JPH0946833A - 変電設備 - Google Patents

変電設備

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JPH0946833A
JPH0946833A JP19837895A JP19837895A JPH0946833A JP H0946833 A JPH0946833 A JP H0946833A JP 19837895 A JP19837895 A JP 19837895A JP 19837895 A JP19837895 A JP 19837895A JP H0946833 A JPH0946833 A JP H0946833A
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JP
Japan
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circuit
data processing
data
substation equipment
cpu
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JP19837895A
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Masaru Takimoto
勝 滝本
Takaaki Sakakibara
高明 榊原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電子化された現場制御盤の制御システムとし
て、上位システムとの関係をも含めた、小型・簡略・高
性能で信頼性・実用性の高い優れた電子化制御システム
を提供すること。 【解決手段】高電圧充電部を絶縁媒体と共に接地金属容
器内に収納してなる遮断器を含む複数の変電機器と、変
電機器の近傍に配設されて当該変電機器の制御および監
視を行なう電子化制御システムを収納した収納部と、電
子化制御システムに変電機器の保護リレー情報を含む制
御情報を送る上位システムとを備えて構成される変電設
備において、電子化制御システムは、制御ユニットと、
変電機器の可動部を駆動するドライブユニットとを備
え、かつ制御ユニットのデータ処理部を、データの処理
速度または処理内容に応じて複数のデータ処理回路によ
り構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変電設備に係り、
特に電子化された現場制御盤の制御システムとして、上
位システムとの関係をも含めた、小型・簡略・高性能で
信頼性・実用性の高い優れた電子化制御システムを備え
た変電設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現代社会において、電力は不可欠なもの
であり、停電がしばしば問題化していることからも明ら
かなように、電力の安定供給に対する要求は、今後さら
に増大するものと予想される。
【0003】一方、このような電力供給を行なう送電系
統において、変電機器に障害が発生した場合、電力供給
に対する影響は非常に大きなものとなる。そのため、変
電機器の信頼性を一層向上することが要求されてきてい
る。
【0004】このような変電機器の主要機器としては、
開閉装置や変圧器が挙げられるが、開閉装置としては、
近年、ガス絶縁開閉装置(GIS)が主として用いられ
るようになっている。
【0005】このガス絶縁開閉装置は、開閉器や導体等
の高電圧充電部を、絶縁性および消弧性に優れたSF6
ガス等の絶縁媒体と共に接地金属容器内に収納してなる
装置である。そして、このガス絶縁開閉装置は、kV・
A当たりの据付体積をコンパクト化できる上、耐環境性
に優れているという利点を有することから、近年の用地
の高騰や都市部における電力供給量の増大に伴なう変電
設備の増強化の必要を満足する装置として、広く普及
し、稼働している。
【0006】図5はこのようなガス絶縁開閉装置の一例
を示す平面図、図6は図5のガス絶縁開閉装置に対応す
る単線結線図である。図5および図6に示すように、送
電線は、ブッシング1を介して引き込まれ、断路器2、
遮断器3a、および主母線断路器4aを介して、主母線
5に接続されている。また、主母線5は、変圧器回線の
主母線断路器4b、および遮断器3bを介して、変圧器
6と接続されている。
【0007】なお、図中7は、ガス絶縁開閉装置を構成
する各変電機器の制御および監視を行なう現場制御盤で
あり、主としてガス絶縁開閉装置の各回線単位で設置さ
れている。
【0008】図7は、図5における現場制御盤7内の回
路の一部として、遮断器3a,3bの制御および監視を
行なう遮断器制御回路の一例を示す回路図である。図7
に示すように、遮断器制御回路は、投入回路、引外し回
路、および欠相検出回路を有する。
【0009】このうち、投入回路は、投入指令入力端子
11、切換スイッチ12、インピーダンス素子13、お
よびこのインピーダンス素子13と並列に設けられた投
入コイル14aを主な構成要素として構成されている。
【0010】また、図中15,16は、遮断器本体の動
作位置を示す補助開閉器接点や、遮断器本体の接地金属
容器(タンク)内のガス圧低下時にオンするガス密度ス
イッチの接点、あるいは遮断器本体の油圧操作機構部の
油圧が低下した場合にオンする油圧スイッチの接点等で
ある。これらの接点は、遮断器の操作ロックや指令信号
の一定時間以上の継続防止等の機能を有する。
【0011】一方、引外し回路は、引外し指令入力端子
19、インピーダンス素子10、およびこのインピーダ
ンス素子10と直列に設けられた引外しコイル14bを
主な構成要素として構成されている。
【0012】なお、図7中2点鎖線で囲まれた部分は、
遮断器本体に設置されている部分であり、これ以外の部
分は、現場制御盤7内に収納されている。図8は、図5
