主回
路30との間には伝送路53が設けられている。伝送路
53は計器用変流器34及び計器用変圧器35からの電
流情報及び電圧情報を上位システム部50に直接伝送す
るように構成されている。
【0056】[作用効果]以上のように構成した第1の
実施の形態において、上位システム部50からの操作指
令情報は、伝送路51を経由して接点信号入出力ボード
60へ伝えられ、この接点信号入出力ボード60から共
通バス62上の操作指令情報バス62cを介して、遮断
器制御ボード64または断路器・接地装置制御ボード6
6へと伝えられる。また、操作表示パネル61からのロ
ーカル操作指令情報も、共通バス62上の操作指令情報
バス62cを介して、遮断器制御ボード64または断路
器・接地装置制御ボード66に伝えられる。
【0057】次に、断路器・接地装置制御ボード66を
例にとって、操作指令が出力された時の動作について説
明する。上位システム部50または操作表示パネル61
から出力された操作指令情報は、操作指令情報バス62
c上の当該断路器用バスに出力される。断路器・接地装
置制御ボード66では、この操作指令情報が電圧有とな
った時点で、操作指令情報入力用リレー81のコイルが
励磁され、接点がONとなる。
【0058】この時点で、インターロック条件構成回路
部88により設定された操作条件が成立していて、故障
接点入力ボード67により取り込まれた故障接点86が
OFFとなっていれば、故障情報バス62bの当該信号
がOFFとなり、断路器・接地装置制御ボード66上の
故障接点取り込み用リレー83の接点がOFFとなり、
これによりモータ駆動用リレー84のコイルを励磁する
ことができる。この結果、断路器32aのモータ75に
電流が流れ、断路器32aが動作する。なお、第1の実
施の形態では、現場制御盤40が操作表示パネル61を
備えているため、上位システム部50からの制御情報の
みに依存するのではなく、操作表示パネル61によって
も開閉装置を操作できるので、優れた操作性を確保する
ことができる。
【0059】また、高速度の応答が要求される保護リレ
ー情報は、伝送路52を経由して直接、遮断器制御ボー
ド64へ伝送することができる。従って第1の実施の形
態では、伝送路52を用いることにより必要な範囲でシ
ステムの高速な応答特性を確保できると同時に、緊急性
の低い制御情報に関しては伝送路51により対応するこ
とができる。
【0060】このような第1の実施の形態では、制御回
路ユニット69内の共通バス62に複数の回路ボードを
接続し、共通バス62を介して開閉装置主回路30と上
位システム部50との間で、制御情報、開閉装置に関す
る入/切状態情報、操作指令情報及び故障情報を授受で
きる。そのため、制御システム部50内の配線を電気ケ
ーブルによって行った場合と比べて、現場制御盤40自
体を小型簡略化することができる。具体的には、図3に
示す現場制御盤40のケース44の寸法は、図9に示し
た従来の現場制御盤7のケース21の寸法:W×D×H
に比べて、0.5W×0.7D×0.5Hといった寸法
にまで小型化することができる。
【0061】このような現場制御盤40の小型簡略化に
伴い、上位システム部50との関係をも含めて、変電設
備全体を小型簡略化を図ることが可能となる。さらに、
変電設備の小型簡略化により建設用地も縮小化すること
ができ、コスト削減にも貢献することができる。
【0062】しかも、第1の実施の形態では、共通バス
62に接続され回路ボードのうち、開閉装置制御ボード
である断路器・接地装置制御ボード66上にインターロ
ック条件構成回路部88を設けているため、インターロ
ック条件を設定するための専用回路ボードを別個に設け
る必要がない。従って、ボードの枚数を削減することが
でき、回路の集積率を高めることが可能である。この結
果、制御回路ユニット69の構成をいっそう簡略化する
ことができる。
【0063】さらに、第1の実施の形態では、インター
ロック条件構成回路部88におけるジャンパーピン設定
部にてインターロック条件の変更に対応できるため、機
器の追加/削減には各ボードの追加/削減によって対処
することができる。従って、標準化されたボードを用い
ることができ、現場制御盤40のコストが安価となるを
共に、現場制御盤40の信頼性を向上することができ
る。
【0064】(2)第2の実施の形態…図4参照 第2の実施の形態は、請求項3、4、5、6、8の発明
を包含する実施の形態であり、図4は第2の実施の形態
による変電設備の構成例を示すブロック図である。な
お、図4において、前記図1にて示した同一の構成要素
に関しては同一符号を付して示し、説明は省略する。ま
た、制御システム部側と開閉装置側との接続構成並びに
開閉装置内の構成要素に関しては、図面の複雑化を避け
るために第2の実施の形態の特徴的な部分のみを図示す
るだけにとどめ、第1の実施の形態と同様の部分につい
ては省略する。
【0065】[構成]第2の実施の形態に係る変電設備
の構成上の特徴は、現場制御盤40内にサブ制御ユニッ
トとして回線制御コンピュータ90が設けられている点
にある。回線制御コンピュータ90は、計器用変流器3
4及び計器用変圧器35からの電流情報及び電圧情報を
入力して開閉装置主回路30を回線単位で監視制御する
ユニットであり、現場制御盤40内に制御回路ユニット
69とは独立して設けられている。この回線制御コンピ
ュータ90は開閉装置主回路のインターロック条件を設
定するように構成されている。
【0066】さらに、回線制御コンピュータ90にはシ
リアルデータ伝送路55、56、57及び共通バス62
に接続された接点信号入出力ボード60が接続されてい
る。シリアルデータ伝送路55には上位システム部50
が、シリアルデータ伝送路56には操作表示パネル61
が、シリアルデータ伝送路57には後で述べる機器状態
監視ボード91が、それぞれ接続されている。また、計
器用変流器34から回線制御コンピュータ90への回路
には補助変流器93が設けられている。
【0067】ところで、制御回路ユニット69内の共通
バス62には前述した回路ボードに加えて、機器状態監
視ボード91が接続されている。機器状態監視ボード9
1には、後述する開閉装置主回路30側のセンサと前記
補助変流器93とが接続されており、これらの出力を取
り込むように構成されている。また、前段にて述べたよ
うに、機器状態監視ボード91は回線制御コンピュータ
90に対して、シリアルデータ伝送路57を介して直接
接続されている。そのため、機器状態監視ボード91か
らの出力データは回線制御コンピュータ90にダイレク
トに取り込まれるようになっている。
【0068】開閉装置主回路30側には、ガス圧を検出
するガス圧センサ94が設けられている。また、遮断器
31、断路器32a及び接地装置33aにはそれぞれ、
その駆動部に近接して駆動部の位置を検出する位置セン
サ95、96及び97が設けられている。ガス圧力セン
サ94及び位置センサ95、96、97は前記機器状態
監視ボード91に接続されており、開閉装置の監視情報
をボード91に出力するように構成されている。
【0069】[作用効果]以上のように構成した第2の
実施の形態において、上位システム部50からの制御情
報は、シリアルデータ伝送路55、回線制御コンピュー
タ90及び接点信号入出力ボード60を経由して、制御
回路ユニット69内の各ボードへとそれぞれ伝えられ
る。例えば、遮断器制御ボード64では、伝送路52を
経由して上位システム50からの保護リレー情報が伝え
られると共に、現場制御盤40単位で計測、算出した各
種の電力量データが回線制御コンピュータ90及びシリ
アルデータ伝送路55を経由して上位システム部50に
伝えられる。
【0070】この時、回線制御コンピュータ90は上位
システム部50とのデータ伝送に、シリアルデータ伝送
路55を使用しているので、両者間のデータ伝送方式は
シリアルデータ伝送方式となる。そのため、上位システ
ム部50と現場制御盤40とをつなぐ電気ケーブルの本
数を削減することが可能となる。
【0071】また、回線制御コンピュータ90と操作表
示パネル61及び回線制御コンピュータ90と機器状態
監視ボード91も、シリアルデータ伝送路56、57に
より接続しているので、現場制御盤40内の電気ケーブ
ルは非常に少ない本数で済むことになる。従って、現場
制御盤40の小型簡略化を図ると同時に、その信頼性を
高めることができる。
【0072】さらに、第2の実施の形態では回線制御コ
ンピュータ90が制御回路ユニット69とは独立してい
るので、現場制御盤40の回路構成を複雑化させること
なく、開閉装置主回路30の各種電力量データを高速且
つ大量に処理することができる。したがって、現場制御
盤40は上位システム部50での処理負荷を低減させつ
つ、小型簡略化を図ることが可能となる。
【0073】しかも、回線制御コンピュータ90は、開
閉装置主回路30相互のインターロック条件設定を行う
ようになっているので、遮断器制御ボード64及び断路
器・接地装置制御ボード66への操作指令信号をロック
することができる。従って、現場制御盤40の制御回路
ユニット69内にインターロック条件を設定するための