における現場制御盤7の外観を示す図であり、図8
(A)はその側面図、図8(B)は同じく内部正面図を
それぞれ示している。
【0013】図8に示すように、現場制御盤7のケース
21内には、模擬母線表示22、操作スイッチ23、切
換スイッチ24、警報表示部25、および中継リレー2
6等が設置されている。
【0014】ところで、このような図7の現場制御盤7
においては、ガス絶縁開閉装置を動作させる操作・制御
回路として、各種のスイッチの接点やリレー類の接点が
用いられている。
【0015】この場合、ガス絶縁開閉装置自体の信頼性
は高い反面、操作・制御用のリレー、スイッチ類の信頼
性は比較的劣り、接点の接触不良等の障害が発生してい
る。実際に、電気協同研究会等における操作機構の障害
調査結果によれば、電装品と制御回路に関わる障害が過
半数を占め、電装品の障害のうちの約7割近くを、接点
の導通不良が占めている。
【0016】図7に示すような制御回路においては、特
に接点がオフ状態の場合に回路の自己診断ができないた
め、接点の導通不良等の障害が生じても、この障害は、
その接点に対応する機器の実際の操作時まで発見されな
いことになる。従って、このような接点の導通不良等の
障害が、ガス絶縁開閉装置の重大な事故につながる恐れ
がある。
【0017】また、図7に示すような制御回路におい
て、ガス絶縁開閉装置と現場制御盤7との間の配線、お
よび現場制御盤7と変電所制御室との間の配線は、電線
による並列配線となるため、配線量が非常に多くなると
いう問題点がある。
【0018】さらに、図8に示すような現場制御盤7内
の配線についても、電気ケーブルによる配線が主である
ため、現場制御盤7自体が大型化し、そのケース21の
幅W、奥行きD、高さHが大きくなってしまうという問
題点がある。
【0019】一方、このような接点やリレー類から構成
される制御回路の問題点を解決するために、例えば“文
献:「GIS用操作・制御回路の電子回路化」(平成6
年電気学会電力エネルギー部門大会 No.651)”
等においては、接点やリレー類を電子化して回路系の自
己診断を行なうことにより、信頼性の向上を図る方式が
提案されてきている。
【0020】しかしながら、この文献においては、無接
点化されたガス絶縁開閉装置の制御回路が提案されてい
るが、文献中にあるように、幾種ものユニットとシーケ
ンサ(PC)が接続されたシステム構成は複雑である。
【0021】また、ユニットの種類が多いことから、部
品点数も多くなるため、現場制御盤7自体が大型化して
しまう。さらに、この文献において、具体的な電子化の
適用範囲、制御システムとしての冗長性、近年適用が拡
大している機器監視システム(保守支援システム)等の
上位システムの具体的な構成方法や、上位システムと制
御システムとの関係等については何等示唆されていな
い。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
変電設備においては、設備が大型であり、複雑であり、
性能が低く、信頼性・実用性の点で問題があった。本発
明の目的は、現場制御盤の制御ユニット内のデータ処理
部の構成を改良することにより、電子化された現場制御
盤の制御システムとして、上位システムとの関係をも含
めた、小型・簡略・高性能で信頼性・実用性の高い優れ
た電子化制御システムを備えた変電設備を提供すること
にある。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による変電設備は、高電圧充電部を絶縁媒
体と共に接地金属容器内に収納してなる遮断器を含む複
数の変電機器と、変電機器の近傍に配設されて当該変電
機器の制御および監視を行なう電子化制御システムを収
納した収納部と、電子化制御システムに変電機器の保護
リレー情報を含む制御情報を送る上位システムとを備え
て構成される変電設備において、電子化制御システム内
の制御ユニット、ドライブユニット、あるいはこれらの
システムに関連する伝送手段を、次のように構成したこ
とを特徴としている。
【0024】すなわち、まず、請求項1に対応する発明
では、電子化制御システムは、制御ユニットと、変電機
器の可動部を駆動するドライブユニットとを備え、かつ
制御ユニットのデータ処理部を、データの処理速度また
は処理内容に応じて複数のデータ処理回路により構成し
ている。
【0025】従って、請求項1に対応する発明の変電設
備においては、現場制御盤の制御システム全体を電子化
することにより、現場制御盤内の配線を電気ケーブルに
よって行なった場合に比べて、現場制御盤を小型・簡略
化することができる。
【0026】また、この電子化により、自己診断機能を
持たせて信頼性を向上することができる。さらに、制御
ユニットのデータ処理部を、データの処理速度または処
理内容に応じた複数の処理回路により構成することによ
り、遮断器、断路器、接地装置等の変電機器の用途、状
況に応じた動作の迅速化と、その動作状態の監視の迅速
化を図ることができる。の迅速化を図ることである。
【0027】また、請求項2に対応する発明では、上記
複数のデータ処理回路として、高速処理用および低速処
理用の2種類のデータ処理回路を設け、かつドライブユ
ニットの制御、監視に必要な各データを、当該各データ
に要求される処理時間の差に基づいて高速処理データと
低速処理データとに振り分けし、当該振り分けに応じて
それぞれのデータ処理回路で処理を行なうようにしてい
る。
【0028】従って、請求項2に対応する発明の変電設
備においては、制御ユニットのデータ処理部を高速処理
用回路と低速処理用回路により構成し、ドライブユニッ
トの制御、監視データの処理を、要求される処理時間に
応じていずれか一方の回路で行なうようにすることによ
り、変電機器の制御、監視機能の迅速化を図ることがで
きる。
【0029】さらに、請求項3に対応する発明では、上
記複数のデータ処理回路として、制御データ処理用およ