ボードまたは回路が不要となる。これにより、制御シス
テム部である現場制御盤40の構成を小型簡略化できる
と同時に、開閉装置制御ボードである遮断器制御ボード
64及び断路器・接地装置制御ボード66の標準化を進
めることができる。
【0074】また、第2の実施の形態では、第1の実施
の形態と同様に、上位システム部50からの制御情報に
頼ることなく、操作表示パネル61により開閉装置主回
路30を操作できるが、この時、操作表示パネル61か
らの操作指令情報及び上位システム部50からの操作指
令情報は、いったん回線制御コンピュータ90に取り込
まれてから、接点信号入出力ボード60を経由して制御
回路ユニット69内の遮断器制御ボード64及び断路器
・接地装置制御ボード66へと伝えられる。すなわち、
操作表示パネル61は開閉装置主回路30を回線単位で
監視する回線制御コンピュータ90とつながっているた
め、正確且つ迅速な操作に寄与するよう回線制御コンピ
ュータ90を利用することができる。これにより、操作
表示パネル61は優れた操作性を発揮することができ
る。
【0075】さらに、第2の実施の形態においては、機
器状態監視ボード91がガス圧力センサ94により計測
されたガス圧力値、共通バス62上の操作指令情報、各
位置センサ95、96、97からの信号変化のタイミン
グより算出した動作時間データ、遮断器31動作時の主
回路電流などを取り込んで演算し、回線制御コンピュー
タ90及びシリアル伝送路57を経由して上位システム
50に伝送することができる。
【0076】第2の実施の形態では、このようにして機
器状態監視ボード91が開閉装置主回路30の監視を行
うと同時に、回線制御コンピュータ90自体も計器用変
流器34及び計器用変圧器35からの電流情報及び電圧
情報を入力して各種電力量データを計測し、開閉装置主
回路30を回線単位で監視している。この結果、現場制
御盤40は非常に高い精度で監視制御を行うことができ
る。以上のような第2の実施の形態によれば、上位シス
テム部50での処理負荷を上げることなく、上位系をも
含めて、制御システム部である現場制御盤40の監視精
度を高めることができ、これにより変電設備の信頼性を
向上させることができる。
【0077】(3)第3の実施の形態…図5 [構成]第3の実施の形態は、請求項7及び9を包含す
る実施の形態であり、図5は第3の実施の形態による変
電設備の構成例を示すブロック図である。なお、第3の
実施の形態の基本的な構成は前記第2の実施の形態のそ
れと同様であるため、図5において、前記図4にて示し
た同一の構成要素に関しては同一符号を付して示し、説
明は省略する。
【0078】第3の実施の形態では、操作表示パネル6
1に接点信号入出力インターフェイス61aが設けられ
ている。接点信号入出力インターフェイス61aには伝
送路58が接続され、この伝送路58により操作表示パ
ネル61と回線制御コンピュータ90とが接続されてい
る。
【0079】また、制御回路ユニット69には機器状態
監視ボード91により計測した監視情報を入力してその
表示を行う監視パネル92が設けられている。監視パネ
ル92にはシリアルデータ伝送路59が接続され、この
シリアルデータ伝送路59を介して監視パネル92に回
線制御コンピュータ90が接続されている。
【0080】[作用効果]このような構成を有する第3
の実施の形態においては、操作表示パネル61と回線制
御コンピュータ90とを接点信号入出力インターフェイ
ス61aにより接続するため、両者間の情報をすべて接
点信号にてやり取りすることができる。従って、小型の
操作表示パネル61及び回線制御コンピュータ90でも
対応することが可能となり、これにより現場制御盤40
の小型簡略化を実現することができる。
【0081】また、第3の実施の形態では、機器状態監
視ボード91からの監視情報を現場制御盤40側の監視
パネル92により確認することができる。そのため、変
電機器の監視をいっそう強化することができる。しか
も、監視パネル92と回線制御コンピュータ90とをシ
リアルデータ伝送路59により接続しているので、両者
間の伝送方式はシリアルデータ伝送方式であり、現場制
御盤40内の電気ケーブルの本数を削減して、現場制御
盤40の小型簡略化を進めることができる。
【0082】(4)他の実施の形態 なお、本発明の変電設備は以上のような実施の形態に限
定されるものではなく、例えば請求項10を包含する変
電設備として、前記監視パネル92と操作表示パネル6
1とを同一のパネルとし、操作表示・監視パネルを備え
た構成した実施の形態も包含する。このような実施の形