び監視データ処理用の2種類のデータ処理回路を設け、
ドライブユニットの制御データの処理を制御データ処理
用のデータ処理回路で行ない、ドライブユニット、制御
ユニット、および当該ユニットに接続されるセンサ類の
監視データの処理を監視データ処理用のデータ処理回路
で行なうようにしている。
【0030】従って、請求項3に対応する発明の変電設
備においては、制御ユニットのデータ処理部を制御処理
用回路と監視処理用回路により構成し、ドライブユニッ
トの制御データの処理を制御処理用回路で行ない、ドラ
イブユニット、制御ユニット、および制御ユニットに接
続されるセンサ類の監視データの処理を監視処理用回路
で行なうようにすることにより、制御データと監視デー
タの処理が混在することがなくなり、変電機器の制御機
能の迅速化、信頼性の向上を図ることができる。
【0031】一方、請求項4に対応する発明では、上記
データ処理回路を第1および第2のCPU回路にて構成
し、当該第1のCPU回路を高速処理用とし、第2のC
PU回路を低速処理用とするようにしている。
【0032】従って、請求項4に対応する発明の変電設
備においては、第1および第2のCPU回路でデータ処
理回路を構成し、第1のCPU回路を高速小容量処理用
に使用し、第2のCPU回路を低速大容量処理用に使用
することにより、回路の利用効率が向上して、変電機器
の制御機能の迅速化、信頼性の向上を図ると共に、制御
ユニットを小型・簡略化することができる。
【0033】また、請求項5に対応する発明では、上記
データ処理回路を第1および第2のCPU回路にて構成
し、当該第1のCPU回路を制御データ処理用とし、第
2のCPU回路を監視データ処理用とするようにしてい
る。
【0034】従って、請求項5に対応する発明の変電設
備においては、第1および第2のCPU回路でデータ処
理回路を構成し、第1のCPU回路を制御処理用に使用
し、第2のCPU回路を監視処理用に使用することによ
り、遮断器における欠相検出・引外し制御や、アンチポ
ンピング制御、コイル電流制御、開閉状態に応じた操作
ロック等の迅速な対応処理を制御処理回路で行ない、ま
た高速処理が要求される遮断器の動作時間計測を監視処
理回路で行なうことができる。これらの処理は、遮断器
操作中に並列的に行なう必要があるため、単一のCPU
回路で実現するのは困難であるが、この場合には、CP
U回路の処理内容をソフトで簡単に変更できるため、種
々の変電機器に簡単に対応させることができ、変電機器
の制御機能の迅速化、信頼性の向上を図ることができ
る。
【0035】一方、請求項6に対応する発明では、上記
データ処理回路をロジック回路およびCPU回路にて構
成し、当該ロジック回路を高速データ処理用とし、CP
U回路を低速データ処理用とするようにしている。
【0036】従って、請求項6に対応する発明の変電設
備においては、ロジック回路とCPU回路でデータ処理
回路を構成し、ロジック回路を高速処理用に使用し、C
PU回路を低速処理用に使用することにより、高速処理
回路で高度なデータ処理を行うことはできないが、より
迅速で信頼性の高い制御ユニットを構成することができ
るため、変電機器の制御、監視機能の迅速化を図ること
ができる。
【0037】また、請求項7に対応する発明では、上記
データ処理回路をロジック回路およびCPU回路にて構
成し、当該ロジック回路を制御データ処理用とし、CP
U回路を監視データ処理用とするようにしている。
【0038】従って、請求項7に対応する発明の変電設
備においては、ロジック回路とCPU回路でデータ処理
回路を構成し、ロジック回路を制御処理用に使用し、C
PU回路を監視処理用に使用することにより、一般に、
遮断器、断路器、接地装置等の制御回路は、ロジック回
路で容易に実現することができるが、この場合には、制
御処理回路のフレキシビリティーは低くなるが、より迅
速で信頼性の高い制御ユニットを構成することができる
ため、変電機器の制御機能の迅速化、信頼性の向上を図
ることができる。
【0039】さらに、請求項8に対応する発明では、上
記ロジック回路としては、PLD、FPGA等のロジッ
クデバイスICを用いるようにしている。従って、請求
項8に対応する発明の変電設備においては、ロジック回
路として、PLD、IPGA等のロジックデバイスIC
を使用することにより、制御ユニットをより一層小型化
・簡略化することができ、信頼性も向上すると共に、変
電機器の制御、監視機能の迅速化を図ることができる。
【0040】一方、請求項9に対応する発明では、上記
CPU回路間で相互の状態監視を行ない、一方のCPU
回路が異常の場合にはその機能の一部または全てを他の
正常なCPU回路が代行するようにしている。
【0041】従って、請求項9に対応する発明の変電設
備においては、第1のCPU回路と第2のCPU回路が
相互の状態を常に監視し、一方のCPUが異常の場合に
は、その機能の一部または全てを他の正常なCPU回路
が代行するようにすることにより、電子化制御システム
の自己診断による信頼性をより一層向上させると共に、
システムに異常が発生した際の機能停止範囲の最小化を
図ることができる。
【0042】また、請求項10に対応する発明では、上
記CPU回路間で相互の状態監視を行ない、CPU回路
が異常の場合には当該CPU回路からドライブユニット
への出力信号をロックするようにしている。
【0043】従って、請求項10に対応する発明の変電
設備においては、第1のCPU回路と第2のCPU回路
が相互の状態を常に監視し、一方のCPUが異常の場合
には、そのCPU回路からドライブユニットへの出力信
号をロックするようにすることにより、電子化制御シス
テムの自己診断による信頼性をより一層向上させると共
に、システムに異常が発生した際の変電機器の誤動作を
防止することができる。
【0044】さらに、請求項11に対応する発明では、