態によれば、2つのパネルが持つ機能を単一のパネル上
に集約することができるので、現場制御盤40をいっそ
う小型簡略化することができる。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の変電設備
によれば、制御システム部内に共通バスを設けた共通バ
スを介して、制御システム部が変電機器に関する入/切
状態情報、故障情報、操作指令情報を授受するように構
成し、且つ制御システム部内の開閉装置制御ボード上に
インターロック条件回路を設けるといった簡単な構成に
より、インターロック条件を設定するための専用の回路
ボードを削減して、上位システム部との関係も含めて制
御システム部の小型簡略化を図ることができる。また、
制御システム部に変電機器を監視するサブ制御ユニット
を設け、このサブ制御ユニットに開閉装置のインターロ
ック条件を設定機能を持たせたり、操作表示パネルや監
視パネルを接続したりすることにより、上位システム部
での処理負荷を軽減させつつ、変電機器の監視に関する
制御システム部の信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による変電設備の第1の実施の形態を示
すブロック図
【図2】第1の実施の形態の変電設備における制御回路
ユニットの内部構成例を示す回路図
【図3】第1の実施の形態の変電設備における現場制御
盤を示す外観図であり、(A)は側面図、(B)は正面
【図4】本発明による変電設備の第2の実施の形態を示
すブロック図
【図5】本発明による変電設備の第3の実施の形態を示
すブロック図
【図6】変電機器の一つであるガス絶縁開閉装置の一例
を示す平面図
【図7】図5のガス絶縁開閉装置に対応する単線結線図
【図8】図5の現場制御盤内の遮断器制御回路の一例を
示す回路図
【図9】図5の現場制御盤を示す外観図であり、(A)
は側面図、(B)は正面図
【符号の説明】
1…ブッシング 2…断路器 3a…遮断器 3b…遮断器 4a…主母線断路器 4b…主母線断路器 5…主母線 6…変圧器 7…現場制御盤 10…インピーダンス素子 11…投入指令入力端子 12…切換スイッチ 13…インピーダンス素子 14a…投入コイル 14b…引外しコイル 15…接点 16…接点 19…引外し指令入力端子 21…ケース 22…模擬母線表示部 23…操作スイッチ 24…切換スイッチ 25…警報表示部 26…中継リレー 30…開閉装置主回路 31…遮断器 32a…断路器 32b…オフライン断路器 33a…接地装置 33b…オフライン接地装置 34…計器用変流器 35…計器用変圧器 40…現場制御盤 44…ケース 45…操作表示パネル 50…上位システム部 51、52、53、58…伝送路 54…電源系統 55、56、57、59…シリアルデータ伝送路 60…接点信号入出力ボード 61…操作表示パネル 61a…接点信号入出力インターフェイス 62…共通バス 63…電源ボード 64…遮断器制御ボード 66…断路器・接地装置制御ボード 68…故障接点入力ボード 69…制御回路ユニット 70、75、77…モータ 71a、71b…引外しコイル 72a、72b…投入コイル 73、76a、76b、78a、78b…補助スイッチ 80…補助スイッチ状態取り込み用リレー 81…操作指令情報入力用リレー 83…故障情報入力用リレー 84…モータ駆動用リレー 85…故障接点取り込み用リレー 86…故障接点 87…ローカル操作指令スイッチ 88…インターロック条件構成回路部 90…回線制御コンピュータ 91…機器状態監視ボード 92…監視パネル 93…補助変流器 94…ガス圧センサ 95、96、97…位置センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 榊原 高明 神奈川県川崎市川崎区浮島町2番1号 株 式会社東芝浜川崎工場内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高電圧充電部を絶縁媒体と共に接地金属
    容器に収納してなる開閉装置を含む複数の変電機器と、
    前記変電機器の近傍に配設されて当該変電機器の制御及
    び監視を行う制御システム部と、前記制御システム部に
    対して前記変電機器の制御情報及び電源を供給する上位
    システム部とから構成された変電設備において、 前記制御システム部内には共通バスが設けられ、 この共通バスに対して、前記上位システム部との間で制
    御情報のやり取りを行う接点信号入出力ボードと、前記