上記データ処理回路をロジック回路およびCPU回路に
て構成して同じデータ処理を行ない、その出力を比較判
定することにより、データ処理回路の異常検出および異
常時におけるドライブユニットへの出力ロックを行なう
ようにしている。
【0045】従って、請求項11に対応する発明の変電
設備においては、データ処理回路をロジック回路とCP
U回路で構成して同じデータ処理を行ない、その出力を
比較判定することによって、データ処理回路の異常検出
および異常時におけるドライブユニットへの出力ロック
を行なうようにすることにより、単一のCPU回路であ
っても自己診断による信頼性をより一層向上させると共
に、システムに異常が発生した際の変電機器の誤動作を
防止することができる。
【0046】一方、請求項12に対応する発明では、上
記電子化制御システムを構成する各ユニット間で伝送さ
れる各データを、当該各データに要求される伝送時間の
差に基づいて高速伝送データと低速伝送データとに振り
分けし、当該振り分けに応じてシステム内のデータ伝送
手段を高速用と低速用に分けて設けるようにしている。
【0047】また、請求項13に対応する発明では、上
記高速伝送データは、制御ユニットに直接入力し、低速
伝送データは、電子化制御システム内の共通伝送路によ
って各ユニットに伝送するようにしている。
【0048】従って、請求項12および請求項13に対
応する発明の変電設備においては、電子化制御システム
を構成する各ユニット間で伝送される高速伝送データと
低速伝送データに対して別々の伝送路を設けることによ
り、データ伝送の迅速化、および伝送手段の使用効率の
向上を実現し、伝送手段をより一層小型・簡略化するこ
とができる。
【0049】一方、請求項14に対応する発明では、上
記制御ユニットを変電機器毎に設けるようにしている。
従って、請求項14に対応する発明の変電設備において
は、制御ユニットを各変電機器単位で設けることによ
り、制御ユニットに異常が発生した際の障害の波及範囲
を最小にし、変電機器の保守点検性を向上させることが
できる。
【0050】さらに、請求項15に対応する発明では、
上記制御ユニットを遮断器用と断路器・接地装置用に分
けて設けるようにしている。従って、請求項15に対応
する発明の変電設備においては、制御ユニットを、基本
的な制御機能が異なる遮断器用と断路器・接地装置用の
2つに分けて設けることにより、制御ユニットに異常が
発生した際の障害の波及範囲を最小にし、変電機器の保
守点検性を向上させると共に、制御ユニットを小型・簡
略化することができる。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して詳細に説明する。 (第1の実施形態)図1は、本実施形態による変電設備
の構成例を示すブロック図である。
【0052】すなわち、本実施形態の変電設備は、図1
に示すように、開閉装置主回路30と、現場制御盤40
と、上位システム50とによって構成されている。ここ
で、開閉装置主回路30は、遮断器31、断路器32、
接地装置33等の開閉装置を含む主回路である。
【0053】この開閉装置主回路30には、その状態を
検出する検出手段として、計器用変流器34、および計
器用変圧器35が接続されている。また、遮断器31に
は、操作油の圧力、油面レベルを検出する油圧・油面セ
ンサ64や、開閉状態を検出する位置センサ65が設け
られている。
【0054】さらに、断路器32や接地装置33には、
それぞれの開閉状態を検出する位置センサ67,69が
設けられている。さらにまた、開閉装置には、各ガス区
画毎にガス圧センサ70が設けられている。
【0055】一方、現場制御盤40は、開閉装置主回路
30の近傍に配置されており、遮断器用,断路器・接地
装置用の個別の制御ユニット41a,41b、およびド
ライブユニット42a,42bや、操作表示パネル4
5、通信ユニット60、監視ユニット61を有してい
る。
【0056】ここで、ドライブユニット42a,42b
は、遮断器31、断路器32、接地装置33等の各開閉
装置を個別に駆動するための手段であり、パワーMOS
FET等からなるパワー電子回路で構成される。
【0057】ドライブユニット42aは、遮断器31の
駆動部63内にある投入コイル、引外しコイル、油圧ポ
ンプモータに接続されている。また、ドライブユニット
42bは、断路器32、および接地装置33のモータ6
6,68に接続されている。
【0058】さらに、共通伝送路62は、各ユニットに
接続され、データの伝送を行なうものである。この共通
伝送路62は、高速伝送を必要としない各種制御、監視
データの伝送に使用される。
【0059】なお、上位システム50は、変電所内の制
御室に設置されている。一方、図1中の51〜53は、
上位システム50と現場制御盤40との間でデータを伝
送するための伝送路である。
【0060】ここで、伝送路51は、通信ユニット60
と上位システム50との間で、緊急性の低い制御情報や
保守点検情報等を伝送することを目的として使用され
る。また、伝送路52は、上位システム50からの保護
リレー情報を、遮断器制御ユニット41aと遮断器ドラ
イブユニット42aに同時に伝送するように構成されて
いる。
【0061】さらに、伝送路53は、計器用変流器3
4、および計器用変圧器35からの検出情報を、上位シ
ステム50に直接伝送するように構成されている。一
方、伝送路53の途中には、この伝送路53によって伝
送される計器用変流器34、および計器用変圧器35か
らの検出情報を変換して監視ユニット61に送るための
変換手段として、トランスデューサ43が取付けられて
いる。
【0062】このトランスデューサ43としては、計器
用変流器34からの出力に対しては、低負担の補助変流
器が用いられ、また計器用変圧器35からの出力に対し
ては、低負担の補助変圧器が用いられる。そして、これ
らのトランスデューサ43の出力は、監視ユニット61
内に取り込まれるようになっている。
【0063】図2は、上記遮断器制御ユニット41aの
構成例を示すブロック図である。遮断器制御ユニット4
1aは、図2に示すように、伝送IF71、第1のCP
U回路72、第2のCPU回路73、パラレル入出力部
74、フォトカプラ75を備えている。
【0064】このうち、伝送IF71は、共通伝送路6
2に接続されている。また、パラレル入出力部74に
は、フォトカプラ75を介して、上位システム50から
の保護リレー情報、および遮断器31からの位置センサ
信号が入力される。さらに、パラレル入出力部74から
は、ドライブユニット76に制御信号を出力すると共
に、ドライブユニット76の状態監視信号を入力してい
る。
【0065】ここで、第1のCPU回路72は、ドライ
ブユニット42aの制御データの処理を行なうように構
成され、第2のCPU回路73は、ドライブユニットや
制御ユニット、位置センサ65の監視データの処理、さ
らに遮断器31を操作した際の動作時間の計測を行なう
ように構成されている。
【0066】また、第1のCPU回路72、および第2
のCPU回路73は、それぞれ伝送IF71、パラレル
入出力部74とデータ伝送を行なうと共に、相互の状態
監視も行なっている。
【0067】図3は、図1における現場制御盤40を示
す外観図である。図3に示すように、現場制御盤40の
ケース44内には、制御ユニット41、通信ユニット6
0、監視ユニット61、ドライブユニット42、および
トランスデューサ43が収納されると共に、その前面に
は、操作表示パネル45が配置されている。
【0068】次に、以上のように構成した本実施形態の
電子化制御システムを備えた変電設備においては、制御
ユニット41aのデータ処理部を、第1および第2のC
PU回路72および73で構成し、第1のCPU回路7
2は、制御データの処理、すなわち欠相検出・引外し制
御や、アンチポンピング制御、コイル電流制御、開閉状
態に応じた操作ロック、ローカル操作指令に対応した開
閉制御等の処理を行なうように構成されている。また、
第2のCPU回路73は、監視データの処理、すなわち
ドライブユニットや制御ユニット、位置センサ65の監
視データの処理、さらに遮断器31を操作した際の動作
時間の計測を行なうように構成されている。
【0069】これらの処理の多くは、遮断器操作中に並
列的に処理する必要があるため、本実施形態のようにC
PU回路を2個設けることによって、容易に実現するこ
とができると共に、制御データの処理と監視データの処
理とを完全に分離しているので、遮断器31を迅速に制
御することができ、信頼性も向上する。
【0070】また、CPU回路72,73の処理内容を
ソフトで簡単に変更できるので、種々の変電機器に簡単
に対応することができる。さらに、第1のCPU回路7
2と第2のCPU回路73が、相互の状態を常に監視
し、一方のCPU回路73または72が異常の場合に
は、その機能の一部または全てを他方の正常なCPU回
路72または73が代行すると共に、異常が発生したC
PU回路73または72からドライブユニット76に出
力される信号をロックすることにより、CPU73また
は72に異常が発生した際の機能停止範囲の最小化を図
ると共に、遮断器31の誤動作を防止することができ
る。
【0071】一方、位置センサ65の信号、すなわち遮
断器31の開閉状態信号は、遮断器31の制御を行なう
上で重要なデータであり、伝送時間を極力小さくする必
要がある。この点、本実施形態では、位置センサ65の
信号を直接遮断器制御ユニット41aに入力することに
より、伝送時間を最小にしている。
【0072】また、ガス圧、油圧、油面等のデータにつ
いては、高速のデータ伝送を必要としないので、センサ
信号を監視ユニット61に入力し、低速伝送路である共
通伝送路62を介して遮断器制御ユニット41aに取り
込む構成としている。このようにすることにより、デー
タ伝送の迅速化、および伝送手段の使用効率を向上させ
ることができる。
【0073】このように、第1のCPU回路72を高速
小容量の制御、監視データ処理用に使用し、第2のCP
U回路73を低速大容量の制御、監視データ処理用に使
用することにより、回路の利用効率が向上し、制御ユニ
ットをさらに小型・簡略化することが可能となる。
【0074】上述したように、本実施形態の変電設備に
おいては、現場制御盤40の制御システム全体を電子化
しているため、電気ケーブルによる配線を主として構成
した前述した図8の従来の現場制御盤7に比べて、現場
制御盤40自体を小型・簡略化することが可能となる。
【0075】具体的には、図3に示す現場制御盤40の
ケース44の寸法は、図8の従来の現場制御盤7のケー
ス21の寸法:W×D×Hに対して、0.5W×0.7
D×0.7Hであり、格段に小型化されているのが分か
る。
【0076】また、このように、現場制御盤40を小型
・簡略化することができるため、現場制御盤40のコス
トを削減でき、実用性に優れている。さらに、現場制御
盤40と変電所内の制御室に設置された上位システム5
0との間の伝送路51を光ファイバケーブルで構成して
いるため、伝送系全体の構成を小型・簡略化することが
可能となる。これにより、変電所全体の建設コストの削
減に寄与することができ、実用性に優れている。
【0077】一方、本実施形態の変電設備においては、
各機器の制御ユニットのデータ処理部を、第1のCPU
回路72と第2のCPU回路73で構成しているので、
各機器を迅速に制御することができ、信頼性も向上す
る。
【0078】また、これらCPU回路72,73に相互
の状態を監視する機能を持たせることにより、CPU回
路異常時の機能停止範囲の最小化を図れると共に、機器
の誤動作を防止することが可能となる。
【0079】以上により、電子化された現場制御盤の制
御システムとして、上位システム50との関係をも含め