    開閉装置の入/切状態情報を取り込み前記開閉装置に操
    作指令情報を出力する開閉装置制御ボードと、前記変電
    機器の故障情報を取り込む故障接点入力ボードとが接続
    され、 前記開閉装置制御ボード上には、前記開閉装置相互のイ
    ンターロック条件を設定するインターロック条件回路が
    設けられたことを特徴とする変電設備。
  2. 【請求項2】 前記開閉装置制御ボード上の前記インタ
    ーロック条件回路には、前記開閉装置の構成により異な
    るインターロック条件の設定変更を行うためのジャンパ
    ーピンが設けられたことを特徴とする請求項1記載の変
    電設備。
  3. 【請求項3】 高電圧充電部を絶縁媒体と共に接地金属
    容器に収納してなる開閉装置を含む複数の変電機器と、
    前記変電機器の近傍に配設されて当該変電機器の制御及
    び監視を行う制御システム部と、前記制御システム部に
    対して前記変電機器の制御情報及び電源を供給する上位
    システム部とから構成された変電設備において、 前記変電機器には該変電機器の電流情報及び電圧情報を
    検出する計器用変流器及び計器用変圧器が設けられ、 前記制御システム部内には共通バスが設けられ、 この共通バスに対して、前記上位システム部との間で制
    御情報のやり取りを行う接点信号入出力ボードと、前記
    開閉装置の入/切状態情報を取り込み前記開閉装置に操
    作指令情報を出力する開閉装置制御ボードと、前記変電
    機器の故障情報を取り込む故障接点入力ボードとが接続
    され、 さらに前記制御システム部には、前記計器用変流器及び
    前記計器用変圧器からの電流情報及び電圧情報を入力し
    て前記変電機器における回線単位の監視制御を行うサブ
    制御ユニットが設けられ、 このサブ制御ユニットに前記接点信号入出力ボード及び
    前記上位システム部が接続されたことを特徴とする変電
    設備。
  4. 【請求項4】 前記サブ制御ユニットが前記開閉装置相
    互のインターロック条件を設定するように構成されたこ
    とを特徴とする請求項3記載の変電設備。
  5. 【請求項5】 前記制御システム部には前記変電機器近
    傍での開閉装置操作を行い該開閉装置の入/切状態を表
    示する操作表示パネルが設けられ、 この操作表示パネルに前記サブ制御ユニットが接続され
    たことを特徴とする請求項3または4記載の変電設備。
  6. 【請求項6】 前記操作表示パネルにはシリアルデータ
    伝送路が接続され、 このシリアルデータ伝送路を介して前記操作表示パネル
    に前記サブ制御ユニットが接続されたことを特徴とする
    請求項5記載の変電設備。
  7. 【請求項7】 前記操作表示パネルには接点信号入出力
    インターフェイスが設けられ、 この接点信号入出力インターフェイスを介して前記操作
    表示パネルに前記サブ制御ユニットが接続されたことを
    特徴とする請求項5記載の変電設備。
  8. 【請求項8】 前記変電機器には該変電機器の機器状態
    を監視して監視情報を出力する機器状態監視センサが設
    けられ、 前記制御システム部には前記機器状態監視センサからの
    監視情報を入力する機器状態監視ボードが設けられ、 前記サブ制御ユニットに前記機器状態監視ボードが接続
    されたことを特徴とする請求項3、4、5、6または7
    記載の変電設備。
  9. 【請求項9】 前記制御システム部には前記機器状態監
    視ボードにより計測した監視情報の表示を行う監視パネ
    ルが設けられ、 この監視パネルにシリアルデータ伝送路を介して前記サ
    ブ制御ユニットが接続されたことを特徴とする請求項8
    記載の変電設備。
  10. 【請求項10】 前記監視パネルは前記操作表示パネル
    と同一のパネル上に構成されたことを特徴とする請求項
    9記載の変電設備。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010102995A (ja) * 2008-10-24 2010-05-06 Toshiba Corp ガス絶縁遮断器システムおよびガス絶縁遮断器監視方法
JP6410996B1 (ja) * 2017-12-22 2018-10-24 三菱電機株式会社 スイッチギヤ

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