た、小型・簡略・高性能で信頼性・実用性の高い優れた
電子化制御システムを備えた変電設備を得ることができ
る。
【0080】(第2の実施形態)図4は、本実施形態に
よる変電設備における制御ユニット41aの構成例を示
すブロック図である。
【0081】すなわち、本実施形態の変電設備は、前記
第1の実施形態における第1のCPU回路72をロジッ
ク回路77に置き換えたものであり、その他の基本構成
は第1の実施形態の場合と同様であるので、ここではそ
の説明を省略する。
【0082】図4において、ロジック回路77は、ドラ
イブユニット42aの制御データの処理を行なうように
構成され、また第2のCPU回路73は、ドライブユニ
ットや制御ユニット、位置センサ65の監視データの処
理、さらに遮断器31を操作した際の動作時間の計測を
行なうように構成されている。
【0083】次に、以上のように構成した本実施形態の
電子化制御システムを備えた変電設備においては、遮断
器、断路器、接地装置の制御回路は、ロジック回路で容
易に実現することができ、より迅速で信頼性の高い制御
ユニットを構成することができる。
【0084】また、本実施形態の構成例において、ロジ
ック回路77とCPU回路73で同じデータ処理を行な
い、その出力を比較判定することにより、データ処理回
路の異常検出、および異常時のドライブユニット42a
への出力ロックが行なえるので、CPU回路73が1個
であっても、自己診断による信頼性をより一層向上させ
ることができると共に、システムに異常が発生した際の
機器の誤動作を防止することができる。
【0085】上述したように、本実施形態によれば、各
機器の制御ユニットのデータ処理部をロジック回路とC
PU回路で構成することにより、各機器をより迅速に制
御することができ、信頼性も向上することが可能とな
る。
【0086】さらに、ロジック回路77とCPU回路7
3で同じデータ処理を行ない、その出力を比較判定する
ことにより、自己診断による信頼性をより向上させると
共に、システムに異常が発生した際の機器の誤動作を確
実に防止することが可能となる。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に対応す
る発明によれば、高電圧充電部を絶縁媒体と共に接地金
属容器内に収納してなる遮断器を含む複数の変電機器
と、変電機器の近傍に配設されて当該変電機器の制御お
よび監視を行なう電子化制御システムを収納した収納部
と、電子化制御システムに変電機器の保護リレー情報を
含む制御情報を送る上位システムとを備えて構成される
変電設備において、電子化制御システムは、制御ユニッ
トと、変電機器の可動部を駆動するドライブユニットと
を備え、かつ制御ユニットのデータ処理部を、データの
処理速度または処理内容に応じて複数のデータ処理回路
により構成するようにしたので、現場制御盤の制御シス
テム全体を電子化して小型・簡略化と自己診断による信
頼性の向上を図ると共に、変電機器の動作の迅速化とそ
の動作状態の監視の迅速化を図ることが可能な優れた電
子化制御システムを備えた変電設備が提供できる。
【0088】また、請求項2に対応する発明によれば、
上記複数のデータ処理回路として、高速処理用および低
速処理用の2種類のデータ処理回路を設け、かつドライ
ブユニットの制御、監視に必要な各データを、当該各デ
ータに要求される処理時間の差に基づいて高速処理デー
タと低速処理データとに振り分けし、当該振り分けに応
じてそれぞれのデータ処理回路で処理を行なうようにし
たので、変電機器の制御、監視機能の迅速化を図ること
が可能な優れた電子化制御システムを備えた変電設備が
提供できる。
【0089】さらに、請求項3に対応する発明では、上
記複数のデータ処理回路として、制御データ処理用およ
び監視データ処理用の2種類のデータ処理回路を設け、
ドライブユニットの制御データの処理を制御データ処理
用のデータ処理回路で行ない、ドライブユニット、制御
ユニット、および当該ユニットに接続されるセンサ類の
監視データの処理を監視データ処理用のデータ処理回路
で行なうようにしたので、制御データと監視データの処
理が混在することがなくなり、変電機器の制御機能の迅
速化、および信頼性の向上を図ることが可能な優れた電
子化制御システムを備えた変電設備が提供できる。
【0090】一方、請求項4に対応する発明によれば、
上記データ処理回路を第1および第2のCPU回路にて
構成し、当該第1のCPU回路を高速処理用とし、第2
のCPU回路を低速処理用とするようにしたので、回路
の利用効率が向上して、変電機器の制御機能の迅速化、
および信頼性の向上を図ると共に、制御ユニットを小型
・簡略化することが可能な優れた電子化制御システムを
備えた変電設備が提供できる。
【0091】また、請求項5に対応する発明によれば、
上記データ処理回路を第1および第2のCPU回路にて
構成し、当該第1のCPU回路を制御データ処理用と
し、第2のCPU回路を監視データ処理用とするように
したので、変電機器の制御機能の迅速化、および信頼性
の向上を図ることが可能な優れた電子化制御システムを
備えた変電設備が提供できる。
【0092】一方、請求項6に対応する発明によれば、
上記データ処理回路をロジック回路およびCPU回路に
て構成し、当該ロジック回路を高速データ処理用とし、
CPU回路を低速データ処理用とするようにしたので、
変電機器の制御、監視機能の迅速化を図ることが可能な
優れた電子化制御システムを備えた変電設備が提供でき
る。
【0093】また、請求項7に対応する発明によれば、
上記データ処理回路をロジック回路およびCPU回路に
て構成し、当該ロジック回路を制御データ処理用とし、
CPU回路を監視データ処理用とするようにしたので、
変電機器の制御機能の迅速化、および信頼性の向上を図
ることが可能な優れた電子化制御システムを備えた変電
設備が提供できる。
【0094】さらに、請求項8に対応する発明によれ
ば、上記ロジック回路としては、PLD、FPGA等の
ロジックデバイスICを用いるようにしたので、制御ユ
ニットをより一層小型化・簡略化することができ、信頼
性も向上すると共に、変電機器の制御、監視機能の迅速
化を図ることが可能な優れた電子化制御システムを備え
た変電設備が提供できる。
【0095】一方、請求項9に対応する発明によれば、
上記CPU回路間で相互の状態監視を行ない、一方のC
PU回路が異常の場合にはその機能の一部または全てを
他の正常なCPU回路が代行するようにしたので、電子
化制御システムの自己診断による信頼性をより一層向上
させると共に、システムに異常が発生した際の機能停止
範囲の最小化を図ることが可能な優れた電子化制御シス
テムを備えた変電設備が提供できる。
【0096】また、請求項10に対応する発明によれ
ば、上記CPU回路間で相互の状態監視を行ない、一方
のCPU回路が異常の場合には当該CPU回路からドラ
イブユニットへの出力信号をロックするようにしたの
で、電子化制御システムの自己診断による信頼性をより
一層向上させると共に、システムに異常が発生した際の
変電機器の誤動作を防止することが可能な優れた電子化
制御システムを備えた変電設備が提供できる。
【0097】さらに、請求項11に対応する発明によれ
ば、上記データ処理回路をロジック回路およびCPU回
路にて構成して同じデータ処理を行ない、その出力を比
較判定することにより、データ処理回路の異常検出およ
び異常時におけるドライブユニットへの出力ロックを行
なうようにしたので、単一のCPU回路であっても自己
診断による信頼性をより一層向上させると共に、システ
ムに異常が発生した際の変電機器の誤動作を防止するこ
とが可能な優れた電子化制御システムを備えた変電設備
が提供できる。
【0098】一方、請求項12に対応する発明によれ
ば、上記電子化制御システムを構成する各ユニット間で
伝送される各データを、当該各データに要求される伝送
時間の差に基づいて高速伝送データと低速伝送データと
に振り分けし、当該振り分けに応じてシステム内のデー
タ伝送手段を高速用と低速用に分けて設けるようにした
ので、データ伝送の迅速化、および伝送手段の使用効率
の向上を実現し、伝送手段をより一層小型・簡略化する
ことが可能な優れた電子化制御システムを備えた変電設
備が提供できる。
【0099】また、請求項13に対応する発明によれ
ば、上記高速伝送データは、制御ユニットに直接入力
し、低速伝送データは、電子化制御システム内の共通伝
送路によって各ユニットに伝送するようにしたので、デ
ータ伝送の迅速化、および伝送手段の使用効率の向上を
実現し、伝送手段をより一層小型・簡略化することが可
能な優れた電子化制御システムを備えた変電設備が提供
できる。
【0100】一方、請求項14に対応する発明によれ
ば、上記制御ユニットを変電機器毎に設けるようにした
ので、制御ユニットに異常が発生した際の障害の波及範
囲を最小にし、変電機器の保守点検性を向上させること
が可能な優れた電子化制御システムを備えた変電設備が
提供できる。
【0101】さらに、請求項15に対応する発明によれ
ば、上記制御ユニットを遮断器用と断路器・接地装置用
に分けて設けるようにしたので、制御ユニットに異常が
発生した際の障害の波及範囲を最小にし、変電機器の保
守点検性を向上させると共に、制御ユニットを小型・簡
略化することが可能な優れた電子化制御システムを備え
た変電設備が提供できる。
【0102】以上により、電子化された現場制御盤の制
御システムとして、上位システムとの関係をも含めた、
小型・簡略・高性能で信頼性・実用性の高い優れた電子
化制御システムを備えた変電設備が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による変電設備の第1の実施形態を示す
ブロック図。
【図2】同第1の実施形態の変電設備における遮断器の
制御ユニットの構成例を示すブロック図。
【図3】同第1の実施形態の変電設備における現場制御
盤を示す外観図。
【図4】本発明による変電設備の第2の実施形態の変電
設備における遮断器の制御ユニットの構成例を示すブロ
ック図。
【図5】本発明の適用対象となる変電機器の一つとし
て、ガス絶縁開閉装置の一例を示す平面図。
【図6】図5のガス絶縁開閉装置に対応する単線結線
図。
【図7】図5の現場制御盤内の遮断器制御回路の一例を
示す回路図。
【図8】図5の現場制御盤を示す外観図。
【符号の説明】
1…ブッシング、 2…断路器、 3a,3b…遮断器、 4a,4b…主母線断路器、 5…主母線、 6…変圧器、 7…現場制御盤、 10…インピーダンス素子、 11…投入指令入力端子、 12…切換スイッチ、 13…インピーダンス素子、 14a…投入コイル、 14b…引外しコイル、 15,16…接点、 19…引外し指令入力端子、 21…ケース、 22…模擬母線表示、 23…操作スイッチ、 24…切換スイッチ、 25…警報表示部、 26…中継リレー、 30…開閉装置主回路、 31…遮断器、 32…断路器、 33…接地装置、 34…計器用変流器、 35…計器用変圧器、 40…現場制御盤、 41a…遮断器制御ユニット、 41b…断路器・接地装置制御ユニット、 42a…遮断器ドライブユニット、 42b…断路器・接地装置ドライブユニット、 43…トランスデューサ、 44…ケース、 45…操作表示パネル、 50…上位システム、 51,52,53…伝送路、 60…通信ユニット、 61…監視ユニット、 62…共通伝送路、 64…油圧・油面センサ、 65…位置センサ、 66,68…モータ、 67…位置センサ、 69…位置センサ、 70…ガス圧センサ、 71…伝送IF、 72…第1のCPU回路、 73…第2のCPU回路、 74…パラレル入出力部、 75…フォトカプラ、 76…ドライブユニット。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高電圧充電部を絶縁媒体と共に接地金属
    容器内に収納してなる遮断器を含む複数の変電機器と、
    前記変電機器の近傍に配設されて当該変電機器の制御お
    よび監視を行なう電子化制御システムを収納した収納部
    と、前記電子化制御システムに前記変電機器の保護リレ
    ー情報を含む制御情報を送る上位システムとを備えて構
    成される変電設備において、 前記電子化制御システムは、制御ユニットと、前記変電
    機器の可動部を駆動するドライブユニットとを備え、 かつ前記制御ユニットのデータ処理部を、データの処理
    速度または処理内容に応じて複数のデータ処理回路によ
    り構成したことを特徴とする変電設備。
  2. 【請求項2】 前記複数のデータ処理回路として、高速
    処理用および低速処理用の2種類のデータ処理回路を設
    け、かつ前記ドライブユニットの制御、監視に必要な各
    データを、当該各データに要求される処理時間の差に基
    づいて高速処理データと低速処理データとに振り分け
    し、当該振り分けに応じてそれぞれのデータ処理回路で
    処理を行なうようにしたことを特徴とする請求項1に記
    載の変電設備。
  3. 【請求項3】 前記複数のデータ処理回路として、制御
    データ処理用および監視データ処理用の2種類のデータ
    処理回路を設け、前記ドライブユニットの制御データの
    処理を制御データ処理用のデータ処理回路で行ない、前
    記ドライブユニット、前記制御ユニット、および当該ユ
    ニットに接続されるセンサ類の監視データの処理を監視
    データ処理用のデータ処理回路で行なうようにしたこと
    を特徴とする請求項1に記載の変電設備。
  4. 【請求項4】 前記データ処理回路を第1および第2の
    CPU回路にて構成し、当該第1のCPU回路を高速処
    理用とし、第2のCPU回路を低速処理用とするように
    したことを特徴とする請求項2に記載の変電設備。
  5. 【請求項5】 前記データ処理回路を第1および第2の
    CPU回路にて構成し、当該第1のCPU回路を制御デ
    ータ処理用とし、第2のCPU回路を監視データ処理用
    とするようにしたことを特徴とする請求項3に記載の変
    電設備。
  6. 【請求項6】 前記データ処理回路をロジック回路およ
    びCPU回路にて構成し、当該ロジック回路を高速デー
    タ処理用とし、CPU回路を低速データ処理用とするよ
    うにしたことを特徴とする請求項2に記載の変電設備。
  7. 【請求項7】 前記データ処理回路をロジック回路およ
    びCPU回路にて構成し、当該ロジック回路を制御デー
    タ処理用とし、CPU回路を監視データ処理用とするよ
    うにしたことを特徴とする請求項3に記載の変電設備。
  8. 【請求項8】 前記ロジック回路としては、PLD、F
    PGA等のロジックデバイスICを用いるようにしたこ
    とを特徴とする請求項6または請求項7に記載の変電設
    備。
  9. 【請求項9】 前記CPU回路間で相互の状態監視を行
    ない、一方のCPU回路が異常の場合にはその機能の一
    部または全てを他の正常なCPU回路が代行するように
    したことを特徴とする請求項1、請求項4、請求項5の
    いずれか1項に記載の変電設備。
  10. 【請求項10】 前記CPU回路間で相互の状態監視を
    行ない、CPU回路が異常の場合には当該CPU回路か
    ら前記ドライブユニットへの出力信号をロックするよう
    にしたことを特徴とする請求項1、請求項4、請求項5
    のいずれか1項に記載の変電設備。
  11. 【請求項11】 前記データ処理回路をロジック回路お
    よびCPU回路にて構成して同じデータ処理を行ない、
    その出力を比較判定することにより、データ処理回路の
    異常検出および異常時における前記ドライブユニットへ
    の出力ロックを行なうようにしたことを特徴とする請求
    項1に記載の変電設備。
  12. 【請求項12】 前記電子化制御システムを構成する各
    ユニット間で伝送される各データを、当該各データに要
    求される伝送時間の差に基づいて高速伝送データと低速
    伝送データとに振り分けし、当該振り分けに応じてシス
    テム内のデータ伝送手段を高速用と低速用に分けて設け
    るようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項11
    のいずれか1項に記載の変電設備。
  13. 【請求項13】 前記高速伝送データは、前記制御ユニ
    ットに直接入力し、前記低速伝送データは、前記電子化
    制御システム内の共通伝送路によって各ユニットに伝送
    するようにしたことを特徴とする請求項12に記載の変
    電設備。
  14. 【請求項14】 前記制御ユニットを変電機器毎に設け
    るようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項13
    のいずれか1項に記載の変電設備。
  15. 【請求項15】 前記制御ユニットを遮断器用と断路器
    ・接地装置用に分けて設けるようにしたことを特徴とす
    る請求項1乃至請求項13記載の変電設備。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003524245A (ja) * 2000-02-22 2003-08-12 シュラムバーガー・テクノロジー・コーポレイション 統合リザーバの最適化

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